JPH06207294A - 表面に微細な凹凸を多数有する多孔質な中空メタルの製造法 - Google Patents
表面に微細な凹凸を多数有する多孔質な中空メタルの製造法Info
- Publication number
- JPH06207294A JPH06207294A JP40295490A JP40295490A JPH06207294A JP H06207294 A JPH06207294 A JP H06207294A JP 40295490 A JP40295490 A JP 40295490A JP 40295490 A JP40295490 A JP 40295490A JP H06207294 A JPH06207294 A JP H06207294A
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- Japan
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- metal
- resin body
- plating layer
- hollow metal
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Abstract
(57)【要約】
［目的］重量当たりの表面積の大きい金属製品を製作し
提供することを目的としたものである。 ［構成］合成樹脂製のスポンジ体に金属をメッキさせ、
後に合成樹脂を気化或いは焼失させて、中空で多孔体の
金属製品を構成するものである。
提供することを目的としたものである。 ［構成］合成樹脂製のスポンジ体に金属をメッキさせ、
後に合成樹脂を気化或いは焼失させて、中空で多孔体の
金属製品を構成するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、重量当たりの表面積の
極めて大きな金属体を製造する方法に関するものであ
る。
極めて大きな金属体を製造する方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来においては、金属体の表面の面積を
極めて大きくするには、その表面を電蝕させる方法や、
ローレット加工する等の方法があった。
極めて大きくするには、その表面を電蝕させる方法や、
ローレット加工する等の方法があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な方法ではなく、軽くて、持ち運びや取扱いが容易な金
属体を提供することを目的としたものである。
な方法ではなく、軽くて、持ち運びや取扱いが容易な金
属体を提供することを目的としたものである。
【０００４】具体的に説明すると、脱臭性の強い金属体
を製作する場合等はこの金属体の表面積は大きいほうが
良いことは自明のことであり、また、発熱体等に使用す
る場合もその表面積はなるべく大きい方が良いものであ
る。
を製作する場合等はこの金属体の表面積は大きいほうが
良いことは自明のことであり、また、発熱体等に使用す
る場合もその表面積はなるべく大きい方が良いものであ
る。
【０００５】また、これらのものは軽い方が扱い易くよ
り好ましい構成である。
り好ましい構成である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】連続気泡を有する樹脂体
に適正な材質の金属メッキを施し、薄いメッキ層を形成
し、該メッキ層上に電気メッキによって、更に適正な材
質の金属層を形成し、これを加熱することにより、内部
の樹脂体を気化焼失させて表面に微細な凹凸を多数有す
る多孔質な中空メタルを製造するものである。
に適正な材質の金属メッキを施し、薄いメッキ層を形成
し、該メッキ層上に電気メッキによって、更に適正な材
質の金属層を形成し、これを加熱することにより、内部
の樹脂体を気化焼失させて表面に微細な凹凸を多数有す
る多孔質な中空メタルを製造するものである。
【０００７】
【作用】本発明は以上のような方法であるから、従来の
ように、金属体の加工を、機械加工する必要はなく、例
えば、従来であれば、脱臭性の強い金属を室内において
おく場合等は、その金属を簡単な形にしか加工ができ難
いものであった。
ように、金属体の加工を、機械加工する必要はなく、例
えば、従来であれば、脱臭性の強い金属を室内において
おく場合等は、その金属を簡単な形にしか加工ができ難
いものであった。
【０００８】しかしながら、本発明の方法であれば、合
成樹脂にメッキをするものであるから、極めて複雑な形
の製品にでも加工ができ、かつ中空になるものであるか
ら、軽く、扱いやすく、安全性が高いなどの作用効果が
ある。
成樹脂にメッキをするものであるから、極めて複雑な形
の製品にでも加工ができ、かつ中空になるものであるか
ら、軽く、扱いやすく、安全性が高いなどの作用効果が
ある。
【０００９】
【実施例】次に、本発明について説明する。
【００１０】図１に示す説明的な工程図によって説明す
ると、連続気泡を有する樹脂体１に適正な材質の金属メ
ッキを施し、薄いメッキ層２を形成し、該メッキ層２上
に電気メッキによって、更に適正な材質の金属層３を形
成し、これを加熱することにより、図２に示すように、
内部の樹脂体１を気化焼失させて表面に微細な凹凸を多
数有する多孔質な中空メタルを製造するものである。
ると、連続気泡を有する樹脂体１に適正な材質の金属メ
ッキを施し、薄いメッキ層２を形成し、該メッキ層２上
に電気メッキによって、更に適正な材質の金属層３を形
成し、これを加熱することにより、図２に示すように、
内部の樹脂体１を気化焼失させて表面に微細な凹凸を多
数有する多孔質な中空メタルを製造するものである。
【００１１】この場合、樹脂体１はウレタン樹脂が好ま
しく、脱臭を目的とする場合は、鉄や銅が好ましく、ま
たこれらの表面をタンニン酸の有機酸で処理し、金属錯
体とすることにより脱臭効果がより高くなるものであ
る。
しく、脱臭を目的とする場合は、鉄や銅が好ましく、ま
たこれらの表面をタンニン酸の有機酸で処理し、金属錯
体とすることにより脱臭効果がより高くなるものであ
る。
【００１２】この場合、最初の薄いメッキ層２を無電解
メッキで行うとき、樹脂体１の表面にメッキの下地をコ
−チングするが、この下地の粒子の大小、或いは粗さな
どを適正にすることによって、所望する表面の粗さと孔
の数や大きさ等が調整できるものである。
メッキで行うとき、樹脂体１の表面にメッキの下地をコ
−チングするが、この下地の粒子の大小、或いは粗さな
どを適正にすることによって、所望する表面の粗さと孔
の数や大きさ等が調整できるものである。
【００１３】又、この場合、下地の粒子を極めて細かく
し、且つ、密にすると、スポンジの表面の孔の開口部ま
でも埋めてしまうことになるので、好ましくなく、又、
あまり粗いと壊れやすい製品ができるものである。
し、且つ、密にすると、スポンジの表面の孔の開口部ま
でも埋めてしまうことになるので、好ましくなく、又、
あまり粗いと壊れやすい製品ができるものである。
【００１４】尚、加熱加工により、内部の樹脂体１を気
化焼失させる装置として、電気炉やその他の加熱炉を使
用するものである。又、前記メッキ工程中において、メ
ッキ層に数オングストロームから数千オングストローム
の細い孔４・・を多数作り、ミクロ、マクロを問わず多
孔質であって、単位重量当たりの表面積が非常に大きな
金属体になっているものである。
化焼失させる装置として、電気炉やその他の加熱炉を使
用するものである。又、前記メッキ工程中において、メ
ッキ層に数オングストロームから数千オングストローム
の細い孔４・・を多数作り、ミクロ、マクロを問わず多
孔質であって、単位重量当たりの表面積が非常に大きな
金属体になっているものである。
【００１５】本発明は以上のように合成樹脂製のスポン
ジ体に金属のメッキを施すものであるから、肉眼で見た
目には表面は綺麗な表面に見えるが、図２に示すよう
に、顕微鏡等で拡大してみると極めて微細な凹凸が形成
され、その表面積は極めて大きく形成されているもの
で、このような表面を金属体の表面に作成することは従
来では極めて困難なものであったが、本発明の方法を使
用することにより容易にかつ希望するいかなる形状にも
形成することができる等の作用効果を有するものであ
る。
ジ体に金属のメッキを施すものであるから、肉眼で見た
目には表面は綺麗な表面に見えるが、図２に示すよう
に、顕微鏡等で拡大してみると極めて微細な凹凸が形成
され、その表面積は極めて大きく形成されているもの
で、このような表面を金属体の表面に作成することは従
来では極めて困難なものであったが、本発明の方法を使
用することにより容易にかつ希望するいかなる形状にも
形成することができる等の作用効果を有するものであ
る。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上のような方法であるから、
従来のように、金属体の加工を、機械加工する必要はな
く、例えば、従来であれば、脱臭性の強い金属を室内に
おいておく場合等は、その金属を簡単な形にしか加工が
でき難いものであった。
従来のように、金属体の加工を、機械加工する必要はな
く、例えば、従来であれば、脱臭性の強い金属を室内に
おいておく場合等は、その金属を簡単な形にしか加工が
でき難いものであった。
【００１７】しかしながら、本発明の方法であれば、合
成樹脂にメッキをするものであるから、極めて複雑な形
の製品にでも加工ができ、かつ中空になるものであるか
ら、軽く、扱いやすく、安全性が高いなどの作用効果が
ある。
成樹脂にメッキをするものであるから、極めて複雑な形
の製品にでも加工ができ、かつ中空になるものであるか
ら、軽く、扱いやすく、安全性が高いなどの作用効果が
ある。
【図１】図１は本発明の説明的な工程図である。
【図２】図２は本発明の製品の拡大した一部分の断面図
である。
である。
１・・・樹脂体 ２・・・金属メッキ層 ３・・・金属メッキ層 ４・・・細い孔
Claims (1)
- 【請求項１】連続気泡を有する樹脂体に適正な材質の金
属メッキを施し、薄いメッキ層を形成し、該メッキ層上
に電気メッキによって、更に適正な材質の金属層を形成
し、これを加熱することにより、内部の樹脂体を気化焼
失させることを特徴とする表面に微細な凹凸を多数有す
る多孔質な中空メタルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40295490A JPH06207294A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 表面に微細な凹凸を多数有する多孔質な中空メタルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40295490A JPH06207294A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 表面に微細な凹凸を多数有する多孔質な中空メタルの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207294A true JPH06207294A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=18512718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40295490A Pending JPH06207294A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 表面に微細な凹凸を多数有する多孔質な中空メタルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06207294A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007197753A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Hokkaido Univ | 金属製薄膜とその製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5935695A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-27 | Sanyo Electric Co Ltd | ニツケル多孔体の製造方法 |
| JPS6286190A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-04-20 | ユニヴエルシテ・ポ−ル・サバテイエ(トウ−ル−ズIii) | 中空の閉じた連続的部体の製造方法及び中空球体の場合の製造設備 |
| JPH01198494A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-10 | Toyota Motor Corp | ホットランナ・ブロックの製造方法 |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP40295490A patent/JPH06207294A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5935695A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-27 | Sanyo Electric Co Ltd | ニツケル多孔体の製造方法 |
| JPS6286190A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-04-20 | ユニヴエルシテ・ポ−ル・サバテイエ(トウ−ル−ズIii) | 中空の閉じた連続的部体の製造方法及び中空球体の場合の製造設備 |
| JPH01198494A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-10 | Toyota Motor Corp | ホットランナ・ブロックの製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007197753A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Hokkaido Univ | 金属製薄膜とその製造方法 |
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