JPH06207605A - トルクアクチュエータ - Google Patents

トルクアクチュエータ

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JPH06207605A
JPH06207605A JP2061993A JP2061993A JPH06207605A JP H06207605 A JPH06207605 A JP H06207605A JP 2061993 A JP2061993 A JP 2061993A JP 2061993 A JP2061993 A JP 2061993A JP H06207605 A JPH06207605 A JP H06207605A
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/066Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the scotch yoke type

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁などを駆動するトルクアクチュエータ、特
にピストンの行程長さの長い長尺のアクチュエータ、の
ボディーをダイキャスト鋳物で製造しても、空気漏れや
耐久性低下などの不具合を伴わないようにすること。 【構成】 一対のピストン16,17から連設されたピ
ストンアーム18,19の往復運動を、両ピストン1
6,17の中間に配設された出力回転軸5の正逆回転に
変換するようにしたダブルピストン形のトルクアクチュ
エータに於いて、ボディーBが、出力回転軸5が横断状
態で支承される両端開放の筒状本体1と、この筒状本体
1の両端に連結され且つ前記各ピストン16,17が各
々内嵌される2つのシリンダチューブ用有底円筒体2,
3とに三分割されると共に、これら筒状本体1と有底円
筒体2,3はダイキャスト鋳物から構成されている点に
特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バタフライ弁などの駆
動手段として使用されるトルクアクチュエータ、即ち、
ピストンから連設されたピストンアームの往復運動を出
力回転軸の正逆回転に変換するようにしたトルクアクチ
ュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種のトルクアクチュ
エータとしては、ピストンアームの往復運動を、当該ピ
ストンアーム側の駆動ピンとこの駆動ピンに係合する出
力回転軸側の扇動アームとで出力回転軸の正逆回転に変
換するようにしたスカッチョーク形トルクアクチュエー
タや、ピストンアームの往復運動を、当該ピストンアー
ム側のラックギヤと出力回転軸側のピニオンギヤとで出
力回転軸の正逆回転に変換するようにしたラックピニオ
ン形トルクアクチュエータなどが知られ、何れの形式の
トルクアクチュエータに於いても、互いに逆方向に運動
する2つのピストンで両ピストンの中間に配設された1
つの出力回転軸を駆動するダブルピストン形と、1つの
ピストンで1つの出力回転軸を駆動するシングルピスト
ン形とが知られている。
【0003】而して、形式の如何を問わずこの種のトル
クアクチュエータに於いて高トルクを得るには、ピスト
ンの径を一定とするとき、ピストンの行程長さ(ストロ
ーク)を長くする必要がある。一方、アクチュエータの
ボディーは、圧力流体の流路や軸受部などを高精度に同
時一体成形することが出来て、後機械加工が少なくて済
むダイキャスト鋳物で構成するのが望ましいが、前記の
ようなピストンの行程長さが長いアクチュエータのボデ
ィー、特にダブルピストン形の長尺ボディーをダイキャ
スト鋳物で構成しようとすると、ダイキャスト鋳物に必
要なスライドコア(内型)の抜き勾配の関係からシリン
ダチューブ部分の両端間の内径差が大きくなり、この内
径差を無くすための機械加工での取り代が大きくなる。
【0004】ダイキャスト鋳物の場合、型に接する面は
緻密で平滑であるが、この面を機械加工すると、特にそ
のときの取り代が大きい程、内部のピンホールが露出す
ることになる。従ってシリンダチューブの内面の場合、
ピンホールが露出して空気漏れやピストンのシール部を
損傷させるなどの不具合が多く発生することになり、現
実には、前記のようなピストンの行程長さが長いアクチ
ュエータの長尺ボディーをダイキャスト鋳物で構成する
ことが出来なかった。
【0005】更に、スカッチョーク形のトルクアクチュ
エータの場合、高トルクを得るためにピストンの行程長
さを長くすることは、出力回転軸の中心からピストンア
ーム側の駆動ピンまでの距離、即ち出力回転軸側の扇動
アームの有効長さを長くすることになるが、鋼管などか
ら構成されるシリンダチューブの中に扇動アーム付き出
力回転軸を横断支承させる場合には、前記扇動アームの
長さはシリンダチューブの内径により制限され、この点
からも、ピストンの行程長さが長い高トルクの長尺アク
チュエータを実用化することが出来なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明のトルクアクチュエータは、一対のピストン16,
17から連設されたピストンアーム18,19の往復運
動を、両ピストン16,17の中間に配設された出力回
転軸5の正逆回転に変換するようにしたダブルピストン
形のトルクアクチュエータに於いて、ボディーBが、出
力回転軸5が横断状態で支承される両端開放の筒状本体
1と、この筒状本体1の両端に連結され且つ前記各ピス
トン16,17が各々内嵌される2つのシリンダチュー
ブ用有底円筒体2,3とに三分割されると共に、これら
筒状本体1と有底円筒体2,3はダイキャスト鋳物から
構成されている点に特徴を有する。
【0007】また、1つのピストン16から連設された
ピストンアーム18の往復運動を出力回転軸5の正逆回
転に変換するようにしたシングルピストン形のトルクア
クチュエータに於いては、ボディーBが、出力回転軸5
が横断状態で支承される両端開放の筒状本体1と、この
筒状本体1の一端に連結され且つピストン16が内嵌さ
れるシリンダチューブ用有底円筒体2、及び前記筒状本
体1の他端に結合されたカバープレート43とに三分割
されると共に、少なくとも前記筒状本体1と有底円筒体
2はダイキャスト鋳物から構成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1〜図3に於いて、1は両端開放
の筒状本体であり、2,3はシリンダチューブ用有底円
筒体である。これら筒状本体1と2つの有底円筒体2,
3は何れもダイキャスト鋳物から構成されており、筒状
本体1の両端に有底円筒体2,3の開口端をOリングな
どのシール材4を介して気密に結合一体化して、アクチ
ュエータのボディーBが形成されている。
【0009】5は筒状本体1の中央部を横断貫通する出
力回転軸であって、図2に詳細が示されるように、一端
には小径軸部5aが形成され、この小径軸部5aと軸本
体5bとの間の段部5cに当接する小径部6aを備えた
軸受部材6が小径軸部5a側から嵌合され、前記小径部
6aの外側に当接するストップリング7を前記小径軸部
5aに嵌合係止することにより、軸受部材6を出力回転
軸5の一端近傍部に相対回転のみ可能に装着している。
【0010】一方、筒状本体1の中央部両側には、前記
軸受部材6が内嵌する軸受部8aと、出力回転軸5の軸
本体5a遊端部を回転可能に支承する軸受部8bとが一
体成形されており、出力回転軸5の軸本体5a遊端部を
軸受部8bに挿通させると共に、軸受部材6を軸受部8
aに内嵌させてボルト9で固定することにより、出力回
転軸5を筒状本体1に回転のみ可能に支承している。1
0,11はOリングなどの気密保持用シール材であり、
12は、ストップリング7を外界から保護するシール材
である。この出力回転軸5の支承構造によれば、出力回
転軸5の両端部に各々抜け止め手段を併設する必要がな
く、構造も簡単であるばかりでなく、筒状本体1への組
み込みも簡単に行える。
【0011】図1に於いて、13は扇動アームであっ
て、そのボス部13aに於いて出力回転軸5にキー14
で固定され、当該ボス部13aから直径方向両側に延出
するフォーク部13b,13cを備えている。このフォ
ーク部13b,13cは、図2に示されるように出力回
転軸5の軸方向に一対並設されており、出力回転軸5の
軸心から各フォーク部13b,13cの先端までの距離
は、図1に示されるように両有底円筒体2,3の内周面
半径よりも大きく、従って前記筒状本体1の内周面に
は、図2及び図4に示されるように、前記各フォーク部
13b,13cが出力回転軸5と共に回動するときに当
該フォーク部13b,13cの先端が嵌合遊動する軸方
向凹溝部15が、両有底円筒体2,3の内周面より外側
に突出するように形成されている。
【0012】図1に示されるように、両有底円筒体2,
3にはピストン16,17が夫々軸方向摺動可能に内嵌
されており、一方のピストン16からは、前記扇動アー
ム13の一対の並設フォーク部13b間で、ボス部13
aと筒状本体1の内周面1aとの間に軸方向摺動可能に
挟まれるピストンアーム18が連設され、他方のピスト
ン17からは、前記扇動アーム13の一対の並設フォー
ク部13c間で、ボス部13aと筒状本体1の内周面1
aとの間に軸方向摺動可能に挟まれるピストンアーム1
9が連設されている。そしてこれら各ピストンアーム1
8,19には、前記フォーク部13b,13cの半径方
向切り欠き溝20に両端部が遊嵌する駆動ピン21,2
2が貫通装着されている。図1に於いて、23は各ピス
トン16,17に装着されたOリングなどの気密用シー
ル材であり、図2に於いて、24は各駆動ピン21,2
2の両端に装着された座金と抜け止めリングである。
【0013】前記扇動アーム13には、図1及び図4に
示されるように、一方のフォーク部13bに於ける出力
回転軸5の軸方向一側部で且つ揺動方向の両側に於い
て、被当接部25,26が一体に突設されており、両ピ
ストン16,17が図1に示されるように離間限位置ま
で移動したときに一方の被当接部25が当接するストッ
パーボルト27と、両ピストン16,17が接近限位置
まで移動したときに他方の被当接部26が当接するスト
ッパーボルト28とが、筒状本体1の軸方向に対し直交
する向きで当該軸方向に並列する状態で、図3に示され
るように筒状本体1に一体成形されたストッパーボルト
支承部29,30に螺合貫通せしめられている。なお、
これらストッパーボルト27,28は、被当接部25,
26を受け止める内端の位置を各別に出退調整した状態
で、図2及び図3に示されるロックナット31,32で
固定されるものである。33は気密用シール材である。
【0014】筒状本体1には、図2及び図3に示される
ようにポート形成用張出部1bに於いて2つの圧力流体
給排用ポート34,35が並設されている。一方のポー
ト34は直接筒状本体1の内部に流路36を介して連通
し、他方のポート35は、図1に示されるように、筒状
本体1の厚肉壁部1cに形成された軸方向貫通流路37
と、この流路37の両端に接続するように両有底円筒体
2,3の厚肉壁部2a,3aに形成された流路38,3
9とを介して、両有底円筒体2,3内の奥端部に連通し
ている。40は流路37,38及び37,39の接続部
に介在されたOリング等の気密用シール材である。
【0015】なお、図3に於いて41は、筒状本体1の
両端に有底円筒体2,3を結合するボルトであって、各
有底円筒体2,3側に一体に成形されたナット部42に
螺合する。
【0016】以上のように構成されたスカッチョーク形
のダブルピストン形トルクアクチュエータに於いて、図
1に示されるように両ピストン16,17が離間限位置
にあって、扇動アーム13の被当接部25がストッパー
ボルト27に当接している状態で、ポート35より流路
37〜39を介して両有底円筒体2,3内の奥端側へ圧
力流体を供給し、両ピストン16,17を互いに接近す
る方向に移動させると、各ピストンアーム18,19の
駆動ピン21,22が扇動アーム13のフォーク部13
b,13cを介して当該扇動アーム13を、被当接部2
6がストッパーボルト28に当接するまで、図に於いて
反時計方向に略90度だけ回動させる。
【0017】両ピストン16,17が接近限位置にあっ
て、扇動アーム13の被当接部26がストッパーボルト
28に当接している状態で、ポート34より流路36を
介して筒状本体1内へ圧力流体を供給し、両ピストン1
6,17を互いに離間する方向に移動させると、各ピス
トンアーム18,19の駆動ピン21,22が扇動アー
ム13のフォーク部13b,13cを介して当該扇動ア
ーム13を、被当接部25がストッパーボルト27に当
接するまで、図に於いて時計方向に略90度だけ回動さ
せる。
【0018】上記のようにして扇動アーム13を略90
度の範囲で往復揺動させることが出来、この扇動アーム
13の回転がキー14を介して出力回転軸5に伝達され
るので、当該出力回転軸5に連結される弁などを正逆開
閉駆動することが出来る。勿論、扇動アーム13の往復
揺動範囲(出力回転軸5の正逆回転角度)とその行程限
の位置は、両ストッパーボルト27,28の出退調整に
より、微調整することが出来る。また、ピストンアーム
18,19が、扇動アーム13の一対の並設フォーク部
13b間及び13c間で、ボス部13aと筒状本体1の
内周面1aとの間に軸方向摺動可能に挟まれてガイドさ
れているので、ピストン16,17は、その軸方向長さ
が短くとも、こじれることなく円滑に摺動する。
【0019】図5は、上記のように構成された筒状本体
1と、この筒状本体1の一端に連結され且つピストン1
6が内嵌されたシリンダチューブ用有底円筒体2、及び
筒状本体1の他端を閉塞するカバープレート43とを使
用して、シングルピストン形トルクアクチュエータのボ
ディーBを構成した実施例を示している。このアクチュ
エータをスカッチョーク形とする場合には、ピストンア
ーム18の駆動ピン21にのみ係合するフォーク部44
aを備えた扇動アーム44が使用される。また、筒状本
体1に形成されている流路37の一端は、前記カバープ
レート43により閉塞することが出来る。
【0020】また、図6に示されるように、筒状本体1
の内径より十分に大きな内径のシリンダチューブ用有底
円筒体2,3を使用して、大径のピストン16,17を
組み込み、出力トルクの増大を図ることも出来る。この
場合、筒状本体1の両端に各有底円筒体2,3を直接結
合することが出来ない程に直径差があるときは、両者間
にリング状スペーサープレート45,46を介在させる
ことが出来る。またこの場合、当該スペーサープレート
45,46に、筒状本体1内の流路37と有底円筒体
2,3内の流路38,39とを接続する中継流路47,
48を設けておくことが出来る。
【0021】本発明は、スカッチョーク形ではなく、ラ
ックピニオン形のトルクアクチュエータとしても実施す
ることが出来る。図7はその実施例を示し、出力回転軸
5にはピニオンギヤ49が取付けられ、各ピストンアー
ム18,19には、前記ピニオンギヤ49に咬合するラ
ックギヤ部50,51が一体成形されるかまたは別のラ
ックギヤが取付けられる。勿論、図5に示されるような
シングルピストン形のトルクアクチュエータに於いて
も、ラックピニオン形とすることが出来る。
【0022】スカッチョーク形トルクアクチュエータと
して実施する場合、図8に示されるように、その扇動ア
ーム13または43のフォーク部13b,13cまたは
43aを1本とし、ピストンアーム18,19の方を、
前記フォーク部13b,13cまたは43aを左右両側
から挟む二股状に構成することも出来る。また、先の実
施例のように扇動アーム13または43のフォーク部1
3b,13cまたは43aを2本並列形にした場合に
は、これら各フォーク部の先端が嵌合遊動する筒状本体
1側の軸方向凹溝部15も2本並列状に設けられるの
で、図9に示されるように、両軸方向凹溝部15の中間
部を利用して、筒状本体1に設けられる流路37を出来
る限り内側に寄せ、以て、筒状本体1の小型化を図るこ
とが出来る。
【0023】なお本発明は、ピストンの往復運動の一方
をスプリングの付勢力で行わせる、所謂スプリングリタ
ーン形のアクチュエータとしても実施可能である。
【0024】
【発明の作用及び効果】以上のように実施し得る本発明
のトルクアクチュエータによれば、ボディーが、出力回
転軸が横断状態で支承される両端開放の筒状本体と、こ
の筒状本体の両端に連結され且つ前記各ピストンが各々
内嵌される2つのシリンダチューブ用有底円筒体とに三
分割されるのであるから、各ボディー構成部品の軸方向
長さがボディー全長の略1/3程度に短くなる。
【0025】従って、これら各ボディー構成部品をダイ
キャスト鋳物で構成する場合のスライドコアー(中型)
に所定の抜き勾配をもたせても、各ボディー構成部品の
両端間の内径差が非常に小さくなり、その内径差を無く
すための機械加工が施されても内周面の取り代が僅かで
あるから、内部のピンホールが内周面に露出してくる可
能性が無くなるかまたは非常に少なくなる。即ち、ボデ
ィー内周面にピンホールが露出することに起因する空気
漏れやピストンシール部の損傷などの不具合が実質的に
解消するのである。換言すれば、本発明の構成によれ
ば、ピストン行程長さの長い、出力トルクの大きな長尺
アクチュエータであって、空気漏れもなく耐久性にも問
題のない高品質のトルクアクチュエータを、ダイキャス
ト鋳物製のボディーを使用して構成することが可能とな
る。
【0026】また、ボディーが分割されて個々の構成部
品が小型になるので、これらを製造するためのダイキャ
スト用金型も小型になる。従って、従来は製造困難であ
った長尺のトルクアクチュエータも、小型のダイキャス
トマシンを使用して安価に製造することが出来る。
【0027】更に、ボディーが前記のように分割されて
いるために、図5〜図7に基づいて説明したように、主
要部品であるボディー構成部品や出力回転軸などを共通
に使用しながら各種の部品を組み合わせることにより、
形式などの異なる豊富な商品群を容易且つ安価に構成す
ることが出来、多様な顧客の市場要求に応えることが出
来る。
【0028】更にまた、筒状本体に対し、ピストンが摺
動するその両側または一方側の有底円筒体の内径を、必
要とするトルクに合わせて大径なものから小径なものに
設計することが可能となり、トルクの選定範囲を広く取
ることができ、設計製作上極めて有利である。
【0029】また、ボディーが、出力回転軸を支承する
筒状本体と、ピストンが内嵌されるシリンダチューブ用
有底円筒体とに分割されているので、本発明をスカッチ
ョーク形トルクアクチュエータとして実施する場合、請
求項3に記載したように、前記筒状本体の内周面に、前
記有底円筒体の内周面より外側に突出する軸方向凹溝部
を形成し、この凹溝部内を扇動アームの先端が遊動する
ように構成することが可能になる。このような構成を採
り入れることにより、ピストンの直径、即ちシリンダチ
ューブ用有底円筒体の内径に制限されないで、前記扇動
アームの長さを長くして、出力トルクの増大を図ること
が出来る。
【0030】更に、本発明をスカッチョーク形トルクア
クチュエータとして実施する場合、請求項4に記載のよ
うに、出力回転軸に取付けられる扇動アームの揺動方向
両側に被当接部を設け、ピストンの行程両端で前記各被
当接部と択一的に当接する一対のストッパーボルトを前
記筒状本体に、その軸方向とは直交する方向に螺合貫通
せしめることが出来る。このような構成によれば、図1
に示されるようなダブルピストン形として実施する場合
と、図5に示されるようなシングルピストン形として実
施する場合とに関係なく、ピストン行程両端を共通のス
トッパーボルトで規制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】 同要部の中央縦断側面図である。
【図3】 同底面図である。
【図4】 同要部の縦断背面図であって、扇動アームが
起立位置まで揺動した状態を示す。
【図5】 第二実施例を示す概略縦断正面図である。
【図6】 第三実施例を示す概略縦断正面図である。
【図7】 第四実施例を示す概略縦断正面図である。
【図8】 図1に示す実施例の変形例を示す要部の縦断
側面図である。
【図9】 図1に示す実施例の更に他の変形例を示す要
部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 筒状本体 2 シリンダチューブ用有底円筒体 3 シリンダチューブ用有底円筒体 5 出力回転軸 6 軸受部材 13 扇動アーム 13a 扇動アームボス部 13b 扇動アームフォーク部 13c 扇動アームフォーク部 15 軸方向凹溝部 16 ピストン 17 ピストン 18 ピストンアーム 19 ピストンアーム 21 駆動ピン 22 駆動ピン 25 被当接部 26 被当接部 27 ストッパーボルト 28 ストッパーボルト 34 圧力流体給排用ポート 35 圧力流体給排用ポート 36 流路 37 流路 38 流路 39 流路 43 カバープレート 44 扇動アーム 43a 扇動アームフォーク部 45 リング状スペーサープレート 46 リング状スペーサープレート 49 ピニオンギヤ 50 ラックギヤ部 51 ラックギヤ部 B ボディー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のピストンから連設されたピストンア
    ームの往復運動を、両ピストンの中間に配設された出力
    回転軸の正逆回転に変換するようにしたダブルピストン
    形のトルクアクチュエータに於いて、ボディーが、出力
    回転軸が横断状態で支承される両端開放の筒状本体と、
    この筒状本体の両端に連結され且つ前記各ピストンが各
    々内嵌される2つのシリンダチューブ用有底円筒体とに
    三分割されると共に、これら筒状本体と有底円筒体はダ
    イキャスト鋳物から構成されて成るトルクアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】1つのピストンから連設されたピストンア
    ームの往復運動を出力回転軸の正逆回転に変換するよう
    にしたシングルピストン形のトルクアクチュエータに於
    いて、ボディーが、出力回転軸が横断状態で支承される
    両端開放の筒状本体と、この筒状本体の一端に連結され
    且つピストンが内嵌されるシリンダチューブ用有底円筒
    体、及び前記筒状本体の他端に結合されたカバープレー
    トとに三分割されると共に、少なくとも前記筒状本体と
    有底円筒体はダイキャスト鋳物から構成されて成るトル
    クアクチュエータ。
  3. 【請求項3】ピストンアームの往復運動を、当該ピスト
    ンアーム側の駆動ピンとこの駆動ピンに係合する出力回
    転軸側の扇動アームとで出力回転軸の正逆回転に変換す
    るようにしたスカッチョーク形トルクアクチュエータで
    あって、前記筒状本体の内周面に、前記有底円筒体の内
    周面より外側に突出する軸方向凹溝部が形成され、この
    凹溝部内を前記扇動アームの先端が遊動するようにした
    請求項1または2に記載のトルクアクチュエータ。
  4. 【請求項4】ピストンアームの往復運動を、当該ピスト
    ンアーム側の駆動ピンとこの駆動ピンに係合する出力回
    転軸側の扇動アームとで出力回転軸の正逆回転に変換す
    るようにしたスカッチョーク形トルクアクチュエータで
    あって、前記扇動アームの揺動方向両側に被当接部が設
    けられ、ピストンの行程両端で前記各被当接部と択一的
    に当接する一対のストッパーボルトが前記筒状本体に、
    その軸方向とは直交する方向に螺合貫通せしめられて成
    る請求項1〜3の何れかに記載のトルクアクチュエー
    タ。
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