JPH06207514A - エンジン用冷却剤の再生装置及び再生方法 - Google Patents

エンジン用冷却剤の再生装置及び再生方法

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JPH06207514A
JPH06207514A JP4199165A JP19916592A JPH06207514A JP H06207514 A JPH06207514 A JP H06207514A JP 4199165 A JP4199165 A JP 4199165A JP 19916592 A JP19916592 A JP 19916592A JP H06207514 A JPH06207514 A JP H06207514A
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JP
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coolant
solution
stream
permeate
engine coolant
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JP4199165A
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English (en)
Inventor
Edward R Eaton
アール イートン エドワード
Marre John B De
ビー ドマール ジョン
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Stanadyne Automotive Corp
Original Assignee
Stanadyne Automotive Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/02Reverse osmosis; Hyperfiltration ; Nanofiltration
    • B01D61/025Reverse osmosis; Hyperfiltration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/06Cleaning; Combating corrosion

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済エンジン用冷却剤を再生することによ
り有効成分を回収すると同時に廃棄物の量を減らせる。 【構成】 エチレングリコールを基剤とする使用済エン
ジン用冷却剤をフィルタに通し、これより固形物を除去
した後、これを半透膜よりなる分離器に通してエチレン
グリコールと水を透過物溶液として残りの部分より分離
し、この残りの部分を再度半透膜分離器に再循環させる
過程を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に於て一般的
に用いられているグリコールを基剤とするエンジン冷却
液、特に使用されたエンジン用冷却剤、を再生する装置
及び方法に係る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に於ける冷却水の凝固点を下げ
或いは沸点を上げるために従来より用いられているエン
ジン用冷却剤は、通常その基剤或いは主たる添加成分と
してエチレングリコールを含んでいる。エンジン用冷却
剤は通常水中に40〜70%の濃度にてグリコールを含
んでいる。エンジン用冷却剤がエンジン冷却水中に十分
な濃度にて添加されると、エンジン冷却水の凝固点を−
30°F(−34℃)でも不凍にし或いは200°F
(93℃)を越えても沸騰しないようにすることができ
る。エンジン用冷却剤は水冷式内燃機関に広く用いられ
ているが、かかるエンジン用冷却剤の有効な寿命につい
ては重大な制限がある。かかるエンジン用冷却剤のグリ
コール成分は時間がたつと化学的に分解してグリコール
酸、ぎ酸、グリオキザリ酸等の有機酸になる。かかるエ
ンジン用冷却剤のpH値もまた約10の値から時間と共
に次第に低下する。
【0003】エンジン冷却系中にてかかるエンジン用冷
却剤の溶液が循環するとき、条件によっては冷却系内に
ある多くの金属に対して高い腐蝕性を呈する。pH値が
約8.3以下に下がると、冷却系を構成する鋼や鉄を冷
却水中に溶出させる作用が生じ、またアルミにも腐蝕が
生ずる。銅も又かかるエンジン用冷却剤の溶液に長時間
曝されると腐蝕し溶液中に溶け出すことが確認されてい
る。ラジエータに於けるはんだを強化するために一般に
亜鉛が用いられているが、亜鉛もまた長期間かかるエン
ジン用冷却剤の溶液に曝されると劣化し、冷却系に水漏
れを生ずる虞れがある。更に又、時間がたつとかかるエ
ンジン用冷却剤からは腐蝕性物質や垢を含む浮游固形分
が生じ、また硬水の場合には塩分による沈積物が増大す
る。
【0004】かかるエンジン用冷却剤の腐蝕効果はよく
知られていることから、これに対処して腐蝕防止剤をエ
ンジン用冷却剤に直に加えることが従来より行われてい
る。かかる腐蝕防止剤は時間とともに消耗し、かかるエ
ンジン用冷却剤は最終的にはエンジン冷却系に重大な腐
蝕作用を与える。従ってかかるエンジン用冷却剤を長期
間に亙って使用するためには何らかの保守手段が必要で
ある。最も一般的な方法は或る定められた期間の経過後
エンジン用冷却剤を入替えることである。また或る場合
にはアルカリ剤や腐蝕防止剤を含む添加剤をエンジン冷
却系へ直接注入し、腐蝕効果を減じ、冷却液交換迄の時
間を引伸ばすことが行われている。
【0005】使用済のエンジン用冷却剤を再生すること
は、二つの重要な理由から益々有利になってきている。
第一の理由は、エンジン用冷却剤、特にエチレングリコ
ール系のものは、アメリカ合衆国に於ける幾つかの州及
び地方で有害廃棄物として指定されたことである。連邦
及び州の環境保全局はエンジン用冷却剤の廃棄について
厳しい規制を始めた。場合によってはエンジン用冷却剤
を廃棄することは廃棄税や科料を課せられることにな
る。第二の理由は、エンジン用冷却剤の成分であるエチ
レングリコールが次第に高価になってきていることであ
る。エチレングリコールの供給がかなり不足する事態も
生じている。従ってエンジン用冷却剤を再生し、エチレ
ングリコール成分を効率よく且経済効果のある方法にて
回収することに経済的な要請が高まってきている。
【0006】エンジン用冷却剤を再生することについて
は、商業的に可能なものとしてこれ迄に多くの方法及び
装置が提案されている。その多くの方法は種々の形態に
てイオン交換或いは蒸溜を用いるものである。使用済エ
ンジン用冷却剤を蒸溜することにより、良好な製品が得
られるが、この方法はかなり高価であって且かなり時間
を要する方法であり、またサービスの現場にて使用され
る小型の装置には適していない。蒸溜のための設備は高
額の投資を要するものであり、またエネルギ消費量も高
い。しかも使用済エンジン用冷却剤の回収と再生のため
の蒸溜に関しては、かなり複雑な化学的技術及び濾過的
技術が必要である。またエンジン用冷却剤を再生する装
置については、品質制御の面で困難な問題がある。
【0007】米国特許第4946595号には、一種又
はそれ以上のグリコール或いはグリコールを基剤とする
凍結防止剤成分を含むエンジン用冷却剤について、使用
済冷却剤を物理的化学的に処理する方法が開示されてい
る。ここに開示されている方法は、一種又はそれ以上の
公知の酸化剤による酸化過程と、一種又はそれ以上の公
知の塩形成剤による沈澱過程と、濾過過程とを含んでい
る。この場合、酸化及び沈澱を促進するために、化学的
添加物が添加されている。更にまた回収される溶液のp
H値を調整するために、種々腐蝕防止剤及び緩衝剤が加
えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用済エン
ジン用冷却剤の再生のための新規にして且改良された装
置及び方法を提供することを課題としている。
【0009】更にこのことに関し、本発明は、使用済エ
ンジン用冷却剤の再生を安価に且効率よく行うことので
きる新規にして且改良された装置及び方法を提供するこ
とを課題としている。
【0010】更にまた、本発明は、適当な添加剤を加え
ることにより有効な腐蝕防止性、不凍性、不沸性、約
9.5〜10.5のpH値、その他のエンジン用冷却剤
としての標準的仕様を満足する性質を有するエンジン用
冷却剤となるような再生物質を、使用済エンジン用冷却
剤から回収することのできる、新規にして且改良された
装置及び方法を提供することを課題としている。
【0011】更にまた、本発明は、エンジン用冷却剤よ
り高い濃度のグリコールと水を分離することができ、し
かもそのために蒸溜やその他の大量のエネルギを要する
方法を必要としない、新規にして且改良された使用済エ
ンジン用冷却剤の再生装置及び方法を提供することを課
題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、エンジン用冷却剤を再生する装置にして、入口
と出口を有し再生されるべきエンジン用冷却剤を貯容す
る濃縮物貯容手段と、入口を有し回収されたエンジン用
冷却剤を貯容する透過物貯容手段と、前記濃縮物貯容手
段の出口より前記透過物貯容手段の入口及び前記濃縮物
貯容手段の入口迄延在する流体流路を郭定する流路手段
と、前記流路を通って流体を循環させる循環手段と、前
記流路の途中に設けられ冷却剤より粒状物質を捕足して
濾過された冷却剤溶液を生成する濾過手段と、前記の濾
過された冷却剤溶液を加圧して供給流を生成する加圧手
段と、前記流路の途中に設けられ前記供給流より浸透プ
ロセスによりグリコールと水を分離してグリコールと水
よりなる第一の流れとこれより分離された濃縮冷却剤溶
液の第二の流れとを生成する半透膜を有する分離手段
と、前記第一の流れを前記透過物貯容手段の入口へ導く
導管手段と、前記第二の流れを前記濃縮物貯容手段の入
口へ戻す戻し手段とを含むことを特徴とする装置によっ
て達成される。
【0013】また、上記の課題は、本発明によれば、エ
ンジン用冷却剤を再生する方法にして、エンジン用冷却
剤を一つの流路に沿って連続的に循環させることと、前
記流路内にて前記冷却剤より粒状物質を捕足すること
と、前記冷却剤を加圧して供給流を生成することと、前
記生成流を半透膜に沿って流し該供給流より浸透により
グリコールと水を分離してグリコールと水の透過物溶液
の第一の流れとこれより分離された濃縮溶液の第二の流
れとを生成することと、前記第二の流れを前記流路に戻
すことを含むことを特徴とするによって達成される。
【0014】
【作用及び効果】上記の如く使用済エンジン用冷却剤よ
り半透膜によってグリコールと水を一部浸透分離させつ
つ再循環によってこれを繰返すことにより、比較的安価
な設備により且低いエネルギ消費量にてグリコールを基
剤とするエンジン用冷却剤の経済的な再生を行うことが
できる。
【0015】
【実施例】以下に、添付の図を参照して、本発明をその
好ましい実施例について詳細に説明する。
【0016】添付の図に於て10にて全体的に示された
本発明による使用済エンジン用冷却剤の再生装置は、使
用済エンジン用冷却剤を受入れ、これを処理してエチレ
ングリコールと水を回収し、これらを新しいエンジン用
冷却剤の製造のための主成分として提供するものであ
る。装置10は、例えば移動台12上に取付けられ、サ
ービスセンター、自動車隊のガレージ、その他の現場に
於て使用されるに適した比較的コンパクトな装置として
構成される。一つの実施例に於ては、使用済エンジン用
冷却剤を受入れる受入れタンクとこれより再生された製
品タンクとを除き、装置は移動台上に装着された約4×
4×4・1/2ft(1.22×1.22×1.37m)
程度の大さのものである。或いは上記の使用済エンジン
用冷却剤を受入れる容器及び再生された製品を入れる容
器も移動台上に一体に組込まれてもよい。
【0017】使用済エンジン用冷却剤(濃縮物)は貯蔵
タンク20に入れられる。この貯蔵タンク20は50ガ
ロン(189リットル)入りのポリエチレンタンク或い
は同様の容器であってよい。タンク20は蓋21を有
し、この蓋を除去することにより再生されるべき濃縮物
がタンク内に入れられる。タンク20は入口導管22と
出口導管24により装置の他の構成要素と接続されてい
る。出口導管24には貯蔵タンク20の下部に位置する
100メッシュの吸込み濾過器26が設けられている。
この再生プロセスは連続的に行われる非蒸溜式の分離プ
ロセスであり、ここでエチレングリコールと水が使用済
エンジン用冷却剤より連続的に除去され、残りの溶液は
導管22を経て貯蔵タンク20へ戻される。
【0018】この装置はタンク20へ何も添加物を添加
することなく連続的に作動するので、タンク20内の溶
液はエチレングリコールと水が繰返除去されることによ
り次第に濃縮されてくる。エチレングリコールと水(こ
れらは透過物である)はほぼ純粋な物質として再生さ
れ、透過物貯蔵タンク30内に蓄えられる。透過物貯蔵
タンク30はタンク20と同様の構造のものであってよ
い。かくして透過物貯蔵タンク30は装置10によって
分離されたほぼ純粋な透過溶液を貯容し、この溶液は新
しいエンジン用冷却剤の源料となる。透過物貯蔵タンク
30もまた以下の要領にて新しいエンジン用冷却剤を製
造するために添加物を導入することができるよう取外し
可能な蓋31を備えている。
【0019】図5に示されている如く、ヒューズボック
ス23と制御トランス25とが一対のポンプモータと組
合され、外部電源に接続されている。この装置は230
ボルトの単相60ヘルツ電源によって作動するようにな
っていてよい。装置に電力を選択的に供給するために手
動スイッチ27が設けられている。
【0020】装置内の流路は幾つかの導管により構成さ
れている。出口導管24は導管32に通じ、導管32は
プレフィルタ34に通じている。導管34はプレフィル
タにて濾過された溶液を浸透分離器40へ運び、これよ
り分離されたほぼ純粋な透過物が透過物導管42をへて
透過物貯蔵タンク30へ送られ、残る溶液の濃縮された
部分は戻り導管44を経て濃縮物貯蔵タンク20へ送ら
れる。
【0021】出口導管24よりプレフィルタ34への溶
液の流れは三方弁46によって制御される。この三方弁
は1インチ(2.45cm)のPVC弁であってよい。
この弁46には本装置内の流体に曝される部分を洗浄す
るために図には示されてはいない外部水源に接続されて
いてよい。ポンプ駆動モータ48は遠心フィルタポンプ
50を駆動し、このポンプはプレフィルタ34を通って
溶液を循環させるための供給圧を生ずる。一つの好まし
い実施例に於ては、三つのフィルタ段が溶液の流路に沿
って直列に配置されている。第一のフィルタ段に於ては
ハウジング52内に50μのフィルタ54が設けられて
いる。第二のフィルタ段に於てはハウジング56内に2
0μのフィルタ58が設けられている。第三のフィルタ
段に於てはフィルタハウジング60内に5μのフィルタ
62が設けられている。これらのフィルタはそこに捕足
された水と共に定期的に取外され、フィルタの清掃又は
取換えが行われる。各フィルタの上流と下流の間の圧力
降下を監視するために圧力計64が設けられている。こ
れによって何れかのフィルタに目詰りが生じたときに
は、それが直ちに検出さるので、これによってフィルタ
の取換えが行われる。プレフィルタにより5μ以上の固
形物は濃縮物より除去される。入口圧力スイッチ66が
プレフィルタを出る濃縮物の圧力を監視し、この圧力が
例えば25psi(1.75kg/cm2 )の如き予め
定められた閾値以下に下がったときには、リレー67を
作動させて警報ランプ65を点灯させるようになってい
る。スイッチ66に並列に高温検出スイッチ68が接続
されており、濾過された溶液の温度を監視し、フィルタ
を出る溶液の温度が例えば120°F(49°C)の如
き予め定められた温度閾値を越えると、リレー67を作
動させて警報ランプ65を点灯させるようになってい
る。
【0022】濾過された溶液は浸透分離器40へ送られ
る。これに先立って溶液はポンプ駆動モータ72により
駆動されるプランジャポンプ70により約50〜500
psi(3.5〜35kg/cm2 )の範囲の圧力に加
圧される。この加圧圧力のより好ましい範囲は100〜
400psi(7〜70kg/cm2 )である。プラン
ジャポンプによる断続的加圧によって溶液流中に乱れが
生ずることを低減するために、脈動ダンパ74が設けら
れている。ポンプ70の吸込み側の圧力が25psi
(1.76kg/cm2 )以下に下がると、スイッチ2
6によりそれが検出される。ポンプ70の吐出側であっ
て浸透分離器40のハウジング内へ流入する溶液の圧力
は圧力計76により監視される。ポンプ出口側の導管3
6には逃し導管81が接続されており、ここに設けられ
た安全逃し弁87により、もし導管36内の圧力が例え
ば500psi(35kg/cm2 )の如き予め設定さ
れた圧力閾値を越えると、分離器をバイパスして溶液が
逃がされる。この逃し通路は戻り導管44と合流してお
り、逃がされた溶液を濃縮物貯蔵タンクへ送る。リセッ
トスイッチ69がリセットリレー71を作動させるよう
になっており、リセットリレー71はリレー接点65を
閉じ、予め設定された遅れ時間を経てモータ48及び7
2を再始動させる。リセットリレー71は又スイッチ6
6、68或いは102によりセットされた警報状態を解
除する。
【0023】図4に示されている通り分離器ハウジング
80内には円筒状の半透膜82が設けられている。この
半透膜82は水の脱塩装置に用いられている如き膜であ
ってよい。半透膜82はエチレングリコールと水を通過
させることにより冷却剤溶液の残りの部分からエチレン
グリコールと水を分離する作用をする。膜82は螺旋状
に巻かれている。この螺旋状に巻かれた半透膜の隣り合
った巻回の間にはスペーサ83が設けられている。搬送
媒体85が透過物を中央部へ向けて導くようになってい
る。半透膜82として好ましいものは炭化水素のフッ化
物である。この半透膜は溶液中の塩分に応じてその50
〜95%の通過を阻止するような塩分拒絶特性を有して
いるのが好ましい。一つの実施例としては、半透膜82
は直径4インチ(10.2cm)、長さ40インチ(1
02cm)の形状に巻かれてよい。図には示されていな
いが多数の半透膜を直列に配列したものであってもよ
い。
【0024】半透膜に沿って溶液が流されるとき、透過
によってこれより分離された透過物も同じく半透膜に沿
う方向に流れる。分離された透過物は膜によって形成さ
れた中央の通路に沿って軸線方向に流れる。1平方フィ
ート(0.093m2 )の半透膜を浸透して流れる透過
物の流量は24時間当り約5ガロン(18.9リット
ル)である。この流量を低くすることにより半透膜の目
詰りや汚れを少なくすることができる。
【0025】分離されたエチレングリコールと水の混合
物は透過物導管42を経て透過物流量計86に通され
る。冷却剤溶液の残りの部分は戻り導管を経て濃縮物貯
蔵タンク20へ戻される。この戻り導管を通る濃縮され
た溶液の流量は透過物導管42を通る透過物の流量にし
て30〜50倍である。連続的回収サイクルが繰返され
るにつれて濃縮溶液の汚染濃度は最初の溶液の汚染濃度
の5〜15倍に増大する。濃縮溶液が分離器40を1度
通る毎に濃縮溶液の8%以下、好ましくは2〜4%が半
透膜82を透過する。
【0026】戻り導管には圧力計90とニードル弁92
が設けられている。ニードル弁92は半透膜82の正常
な作動を保証するに必要な圧力を維持するように予め設
定される。もし溶液の流量が不十分であると半透膜は目
詰りを生じ有効に作動しなくなる。戻り溶液は濃縮溶液
流量計94に通された後入口導管22に合流する。
【0027】空冷式の熱交換器の如き熱交換器100が
循環通路の途中に設けられており、濃縮溶液の温度を約
60〜80°F(16〜27°C)に安定させる。半透
膜82及び装置のその他の部分の正常な作動を確保する
ためには、溶液の温度は120°F(49°C)以下に
維持されるのが好ましい。図1に示す如く熱交換器10
0はプレフィルタの下流側であってポンプ70の上流側
に設けられてよい。しかしかかる熱交換器は分離器40
からの戻り管或いはその他の適当な位置に設けられても
よい。透過物貯蔵タンク内には液面スイッチ102が設
けられている。この液面スイッチは圧力スイッチ66及
び温度スイッチ68と並列に接続されており、透過物貯
蔵タンク内の液面が予め定められた閾値を越えると装置
の作動を停止させる。
【0028】図7に示す如く、再生装置は熱交換器10
0が濃縮溶液タンク20と再循環ポンプ130の間に設
けられるように構成されてもよい。ポンプ130は上記
の如き流路に沿って溶液を循環させ、分離器40にて浸
透分離を達成するに必要な圧力を与える。ポンプ130
はプレフィルタ34の上流側に配置されている。図7の
実施例に於てこの他にポンプは必要されない。
【0029】或る1回の処理量の処理が終ると、装置内
に弁46より水を導入することにより装置の洗浄が行わ
れてよい。このとき透過物導管42は濃縮物貯蔵タンク
より切離される。“運転”と“清掃”とを切換える2点
切換スイッチ104が“清掃”に切換えられると、モー
タ接点110とタイマ120に電源が接続され、ポンプ
48がバイパスされる。スイッチ104が“運転”に切
換えられると、モータ接点108がタイマ106と共に
電源に接続される。
【0030】図6について見ると、浸透した溶液は図に
は示されていない屈折計その他の適当な手段によりエチ
レングリコール濃度を検査された後、新たなエンジン用
冷却剤に再生される。この再生の過程に於て、用途によ
り重車輌用と普通車輌用のエンジン用冷却剤とに分けら
れる。何れの場合にも、エチレングリコールの濃度を所
望の濃度とするよう、純粋なエチレングリコールが添加
される。この場合エチレングリコールの濃度は屈折計に
よる測定によって決定されてよい。重車輌用及び普通の
車輌用冷却剤の何れにも防銹剤が添加される。さらに防
銹剤の沈澱を阻止する安定剤が添加されてもよい。透過
物容器30内に於ける添加物の添加と混合の過程は順次
別過程として行われてよい。防銹剤は亜硝酸塩、硝酸
塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩、ケイ素、トリトリアゾール、
安息香酸塩、リン酸塩、モリブデン酸塩を含んでいてよ
い。最終的に溶液は凝固点、沸点、耐蝕性を含む所定の
条件を満すエチレングリコールを基剤とするエンジン用
冷却剤の標準使用を満たすものとされる。かくして得ら
れた溶液は車輌に使用されるに適したものとなる。
【0031】上記の実施例に示す装置10によりエンジ
ン冷却液の再生が行われるとき、その約15〜20%は
濃縮物タンク内にて最終的に汚れた濃縮物となり廃棄さ
れる。約80〜85%のグリコールと水がほぼ純粋なグ
リコール及び水として回収される。実施例によっては9
9%のグリコールと水を回収することができることが確
認された。従って有害物と見倣される廃棄物の量は著し
く減少するだけでなく、回収されたエチレングリコール
と水を使用することによりエンジン用冷却剤の製造費の
一部が低減される。
【0032】以上に於ては本発明を好ましい実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明の範囲内にて図示の実施
例について種々の修正が可能であることは当業者にとっ
て明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジン用冷却剤再生装置を解図
的に示す線図。
【図2】図1に示す装置の正面図。
【図3】図2に示す装置の側面図。
【図4】図1に示す装置に用いられる浸透装置を一部破
断しまた一部解図的に示す斜視図。
【図5】図1に示す装置のための電気回路図。
【図6】本発明によるエンジン用冷却剤再生プロセスを
示す流れ線図。
【図7】本発明によるエンジン用冷却剤再生装置の他の
一つの実施例を示す解図的線図。
【符号の説明】
10…エンジン用冷却剤再生装置 12…移動台 20…濃縮物貯蔵タンク 21…蓋 22…入口導管 23…ヒューズボックス 24…出口導管 25…制御トランス 26…濾過器 27…電源スイッチ 29…パイロットランプ 30…透過物貯蔵タンク 31…蓋 32…導管 34…プレフィルタ 36…導管 40…浸透分離器 42…透過物導管 44…戻り導管 46…三方弁 48…ポンプ駆動モータ 50…遠心ポンプ 52…ハウジング 54…フィルタ 56…フィルタハウジング 58…フィルタ 60…フィルタハウジング 52…フィルタ 64…圧力計 66…圧力スイッチ 67…リレー 68…温度スイッチ 69…リセットスイッチ 70…プランジャポンプ 71…リセットリレー 72…ポンプ駆動モータ 74…脈動ダンパ 76…圧力計 80…分離器ハウジング 81…逃し導管 82…半透膜 83…スペーサ 85…搬送媒体 87…安全逃し弁 90…圧力計 92…ニードル弁 94…濃縮物流量計 100…熱交換器 102…液面スイッチ 104…運転−清掃切換えスイッチ 106…タイマ 108…モータ接点 110…モータ接点 120…タイマ 130…ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ビー ドマール アメリカ合衆国 55016 ミネソタ州、 コテージ グローヴ ジェンナー アルコ ーヴ 7202

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン用冷却剤を再生する装置にして、 入口と出口を有し再生されるべきエンジン用冷却剤を貯
    容する濃縮物貯容手段と、 入口を有し回収されたエンジン用冷却剤を貯容する透過
    物貯容手段と、 前記濃縮物貯容手段の出口より前記透過物貯容手段の入
    口及び前記濃縮物貯容手段の入口迄延在する流体流路を
    郭定する流路手段と、 前記流路を通って流体を循環させる循環手段と、 前記流路の途中に設けられ冷却剤より粒状物質を捕足し
    て濾過された冷却剤溶液を生成する濾過手段と、 前記の濾過された冷却剤溶液を加圧して供給流を生成す
    る加圧手段と、 前記流路の途中に設けられ前記供給流より浸透プロセス
    によりグリコールと水を分離してグリコールと水よりな
    る第一の流れとこれより分離された濃縮冷却剤溶液の第
    二の流れとを生成する半透膜を有する分離手段と、 前記第一の流れを前記透過物貯容手段の入口へ導く導管
    手段と、 前記第二の流れを前記濃縮物貯容手段の入口へ戻す戻し
    手段とを含むことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】請求項1の装置にして、前記加圧手段は冷
    却剤を50psi(3.5kg/cm2 )以上の圧力に
    加圧する手段を含んでいることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】請求項1の装置にして、前記分離手段はハ
    ウジングと該ハウジング内に設けられて全体として円筒
    状をなす半透膜とを含み、外側となる第一の側と内側と
    なる第二の側とを郭定しており、濾過され加圧された冷
    却剤は前記第一の側に沿って供給され、前記半透膜を透
    過した溶液は前記第二の側に沿って流れるようになって
    いることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】請求項1の装置にして、前記濾過手段は目
    の大きさが次第に小さくなる複数のフィルタ要素を含む
    複数個のフィルタ段を含むことを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】請求項1の装置にして、前記濾過手段は目
    の大きさが50、20、5μである三つのフィルタを含
    んでいることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】請求項1の装置にして、濃縮物の温度を1
    20°F(49°C)以下に維持するための熱交換器を
    含んでいることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】請求項1の装置にして、装置内の流体の圧
    力が予め定められた閾値以上でないときには装置の運転
    を停止する圧力制御手段を含むことを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】請求項1の装置にして、加圧され濾過され
    た冷却剤の流れの乱れを鎮める緩衝手段を含むことを特
    徴とする装置。
  9. 【請求項9】請求項1の装置にして、冷却剤の温度が1
    20°F(49°C)を越えたとき装置の運転を停止す
    る温度制御手段を有することを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】請求項1の装置にして、前記半透膜は炭
    化水素のフッ化物よりなることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】請求項1の装置にして、前記半透膜は螺
    旋状に巻かれ、相隣る巻回の間にスペーサが挿入されて
    いることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】請求項1の装置にして、前記第一の流れ
    は前記供給流の2〜4体積%であることを特徴とする装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1の装置にして、前記半透膜を通
    過して前記第一の流れを形成する溶液の流量は1平方フ
    ィート(0.093m2 )について24時間当り5ガロ
    ン(18.9リットル)であることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】請求項1の装置にして、前記戻り手段に
    於ける分離され濃縮された冷却剤の流量は透過した溶液
    の流量の少なくとも10倍であることを特徴とする装
    置。
  15. 【請求項15】請求項1の装置にして、前記供給流の圧
    力は100〜400psi(7〜70kg/cm2 )で
    あることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】エンジン用冷却剤を再生する装置にし
    て、 再生されるべきエンジン用冷却剤を貯容する濃縮物貯容
    手段と、 回収されたエンジン用冷却剤を貯容する透過物貯容手段
    と、 前記濃縮物貯容手段より前記透過物貯容手段迄延在する
    流体流路を郭定する流路手段と、 前記流路手段を通って冷却剤を循環させる循環手段と、 前記冷却剤を加圧して供給流を生成する加圧手段と、 前記流路の途中に設けられ前記供給流より浸透プロセス
    によりグリコールと水を分離してグリコールと水よりな
    る透過物溶液の第一の流れとこれより分離された濃縮冷
    却剤溶液の第二の流れを生成する分離手段と、 前記透過物溶液を前記透過物貯容手段へ導く導管手段
    と、 前記の分離された濃縮冷却剤溶液を前記供給流中へ再循
    環させるべく戻す戻し手段とを含むことを特徴とする装
    置。
  17. 【請求項17】請求項16の装置にして、前記加圧手段
    は前記供給流を100〜400psi(7〜70kg/
    cm2 )迄加圧することを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】請求項16の装置にして、前記分離手段
    はハウジングと該ハウジング内に設けられて全体として
    円筒状をなす半透膜とを含み外側流路と内側流路とを郭
    定しており、前記の加圧された冷却剤の供給流は前記外
    側流路に沿って供給され、前記透過物溶液は分離されて
    前記内側流路に沿って流れるようになっていることを特
    徴とする装置。
  19. 【請求項19】請求項16の装置にして、前記分離手段
    の上流側に濾過手段を有し、該濾過手段をは次第に目の
    大きさが小さくなる複数段のフィルタを含んでいること
    を特徴とする装置。
  20. 【請求項20】請求項16の装置にして、前記半透膜は
    炭化水素のフッ化物よりなることを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】請求項16の装置にして、前記半透膜は
    螺旋状に巻かれており、該膜の相隣る螺旋層の間にスペ
    ーサが挿入されていることを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】請求項16の装置にして、前記第一の流
    れは前記供給流の2〜4体積%であることを特徴とする
    装置。
  23. 【請求項23】請求項16の装置にして、前記濃縮物の
    温度を或る予め定められた閾値以下に保つための熱交換
    器を有することを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】請求項16の装置にして、装置内の溶液
    の温度が或る予め定められた閾値を越えると装置の運転
    を停止する温度制御手段を有することを特徴とする装
    置。
  25. 【請求項25】請求項16の装置にして、装置内の流体
    の圧力が或る予め定められた閾値を越えると装置の作動
    を停止する圧力制御手段を有することを特徴とする装
    置。
  26. 【請求項26】エンジン用冷却剤を再生する方法にし
    て、 エンジン用冷却剤を一つの流路に沿って連続的に循環さ
    せることと、 前記流路内にて前記冷却剤より粒状物質を捕足すること
    と、 前記冷却剤を加圧して供給流を生成することと、 前記生成流を半透膜に沿って流し該供給流より浸透によ
    りグリコールと水を分離してグリコールと水の透過物溶
    液の第一の流れとこれより分離された濃縮溶液の第二の
    流れとを生成することと、 前記第二の流れを前記流路に戻すこととを含むことを特
    徴とする方法。
  27. 【請求項27】請求項26の方法にして、前記供給流を
    100〜400psi(7〜70kg/cm2 )の範囲
    の圧力に加圧することを含むことを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】請求項26の方法にして、前記供給流の
    温度を120°F(49°C)以下に維持することを含
    むことを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】請求項26の方法にして、前記の透過物
    に純粋なグリコールを添加して或る予め定められたグリ
    コール濃度を有する溶液を生成することを含むことを特
    徴とする方法。
  30. 【請求項30】請求項26の方法にして、前記の溶液に
    腐蝕防止剤を添加して混合することを含むことを特徴と
    する方法。
  31. 【請求項31】請求項30の方法にして、前記腐蝕防止
    剤の沈澱を防止する安定剤を添加することを含むことを
    特徴とする方法。
  32. 【請求項32】請求項26の方法にして、前記第一の流
    れが前記供給流の2〜4体積%であるように前記半透膜
    を通る流量を制御することを含むことを特徴とする方
    法。
  33. 【請求項33】請求項26の方法にして、前記供給流の
    圧力が或る予め定められた閾値を越えると前記供給流を
    前記半透膜をよりそらせることを含むことを特徴とする
    方法。
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