JPH06208286A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06208286A
JPH06208286A JP5001837A JP183793A JPH06208286A JP H06208286 A JPH06208286 A JP H06208286A JP 5001837 A JP5001837 A JP 5001837A JP 183793 A JP183793 A JP 183793A JP H06208286 A JPH06208286 A JP H06208286A
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JP
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matter removing
photoconductor
linear member
developing
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Application number
JP5001837A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ikeda
美穂 池田
Yoshikazu Okamoto
佳和 岡本
Yoshio Inoue
義雄 井上
Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像装置外から侵入して感光体に付着した異物
が現像領域に到達する前に、この感光体から除去できる
ようにする。 【構成】第1〜第4現像装置4a,4b,4c,4dの、感光体回
転方向上流側には、それぞれ第1〜第4異物除去装置31
a,31b,31c,31dが設けられている。これらの第1ないし
第4異物除去装置は、ワイヤ保持部材34とこのワイヤ
保持部材34に張設された異物除去用線状部材35とか
らなる。異物除去用線状部材35と感光体1との間の所
定間隔は、感光体1上に現像されるトナー層の厚みより
大きく、かつ異物の大きさより小さな値に設定されてい
る。そして、感光体1上に付着したファイバー等の異物
Aは感光体1の回転とともに移動して異物除去用線状部
材35に引っ掛かり、第1〜第4現像装置に到達する前
に感光体1から除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は電子写真を利用する複写
機、プリンターなどの画像形成装置に関し、更に詳細に
は、トナー層をドナーロール上に形成し、このドナーロ
ール上のトナー層により、画像形成装置の感光体に形成
された潜像を現像するようになっている画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トナー層をドナーロール上に形成し、こ
のドナーロール上に形成されたトナー層により、感光体
上の潜像を現像するようになっている画像形成装置は、
すでに多種にわたって公開されている。例えば、米国特
許第3,929,098号明細書には、磁気ロールを用い
て二成分現像剤をドナーロールに進入せるとともに、こ
現像剤のなかのトナーをドナーロール上に転移させるこ
とにより、ドナーロールにトナー層を形成する現像装置
を備えた画像形成装置が開示されている。
【0003】また、特開平1−304477号公報に
は、トナー層をドナーロール上に形成し、このドナーロ
ール上に形成されたトナー層に接触または近傍に電極ワ
イヤを設け、この電極ワイヤにより、現像領域において
ドナーロール上のトナー層からトナー雲を形成し、この
トナー雲により感光体上の潜像を現像するようになって
いる画像形成装置が開示されている。
【0004】更に、特開平3−113474号公報に
は、磁気ロールを用いて二成分現像剤をドナーロールに
進入させるとともに、こ現像剤のなかのトナーをドナー
ロール上に転移させることにより、ドナーロールにトナ
ー層を形成し、このドナーロール上に形成されたトナー
層に接触または近傍に電極ワイヤを設け、この電極ワイ
ヤにより、現像領域においてドナーロール上のトナー層
からトナー雲を形成し、このトナー雲により感光体上の
潜像を現像するようになっている画像形成装置が開示さ
れている。
【0005】ところで、これらの画像形成装置の現像装
置においては、現像剤が一成分であってもあるいは二成
分であっても、最終的には現像領域においてドナーロー
ル上のトナー層だけが感光体上の潜像に対する現像に寄
与することになる。これにより、磁気ブラシが感光体へ
接触するようなことはなく、高効率でしかも高画質の現
像を行うことができるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の現像装置では、ドナーロール上に異物が付着し、この
異物が現像領域に運ばれて感光体上の潜像にトナーとと
もに現像されてしまうという粉体現象が生じるおそれが
ある。そして、現像装置は、この粉体現象により種々の
画像欠陥が生じてしまい、高画質の現像が可能であると
いう利点を十分に発揮できない場合があった。
【0007】特に、前述のような現像装置では、ドナー
ロールとドナーロール上に形成されたトナー層に接触し
てまたは近傍に位置して電極ワイヤが設けられているの
で、ドナーロール上の異物がこの電極ワイヤにひっかか
ってしまう。このように電極ワイヤに引っかかった異物
により、ドナーロール上に形成されたトナー層にスジが
発生したり、電極ワイヤの周囲に形成される電界の均一
性が局部的に乱れたりしてしまうので、重大な画像欠陥
が生じてしまう。
【0008】そこで、異物のうち、特に粗大トナー粒子
やトナー凝集体などの現像装置内で発生する異常トナー
の異物を除去する方法が本出願人によって開発され、特
許出願されている(特願平3ー197950号)。この
異物の除去方法は、現像装置のハウジング内に現像領域
上流側に交流電圧を印加した電極を設け、この電極によ
りドナーロール上の正常なトナーから異常トナーを分
離、除去する方法である。この異物除去方法によれば、
粗大トナー粒子やトナー凝集体などの現像装置内で発生
する異常トナーを除去することができるようになる。
【0009】しかしながら、この異物除去方法は前述の
ような異常トナーを除去するものであるため、例えば用
紙から発生しクリーナを通過する紙粉やクリーナーブラ
シから発生するファイバーなどの現像装置外から侵入し
感光体上に付着して運ばれてくる異物あるいは現像装置
から感光体上に侵入する異物は除去することができない
という問題がある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、現像装置外から侵入して
感光体に付着した異物が現像領域に到達する前に、この
感光体から除去できるようにした画像形成装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】前述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、複数の現像装置の
すべての上流位置あるいは個々の現像装置の上流位置
に、感光体に近接しかつこの感光体の表面に対向して異
物除去装置を設けている。この異物除去装置は、感光体
の表面に対向する異物除去用線状部材とこの異物除去用
線状部材を把持する保持部材とからなっている。
【0012】そして、感光体に付着して運ばれてくるフ
ァイバー等の異物は、異物除去用線状部材に引っ掛かっ
て捕獲される。したがって、異物は各現像装置に到達す
る前に、事前にかつ確実に除去することができるように
なる。これにより、外部からの異物が現像装置の電極線
状部材に引っ掛かることが確実に防止できる。したがっ
て、この異物によって、感光体上に現像されたトナー層
が乱されることはなくなり、白すじ等の画像欠陥のない
良好な画像を得ることができるようになる。
【0013】また請求項2の発明は、異物除去装置に、
異物除去用線状部材に近接または接触しかつ回転可能に
回転ロールを設けており、この回転ロールにより、異物
除去用線状部材に引っ掛かった異物を、保持部材の線状
部材より内側に引き込むとともに、一旦引き込んだ異物
を異物除去用線状部材と回転ロールとの間に挟み込む。
したがって、異物が感光体上に移動するようなことが確
実に防止できる。
【0014】更に請求項3の発明は、異物除去装置の異
物除去用線状部材および回転ロールからなる部分の断面
形状を、現像装置の電極線状部材およびドナー部材から
なる部分の断面形状と同一またはほぼ同一に形成してい
る。このように異物除去装置の形状を現像装置の形状に
一致または類似させることにより、現像装置の電極線状
部材に引っ掛かりやすい異物を、異物除去装置により、
より一層効果的に除去できるようになる。
【0015】更に請求項4の発明は、異物除去装置の異
物除去用線状部材および前記回転ロールに、それぞれ、
現像装置の電極線状部材およびドナー部材のそれぞれに
印加される電圧と同一またはほぼ同一の電圧を印加する
ようにしている。
【0016】これにより、現像装置の電場に近似した電
場を異物除去装置に形成するようにしている。現像装置
の電極線状部材に引っ掛かりやすい電荷を帯びた異物を
事前に容易に捕獲することができるようになる。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す図
である。図1に示すように感光体1の外周近傍には、第
1帯電装置2a、第1露光装置3a、第1現像装置4a
がそれぞれ感光体1の外表面に対向して感光体回転方向
の上流側から順に配設されており、これらの装置により
第1画像記録装置5aが形成されている。同様に、第2
帯電装置2b、第2露光装置3b、第2現像装置4bか
らなる第2画像記録装置5b、第3帯電装置2c、第3
露光装置3c、第3現像装置4cからなる第3画像記録
装置5c、および第4帯電装置2d、第4露光装置3
d、第4現像装置4bからなる第4像形成部5bが、そ
れぞれ感光体回転方向の上流側から順に配設されてい
る。なお、6,7は転写材搬送装置、8は転写コロトロ
ン、9は除電コロトロン、10はクリーニング装置であ
る。
【0018】第1ないし第4現像装置4a,4b,4c,4dは同
じ構成を有しており、例えば図2に示すような構成とな
っている図2に示すように第1ないし第4現像装置4a,4
b,c,4dは、それぞれハウジング11を備えており、この
ハウジング11内には、感光体1に対向して配設される
ドナーロール12およびトナー層が形成される磁気ロー
ル13がそれぞれ図2において時計方向に回転可能に設
けられているとともに、磁気ロール13に隣接して現像
剤収容部14が設けられている。
【0019】現像剤収容部14は、仕切壁15によって
二つの細長い長方形状の室16,17に区画されてお
り、これらの室16,17は仕切壁15の両端において
互いに連通している。また、各室16,17には、例え
ばオーガあるいはスパイラルアジテータ等からなる第1
および第2回転攪拌部材18,19が回転可能に設けら
れている。キャリアとトナーとから成る二成分現像剤2
0が、両室16,17に高さ位置kまで収容されてい
る。そして、第1および第2回転攪拌部材18,19の
回転により、現像剤20は両室16,17の間で循環移
動されるとともに、現像剤20の一部が磁気ロール13
の方へ送られるようになっている。
【0020】ドナーロール12と感光体1との間には電
極ワイヤ21が配設されており、その場合電極ワイヤ2
1とドナーロール12との距離は、電極ワイヤ21がド
ナーロール12上に形成されたトナー層Tにより、自動
的にドナーロール12から離されるようになるため、そ
のトナー層Tの厚みと等しくなっている。通常では、電
極ワイヤ21とドナーロール12との間の距離は5μm
から30μm程度に設定される。電極ワイヤ21の両端
は、ドナーロール12上のトナー層Tの表面より若干ド
ナーロール12側に位置するように取り付けられてい
る。
【0021】更に、磁気ロール13の近傍には、磁気ロ
ール13上の現像剤層の厚みを規制する現像剤層厚規制
部材22が設けられている。室16から現像剤20の一
部が磁気ロール13側に搬送されるとともに、この現像
剤20は磁気ロール13の内部に固定された磁石13a
の磁力により、磁気ロール13の表面に吸着される。そ
の場合、現像剤20は現像剤層厚規制部材22により計
量されるので、常に一定量の現像剤が磁気ロール13に
搬送され、その結果磁気ロール13上には一定厚の現像
剤層が形成されるようになっている。そして、磁気ロー
ル13に吸着された現像剤20は磁気ロール12の回転
によってドナーロール12の方に搬送される。
【0022】磁気ロール13およびドナーロール12に
は、それぞれ直流バイアス電圧電源23,24が接続さ
れている。本実施例においては、ドナーロール12には
電源23から例えば200ボルトの直流バイアス電圧が
印加されるとともに、磁気ロール13には電源24から
例えば350ボルトの直流バイアス電圧が印加されるよ
うになっている。これらの印加電圧により、ドナーロー
ル12と磁気ロール13との間には静電界が形成され、
これにより、トナー粒子が磁気ロール13からドナーロ
ール12の方へ引き付けられ、ドナーロール12の表面
にはほぼ一様な厚さのトナー層Tが形成される。
【0023】また、電極ワイヤ21には、交流バイアス
電圧電源25により交流バイアス電圧が印加される。こ
の印加された交流バイアス電圧により、電極ワイヤ21
とドナーロール12の間に交流電界が形成され、この交
流電界により、ドナーロール12の表面からトナーが分
離されて電極ワイヤ21のまわりにトナー雲が形成され
るようになっている。この交流バイアス電圧の大きさ
は、本実施例では、例えば5kHzの周波数でピーク電圧
が例えば800ボルトに設定されている。
【0024】ドナーロール12には直流バイアス電源2
3から200ボルトの直流電圧が印加されて、ドナーロ
ール12と感光体1の間に静電界が形成されているの
で、電極ワイヤ21のまわりに形成されたトナー雲から
分離したトナー粒子が、感光体1上に形成されている潜
像へ引き付けられるようになる。更に、電極ワイヤ21
またはドナーロール12の表面は、印加電圧の短絡を防
止するために誘電体が被覆されている。
【0025】なお、ドナーロール12、磁気ロール13
および感光体1の回転方向は、必ずしも時計方向に回転
する必要はなく、使用される現像剤、トナーの層厚規制
部材22の設置位置等によって、適宜変えることができ
る。
【0026】このような構成をした画像形成装置におい
ては、第1ないし第4画像記録装置5a,5b,5c,5dが、順
に例えばイエロー(Y)、シアン(S)、マゼンタ
(M)およびブラック(B)の各色用の画像記録装置と
なっている。そして、感光体1が1回転する間に、第1
ないし第4画像記録装置5a,5b,5c,5dにより、感光体4
上にY,M,C,Bの色の順に潜像および現像が繰り返さ
れることにより、4色のフルカラー現像が行われるよう
になっている。
【0027】感光体1上に形成された4色のフルカラー
現像のトナー像は、転写材搬送装置26から搬送されて
くる転写材に転写コロトロン28によって転写されると
ともに、この転写材は除電コロトロン29によって除電
された後、転写材搬送装置27によって図示しない定着
装置の方へ搬送されるようになっている。また、転写が
終了した感光体4の外表面は、クリーニング装置30に
よって不要なトナー等が除去されて、再び第1画像記録
装置5aの方へ移動するようになっている。
【0028】ところで、第1ないし第4帯電装置2a,2b,
2c,2dと第1ないし第4現像装置4a,4b,4c,4dとの間、す
なわち第1ないし第4現像装置4a,4b,4c,4dの、感光体
回転方向上流側には、それぞれ第1ないし第4異物除去
装置31a,31b,31c,31dが設けられている。なお、場合に
よっては、異物除去装置はすべての異物除去装置31a,31
b,31c,31dの上流側、すなわち第1異物除去装置31a
の上流側にのみ設けるようにすることもできる。これら
の第1ないし第4異物除去装置31a,31b,31c,31dは、と
もに空気吸引管32を介して空気吸引装置33に接続さ
れている。
【0029】図3に示すように、第1ないし第4異物除
去装置31a,31b,31c,31dは同じ構成を有しており、断面
コ字状のワイヤ保持部材34の開口面34aに、所定本
数(図示例では4本)の異物除去用線状部材35,35,
…が0.5〜2mmの間隔でかつ若干のテンションを付与
した状態で張設されている。これらの異物除去用線状部
材35としては、例えば60μm径のタングステンのワ
イヤを用いることができる。
【0030】更に、図4に示すようにワイヤ保持部材3
4の異物除去用線状部材35より内側には、回転ロール
36が異物除去用線状部材35に近接または接触するよ
うにして回転可能に設けられている。回転ロール36と
異物除去用線状部材35との間の間隔は、例えばトナー
層の厚みが約20〜30μmであり、異物Aの大きさが
約0.5mmであるような画像形成装置では、例えば約
100〜500μmの大きさに設定される。この回転ロ
ール36は、図4において感光体1と同じ時計方向に回
転するようになっている。 そして、図2と図4とを比
較すると明らかなように、第1ないし第4異物除去装置
31a,31b,31c,31dの異物除去用線状部材35および回転
ロール36からなる部分は、第1ないし第4現像装置4
a,4b,4c,4dの電極ワイヤ21とドナーロール12からな
る部分の断面形状と同一またはほぼ同一の断面形状とさ
れている。
【0031】更に、図4に示すように異物除去用線状部
材35には、交流バイアス電圧電源37により、第1な
いし第4現像装置4a,4b,c,4dの電極ワイヤ21に印加さ
れる交流バイアス電圧とほぼ同一の交流バイアス電圧を
印加するとともに、回転ロール36には、直流バイアス
電圧電源38により、ドナーロール12に印加される直
流バイアス電圧とほぼ同一の直流バイアス電圧を印加す
ることにより、第1ないし第4異物除去装置31a,31b,31
c,31dに、それぞれ第1ないし第4現像装置4a,4b,c,4d
の電場と同一またはほぼ同一の電場を形成するようにし
ている。
【0032】このように構成された第1ないし第4異物
除去装置31a,31b,31c,31dは、それぞれ異物除去用線状
部材35が感光体1から所定間隔をおきかつ感光体1に
対向するようにし、更に異物除去用線状部材35の張り
方向が感光体1の軸方向に一致するようにして取り付け
られている。異物除去用線状部材35と感光体1との間
の所定間隔は、感光体1上に現像されるトナー層の厚み
より大きく、かつ異物の大きさより小さな値に設定され
ている。例えばトナー層の厚みが約20〜30μmであ
り、異物Aの大きさが約0.5mmであるような画像形
成装置では、この間隔は例えば約100〜500μmの
大きさに設定される。
【0033】こうして取り付けられた第1ないし第4異
物除去装置31a,31b,31c,31dにおいては、ファイバー等
の異物Aが感光体1上に付着したとき、この異物Aは感
光体1の時計方向の回転とともに移動して異物除去用線
状部材35に引っ掛かり、感光体1から除去されるよう
になる。その場合、異物除去用線状部材35と感光体1
との間の間隔が、感光体1上に現像されるトナー層の厚
みより大きいので、異物除去用線状部材35はこのトナ
ー層に接触することなく、異物Aのみを除去することが
できるようになる。
【0034】更に、異物除去用線状部材35に引っ掛か
った異物Aは、回転ロール36の回転によりワイヤ保持
部材34の異物除去用線状部材35より内側に引き込ま
れるとともに、一旦引き込まれた異物Aは異物除去用線
状部材35と回転ロール36との間に挟まるようにな
る。したがって、異物Aは感光体1上に移動するような
ことはない。特に、感光体1の回転方向と回転ロール3
6とは同方向に回転し、すなわち感光体1および回転ロ
ール36の各対向面は、互いに逆方向に移動しているの
で、異物Aを効果的に捕獲することができるようにな
り、その結果捕獲効率が向上し、異物Aが第1ないし第
4現像装置4a,4b,c,4dへ侵入するようなことはない。
【0035】そのうえ、第1ないし第4現像装置4a,4b,
c,4dの電場に近似した電場を第1ないし第4異物除去装
置31a,31b,31c,31dに形成することにより、第1ないし
第4現像装置4a,4b,c,4dの電極ワイヤ21に引っ掛かり
やすい電荷を帯びた異物Aを事前に容易に捕獲すること
ができるようになる。
【0036】以上のように、各異物除去装置の形状およ
び印加電圧等の各設定値をそれぞれ各現像装置の形状お
よび各設定値と類似させることにより、各現像装置に引
っ掛かり画像に悪影響を及ぼす異物Aを確実にかつ事前
に除去することができるようになる。
【0037】図5は、本発明の他の実施例を概略的にか
つ部分的に示す斜視図である。なお、前述の実施例と同
じ構成要素には同じ符号を付すことによりその詳細な説
明は省略するところで、第1ないし第4異物除去装置31
a,31b,31c,31dの異物除去用線状部材35に捕獲された
異物Aは徐々に蓄積され、その蓄積量が多くなると、蓄
積した異物Aの一部が再び感光体1へ移動するおそれが
生じる。本実施例は、このような問題に対処した実施例
である。
【0038】図5に示すように、異物除去用線状部材3
5がワイヤ保持部材39に保持されているとともに、回
転ロール36がロール支持部材40に回転可能に支持さ
れている。そして、ロール支持部材40はワイヤ保持部
材39に矢印αまたはβ方向に摺動可能に嵌挿されてい
る。このロール支持部材40のαまたはβ方向の摺動
は、図示しないモータ等の適宜の動力手段によって行う
ことができるとともに、この動力手段は画像形成装置の
図示しない制御装置により制御できるようになってい
る。更に、ワイヤ保持部材39の内部は空気吸引管32
を介して、図示しない空気吸引装置に連通している。
【0039】このように構成された本実施例において
は、通常は、画像形成装置の制御装置が動力手段を駆動
して、回転ロール36を異物除去用線状部材35に接近
するβ方向へ移動して、回転ロール36と異物除去用線
状部材35との間の間隔が図4に示す実施例と同じ間隔
となる作用位置に設定される。そして、異物除去用線状
部材35に捕獲された異物Aの蓄積量が多くなったと
き、画像形成装置の露光、帯電、現像の各工程が終了
し、他のシステムが停止するまでの間に、画像形成装置
の制御装置が動力手段を駆動して、回転ロール36を異
物除去用線状部材35から遠ざかるα方向へ移動して退
避位置に設定する。
【0040】更に、回転ロール36を退避位置に移動し
た後、空気吸引装置33により、異物除去用線状部材3
5に引っ掛かったファイバー等の異物Aを吸い取る。こ
うして、異物除去用線状部材35の異物捕獲量が多くな
っても、この異物Aを異物除去用線状部材35から確実
に除去することができるようになる。したがって、異物
除去用線状部材35に捕獲された異物Aが、再び感光体
1の方へ移動することは防止される。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、感光体に付着して運ばれてく
るファイバー等の異物を、現像装置に到達する前に、事
前にかつ確実に除去することができるので、外部からの
異物が現像装置の電極線状部材に引っ掛かることを確実
に防止できる。したがって、この異物による白すじ等の
画像欠陥を大幅に低減でき、良好な画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像形成装置の一実施例を示
し、感光体およびその周辺に配設される画像記録装置の
概略構成を示す図である。
【図2】 この実施例の現像装置の概略断面図である。
【図3】 異物除去装置の平面図である。
【図4】 この異物除去装置の感光体に対する配置を部
分的に示す断面図である。
【図5】 本発明の他の実施例の異物除去装置を概略的
に示す斜視図である。
【符号の説明】 1…感光体、2a,2b,2c,2d…第1,2,3,4帯電装置、3
a,3b,3c,3d…第1,2,3,4露光装置、4a,4b,4c,4d…第
1,2,3,4現像装置、5a,5b,5c,5d…第1,2,3,4画
像記録装置、6,7…転写材搬送装置、8…転写コロト
ロン、9…除電コロトロン、10…クリーニング装置、
11…ハウジング、12…ドナーロール、13…磁気ロ
ール、14…現像剤収容部、15…仕切壁、16,17
…室、18…第1回転攪拌部材、19…第2回転攪拌部
材、20…二成分現像剤、21…電極ワイヤ、22…現
像剤層厚規制部材、23,24…直流バイアス電圧電
源、25…交流バイアス電圧電源、26,27…転写材
搬送装置、28…転写コロトロン、29…除電コロトロ
ン29、30…クリーニング装置、31a,31b,31c,31d…
第1,2,3,4異物除去装置、32…空気吸引管、33
…空気吸引装置、34…ワイヤ保持部材34、34a…
開口面、35…異物除去用線状部材、36…回転ロー
ル、37…交流バイアス電圧電源、38…直流バイアス
電圧電源、39…ワイヤ保持部材、40…ロール支持部
材、A…異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 良和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 渕脇 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 千原 朋義 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電装置、露光装置および現像装置から
    なる複数の画像記録装置を感光体の表面に沿って順次配
    設し、感光体の一回転で、前記帯電装置による帯電工
    程、露光装置による露光工程、現像装置による現像工程
    を画像記録部毎に繰り返し、前記感光体に複数の色の現
    像画像を形成するようになっている画像形成装置におい
    て、 前記現像装置のすべての上流位置あるいは個々の現像装
    置の上流位置に、前記感光体に近接しかつ前記感光体の
    表面に対向して異物除去装置が設けられており、該異物
    除去装置は、前記感光体の表面に対向する異物除去用線
    状部材とこの異物除去用線状部材を把持する保持部材と
    からなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記異物除去装置は、前記異物除去用線
    状部材に近接または接触しかつ回転可能に前記保持部材
    に設けられた回転ロールを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像装置は、表面にトナー層が形成
    されるとともに、このトナー層により前記感光体上の潜
    像を現像する円筒状のドナー部材と、前記感光体および
    前記ドナー部材間に配設され、前記トナー層からトナー
    雲を発生させる電極線状部材とを少なくとも備え、前記
    異物除去装置の前記異物除去用線状部材および前記回転
    ロールからなる部分の断面形状が、前記現像装置の電極
    線状部材およびドナー部材からなる部分の断面形状と同
    一またはほぼ同一であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記異物除去装置の前記異物除去用線状
    部材および前記回転ロールに、それぞれ、前記現像装置
    の前記電極線状部材および前記ドナー部材のそれぞれに
    印加される電圧と同一またはほぼ同一の電圧を印加する
    電源がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置。
JP5001837A 1993-01-08 1993-01-08 画像形成装置 Pending JPH06208286A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022272A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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JP2011022272A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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