JPH0620831A - 超電導磁石装置 - Google Patents
超電導磁石装置Info
- Publication number
- JPH0620831A JPH0620831A JP4178250A JP17825092A JPH0620831A JP H0620831 A JPH0620831 A JP H0620831A JP 4178250 A JP4178250 A JP 4178250A JP 17825092 A JP17825092 A JP 17825092A JP H0620831 A JPH0620831 A JP H0620831A
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- JP
- Japan
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- permanent current
- current switch
- coil
- superconductive
- magnet device
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- Pending
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
- 238000005339 levitation Methods 0.000 description 5
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- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行時における永久電流スイッチの振動を低
減すると共に、容易に製作できる超電導磁石装置を得
る。 【構成】 永久電流スイッチ13を超電導コイル11の
レーストラックの中心部に配置する。
減すると共に、容易に製作できる超電導磁石装置を得
る。 【構成】 永久電流スイッチ13を超電導コイル11の
レーストラックの中心部に配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば磁気浮上式車
両等に搭載される超電導磁石装置に関するものである。
両等に搭載される超電導磁石装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の磁気浮上式車両の構成を示
す横断面図、図4は従来の2コイルの超電導磁石装置の
構成を示す側面図、図5は例えば特開昭59−9857
0号公報に示された従来の超電導磁石装置の超電導コイ
ル部の詳細を示す横断面図である。図において、1は超
電導磁石装置であり、これは車体3の下部に設けた台車
枠2の両側部に装着されている。4は断面形状が凹形を
なす地上ガイドウエイ、5は地上側に設置された側壁浮
上方式の浮上案内コイル、6は推進コイルである。7は
外槽、8は超電導磁石装置1全体を台車枠2に固定する
ための固定軸であり、図5に示すように断熱支持体9を
介して液体ヘリウムの容器を兼ねる内槽10およびその
内部に収容された超電導コイル11、上記外槽7と内槽
10間に配設されたシールド板12を支持すると共に外
槽7と一体をなし、その一端に取り付け座8aを設けて
その端面を台車枠3に接合固定している。また、上記断
熱支持体9は直径の異なる円筒体を同心状に配置した多
重円筒構造で、十分な機械的強度を保ち、かつ熱伝導率
の低い例えば繊維強化プラスチック材料(CFRP)で
製作されており、その最内槽部9bの両端は上記固定軸
8に固定されている。また上記シールド板12の両端は
上記断熱支持体9の中間部に取り付けられた中間シール
ド金具9cに固定されている。13は永久電流スイッチ
であり、図4に示すように超電導コイルレーストラック
の外周コーナ部に配置されている。
す横断面図、図4は従来の2コイルの超電導磁石装置の
構成を示す側面図、図5は例えば特開昭59−9857
0号公報に示された従来の超電導磁石装置の超電導コイ
ル部の詳細を示す横断面図である。図において、1は超
電導磁石装置であり、これは車体3の下部に設けた台車
枠2の両側部に装着されている。4は断面形状が凹形を
なす地上ガイドウエイ、5は地上側に設置された側壁浮
上方式の浮上案内コイル、6は推進コイルである。7は
外槽、8は超電導磁石装置1全体を台車枠2に固定する
ための固定軸であり、図5に示すように断熱支持体9を
介して液体ヘリウムの容器を兼ねる内槽10およびその
内部に収容された超電導コイル11、上記外槽7と内槽
10間に配設されたシールド板12を支持すると共に外
槽7と一体をなし、その一端に取り付け座8aを設けて
その端面を台車枠3に接合固定している。また、上記断
熱支持体9は直径の異なる円筒体を同心状に配置した多
重円筒構造で、十分な機械的強度を保ち、かつ熱伝導率
の低い例えば繊維強化プラスチック材料(CFRP)で
製作されており、その最内槽部9bの両端は上記固定軸
8に固定されている。また上記シールド板12の両端は
上記断熱支持体9の中間部に取り付けられた中間シール
ド金具9cに固定されている。13は永久電流スイッチ
であり、図4に示すように超電導コイルレーストラック
の外周コーナ部に配置されている。
【0003】次に動作について説明する。超電導コイル
11は、永久電流スイッチ13によりコイル電流を永久
電流モードとすることによって超電導磁石として作用
し、かつこれを収容した内槽10内の液体ヘリウムによ
って冷却された状態で機能を発揮する。つまり超電導コ
イル11の電磁力が内槽10から断熱支持体9、固定軸
8を介して台車枠2へ伝わり、さらに地上側の浮上案内
コイル5と推進コイル6間に働くことによって車両が浮
上し推進案内される。
11は、永久電流スイッチ13によりコイル電流を永久
電流モードとすることによって超電導磁石として作用
し、かつこれを収容した内槽10内の液体ヘリウムによ
って冷却された状態で機能を発揮する。つまり超電導コ
イル11の電磁力が内槽10から断熱支持体9、固定軸
8を介して台車枠2へ伝わり、さらに地上側の浮上案内
コイル5と推進コイル6間に働くことによって車両が浮
上し推進案内される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導磁石装置
は、図4に示したように永久電流スイッチ13が超電導
コイル11のレーストラック外周のコーナ部に配置され
ているので、内槽10は非対称形状となっている。この
ため、超電導磁石装置1が地上コイルの電磁力成分や外
力によって加振され、曲げやねじりの共振状態になる
と、永久電流スイッチ13部の振動が大きくなって安定
性が低下し、かつ内槽10に渦電流損失による熱が発生
し、槽内の液体ヘリウムの蒸発量が増加するという問題
点がある。また、永久電流スイッチ13の配置位置を異
にする左右2種類の超電導磁石装置を製作しなければな
らないので作業が煩雑になるという問題点があった。
は、図4に示したように永久電流スイッチ13が超電導
コイル11のレーストラック外周のコーナ部に配置され
ているので、内槽10は非対称形状となっている。この
ため、超電導磁石装置1が地上コイルの電磁力成分や外
力によって加振され、曲げやねじりの共振状態になる
と、永久電流スイッチ13部の振動が大きくなって安定
性が低下し、かつ内槽10に渦電流損失による熱が発生
し、槽内の液体ヘリウムの蒸発量が増加するという問題
点がある。また、永久電流スイッチ13の配置位置を異
にする左右2種類の超電導磁石装置を製作しなければな
らないので作業が煩雑になるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、走行時における永久電流スイッ
チの振動を低減すると共に、容易に製作できる超電導磁
石装置を提供することを目的とするものである。
ためになされたもので、走行時における永久電流スイッ
チの振動を低減すると共に、容易に製作できる超電導磁
石装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る超電導磁
石装置は、永久電流スイッチを超電導コイルレーストラ
ックの中心部に配置したものである。
石装置は、永久電流スイッチを超電導コイルレーストラ
ックの中心部に配置したものである。
【0007】
【作用】この発明における超電導磁石装置の永久電流ス
イッチは、超電導コイルレーストラックの中心部に配置
されたので、内槽が対称形状となり、走行時における永
久電流スイッチの振動が低減する。
イッチは、超電導コイルレーストラックの中心部に配置
されたので、内槽が対称形状となり、走行時における永
久電流スイッチの振動が低減する。
【0008】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施例1における1コ
イルの超電導磁石装置の構成を示す側面図であり、図に
おいて、超電導磁石装置1、外槽7、固定軸8、断熱支
持体9、超電導コイル11は上記従来のものと同様であ
るが、永久電流スイッチ13の配置構成が異なる。即ち
永久電流スイッチ13は超電導コイルトラックの中心部
に配置されており、内槽10aは完全な対称形状となっ
ている。
いて説明する。図1はこの発明の実施例1における1コ
イルの超電導磁石装置の構成を示す側面図であり、図に
おいて、超電導磁石装置1、外槽7、固定軸8、断熱支
持体9、超電導コイル11は上記従来のものと同様であ
るが、永久電流スイッチ13の配置構成が異なる。即ち
永久電流スイッチ13は超電導コイルトラックの中心部
に配置されており、内槽10aは完全な対称形状となっ
ている。
【0009】上記のように構成された超電導磁石装置に
あっては、超電導コイルレーストラックの中心部に永久
電流スイッチを配置したので、超電導レーストラックの
コーナ部外側の対称位置4箇所に等しい空間が確保され
るので、ここに内槽10aの固定手段14を設けること
が可能となる。即ち上記固定手段14は図に示すよう
に、アーム15、断熱支持体16、固定軸17から成
り、これによって超電導コイル、内槽がより強固に固定
され耐振効果が向上する。なお、上記永久電流スイッチ
13が受ける磁界は超電導コイルレーストラックの内部
で最も小さく、従来の配置位置における磁界強度とほぼ
同等であるため、運転上の信頼性も問題はない。
あっては、超電導コイルレーストラックの中心部に永久
電流スイッチを配置したので、超電導レーストラックの
コーナ部外側の対称位置4箇所に等しい空間が確保され
るので、ここに内槽10aの固定手段14を設けること
が可能となる。即ち上記固定手段14は図に示すよう
に、アーム15、断熱支持体16、固定軸17から成
り、これによって超電導コイル、内槽がより強固に固定
され耐振効果が向上する。なお、上記永久電流スイッチ
13が受ける磁界は超電導コイルレーストラックの内部
で最も小さく、従来の配置位置における磁界強度とほぼ
同等であるため、運転上の信頼性も問題はない。
【0010】実施例2.図2はこの発明の実施例2にお
ける2コイルの超電導磁石装置の構成を示す側面図であ
り、それぞれの超電導コイルトラック7の中心部に永久
電流スイッチ13が配置され、内槽10は対称形状であ
って、上記実施例1と同様の効果を奏する。
ける2コイルの超電導磁石装置の構成を示す側面図であ
り、それぞれの超電導コイルトラック7の中心部に永久
電流スイッチ13が配置され、内槽10は対称形状であ
って、上記実施例1と同様の効果を奏する。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば永久電
流スイッチが超電導コイルレーストラックの中心部に配
置されているので、内槽形状が対称形となり、走行時に
おける永久電流スイッチの振動が低減する。また、製作
する超電導磁石装置が1種類となり、容易に製作するこ
とができ、信頼性の高い超電導磁石装置を提供すること
が可能になる。
流スイッチが超電導コイルレーストラックの中心部に配
置されているので、内槽形状が対称形となり、走行時に
おける永久電流スイッチの振動が低減する。また、製作
する超電導磁石装置が1種類となり、容易に製作するこ
とができ、信頼性の高い超電導磁石装置を提供すること
が可能になる。
【図1】この発明の実施例1における1コイルの超電導
磁石装置の構成を示す側面図である。
磁石装置の構成を示す側面図である。
【図2】この発明の実施例2における2コイルの超電導
磁石装置の構成を示す側面図である。
磁石装置の構成を示す側面図である。
【図3】従来の磁気浮上式車両の構成を示す横断面図で
ある。
ある。
【図4】従来の2コイルの超電導磁石装置の構成を示す
側面図である。
側面図である。
【図5】従来の超電導磁石装置の超電導コイル部の詳細
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
1 超電導磁石装置 7 外槽 8 固定軸 9 断熱支持体 10a 内槽 11 超電導コイル 12 シールド板 13 永久電流スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 39/04 9276−4M
Claims (1)
- 【請求項1】 超電導線材を巻回してレーストラック状
に作られた超電導コイル、コイル電流を永久電流モード
とするための永久電流スイッチ、上記超電導コイルおよ
び永久電流スイッチを囲む内槽、外部からの輻射熱およ
び磁気的外乱を防ぐシールド板、上記内槽およびシール
ド板と固定軸間に介装された断熱支持体、上記各部材を
収納し真空を維持するための外槽から構成される超電導
磁石装置において、永久電流スイッチを超電導コイルレ
ーストラックの中心部に配置したことを特徴とする超電
導磁石装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4178250A JPH0620831A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 超電導磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4178250A JPH0620831A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 超電導磁石装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620831A true JPH0620831A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16045212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4178250A Pending JPH0620831A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 超電導磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620831A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343622A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-29 | Fuji Electric Co Ltd | 超電導磁石 |
CN112509778A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-03-16 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于超导磁悬浮列车的高温超导磁体装置及使用方法 |
CN112626940A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-09 | 中国航天科工飞航技术研究院(中国航天海鹰机电技术研究院) | 超导磁体连接装置及超导电动磁悬浮车辆轨道系统 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4178250A patent/JPH0620831A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343622A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-29 | Fuji Electric Co Ltd | 超電導磁石 |
JP4562947B2 (ja) * | 2001-05-15 | 2010-10-13 | 富士電機ホールディングス株式会社 | 超電導磁石 |
CN112509778A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-03-16 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于超导磁悬浮列车的高温超导磁体装置及使用方法 |
CN112509778B (zh) * | 2020-10-29 | 2021-07-20 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种用于超导磁悬浮列车的高温超导磁体装置及使用方法 |
CN112626940A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-09 | 中国航天科工飞航技术研究院(中国航天海鹰机电技术研究院) | 超导磁体连接装置及超导电动磁悬浮车辆轨道系统 |
CN112626940B (zh) * | 2020-12-18 | 2022-07-15 | 中国航天科工飞航技术研究院(中国航天海鹰机电技术研究院) | 超导磁体连接装置及超导电动磁悬浮车辆轨道系统 |
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