JPH06208794A - 立上げ時に定状態であるメモリセル - Google Patents

立上げ時に定状態であるメモリセル

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JPH06208794A
JPH06208794A JP5196927A JP19692793A JPH06208794A JP H06208794 A JPH06208794 A JP H06208794A JP 5196927 A JP5196927 A JP 5196927A JP 19692793 A JP19692793 A JP 19692793A JP H06208794 A JPH06208794 A JP H06208794A
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bit line
memory cell
interval
line driver
vcc
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JP5196927A
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English (en)
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Ta-Pen Guo
タ−ペン・グオ
Adi Srinivasan
アデイ・スリニバサン
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Original Assignee
Aptix Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
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    • G11C7/20Memory cell initialisation circuits, e.g. when powering up or down, memory clear, latent image memory

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】立上げ時の状態がユーザにより選択され得ると
共に、立上げ時に確実に定状態であるメモリセルを提供
する。 【構成】立上げ時、Vccは0ボルトから増加し、PWRUP
シグナルはVccに追随し、PWRUPBシグナルは0ボルトを
保持する。立上げ時、ドライバ回路に接続されたパスゲ
ートは使用不能となり、そのドライバからワードライン
24a,24b及びビットライン22を遮断する。ワー
ドライン及びビットラインは、P-チャネルプルアップ
トランジスタ52,54,56によりVccの上昇に追随
する。Vccがその所望の値に到達すると、PWRUPシグナ
ルは0ボルトになり、PWRUPBシグナルはVccとなり、こ
のためパスゲートをターンオンとして、ワードライン及
びビットラインドライバ回路をワードライン及びビット
ラインに接続する。Vcc最終PWRUPBシグナルは、P-チ
ャネルMOSプルアップトランジスタ52,54,56を
ターンオフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ及び静的
メモリセルに関する。特に本発明は、立上げ時(power-
up)に確実に定状態とする静的ランダムアクセスメモリ
(SRAM)セルに関する。
【0002】
【従来の技術】SRAMセルなどの静的メモリデバイスは、
静的メモリデバイスを含む集積回路の立上げ時にランダ
ム初期状態を示すことは公知である。立上げ時のランダ
ム初期メモリ状態がアレイ[例えば、プログラム可能な
接続またはスイッチング素子(例えば、MOSトランジス
タパスゲートまたはスイッチ)]中のメモリセルにより
制御されたデバイスを一緒に短絡させる場合、幾つかの
論理アレイに問題が発生し得る。このような短絡は、メ
モリセルにより制御されたデバイスをプログラム不可能
または損傷させてしまう。これは大きなアレイの場合に
は無視できない問題である。従って、立上げ時にメモリ
セルの初期メモリ状態を制御することが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決し、立
上げ時に確実に所定の初期状態とするメモリセルを提供
するために従来より種々試みられてきた。例えば、米国
特許第4,821,233号明細書では、各メモリ中に二つのP-
チャネルMOSトランジスタが種々のしきい電圧を示すよ
うに種々にドープされている。立上げ時に、電源電圧レ
ベルが0ボルトから供給電圧レベルに増加するにつれ
て、ゲートとソースの間に最低電圧差が必要な二つのP
-チャネルMOSトランジスタの一方を最初にターンオンす
る。このP-チャネルMOSトランジスタは、もう一方のP
-チャネルMOSトランジスタのゲートを順に増加レベルと
し、もう一方のP-チャネルMOSトランジスタが立上げ時
にターンオンしないようにする。
【0004】この解決策により立上げ時にメモリセルの
状態を制御し得るが、これには二つのP-チャネルMOSト
ランジスタをドーピングするための別個のマスクが必要
であり、従ってこのようなデバイスを含む集積回路を製
造する標準CMOS方法が使用できなくなってしまう。この
方法は、P-チャネルMOSトランジスタと不整合してしま
うのでもっと複雑になり、通常操作時にこれらの一方を
「ターンオフ」するのが難しい。これは望ましくない。
【0005】従来法では、そのしきい電圧を制御するた
めに一方のP-チャネルMOSトランジスタのチャネル長を
変えることを示唆しており、これにより、標準法でない
段階を使用する必要性を排除できる。しかし、この方法
で得られるしきい電圧での違いは、小さく且つ差動ドー
ピング(differential doping)よりも信頼性が低いと
考えられている。しきい電圧差動は、方法に依存して均
一でなくてもよい。
【0006】これらの解決策のいずれかを適用しても、
従来法による立上げ状態は、マスク依存性またはチャネ
ル長などのデバイスの物理的パラメーターに依存性であ
るため変えることができない。
【0007】従って本発明の目的は、従来法の欠点を排
除する、立上げ時に定状態であるメモリセルを提供する
ことである。
【0008】さらに本発明の目的は、立上げ時の状態が
ユーザにより選択され得る、立上げ時に確実に定状態で
あるメモリセルを提供することである。
【0009】また本発明の目的は、標準CMOS方法を使用
して製造し得る、立上げ時に確実に定状態であるメモリ
セルを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明により、メモリセ
ルを含む回路の立上げ時に確実に定状態とし得るメモリ
セルが提供される。一つ以上のメモリセルを含む集積回
路チップには、チップ立上げ時に使用される二つのシグ
ナルPWRUP及びPWRUPBを提供するための回路が備えられ
ている。あるいは、シグナルPWRUP及びPWRUPBは、I/Oピ
ンを介してチップに備え付けられ得、システムの立上げ
時にチップを含むシステムにより発生され得る。立上げ
時、Vccが0ボルトから3.5ボルトに増加するにつれ
て、PWRUPシグナルはVccに追随し、PWRUBシグナルは0
ボルトのままである。
【0011】PWEUP及びPWRUPBシグナルは、メモリセル
と協働するビットラインとワードラインを駆動するビッ
トラインドライバ回路とワードラインドライバ回路との
間に接続されたパスゲートを各々備えるP-チャネル及
びN-チャネルMOSトランジスタのゲートを駆動するため
に使用される。さらに、PWRUPBシグナルは、ワードライ
ンとVccの間及びビットラインとVccとの間に接続され
たP-チャネルMOSプルアップトランジスタを駆動するた
めに使用される。
【0012】立上げ時、パスゲートは使用不能となり、
そのドライバからワードライン及びビットラインを遮断
する。ワードライン及びビットラインは、P-チャネル
プルアップトランジスタによりVccの上昇に追随させら
れる。Vccがその所望値に達すると、PWRUPシグナルは
0ボルトになり、PWRUPBシグナルはVccになって、ワー
ドラインドライバ回路とビットラインドライバ回路をワ
ードラインとビットラインに接続させるためにパスゲー
トをターンオンする。Vcc最終PWRUPBシグナルは、ワー
ドラインとVcc及びビットラインとVccの間に接続され
たP-チャネルMOSプルアップトランジスタをターンオフ
する。
【0013】本発明の第2の態様により、所定の立上げ
状態は、ユーザにより限定された外部シグナル値により
決定され得る。
【0014】
【実施例】当業者には、本発明の以下の説明は単なる例
示であり、非限定的であることは判るであろう。本発明
の他の態様も当業者には直ちに考え付くであろう。
【0015】図1は、典型的な先行技術による5-トラ
ンジスタCMOSランダムアクセスメモリセル10の線図で
ある。P-チャネルMOSトランジスタ12及び14並びに
N-チャネルMOSトランジスタ16及び18は、クロス結
合ラッチを構成する。N-チャネルMOSトランジスタ20
は、列選択ライン24(アドレスライン“An”)上の
電圧が高い(即ち、5ボルト)とき、ラッチにビットラ
イン(データライン)22に接続するゲーチングデバイ
ス(パルストランジスタ)である。ビットライン22は
ビットラインドライバ回路26により駆動される。アド
レスラインは、ワードラインドライバ28により駆動さ
れる。
【0016】出力シグナルは、P-チャネルMOSトランジ
スタ12及びN-チャネルMOSトランジスタ16の共通ド
レイン接続を含むノード30で取られる。N-チャネルM
OSトランジスタ16がオフでP-チャネルMOSトランジス
タ12がオンである場合、出力は論理(logical)1で
あり、これらの状態が逆の場合、出力は論理0である。
【0017】図1のメモリセルからの読取及びこれへの
書込は、ビットラインを介して実施し得る。例えば、図
1のメモリセルからデータを読み取るためには、高シグ
ナルを列選択ライン24に適用し、N-チャネルMOSトラ
ンジスタ20をターンオンする。出力ノード30上の論
理が0であり、ノード32上の論理が1である場合、ビ
ットラインはより低レベルに充電される。ビットをメモ
リセルに書き込むためには、列選択ライン24を高くし
て、ビットライン22を書込ドライバ(示されていな
い)により充電し、これによりノード30をビットライ
ンと同一論理レベルに駆動する。図1の5-トランジス
タメモリセルは、高信頼性で読取及び書込される一つの
ゲーチングデバイス20及び一つのビットライン22を
必要とする。
【0018】本発明により、立上げ時にメモリセル10
を確実に定状態とするための装置及び方法が提供され
る。図2には、RAMメモリセルに関し立上げ時に確実に
定状態とするための本発明の例示的装置が線図の形で示
されている。二つの例示的RAMメモリセル10a及び1
0bが示されている。メモリセル10aは、クロス結合
ラッチを構成するためにP-チャネルMOSトランジスタ1
2a及び14a並びにN-チャネルMOSトランジスタ16
a及び18aを包含する。N-チャネルMOSトランジスタ
20aは、列選択ライン24a上の電圧が高いとき、ク
ロス結合ラッチへのビットライン22にクロス結合ラッ
チを接続するゲーチングデバイスである。メモリセル1
0bは、クロス結合ラッチを構成するために、P-チャ
ネルMOSトランジスタ12b及び14b並びにN-チャネ
ルMOSトランジスタ16b及び18bを包含する。N-チ
ャネルMOSトランジスタ20bは、列選択ライン24b
上の電圧が高いとき、クロス結合ラッチへのビットライ
ン22にクロス結合ラッチを接続するゲーチングデバイ
スである。
【0019】当業者には、本発明のRAMセルは、通常
の操作時にVccよりも高い電圧から駆動される型であっ
てもよいことは理解されよう。このような適用例として
は、RAMセルを使用して内部接続用のパスゲートを制
御する回路が挙げられる。パスゲートがVccを越える高
電圧で駆動される場合、これらを横切るしきい電圧の低
下はなく、従ってパスゲートを介するシグナルの縮退は
小さい。
【0020】ビットラインドライバ回路26は、P-チ
ャネルMOSトランジスタ40及びN-チャネルMOSトラン
ジスタ42を含むCMOSパスゲートを介してビットライン
22に接続される。ワードラインドライバ回路28a
は、P-チャネルMOSトランジスタ44及びN-チャネルM
OSトランジスタ46を含むCMOSパスゲートを介してワー
ドライン24aに接続される。ワードラインドライバ回
路28bは、P-チャネルMOSトランジスタ48及びN-
チャネルMOSトランジスタ50を含むCMOSパスゲートを
介してワードライン24bに接続される。ビットライン
22は、P-チャネルプルアップトランジスタ52を介
してVccにプルアップされる。ワードライン24aは、
P-チャネルプルアップトランジスタ54を介してVcc
にプルアップされ、ワードライン24bはP-チャネル
プルアップトランジスタ56を介してVccにプルアップ
される。
【0021】P-チャネルパスゲートトランジスタ4
0、44及び48のゲートは、シグナルPWRUPから駆動
される。N-チャネルパスゲートトランジスタ42、4
6及び50のゲート並びにP-チャネルプルアップトラ
ンジスタ52、54及び56のゲートは、シグナルPWRU
PBから駆動される。シグナルPWRUP及びPWRUPBは、チッ
プ上または外部で発生され得る。
【0022】図3a及び図3bを参照すると、電圧対時
間のグラフは、図2の回路中で使用されるPWRUP及びPWR
UPBに関する例示的波形を示している。図3a及び図3
bに見られるように、立上げ時、Vccが0ボルトから3.
5ボルトに増加する時、PWRUPBシグナルは0ボルトのま
まであり、PWRUPシグナルはVccを追随する。従って、
ビットラインドライバと協働するパスゲートトランジス
タ40及び42並びに、ワードラインドライバと協働す
るパスゲートトランジスタ44、46、48及び50は
立上げ時の初期ではオフである。P-チャネルプルアッ
プトランジスタ52は、そのゲートがPWRUPBに結合され
ているため立上げ時に初期からオンであり、ビットライ
ン22を充電してVccを追随する。ワードライン24a
及び24bは、トランジスタ54及び56によりプルア
ップされているので、ワードライン24a及び24bも
同様に立上げ時にVccを追随する。
【0023】ビットライン22並びにワードライン24
a及び24bは立上げ時に高いので、N-チャネルトラ
ンジスタ20a及び20bはターンオンされる。従って
RAMセルのノード30a及び30bは論理1に駆動さ
れ、ノード32a及び32bは論理0に駆動される。RA
Mセル10a及び10bは、立上げ時にビットラインの
極性を制御することにより定状態にセットされる。当業
者が諒解しているように、トランジスタ52を介してビ
ットライン22をプルアップすることによってビットラ
イン22を高く駆動する代わりに、ビットライン22は
PWRUPによりゲーチングされたN-チャネルMOSトランジ
スタを介してグランドまでプルダウンされ得るので、RA
Mセル10a及び10bを立上げ時と逆の状態に初期設
定する。
【0024】RAMセルが、ユーザプログラム可能な内部
接続構成等のパスゲートを駆動させるために使用される
前述の用途に於いて、単一ビットラインドライバ26は
立上げ時に数百のRAMセルを接続しなければならない。
多くのセルが初期化される最悪の場合に於いて、RAMセ
ルに電力供給するために通常使用されるVpp充電ポンプ
60は立上げ時に使用できない。PWRUPB(またはPWRU
P)シグナルを使用して立上げ時に充電ポンプ60のオ
シレータを使用不可能にし、N-チャネルMOSトランジス
タ62は、Vcc−Vtnに等しい電圧までメモリセル10
a及び10bの高い電力レールを充填する。この低い電
圧に於いて、ビットライン22は多くのメモリセルを駆
動し得る。当業者には、充電ポンプ60の特定のデザイ
ンに依存してPWRUPまたはPWRUPBシグナルのいずれかを
使用して充電ポンプ60を使用不可能にするために多く
の方法を用い得ることが理解されるであろう。
【0025】N-チャネルMOSトランジスタの62は、電
圧レベルVcc−VtnまでにVppを充電するために立上げ
時にオンになる唯一のデバイスである。ビットライン電
圧は、ノード30a及び30bより高い少なくとも一つ
のVtnであるVccに追随するので、RAMセルのクロス結
合ラッチはビットラインドライバにより過剰に書き込ま
れ易い。
【0026】図3a及び図3bから分かるように、立上
げ後、PWRUPシグナルは低くなり、PWRUPBシグナルは高
くなる。この状態に於いて、ビットラインドライバと協
働するパスゲートトランジスタ40及び42並びにワー
ドラインドライバと協働するパスゲートトランジスタ4
4、46、48及び50は、そのオン状態にある。p−
チャネルプルアップトランジスタ52のゲートがPWRUPB
に結合されているため、P-チャネルプルアップトラン
ジスタ52はオフになり、p−チャネルプルアップトラ
ンジスタ52は、ビットライン22を充電してVccを追
随する。P-チャネルMOSプルアップトランジスタ54及
び56もターンオフされているので、ワードラインドラ
イバ24a及び24bは、Vccから離れている。
【0027】この方法の主な利点は、本方法は立上げ時
に選択された状態とするためにメモリセル中のP-チャ
ネルMOSトランジスタの間で人工的に不整合を付与する
ために変更される必要がないという点である。ビットラ
インを書き込むための容量は、十分である。他のトリッ
ク、例えばP-チャネルMOSトランジスタの一方のしきい
電圧を変化させるためにデバイスサイジングまたは他の
任意の方法依存性の方法は用いられない。この試みは、
変形することなく元の(従来の)方法を使用することに
より実施し得る。
【0028】図4を参照すると、PWRUP及びPWRUPBシグ
ナルを発生するための回路10の線図が示されている。
コンデンサとして形成されたP-チャネルMOSトランジス
タ72は、接地されたそのゲートと、ソースがVccノー
ドに接続されているダイオード-接続P-チャネルMOSト
ランジスタ74のドレインに接続された他のプレートと
を有する。P-チャネルMOSトランジスタ76は、P-チ
ャネルMOSトランジスタ74に対して並列に接続されて
いる。N-チャネルMOSトランジスタ78は、P-チャネ
ルMOSトランジスタ74及び76のドレインと地面との
間に接続されている。第1のインバータ80は、P-チ
ャネルMOSトランジスタ74及び76に接続されたその
入力を有する。その出力は、P-チャネルMOSトランジス
タ76のゲートとP-チャネルMOSトランジスタ82のソ
ースに接続されている。N-チャネルMOSトランジスタ8
4は、P-チャネルMOSトランジスタ82と地面との間に
接続されている。第2のインバータ86は、P-チャネ
ルMOSトランジスタの82のソースに接続されたその入
力と、P-チャネルMOSトランジスタ82のゲートに接続
されたその出力とを有する。N-チャネルMOSトランジス
タ88は、N-チャネルMOSトランジスタ84に対してカ
ーレントミラーとしてN-チャネルMOSトランジスタ84
と並列に接続されている。第3のインバータ90は、イ
ンバータ86の出力に接続されたその入力を有し、その
出力はPWRUPシグナルを形成する。インバータ86の出
力はPWRUPBシグナルを形成する。
【0029】初期段階では、総ての回路ノードは0ボル
トである。Vccは、約6μs/ボルトの速度で立ち上が
る。t=0とt=5μs/ボルトの間で立上げ時、コンデ
ンサ72はノード92、P-チャネルMOSトランジスタ7
4及び76の共通のドレイン接続を低く保持する。従っ
てP-チャネルMOSトランジスタ74は常にオンである。
従って第1のインバータ80の出力は増加するVccを追
随する。約t=5μsの時、第1のインバータ80の出
力は第2のインバータ86のN-チャネルMOSトランジス
タをターンオンするのに十分に充電され、PWRUPBシグナ
ルノードを第2のインバータ86の出力にプルダウンす
る。従って、第3のインバータ90の出力のPWRUPシグ
ナルノードはVccに追随する。
【0030】約t=5μsとt=18μsとの間から、第
1のインバータ80の出力がVccと共に上昇するが、第
2のインバータ86により駆動されるP-チャネルMOSト
ランジスタ82及びN-チャネルMOSトランジスタ84の
ゲートは低く、N-チャネルMOSトランジスタ84はオフ
であり、P-チャネルMOSトランジスタ82はオンである
ため、P-チャネル及びN-チャネルMOSトランジスタ8
2及び84の共通のドレイン接続を含むノード94は充
電される。N-チャネルMOSトランジスタ78及び88を
包含するカーレントミラーは、ノード92をターンオン
するのは比較的困難であってノード92をプルダウンす
る。第1のインバータ80(P-チャネルMOSトランジス
タ76のゲートに接続された弱いインバータ)の出力は
P-チャネルMOSトランジスタ82を介してN-チャネルM
OSトランジスタ88により引き下げられ、Vcc後はVcc
未満である。Vcc引く第1のインバータ80の出力の電
圧がPの閾値に等しいとき、P-チャネルMOSトランジス
タ76をターンオンする。これは大きなデバイスである
ため、これは弱いオン状態のN-チャネルMOSトランジス
タ78を動かし得、ノード92を充電する。これは、V
cc=3から5の場合に起こり、約t=18μsの時に幾
つかの遷移状態を引き起こす。ノード92は低からVcc
となり、第1のインバータの出力は高から低となり、PW
RUPBノードは低から高(Vcc)となり、PWRUPノードは
高(Vcc)から低となる。これは所望の回路の挙動であ
る。立上げ期間は、約t=5μsからt=18μsであ
る。
【0031】図5には、メモリセルの立上げ状態がユー
ザ選択可能である本発明の一具体例が開示されている。
図5は、図2に開示された回路の一部を再現している。
RAMが初期化される“定状態”とすべき本発明の回路を
含む集積回路上のI/Oパッドを介してユーザにより外部
シグナル値がセットできるように、図2の回路をP-チ
ャネルMOSトランジスタ52を除去し、N-チャネルパス
ゲートトランジスタ42をビットライン22に接続する
ことにより変形し得る。
【0032】I/Oパッド102に接続した回路100
は、Vccとグランドとの間のN-チャネルMOSトランジス
タ106と直列にP-チャネルMOSトランジスタ104を
含む。P-チャネルMOSトランジスタ104のゲートは、
その入力の一方がPWRUPシグナルと接続しており、その
入力の他方がI/Oパッド102と接続している2-入力NA
NDゲード108の出力により駆動される。N-チャネルM
OSトランジスタ106のゲートは、その入力の一方がPW
RUPB出力に接続しており、その入力の他方がI/Oパッド
102と接続している2-入力NORゲート110の出力に
より駆動される。
【0033】図5の回路は、ビットライン22をI/Oパ
ッド102の値まで充電させる。P-チャネルMOSトラン
ジスタ104及びN-チャネルMOSトランジスタ106
は、立上げ時(即ち、PERUPはVccと共に上昇し、PWRUP
Bは“オフ”である)にのみオンとなり得る。立上げ
後、ゲート108及び110はこれらをオフとするの
で、効果がなくなる。PWRUPが上昇するにつれて、NADN
ゲート108は、I/Oパッド102に於ける電圧が高く
なるまで高くなり(P-チャネルMOSトランジスタ104
をターンオフする)、この場合NANDゲートの出力10
8’は低下し、P-チャネルMOSトランジスタ104はオ
ンであり、ビットライン22を高まで充電する。同様
に、I/Oパッド102の電圧が低く、PWRUPBシグナルが
低い場合、N-チャネルMOSトランジスタ106は、ビッ
トライン22を低く下げるだけである。
【0034】本発明の具体例及び適用を開示し且つ説明
したが、当業者には、本発明の理念を逸脱せずに上記具
体例の多くの変形が可能であることが明白となるであろ
う。従って本発明は、付記請求項の範囲以外には限定さ
れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な従来法のランダムアクセスメモリセル
の線図である。
【図2】立上げ時に定状態にメモリセルを強制するため
の本発明の回路を伴う図1のメモリセルの線図である。
【図3a】図2の回路で使用されるPWRUP及びPWRUPBシ
グナルに関する例示的波形を示す理論上の電圧対時間の
グラフである。
【図3b】図2の回路で使用されるPWRUP及びPWRUPBシ
グナルに関する例示的波形を示す実際上の電圧対時間の
グラフである。
【図4】図2の回路で使用されるPWRUP及びPWRUPBシグ
ナルを発生させる例示的回路の線図である。
【図5】ユーザ選択可能な立上げ状態を提供するための
例示的回路の線図である。
【符号の説明】
10 メモリセル 12,14 P-チャネルMOSトランジスタ 16,18,20 N-チャネルMOSトランジスタ 22 ビットライン 26 ビットラインドライバ回路 28 ワードラインドライバ 30,32 ノード 40,44,48 P-チャネルパスゲートトランジス
タ 42,46,50 N-チャネルパスゲートトランジス
タ 52,54 P-チャネルプルアップトランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図3を参照すると、電圧対時間のグラフ
は、図2の回路中で使用されるPWRUP及びPWRUPBに関す
る例示的波形を示している。図3に見られるように、
ち上げ時、Vccが0ボルトから3.5ボルトに増加する
時、PWRUPBシグナルは0ボルトのままであり、PWRUPシ
グナルはVccを追随する。従って、ビットラインドライ
バと協働するパスゲートトランジスタ40及び42並び
に、ワードラインドライバと協働するパスゲートトラン
ジスタ44、46、48及び50は立ち上げ時の初期で
はオフである。P−チャネルプルアップトランジスタ5
2は、そのゲートがPWRUPBに結合されているため立ち上
げ時に初期からオンであり、ビットライン22を充電し
てVccを追随する。ワードライン24a及び24bは、
トランジスタ54及び56によりプルアップされている
ので、ワードライン24a及び24bも同様に立ち上げ
時にVccを追随する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】図3から分かるように、立ち上げ後、PWRU
Pシグナルは低くなり、PWRUPBシグナルは高くなる。こ
の状態に於いて、ビットラインドライバと協働するパス
ゲートトランジスタ40及び42並びにワードラインド
ライバと協働するパスゲートトランジスタ44、46、
48及び50は、そのオン状態にある。P−チャネルプ
ルアップトランジスタ52のゲートがPWRUPBに結合され
ているため、P−チャネルプルアップトランジスタ52
はオフになり、P−チャネルプルアップトランジスタ5
2は、ビットライン22を充電してVccを追随する。P
−チャネルMOSプルアップトランジスタ54及び56も
ターンオフされているので、ワードラインドライバ24
a及び24bは、Vccから離れている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な従来法のランダムアクセスメモリセル
の線図である。
【図2】立ち上げ時に定状態にメモリセルを強制するた
めの本発明の回路を伴う図1のメモリセルの線図であ
る。
【図3】図2の回路で使用されるPWRUP及びPWRUPBシグ
ナルに関する例示的波形を示す電圧対時間のグラフであ
る。
【図4】図2の回路で使用されるPWRUP及びPWRUPBシグ
ナルを発生させる例示的回路の線図である。
【図5】ユーザ選択可能な立ち上げ状態を提供するため
の例示的回路の線図である。
【符号の説明】 10 メモリセル 12,14 P−チャネルMOSトランジスタ 16,18,20 N−チャネルMOSトランジスタ 22 ビットライン 26 ビットラインドライバ回路 28 ワードラインドライバ 30,32 ノード 40,44,48 P−チャネルパスゲートトランジス
タ 42,46,50 N−チャネルパスゲートトランジス
タ 52,54 P−チャネルプルアップトランジスタ
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットラインドライバにより駆動される
    ビットライン及びワードライン上のワードラインドライ
    バからのシグナルにより作動される、選択デバイスを介
    して前記ビットラインに接続可能な出力ノードを有する
    ランダムアクセスメモリセルを包含する集積回路に於い
    て、前記集積回路の立上げ間隔中に前記メモリセルを定
    状態に設定し、前記集積回路に電力供給する電位差が0
    ボルトから作動値まで増加する装置であって、前記立上
    げ間隔中に前記ビットラインから前記ビットラインドラ
    イバを遮断するための第1の手段と;前記立上げ間隔中
    に前記ビットラインから前記ワードラインドライバを遮
    断するための第2の手段と;前記立上げ間隔中に選択さ
    れた状態を前記メモリセルに書き込むための第3の手段
    とを含む前記装置。
  2. 【請求項2】 グランドに対する第1の電位差により電
    力供給され、且つ前記第1の電位差より大きいグランド
    に対する第2の電位差のソースにより電力供給されると
    共に、ビットラインドライバにより駆動される前記ビッ
    トライン及びワードライン上のワードラインドライバか
    らのシグナルにより駆動される選択デバイスを介してビ
    ットラインに接続可能な出力ノードを有するクロス結合
    ラッチを含む少なくとも一つのランダムアクセスメモリ
    セルを包含する集積回路に於いて、前記集積回路の立上
    げ間隔中に少なくとも一つのメモリセルを定状態に設定
    し、前記第2の電位差が0ボルトから作動値まで増加す
    る装置であって、前記立上げ間隔中に前記選択デバイス
    から前記ワードラインドライバを遮断し、前記選択デバ
    イスをターンオンするための第1の手段と;前記立上げ
    間隔中に前記ビットラインから前記ビットラインドライ
    バを遮断し、前記ビットラインに対する前記第2の電位
    差を接続するための第2の手段とを含む前記装置。
  3. 【請求項3】 ビットラインドライバにより駆動される
    前記ビットライン及びワードライン上のワードラインド
    ライバからのシグナルにより駆動される選択デバイスを
    介してビットラインに接続可能な出力ノードを有するラ
    ンダムアクセスメモリセルを包含する集積回路に於い
    て、前記集積回路の立上げ間隔中にユーザ選択可能な状
    態に前記メモリセルを設定し、前記集積回路に電力供給
    する電位差が0ボルトから作動値まで増加する装置であ
    って、前記立上げ間隔中に前記ビットラインから前記ビ
    ットラインドライバを遮断するための第1の手段と;前
    記立上げ間隔中に前記ビットラインから前記ワードライ
    ンドライバを遮断するための第2の手段と;前記立上げ
    間隔中に前記メモリセルに前記ユーザ選択可能な状態を
    書き込むための第3の手段とを含む前記装置。
  4. 【請求項4】 グランドに対する第1の電位差により電
    力供給され、且つ前記第1の電位差より大きいグランド
    に対する第2の電位差のソースにより電力供給されると
    共に、ビットラインドライバにより駆動される前記ビッ
    トライン及びワードライン上のワードラインドライバか
    らのシグナルにより駆動される選択デバイスを介してビ
    ットラインに接続可能な出力ノードを有するクロス結合
    ラッチを含む少なくとも一つのランダムアクセスメモリ
    セルを包含する集積回路に於いて、前記集積回路の立上
    げ間隔中に少なくとも一つのメモリセルをユーザ選択可
    能な状態に設定し、前記第2の電位差が0ボルトから作
    動値まで増加する装置であって、前記立上げ間隔中に前
    記選択デバイスから前記ワードラインドライバを遮断
    し、前記選択デバイスをターンオンするための第1の手
    段と;前記立上げ間隔中に前記ビットラインから前記ビ
    ットラインドライバを遮断し、前記ユーザ選択可能な状
    態を示すシグナルを前記ビットラインに接続するための
    第2の手段とを含む前記装置。
JP5196927A 1992-07-14 1993-07-14 立上げ時に定状態であるメモリセル Pending JPH06208794A (ja)

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EP0581443A3 (en) 1995-04-19
US5257239A (en) 1993-10-26
EP0581443A2 (en) 1994-02-02

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