JPH06209430A - 局部化したイメージ圧縮計算方法及び2次元ビデオ・イメージの3次元操作におけるアンチ・エリアシングろ波を制御する装置 - Google Patents

局部化したイメージ圧縮計算方法及び2次元ビデオ・イメージの3次元操作におけるアンチ・エリアシングろ波を制御する装置

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JPH06209430A
JPH06209430A JP5071247A JP7124793A JPH06209430A JP H06209430 A JPH06209430 A JP H06209430A JP 5071247 A JP5071247 A JP 5071247A JP 7124793 A JP7124793 A JP 7124793A JP H06209430 A JPH06209430 A JP H06209430A
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compression
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JP5071247A
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Philip A Desjardins
フィリップ・エイ・デスジャーディンス
James V Squier
ジェームズ・ヴィー・スクワイアー
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Grass Valley Group Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2628Alteration of picture size, shape, position or orientation, e.g. zooming, rotation, rolling, perspective, translation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次元から3次元、そして2次元に戻すマッ
ピングを行う平面ビデオ・イメージのアンチ・エリアシ
ングろ波量を最適化するのに用いる局部的イメージ圧縮
係数の計算を簡単にする。 【構成】 マイクロプロセッサ10が変換マトリックス
関数Fの内容に応じてフィールド毎又はフレーム毎に定
数A、B及びCを計算する。2重アキュムレータ20、
30、40がフィールド又はフレームの領域内で局部的
に、線形式Cf=AXs +BYs +Cを実行して圧縮係
数Cfを発生する(Xs及びYs は水平及び垂直ステッ
プ・アドレス、A、B及びCは計算した定数)。ビデオ
信号をろ波するフィルタのカットオフ周波数をこの計算
したCfにより選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ特殊効果、特
に、イメージ圧縮の計算を行う改良した装置及び方法に
関し、2次元から3次元に、そして2次元に戻す際にマ
ップするビデオ・イメージの異なる部分に対して実行す
るアンチ・エリアシングの量を最適化するものである。
【0002】
【従来の技術】3次元デジタル・ビデオ効果システム
は、2次元の入力ビデオ・イメージを3次元空間にマッ
ピング(変換)して、マッピングしたイメージの透視投
影を、最終表示用の2次元に戻す。入力(ソース)イメ
ージは、画素、即ち、ピクセルの2次元配列の形式であ
る。このピクセルの配列を出力(ターゲット)イメージ
に再サンプリングする。この出力イメージもピクセルの
2次元配列である。
【0003】ソース・イメージを3次元空間にマッピン
グ(変換)し、ターゲット・イメージに戻すと、ソース
・イメージがターゲット・イメージに現れるにつれて、
ソース・イメージの圧縮量(再縮尺)を可変するので、
再サンプリング動作は、ソース・イメージの細部がター
ゲット・イメージに現れるにつれて、このソース・イメ
ージの細部がしばしばアンダーサンプリングになる。タ
ーゲット・イメージを形成する再サンプリング処理によ
り、ソース・イメージの2次元周波数成分がそのイメー
ジの2次元サンプリング・レートの半分よりも大きいと
きに、エリアシングが生じる。エリアシングによる視覚
効果は、最終的なターゲット・イメージに不快な木目模
様が現れることである。
【0004】エリアシングは、再サンプリングの前に、
その再サンプリング・レート以上の高周波成分を低下さ
せるために、ソース・イメージを低域通過のろ波(フィ
ルタ作用)することにより減少できる。カットオフ周波
数を再サンプリング周波数よりも充分に低くして、入力
ビデオ・イメージを過大に低域ろ波すると、最終のター
ゲット・イメージに汚れが生じる。よって、アンチ・エ
リアシング低域通過ろ波を最小且つ効果的にするため
に、イメージにどのくらいの圧縮を行ったかを正確に知
ることは非常に重要である。有効な方法は、アンチ・エ
リアシング・フィルタのカットオフ周波数を、入力イメ
ージのサンプリング・レートに正規化し、1/(2×圧
縮量)とすることである。
【0005】変換イメージ効果により、イメージの奥行
きを遠くから見たようにすると、ターゲット・イメージ
がソース・イメージよりも小さくなる。効果システム
は、再マッピングによりソース・イメージを再縮尺し
て、ターゲット・イメージが小さく見えるようにでき
る。いかなる付加的な奥行きキュー(待ち行列)がなく
ても、圧縮されたターゲット・イメージが再縮尺又は奥
行き配置の結果であると言うのは、不可能である。本明
細書の残りにおいて、奥行きを基本とした圧縮として、
再縮尺からの圧縮及び奥行き配置からの圧縮を説明す
る。
【0006】ソース・イメージがターゲット・イメージ
内に現れるにつれて、このソース・イメージの圧縮量
は、奥行き及び透視スキューの両方の知覚に基づく。こ
れら知覚の各々は、ソース・イメージがターゲット・イ
メージ内に現れる明瞭なな透視法に基づく。図2Aを参
照すると、左側の「A」が小さくなり、右側の「A」に
対して圧縮されているのが判る。さらに、図2Bを参照
すれば、左上の「B」及び右上の「B」は透視法で処理
され、圧縮の消点は上中央の「B」に関連していること
が判る。このイメージの上側の3個の「B」の総べて
が、図2Aに示す圧縮の影響を受けいるが、両側の
「B」は、消点(透視)スキューによる付加的な圧縮の
影響受けている。なお、消点スキューにより、矩形のソ
ース・イメージが台形となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】奥行き及び透視スキュ
ーの知覚というこれら要素は、変換したイメージ内で点
から点に変化するので、低域通過ろ波処理用のカットオ
フ周波数を決定することは、イメージ内で局部的に好適
に達成される。理想的には、ピクセル対ピクセルを基本
とし、ろ波の最低必要量のみを実行する。よって、圧縮
係数はビデオの実時間で計算すべきであり、最低限の計
算資源により、これら圧縮係数を計算できるのが自然的
で望ましい。
【0008】アンチ・エリアシングろ波を最適にするの
を援助するために局部的な圧縮係数を見つける機能を達
成することは新規でない。例えば、米国カリフォルニア
州グラス・バレーのザ・グラス・バレー・グループ・イ
ンク製DPM−1型(「カレイドスコープ」として知ら
れている)ビデオ効果システムは、局部圧縮係数を見つ
けて、アンチ・エリアシングろ波の制御を援助するシス
テムである。しかし、このシステムにおいて、多くの計
算資源を用いて、所望のフィルタ圧縮係数の制御信号を
求めている。
【0009】本発明の目的は、2次元から3次元、そし
て2次元に戻すマッピングを行う平面ビデオ・イメージ
のアンチ・エリアシングろ波量を最適化するのに用いる
局部的イメージ圧縮係数の計算を行う簡単なアプローチ
を提供することである。この簡単なアプローチは、計算
資源を節約する一方、所望のろ波を達成する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるダイナミッ
クな可変アンチ・エリアシングろ波システムは、変換関
数Fに応じて、2次元ソース・イメージから3次元空間
を介して2次元ターゲット・イメージにマッピングされ
るイメージに存在する圧縮係数(Cf)を局部的に計算
する装置を含む。この装置は、次の形式の線形式を実行
する。 Cf=A*Xs +B*Ys +C なお、Xs はソース・イメージにおける水平ステップ
(理想的には1ピクセル)位置であり、Ys はソース・
イメージにおける垂直ステップ(理想的には1ピクセ
ル)数であり、A、B及びCは変換関数Fにより決まる
予め(各フィールド又はフレーム毎に)計算した定数で
ある。仮定及び考慮できる予備計算を簡単にすることに
より、この線形式は、アンチ・エリアシングろ波を制御
する受容可能な圧縮係数を求めることができる。
【0011】この線形式は、2重アキュムレータを用い
て計算できる。なお、2重アキュムレータの第1段は、
各フィールド又はフレームの初めにおいてCにより初期
化され、各垂直ステップでBにより累積を行う(C+B
*Ys を発生する)。また、第2段は、各ラインの初め
において各垂直ステップ毎に第1段の出力により初期化
され、各水平ステップでAにより累積を行う(A*Xs
+B*Ys +Cを発生する)。よって、Cfは、2重ア
キュムレータの第2段の出力端にて、常に利用可能であ
る。
【0012】4つの圧縮係数の総べてが必要であり、1
つは水平ルミナンスろ波の制御用であり、1つは垂直ル
ミナンスろ波の制御用であり、1つは水平クロミナンス
ろ波の制御用であり、1つは垂直クロミナンスろ波の制
御用である。キー信号(関連したビデオ信号の不透明度
を特定して他の信号と混合するために用いる)をろ波す
ると、そのフィルタ制御はルミナンス用の制御と分けあ
う。その理由は、これら2つの信号を通常同じレートで
サンプリングするからである。ルミナンス・レートの半
分で、クロミナンスを水平にサンプリングするので、分
離制御が必要になる。
【0013】3個の2重アキュムレータ回路を用いて、
A、B及びCの3個の異なる組み合わせに対するX及び
Yでの線形式を実行する。これら回路の1個は水平クロ
ミナンス成分を測定し、1個は垂直ルミナンス成分を測
定し、1個はスキュー角度による圧縮を測定する。これ
ら回路の出力をそれらの対数に変換し、互いに組み合わ
せて、4個の必要な圧縮係数の2個を求める。他の2個
の圧縮係数は、乗算定数の対数を、計算したこれらの対
数に加算して求める。これら乗算定数は、比である。こ
れら比は、各フィールド又はフレーム内の定数であり、
計算した圧縮係数及び他の必要な圧縮係数の間である。
【0014】本発明の要旨は、本明細書の特許請求の範
囲の欄に特に指摘し、明瞭に記載されている。しかし、
本発明の構成及び動作方法と共にその他の利点及び目的
は、以下の説明及び添付図より最もよく理解できよう。
【0015】
【実施例】図3において、イメージ圧縮計算器100が
制御する1組の可変フィルタを介して、ルミナンス及び
クロミナンス・ビデオ成分を、2次元(2D)から3次
元(3D)そして2次元へのビデオ変換回路400に供
給する。1組の可変フィルタ200、250、300、
350は、可変水平ルミナンス・フィルタ200、可変
垂直ルミナンス・フィルタ250、可変水平クロミナン
ス・フィルタ300及び可変垂直クロミナンス・フィル
タ350から構成される
【0016】2D−3D−2Dビデオ変換回路400
は、平面2次元イメージを3次元空間にどのように処理
するかを決める演算入力であるF制御を受ける。2D−
3D−2Dビデオ変換回路400からイメージ圧縮計算
器100が受けるこの入力Fが、変換マトリックス関数
Fを決める。
【数1】
【0017】ビデオ変換回路400は、変換マトリック
ス関数Fを用いて、次のように、ソース空間ピクセル
(Xs 、Ys )を中間3次元変数Xi 、Yi 及びZi に
マッピングする。
【数2】
【0018】出力面への透視投影を用いて、変換したタ
ーゲット出力イメージを中間3次元変数から導出する。
なお、次の式により、Zt =0である。
【数3】
【数4】
【0019】イメージ圧縮計算器100は、変換マトリ
ックス関数Fに含まれる情報を用いて、各ピクセルの中
間領域内でどのように圧縮すかを決める。また、イメー
ジ圧縮計算器100は、ピクセル対ピクセルを基準にし
て、水平クロミナンス圧縮係数CfhC、水平ルミナンス
圧縮係数CfhL、垂直ルミナンス圧縮係数CfvL及び垂
直クロミナンス圧縮係数CfvCを発生する。これら係数
は、夫々のフィルタの動作を制御する。
【0020】可変フィルタ200、250、300及び
350の各々は、128個の異なる設定を有する。これ
ら設定は、1:1の圧縮係数又は等しいイメージの拡張
に適するろ波無しから、約16:1の圧縮係数に適する
ろ波の最大レベルまで変化する。
【0021】図1は、本発明によるイメージ圧縮計算器
の1実施例を示す。マイクロプロセッサ10は、ビデオ
変換回路400からの変換マトリックス関数Fを受け、
この関数から、スキュー角度係数Asa、Bsa及びCsa、
水平クロミナンス圧縮係数AhC、BhC及びChC、垂直ル
ミナンス圧縮係数AvL、BvL及びCvLを計算する。各フ
ィールド(又は、非飛び越し走査システムの場合はフレ
ーム)の開始の前に、これら係数を2重アキュムレータ
20、30及び40の夫々にダウンロードする。次にこ
れら係数の計算を詳細に示す。
【0022】係数の定義: ソース座標 Lh =第1ラインの最終ピクセル Lv =最終ライン 指定したソース座標(h、v)からマッピングすると、
ターゲット座標Xは次のようになる。 X(0,0)=第1ラインの第1ピクセルからのx座標 X(1,0)=第1ラインの第2ピクセルからのx座標 X(Lh,0)=第1ラインの第1ピクセルからのx座標 X(Lh+1,0)=第1ラインの最終ピクセル+1*からの
x座標 X(0,1)=第2ラインの第1ピクセルからのx座標 X(Lh,1)=第2ラインの最終ピクセルからのx座標 X(0,Lv)=最終ラインの第1ピクセルからのx座標 X(1,Lv)=最終ラインの第2ピクセルからのx座標 X(0,Lv+1)=最終+1*ラインの第1ピクセルからの
x座標 Y(0,0)=第1ラインの第1ピクセルからのy座標 Y(1,0)=第1ラインの第2ピクセルからのy座標 Y(Lh,0)=第1ラインの第1ピクセルからのy座標 Y(Lh+1,0)=第1ラインの最終ピクセル+1*からの
y座標 Y(0,1)=第2ラインの第1ピクセルからのy座標 Y(Lh,1)=第2ラインの最終ピクセルからのy座標 Y(0,Lv)=最終ラインの第1ピクセルからのy座標 Y(1,Lv)=最終ラインの第2ピクセルからのy座標 Y(0,Lv+1)=最終+1*ラインの第1ピクセルからの
y座標 なお、*は、外挿法により得た値を示す。
【0023】ターゲット空間における隅での変化係数 dXh1=第1ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位水平ステップに対するターゲット空間
で移動したx距離 dYh1=第1ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位水平ステップに対するターゲット空間
で移動したy距離 dXh2=第1ラインのソースの最終ピクセルに対して、
ソース空間で単位水平ステップに対するターゲット空間
で移動したx距離 dYh2=第1ラインのソースの最終ピクセルに対して、
ソース空間で単位水平ステップに対するターゲット空間
で移動したy距離 dXh3=最終ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位水平ステップに対するターゲット空間
で移動したx距離 dYh3=最終ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位水平ステップに対するターゲット空間
で移動したy距離 dXv1=第1ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位垂直ステップに対するターゲット空間
で移動したx距離 dYv1=第1ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位垂直ステップに対するターゲット空間
で移動したy距離 dXv2=第1ラインのソースの最終ピクセルに対して、
ソース空間で単位垂直ステップに対するターゲット空間
で移動したx距離 dYv2=第1ラインのソースの最終ピクセルに対して、
ソース空間で単位垂直ステップに対するターゲット空間
で移動したy距離 dXv3=最終ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位垂直ステップに対するターゲット空間
で移動したx距離 dYv3=最終ラインのソースの第1ピクセルに対して、
ソース空間で単位垂直ステップに対するターゲット空間
で移動したy距離
【0024】これら隅での変化係数の各々は、式(2)
に示す如く、変換マトリックス関数Fのマトリックス要
素の式で次のように評価できる。
【数5】 同様であるが、中間ステップを省略して次のようにな
る。
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】
【数11】
【数12】
【数13】
【数14】
【数15】
【数16】
【0025】2次元から3次元への変換は、イメージの
回転でもよいので、水平圧縮係数を発生する際に、dX
h 及びdYh の両方を考慮しなければならない。すなわ
ち、いずれの方向でのエリアシングを防止するには、水
平ソース空間ステップの結果である水平及び垂直ターゲ
ット空間変位の両方を、水平圧縮係数を計算する際に考
慮しなければならない。なお、水平圧縮係数は、ソース
空間イメージをターゲット空間にマッピングするにつれ
て、ソース空間イメージに供給しなければならない。こ
れは、回転により、水平ソース空間ステップが垂直及び
水平ターゲット変位を生じるからである。
【0026】ソース・イメージ矩形の4個の隅の3個に
おける水平圧縮を見つけることにより、次のようにソー
ス・イメージの各ピクセル位置における水平圧縮計数を
近似する線形式を見つけることができる。
【数17】 なお、夫々は次のようになる。
【数18】
【数19】
【数20】
【0027】ピクセル単位を基本にして計算するシステ
ムにおいて、水平ステップの数Nhoriz.steps はピクセ
ルの数となり、垂直ステップの数Nvert.stepsはライン
の数となる。他のシステムも予想でき、多くのピクセル
及びラインを単一のステップとみなし、定数値A、B及
びCを可変する。
【0028】式(17)を、ソース・イメージ矩形の3
個の隅における水平圧縮係数用の次の3つの式(1
8)、(19)及び(20)に適用させる。
【数21】
【数22】
【数23】
【0029】垂直圧縮係数用に、同等な1組の式が次の
ように得られる。
【数24】 なお、各記号は次のようになる。
【数25】
【数26】
【数27】
【数28】
【数29】
【数30】
【0030】水平クロミナンス成分をルミナンス成分周
波数の半分でサンプリングするので、クロミナンス・チ
ャンネルは、ルミナンス・チャンネル用とは異なるろ波
が必要になる。水平サンプリング・レートにおけるこの
違いは、水平及び垂直圧縮係数の両方に影響する。これ
は、イメージ回転により、水平サンプリングが垂直ター
ゲット・イメージの詳細に影響を与えるためである。
【0031】2重アキュムレータ及びこれら用の係数を
付加する必要をなくすために、必要な圧縮係数のサブセ
ットが計算でき、これらから残りを適切な係数により乗
算により得られる。このアプローチを用いるために、ク
ロミナンスろ波用の変化係数のいくつかがルミナンスろ
波用の変化係数から係数2だけ変化することに先ず注意
しなければならない。次の式において、dX及びdY
は、ターゲット空間内の変化の水平及び垂直方向を夫々
参照している。なお、これは、関連した下付き文字が示
すソース空間内での変化の結果である。下付きの最初の
文字であるh又はvは、この効果を発生したソース空間
内の単位変化の方向を示すが、hが水平を表し、vが垂
直単位ステップを表す。下付きの次の大文字は、ルミナ
ンスL又はクロミナンスCであり、次のように表す。
【数31】
【数32】
【数33】
【数34】
【0032】これらの関係により、クロミナンス圧縮係
数は、ルミナンス変化係数を用いて計算できる。
【数35】
【数36】
【数37】
【数38】
【数39】
【数40】
【0033】係数AhC、BhC、ChC及びAvC' 、BvC'
、CvC' は、ルミナンス変化係数により再計算でき
る。
【0034】水平クロミナンス圧縮係数CfhL'及び水
平ルミナンス圧縮係数CfhC'は、乗算係数により次の
ように関連している。
【数41】 なお、
【数42】 であり、0及び∞の範囲である。
【0035】圧縮係数比CfhL/CfhCは、Rの任意の
値(0から∞)に対して、1及び2の間にあることが実
証できる。
【0036】同様に、垂直クロミナンス圧縮係数CfvC
と垂直ルミナンス圧縮係数CfvLとの比も、乗算定数に
関連する。
【数43】 なお、
【数44】 であり、0及び∞の間の範囲である。
【0037】同様に、圧縮係数比CfvC/CfvLが、S
の任意の値(0から∞)に対して1及び2の間であるこ
とを立証できる。上述は、更に詳細に後述するように、
回路の複雑さを低減するのに非常に有効であるという事
実がある。
【0038】再び図1を参照する。マイクロプロセッサ
10は、水平クロミナンス圧縮係数用の計算係数AhC、
BhC及びChCと、垂直ルミナンス圧縮係数計算用係数A
vL、BvL及びCvLを水平クロミナンス圧縮2重アキュム
レータ30及び垂直ルミナンス圧縮2重アキュムレータ
40に夫々供給する。
【0039】図4は、ソース空間からの矩形イメージ8
0をターゲット空間にマッピングしたのを示す。ターゲ
ット空間のX軸に平行な3本の線81、82及び83
は、矩形イメージ80の3個の隅と交差している。スキ
ュー角度2重アキュムレータ20が用いる第3組の圧縮
係数計算用係数の式の導出法を、この図を参照して説明
する。
【0040】局部的スキュー角度Θs のステップ毎の近
似を与えるソース座標Xs 及びYsの線形式は、次のよ
うになる。
【数45】 なお、
【数46】
【数47】
【数48】
【0041】式(37.a)、(37.b)及び(3
7.c)に必要なΘ1 、Θ2 及びΘ3の値を求めるに
は、図4の他の角度を決めなければならない。図4及び
式(32)から判る如く、角度Θ1 は、角度ΘB1マイナ
スΘA1に等しい。
【数49】
【0042】角度ΘA1は、ターゲット空間のX軸と、マ
ッピングされたソース原点及び単位水平ステップ(ソー
ス空間内の1、0への)をターゲット空間にマッピング
することによりターゲット空間内に定義した線との角度
である。ターゲット空間水平軸から時計方向に正とし、
同じ軸から反時計方向に負として、総ての角度を計る。
角度ΘA1は、式(39)により定まる。
【数50】
【0043】この明細書の他の場合と同様に、式(3
9)に用いたアークタンジェント関数は、4象限アーク
タンジェントである。なお、分子及び分母の個々の符号
は、象限を示す意味がある。すなわち、これは、FOR
TRAN関数のATAN2と等価である。
【0044】角度ΘB1は、ターゲット空間のX軸と、ソ
ース原点及び単位水平ステップ(ソース空間内の0、1
への)をターゲット空間マッピングすることによりター
ゲット空間内に定義した線との角度である。ターゲット
空間水平軸から時計方向に正とし、同じ軸から反時計方
向に負として、総ての角度を計る。角度ΘB1は、式(4
0)により定まる。
【数51】
【0045】図4及び式(41)から判る如く、角度Θ
2 は、角度ΘB2マイナス角度ΘA2に等しい。
【数52】
【0046】角度ΘA2は、ターゲット空間のX軸と、ソ
ース空間内の第1ラインの最終ピクセル及びマッピング
されたそのピクセルから(ソース空間内のL+1、0へ
の)単位水平ステップをターゲット空間にマッピングし
て定義したターゲット空間内のラインとの角度である。
基本幾何学原理、即ち、直線が平行線と同じ角度で交差
するという原理により、角度ΘA2は角度ΘA1と等しくな
ければならない。
【数53】
【0047】角度ΘB2は、ターゲット空間のX軸と、ソ
ース空間内の第1ラインの最終ピクセル及びマッピング
されたそのピクセルから(ソース空間内のL、1への)
単位垂直ステップをターゲット空間にマッピングして定
義したターゲット空間内のラインとの角度である。角度
ΘB2は、式(43)により求まる。
【数54】
【0048】図4及び式(44)から判る如く、角度Θ
3 は、角度ΘB3マイナス角度ΘA3に等しい。
【数55】
【0049】角度ΘA3は、ターゲット空間のX軸と、ソ
ース空間内の最終ラインの第1ピクセル及びマッピング
されたそのピクセルから(ソース空間内の1、Lへの)
単位水平ステップをターゲット空間にマッピングして定
義したターゲット空間内のラインとの角度である。角度
ΘA3は、式(45)により求まる。
【数56】
【0050】式(42)に関連して説明した幾何学的理
由により、
【数57】 となる。
【0051】再び図1を参照する。マイクロプロセッサ
10は、フィールド毎に式(37.a)、(37.b)
及び(37.c)のAsa、Bsa及びCsa係数を計算し
て、これらをスキュー角度2重アキュムレータ20に供
給する。タイミング発生器50からのタイミング信号に
応じて、スキュー角度2重アキュムレータ20は、式
(38)に応じて32ビット出力を発生する。
【0052】3個の2重アキュムレータ20、30及び
40の総べてが同じであり、その1個を図5に示す。2
重アキュムレータは、B係数入力及び第1レジスタ64
の内容を加算する第1加算器60を具えている。第1マ
ルチプレクサ(MUX)62は、その「1」入力端のC
係数及び「0」入力端の第1加算器60からの出力の間
で選択を行う。第1マルチプレクサ62の出力は、第1
レジスタ64の入力になる。
【0053】第2マルチプレクサ70は、その「1」入
力端の第1レジスタ64の内容及び「0」入力端の第2
加算器68の出力の間で選択を行う。第2マルチプレク
サ70の出力は、第2レジスタ72の入力である。第2
加算器68は、A係数入力と第2レジスタ72の内容と
を加算する。第2レジスタ72の出力は、所望の線形式
であり、圧縮係数又はスキュー角度にできる。
【0054】新たなフィールドの開始において、VSE
L(垂直選択)が「1」であり、第1マルチプレクサ6
2はC係数を第1レジスタ64の入力端に供給する。V
ENL(垂直イネーブル)が1クロック・サイクル期間
だけ高になり、アンド・ゲート66をイネーブルするの
で、CLK(ピクセル・レート・クロック)が通過し、
第1レジスタ64が1度クロックされる。その後、これ
は、Cの値を保持する。VSELがフィールド期間だけ
低になり、第1マルチプレクサ62は、第1加算器60
の出力を第1レジスタ64の入力端に供給する。各垂直
ステップに1度(理想的には1ライン)、VENLによ
り、他のCLKが第1レジスタ64に達するので、第1
レジスタ64は、各垂直ステップで他のBだけ増加し
て、BYs+Cを発生する。
【0055】HSEL(水平選択)は、第2マルチプレ
クサ70を制御する。各ラインの開始において、HSE
Lが1クロック・サイクル期間だけ高になり、第2マル
チプレクサ70が第1レジスタ70の出力を第2レジス
タ72の入力端に供給する。よって、各ラインの開始以
前に、第2レジスタがBYs +Cの現在の値に初期化さ
れる。各ラインの残りの期間中、HSELは低であり、
第2加算器68の出力がマルチプレクサ70により第2
マルチプレクサ72の入力端に供給される。HENL
(水平イネーブル)は、総てのアクティブ・ビデオ期間
中、高である。よって、各CLK毎に、第2加算器68
の動作により、第2レジスタ72が他のA値だけ増分す
るので、第2レジスタ72の出力は、所望式AXs +B
Ys +Cである。
【0056】2重アキュムレータ20、30及び40
は、単一のアキュムレータとして交互に実施できる。こ
の実施において、各垂直ステップの開始の直前に、新た
なB*Ys を水平アキュムレータ68、70、72、7
4に供給することにより、マイクロプロセッサ10で第
1(垂直)アキュムレータ60、62、64、66を実
現できる。
【0057】水平クロミナンス圧縮2重アキュムレータ
30の出力は、クロミナンス用水平クロミナンス圧縮係
数CfhCを表す32ビット整数である。整数−浮動変換
器32によりこの整数を浮動小数点数に変換する。この
結果の浮動小数点数は、5ビットの指数部と7ビットの
仮数部(M)とを有する。浮動−対数整数変換器34に
より、クロミナンス用の水平クロミナンス圧縮係数の浮
動小数点形式を整数の対数に変換する。この変換器34
は、4ビットの整数(I)と6ビットの小数(F)の出
力を発生する。浮動−対数整数変換器34の出力を加算
回路36の一方の入力端に供給する。水平クロミナンス
圧縮2重アキュムレータ30及び垂直ルミナンス圧縮2
重アキュムレータ32の整数出力の符号ビット(Sign)
を、リミッタ28、38、48及び58が用いて、これ
ら符号ビットが負数の存在を示すときに、それらの出力
をゼロに制限する。
【0058】基数が2の対数の実施について示したが、
他の基数でもよい。しかし、更に変換しなくても、浮動
小数点の指数が対数の整数部分になるので、基数2の対
数が特に便利である。
【0059】垂直ルミナンス圧縮2重アキュムレータ3
2の出力も32ビット整数である。これは、ルミナンス
用の垂直圧縮係数CfvLを表す。整数−浮動変換器42
が、この整数を浮動小数点数に変換する。その結果の浮
動小数点数は、5ビットの指数と7ビットの仮数を有す
る。次に、浮動−対数整数変換器44により、垂直ルミ
ナンス圧縮係数の浮動小数点形式を整数対数に変換す
る。この変換器44は、符号ビット、4ビットの整数及
び6ビットの整数を有する出力を発生する。小数−対数
整数変換器44の出力を加算回路46の一方の入力端に
供給する。
【0060】図1を再び参照する。絶対値回路22は、
スキュー角度2重アキュムレータ20の出力を受け、そ
の出力(符号ビット及び20の最小ビットを放棄する)
として最大11ビットの絶対値を発生する。この値は、
0度及び180度の間の角度を表す。絶対値回路22の
出力をルックアップ・テーブル24に供給する。このル
ックアップ・テーブルは、典型的にはPROMであり、
その値が角度ほぼ0度及び180度に無限に近づくと共
に、角度ほぼ90度に達する関数を決めるスキュー角度
のlog2 を実現する。かかる関数の3つを式(4
7)、(48)及び(49a)、(49b)に示す。最
後の2つの式は、角度の指示した範囲にわたる1対とし
て演算する。
【数58】
【数59】
【数60】
【数61】
【0061】これら関数の内部、即ち、変換され対数と
なった部分の本質的な特徴は、90度で1の値であり、
0度及び180度で0の値であるということである。ル
ックアップ・テーブル24は、x=2として実施化の式
(48)として示す。
【0062】ルックアップ・テーブル24の出力は、2
ビットの整数部分と6ビットの小数部分であるので、そ
の最大値は、3と63/64である。ルックアップ・テ
ーブル24への入力の値が、3と63/64を越す圧縮
を発生するならば、ルックアップ・テーブル24はその
代わりに3と63/64を発生する。ルックアップ・テ
ーブル24の出力を加算回路36の入力端及び加算回路
46の入力端に供給する。
【0063】加算回路36の出力は、4ビットの整数
と、5ビットの小数及び符号と、オーバフロー・ビット
とであり、スキュー角度及び水平クロミナンス圧縮用の
組み合わせ圧縮係数の基数2の対数を表す。加算回路3
6の出力をリミッタ38の入力端に供給する。
【0064】加算回路46の出力も、4ビットの整数
と、5ビットの小数及び符号と、オーバフロー・ビット
とであり、スキュー角度及び垂直クロミナンス圧縮の組
み合わせ圧縮係数の基数2の対数を表す。加算回路46
の出力をリミッタ48の入力端に供給する。
【0065】加算回路36の出力を加算回路26の一方
の入力端に供給する。この加算回路26の他方の入力端
には、オフセット(Offset)を供給する。例えば、水平
クロミナンス圧縮係数CfhCが既知ならば、式(35)
を参照して上述したように、水平ルミナンス圧縮係数C
fhLと水平クロミナンス圧縮係数CfhCとの比で水平ク
ロミナンス圧縮係数CfhCを乗算して、次式の水平ルミ
ナンス圧縮係数を発生する。
【数62】
【0066】対数の加算は、それらの非対数の乗算に等
価なので、加算回路26が加算したオフセットは、水平
ルミナンス圧縮係数CfhLと水平クロミナンス圧縮係数
CfhCとの比の(基数2の)対数である。[式(3
5)]
【数63】
【0067】変換マトリックス関数は所定のフィールド
内で変化しないので、クロミナンス圧縮係数とルミナン
ス圧縮係数との比は、そのフィールド内では一定であ
り、これら圧縮係数の比の対数である。したがって、こ
の数の対数は定数である。この定数は、上述の如く、基
数2の対数の0と1との間で変化する。これを、マイク
ロプロセッサ10がフィールド間で計算でき、ハードウ
エアにダウンロードする。
【0068】このオフセットを加算した結果、他の2重
アキュムレータではなく加算器により、水平クロミナン
ス圧縮係数CfhCの対数からの水平ルミナンス圧縮係数
CfhLの対数を発生する。また、上述の如く、水平ルミ
ナンス圧縮係数は、常に水平クロミナンス圧縮係数以上
なので、この比の対数は常に正であり、加算回路2は簡
単な加算器でよい。
【0069】加算回路46の出力を加算回路56の一方
の入力端に供給する。この加算回路56の他方の入力端
には、式(36)を参照して上述した如く、垂直クロミ
ナンス圧縮係数CfvCと垂直ルミナンス圧縮係数CfvL
との比の(基数2の)対数であるオフセット(Offset)
を供給する。そして、垂直クロミナンス圧縮係数を発生
する。
【数64】
【0070】他のオフセットにおいても、この比は、マ
イクロプロセッサ10がフィールド間で計算できる定数
であり、ハードウエアにダウンロードされる。さらに、
これにより、他の2重アキュムレータではなく加算器に
より、垂直クロミナンス圧縮係数CfvCと垂直ルミナン
ス圧縮係数CfvLとの積が可能になる。そして、垂直ク
ロミナンス圧縮係数は、常に垂直ルミナンス圧縮係数以
上であるので、この比の対数は常に正であり、加算回路
56を簡単な加算器にできる。
【0071】リミッタ28、38、48及び58の総べ
ては、3と31/32の最大値に対して、2ビットの整
数と5ビットの小数を発生する。これらは、その入力端
のオーバフロー・ビットをモニタする。そして、それが
セットされた場合、出力ビットを総べて「1」にするこ
とにより、これらはオーバフロー・ビットに応答する。
2重アキュムレータ30又は32から受けた符号ビット
が、入力が負であることを示すと、リミッタ28及び3
8、又は48及び58がその出力を総べて「0」にす
る。よって、これらリミッタ28、38、48及び58
は、それらの出力を0から3と31/32までの範囲に
制限する。
【0072】リミッタ28、38、48及び58の出力
の7ビットは、(図3に示す)可変フィルタ200、2
50、300及び350の各々で利用可能な128個の
フィルタ係数の中から選択を行い、1:1から2^(3
+31/32):1(約15.657:1)の範囲で圧
縮係数を近似するろ波を行う(^はべき乗を意味す
る)。リミッタ28、38、48及び58の負である入
力は、圧縮でなくイメージの拡大を表し、これらを圧縮
としてではなく近似的に処理する。リミッタ28、3
8、48及び58の3と31/32より大きい入力、即
ち、オーバフロー状態は、単にろ波された最大量であ
り、これ以上のろ波が望ましくても、約15.657:
1の圧縮係数に対応する。
【0073】ここで示した実現例では、1個のスキュー
角度2重アキュムレータ20と、水平及び垂直2重アキ
ュムレータ30及び40とを用いているが、他も可能で
ある。垂直フィルタが多くのラインにわたって動作する
ので、水平フィルタの中央タップ及び垂直フィルタの中
央タップの間には、数ライン(例えば4ライン)分の遅
延がある。理想的なろ波においては、2個のスキュー圧
縮計算器を用いることができる。一方の計算器は水平フ
ィルタ用であり、他方の計算器は垂直フィルタ用であ
る。なお、垂直フィルタは、これら2個のフィルタの中
央タップ間のライン数だけ遅延したデータ用の同じ係数
を発生する。しかし、必要とする遅延のライン数は、全
フィールドと比較して少ないので、両方のフィルタ用に
たった1個のスキュー圧縮計算器を用いることにより適
切な結果が得られる。この1個のスキュー圧縮計算器
は、2個の中央タップ間のラインに対する計算を行う。
【0074】同様な理論により、2重アキュムレータの
数を2個に減らせる。少しのラインと交差する奥行きの
変化が大幅に目立たないと仮定すれば、水平及び垂直フ
ィルタが1個の2重アキュムレータを共有できるので、
「平均」奥行きを基本とした圧縮係数を両方のフィルタ
に利用できる。次に、奥行き係数計算器は、奥行き係数
の最小値の対数を計算する。また、所望係数と実際に計
算した係数との比を基にしたオフセットを加算して、他
の係数の各々を導出できる。これら比の総べては、任意
のフィールドに対して一定であり、フィールド毎に再計
算できる。
【0075】実際の履行において、個々のクロック期間
内に実行できるステップに動作をブレークするために、
この装置の種々の処理要素間にレジスタを配置してもよ
い。この方法は、しばしばパイプラインと呼ばれる。パ
イプラインを用いる場合、選択したフィルタ係数が水平
フィルタの中央タップにおける第1水平ピクセルと乗算
するまで、アキュムレータ出力からのレジスタ遅延を考
慮するために、水平アキュムレータは、ラインの開始以
前の数クロック周期に開始しなければならない。実際に
も、水平アキュムレータは、レジスタ遅延を考慮するの
に必要なよりも7〜8クロック周期(水平ステップ)早
く、開始してもよい。すなわち、水平ステップ毎に、ア
キュムレータがロードするよりも「早く」、ロードされ
た値はAだけ減少する。例えば、水平アキュムレータが
5水平ステップ早くロードされると、Cの値は5*Aだ
け減少する。
【0076】同様に、垂直フィルタの中央タップに入力
するフィールドの第1ライン及びアキュムレータのロー
ド間のライン数により乗算されたBだけ、定数Cが減少
されているならば、垂直アキュムレータは、所望なだけ
早くロードしてもよい。
【0077】上述の本発明の実施例は、可変ろ波手段2
00、250、300、350の対数制御を用いたの
で、加算回路26、36、46、56を用いて対数圧縮
係数及びオフセットを組み合わせているが、これら組み
合わせを他の手段によっても実現できる。例えば、一般
的な組み合わせ手段27、37、47、57を乗算回路
として用いることもできる。乗算回路は加算回路よりも
複雑であり高価であるが、これらの利用によって、浮動
−対数整数変換器34及び44が不要になる。この代替
えには、対数機能を省くために、回路24の機能を変え
る必要があり、可変フィルタ200、250、300、
350を線形数値手段により制御できるようにする必要
がある。線形及び対数処理の混合は、独立した段で利用
できる。
【0078】本発明の好適な実施例について図示し説明
したが、本発明の広い観点において、本発明を逸脱する
ことなく、多くの変更及び変形が可能なことが当業者に
は明かであろう。よって、これらの変更及び変形が本発
明の真の範囲内ならば、特許請求の範囲はこれら変更及
び変形の総べてをカバーする。
【0079】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、2次元から
3次元、そして2次元に戻すマッピングを行う平面ビデ
オ・イメージのアンチ・エリアシングろ波量を最適化す
るのに用いる局部的イメージ圧縮係数の計算を簡単に行
える。よって、計算資源を節約できると共に、所望のろ
波を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイメージ圧縮計算器のブロック図
である。
【図2】局部的圧縮を基にした最適化フィルタ選択によ
るアンチ・エリアシングろ波の必要性が生じる圧縮及び
スキュー効果を説明する図である。
【図3】2次元イメージの3次元操作及びアンチ・エリ
アシングろ波を実行するビデオ効果システムの一部のブ
ロック図である。
【図4】スキュー角度係数発生処理に用いる角度を説明
する図である。
【図5】本発明により式Cf=AX+BY+Cを実行す
るのに適切な2重アキュムレータのブロック図である。
【符号の説明】
10 マイクロプロセッサ(計算手段) 20、30、40 2重アキュムレータ(実行手段) 22 絶対値回路 24 ルックアップ・テーブル 26、36、46、56 加算回路 28、38、48、58 リミッタ 32、42 整数−浮動変換器 34、44 浮動−対数整数変換器 50 タイミング発生器 100 イメージ圧縮計算器 200、250、300、350 フィルタ 400 ビデオ変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・ヴィー・スクワイアー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95946 ペン・バレー ジョンボーン・ロ ード 19941

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元イメージの3次元操作を実行する
    ビデオ効果装置用のアンチ・エリアシングろ波システム
    であって、 変換マトリックス関数Fの内容に応じてフィールド毎又
    はフレーム毎に定数A、B及びCを計算する計算手段
    と、 フィールド又はフレームの領域内で局部的に、線形式C
    f=AXs +BYs +Cを実行し(Xs は水平ステップ
    ・アドレス、Ys は垂直ステップ・アドレス、A、B及
    びCは計算した定数)、圧縮係数Cfを発生する実行手
    段と、 ビデオ信号入力を選択したカットオフ周波数にろ波でき
    るダイナミックな制御可能なフィルタ手段とを具え、 上記カットオフ周波数は上記圧縮係数Cf入力に応じて
    フィールド又はフレームの領域内で局部的に制御可能で
    あり、上記フィルタ手段はろ波したビデオ出力を発生す
    るアンチ・エリアシングろ波システム。
  2. 【請求項2】 上記実行手段は2重アキュムレータを有
    し、該2重アキュムレータの第1段が各フィールド又は
    フレームの開始時にCにより初期化されて、各垂直ステ
    ップ毎にBを累積してB*Ys +Cを発生し、上記2重
    アキュムレータの第2段が各垂直ステップの開始時にB
    *Ys +Cにより初期化されて各水平ステップ毎にAを
    累積してA*Xs +B*Ys +Cを発生し、Cfが上記
    2重アキュムレータの第2段の出力端で常に利用可能な
    ことを特徴とする請求項1のアンチ・エリアシングろ波
    システム。
  3. 【請求項3】 上記実行手段は各垂直ステップの開始時
    に上記計算手段がB*Ys +Cを供給する単一のアキュ
    ムレータを有し、該単一のアキュムレータは水平ステッ
    プ毎にAを累積してA*Xs +B*Ys +Cを発生し、
    Cfが上記単一のアキュムレータの出力端で常に利用可
    能なことを特徴とする請求項1のアンチ・エリアシング
    ろ波システム。
  4. 【請求項4】 上記水平ステップはピクセルであり、上
    記垂直ステップは1ラインであることを特徴とする請求
    項1のアンチ・エリアシングろ波システム。
  5. 【請求項5】 上記変換マトリックス関数Fの内容に応
    じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数C
    f2 と圧縮係数Cfとの比を求める手段と、 上記Cfを上記比で乗算して上記Cf2 を求める手段と
    を更に具えることを特徴とする請求項1のアンチ・エリ
    アシングろ波システム。
  6. 【請求項6】 上記ダイナミックな制御可能なフィルタ
    手段は対数圧縮係数入力を受け、 上記圧縮係数Cfを圧縮係数の対数log:Cfに変換
    する手段を更に具えたことを特徴とする請求項1のアン
    チ・エリアシングろ波システム。
  7. 【請求項7】 上記変換マトリックス関数Fの内容に応
    じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数C
    f2 と上記圧縮係数Cfとの比の対数log:rati
    oを求める手段と、 上記log:ratioを上記log:Cfに加算し
    て、上記log:Cf2を求める手段とを更に具えた請
    求項6のアンチ・エリアシングろ波システム。
  8. 【請求項8】 上記変換マトリックス関数Fの内容に応
    じて、フィールド毎又はフレーム毎に、スキュー角度定
    数Asa、Bsa及びCsaを計算する付加的な手段と、 上記スキュー角度定数Asa、Bsa及びCsaに基づいてス
    キュー角度の対数圧縮係数log:Cfsaを発生する発
    生手段と、 上記スキュー角度の対数圧縮係数log:Cfsaを上記
    対数圧縮係数log:Cfに加算し、組み合わせた対数
    圧縮係数log:Cfc を発生する加算手段とを更に具
    え、上記ダイナミックな制御可能なフィルタ手段が上記
    組み合わせた対数圧縮係数log:Cfc を上記対数圧
    縮係数log:Cfとして用いることを特徴とする請求
    項6のアンチ・エリアシングろ波システム。
  9. 【請求項9】 上記変換マトリックス関数Fの内容に応
    じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数C
    f2 と上記圧縮係数Cfとの比の対数log:raio
    を求める手段と上記log:ratioを上記log:
    Cfに加算して、上記log:Cf2を得る手段とを更
    に具えた請求項8のアンチ・エリアシングろ波システ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記発生手段は、 ピクセル単位で線形式Cf=Asa*Xs +Bsa*Ysa+
    Csaを実行して(Xsはピクセル・アドレス、Ys はラ
    イン・アドレス、Asa、Bsa及びCsaは計算した定
    数)、スキュー角度Θを発生する手段と、 Θの絶対値|Θ|を求める手段と、 スキュー角度決定関数の逆の対数値を求めて、上記スキ
    ュー角度対数圧縮係数log:Cfsaを発生する手段と
    を有し、上記決定関数が90度で1、0度及び180度
    で0の値であることを特徴とする請求項8のアンチ・エ
    リアシングろ波システム。
  11. 【請求項11】 上記スキュー角度決定関数は、値[1
    −cos (|Θ|)]の平方根であることを特徴とする請
    求項10のアンチ・エリアシングろ波システム。
  12. 【請求項12】 上記スキュー角度決定関数は、スキュ
    ー角度の絶対値のsine(正弦)であることを特徴と
    する請求項10のアンチ・エリアシングろ波システム。
  13. 【請求項13】 上記スキュー角度決定関数は、0度及
    び90度の間のΘsに対して|Θs /90|であり、9
    0度及び180度の間のΘs に対して(180−|Θs
    |) /90であることを特徴とする請求項10のアン
    チ・エリアシングろ波システム。
  14. 【請求項14】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、スキュー角度
    定数Asa、Bsa及びCsaを計算する付加的な手段と、 上記スキュー角度定数Asa、Bsa及びCsaに基づいてス
    キュー角度圧縮係数Cfsaを発生する発生手段と、 上記スキュー角度圧縮係数Cfsaと上記圧縮係数Cfと
    を組み合わせ、組み合わせた圧縮係数Cfc を発生する
    手段とを更に具え、上記ダイナミックな制御可能なフィ
    ルタ手段が上記組み合わせた圧縮係数Cfc を上記圧縮
    係数Cfとして用いることを特徴とする請求項1のアン
    チ・エリアシングろ波システム。
  15. 【請求項15】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数
    Cf2 と上記圧縮係数Cfとの比を求める手段と上記比
    を上記Cfに乗算して、上記Cf2 を得る手段とを更に
    具えた請求項14のアンチ・エリアシングろ波システ
    ム。
  16. 【請求項16】 上記発生手段は、 ステップ単位で線形式Cf=Asa*Xs +Bsa*Ysa+
    Csaを実行して(Xsは水平ステップ・アドレス、Ys
    は垂直ステップ・アドレス、Asa、Bsa及びCsaは計算
    した定数)、スキュー角度Θを発生する手段と、 Θの絶対値|Θ|を求める手段と、 スキュー角度決定関数の逆の値を求めて、上記スキュー
    角度圧縮係数Cfsaを発生する手段とを有し、上記決定
    関数が90度で1、0度及び180度で0の値であるこ
    とを特徴とする請求項14のアンチ・エリアシングろ波
    システム。
  17. 【請求項17】 上記スキュー角度決定関数は、値[1
    −cos (|Θ|)]の平方根であることを特徴とする請
    求項16のアンチ・エリアシングろ波システム。
  18. 【請求項18】 上記スキュー角度決定関数は、スキュ
    ー角度の絶対値のsine(正弦)であることを特徴と
    する請求項16のアンチ・エリアシングろ波システム。
  19. 【請求項19】 上記スキュー角度決定関数は、0度及
    び90度の間のΘsに対して|Θs /90|であり、9
    0度及び180度の間のΘs に対して(180−|Θs
    |) /90であることを特徴とする請求項16のアン
    チ・エリアシングろ波システム。
  20. 【請求項20】 ビデオ効果装置により3次元で操作す
    る2次元ビデオ信号をアンチ・エリアシングろ波する方
    法であって、 フィールド毎又はフレーム毎に変換マトリックス関数F
    に応じて線形式Cf=AXs +BYs +Cの係数を予め
    計算する過程と(Cfは求めた圧縮係数、Xsは各ステ
    ップでの水平ステップ位置、Ys は各フィールド又はフ
    レームでの垂直ステップ位置)、 フィールド又はフレーム内で局部的に、上記線形式を用
    いて、上記圧縮係数Cfを計算する過程と、 フィールド又はフレーム内で局部的に、上記圧縮係数C
    fに基づいて、ろ波関数を選択する過程とを具えたアン
    チ・エリアシングろ波方法。
  21. 【請求項21】 上記計算する過程は、 各フレームの開始時に値Cを蓄積して、BYs +Cの蓄
    積した値を発生し(なお、Ys は初めは0)、 各垂直ステップYs が生じると、BYs +Cの蓄積値に
    Bを加算して、BYs+Cを実現し、 各垂直ステップYs が生じると、BYs +Cの値を第2
    蓄積位置に転送して、AXs +BYs +Cの蓄積値を発
    生し(なお、Xs は初めは0)、 各水平ステップXs が生じると、BYs +Cの第2蓄積
    値にAを加算して、出力Cf=AXs +BYs +Cを発
    生することを特徴とす請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 上記計算する過程は、 各垂直ステップで、BYs +Cの値を予め計算し、 この予め計算した値を蓄積し、 各水平ステップXs が生じると、上記蓄積した値にAを
    加算して、出力Cf=AXs +BYs +Cを発生するこ
    とを特徴とす請求項20の方法。
  23. 【請求項23】 上記水平ステップはピクセルであり、
    上記垂直ステップはラインであることを特徴とする請求
    項20の方法。
  24. 【請求項24】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数
    Cf2 と圧縮係数Cfとの比を求める過程と、 上記Cfを上記比で乗算して上記Cf2 を求める過程と
    を更に具えることを特徴とする請求項20の方法。
  25. 【請求項25】 上記選択過程は、上記圧縮係数Cfの
    対数log:Cfに基づいて上記ろ波関数を選択し、 上記圧縮係数Cfをその対数log:Cfに変換する過
    程を更に具えたことを特徴とする請求項20の方法。
  26. 【請求項26】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数
    Cf2 と上記圧縮係数Cfとの比の対数log:rat
    ioを求める過程と、 上記log:ratioを上記log:Cfに加算し
    て、上記log:Cf2を求める過程とを更に具えた請
    求項25の方法。
  27. 【請求項27】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、スキュー角度
    定数Asa、Bsa及びCsaを計算する過程と、 上記スキュー角度定数Asa、Bsa及びCsaに基づいてス
    キュー角度の対数圧縮係数log:Cfsaを発生する過
    程と、 上記スキュー角度の対数圧縮係数log:Cfsaを上記
    対数圧縮係数log:Cfに加算し、組み合わせた対数
    圧縮係数log:Cfc を発生する過程とを更に具え、
    上記選択過程において、上記組み合わせた対数圧縮係数
    log:Cfc を上記対数圧縮係数log:Cfとして
    用いることを特徴とする請求項25の方法。
  28. 【請求項28】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数
    Cf2 と上記圧縮係数Cfとの比の対数log:rai
    oを求める過程と上記log:ratioを上記lo
    g:Cfに加算して、上記log:Cf2を得る過程と
    を更に具えた請求項27の方法。
  29. 【請求項29】 上記発生過程は、 ピクセル単位で線形式Cf=Asa*Xs +Bsa*Ysa+
    Csaを実行して(Xsはピクセル・アドレス、Ys はラ
    イン・アドレス、Asa、Bsa及びCsaは計算した定
    数)、スキュー角度Θを発生する過程と、 Θの絶対値|Θ|を求める過程と、 スキュー角度決定関数の逆の対数値を求めて、上記スキ
    ュー角度対数圧縮係数log:Cfsaを発生する過程と
    を有し、上記決定関数が90度で1、0度及び180度
    で0の値であることを特徴とする請求項27の方法。
  30. 【請求項30】 上記スキュー角度決定関数は、値[1
    −cos (|Θ|)]の平方根であることを特徴とする請
    求項29の方法。
  31. 【請求項31】 上記スキュー角度決定関数は、スキュ
    ー角度の絶対値のsine(正弦)であることを特徴と
    する請求項29の方法。
  32. 【請求項32】 上記スキュー角度決定関数は、0度及
    び90度の間のΘsに対して|Θs /90|であり、9
    0度及び180度の間のΘs に対して(180−|Θs
    |) /90であることを特徴とする請求項29の方
    法。
  33. 【請求項33】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、スキュー角度
    定数Asa、Bsa及びCsaを計算する過程と、 上記スキュー角度定数Asa、Bsa及びCsaに基づいてス
    キュー角度圧縮係数Cfsaを発生する過程と、 上記スキュー角度圧縮係数Cfsaと上記圧縮係数Cfと
    を組み合わせ、組み合わせた圧縮係数Cfc を発生する
    過程とを更に具え、上記選択買い手において、上記組み
    合わせた圧縮係数Cfc を上記圧縮係数Cfとして用い
    ることを特徴とする請求項20の方法。
  34. 【請求項34】 上記変換マトリックス関数Fの内容に
    応じて、フィールド毎又はフレーム毎に、第2圧縮係数
    Cf2 と上記圧縮係数Cfとの比を求める過程と上記比
    を上記Cfに乗算して、上記Cf2 を得る過程とを更に
    具えた請求項33の方法。
  35. 【請求項35】 上記発生過程は、 ピクセル単位で線形式Cf=Asa*Xs +Bsa*Ysa+
    Csaを実行して(Xsはピクセル・アドレス、Ys はラ
    イン・アドレス、Asa、Bsa及びCsaは計算した定
    数)、スキュー角度Θを発生する手段と、 Θの絶対値|Θ|を求める手段と、 スキュー角度決定関数の逆の値を求めて、上記スキュー
    角度圧縮係数Cfsaを発生する過程とを有し、上記決定
    関数が90度で1、0度及び180度で0の値であるこ
    とを特徴とする請求項33の方法。
  36. 【請求項36】 上記スキュー角度決定関数は、値[1
    −cos (|Θ|)]の平方根であることを特徴とする請
    求項35の方法。
  37. 【請求項37】 上記スキュー角度決定関数は、スキュ
    ー角度の絶対値のsine(正弦)であることを特徴と
    する請求項35の方法。
  38. 【請求項38】 上記スキュー角度決定関数は、0度及
    び90度の間のΘsに対して|Θs /90|であり、9
    0度及び180度の間のΘs に対して(180−|Θs
    |) /90であることを特徴とする請求項35の方
    法。
  39. 【請求項39】 操作者の入力から導出した変換マトリ
    ックス関数Fに応じて、平面ビデオ・イメージの2次元
    から3次元へ、そして2次元への操作を実行する手段
    と、 ビデオ信号入力を選択したカットオフ周波数にろ波し、
    上記カットオフ周波数が圧縮係数Cf入力に応じてフィ
    ールド又はフレームの領域内で局部的に制御可能であ
    り、ろ波したビデオ出力を発生するダイナミックな制御
    可能なフィルタ手段と、 変換マトリックス関数Fの内容に応じてフィールド毎又
    はフレーム毎に定数A、B及びCを計算する手段と、 フィールド又はフレームの領域内で局部的に、線形式C
    f=AXs +BYs +Cを実行し(Xs は水平ステップ
    ・アドレス、Ys は垂直ステップ・アドレス、A、B及
    びCは計算した定数)、圧縮係数Cfを発生する手段と
    を具えたビデオ・イメージ操作装置。
JP5071247A 1992-03-09 1993-03-05 局部化したイメージ圧縮計算方法及び2次元ビデオ・イメージの3次元操作におけるアンチ・エリアシングろ波を制御する装置 Pending JPH06209430A (ja)

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