JPH06207306A - ヘルメット上で少なくとも一つのバイザを支持するシステム - Google Patents

ヘルメット上で少なくとも一つのバイザを支持するシステム

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JPH06207306A
JPH06207306A JP5308126A JP30812693A JPH06207306A JP H06207306 A JPH06207306 A JP H06207306A JP 5308126 A JP5308126 A JP 5308126A JP 30812693 A JP30812693 A JP 30812693A JP H06207306 A JPH06207306 A JP H06207306A
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visor
shell
guide
guide portion
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JP5308126A
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Joel Baudou
ジエエル・ボドウ
Vincent Vitte
バンサン・ビツト
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Thales Avionics SAS
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Thales Avionics SAS
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    • A42—HEADWEAR
    • A42B—HATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00—Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04—Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/18—Face protection devices
    • A42B3/22—Visors
    • A42B3/221—Attaching visors to helmet shells, e.g. on motorcycle helmets
    • A—HUMAN NECESSITIES
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    • A42B—HATS; HEAD COVERINGS
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    • A42B3/22—Visors
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    • A42B3/222—Attaching visors to helmet shells, e.g. on motorcycle helmets in an articulated manner, e.g. hinge devices

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  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動位置と引き込み位置との間のすべり溝上
で可動である少なくとも一つのバイザをヘルメット上で
支持するシステムを提供する。 【構成】 本発明によるシステムは、ヘルメット（１）
の各側面上に、すべり溝（３０ａ、３０ｂ）を含む支持
／ガイド部（３）を含んでおり、該支持／ガイド部は、
先ず固定装置（４）、次いで支持／ガイド部がヘルメッ
トから外れるのを防ぐ保持装置（５）によってヘルメッ
ト上に支持されている。解放位置において、固定装置は
支持／ガイド部を完全に解放する。しかし支持／ガイド
部は、ヘルメットのシェル（１０）に当たらずにバイザ
をすべり溝から取り出すことが可能な位置まで移動可能
であるように、保持装置によってヘルメットに固定され
たままになっている。本発明によるシステムは、工具を
要せずにバイザの取り替えを速やかに行うことが可能で
ある。該システムは航空機またはヘリコプタのパイロッ
トに特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パイロットのヘルメッ
ト上で少なくとも一つのバイザを支持するシステムを目
的としている。
【０００２】
【従来の技術】一般にヘルメットはショックの際にパイ
ロットを保護するように設計されている。そのためにヘ
ルメットは概して、先ずパイロットの頭部の保護が可能
なシェルと、さらに顔を保護すると共に苛酷な環境
（風、埃、光、霧など）においても良好な視界を確保す
るように設計されたバイザとを含んでいる。
【０００３】特定の環境に対してバイザを保護するため
に、バイザを構成する材料にはさまざまな処理が加えら
れている。従って特にパイロットは、透明な抗反射バイ
ザ、サンバイザ、濃霧時用の傾斜バイザ、抗レーザバイ
ザまたは核閃光用処理を受けたバイザさえも自由に使用
することが可能である。
【０００４】特定の航空分野において、航空機のパイロ
ットが飛行中に環境に応じていくつかのバイザの使用を
必要とする可能性がある。
【０００５】従って、ヘルメット上に取り付けられたバ
イザは容易且つ速やかに取り外され、他のバイザと取り
替えられなければならない。
【０００６】バイザを他のバイザと取り替えるために完
全に取り外してしまわずにすむように、いくつかのバイ
ザを備えたヘルメットが既に開発されている。これらの
バイザはヘルメットの上部に引き込まれる方式になって
おり、パイロットがバイザを選択することが可能である
と共にヘルメットの着脱も可能である。さらにパイロッ
トが自由にバイザを組み合わせて使用することもまた可
能である。パイロットが作動位置と引き込み位置との間
でバイザを移動可能にするために、すべり溝に取り付け
られたガイドフランジを備えたバイザを使用することは
公知である。
【０００７】最後に、通常これらのヘルメットは、ショ
ックや擦り傷を受ける可能性がある場合に引き込み位置
でバイザを保護する上部カバーを備えている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
ヘルメットは下記の欠点を有している。
【０００９】先ず、重量と寸法との制約により、これら
のヘルメットに二つ以上のバイザが取り付けられている
ことはほとんどない。
【００１０】従って、バイザが損傷を受けるか、または
飛行中にパイロットの要求をもやは満足させないという
理由でバイザを交換するためにバイザアセンブリを取り
除く必要がある。
【００１１】現在のバイザアセンブリの支持システムは
交換の容易さと迅速性という二つの基準を満たしていな
い。実際、固定するのにねじを使用しており、バイザア
センブリを取り替えるために、パイロットは先ずねじ回
しのような工具を使用してヘルメットからアセンブリを
取り外し、さらに該アセンブリからバイザを取り外さな
ければならない。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘルメット上
で少なくとも一つのバイザを支持するシステムを提供す
ることにより、従来のシステムの上記欠点を回避するこ
とに向けられている。本発明のシステムにより、バイザ
の交換および損傷を受けた場合のメンテナンスが容易に
なると共に、パイロットが飛行中に工具を必要とせずに
自分で装備の再構成を容易且つ速やかに行うことが可能
になる。
【００１３】具体的にいえば、本発明は、シェルを含む
タイプのヘルメット上で、引き込み位置と少なくとも一
つの作動位置との間で可動である少なくとも一つのバイ
ザを支持するシステムに関する。該システムはシェルの
各側面上に、バイザの支持／ガイド部と、該支持／ガイ
ド部をシェルに固定する装置と、シェルから該支持／ガ
イド部が外れることを防止する保持装置とを含んでい
る。
【００１４】支持／ガイド部は、バイザの端部の一つを
介してバイザのガイドフランジを受容するように適合さ
れたすべり溝と、支持／ガイド部上の二つの位置でそれ
ぞれ固定装置と保持装置と協働するように適合された第
１および第２の手段とを含んでいる。
【００１５】固定装置は、シェルに支持されていると共
に、固定位置で支持／ガイド部の第１の手段と協働して
該支持／ガイド部をシェルに固定支持し、解放位置で第
１の手段を解放する。
【００１６】保持装置は、固定装置が解放位置にあると
きに第２の手段と協働してバイザのガイドフランジをシ
ェルと接触することなくすべり溝から取り外すことが可
能な第１の位置と固定装置が第１の手段と協働可能な第
２の位置との二つの位置の間で支持／ガイド部を移動自
在にシェルに固定支持する。
【００１７】本発明およびその利点は、本発明によるシ
ステムの好ましく且つ非限定的配置を示す添付図面を参
照した下記の説明を読むことによりさらによく理解され
るであろう。
【００１８】
【実施例】図１は、本発明による支持システムを備えた
パイロットのヘルメット１の概略図を示すことによって
本発明の目的を簡潔に示している。図１の非限定的例に
よれば、示されているシステムは、外側バイザ２ａと、
内側バイザ２ｂとの二つのバイザを支持且つガイドする
ことが可能である。
【００１９】さらに詳細に言えば、図１のヘルメット１
は、既に述べたようにパイロットの頭部を保護するよう
に設計されているシェル１０から構成されている。ヘル
メット１は外側バイザ２ａと内側バイザ２ｂとを備えて
おり、これら二つのバイザはこの場合、組み合わせ使用
状態、即ち下方または作動位置で示されている。
【００２０】本発明によれば、これらのバイザの支持シ
ステムは、好ましくはシェル１０の側面部上にヘルメッ
ト１の各側面について対称的に設置された二つの支持／
ガイド部３を含んでいる。これら二つの支持／ガイド部
３がシェル１０の対称平面に関して対称構造を有してい
ることは有利である。
【００２１】本発明によれば、支持／ガイド部３は作動
状態においては該部３上に設置されている第１の手段
（図１には示されていない）と協働する固定装置４によ
ってヘルメット１のシェル１０上の第１の位置に固定支
持されている。この場合、固定装置はいわゆる「固定」
位置にある。固定装置４が「解放」位置と称される第２
の位置にあるときに、該装置４は第１の位置でシェル１
０にはもう固定されていない支持／ガイド部から第１の
手段を解放する。
【００２２】さらに本発明による支持システムは、シェ
ル１０の各側面上に保持装置５を備えており、該装置５
は、固定装置４が解放位置にあるときに支持／ガイド部
がシェル１０に固定されたままでいるように、第１の位
置とははっきり異なっていることが有利である支持／ガ
イド部上の第２の位置に置かれた、図示されていない第
２の手段と協働する。本発明の重要な特徴によれば、こ
の場合保持装置５は、二つの位置、即ちバイザがヘルメ
ットから容易且つ完全に取り外し可能な第１の位置と、
固定装置４が支持／ガイド部３の第１の手段と再び協働
可能な第２の位置との間で支持／ガイド部３を移動自在
にする。
【００２３】図面に示されている好ましく且つ非限定的
な実施態様においては、保持装置５はシェル１０に垂直
なピボットであり、固定装置４が解放位置にあるときに
支持／ガイド部３は該ピボットの周りを回転することが
可能である。
【００２４】支持／ガイド部３のそれぞれ固定装置およ
び保持装置の第１および第２の位置は、支持／ガイド部
３の端部にあるのが好ましい。
【００２５】図１の例では、支持／ガイド部３の上部３
０は凸状形態を有していると共にそのほぼ全長に亘って
二つのすべり溝３０ａ、３０ｂを含んでおり、各すべり
溝はそれぞれバイザ２ａおよび２ｂの図示されていない
ガイドフランジを担持している。すべり溝は、バイザが
引き込み位置から作動位置に移動することを可能にする
軌道に沿って縦方向に伸張している。
【００２６】本発明によるシステムの機能原理は次の通
りである。
【００２７】パイロットは飛行中に二つのバイザの中の
どちらか一つを使用するかその両方を使用するかを選択
することが可能である。
【００２８】図１には示されていないが各バイザに接続
されている制御手段により、パイロットは一つまたは両
方のバイザを下げるか、または反対にそれぞれのすべり
溝にバイザを移動させることにより該バイザを引き込み
位置に置くことが可能になる。
【００２９】パイロットが一つまたは両方のバイザを変
えたいときには、パイロットはヘルメットの各側面上の
二つの支持／ガイド部３の固定装置４を解放位置にす
る。本発明によれば、これにより支持／ガイド部３は二
つの位置間で移動可能、即ち示されている図面の場合に
おいては支持／ガイド部はピボット５の軸の周りで回転
することが可能になる。さらに、すべり溝３０ａおよび
３０ｂは支持／ガイド部３の自由端で開口する一つの端
部を有している。それによってパイロットは、図１には
示されていない制御手段によってバイザをすべり溝に沿
ってガイドすることが可能であると共にバイザをすべり
溝の開放端から完全に取り外すまですべり溝上でガイド
することが可能になる。
【００３０】さらにパイロットは、取り外されたバイザ
を他のバイザと交換して、交換したバイザをすべり溝の
開放端にはめ、次いで制御手段を使用してバイザをすべ
り溝に沿ってスライドさせる。さらにパイロットはガイ
ド部３を反対方向に回転させ、該ガイド部を固定装置４
により再びヘルメットのシェル１０に取り付ける。
【００３１】本発明によるシステムの原理について概略
説明をしてきたが、これから該システムのさまざまな素
子の実施例についてさらに詳細に説明する。
【００３２】図２は支持／ガイド部３を示すヘルメット
の左の側面図であり、支持／ガイド部は、図示されてい
ない第１および第２の手段を含んでいると共に、既に述
べたようにそれぞれの軸４０および５０がヘルメットの
シェルにほぼ垂直である固定装置４および保持装置５と
協働する。ここに示されている好ましい実施態様におい
て、固定装置４は止めノブ４１を、保持装置５はボルト
５１を含んでおり、その機能については後で説明する。
【００３３】この場合、支持／ガイド部３の下部はすべ
り溝の形状と同様な凹面形状を有している。
【００３４】さらに支持／ガイド部３の下部は、バイザ
を引き込み位置と作動位置との間の中間位置に置くこと
を可能にするように、下部全体またはその一部に縦方向
に伸張するノッチ３２を備えている。
【００３５】図２Ａは、図２の２Ａ−２Ａに沿った断面
図であり、ピボット保持装置５、およびその支持／ガイ
ド部３との協働の実施例を示している。該図は、ヘルメ
ットのシェル１０の一部と、図１および図２には示され
ていない任意の保護カバー６の一部とを示している、該
カバーの利点については後で説明する。シェル１０、支
持／ガイド部３および任意のカバー６からなるアセンブ
リは、支持／ガイド部３内に形成された穴３２を通過す
る軸５０を構成するピボット５によって支持されてお
り、穴３２は保持装置４と協働する第２の手段を構成し
ている。軸５０の二つの端部は、それぞれ穴１１を通っ
てシェル１０を通過し、穴６２を通って保護カバー６を
通過する。これら二つの端部はそれぞれ、例えば、シェ
ル１０の内部に軸５０と同心的に設置されたナット５２
および軸５０上の適切な溝穴５３内に軸方向に固定され
たボルト５１のような二つの固定素子によって閉鎖され
ている。本発明によれば、保護カバー６および支持／ガ
イド部３をピボット５の軸５０の周りで回転させてバイ
ザを変えることが可能である。バイザのガイド部３は、
すべり溝の底３３を通ってこの特定の位置で閉鎖され、
それによってバイザの下部（作動位置）を規定する止め
を形成するのが好ましい。
【００３６】図２Ｂは図２の２Ｂ−２Ｂに沿った断面図
であり、固定装置４、および固定位置でのガイド部３と
の協働の実施例を示している。該図は、ヘルメットのシ
ェル１０の一部と、保護カバー６の一部と、すべり溝３
０ａ、３０ｂを示すガイド部３の一部とを示している。
固定装置４は、例えばシェル１０にほぼ垂直な軸４０か
ら構成されており、該装置４の一方の端部は、シェル１
０内に形成された穴１００を通過する。軸４０のこの端
部は、例えばシェル１０の内側の軸４０から出たねじき
り端４１を軸方向に閉鎖するナット４２のような固定手
段によってシェルに固定されている。軸４０は、カバー
６の外側の第２の端部で、例えば閉鎖手段を構成するノ
ブ４３によって閉鎖されている。この固定装置４によ
り、支持／ガイド部３の速やかな固定および解放が可能
になる。支持／ガイド部３と、カバーが備えらている場
合にはカバー６とはどちらも、それぞれ参照符号５１お
よび６１が付けられた貫通溝穴を有している。パイロッ
トがこの位置で支持／ガイド部３を固定させようとする
場合に、パイロットは軸４０を溝穴３１および６１内に
はめ込むように支持／ガイド部３およびカバー６を軸４
０方向に引き寄せてからノブ４３を締めるだけでよい。
このノブの直径は溝穴より大きいので、ノブはカバー６
および支持／ガイド部３を締め付け、それによって両者
をシェル１０に固定させる。同様に支持／ガイド部３お
よびカバー６は、ノブ４３をゆるめ且つカバー支持／ガ
イド部アセンブリを図２の曲線７で示されている軌道に
沿って持ち上げることにより速やかに解放される。図２
Ｂにおいて、ノブ４３の後ろに配置されている軸流ワッ
シャ４４は、ノブ４３が振動を受けた場合にゆるくなる
ことを防止する。すべり溝３０ａの溝の二つの壁の間に
軸方向に位置するスペーサ４５により、ノブが締められ
る際にこれら二つの壁間の分離が維持可能になる。図２
Ｂを参照して説明した固定装置４が他のいずれの公知の
手段によっても実施可能であることは勿論である。
【００３７】同様に図２Ｂは、バイザをどのすべり溝に
入れるかをパイロットが容易に知ることが出来るよう
に、好ましくは異なる断面を有する溝３０ａおよび３０
ｂを有している。同様な概念から、シェル１０の反対側
面上にある支持／ガイド部３は反対の位置に同様なすべ
り溝を有している。
【００３８】図３Ａおよび図３Ｂを参照した下記のバイ
ザについての説明により、バイザとすべり溝との協働が
より明らかになるであろう。
【００３９】図３Ａおよび図３Ｂは、それぞれ外側バイ
ザ２ａおよび内側バイザ２ｂの横断面図である。各図面
の右側部分は図２Ｂのすべり溝３０ａおよび３０ｂと協
働するように設計されている。
【００４０】先ずバイザ２ａ（または２ｂ）は、パイロ
ットの目の正面に置かれるように設計された部分２０ａ
（または２０ｂ）から構成されている。バイザ２ａ（ま
たは２ｂ）は各側面上にガイドフランジ２１ａ、２２ａ
（または２１ｂ、２２ｂ）を備えている。これらのガイ
ドフランジの形状は、該ガイドフランジを収容する支持
／ガイド部３のすべり溝の形状に応じて異なっている。
バイザ２ａおよび２ｂは、パイロットがすべり溝上のさ
まざまな位置の間にバイザをガイドすることを可能にす
る制御手段２３をさらに備えている。、これらの制御手
段は、例えばほぼＬ字型のレバーから構成されており、
その一方の端部２３ａは任意の公知の固定手段によりバ
イザの側面に垂直に固定され、他方の端部は、好ましく
はパイロットがレバー操作をし易いように成型されたボ
タン２３ｂを備えている。バイザがヘルメット上にある
場合には、制御手段上のボタンはパイロットがアクセス
可能なように支持／ガイド部３およびカバー６の外側に
ある。従ってパイロットは、ボタン２３ｂを横に押した
り引いたりすることによりバイザをさまざまな位置に動
かすことが可能である。制御ボタン間で混乱をきたさな
いように、内側バイザ用の制御手段は外側バイザ用の制
御手段と同じ側のヘルメット上に配置しない方がよい。
【００４１】さらに図３Ａおよび図３Ｂは、このバイザ
用の制御手段２３と同じ側のバイザ上にある任意の位置
合わせ装置２４を示している。該装置は、支持／ガイド
部３がその下部にノッチ３２を備えている場合にのみ有
用である。バイザが支持／ガイド部３のすべり溝内に取
り付けられている場合には、装置２４の上部はスプリン
グ２６の動作を受けてノッチ内に支持されるピン２５で
ある。従ってパイロットは、制御手段２３を作動させる
ことによりバイザ用の中間位置を選択することが可能で
ある。
【００４２】図４Ａ、４Ｂおよび４Ｃは、本発明による
支持システムを備えたヘルメットのさまざまな使用法を
示している。これら三つの図面は、上記と同様な参照符
号を使用して、ヘルメットのシェル１０、制御手段２３
を備えた外側バイザ２ａ、内側バイザ２ｂ、支持／ガイ
ド部３ならびに固定装置４および保持装置５を示してい
る。
【００４３】さらにこれら三つの図面は、支持／ガイド
部３に固定された保護カバー６を示しており、該カバー
は制御手段２３は覆わずに、バイザと支持／ガイド部３
とを覆っている。これは使用上有利である。引き込み位
置にあるときにバイザを保護するという主要機能に加え
て、カバー６はヘルメットの各側面上にある二つの支持
／ガイド部３に固定支持されている。従ってカバー６は
また支持／ガイド部３と同期してピボット５の周りを回
転するという機能を有している。
【００４４】カバー６が大きくなり過ぎることを防ぐた
めに、該カバーの上部はその作動位置においてシェル１
０のほぼ延長線上にある。バイザの通路用に充分なスペ
ース（Ｅ）を残すように、カバー６の部分６０が止めを
形成するカバー６とシェル１０との間の単一の接触点１
１にシェル１０は凹みを有している。
【００４５】図４ａの場合には、固定装置４は固定位置
にあり、外側バイザ２ａは作動位置にあり、内側バイザ
２ｂは実際にはシェルの上部内に引っ込められている。
引き込み限度位置は装置４の位置であり、該装置４はこ
の固定位置において止めを形成している。
【００４６】図４ｂの場合には、パイロットは制御手段
２３のボタン２３ｂを使用して外側バイザ２ａをほとん
ど引き込まれた位置に移動させている。固定装置４はま
だ固定位置にあり、従って支持／ガイド部３およびカバ
ー６はシェル１０に固定されている。
【００４７】しかし図４ｃにおいては、固定装置４は解
放位置にある。支持／ガイド部３およびカバー６上の溝
穴３１および６１が解放されている場合には、支持／ガ
イド部３、カバー６ならびにバイザ２ａおよび２ｂから
なるアセンブリはピボット５の軸の周りを回転可能であ
る。
【００４８】従って、制御手段２３を作動させてヘルメ
ットの後ろ側に向かってバイザをスライドさせることに
よって、バイザはすべり溝から完全に取り外され、他の
バイザと交換可能になる。
【００４９】異なる図面上に示されているような支持／
ガイド部３の形状が本発明によるシステムに絶対的に限
定されるものではないことは勿論である。
【００５０】しかし、支持／ガイド部３は、すべり溝の
軌道にほぼ対応する曲線形状を有しているために、かさ
ばらないという利点を有している。これらの支持／ガイ
ド部３は重量の点からプラスチック製であるのが好まし
い。
【００５１】また、ヘルメットの両側面に並行な平面内
に含まれる軌道に沿って可動であるバイザを示したが、
本発明によるシステムをはるかに複雑な軌道用に使用す
ることも可能である。
【００５２】さらに、ヘルメット上の重量配分について
の制約を満足させるために二つの固定および保持位置を
シェル内に位置するように選択するのが好ましい。例え
ば、バイザを後ろからでなく前から取り外し可能にする
ようにこれらの位置を逆にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるシステムによって支持される二つ
のバイザを備えたヘルメットを示す略図である。
【図２】本発明のシステムを示す図１のヘルメットの左
側面の図である。
【図２Ａ】図２の２Ａ−２Ａに沿った断面図である。
【図２Ｂ】図２の２Ｂ−２Ｂに沿った断面図である。
【図３Ａ】図１の外側バイザ２ａの横断面図である。
【図３Ｂ】図１の内側バイザ２ｂの横断面図である。
【図４Ａ】本発明によるシステムの作動段階を示す状態
を表す図である。
【図４Ｂ】本発明によるシステムの作動段階を示す状態
を表す図である。
【図４Ｃ】本発明によるシステムの作動段階を示す状態
を表す図である。
【符号の説明】
１ ヘルメット ２ａ、２ｂ バイザ ３ 支持／ガイド部 ４ 固定装置 ５ 保持装置 ６ 保護カバー １０ シェル ２３ 制御手段 ３０ａ、３０ｂ すべり溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 シェルを含むタイプのヘルメット上で、
    引き込み位置と少なくとも一つの作動位置との間で可動
    である少なくとも一つのバイザを支持するシステムであ
    って、該シェルの各側面上に、 バイザの支持／ガイド部と、 該支持／ガイド部をシェルに固定する装置と、 シェルから支持／ガイド部が外れるのを防止する保持装
    置とを含んでおり、 該支持／ガイド部は、一方の端部を介してバイザのガイ
    ドフランジを受容可能なすべり溝と、該支持／ガイド部
    上の二つの位置でそれぞれ固定装置および保持装置と協
    働可能な第１および第２の手段とを含んでおり、 固定装置は、シェルに固定されていると共に固定位置に
    あるときには支持／ガイド部の第１の手段と協働して支
    持／ガイド部をシェルに固定支持し、解放位置にあると
    きには該第１の手段を解放し、 保持装置は、固定装置が解放位置にあるときに第２の手
    段と協働してシェルと接触することなくバイザのガイド
    フランジをすべり溝から取り出すことが可能である第１
    の位置と固定装置が第１の手段と協働可能である第２の
    位置との二つの位置の間でバイザの支持／ガイド部を移
    動自在にシェルに固定支持することを特徴とする支持シ
    ステム。
  2. 【請求項２】 固定装置はシェルにほぼ垂直な軸を含ん
    でおり、軸の第１の端部は、シェル内に形成された穴を
    通過すると共に固定手段によりシェルに固定されてお
    り、軸の第２の端部は閉鎖手段により閉鎖されており、
    固定位置で固定装置と協働する支持／ガイド部の第１の
    手段が軸上に支持される開放溝穴によって構成されてお
    り、さらにバイザの支持／ガイド部をシェルに固定支持
    するように閉鎖手段を締めることを特徴とする請求項１
    に記載の支持システム。
  3. 【請求項３】 固定手段がシェルの内側から突出する軸
    のねじ切り端と同心的であるナットからなることを特徴
    とする請求項２に記載の支持システム。
  4. 【請求項４】 閉鎖手段は軸の第２の端部上に軸方向に
    配置されたノブからなり、該ノブの直径が溝穴のサイズ
    より大きいことを特徴とする請求項２または３に記載の
    支持システム。
  5. 【請求項５】 保持装置は、シェルにほぼ垂直な軸を含
    むと共に穴を通ってシェルを貫通するピボットからな
    り、バイザの支持／ガイド部内の穴が前記第２の手段を
    構成すると共に二つの固定素子によって両端が閉鎖され
    ており、バイザの支持／ガイド部は、固定装置が解放位
    置にあるときにはピボットの軸の周りで回転自在である
    ことを特徴とする請求項１に記載の支持システム。
  6. 【請求項６】 二つの固定素子は、第１にシェル内部の
    ピボットの軸上に同心的に設置されたナットと、第２に
    ピボットの軸の適切な溝穴内に軸方向に固定されたボル
    トとを含んでいることを特徴とする請求項５に記載の支
    持システム。
  7. 【請求項７】 支持／ガイド部は、シェルの側面上を縦
    方向に伸張すると共に、そのほぼ全長にわたるすべり溝
    を含む凸状上部を有することを特徴とする請求項１に記
    載の支持システム。
  8. 【請求項８】 支持／ガイド部は、すべり溝の軌道に沿
    った凹状下部を有しており且つ該下部全体または一部に
    亘って縦方向に伸張するノッチを備えていると共に、バ
    イザを中間位置にすることが可能なように該バイザ上に
    置かれた位置合わせ装置と協働することを特徴とする請
    求項１に記載の支持システム。
  9. 【請求項９】 二つの支持／ガイド部を覆い且つ該支持
    ／ガイド部に固定されていると共に上部を含む保護カバ
    ーも確実に支持しており、該上部の下且つシェルと該上
    部との間のスペース内でバイザが引き込み位置に置かれ
    ることを特徴とする請求項１に記載の支持システム。
JP5308126A 1992-12-08 1993-12-08 ヘルメット上で少なくとも一つのバイザを支持するシステム Pending JPH06207306A (ja)

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