JPH06209462A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06209462A
JPH06209462A JP312893A JP312893A JPH06209462A JP H06209462 A JPH06209462 A JP H06209462A JP 312893 A JP312893 A JP 312893A JP 312893 A JP312893 A JP 312893A JP H06209462 A JPH06209462 A JP H06209462A
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JP
Japan
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important data
recording
orthogonal transform
macroblock
block
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Pending
Application number
JP312893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Shigesato
達郎 重里
Shoichi Nishino
正一 西野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP312893A priority Critical patent/JPH06209462A/ja
Publication of JPH06209462A publication Critical patent/JPH06209462A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変長符号化を用いた高能率符号化装置で、
伝送路誤りの影響が小さく、高速再生が可能な記録装置
を実現する。 【構成】 マクロブロック単位で入力される映像データ
は直交変換部2で直交変換ブロック毎に直交変換され、
この変換されたデータは、可変長符号化部3で各直交変
換ブロック毎に可変長符号化される。可変長符号化デー
タは、選択部4で最重要データと重要データおよび非重
要データに分離され、最重要データは重要データ記録部
5でマクロブロック記録領域の固定の領域に記録され、
重要データは、重要データ記録部5で、各直交変換ブロ
ック毎に直交変換ブロック記録領域の前から順に記録さ
れる。非重要データは非重要データメモリ部6で最重要
データおよび重要データが記録されるまで待避させられ
る。非重要データメモリ部6に集められた非重要データ
は非重要データ記録部7で、マクロブロック記録領域で
重要データ記録部5で記録されずに余った領域に記録さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を高能率符号
化して記録または伝送する際に用いる記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号のデータ量を削減する方法とし
て高能率符号化を用いる方法が知られている。高能率符
号化とは映像信号の持つ冗長を除去してデータ量を削減
する符号化方法である。
【0003】高能率符号化方法としては、隣接する画素
を集めてブロックを構成し、ブロック毎に直交変換等を
用いて圧縮する方法がよく用いられる。この直交変換を
実行するブロックを直交変換ブロックと呼ぶ。このよう
に直交変換されたデータは圧縮効率を向上させるために
通常可変長符号化を用いて直交変換ブロック毎に符号化
して記録または伝送されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では可変長符号化を用いるため、記録再生時に
誤りが発生した場合に可変長符号を復号できなくなり、
再生不可能になる問題が有った。これに対して一定の記
録データ期間毎にその辺りのデータがどの直交変換ブロ
ックに関するデータであるかを示すアドレス情報を記録
する方法が提案されている。この方法によって伝送路誤
りによって可変長符号の符号同期が外れても、アドレス
情報を用いて符号同期や、直交変換ブロック同期を復帰
することが可能になる。
【0005】しかしながらこの方法によればアドレス情
報を記録するために、映像情報と関係の無いデータを記
録しなければならないため、高能率符号化の圧縮効率を
劣化させてしまうことになる。またVTR等で高速再生
を実行するためには、記録されたデータの位置と画面上
のデータの位置が1対1に対応していることが望ましい
が、可変長符号化を用いているために、記録位置と画面
上の位置との関係が不定になる。このため高速再生時の
画質を大きく劣化させてしまう。
【0006】本発明はこのような従来の可変長符号化を
用いた記録装置の課題を解決し、伝送路で誤りが発生し
ても、各直交変換ブロックの最重要データと重要データ
とをその誤りとは独立に再生可能にしえる記録装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、入力される映像信号の隣接する複数個
の画素を集めて直交変換ブロックを構成して直交変換を
行う直交変換手段と、前記直交変換された映像信号を直
交変換ブロック毎に可変長符号化する可変長符号化手段
とを有し、ある特定個数の前記直交変換ブロックを集め
てマクロブロックを構成し、前記マクロブロック毎に特
定のフォーマットに基づいて記録する記録装置であっ
て、各マクロブロックを記録するための特定の長さのマ
クロブロック記録領域を確保し、前記マクロブロック内
に含まれる複数個の直交変換ブロックに対して、前記複
数個の直交変換ブロックの直流成分等の固定長で記録す
べき最も重要なデータを前記マクロブロック分集めて前
記マクロブロック記録領域内の固定位置に記録する最重
要データ記録手段と、前記マクロブロック内に含まれる
複数個の直交変換ブロックに対して、それぞれの直交変
換ブロックが特定の長さの直交変換ブロック記録領域を
確保するように前記マクロブロック記録領域のうち前記
最重要データを記録する領域以外の部分を分割し、前記
直交変換ブロック毎に、その直交変換ブロックに対する
符号語を前記最重要データを除いて視覚上重要な符号語
の順に、その直交変換ブロックに対する前記直交変換ブ
ロック記録領域に、その直交変換ブロック記録領域が満
たされるまで記録する重要データ記録手段と、あるマク
ロブロックに対して、そのマクロブロック記録領域内の
全ての直交変換ブロック記録領域に前記重要データ記録
手段で重要データが記録された際に、前記重要データ記
録手段で前記直交変換ブロック記録領域に記録できなか
った直交変換ブロックのデータを非重要データと呼び、
前記非重要データをマクロブロック内で視覚上重要な直
交変換ブロックに属する非重要データの順に直交変換ブ
ロック毎に並べて前記マクロブロック単位の非重要デー
タを生成するマクロブロック非重要データ生成手段と、
前記マクロブロック非重要データ生成手段で生成された
マクロブロック単位の非重要データを、そのマクロブロ
ック記録領域で前記重要データ記録手段で重要データが
記録された際に、重要データが記録されずに残った領域
に対して、前記マクロブロック単位の非重要データの先
頭から順に前記残った領域が満たされるまで記録するマ
クロブロック内非重要データ記録手段とを備えることを
特徴とするものである。
【0008】また、第2の発明は、入力される映像信号
の隣接する複数個の画素を集めて直交変換ブロックを構
成して直交変換を行う直交変換手段と、前記直交変換さ
れた映像信号を直交変換ブロック毎に可変長符号化する
可変長符号化手段とを有し、ある特定個数の前記直交変
換ブロックを集めてマクロブロックを構成してマクロブ
ロック毎に特定のフォーマットに基づいて記録する記録
装置であって、各マクロブロックを記録するための特定
の長さのマクロブロック記録領域を確保し、前記マクロ
ブロック内に含まれる複数個の直交変換ブロックに対し
て、前記複数個の直交変換ブロックの直流成分等の固定
長で記録すべき最も重要なデータを前記マクロブロック
分集めて前記マクロブロック記録領域内の固定位置に記
録する最重要データ記録手段と、前記マクロブロック内
に含まれる複数個の直交変換ブロックに対して、それぞ
れの直交変換ブロックのデータによってその直交変換ブ
ロックに対する記録領域の大きさを決定する直交変換ブ
ロック記録領域決定手段と、前記直交変換ブロック記録
領域決定手段で決定されたそれぞれの直交変換ブロック
記録領域の大きさに基づいて直交変換ブロック記録領域
を確保するように前記マクロブロック記録領域の内前記
最重要データを記録する領域以外の部分を分割し、前記
直交変換ブロック毎に、その直交変換ブロックに対する
符号語を前記最重要データを除いて視覚上重要な符号語
の順に、その直交変換ブロックに対する前記直交変換ブ
ロック記録領域に、その直交変換ブロック記録領域が満
たされるまで記録する重要データ記録手段と、あるマク
ロブロックに対して、そのマクロブロック記録領域内の
全ての直交変換ブロック記録領域に前記重要データ記録
手段で重要データが記録された際に、前記重要データ記
録手段で前記直交変換ブロック記録領域に記録できなか
った直交変換ブロックのデータを非重要データと呼び、
前記非重要データをマクロブロック内で視覚上重要な直
交変換ブロックに属する非重要データの順に直交変換ブ
ロック毎に並べて前記マクロブロック単位の非重要デー
タを生成するマクロブロック非重要データ生成手段と、
前記マクロブロック非重要データ生成手段で生成された
マクロブロック単位の非重要データを、そのマクロブロ
ック記録領域で前記重要データ記録手段で重要データが
記録された際に、重要データが記録されずに残った領域
に対して、前記マクロブロック単位の非重要データの先
頭から順に前記残った領域が満たされるまで記録するマ
クロブロック内非重要データ記録手段とを備えることを
特徴とするものである。記録装置。
【0009】
【作用】上記のような構成により本発明の記録装置で
は、各マクロブロックおよびそれに含まれる直交変換ブ
ロックの最重要データおよび重要データが、固定の決め
られた位置(マクロブロック記録領域および直交変換ブ
ロック記録領域)に記録されるため、伝送路で誤りが発
生しても各直交変換ブロックの最重要データと重要デー
タはその誤りとは独立に再生可能になる。
【0010】また、それぞれの直交変換ブロック記録領
域に記録できなかった非重要データもそのうち重要な直
交変換ブロックに関するデータは同一マクロブロック記
録領域内に記録できる。このため、伝送路誤りの発生し
ていないマクロブロック記録領域では、そのマクロブロ
ックに含まれる非重要データのうち重要な直交変換ブロ
ックに含まれるデータは再生可能となる。
【0011】さらに第2の発明では、視覚上重要な直交
変換ブロックに、より大きな直交変換ブロック記録領域
を割り当てることが可能であるため、高速再生時や伝送
路誤り時の画質劣化を低減することが可能になる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて説明する。こ
こでは525/60方式で伝送されるテレビジョン信号
に本発明を適用した例を用いて説明する。本実施例では
1フレーム毎に独立に映像信号を高能率符号化して記録
するものとし、1フレームの輝度信号が水平720画
素、垂直480ラインで構成されているものとする。ま
た、直交変換ブロックを水平8画素、垂直8ラインの6
4画素からなるデータで構成する。これによって、1フ
レーム当たりの輝度信号の直交変換ブロック数は540
0個になる。
【0013】次に2つの色差信号(R−Y信号とB−Y
信号)は、それぞれ隣接する4個の輝度信号の直交変換
ブロックと画面上で同じ面積に含まれる画素で、1直交
変換ブロックを構成する。また、画面上で同じ位置にあ
る4つの輝度信号の直交変換ブロックと、1つのR−Y
信号ブロックおよび1つのB−Y信号ブロックの合計6
個の直交変換ブロックを合わせて1マクロブロックと呼
ぶ。このため1フレームは1350マクロブロックで構
成される。
【0014】図1は第1の発明の一実施例におけるブロ
ック図である。図1において、1は入力部、2は直交変
換部、3は可変長符号化部、4は選択部、5は重要デー
タ記録部、6は非重要データメモリ部、7は非重要デー
タ記録部、8は出力部である。
【0015】入力部1からマクロブロック単位で入力さ
れる映像データは直交変換部2でそのマクロブロックに
含まれる直交変換ブロック毎に直交変換される。直交変
換としては、通常離散コサイン変換(DCT)が用いら
れるが、ウエーブレット等その他の方式も適用可能であ
る。
【0016】直交変換ブロック部2で直交変換されたデ
ータは、可変長符号化部3で各直交変換ブロック毎に可
変長符号化される。これによって直交変換ブロック毎に
異なるデータ量に変換されることになる。
【0017】直交変換されたデータは特定の記録フォー
マットに基づいて記録されるが、図2に本実施例のマク
ロブロックに対する記録フォーマットを示す。図2では
1つのマクロブロックに対してマクロブロック記録領域
を75バイト割当てている。
【0018】図2では、まず1マクロブロックに含まれ
る6個の直交変換ブロックに対応する6個の直流成分
(DC成分)をそれぞれ8ビットずつ固定長で符号化
し、まず先頭に記録する(合計6バイト)。
【0019】次に前記DC成分記録部分に記録できない
DC成分の残りの情報や、そのマクロブロックを復号す
る際に必要な制御情報が3バイトで記録される。DC成
分と制御情報の合計9バイトの情報を最重要データと呼
び、この最重要データを記録する領域を最重要データ記
録領域と呼ぶ。
【0020】また、各直交変換ブロックの交流成分(A
C成分)については、輝度信号の直交変換ブロック(図
2のY0,Y1,Y2,Y3)に対してはそれぞれ13バイト、色
差信号の直交変換ブロック(図2のR-Y,B-Y)に対して
はそれぞれ7バイトの直交変換ブロック記録領域を割り
当てている。
【0021】図2の例では全てのマクロブロック記録領
域が、そのマクロブロックに含まれる直交変換ブロック
記録領域に分割されているが、マクロブロック記録領域
の中に最重要データ記録領域や直交変換ブロック記録領
域に属さない領域を確保することも可能である。
【0022】本実施例では図2のようなマクロブロック
記録領域が1フレーム当たり1350個存在することに
なる。このようにマクロブロックおよび直交変換ブロッ
クが固定の記録位置に記録されることによって、伝送路
誤りの影響が小さく、高速再生にも適した記録が可能に
なる。
【0023】さて、図1における可変長符号化部3で可
変長符号化された直交変換ブロックのデータは、選択部
4で最重要データ、重要データおよび非重要データに分
離される。ここでまず重要データと非重要データについ
て説明する。
【0024】各直交変換ブロック内で、最も低域を表す
符号語から順次符号長を加算し、図2の直交変換ブロッ
ク記録領域に記録可能なデータ量分までの符号語データ
も重要データとする。また最後の符号語の途中で記録可
能なデータ量が満たされた場合には、その符号語の途中
までが重要データとなる(符号語毎に重要データを定義
することも可能ではある)。逆に重要データに定義され
なかった符号語データ(直交変換ブロック記録領域に記
録できない比較的高域を表すデータ)を非重要データと
する。
【0025】視覚上、低域を表す成分の歪は検知され易
いが、高域成分の歪は検知されにくい。このため上記の
方法で重要データと非重要データに分類することによ
り、最重要データおよび重要データのみで再生した場合
にも画質劣化を小さくすることが可能になる。また図2
の例では、輝度信号に対する直交変換ブロック記録領域
が色差信号に対する直交変換ブロック記録領域よりも大
きい。これによって視覚上重要な輝度信号の重要データ
を多くすることが可能になり、最重要データと重要デー
タだけで再生した場合の画質劣化をさらに小さくでき
る。
【0026】上記のようにして図1における選択部4で
選択された重要データは、重要データ記録部5で図2の
記録フォーマットに従って、各直交変換ブロック毎に直
交変換ブロック記録領域の前から順に記録される。ま
た、非重要データは非重要データメモリ部6で重要デー
タが記録されるまで待避させられる。非重要データメモ
リ部6に集められた非重要データは非重要データ記録部
7で、マクロブロック記録領域で重要データ記録部5で
記録されずに余った領域に記録される。ただし可変長符
号化されているために、後述するように非重要データは
必ずしも同一マクロブロック記録領域に記録されない。
このようにして非重要データが記録された後、出力部8
にマクロブロック記録領域毎に出力される。
【0027】次に図3を用いて非重要データの記録方法
について説明する。まず図3(a)は、図1の重要デー
タ記録部5で重要データが記録されたマクロブロック記
録領域の状態を示している。図3(a)では、Y1および
Y3の直交変換ブロックのデータ量が少ないため、全ての
データを直交変換ブロック記録領域に記録してもまだ空
き領域が発生している。これに対してY0,Y2,R-YおよびB
-Yの直交変換ブロックのデータ量は、それぞれ直交変換
ブロック記録領域より大きいため記録できないデータが
発生する。これら記録できないデータが上記の非重要デ
ータである。
【0028】図3(b)は図1の非重要データメモリ6
に記録される図3(a)のマクロブロックに対する非重
要データを示している。図3(b)のように本実施例で
は非重要データはマクロブロック記録領域内で、前にあ
る直交変換ブロックに対する非重要データから順に並べ
られている。図2のマクロブロック記録領域のフォーマ
ットのように本実施例では、視覚上最も重要な輝度信号
を前に配置し、次に重要なR-Y信号を輝度信号の次に配
置し、最も重要でないB-Y信号を最後に配置している。
このため、図3(b)のようにマクロブロックに対する
非重要データは、視覚上重要な直交変換ブロックの順に
並べられていることになる。
【0029】図3(c)は図1の非重要データ記録部7
によって同一マクロブロック内の非重要データが記録さ
れた結果を示している。ここでは図3(a)のY1および
Y3の直交変換ブロック記録領域の空き領域に対して、図
3(b)で得られたこのマクロブロックに対する非重要
データを先頭から記録する。図3(c)ではY0およびY1
に対する非重要データの全てとR-Yに対する非重要デー
タの一部が記録されることになる。従って、伝送路誤り
や高速再生等でこのマクロブロック記録領域内のデータ
のみで再生する際には、このマクロブロックに含まれる
輝度信号の全データと色差信号の重要データを再生する
ことが可能になる。つまり、視覚上重要なほとんどのデ
ータがこのマクロブロック記録領域のみから再生可能に
なる。このように、マクロブロックに対する非重要デー
タをより重要な直交変換ブロックの順に並べることによ
って(図2のフォーマットで輝度信号、R-Y信号、B-Y信
号の順に並べることによって)伝送路誤りの影響を低減
し、高速再生画質を改善することが可能になる。
【0030】図3(d)は図3(c)で同一マクロブロ
ックに対する非重要データを記録した後でまだ記録され
ていないデータ(以後残留データと呼ぶ)の記録方法の
説明図である。図3(a)のマクロブロックに対する残
留データは図3(d)に示すようにR-YとB-Yの非重要デ
ータである。この残留データと他のマクロブロックの残
留データとを合わせて複数マクロブロックに対する残留
データが構成される。図3(d)のMn-1が現マクロブ
ロックより前のマクロブロックに対する残留データを示
し、Mn+1が現マクロブロックより後のマクロブロック
に対する残留データを示している(現マクロブロックの
残留データはMnとなる)。
【0031】図3(d)のような複数マクロブロック分
の残留データは、同一マクロブロック内の非重要データ
を全て記録後まだ空き領域が存在するマクロブロック記
録領域に記録される。従って、残留データは同一マクロ
ブロックに記録されないため、伝送路誤り発生時や高速
再生時には再生できない可能性がある。また、残留デー
タの記録も図1の非重要データ記録部7で実行される。
【0032】以上のように本実施例の如く記録装置を構
成すれば、伝送路誤りの影響を低減し、高速再生画質の
改善が実現できる。
【0033】図4は第2の発明の一実施例におけるブロ
ック図である。図4において、9は入力部、10は直交
変換部、11は分類部、12は可変長符号化部、13は
選択部、14は重要データ記録部、15は非重要データ
メモリ部、16は非重要データ記録部、17は出力部で
ある。
【0034】入力部9からマクロブロック単位で入力さ
れる映像データは、直交変換部10でそのマクロブロッ
クに含まれる直交変換ブロック毎に直交変換される。
【0035】直交変換ブロック部10で直交変換された
データは、分類部11と可変長符号化部12に入力され
る。分類部11では、直交変換ブロック毎に入力される
直交変換されたデータから、その直交変換ブロック内の
データを視覚上重要な直交変換ブロックかどうかを検出
して複数の種類に分類する。
【0036】可変長符号化部12では各直交変換ブロッ
ク毎に可変長符号化される。これによって直交変換ブロ
ック毎に異なるデータ量に変換されることになる。また
可変長符号化の際に上記の分類に従って符号化を変更す
ることも可能である。
【0037】可変長符号化されたデータは上述した実施
例と同様に、選択部13において最重要データ、重要デ
ータ、非重要データに選択されて、非重要データは非重
要データメモリ15に記憶される。また本実施例では、
選択部13で重要データと非重要データを選択する場合
に、分類部11で分類された直交変換ブロック毎の重要
度を基に、直交変換ブロック毎の直交変換ブロック記録
領域の大きさを変化させる。この具体例を図5を用いて
説明する。
【0038】図5は本実施例の、あるマクロブロックに
対する記録フォーマットを示す。図5では図2と同様
に、1つのマクロブロックに対してマクロブロック記録
領域を75バイト割当てている。図5では、まず図2と
同様にDC成分と制御情報の合計9バイトの情報を最重
要データとして記録する。
【0039】さて、各直交変換ブロックの交流成分(A
C成分)は、図4における分類部11で分類された直交
変換ブロック毎の重要度に従って、その直交変換ブロッ
クに対する直交変換ブロック記録領域の大きさが決定さ
れる。図5では Y0,Y1,Y2,Y3に対してはそれぞれ13バ
イト、11バイト、14バイト、15バイトの直交変換
ブロック記録領域が割り当てられ、R-Y,B-Yに対しては
それぞれ7バイト、6バイトの直交変換ブロック記録領
域を割り当てている。
【0040】このように本発明では、重要な直交変換ブ
ロックに対してより多くの固定の記録領域を割り当てて
いるため、伝送路誤りの影響で最重要データと重要デー
タだけで再生した場合にも画質劣化を最小にすることが
可能になる。
【0041】また図5の例では全てのマクロブロック記
録領域が、そのマクロブロックに含まれる直交変換ブロ
ック記録領域に分割されているが、マクロブロック記録
領域の中に最重要データ記録領域や直交変換ブロック記
録領域に属さない領域を確保することも可能である。
【0042】このように図4の選択部13で選択された
最重要データと重要データは、重要データ記録部14で
図5の記録フォーマットに従って記録される。ただし、
図5の各直交変換ブロック記録領域の大きさは入力され
る直交変換ブロックの分類結果によって変化する。ま
た、非重要データは非重要データ記録部16で第1の実
施例と同様に、最重要データおよび重要データの記録後
余った領域に記録されて出力部17に出力される。
【0043】ここで、各直交変換ブロック記録領域の大
きさの決定方法の一例を説明する。図4において、分類
部11で直交変換ブロック毎にその内容に応じて4種類
のクラスに分類するものとする。次に、それぞれのクラ
ス毎に標準の直交変換ブロック記録領域の大きさ(例え
ば図2のような割当て)に対してどれだけ領域を拡大す
るかを予め決定しておく。さて、1マクロブロック分の
分類が終了すると、そのマクロブロックに含まれる直交
変換ブロックの記録領域の拡大量の総和がその分類によ
って決定される。ここで、拡大されたマクロブロック当
たりの直交変換ブロック記録領域の総和が、実際に記録
できる領域よりも大きい場合には、その超過分が無くな
るまでマクロブロック内の拡大された各直交変換ブロッ
ク記録領域を直交変換ブロック毎に1バイトずつ順次削
減していく。
【0044】このようにして、分類結果から各直交変換
ブロックに対する記録領域の大きさを一意的に決定する
ことが可能になる。また、これらの分類情報を図5の制
御情報に含めて最重要データとして記録することによっ
て、再生側でも直交変換ブロック記録領域を容易に検知
することが可能になる。同時に、この分類情報は符号化
時の制御にも利用できるため非常に有効である。
【0045】本実施例では、入力される直交変換ブロッ
クの内容によって、視覚上重要な直交変換ブロックほど
大きな直交変換ブロック記録領域が割り当てられるた
め、高速再生時や伝送路誤り時にも画質劣化をさらに低
減することが可能になる。
【0046】以上2つの実施例では特定の映像信号に対
する記録フォーマットを示したが、本発明はこれ以外の
任意の映像信号、記録フォーマットに適用可能である。
また実施例では輝度信号と色差信号で構成された映像信
号について説明しているが、コンポジット信号、RGB
信号、その他の画像信号や音声信号にも適用可能であ
る。
【0047】また本発明では最重要データを記録する際
に、最重要データを各マクロブロック記録領域内の同期
信号の近くに配置することよって、高速再生時に同期信
号周辺の短い期間ずつしか再生できない場合にも、1マ
クロブロックの最重要データを再生することが可能にな
る。これによって、高速生成時の再生速度を大幅に向上
することが可能になる。
【0048】また本発明を実現する構成は、図1および
図4に示されるブロック構成図以外にも様々な構成が可
能であり、これらと同様の機能をソフトウエアで実現し
てもかまわない。
【0049】
【発明の効果】以上の説明より明かなように本発明の記
録装置では、各マクロブロックおよびそれに含まれる直
交変換ブロックの最重要データおよび重要データが固定
の決められた位置(マクロブロック記録領域、最重要デ
ータ記録領域および直交変換ブロック記録領域)に記録
されるため、伝送路で誤りが発生しても各直交変換ブロ
ックの最重要データと重要データはその誤りとは独立に
再生可能になる。
【0050】また、それぞれの直交変換ブロック記録領
域に記録できなかった非重要データも、そのうち重要な
直交変換ブロックに関するデータは同一マクロブロック
記録領域内に記録できるため、伝送路誤りの発生してい
ないマクロブロック記録領域では、そのマクロブロック
に含まれる非重要データの内重要な直交変換ブロックに
含まれるデータは再生可能となる。例えば、記録フォー
マット上でマクロブロック内の輝度信号を色差信号に対
して優先して記録すること(輝度信号に対する直交変換
ブロック記録領域を大きくし、しかもマクロブロック記
録領域の前の方に記録する)によって、マクロブロック
内のデータしか利用できない場合でも画質劣化を色差信
号の高域成分だけに集中できる。これにより、実質的な
画質劣化を最小に抑えることが可能になる。
【0051】また、最重要データを同期信号の近くに配
置することによって、高速再生の再生速度を向上させる
ことが可能になる。
【0052】さらに第2の発明では、入力される直交変
換ブロックの内容によって、視覚上重要な直交変換ブロ
ックほど大きな直交変換ブロック記録領域が割り当てら
れるため、高速再生時や伝送路誤り時にも画質劣化を更
に低減することが可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例における記録装置のブロ
ック図
【図2】第1の発明の一実施例における記録装置のマク
ロブロック記録領域および直交変換ブロック記録領域の
説明図
【図3】本発明の記録装置の一実施例における非重要デ
ータの記録方法の説明図
【図4】第2の発明の一実施例における記録装置のブロ
ック図
【図5】第2の発明の一実施例における記録装置のマク
ロブロック記録領域および直交変換ブロック記録領域の
説明図
【符号の説明】
2、10 直交変換部 3、12 可変長符号化部 11 分類部 4、13 選択部 5、14 重要データ記録部 6、15 非重要データメモリ部 7、16 非重要データ記録部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される映像信号の隣接する複数個の画
    素を集めて直交変換ブロックを構成して直交変換を行う
    直交変換手段と、前記直交変換された映像信号を直交変
    換ブロック毎に可変長符号化する可変長符号化手段とを
    有し、ある特定個数の前記直交変換ブロックを集めてマ
    クロブロックを構成し、前記マクロブロック毎に特定の
    フォーマットに基づいて記録する記録装置であって、 各マクロブロックを記録するための特定の長さのマクロ
    ブロック記録領域を確保し、前記マクロブロック内に含
    まれる複数個の直交変換ブロックに対して、前記複数個
    の直交変換ブロックの直流成分等の固定長で記録すべき
    最も重要なデータを前記マクロブロック分集めて前記マ
    クロブロック記録領域内の固定位置に記録する最重要デ
    ータ記録手段と、 前記マクロブロック内に含まれる複数個の直交変換ブロ
    ックに対して、それぞれの直交変換ブロックが特定の長
    さの直交変換ブロック記録領域を確保するように前記マ
    クロブロック記録領域のうち前記最重要データを記録す
    る領域以外の部分を分割し、前記直交変換ブロック毎
    に、その直交変換ブロックに対する符号語を前記最重要
    データを除いて視覚上重要な符号語の順に、その直交変
    換ブロックに対する前記直交変換ブロック記録領域に、
    その直交変換ブロック記録領域が満たされるまで記録す
    る重要データ記録手段と、 あるマクロブロックに対して、そのマクロブロック記録
    領域内の全ての直交変換ブロック記録領域に前記重要デ
    ータ記録手段で重要データが記録された際に、前記重要
    データ記録手段で前記直交変換ブロック記録領域に記録
    できなかった直交変換ブロックのデータを非重要データ
    と呼び、前記非重要データをマクロブロック内で視覚上
    重要な直交変換ブロックに属する非重要データの順に直
    交変換ブロック毎に並べて前記マクロブロック単位の非
    重要データを生成するマクロブロック非重要データ生成
    手段と、 前記マクロブロック非重要データ生成手段で生成された
    マクロブロック単位の非重要データを、そのマクロブロ
    ック記録領域で前記重要データ記録手段で重要データが
    記録された際に、重要データが記録されずに残った領域
    に対して、前記マクロブロック単位の非重要データの先
    頭から順に前記残った領域が満たされるまで記録するマ
    クロブロック内非重要データ記録手段とを備えることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】入力される映像信号の隣接する複数個の画
    素を集めて直交変換ブロックを構成して直交変換を行う
    直交変換手段と、前記直交変換された映像信号を直交変
    換ブロック毎に可変長符号化する可変長符号化手段とを
    有し、ある特定個数の前記直交変換ブロックを集めてマ
    クロブロックを構成してマクロブロック毎に特定のフォ
    ーマットに基づいて記録する記録装置であって、 各マクロブロックを記録するための特定の長さのマクロ
    ブロック記録領域を確保し、前記マクロブロック内に含
    まれる複数個の直交変換ブロックに対して、前記複数個
    の直交変換ブロックの直流成分等の固定長で記録すべき
    最も重要なデータを前記マクロブロック分集めて前記マ
    クロブロック記録領域内の固定位置に記録する最重要デ
    ータ記録手段と、 前記マクロブロック内に含まれる複数個の直交変換ブロ
    ックに対して、それぞれの直交変換ブロックのデータに
    よってその直交変換ブロックに対する記録領域の大きさ
    を決定する直交変換ブロック記録領域決定手段と、 前記直交変換ブロック記録領域決定手段で決定されたそ
    れぞれの直交変換ブロック記録領域の大きさに基づいて
    直交変換ブロック記録領域を確保するように前記マクロ
    ブロック記録領域の内前記最重要データを記録する領域
    以外の部分を分割し、前記直交変換ブロック毎に、その
    直交変換ブロックに対する符号語を前記最重要データを
    除いて視覚上重要な符号語の順に、その直交変換ブロッ
    クに対する前記直交変換ブロック記録領域に、その直交
    変換ブロック記録領域が満たされるまで記録する重要デ
    ータ記録手段と、 あるマクロブロックに対して、そのマクロブロック記録
    領域内の全ての直交変換ブロック記録領域に前記重要デ
    ータ記録手段で重要データが記録された際に、前記重要
    データ記録手段で前記直交変換ブロック記録領域に記録
    できなかった直交変換ブロックのデータを非重要データ
    と呼び、前記非重要データをマクロブロック内で視覚上
    重要な直交変換ブロックに属する非重要データの順に直
    交変換ブロック毎に並べて前記マクロブロック単位の非
    重要データを生成するマクロブロック非重要データ生成
    手段と、 前記マクロブロック非重要データ生成手段で生成された
    マクロブロック単位の非重要データを、そのマクロブロ
    ック記録領域で前記重要データ記録手段で重要データが
    記録された際に、重要データが記録されずに残った領域
    に対して、前記マクロブロック単位の非重要データの先
    頭から順に前記残った領域が満たされるまで記録するマ
    クロブロック内非重要データ記録手段とを備えることを
    特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】重要データ記録手段は、直交変換ブロック
    記録領域に対して、直交変換された符号語のうち低周波
    成分に対する符号語から順番に記録することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】入力信号は、輝度信号と、赤色を表す信号
    と輝度信号との差分信号である第1色差信号と、青色を
    表す信号と輝度信号との差分信号である第2色差信号と
    の3種類の信号で構成されている場合に、マクロブロッ
    クが画面上で同じ面積に含まれる前記3種類の信号に対
    する直交変換ブロックで構成されていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の記録装置。
  5. 【請求項5】マクロブロック内非重要データ記録手段
    は、輝度信号に対する直交変換ブロック記録領域が第1
    および第2色差信号に対する直交変換ブロック記録領域
    よりも大きく、マクロブロック内非重要データを記録す
    る際に、輝度信号に対する非重要データ、第1色差信号
    に対する非重要データ、第2色差信号に対する非重要デ
    ータの順番で記録することを特徴とする請求項3記載の
    記録装置。
JP312893A 1993-01-12 1993-01-12 記録装置 Pending JPH06209462A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012039583A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Kyocera Mita Corp 画像圧縮装置及び方法並びに画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012039583A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Kyocera Mita Corp 画像圧縮装置及び方法並びに画像形成装置

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