JPH06208312A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH06208312A
JPH06208312A JP386393A JP386393A JPH06208312A JP H06208312 A JPH06208312 A JP H06208312A JP 386393 A JP386393 A JP 386393A JP 386393 A JP386393 A JP 386393A JP H06208312 A JPH06208312 A JP H06208312A
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JP
Japan
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heating
electrode body
roller
transfer material
heating element
Prior art date
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Pending
Application number
JP386393A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Ikegawa
彰仁 池側
Masafumi Yamamoto
雅史 山本
Masami Asano
雅己 浅野
Kaoru Furusawa
馨 古澤
Noriko Yoshida
典子 芳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH06208312A publication Critical patent/JPH06208312A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 定着装置1に、電気的に絶縁された個別の発
熱体9を所定のパターンで含み、転写材18と同方向に
移動する発熱板5と、転写材18のトナー付着面を発熱
板5に接触させる付勢手段2と、発熱板5と転写材18
の接触部に位置する発熱体9に電圧を印加する電流印加
手段5,6,7とを設けた。 【効果】 転写材18に接触する領域の発熱体9だけに
電流が印加されて発熱される。また、発熱体9は電圧が
印加されることにより瞬時に温度が上昇する。そのため
予熱が不要で、消費電力が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタなど
の画像形成装置において、紙などの転写材に付着してい
る未定着のトナー粒子を加熱して定着させる定着装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記定着装置として、ハロゲンラ
ンプなどの熱源を内蔵した加熱ローラと、この加熱ロー
ラと平行に配置され、該加熱ローラに圧接する圧力ロー
ラとを備え、これら加熱ローラと圧力ローラとで未定着
のトナー粒子を有する転写材を挾持搬送しながらトナー
粒子を加熱定着するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記定
着装置では、熱効率が悪いために、多量の電力を消費す
る、熱源に電流を印加してから加熱ローラの表面が所定
の温度まで上昇するのに長時間を要する、非定着時にも
所定の温度状態に予熱しておく必要がある、定着装置の
周辺が高温となるので断熱を施す必要がある、という問
題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の定
着装置が有する問題点を解消するためになされたもの
で、定着装置に、電気的に絶縁された個別の発熱体を所
定のパターンで含み、上記転写材と同方向に移動する発
熱板と、上記転写材のトナー付着面を上記発熱板に接触
させる付勢手段と、上記発熱板と転写材の接触部に位置
する発熱体に電圧を印加する電流印加手段とを設けたも
のである。
【0005】
【作用】上記定着装置では、電流印加手段により発熱板
と転写材の接触部に位置する発熱体に電流が印加され、
この発熱体が発熱して転写材に付着している未定着トナ
ー粒子を加熱して定着する。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1には全体を符号1で表した定着装
置の概略が示してある。この定着装置1は、概略、バッ
クアップローラである下ローラ2と加熱ローラである上
ローラ4とで構成され、上ローラ4は発熱板である発熱
スリーブ5とその内側に挿入された回転ローラ型式の電
極体6とで構成されている。また、上記下ローラ2は図
示しない画像形成装置本体に支持されており、モータ3
の駆動に基づいて矢印a方向に回転するようにしてあ
る。
【0007】上記発熱スリーブ5は、図2にその詳細な
断面を示すように、銅からなる薄肉円筒状電極板7の内
面にポリイミドなどの誘電体層8、外面にテフロンなど
の離型性層10を備えている。また、上記誘電体層8に
は、電気的に絶縁されたニクロム等の発熱体9が所定の
パターンで設けてあり、この発熱体9は誘電体層8の表
面すなわち内面に露出するとともに、外側の電極板7に
電気的に接続されている。なお、各層の厚さは、例えば
電極板7を1μm、誘電体層8を50μm、離型性層1
0を20μmとするのが適当である。
【0008】また、発熱スリーブ5は、平坦な誘電体層
8の一面に電極板7を設け、この誘電体層8に周知のフ
ォト・プロセス、エッチングおよび蒸着技術を用いて孔
を開けると共にその孔に導電性発熱体9を所定密度で埋
めたシートを円筒状に加工し、その後外周面にテフロン
などの離型性層10を塗布して製造される。なお、電極
板7が溶融されたトナー粒子に対して必要な離型性を有
するものであれば、離型性層10は不要である。
【0009】上記電極体6は導電性の軸11に同じく導
電性の円筒体12を外装してなり、上記発熱スリーブ5
に挿入されている。そして、この電極体6と発熱スリー
ブ5とを組み合わせた上ローラ4は下ローラ2と平行に
支持され、スプリング13の付勢力により電極体6と下
ローラ2とで発熱スリーブ5を挾持し、下ローラ2と発
熱スリーブ5、発熱スリーブ5と電極体6の摩擦に基づ
いて、下ローラ2の回転が発熱スリーブ5と電極体6に
伝達されるようになっている。また、電極体6と発熱ス
リーブ5の電極板7が電源14に接続され、電極体6に
接する発熱体9を介して電極体6と電極板7とが電気的
に接続されるようになっている。
【0010】ところで、発熱体9は、図3に示すように
発熱スリーブ5の軸方向に伸びる帯状発熱体9としても
よいし、図4に示すような円形または任意の形状の点状
発熱体9としてもよい。また、発熱体9の配置密度は、
後者のものでは約3000dpi程度、前者のものもこ
れと同程度の密度とするのが望ましく、帯状発熱体9の
幅、点状発熱体9の径または幅は、40μm程度が適当
である。また、発熱体9は、図5に示すように、その表
面が誘電体層8の表面と面一となるようにしてもよい
し、図6に示すように、表面が誘電体層8の表面から突
出するようにしてもよいが、発熱体9を点在させたもの
では、電極体6と電極板7との電気的接続を確実に図る
ために、後者の形式が望ましい。
【0011】下ローラ2の回転を上ローラ4に伝達する
方法は上記の方法に限るものでなく、図7に示すよう
に、電極体6の少なくとも一端部を発熱スリーブ5から
突出させ、その突出部外周にギヤ部15を形成する一
方、これに対応する下ローラ2の端部外周面にギヤ部1
6を形成し、これらのギヤ部15,16を噛合させるこ
とにより、下ローラ2の回転を上ローラ4に伝達するよ
うにしてもよい。ただし、この場合でも、電極体6は下
ローラ2に圧接し、摩擦力により発熱スリーブ5を電極
体6と共に回転させる点は同一である。
【0012】電極板7と電極体6との電気的接続は、例
えば、図8に示すように、発熱スリーブ5の一端側の離
型性層10を取り除いて電極板7を露出させ、これにブ
ラシ17を接触させて電源14に接続するようにしても
よいし、図示しないが、下ローラ2の端部に導電リング
を設けるとともに該導電リングを電源14に接続し、上
記導電リングを電極板7の露出部に接触させるようにし
てもよい。また、電極体6と発熱体9との接触を確実に
するために、電極体6の外周円筒体12は導電性ゴムな
どの弾性材で形成するのが望ましい。
【0013】上記構成からなる定着装置1は、モータ3
の駆動に基づいて下ローラ2が矢印a方向に回転する
と、下ローラ2と発熱スリーブ5との摩擦力、または下
ローラ2と電極体6とのギヤ機構により、発熱スリーブ
5と電極体6が下ローラ2と同速度で従動回転する。ま
た、電源14から電極板7と電極体6に電圧を印加する
と、電極体6と発熱スリーブ5との接触部に搬送されて
くる発熱体9が順次電極体6に導通されて発熱し、発熱
スリーブ5の外表面がトナーの定着に必要な温度、例え
ば約170℃に加熱される。また、電極体6と発熱スリ
ーブ5の接触部を通過した発熱体9は電流が遮断され、
自然に冷却される。したがって、図示しない電子写真工
程でトナー粒子19を付着した転写材18が矢印b方向
から進行してくると、この転写材18は下ローラ2と発
熱スリーブ5に挾持されながら搬送され、上記発熱によ
ってトナー粒子が溶融されて転写材18に定着される。
【0014】上記実施例では、電極板7の内面に発熱体
9を含む誘電体層8を設けるものとしたが、図3に示す
ように帯状発熱体9を軸方向に配列したものでは、電極
板7の外面に上記誘電体層8を設け、下ローラ2の一端
または両端に導電リングを設けるとともに該導電リング
を電源に接続し、この導電リングを介して発熱スリーブ
5と下ローラ2の接触部に位置する発熱体9に電圧を印
加するようにしてもよい。この場合、導電リングと発熱
体9との接触幅をある程度以上確保するために、導電リ
ングは導電性弾性材で形成するのが好ましい。ただし、
発熱スリーブ5の外周面に離型性層10を設ける場合で
も、導電リングとの接触部には離型性層は設けないもの
とする。
【0015】また、上記実施例では回転式の電極体6を
使用したが、図9に示すように、非回転型式の電極体6
aであってもよい。さらに、図10,11に示すよう
に、発熱スリーブ5の内側に電極体6または6aの他に
支持ローラ20,20を設け、これら電極体6または6
aと支持ローラ20,20に発熱スリーブ5を巻回して
もよい。さらにまた、図12,13に示すように、発熱
板5aは上記発熱スリーブ5のように無端状である必要
はなく、ローラ21と21に巻回しておき、トナー定着
時に一方のローラ21から他方のローラ21に送り出す
ようにしてもよい。そしてまた、図14に示すように、
発熱スリーブ5の内側に複数の電極体6,6を設け、加
熱定着幅を広くしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる定着装置では、転写材に接触する領域の発熱体だ
けに電流が印加されて発熱され、この領域を通過した発
熱体は自然に冷却される。また、発熱体は電圧が印加さ
れることにより瞬時に温度が上昇するため予熱する必要
がないし、その分消費電力も減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 定着装置の概略構成を示す側面図である。
【図2】 定着装置の部分拡大図である。
【図3】 発熱体の配置パターンを示す斜視図である。
【図4】 発熱体の他の配置パターンを示す斜視図であ
る。
【図5】 誘電体に含まれる発熱体の断面形状を示す図
である。
【図6】 誘電体に含まれる発熱体の他の断面形状を示
す図である。
【図7】 下ローラと電極体との回転伝達機構を示す図
である。
【図8】 電極板への通電方法を示す図である。
【図9】 電極体の他の実施例を示す図である。
【図10】 発熱板の他の支持状態を示す図である。
【図11】 発熱板の別の支持状態を示す図である。
【図12】 発熱板の他の実施例を示す図である。
【図13】 発熱板の別の実施例を示す図である。
【図14】 電極体を2つ設けた実施例の図である。
【符号の説明】
1…定着装置、2…下ローラ、4…上ローラ、5…発熱
板、6…電極体、7…電極板、8…誘電体層、9…発熱
体、10…離型性層、14…電源、18…転写材、19
…トナー粒子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 雅己 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 古澤 馨 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 芳田 典子 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材の表面に付着している未定着のト
    ナー粒子を加熱して定着させる定着装置において、電気
    的に絶縁された個別の発熱体を所定のパターンで含み、
    上記転写材と同方向に移動する発熱板と、上記転写材の
    トナー付着面を上記発熱板に接触させる付勢手段と、上
    記発熱板と転写材の接触部に位置する発熱体に電圧を印
    加する電流印加手段とを備えたことを特徴とする定着装
    置。
JP386393A 1993-01-13 1993-01-13 定着装置 Pending JPH06208312A (ja)

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JP386393A JPH06208312A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 定着装置

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JP386393A JPH06208312A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 定着装置

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ID=11569043

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JP (1) JPH06208312A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050515A (ja) * 2002-07-15 2003-02-21 Ricoh Co Ltd 定着装置
US7242898B2 (en) * 2005-03-02 2007-07-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing unit image forming apparatus with interior crown-shaped roll
JP2008268354A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Murata Mach Ltd 定着装置
JP2017037153A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 住友電気工業株式会社 自己発熱型定着ローラ

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