JPH06209453A - ディジタル信号記録方式 - Google Patents

ディジタル信号記録方式

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Publication number
JPH06209453A
JPH06209453A JP351193A JP351193A JPH06209453A JP H06209453 A JPH06209453 A JP H06209453A JP 351193 A JP351193 A JP 351193A JP 351193 A JP351193 A JP 351193A JP H06209453 A JPH06209453 A JP H06209453A
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signal
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digital
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Pending
Application number
JP351193A
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English (en)
Inventor
Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
Takaharu Noguchi
敬治 野口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ヘッドでディジタル情報信号と同一トラ
ックに記録されたサブコード信号ブロックを、高速サー
チ時でも良好かつ容易に再生できるようにする。 【構成】 磁気テープの各トラックには、映像信号や音
声信号等の図1(a)に示す情報信号ブロックを記録す
る第1の記録領域と、これら情報信号に関連した図1
(b)に示すサブコード信号ブロックを記録する第2の
記録領域とが設けられる。これらブロックは、同期信号
1、ID情報2、データ3及びC1パリティ4から構成
されるが、サブコード信号ブロックのブロック長を情報
信号ブロックのブロック長の1/n(但し、nは2以上
の整数)倍とする。また、各トラックにおいて、第2の
記録領域に記録されるサブコード信号のブロック数をn
の倍数とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル映像信号や
ディジタル音声信号等のディジタル情報信号に関連した
サブコード信号を記録するディジタル信号記録方式に係
り、特に、同一トラックのディジタル映像信号と異なる
領域にサブコード信号を記録するようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル映像信号とディジタルに音声
信号とを同じ回転ヘッドによって記録する方式の一例
が、「電子情報通信学会技術研究報告」Vol.91 No.
285のMR91−39(1991年)に記載されてい
る。この記録方式では、時間情報等のディジタル映像信
号やディジタル音声信号に関連したサブコード信号が、
磁気テープの長手方向に沿う専用のトラックに記録され
るようにしている。しかしながら、かかる従来技術で
は、サブコード信号を記録再生するために、ディジタル
映像信号やディジタル音声信号を記録再生するための回
転ヘッドとは別に固定ヘッドを必要とするし、また、サ
ブコード信号専用の記録再生回路も必要とするという問
題がある。
【0003】これに対し、ディジタル情報信号を記録す
る回転ヘッドでサブコード信号も記録し、同一トラック
上にディジタル情報信号の記録領域とサブコード信号の
記録領域とを設けるようにした方式が、例えば特開昭6
4ー8554号公報に記載されている。これによると、
ディジタル情報信号やサブコード信号が256ビットず
つに区分され、夫々の区分に同期信号やID情報等を付
加してブロックを形成し、各トラックのディジタル情報
信号記録領域にディジタル情報信号ブロックを128
個、サブコード信号記録領域にサブコード信号ブロック
を8個夫々記録するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回転ヘッドでサブコード信号をも記録するようにした従
来技術では、サブコード信号専用のヘッドや記録再生回
路が不要となるものの、ディジタル情報信号記録領域と
サブコード信号記録領域とでのブロック長は288ビッ
トと等しい。このことは、通常再生の場合、特に問題と
ならないが、高速サーチ時に問題が生ずる。
【0005】即ち、高速サーチ時には、磁気テープの走
行速度が通常再生時と異なるため、磁気テープ上での回
転ヘッドの走査軌跡の傾きがトラックの傾きと異なり、
回転ヘッドはトラックの一部しか再生走査しない。この
ため、この高速サーチ時、トラックのサブコード信号記
録領域を走査しても、ここに記録されているサブコード
信号のブロック長がディジタル情報信号のブロック長と
等しく長いから、この走査によってサブコード信号の1
ブロック全体を良好なトラッキング状態で再生すること
ができず、再生されたサブコード信号に訂正不能なエラ
ーが生じ易くなる。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、デ
ィジタル映像信号やディジタル音声信号と同一トラック
に記録されたサブコード信号を、高速サーチ時において
も、良好に再生可能としたディジタル信号の記録方式を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、サブコード信号ブロックのブロック長を
ディジタル情報信号ブロックのブロック長の1/n倍
(但し、nは2以上の整数)とする。
【0008】
【作用】サブコード信号ブロックのブロック長がディジ
タル信号ブロックのブロック長の1/n倍と短いため、
高速サーチ時、ヘッドがトラック上のサブコード信号記
録領域の一部を再生走査しても、サブコード信号の1ブ
ロック全体が良好なトラッキング状態で再生できるよう
になる。また、1トラックのブロック数をnの倍数とす
ることにより、サブコード信号の記録再生の単位をディ
ジタル情報信号ブロックと同一にでき、その記録再生処
理が容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。いま、毎分9000回回転する2個の回転ヘッドで
記録を行なうとすると、記録すべき映像信号がNTSC
方式である場合、磁気テープ7上には、図2に示すよう
に、この映像信号の1フレーム期間に10トラックが記
録される。なお、図2において、6はトラック、5はト
ラックアドレスである。各トラックには、映像信号及び
音声信号に加え、サブコード信号も記録される。ここ
で、映像信号はほぼ25.6Mbit/sec程度に圧
縮され、音声信号は量子化周波数48kHz,16ビッ
トで量子化され、PCM信号として夫々記録されるとす
ると、1フレーム期間当たりのデータ量は、映像信号が 25.6×106×2/30×8≒107×103シンボ
ル(但し、1シンボル=8ビット) となり、音声信号が 48×103/30=1600ワード(=3200シン
ボル)となる。
【0010】図3はかかるトラック6のフォーマットを
示す図であって、8は時間情報、プログラム情報等のサ
ブコード信号を記録するサブコード信号記録領域、9,
11は再生時のトラッキング用信号を記録するトラッキ
ング用信号記録領域、10は映像信号を記録する映像信
号記録領域、12,13は音声信号を記録する音声信号
記録領域、14はトラック端のマージン領域、15,1
6はギャップである。
【0011】同図において、夫々のトラック6には、順
にサブコード信号記録領域8、トラッキング用信号記録
領域9、映像信号記録領域10、トラッキング用信号記
録領域4、音声信号記録領域12,13が形成されてお
り、ここでは、2チャンネルの音声信号が記録されるも
のとしており、これら2つの音声信号記録領域12,1
3が形成されることにより、音声信号のアフレコをチャ
ンネル単位で行なうことができる。また、トラックの両
端にはマージン領域14が、上記各領域間にギャップ1
5,16が夫々設けられている。なお、音声信号記録領
域12,13間のギャップを特にギャップ16としてい
るが、このギャップ16は他のギャップ15よりも狭く
している。
【0012】このように、各領域の間にギャップを設け
ることにより、夫々の領域で独立にアフレコ(アフター
レコーディング)を行なうことができる。ギャップ15
は、アフレコを行なったデータが他の領域のデータに重
ならないように、記録再生切替時の整定時間等のアフレ
コに必要な間隔の2倍以上に設定している。これに対
し、音声信号のアフレコをチャンネル単位で行なうこと
ができるようにしたといっても、一般に、音声信号をチ
ャンネル単位でアフレコすることは少ないため、ギャッ
プ16は必要最小限の間隔に設定している。また、音声
信号をチャンネル単位でアフレコしないのが通常である
場合には、このギャップ16を設けないようにしてもよ
い。これにより、トラック全体での冗長度を小さくする
ことができる。なお、その他のギャップ15、例えば映
像信号記録領域10の両側のギャップ15についても、
独立にアフレコすることが少ない場合には、かかるギャ
ップを上記よりも狭くすることにより、さらに冗長度を
小さくできる。
【0013】ところで、磁気テープ7に記録すべき映像
信号や音声信号(これらを総称して情報信号という。こ
の情報信号はディジタル信号であることは勿論である)
は所定ビット数毎に区分され、各区分に同期信号やID
信号,パリティが付加されてブロックが形成されて、映
像信号記録領域10には所定数の映像信号のブロック
(映像信号ブロック)が、音声信号記録領域12,13
には所定数の音声信号のブロック(音声信号ブロック)
が夫々記録される。また、サブコード信号も同期信号や
ID信号,パリティが付加されてブロックが形成され、
サブコード信号記録領域8に所定数のサブコード信号の
ブロック(サブコード信号ブロック)が記録される。
【0014】図1は本発明によるディジタル信号記録方
式の一実施例の最も特徴をなすブロックの構成を示す図
であって、同図(a)は情報信号ブロック(映像信号ブ
ロックと音声信号ブロック)の構成を、同図(b)はサ
ブコード信号ブロックの構成を夫々示しており、1は同
期信号、2はID情報、3はデータ、4は誤り検出訂正
のためのパリティ(C1パリティ)である。
【0015】図1(a)において、情報信号ブロック
は、1シンボル(=8ビット)の同期信号1、3シンボ
ルのID情報2、84シンボルの情報データ3及び8シ
ンボルのC1パリティ4で構成されており、従って、9
6シンボルからなっている。但し、映像信号ブロックで
の情報データ3には、映像データのほかに、図7で後述
するように、ヘッダデータを含んでおり、また、映像信
号記録領域10には、映像信号ブロックのほかに、パリ
ティのみからなる84シンボルのブロックも8個記録さ
れる。同様に、音声信号ブロックでの情報データ3に
は、音声データのほかに、図8,図9で後述するよう
に、ヘッダデータを含んでおり、また、音声信号記録領
域12,13には、音声信号ブロックのほかに、パリテ
ィのみからなる84シンボルのブロックも8個記録され
る。
【0016】また、図1(b)において、サブコード信
号ブロックは、図1(a)に示した情報信号ブロックと
同じ同期信号1、ID情報2及びC1パリティ4と、図
1(a)に示した情報信号ブロックでの情報データの1
/7の12シンボルのサブコードデータ3とで構成され
ており、従って、図1(a)に示した情報信号ブロック
の1/4の24シンボルからなっている。
【0017】ところで、映像信号記録領域10には14
3ブロックが設定され、このうちの8ブロックがパリテ
ィのみからなるブロックとする。従って、映像信号記録
領域3での映像信号ブロック数は143−8=135と
なり、この135ブロック中に約107kシンボル÷1
0≒10700シンボルの映像信号が記録されることに
なる。そこで、1ブロック当りの映像信号のシンボル数
は、10700÷135≒80である。
【0018】また、サブコード信号領域1では、その全
長が映像信号記録領域10と音声信号記録領域12、1
3での情報信号ブロックの長さの整数倍となるように、
複数の、即ち、サブコード信号ブロックのブロック長が
情報信号ブロックのブロック長の1/n(nは2以上の
整数)倍とすると、nの倍数個のサブコード信号ブロッ
クを記録するようにする。しかも、1フレーム分のトラ
ック0〜9でのサブコード信号ブロックのサブコード信
号は、同一内容としている。ここで、n=4であって、
サブコード信号領域1に8サブコード信号ブロックが記
録されるものとすると、サブコード信号領域1の長さ
は、情報信号ブロックのブロック長の8×1/4=2倍
となる。
【0019】このように、この実施例では、サブコード
信号ブロックのシンボル数を情報信号ブロックのブロッ
ク数の1/n(但し、nは2以上の整数)倍とすること
により、サブコード信号ブロックのブロック長が情報信
号ブロックのブロック長の1/n倍となって短くなるか
ら、高速サーチ時、ヘッドがトラックを斜めに走査して
も、サブコード信号ブロック全体が良好なトラッキング
状態で検出されることになるし、さらに、1つのサブコ
ード信号記録領域8にnの倍数という複数個の同一内容
のサブコード信号のブロックが記録されるから、確実に
サブコード信号ブロックが再生される。
【0020】また、上記のように、情報信号ブロックと
サブコード信号ブロックとのシンボル数が整数比となる
ようにし、さらに、情報信号ブロックとサブコード信号
ブロックとでの同期信号1及びID情報2の構成を同一
とすることにより、記録時での夫々のブロックの生成及
び記録時の同期信号,ID情報の検出等を同一の回路で
処理することができる。さらに、情報信号記録領域1
0,12,13とサブコード信号記録領域8とでのパリ
ティを同一の符号とすることにより、これら記録領域の
パリティ生成及び誤り訂正処理も同一の処理で行なうこ
とができる。
【0021】なお、映像信号がPAL方式の場合でも、
トラック6内の構成はNTSC方式の場合と同一にし、
1フレーム期間の情報信号を12トラックに記録するよ
うにする。
【0022】図4は図1におけるID情報2のデータ構
成を示す図であって、17はIDデータ、18はフレー
ム内のトラックアドレス、19は1トラック内のブロッ
クアドレス、20はIDデータ17やトラックアドレス
18,ブロックアドレス19の誤りを検出するためのパ
リティである。
【0023】図4において、ブロックアドレス19は、
例えば、映像信号記録領域10で0〜142、音声信号
記録領域12で144〜148、音声信号記録領域13
で160〜163、サブコード信号記録領域8で240
〜247としている。このように、各記録領域毎にブロ
ックアドレスを異ならせることにより、ブロックアドレ
スによって夫々の記録領域を判別することができる。
【0024】図5は情報信号ブロック(図1(a))で
のID情報2におけるIDデータ17(図4)の構成を
示す図である。
【0025】同図において、このIDデータ17は5ト
ラックにわたって記録され、次の5トラックにも同じI
Dデータ17が記録される。従って、10トラックに2
度同じIDデータ17が記録されることになる。即ち、
IDデータ17はモード21と符号22で示すID1〜
4からなっているが、10トラックにおいて、モード2
1はトラック0及び5に記録され、ID1はトラック1
及び6に、ID2はトラック2及び7に、ID3はトラ
ック3及び8に、ID4はトラック4及び9に夫々記録
される。モード21はIDデータ17の種類を示してお
り、例えば、映像信号記録領域10では映像モード、音
声信号記録領域12,13では音声モードとする。ま
た、IDデータ22はかかるモードに応じたデータであ
る。
【0026】このように、同じ情報信号記録領域では、
ここに記録される情報信号ブロック毎に同じIDデータ
17が記録されることになり、このように同一IDデー
タがブロック数だけ多重記録されることにより、さらに
は、IDデータ17がトラック0〜4とトラック5〜9
とに繰り返し記録されることにより、IDデータ17の
信頼性が大幅に向上する。
【0027】なお、1フレームが12トラックからなる
場合には、IDデータ17を6トラックにわたって記録
するか、あるいは、これらのうちの最後のトラック5,
11にはIDデータを記録しないようにするとよい。
【0028】図6は図5に示したIDデータ17でのモ
ード21が音声モードであるときの各ID1〜4の一例
を示す図である。
【0029】同図において、23はID1であって、量
子化周波数,量子化ビット数等記録するPCM音声信号
の種類を示す情報である。24はID2であって、チャ
ンネルを示す情報であり、例えば、2チャンネルのPC
M音声信号を記録する場合には、音声信号記録領域12
はLチャンネル、音声信号記録領域13はRチャンネル
とする。25はID3であって、コピーの禁止/許可等
に関する情報であり、26はID4であって、エンファ
シスの種類に関する情報である。従って、例えば、トラ
ック2と7の音声信号記録領域12には、Lチャンネル
を示す情報24がそこでの音声信号ブロック数分(4
回)記録されることになる。
【0030】サブコード信号記録領域8のIDデータ1
7は、プログラムの先頭を示すスタートフラグやスキッ
プ再生のためのフラグ等を記録する。サブコード信号記
録領域8では、映像信号記録領域10や音声信号記録領
域12、13と異なり、1フレーム内の全てのブロック
に同一データを記録する。これにより、高速サーチ時等
における検出能力をより向上させることができる。
【0031】図7は各トラックの映像信号記録領域10
でのデータ構成を示す図であり、横方向が各ブロックの
構成を、また、縦方向は各ブロックの記録順序を夫々示
している。但し、同期信号1およびID情報2は省略し
ている。
【0032】同図において、上記のように、映像信号記
録領域10は143ブロックからなっている。そして、
先頭から135ブロックまでは映像信号ブロックであ
り、その先頭部分に1フレームに記録する映像信号の編
集情報等の4シンボルのヘッダデータ28が配置され、
これに続いて、圧縮された映像信号27が80シンボル
が配置されており、かかる映像信号ブロックに続いて、
8シンボルのC1パリティ4が配置される。また、残り
の8ブロックは、上記のように、パリティのみからなる
ブロックであって、その先頭から誤り訂正のためのC2
パリティが配置され、その後に8シンボルのC1パリテ
ィが配置されている。
【0033】図8は1フレームでの音声信号記録領域1
2及び13のデータ構成を示す図であって、同図(a)
はトラック0〜4でのデータ構成、同図(b)はトラッ
ク5〜9でのデータ構成を夫々示しており、横方向が各
ブロックの構成を、また、縦方向は各トラックの順序を
夫々示している。但し、同期信号1およびID情報2は
省略している。
【0034】図8(a)において、トラック0〜4で
は、そのうちのトラック0〜3の先頭部分に1フレーム
に記録するPCM信号の数や編集情報等を記録するヘッ
ダデータ28が、これに続いて偶数番目のPCM信号3
0が夫々配置される。これらヘッダデータ28とPCM
信号30とで音声信号ブロックが構成される。この音声
信号ブロックの後に8シンボルのC1パリティ4が配置
されている。また、トラック4には、誤り訂正のための
C2パリティ29からなる84シンボルのブロックが記
録され、このシンボルの後に8シンボルのC1パリティ
4が配置される。
【0035】次に、図8(b)において、トラック5〜
9の音声信号記録領域もトラック0〜4の場合と同一構
成をなしているが、音声信号ブロックでのPCM信号は
奇数番目のPCM信号31である。なお、逆に、図8
(a)で奇数番目のPCM信号31、図8(b)で偶数
番目のPCM信号30を夫々記録するようによい。
【0036】このように、C2パリティ29を5トラッ
ク単位で付加することにより、冗長度を小さくすること
ができる。訂正能力についても、誤り訂正符号としてリ
ードソロモン符号等を用いれば、5シンボルのエラーま
で訂正可能である。即ち、C2パリティの数をC2パリ
ティの1系列で1トラックに含まれるシンボル数(5シ
ンボル)以上にすることにより、1トラックのデータが
全てエラーになっても訂正可能である。さらに、偶数番
目のPCM信号30と奇数番目のPCM信号31とを分
離し、誤り訂正用のパリティを夫々に独立に付加するよ
うにしたことにより、ヘッドの目詰まり等によって数ト
ラックにわたるエラーが発生しても、連続したPCM信
号が訂正不能になるのを防止できる。
【0037】また、ヘッダデータ28は、前半の5トラ
ックと後半の5トラックとに同一データを記録すること
により、信頼性を向上させることができる。
【0038】図9はサブコード信号記録領域8に記録さ
れるサブコード信号ブロック1でのデータ3(図1
(b))の構成を示す図である。
【0039】同図において、シンボル0,1は夫々プロ
グラム番号及びインデックス番号を示し、シンボル2〜
5は時間情報,フレーム番号である。シンボル6〜11
はその他の情報、例えば、テープ内のプログラムの目次
等を表わす情報である。ここで、シンボル6のアイテム
はシンボル6〜11の情報の種類を示している。アイテ
ムを切り換えることにより、複数種類の情報を記録する
ことができる。
【0040】図10はサブコード信号ブロックの他の構
成の具体例を示す図である。この具体例ではでは、デー
タとして夫々が8シンボルのパック31,32であっ
て、C1パリティ4は4シンボルとしている。
【0041】図11は図10におけるパック31、32
のデータ構成を示す図である。同図において、シンボル
0はパックのシンボル1〜6のサブデータの情報内容を
示すアイテムであり、シンボル7は誤りを検出するため
のパリティである。パック31、32では、このアイテ
ムを切り換えることにより、複数種類の情報を記録する
ことができる。
【0042】図12は図11におけるサブデータの一具
体例を示す図である。同図において、この具体例は、サ
ブデータがプログラム番号やインデックス,時間情報で
ある場合のものである。パックの記録方法は、例えば、
高速サーチ時に検出する必要のあるプログラム番号やイ
ンデックス,時間情報は全てのサブコード信号ブロック
のパック31(図10)に記録し、パック32(図1
0)に他の情報をブロックでアイテムを切り換えて記録
するとよい。これにより、高速サーチ時等における検出
能力を向上させることができる。
【0043】図13は以上の実施例を適用して映像信号
及び音声信号を記録するディジタル信号記録装置の一具
体例を示すブロック図であって、33は記録信号を生成
する信号処理回路、34は映像信号の圧縮処理等を行な
う映像信号処理回路、35は映像信号をフレーム単位で
記憶する映像信号メモリ、36はC1,C2パリティを
生成するパリティ生成回路、37は記録信号をトラック
単位で記憶するトラックメモリ、38は音声信号をフレ
ーム単位で記憶する音声信号メモリ、39は映像信号及
び音声信号と共に記録するサブコード信号やIDデータ
を生成する制御信号生成回路、40はキー41の操作等
に応じて装置の制御を行なう、例えば、マイクロプロセ
ッサ等の制御回路、42は映像信号の入力端子、43は
音声信号の入力端子、35は回転ヘッドである。
【0044】同図において、入力端子41から入力され
た映像信号は、映像信号メモリ35に記憶されながら、
映像信号処理回路34で圧縮等の処理が施される。この
映像信号信号処理回路34から出力される映像信号は信
号処理回路33を介してトラックメモリ37に記憶さ
れ、しかる後、パリティ生成回路36に供給されてトラ
ック単位でC1,C2パリティが生成される。また、入
力端子43から入力された音声信号は、信号処理回路3
3を介して音声信号メモリ38に記憶される。そして、
パリティ生成回路36に供給されてフレーム単位または
1/2フレーム単位でC2パリティが生成される。な
お、音声信号のC1パリティの生成は、C2パリティの
生成に引き続いて行われるか、または、トラック単位で
行われる。制御信号生成回路39は、制御回路40で設
定された動作モード等に応じてサブコード信号及びID
データを生成し、信号処理回路33に供給する。信号処
理回路33では、これらのデータから1トラック分ずつ
の記録信号を生成し、回転ヘッド35に供給して磁気テ
ープ7に記録する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サブコード信号ブロックのブロック長がディジタル情報
信号ブロックのブロック長の1/n倍と短かいので、ヘ
ッドがトラックを斜めに走査する高速サーチ時において
も、サブコード信号ブロック全体を良好なトラッキング
状態で再生するのが可能となり、サブコード信号ブロッ
クの検出が容易、かつ正確となるし、また、1トラック
でのサブコード信号ブロックのブロック数をディジタル
情報信号ブロックのブロック長のnの倍数とすることに
より、サブコード信号ブロックの記録再生の単位をディ
ジタル情報信号ブロックと同一にでき、サブコード信号
ブロックの記録再生処理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル信号記録方式の実施例
での記録信号のブロック構成を示す図である。
【図2】磁気テープ上のトラックパターンを示す図であ
る。
【図3】図2に示したトラックの記録パターンを示す図
である。
【図4】図3でのID情報の一具体例のデータ構成を示
す図である。
【図5】図4でのIDデータの一具体例のデータ構成を
示す図である。
【図6】音声信号ブロックでの図5の各IDの一具体例
を示す図である。
【図7】図3における映像信号記録領域でのブロック構
成を示す図である。
【図8】各トラックでの図3における音声信号記録領域
でのブロック構成を示す図である。
【図9】サブコード信号ブロックにおける各データの一
具体例を示す図である。
【図10】サブコード信号ブロックの他のデータ構成を
示す図である。
【図11】図10におけるパックのデータ構成の一具体
例を示す図である。
【図12】図11におけるサブデータの具体例を示す図
である。
【図13】本発明を用いたディジタル信号記録装置の一
具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ID情報 3 データ 4 C1パリティ 8 サブコード信号記録領域 10 映像信号記録領域 12,13 音声信号記録領域 17 IDデータ 18 トラックアドレス 19 ブロックアドレス 20 パリティ 31,32 パック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/13 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報信号及び該ディジタル情
    報信号に関連したサブコード信号を夫々所定のシンボル
    数ずつに区分し、区分された信号毎に同期信号、制御信
    号及び誤り検出訂正符号を付加してディジタル情報信号
    ブロック及びサブコードブロックを構成して、記録媒体
    上に記録するようにしたディジタル信号記録方式におい
    て、 該サブコード信号ブロックのブロック長が該ディジタル
    情報信号ブロックのブロック長の1/n倍(但し、nは
    2以上の整数)であることを特徴とするディジタル信号
    記録方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記記録媒体上の1トラックに記録する前記サブコード
    信号ブロックのブロック数は前記nの倍数であることを
    特徴とするディジタル信号記録方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記サブコード信号ブロックでの前記同期信号及び制御
    信号は、前記ディジタル情報信号ブロックでの前記同期
    信号及び制御信号と同一の構成であることを特徴とする
    ディジタル信号記録方式。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、 前記サブコード信号ブロックでの誤り検出訂正符号は、
    前記ディジタル情報信号ブロックでの誤り検出訂正符号
    と同一シンボル数であることを特徴とするディジタル信
    号記録方式。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、 前記制御信号は、前記ブロックの位置を示すアドレス情
    報を含み、 該アドレス情報は前記ディジタル情報信号ブロックと前
    記サブコード信号ブロックで異なることを特徴とするデ
    ィジタル信号記録方式。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5におい
    て、 前記サブコード信号ブロックでのサブコード信号は、全
    ての前記ブロックで同一種類の情報内容を表わす第1の
    サブコード信号と前記ブロック毎に異なる情報内容を表
    わす第2のサブコード信号とからなることを特徴とする
    ディジタル信号記録方式。
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