JPH06207504A - エンジン用圧縮機の静翼構造 - Google Patents

エンジン用圧縮機の静翼構造

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JPH06207504A
JPH06207504A JP291993A JP291993A JPH06207504A JP H06207504 A JPH06207504 A JP H06207504A JP 291993 A JP291993 A JP 291993A JP 291993 A JP291993 A JP 291993A JP H06207504 A JPH06207504 A JP H06207504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
blades
compressor
air
vane
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP291993A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shimizu
淳 清水
Kaoru Isomoto
馨 磯本
Kiyoshi Fukutomi
清 福冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静翼におけるエンジン本体部の内壁面付近で
の空気流の乱れを防止し、これによって圧縮機の作動を
安定化させるエンジン用圧縮機の静翼構造の提供を目的
とする。 【構成】 エンジン本体部2の半径方向に沿って配置さ
れ、かつ互い周方向に間隔をおいて配置された複数の静
翼ブレード13間に、補助翼14を設けるとともに、こ
の補助翼14を、起端部14Aから末端部14Bに向け
て回転中心Mから離れ、かつ末端部14Bをエンジン本
体部2の内壁面2Bに近接するように配置したので、動
翼12により送られた空気の流れを図3に(イ)で示す
ように設定することができ、これによって静翼12にお
けるエンジン本体部2の内壁面2B付近での空気流の乱
れを防止して、例えばこの箇所において空気の圧力上昇
を緩和でき、その結果、圧縮機の作動を安定化させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機に使用されるジ
ェットエンジンにおいて、圧縮機の作動を安定化させる
エンジン用圧縮機の静翼構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、航空機に使用されるジェットエ
ンジンにおいては、エンジン用ファンにより、前方の空
気を空気取入口に取り込んで、エンジン本体部内の空気
流路を通じて後方の圧縮機に送り出し、この圧縮機にお
いてエンジン用ファンから送り出された空気を高圧圧縮
した後、更に後方に位置する燃焼器に供給する。そし
て、この燃焼器では、圧縮機から送り出された空気を燃
料と混合して燃料させ、更にこの燃焼により得た排気ガ
スにより、エンジン用ファン及び圧縮機の動翼を回転さ
せるとともに、圧縮機から送り出された高圧空気を排気
ダクトから噴出させ、これにより所定のコア推力を得る
ようにしている。また、上記圧縮機は、空気流路を円筒
状に形成するエンジン本体部に設けられた固定翼である
複数の静翼と、エンジン本体部の空気流路内に回転自在
に設けられた回転翼である複数の動翼とが、空気の移動
方向に沿って交互に配置されたものであって、動翼を静
翼に対して回転させることにより、前方側に位置する空
気を圧縮して後方の燃焼器に送り出す構成とされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ジェッ
トエンジンの圧縮機では、動翼を駆動することにより空
気を高圧圧縮できる構成とされているが、このとき静翼
におけるエンジン本体部の内壁面付近では空気の流れが
不安定となり易く、例えばこの箇所において空気の圧力
が上昇する場合、これによってエンジン本体部の内壁面
で剥離が発生するという問題も生じていた。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、静翼におけるエンジン本体部の内壁面付
近での空気流の乱れを防止し、これによって圧縮機の作
動を安定化させるエンジン用圧縮機の静翼構造の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、空気流路を円筒状に形成するエンジン本
体部に固定された静翼と、エンジン本体部の空気流路内
に回転自在に設けられた動翼とを空気の移動方向に沿っ
て交互に配置し、これら動翼を静翼に対して回転させる
ことにより、前方側に位置する空気を圧縮して後方の燃
焼器に送り出すエンジン用圧縮機であって、前記静翼
は、エンジン本体部の半径方向に沿って配置され、かつ
互い周方向に間隔をおいて配置された複数の静翼ブレー
ドと、これら静翼ブレードの間に配置されて、静翼ブレ
ードの間を通過する圧縮空気の流れを調整する補助翼と
を具備するものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、エンジン本体部の半径方向
に沿って配置され、かつ互い周方向に間隔をおいて配置
された複数の静翼ブレード間に、補助翼を設けたので、
この補助翼の長さ、設置方向等を静翼ブレードに対して
適宜設定することにより、静翼ブレードの間を通過する
圧縮空気の流れを調整することができ、これにより静翼
におけるエンジン本体部の内壁面付近での空気流の乱れ
を防止して、例えばこの箇所において空気の圧力上昇を
緩和でき、その結果、圧縮機の作動が安定化される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。図1はターボファンエンジン10の全体
図を示すものであって、この図において符号1で示すも
のは、空気を取り込むための空気取入口である。この空
気取入口1は、筒状に形成されたエンジン本体部2の前
部に位置するものであって、この空気取入口1には、該
空気取入口1から取り込んだ空気を送風するためのエン
ジン用ファン3が設けられ、更にエンジン用ファン3の
後方側には、該エンジン用ファン3によって送られた空
気を高圧圧縮するための圧縮機4が設けられている。
【0008】この圧縮機4は、空気流路2Aを円筒状に
形成するエンジン本体部2に固定された複数の静翼11
と、エンジン本体部2の空気流路2A内に回転自在に設
けられた複数の動翼12とを空気の移動方向に沿って交
互に配置したものであって、これら静翼11及び動翼1
2は、動翼12の回転中心Mを中心に全体としてリング
状に配置されている。そして、上記圧縮機4では、動翼
12を静翼11に対して回転させることにより、前方側
に位置する空気を高圧圧縮して後方の燃焼室5に送り出
すようにしている。また、この圧縮機4の後方側には、
燃料供給部5Aから供給された燃料を燃焼させる燃焼室
5が設けられ、該燃焼室5の後方側には、該燃焼室5で
燃焼された燃焼ガスにより、圧縮機4の動翼12及びエ
ンジン用ファン3を回転させるタービン6が設けられて
いる。
【0009】そして、以上のように構成されたターボフ
ァンエンジン10では、燃焼室5で燃料を燃焼させるこ
とによりタービン6が回転され、更に、このタービン6
の回転により、エンジン用ファン3と圧縮機4とが回転
駆動され、これにより前方の空気が空気取入口1を通じ
て内部に取り込まれた後、エンジン用ファン3及び圧縮
機4にて圧縮されて後方のジェットノズル7から噴出さ
れ、その結果として、所定のコア推力が得られるように
なっている。
【0010】次に、図2〜図4を参照して、図1に示す
圧縮機4の静翼11の構成について更に詳細に説明す
る。前記静翼11は、エンジン本体部2の半径方向に沿
って配置され、かつ互い周方向に間隔をおいて配置され
た複数の静翼ブレード13と、これら静翼ブレード13
の間に配置されて、静翼ブレード13の間を通過する圧
縮空気の流れを調整する補助翼14とを有するものであ
って、静翼ブレード13は、図2、図4に示すように動
翼12の回転中心Mに対して捻れた位置関係にそれぞれ
設けられている。一方、前記補助翼14は、図2〜図4
に示すように静翼ブレード13を互いに連結するように
設けられ、かつ全体としてリング状に形成されたもので
あって、起端部14Aから末端部14Bに向けて回転中
心Mから離れ、かつ該末端部14Bがエンジン本体部2
の内壁面2Bに近接する位置関係に配置されている。な
お、図2において符号15で示すものは静翼ブレード1
3を支持するための枠部である。
【0011】そして、以上のように構成されたエンジン
用圧縮機の静翼構造では、エンジン本体部2の半径方向
に沿って配置され、かつ互い周方向に間隔をおいて配置
された複数の静翼ブレード13間に、補助翼14を設け
るとともに、この補助翼14を、起端部14Aから末端
部14Bに向けて回転中心Mから離れ、かつ該末端部1
4Bをエンジン本体部2の内壁面2Bに近接するように
配置したので、動翼12により送られた空気の流れを図
3に(イ)で示すように設定することができ、これによ
って静翼11におけるエンジン本体部2の内壁面2B付
近での空気流の乱れを防止して、例えばこの箇所におい
て空気の圧力上昇を緩和でき、その結果、圧縮機の作動
を安定化できる効果が得られる。
【0012】また、上記実施例では、図2、図4で示す
ように補助翼14を、静翼ブレード13を互いに連結す
るように設け、かつ全体としてリング状となるように形
成したが、これに限定されず、図5で示すように静翼ブ
レード13間を連結するように設けず、各静翼ブレード
13に片持ち状態で支持するようにしても良い。
【0013】なお、本実施例では、補助翼14により静
翼13における空気の流れを矢印(イ)で示すように調
整するようにしたが、このような(イ)で示す空気の流
れを得るための補助翼14の傾き等は、実際にジェット
エンジンを駆動させた場合に得られる実験データに基づ
き決定される。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、エンジン本体部の半径方向に沿って配置され、
かつ互い周方向に間隔をおいて配置された複数の静翼ブ
レード間に、補助翼を設けたので、この補助翼の長さ、
設置方向等を静翼ブレードに対して適宜設定することに
より、静翼ブレードの間を通過する圧縮空気の流れを調
整することができ、これにより静翼におけるエンジン本
体部の内壁面付近での空気流の乱れを防止して、例えば
この箇所において空気の圧力上昇を緩和でき、その結
果、圧縮機の作動を安定化できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターボファンエンジン10の全体構成を示す断
面図。
【図2】ターボファンエンジン10の静翼11を示す斜
視図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】補助翼15の他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 空気取入口 2 エンジン本体部 2A 空気流路 2B 内壁面 3 エンジン用ファン 4 圧縮機 11 静翼 12 動翼 13 静翼ブレード 14 補助翼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流路を円筒状に形成するエンジン本
    体部に固定された静翼と、エンジン本体部の空気流路内
    に回転自在に設けられた動翼とを空気の移動方向に沿っ
    て交互に配置し、動翼を静翼に対して回転させることに
    より、前方側に位置する空気を圧縮して後方の燃焼器に
    送り出すエンジン用圧縮機であって、 前記静翼は、エンジン本体部の半径方向に沿って配置さ
    れ、かつ互い周方向に間隔をおいて配置された複数の静
    翼ブレードと、これら静翼ブレードの間に配置されて、
    静翼ブレードの間を通過する圧縮空気の流れを調整する
    補助翼とを具備することを特徴とするエンジン用圧縮機
    の静翼構造。
JP291993A 1993-01-11 1993-01-11 エンジン用圧縮機の静翼構造 Withdrawn JPH06207504A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP291993A JPH06207504A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 エンジン用圧縮機の静翼構造

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JP291993A JPH06207504A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 エンジン用圧縮機の静翼構造

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JPH06207504A true JPH06207504A (ja) 1994-07-26

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ID=11542765

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP291993A Withdrawn JPH06207504A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 エンジン用圧縮機の静翼構造

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JP (1) JPH06207504A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104131845A (zh) * 2013-05-03 2014-11-05 航空技术空间股份有限公司 在叶片根部具有副翼的轴流式涡轮机定子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104131845A (zh) * 2013-05-03 2014-11-05 航空技术空间股份有限公司 在叶片根部具有副翼的轴流式涡轮机定子

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Legal Events

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Effective date: 20000404