JPH0620844A - インダクタンス部品 - Google Patents

インダクタンス部品

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Publication number
JPH0620844A
JPH0620844A JP4172296A JP17229692A JPH0620844A JP H0620844 A JPH0620844 A JP H0620844A JP 4172296 A JP4172296 A JP 4172296A JP 17229692 A JP17229692 A JP 17229692A JP H0620844 A JPH0620844 A JP H0620844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
spring material
inductance component
cores
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4172296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Sakata
庸樹 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4172296A priority Critical patent/JPH0620844A/ja
Publication of JPH0620844A publication Critical patent/JPH0620844A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉磁路コアの背圧接面の位置ズレを防止し、
閉磁路対接部の断面積のバラツキを防止し、周波数バラ
ツキを抑える。 【構成】 コア15a,15bの外周背面に形成された
位置規制用溝19に、ケース側の位置規制リブ18が挿
入される。線状ばね材17はほぼ収納用溝20に収容さ
れるが、その両端部はコア15bの位置規制用溝19に
挿入され、しかも線状ばね材17の両端17a,17b
はケース側の縦溝23a,23bに挿入されるので、線
状ばね材17の回転が阻止される事となり、この線状ば
ね材17の一部がコア15bと係合するので、位置規制
リブ18と線状ばね材17の双方がコア15bの位置規
制の役割をはたす事となる。 【効果】 コア15a,15bの互いの対接面の位置ズ
レを防止する事が出来るので、通過周波数バラツキ、減
衰量の減少を抑止する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の入力ケー
ブルに装置して用いられるノイズ吸収を行うインダクタ
ンス部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下従来のインダクタンス部品の構成に
ついて図を参照しながら説明する。
【0003】図6に示すように、電子機器1において
は、入出力ケーブル2を介して侵入するノイズまたは外
部へ出るノイズを、電子機器の入出力側で吸収除去する
ため、着脱容易な複数個に分割された閉磁路コアによっ
て構成されるノイズ吸収を目的とするインダクタンス部
品3が用いられる。
【0004】図7は従来のインダクタンス部品3の内部
構成を示す断面図を示す。4はプラスチックケース5に
一体に形成された弾性片であり、このようにコア6a,
6bの対接面7を圧接する為にプラスチックケース5の
弾性を利用したものがあった。また図8に示すようにク
ッション材8を設け、プラスチックケース9の弾性では
なく、このクッション材8の弾性によってコア11の対
接面を圧接するものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
ダクタンス部品では、フェライト対接面を圧接する為
に、プラスチックケースの弾性の利用や、クッション材
の利用のみでは、相互のフェライト対接面を圧接する機
能は有するが、相互圧接面の位置ズレは、防止出来ない
という問題を有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、圧接
面の位置ズレを防止し、閉磁路対接部の断面積のバラツ
キを防止し、所定の通過させる周波数バラツキを抑えま
た減衰量の減少を抑える事を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明のインダクタンス部品は、複数個の分割され
た閉磁路コア5の背面中心部に溝6とその溝を押えるば
ね材7及び他方の該コアの外周背面中心部を規制するリ
ブ8を設けたコアケース4を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成により複数個の分割された閉
磁路コアの対接面を圧接する際に対接面の位置ズレを防
止することを可能とし、対接面の断面積のバラツキを抑
え、所定の周波数バラツキ及び減衰量の減少を抑えるこ
とができるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例におけるインダクタ
ンス部品について図を参照しながら説明する。
【0010】図1および図2において、15aおよび1
5bはコアである。16はコアケースであり、図1に示
すように半ケース16aおよび半ケース16bから成る
二つ割りの構成になっている。16cは半ケース16a
と半ケース16bとの間のヒンジである。17は線状ば
ね材であり、線状ばね材17はコア15a,15bの対
接面21における圧接と該コアの位置規制の作用を兼ね
ている。18はコア15a,15bの位置規制を行うた
めの位置規制リブであり、半ケース16aの内側に突設
されている。
【0011】19はコア15a,15bの外周背面に形
成された位置規制用溝である。20はコアケース16の
半ケース16b側に形成されたばね材収容のための収納
用溝であり、前記位置規制リブ18に対向する位置に形
成されている。線状ばね材17はほぼ収納用溝20に収
容されるが、両端部はコア15bの位置規制用溝19に
挿入される。また23aおよび23bは収納用溝20の
両端に形成された縦溝であり、線状ばね材17の両端1
7a,17bはこの縦溝23a,23bに挿入される。
なお、収納用溝20の中央には補強のための仕切り20
aが形成されており、線状ばね材17は中央に湾曲部1
7cを設ける事によってこの仕切り20aをかわしてい
る。
【0012】このように線状ばね材17の両端が縦溝2
3a,23bに挿入されているので、線状ばね材17の
回転が阻止される事となり、この線状ばね材17の一部
がコア15bと係合するので、線状ばね材17がコア1
5bの位置規制の役割もはたす事となる。
【0013】図3は縦方向に切断した場合の断面図であ
る。また図4は本実施例のインダクタンス部品の外観図
である。上記構成により、以下その動作を説明する。
【0014】組み立てる際は、まず図1に示すように線
状ばね材17を収納用溝20に挿入し、次にコア15b
を半ケース16bに挿入する。さらにコア15bの上に
コア15aを置き、最後に半ケース16aをかぶせてク
ランプ22によって半ケース16aと半ケース16bを
互いに係止する。この際、圧接用線状ばね材17は押し
縮められる。
【0015】押し縮められた線状ばね材17の反発力に
より、コア15a,15bは互いに圧接させる。またコ
ア15a,15bの外周背面中心部の溝、位置規制リ
ブ、位置規制及び対接面の線状ばね材17により、互い
の対接面の位置ズレを防止している。このように構成し
たことにより、コア15a,15bを確実に圧接させ、
互いの対接面の位置ズレを防止する事が出来るので、通
過周波数バラツキ、減衰量の減少を抑止する事が出来
る。
【0016】実際には、図6に示すように入出力ケーブ
ルをこのインダクタンス部品に貫通させる事により、電
子機器の入出力ケーブルを介して侵入するノイズまたは
外部へ出るノイズを電子機器の入出力側で吸収除去す
る。
【0017】図5(a)は圧接面のズレが無く、図5
(b)はズレた状態を示す。また図5(c)はその効果
を示すグラフであり、周波数に対する減衰量の特性を示
す。図5(c)において、Aは圧接面にズレが無い場合
の特性、Bは圧接面がズレた場合の特性であり、低域に
おいてはAに対してBの減衰量が小さく、またAと同一
の減衰量を示す周波数が移動している事がわかる。図5
(a)に示すように圧接面のズレが無ければ、低域にお
いても比較的大きな減衰量を得る事が出来る。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば複数個の分割された閉磁路コアの対接面を圧
接する際に、位置規制用リブ及び位置規制と、該コアの
対接面を圧接する目的を兼ね備えたばね材により、該コ
ア対接面は位置規制されている為、入出力ケーブルを通
し、クランプ止めした時、対接面の位置ズレの発生を防
止しているので、閉磁路対接部の断面積の減少が発生せ
ず、通過させる周波数のバラツキ及び減衰量の減少を抑
えることができ、電子機器の入出力ケーブルを介して侵
入するノイズまたは外部へ出るノイズを電子機器の入出
力側で精度よく吸収除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインダクタンス部品
の分解斜視図
【図2】同インダクタンス部品の内部を示す横断面図
【図3】同インダクタンス部品の内部を示す縦断面図
【図4】同インダクタンス部品の外観斜視図
【図5】同インダクタンス部品の周波数特性を示すグラ
【図6】従来のインダクタンス部品の使用状態を示す斜
視図
【図7】従来のインダクタンス部品の一例を示す断面図
【図8】従来のインダクタンス部品の他の例を示す断面
【符号の説明】
15a,15b コア 16 コアケース 17 線状ばね材 18 位置規制リブ 19 位置規制用溝 20 収納用溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個に分割されたコアと、前記コアを外
    周面側から締め付けて閉ループ形成されると共に所定部
    位に固定するための係脱自在のクランプおよび前記のコ
    アの外周背面中心部に設けられた溝とその溝を押えるば
    ね材及び他方のコアを位置規制するリブを設けたコアケ
    ースよりなるインダクタンス部品。
  2. 【請求項2】コア外周背面中心部を規制する事により、
    該コアを圧接時にその圧接部の位置ズレを防止し、性能
    のバラツキを防止する請求項1記載のインダクタンス部
    品。
JP4172296A 1992-06-30 1992-06-30 インダクタンス部品 Pending JPH0620844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4172296A JPH0620844A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 インダクタンス部品

Applications Claiming Priority (1)

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JP4172296A JPH0620844A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 インダクタンス部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0620844A true JPH0620844A (ja) 1994-01-28

Family

ID=15939302

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4172296A Pending JPH0620844A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 インダクタンス部品

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JP (1) JPH0620844A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004419A1 (ja) * 2005-06-30 2007-01-11 Mitsubishi Electric Corporation 信号結合装置

Cited By (1)

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