JPH0620921U - 直動形ガイド装置 - Google Patents

直動形ガイド装置

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JPH0620921U
JPH0620921U JP5888592U JP5888592U JPH0620921U JP H0620921 U JPH0620921 U JP H0620921U JP 5888592 U JP5888592 U JP 5888592U JP 5888592 U JP5888592 U JP 5888592U JP H0620921 U JPH0620921 U JP H0620921U
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JP
Japan
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moving body
cage
guide rail
moving
guide
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Withdrawn
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JP5888592U
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Inventor
久喜 成宮
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転動体の傷付きを防止する。保持器のガイド
レールおよび移動体からの突出を防止し、移動体の負荷
能力を常に一定とするとともに、これにより移動体の移
動時の直線精度を高める。転動体の保持器からの脱落を
防止する。 【構成】 直線状ガイドレール1と移動体2との間に、
移動体2とともにこれと同方向に移動しうる保持器3を
介在させ、保持器3に、その移動方向に間隔をおいて複
数のボール7を保持させた直動形ガイド装置である。ガ
イドレール1および移動体2の前後両端部に、それぞれ
保持器3を当接させてその移動を停止させるストッパ部
分8、9を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、たとえば半導体製造装置や、OA機器や、計測機器などのテーブ ルの直線移動のために用いられる非循環式直動形ガイド装置に関する。
【0002】 この明細書において、前後、左右は、移動体の移動方向についていうものとす る。
【0003】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
この種直動形ガイド装置として、直線状ガイドレールと、ガイドレールに沿っ て移動する移動体と、ガイドレールと移動体との間に介在させられ、かつ移動体 とともにこれと同方向に移動する保持器と、保持器にその移動方向に間隔をおい て保持されている複数の転動体とにより構成され、ガイドレールおよび移動体の 互いに対向する面にそれぞれ転動体ガイド溝が形成され、保持器がガイドレール および移動体よりも短く形成されている非循環式直動形ガイド装置が知られてい る。
【0004】 このような非循環式直動形ガイド装置では、転動体がガイド溝の溝面に沿って 転動することにより移動体がガイドレールに沿って移動し、これと同時に保持器 が転動体とともに移動体の移動方向と同方向に移動するようになっている。この ときの保持器の移動距離は移動体の移動距離の略半分である。そして、保持器が ガイドレールおよび移動体から外れることがないように、ガイドレール、移動体 および保持器の長さ、ならびに移動体の移動範囲が設定されている。
【0005】 しかしながら、この非循環式直動形ガイド装置では、転動体の滑りなどに起因 して保持器のガイドレールおよび移動体に対する位置ずれが発生することがあり 、この場合移動体の設定移動範囲内においても、保持器の転動体を保持している 部分の一部がガイドレールまたは移動体から突出し、その結果保持器における突 出した部分に保持されている転動体が負荷を受けることができなくなって、負荷 能力が低下するという問題があった。しかも、設定移動範囲内の特定の場所で負 荷能力が低下することにより、移動体の動作における直線精度が低下するという 問題があった。さらに、保持器におけるガイドレールまたは移動体から突出した 部分に保持されていた転動体が脱落するおそれもあった。
【0006】 そこで、このような問題を解決した直動形ガイド装置として、ガイドレールの 転動体ガイド溝の前後両端部の溝面に移動体に向かって傾斜し、かつ転動体を係 止して転動体の転動を止める傾斜面が形成され、これにより保持器の移動を停止 させるようになされたものが提案されている(実開平4−46223号参照)。
【0007】 ところが、この直動形ガイド装置では、転動体の転動を停止させたさいに、転 動体に傷が付くという問題がある。
【0008】 この考案の目的は、上記問題を解決した直動形ガイド装置を提供することにあ る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案による直動形ガイド装置は、 直線状ガイドレールと、ガイドレールに沿って移動する移動体と、ガイドレー ルと移動体との間に介在させられ、かつ移動体とともにこれと同方向に移動する 保持器と、保持器にその移動方向に間隔をおいて保持されている複数の転動体と により構成され、保持器がガイドレールおよび移動体よりも短く形成されている 直動形ガイド装置であって、 ガイドレールおよび移動体の前後両端部に、それぞれ保持器を当接させてその 移動を停止させるストッパ部分が設けられているものである。
【0010】
【作用】
この考案による直動形ガイド装置では、ガイドレールおよび移動体の前後両端 部に、それぞれ保持器を当接させてその移動を停止させるストッパ部分が設けら れているので、保持器がガイドレールおよび移動体に対して位置ずれした場合、 保持器のガイドレールからの移動方向前方への突出は、保持器がガイドレールの ストッパ部分に当接し、ガイドレールに対する移動が停止させられることにより 防止される。また、保持器の移動体からの移動方向後方への突出は、保持器が移 動体のストッパ部分に当接し、移動体に対する移動が停止させられることにより 防止される。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
【0012】 図1〜図3はこの考案の第1実施例を示す。
【0013】 図1および図2において、直動形ガイド装置は、横断面略U字形の直線状ガイ ドレール(1) と、ガイドレール(1) 内に配され、かつガイドレール(1) に沿って 移動する横断面略逆U字形の移動体(2) と、ガイドレール(1) の左右両立上がり 部分(1a)と移動体(2) の左右両垂下部分(2a)との間に配置され、かつガイドレー ル(1) および移動体(2) に対して移動しうる保持器(3) とを備えている。
【0014】 ガイドレール(1) と移動体(2) の長さはほぼ等しくなっている。ガイドレール (1) の左右両側の立上がり部分(1a)の内側面に、それぞれ直線状ボールガイド溝 (4) が形成されている。移動体(2) の左右両垂下部分(2a)の外側面に、それぞれ ガイドレール(1) のボールガイド溝(4) と対応する直線状ボールガイド溝(5) が 形成されている。両ボールガイド溝(4)(5)は、それぞれ曲率が等しくかつ曲率中 心の異なった2つの円弧状面(4a)(5a)により形成されている。
【0015】 保持器(3) は、ガイドレール(1) および移動体(2) の前後方向の長さよりも短 く形成されている。保持器(3) に、前後方向に間隔をおいて、複数の穴状ポケッ ト(6) が形成され、各ポケット(6) 内にボール(転動体)(7) が入れられて保持 されている。ボール(6) の曲率は、ボールガイド溝(4)(5)の円弧状面(4a)(5a)の 曲率よりも大きくなっている。
【0016】 ガイドレール(1) の左右両立上がり部分(1a)の内側面の前後両端部におけるボ ールガイド溝(4) の上下両側の部分に、それぞれ前後方向外側に向かって徐々に 左右方向内側に傾斜し、かつ保持器(3) を当接させてその移動を停止させるスト ッパ部分(8) が一体に形成されている。
【0017】 移動体(2) の左右両垂下部分(2a)の外側面の前後両端部におけるボールガイド 溝(5) の上下両側の部分に、それぞれ前後方向外側に向かって徐々に左右方向外 側に傾斜し、かつ保持器(3) を当接させてその移動を停止させるストッパ部分(9 ) が一体に形成されている。
【0018】 上記構成において、移動体(2) がガイドレール(1) に対して移動すると、ボー ル(6) が両ボールガイド溝(4)(5)に沿って転動し、保持器(3) は移動体(2) と同 方向に、移動体(2) の移動速度の略半分の速度で移動する。
【0019】 長期間使用することにより、ボール(7) の滑りなどに起因して、たとえば図1 に1点鎖線で示すように、保持器(3) のガイドレール(1) および移動体(2) に対 する位置ずれが発生した場合、移動体(2) が図1の上側に移動すると、移動体(2 ) が設定移動範囲の端部に達するまでに、保持器(3) の端部がガイドレール(1) のストッパ部分(8) に当接し、保持器(3) のガイドレール(1) に対する移動が停 止させられる。その結果、保持器(3) のガイドレール(1) からの突出が防止され る。移動体(2) は、設定移動範囲の端部に達するまでさらに同方向に移動する。 すると、図3に示すように、ボール(7) が滑ることにより保持器(3) が移動体(2 ) に対して移動方向と反対側に移動し、その結果保持器(3) の移動体(2) に対す る位置ずれが強制的に修正される。
【0020】 保持器(3) が図1に1点鎖線で示す位置に存在している場合に、移動体(2) が ガイドレール(1) に対して図1の下方に移動すると、移動体(2) が設定移動範囲 の端部に達するまでに、保持器(3) の端部が移動体(2) のストッパ部分(9) に当 接し、保持器(3) の移動体(2) に対する移動が停止させられる。その結果、保持 器(3) の移動体(2) からの突出が防止される。移動体(2) は、設定移動範囲の端 部に達するまでさらに同方向に移動する。すると、ボール(7) が滑ることにより 保持器(3) が移動体(2) に対して移動方向と反対側に移動し、保持器(3) の移動 体(2) に対する位置ずれが強制的に修正される。
【0021】 図4〜図7はこの考案の第2実施例を示す。
【0022】 この場合、ガイドレール(1) のボールガイド溝(4) の前後両端部は、前後方向 外側に向かって徐々に浅くなっており、これにより保持器(3) を当接させてその 移動を停止させるストッパ部分(10)が一体に形成されている。ストッパ部分(10) における2つの円弧状面(4a)の曲率は、ボールガイド溝(4) の他の直線状部分に おける2つの円弧状面(4a)の曲率と等しくなっている。また、ボールガイド溝(4 ) の直線状部分における円弧状面の曲率の中心を結ぶ線は直線状となっており、 ストッパ部分(10)においては前後方向外側に向かって漸次左右方向の外側に湾曲 している。
【0023】 ガイドレール(1) のボールガイド溝(4) は、図7に示すように、回転軸(O) が 垂直でかつ周面に円弧状面の曲率と等しい上下2つの円弧状凸面を有する円形の 砥石(A) を使用し、NC工作機械によって、回転軸(O) の移動の軌跡が図7に鎖 線Xで示す通りになるように研削加工を施すことによって形成され、その結果ス トッパ部分(10)を有するボールガイド溝(4) が形成される。
【0024】 移動体(2) のボールガイド溝(5) の前後両端部は、前後方向外側に向かって徐 々に浅くなっており、これにより保持器(3) を当接させてその移動を停止させる ストッパ部分(11)が一体に形成されている。このストッパ部分(11)の構成は、ガ イドレール(1) のボールガイド溝(4) のストッパ部分(10)と同様であり、このス トッパ部分(11)においては、円弧状面(5a)の中心を結ぶ線は前後方向外側に向か って漸次左右方向の内側に湾曲している。なお、移動体(2) のボールガイド溝(5 ) も、ガイドレール(1) のボールガイド溝(4) と同様にして形成される。
【0025】 保持器(3) の前後両端のポケット(6) よりも前後方向外側の部分に、左右方向 への張出し部(12)が一体に形成されている。
【0026】 その他の構成は、上記第1実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付す 。
【0027】 上記構成において、保持器(3) のガイドレール(1) および移動体(2) に対する 位置ずれが発生した場合における保持器(3) のガイドレール(1) からの突出の防 止、および保持器(3) の位置ずれの修正は、保持器(3) の張出し部(12)がガイド レール(1) のストッパ部分(10)に当接し、保持器(3) のガイドレール(1) に対す る移動が停止させられることにより行われる。また、保持器(3) の移動体(2) か らの突出の防止、および保持器(3) の位置ずれの修正は、保持器(3) の張出し部 (12)が移動体(2) のストッパ部分(11)に当接し、保持器(3) の移動体(2) に対す る移動が停止させられることにより行われる。
【0028】 上記実施例においては、転動体としてボールが用いられているが、これに代え てころを用いてもよい。
【0029】 また、ボールガイド溝(4)(5)は、曲率の等しい2つの円弧状面(4a)(5a)により 形成されているが、これに限るものではない。また、ガイドレール(1) および移 動体(2) の形状も上記のものに限られない。
【0030】
【考案の効果】
この考案の直動形ガイド装置によれば、上述のように、保持器がガイドレール および移動体に対して位置ずれした場合、保持器のガイドレールからの移動方向 前方への突出、および保持器の移動体からの移動方向後方への突出は、保持器が ガイドレールおよび移動体のストッパ部分に当接してその移動が停止させられる ことによりそれぞれ防止される。したがって、転動体の傷付きが防止される。ま た、保持器の上記突出が防止されるので、移動体はその設定移動範囲内において 一定の負荷能力を持つことができるとともに、これにより移動体の移動時の直線 精度を高めることができる。さらに、転動体の保持器からの脱落を防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す一部切欠き平面図
である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】この考案の第1実施例において、保持器のガイ
ドレールからの突出が防止された状態を示す一部切欠き
平面図である。
【図4】この考案の第2実施例を示す一部切欠き平面図
である。
【図5】この考案の第2実施例において、保持器のガイ
ドレールからの突出が防止された状態を示す一部切欠き
平面図である。
【図6】図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】第2実施例のガイドレールのボールガイド溝の
形成方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 移動体 3 保持器 7 ボール(転動体) 8 ストッパ部分 9 ストッパ部分 10 ストッパ部分 11 ストッパ部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状ガイドレールと、ガイドレールに
    沿って移動する移動体と、ガイドレールと移動体との間
    に介在させられ、かつ移動体とともにこれと同方向に移
    動する保持器と、保持器にその移動方向に間隔をおいて
    保持されている複数の転動体とにより構成され、保持器
    がガイドレールおよび移動体よりも短く形成されている
    直動形ガイド装置であって、 ガイドレールおよび移動体の前後両端部に、それぞれ保
    持器を当接させてその移動を停止させるストッパ部分が
    設けられている直動形ガイド装置。
JP5888592U 1992-08-21 1992-08-21 直動形ガイド装置 Withdrawn JPH0620921U (ja)

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JP5888592U JPH0620921U (ja) 1992-08-21 1992-08-21 直動形ガイド装置

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JPH0620921U true JPH0620921U (ja) 1994-03-18

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ID=13097235

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JP5888592U Withdrawn JPH0620921U (ja) 1992-08-21 1992-08-21 直動形ガイド装置

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JP (1) JPH0620921U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100735A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Thk Co., Ltd. 案内装置
JP2009046799A (ja) * 2006-11-03 2009-03-05 Sunstar Precision Co Ltd ミシンの縫製枠駆動装置

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WO2006100735A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Thk Co., Ltd. 案内装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107