JP6952630B2 - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は遠心圧縮機に関する。
ガスタービン等に用いられる遠心圧縮機として、所定のピッチをもって設けられた複数のロータブレードを含むインペラと、前記インペラに対向して設けられ、前記インペラと協働して前記軸線方向に向けて開口した円環状のインペラ入口部及び径方向外方に向けて開口した円環状のインペラ出口部を画定するシュラウドと、前記インペラの径方向外方に配置され、径方向内方に向けて開口し、前記インペラ出口部に対向する円環状のディフューザ入口部を有するディフューザと、前記ディフューザ入口部に周方向に所定のピッチをもって設けられた複数のステータベーンと有するクローズドインペラ方式の遠心圧縮機が知られている(例えば、特許文献1、2)。
遠心圧縮機に用いられる翼付ディフューザとして、ディフューザ入口部にディフューザの翼(ステータベーン)と等ピッチで複数の小孔が設けられ、複数の小孔が環状通路によって互いに連通している翼付ディフューザが知られている(例えば、特許文献3)。
特開2001−304186号公報 特開2001−342995号公報 特開平10−37899号公報
遠心圧縮機では、インペラ出口部に、各ロータブレードの回転方向進み側の圧力面側で圧力が高く、各ロータブレードの回転方向遅れ側の負圧面側で圧力が低くなる圧力分布が発生する。インペラ出口部からの作動流体はその圧力分布をもってディフューザ入口部に向かうから、ディフューザ入口部付近にもインペラ出口部と同様の圧力分布が発生する。
インペラのロータブレードとディフューザのステータベーンとはインペラの回転によって相対回転運動をしており、インペラ出口部からの作動流体は常にステータベーンの前縁部材を通過するため、インペラ出口部の圧力分布はステータベーンの前縁部に生じている圧力分布の影響を受けてインペラ出口部に繰り返しの大きい圧力変動が発生する。この圧力変動によってロータブレードが加振され、振動によってロータブレードの耐久性が低下する虞がある。
上述の翼付ディフューザは、ディフューザ入口部において複数の小孔及び環状通路によってインペラの回転方向に圧力伝播が行われることを期待してインペラ出口部及びディフューザ入口部における圧力変動の低減を試みたものであるが、隣り合うステータベーン周りの圧力分布は概ね同一であることから、各小孔の配置がステータベーンと等ピッチであると、隣り合う小孔間で圧力伝播が有効に行われず、インペラ出口部及びディフューザ入口部における圧力変動の効果的な低減を期待できない。このため、圧力変動によるロータブレードの振動を低減できず、ロータブレードの耐久性の向上を図ることが難しい。
本発明が解決しようとする課題は、遠心圧縮機において、インペラ出口部及びディフューザ入口部の圧力変動を低減し、ロータブレードの耐久性の向上を図ることである。
本発明の一つの実施形態による遠心圧縮機は、所定のピッチをもって設けられた複数のロータブレード(74)を含むインペラ(70)と、前記インペラ(70)に対向して設けられ、前記インペラ(70)と協働して軸線方向に向けて開口した円環状のインペラ入口部(42A)及び径方向外方に向けて開口した円環状のインペラ出口部(42B)を画定するシュラウド(72)と、前記インペラ(70)の径方向外方に配置され、径方向内方に向けて開口し、前記インペラ出口部(42B)に対向する円環状のディフューザ入口部(76A)を有するディフューザ(76)と、前記ディフューザ入口部(76A)に周方向に所定のピッチをもって設けられた複数のステータベーン(78)とを具備し、前記シュラウド(72)は、前記インペラ出口部(42B)に隣接する部位に前記インペラ(70)に向けて開口した複数の開口(80)と、各開口(80)を互いに連通する連通路(82)とを含み、前記開口(80)は、周方向に前記ステータベーン(78)と同ピッチで設けられた複数の開口(80A)からなる第1の開口群(A)と、前記第1の開口群(A)の隣り合う開口(80A)間に配置された複数の開口(80B)からなる第2の開口群(B)とを含む。
この構成によれば、インペラ(70)の回転に伴うインペラ出口部(42B)の圧力変動によって第1の開口群(A)と開口(80A)と第2の開口群(B)と開口(80B)に作用する作動流体に差があるインペラ(70)の回転位相の区間が多くなり、これに伴い、多くの回転位相において隣り合う開口(80A)と(80B)との間で圧力の伝播が行われ、両開口(80A)と(80B)との間の圧力差が低下する。これにより、インペラ出口部(42B)及びディフューザ入口部(78A)の圧力変動が低減し、流体加振によるロータブレード74の振動が低減し、ロータブレード74の耐久性が向上する。
上記遠心圧縮機において、好ましくは、前記第1の開口群(A)の各開口(80A)及び前記第2の開口群(B)の各開口(80B)は前記インペラ(70)と同心の一つの同心円上に設けられている。
この構成によれば、開口(80A)及び(80B)に作用する作動流体の圧力が径方向で見て同一部位における圧力変動のものになり、開口(80A)と(80B)との間の圧力伝播によってロータブレード(74)の振動モードに対して径方向に同一の距離の位置における圧力授受により圧力変動の低減が行われ、ロータブレード(74)の振動の低減が効果的に行われる。
上記遠心圧縮機において、好ましくは、前記第2の開口群(B)の各開口(80B)は前記第1の開口群(A)の隣り合う開口(80A)間の1/2の位置を基準として前記インペラ(70)の回転方向進み側及び回転方向遅れ側に各々前記ステータベーン(78)の前記ピッチの1/4ピッチに相当する回転角だけ変位した回転角範囲に設けられている。
この構成によれば、インペラ出口部(42B)及びディフューザ入口部(78A)の圧力変動を低減するための開口(80A)と(80B)との間の圧力伝播による圧力変動の低減によってロータブレード(74)の振動低減が良好に行われる。
上記遠心圧縮機において、好ましくは、前記第2の開口群(B)の各開口(80B)は前記第1の開口群(A)の隣り合う開口(80A)間の1/2の位置に設けられている。
この構成によれば、インペラ出口部(42B)及びディフューザ入口部(78A)の圧力変動を低減するための開口(80A)と(80B)との間の圧力伝播による圧力変動の低減によってロータブレード(74)の振動低減が良好に行われる。
上記遠心圧縮機において、好ましくは、前記連通路(82)は、前記インペラ(70)と同心の円環状通路であり、前記第1の開口群(A)及び前記第2の開口群(B)の全ての前記開口(80A、80B)を互いに連通する。
この構成によれば、簡単な連通路(82)の構成によって第1の開口群(A)及び第2の開口群(B)の全ての開口(80A、80B)を互いに連通することができる。
本発明による圧縮機によれば、インペラ出口部の圧力変動が低減し、ロータブレードの振動が低減し、ロータブレードの耐久性が向上する。
本実施形態の遠心圧縮機が用いられる航空機用のガスタービンエンジンの概要を示す断面図 本実施形態の遠心圧縮機の拡大断面図 本実施形態の遠心圧縮機の拡大正面図 本実施形態の遠心圧縮機の圧力特性を示す図
以下に、本発明による遠心圧縮機の実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。
先ず、本実施形態の遠心圧縮機が用いられる航空機用のガスタービンエンジン(ターボファンエンジン)の概要を、図1を参照して説明する。
ガスタービンエンジン10は、互いに同心に配置された略円筒状のアウタケーシング12およびインナケーシング14を有する。インナケーシング14は内部に前部第1ベアリング16および後部第1ベアリング18によって低圧系回転軸20を回転自在に支持している。低圧系回転軸20は外周に前部第2ベアリング22および後部第2ベアリング24によって中空軸による高圧系回転軸26を回転自在に支持している。
低圧系回転軸20はインナケーシング14より前方に突出した略円錐形状の先端部20Aを含む。先端部20Aの外周には周方向に複数のフロントファン28が設けられている。フロントファン28の下流側にはアウタケーシング12に接合された外端およびインナケーシング14に接合された外端を含む複数のステータベーン30が周方向に所定の間隔をおいて設けられている。ステータベーン30の下流側には、アウタケーシング12とインナケーシング14との間に形成された円環状断面のバイパスダクト32と、インナケーシング14に同心に形成された円環状断面の空気圧縮用ダクト34とが並列に設けられている。
空気圧縮用ダクト34の入口部には軸流圧縮機36が設けられている。軸流圧縮機36は、低圧系回転軸20の外周に設けられた前後2列の動翼列38と、インナケーシング14に設けられた前後2列の静翼列40とを軸線方向に互いに隣接して交互に有する。
空気圧縮用ダクト34の出口部には静翼列46及び遠心圧縮機42が設けられている。
遠心圧縮機42の下流側には遠心圧縮機42から圧縮空気を供給される逆流燃焼室52を画定する燃焼室部材54が設けられている。インナケーシング14には逆流燃焼室52に燃料を噴射する複数の燃料噴射ノズル56が設けられている。逆流燃焼室52は燃料と空気との混合気の燃焼によって高圧の燃焼ガスを生成する。逆流燃焼室52の出口部にはノズルガイドベーン列58が設けられている。
逆流燃焼室52の下流側には逆流燃焼室52にて生成された燃焼ガスを噴付けられる高圧タービン60および低圧タービン62が設けられている。高圧タービン60は高圧系回転軸26の外周に固定された高圧タービンホイール64を含む。低圧タービン62は、高圧タービン60の下流側にあり、インナケーシング14に固定された複数のノズルガイドベーン列66と、低圧系回転軸20の外周に設けられた複数の低圧タービンホイール68とを軸線方向に交互に有する。
ガスタービンエンジン10の始動に際しては、スタータモータ(不図示)によって高圧系回転軸26を回転駆動することが行われる。高圧系回転軸26が回転駆動されると、遠心圧縮機42によって圧縮された空気が逆流燃焼室52に供給され、逆流燃焼室29における空気と燃料との混合気の燃焼によって燃料ガスが発生する。燃料ガスは高圧タービンホイール64および低圧タービンホイール68に噴付けられ、これらタービンホイール64、68を回転させる。
これにより、低圧系回転軸20および高圧系回転軸26が回転し、フロントファン19が回転すると共に軸流圧縮機36および遠心圧縮機42が運転され、圧縮空気が逆流燃焼室52に供給される。これにより、ガスタービンエンジン10はスタータモータの停止後も運転を継続する。
ガスタービンエンジン10の運転中に、フロントファン28が吸い込んだ空気の一部は、バイパスダクト32を通過して後方に噴出し、特に低速飛行時に主たる推力を発生する。フロントファン28が吸い込んだ空気の残部は、逆流燃焼室52に供給されて燃料との混合気として燃焼し、燃焼ガスは低圧系回転軸20および高圧系回転軸26の回転駆動に寄与した後に後方に噴出し、推力を発生する。
次に、図2及び図3を参照して遠心圧縮機42の詳細を説明する。
遠心圧縮機42は、高圧系回転軸26に設けられたインペラ70と、インナケーシング14の一部によって構成されたシュラウド72とを有するクローズドインペラ方式のものである。インペラ70は、高圧系回転軸26の中心軸線周りに所定のピッチをもって設けられた複数のロータブレード74を含む。シュラウド72は、インペラ70の前側、換言するとロータブレード74に対向して設けられ、インペラ70と協働して軸線方向前側に向けて開口した円環状のインペラ入口部42A及び径方向外方に向けて開口した円環状のインペラ出口部42Bを画定する。
インペラ70の径方向外方にはディフューザ76が固定配置されている。ディフューザ76は、径方向内方に向けて開口し、インペラ出口部42Bに対向する円環状のディフューザ入口部76A及び軸線方向後側に向けて開口したディフューザ出口部76Bを有する。ディフューザ入口部76Aには周方向に所定のピッチをもって複数のステータベーン78が設けられている。ステータベーン78のピッチはロータブレード74のピッチと同一であってよい。
シュラウド72にはインペラ出口部42Bに隣接する部位にインペラ70に向けて開口した複数の開口80が形成されている。開口80は、図3に示されているように、周方向にステータベーン78と同ピッチで設けられた複数の開口80Aからなる第1の開口群Aと、第1の開口群Aの隣り合う開口80A間に配置された複数の開口80Bからなる第2の開口群Bとを含む。
第1の開口群Aの各開口80Aと第2の開口群Bの各開口80Bとはインペラ70と同心の一つの同心円上に設けられている。各開口80Aは周方向で見てステータベーン78に整合する位置にある。各開口80Bは隣り合う開口80A間の1/2の位置に設けられている。これにより、各開口80Bは周方向で見て隣り合うステータベーン78間の1/2の位置にある。第2の開口群Bの各開口80Bは第1の開口群Aの開口80Aと各開口80Bとを総括した開口80のピッチはステータベーン78のピッチの1/2のピッチになる。
シュラウド72にはインペラ70と同心の円環状通路による連通路82が形成されている。連通路82は第1の開口群A及び第2の開口群Bの全ての開口80A、80Bを互いに連通する。
インペラ70の回転に伴うインペラ出口部42B及びディフューザ入口部76Aの作動流体の圧力は、図4(A)、(B)に符号P(波形)によって示されているように、ロータブレード74の1ピッチ相当の回転毎に1サイクルのサインカーブをもって変化するイメージである。
図4(A)に示されているように、各ロータブレード74が各開口80Aに整合する回転位相(1/1ピッチの回転位相)にインペラ70がある時には、開口80A及び80Bに作用する作動流体の圧力Pは、全ての開口80A及び80Bにおいてゼロであり、隣り合う開口80Aと80Bとの間で圧力の伝搬が行われない。
この回転位相からインペラ70の回転が進むと、開口80Aに作用する作動流体の圧力Pが正圧側に上昇する一方、開口80Bに作用する作動流体の圧力Pが負圧側に降下し、図4(B)に示されている1/4ピッチの回転位相で、開口80Aに作用する作動流体の圧力Pが正圧最大+Pmaxに、開口80Bに作用する作動流体の圧力Pが負圧最大−Pmaxになる。
これより更にインペラ70の回転が進むと、開口80Aに作用する作動流体の圧力Pが負圧側に降下する一方、開口80Bに作用する作動流体の圧力Pが正圧側に上昇し、3/4ピッチの回転位相で、開口80Aに作用する作動流体の圧力Pが負圧最大−Pmaxに、開口80Bに作用する作動流体の圧力Pが正圧最大+Pmaxになる。
これより更にインペラ70の回転が進むと、開口80Aに作用する作動流体の圧力Pは正圧側に上昇すると共に開口80Bに作用する作動流体の圧力Pが負圧側に降下し、1/1ピッチの回転位相で再び開口80A及び80Bに作用する作動流体の圧力Pがゼロになる。
上述のように、インペラ70の回転に伴って開口80A及び80Bに作用する作動流体の圧力Pが変化し、開口80A及び80Bに作用する作動流体の圧力Pに差があるインペラ70の回転位相においては隣り合う開口80Aと80Bとの間で圧力の伝播が行われ、両開口80Aと80Bとの間の圧力差が低下する。
これにより、インペラ出口部42B、ディフューザ入口部78A及びそれらの近傍の圧力変動が低減し、流体加振によるロータブレード74及びステータベーン78の振動が低減し、ロータブレード74及びステータベーン78の耐久性が向上する。
第1の開口群Aの各開口80A及び前記第2の開口群Bの各開口80Bはインペラ70と同心の一つの同心円上に設けられているので、開口80A及び80Bに作用する作動流体の圧力Pが径方向で見て同一部位における圧力変動のものになり、開口80Aと80Bとの間の圧力伝播によってロータブレード74の振動モードに対して径方向に同一の距離の位置における圧力授受が行われる。このことにより、圧力変動の低減が効果的に行われ、ロータブレード74及びステータベーン78の振動の低減が効果的に行われ、ロータブレード74及びステータベーン78の耐久性が向上する。
連通路82は、インペラ70と同心の円環状通路であることにより、簡単な構成によって第1の開口群A及び第2の開口群Bの全ての開口80A、80Bを互いに連通することができる。
この構成によれば、簡単な連通路(82)の構成によって第1の開口群(A)及び第2の開口群(B)の全ての開口(80A、80B)を互いに連通することができる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第2の開口群Bの各開口80Bの位置は、第1の開口群Aの隣り合う開口80A間の1/2の位置に限られることはなく、第2の開口群Bの各開口80Bは第1の開口群Aの隣り合う開口80A間の1/2の位置を基準としてインペラ70の回転方向進み側及び回転方向遅れ側に各々ステータベーン78のピッチの1/4ピッチに相当する回転角だけ変位した回転角範囲等、隣り合う開口80Aと開口80Bとの間で、インペラ出口部42B及びディフューザ入口部76Aの圧力変動の低減に有効な圧力差が生じるべき位置であればよい。また、ステータベーン78のピッチとロータブレード74のピッチとは互いに異なっていてもよい。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :ガスタービンエンジン
12 :アウタケーシング
14 :インナケーシング
16 :前部第1ベアリング
18 :後部第1ベアリング
19 :フロントファン
20 :低圧系回転軸
20A :先端部
22 :前部第2ベアリング
24 :後部第2ベアリング
26 :高圧系回転軸
28 :フロントファン
29 :逆流燃焼室
30 :ステータベーン
32 :バイパスダクト
34 :空気圧縮用ダクト
36 :軸流圧縮機
38 :動翼列
40 :静翼列
42 :遠心圧縮機
42A :インペラ入口部
42B :インペラ出口部
46 :静翼列
52 :逆流燃焼室
54 :燃焼室部材
56 :燃料噴射ノズル
58 :ノズルガイドベーン列
60 :高圧タービン
62 :低圧タービン
64 :高圧タービンホイール
66 :ノズルガイドベーン列
68 :低圧タービンホイール
70 :インペラ
72 :シュラウド
74 :ロータブレード
76 :ディフューザ
76A :ディフューザ入口部
76B :ディフューザ出口部
78 :ステータベーン
80 :開口
80A :開口
80B :開口
82 :連通路
A :第1の開口群
B :第2の開口群

Claims (5)

  1. 遠心圧縮機であって、
    所定のピッチをもって設けられた複数のロータブレードを含むインペラと、
    前記インペラに対向して設けられ、前記インペラと協働して軸線方向に向けて開口した円環状のインペラ入口部及び径方向外方に向けて開口した円環状のインペラ出口部を画定するシュラウドと、
    前記インペラの径方向外方に配置され、径方向内方に向けて開口し、前記インペラ出口部に対向する円環状のディフューザ入口部を有するディフューザと、
    前記ディフューザ入口部に周方向に所定のピッチをもって設けられた複数のステータベーンとを具備し、
    前記シュラウドは、前記インペラ出口部に隣接する部位に前記インペラに向けて開口した複数の開口と、各開口を互いに連通する連通路とを含み、
    前記開口は、周方向に前記ステータベーンと同ピッチで設けられた複数の開口からなる第1の開口群と、前記第1の開口群の隣り合う開口間に配置された複数の開口からなる第2の開口群とを含む遠心圧縮機。
  2. 前記第1の開口群の各開口及び前記第2の開口群の各開口は前記インペラと同心の一つの同心円上に設けられている請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記第2の開口群の各開口は前記第1の開口群の隣り合う開口間の1/2の位置を基準として前記インペラの回転方向進み側及び回転方向遅れ側に各々前記ステータベーンの前記ピッチの1/4ピッチに相当する回転角だけ変位した回転角範囲に設けられている請求項1又は2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記第2の開口群の各開口は前記第1の開口群の隣り合う開口間の1/2の位置に設けられている請求項1又は2に記載の遠心圧縮機。
  5. 前記連通路は、前記インペラと同心の円環状通路であり、前記第1の開口群及び前記第2の開口群の全ての前記開口を互いに連通する請求項1から4の何れか一項に記載の遠心圧縮機。
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