JPH06206450A - 振動吸収装置 - Google Patents

振動吸収装置

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JPH06206450A
JPH06206450A JP411593A JP411593A JPH06206450A JP H06206450 A JPH06206450 A JP H06206450A JP 411593 A JP411593 A JP 411593A JP 411593 A JP411593 A JP 411593A JP H06206450 A JPH06206450 A JP H06206450A
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JP
Japan
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displacement
vibration
piezoelectric element
diaphragm
holder
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JP411593A
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English (en)
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Shigeki Yoshioka
茂樹 吉岡
Osamu Tanaka
修 田中
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】こもり音の原因となる80〜200Hzの振動
と加速時騒音の原因となる600〜800Hzの高周波
振動との両方を吸収することが出来、かつ小型で実用に
適した振動吸収装置を提供する。 【構成】圧電素子8と、印加電圧に対応して圧電素子8
に生じる変位を流動媒体を介して拡大して伝達する変位
拡大機構(1、2、4、5、6、9の部分)と、振動体
の動作状態を検出する検出手段(32と33の部分)
と、上記検出手段の検出結果に応じて、所定の動作状態
(例えば加速状態)の場合には、圧電素子8に生じる変
位を上記変位拡大機構の流動媒体を介さずに直接伝達す
るように切り換える切り換え手段(3、10、11の部
分)とを備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動体と基台との間
に介装され、振動体からの振動を緩和する振動吸収装
置、例えば、車両のエンジンと車体との間に介装される
エンジン・マウント装置に関し、特に、振動を能動的に
吸収するアクティブ・エンジン・マウント装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン・マウント装置として
は、例えば、特開昭59−23139号公報、特開昭5
9−23140号公報および特開平1−114522号
公報に開示されているものがある。図6は、上記のごと
きエンジン・マウント装置の側面図である。図6におい
て、複数枚が積層された圧電素子51はフランジ53と
54に挾まれ、かつフランジ54と55に挾まれた防振
ゴム52と直列に配列されている。これを取付けボルト
56によってエンジンと車体の間に固定して使用する。
上記の装置に電圧を印加すると圧電素子51が矢印P方
向に伸長する。したがって図示しない振動センサ等でエ
ンジンの振動を検出し、その振動を相殺するように圧電
素子51を伸縮させてやれば、直列に設けた防振ゴム5
2との協同作用によってエンジンから車体に伝わる振動
を減少させることが出来る。しかし、上記の装置は、能
動的な制振手段としての圧電素子を、受動的な制振手段
としての防振ゴムと直列に配置した構造であるため、圧
電素子のもつ能動的振動防止機能が防振ゴムによって吸
収され、防振効果が小さくなるという問題があると共に
下記のごとき問題があった。 車室内のこもり音や加速時に発生する騒音の原因とな
るエンジンの振動変位は100μm程度ある。それに対
して、通常の圧電素子は歪が0.1%以下であるため、
100μmの変位を得るためには圧電素子の全長が10
cm以上となり、実用上、車両に搭載するのが困難にな
る。 圧電素子に付加される引っ張り方向及びせん断方向の
応力によって圧電素子が破損する畏れがある。 エンジンの静荷重によって圧電素子に過大の圧縮応力
が付加され、圧電素子の機能が減退することがある。
【0003】本出願人は、上記のごとき従来技術の問題
を解決した振動吸収装置を既に出願している(特願平3
−247533)。この振動吸収装置は、圧電素子によ
る歪を流動媒体を介して拡大して伝達する変位拡大機構
と上記圧電素子とを直列に配列したものを、防振ゴムと
並列に接続した構造を有し、変位拡大機構によって圧電
素子の変位を拡大して伝達するように構成している。上
記先行出願の振動吸収装置においては、圧電素子の変位
を増幅する変位拡大機構を用いているので、比較的短い
構造でエンジンの振動分の変位を相殺することが出来、
また、防振ゴムが並列に配列されているため、圧電素子
の変位が吸収されることもない、という利点がある。し
かし、上記の装置においては、圧電素子の変位を流動媒
体を用いて増幅する変位拡大機構を用いているため、圧
電素子の変位を増幅できる応答性の限界が200〜30
0Hzになる。そのため、こもり音の原因となる80〜
200Hzのエンジン振動は吸収することが出来るが、
加速時騒音の原因となる600〜800Hzの高周波振
動を吸収することができないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術においては、圧電素子のもつ能動的振動防止機能が防
振ゴムによって吸収されて防振効果が小さくなり、ま
た、車室内のこもり音や加速時に発生する騒音の原因と
なるエンジンの振動変位を圧電素子の歪で相殺するため
には圧電素子の全長が大きくなって実用に適さない、等
の問題があり、また、本出願人の先行技術においては、
変位拡大機構の応答性の限界が低いため、こもり音の原
因となる80〜200Hzのエンジン振動は吸収するこ
とが出来るが、加速時騒音の原因となる600〜800
Hzの高周波振動を吸収することができないという問題
があった。
【0005】本発明は、上記のごとき本出願人の先行技
術をさらに改良し、こもり音の原因となる80〜200
Hzの振動と加速時騒音の原因となる600〜800H
zの高周波振動との両方を吸収することが出来、かつ小
型で実用に適した振動吸収装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、振動体と基台との間に介装され、上記振動体の
振動を相殺する振動を発生する圧電素子により、伝達さ
れる振動を緩和する振動吸収装置において、圧電素子
と、印加電圧に対応して上記圧電素子に生じる変位を流
動媒体を介して拡大して伝達する変位拡大機構と、振動
体の動作状態を検出する検出手段と、上記検出手段の検
出結果に応じて、所定の動作状態の場合には、上記圧電
素子に生じる変位を上記変位拡大機構の流動媒体を介さ
ずに直接伝達するように切り換える切り換え手段と、を
備えている。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、上記振動体は、車両に搭載
されたエンジンであり、上記検出手段は、上記エンジン
の加速状態を検出するものであり、上記切り換え手段
は、エンジンの加速時に上記圧電素子に生じる変位を上
記変位拡大機構の流動媒体を介さずに直接伝達するよう
に切り換えるものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、上記変位拡大機構は、圧電
素子の変位を伝達するダイヤフラム・ホルダと、上記ダ
イヤフラム・ホルダに支持されたダイヤフラムと、上記
ダイヤフラム・ホルダ面に対向して配設されたベローズ
・ホルダと、上記ベローズ・ホルダに接続されたベロー
ズと、上記ダイヤフラム・ホルダ、ダイヤフラム、ベロ
ーズ・ホルダおよびベローズによって仕切られた媒体室
と、上記媒体室内に密封された流動媒体と、を備え、上
記ダイヤフラムの外径と上記ベローズの平均径との相違
によって上記圧電素子の変位を拡大して伝達するように
構成している。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載の発明において、上記切り換え手段は、上記
ダイヤフラム・ホルダ内に設けられたコイルと、上記ダ
イヤフラムと対向する面に配設され、かつダイヤフラム
と対向する面が強磁性体で形成され、上記振動体または
上記基台に連結された部材と、を備え、上記コイルを励
磁して上記強磁性体を吸着することにより、上記ダイヤ
フラム・ホルダと上記部材とを直結するように構成して
いる。なお、上記請求項1〜請求項4に記載の発明は、
例えば、後記図1または図5の実施例に相当する。
【0010】
【作用】本発明は、振動体の振動を相殺する振動を発生
する圧電素子を用いたアクティブ型の振動吸収装置にお
いて、通常時は、変位拡大機構によって圧電素子の変位
を拡大して伝達し、特定の動作状態時には、変位拡大機
構を介さずに圧電素子の変位を直接に伝達するように構
成したものである。このように構成することにより、変
位拡大機構の周波数特性上の問題を解決して広い周波数
範囲で有効に振動を減衰することが出来るものである。
例えば、こもり音発生の原因となるエンジン振動の最大
変位は約100μm程度で、その周波数範囲は80〜2
00Hz程度であり、また、加速時騒音の原因となるエ
ンジン振動の最大変位は約10μm程度で、その周波数
範囲は600〜800Hz程度である。したがって通常
時は変位拡大機構を作動させ、加速時には圧電素子の変
位を直接伝達するように構成することにより、可動周波
数帯域が300Hz以下の変位拡大機構を用いても、こ
もり音と加速時騒音との両方を有効に減衰させることが
出来る。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施例図であり、振動吸収機構の
断面図と制御系のブロック図を示す。図1において、振
動吸収機構は板部材14と15に挾まれて構成されてお
り、板部材14と15にはそれぞれ取り付けボルト1
3、16が設けられている。取り付けボルト13、16
はそれぞれエンジン17および車体18と振動吸収機構
とを連結している。振動吸収機構は、圧電素子8と、上
記圧電素子8の変位を伝達するダイヤフラム・ホルダ5
と、上記ダイヤフラム・ホルダ5に支持されたダイヤフ
ラム2と、上記ダイヤフラム面に対向して配設されたフ
ランジ4と、上記フランジ4に接続されたベローズ1
と、上記ベローズ1の他端に接続されたベローズ・ホル
ダ19と、板部材15と接続されたロッド3と、上記ロ
ッド3と接続され、ベローズ・ホルダ19と同軸状に配
された強磁性体11と、上記強磁性体面と対向してダイ
ヤフラム・ホルダ5内に配置された電磁石コイル10
と、ダイヤフラム・ホルダ5に内蔵されたバネ20とを
備えている。また、上記ダイヤフラム・ホルダ5、ダイ
ヤフラム2、フランジ4、ベローズ1、ベローズ・ホル
ダ19および強磁性体11によって囲まれた媒体室には
封入油9が封入されている。また、上記のダイヤフラム
等からなる変位拡大機構、上記電磁石コイル10と強磁
性体11からなる電磁石および圧電素子8の部分はケー
ス6によって覆われており、ケース6の外側にはゴム1
2が配設されている。
【0012】上記の変位拡大機構は、ダイヤフラム2の
外径とベローズ1の平均径との相違によって圧電素子8
の変位を増幅するものである。また、電磁石コイル10
を励磁して強磁性体11を吸着することにより、ゴム1
2が縮んで、ダイヤフラム・ホルダ5とロッド3とが強
磁性体11を介して連結される。このように連結される
と、圧電素子8の変位はそのままロッド3に伝達される
ことになり、上記変位拡大機構における圧電素子の変位
を拡大する機能を停止させることが出来るようになって
いる。なお、電磁石コイル10と強磁性体11との間隔
は、数百μm程度と極めて短いので、比較的少ない電力
で大きな吸着力を得ることが出来る。また、ブロック図
で示した制御系は、エンジンのクランク角信号を検出す
るクランク角センサ31、車両の車速を検出する車速セ
ンサ32、マイクロコンピュータ等の演算部33、演算
部33から出力される圧電素子制御信号34を増幅する
高速電力増幅器35、電磁石駆動回路36から構成され
ている。
【0013】次に作用を説明する。まず、制御系におい
て、演算部33は、エンジンのクランク角に応じてエン
ジンの振動を予測し、それを打ち消すための圧電素子制
御信号34を出力する。この圧電素子制御信号34は、
高速電力増幅器35で増幅され、駆動電圧として圧電素
子8に印加される。この駆動電圧に応じて圧電素子8が
伸張し、この圧電素子8の伸張に伴って、ダイヤフラム
・ホルダ5およびダイヤフラム2が矢印A方向に移動す
る。このとき、ダイヤフラム2の外径よりもベローズ1
の平均径の方が小さいため、パスカルの原理によってダ
イヤフラム2とベローズ1の面積の比だけ圧電素子8の
変位は拡大され、ロッド3の出力変位となって表われ
る。例えば、ダイヤフラムの径が30mm、ベローズ径
が9.5mmとすれば、面積比は約10:1となるの
で、変位は10倍に拡大される。したがって圧電素子に
電圧を印加して10μm伸張した場合には、ロッド3は
100μm伸張することになる。本実施例は車室内のこ
もり音および加速時騒音発生の原因となるエンジン振動
の制振を目的としているが、図2に示すように、こもり
音発生の原因となるエンジン振動の最大変位は約100
μm程度、加速時騒音の原因となるエンジン振動の最大
変位は約10μm程度であるため、それを制振するため
には、エンジン・マウントにエンジン振動と逆位相で最
大100μm程度の振動変位を付加すればよい。従って
変位拡大率が10倍程度であれば、圧電素子の変位は最
大10μm程度でよいことになる。
【0014】次に、図4は、上記の振動吸収機構の圧電
素子に正弦波電圧を加えた場合における駆動周波数とロ
ッド3の変位との関係を示す特性図である。図4から明
らかなように、200〜300Hz付近に本機構の共振
周波数があり、共振周波数では大きな変位となるが、さ
らに駆動周波数を高くすると急激にロッド3の変位が小
さくなり、600Hz以上ではほとんど変位が零とな
り、また位相も大きく遅れる。一方、図2に示すよう
に、こもり音の原因となる振動変位は変位100μm、
周波数80〜200Hz程度である。したがって、上記
図4に示す振動吸収機構の応答性でも十分である。しか
し、加速時騒音の原因となる振動変位は、変位は10μ
mと小さいが、周波数は600〜800Hz程度と高い
ため、上記の機構では制振することができない。そのた
め本実施例においては、車速センサ32で検出した車速
の変化から加速状態を検出し、加速状態と判断した場合
には、電磁石コイル10に駆動信号を与えて、ベローズ
・ホルダ5とロッド3を連結することによって変位拡大
機能を停止させ、圧電素子8の変位をそのままロッド3
に伝えるように切り替える。なお、加速状態の判定は、
例えば0.8G以上の加速度の場合に加速状態と判断す
るように構成する。
【0015】図3は上記の動作を示すタイミングチャー
トである。図3において、時点t1で、演算部33は車
速信号の変化によって車両が加速状態と判断する。そし
て、電磁石コイル10を励磁すると強磁性体11はバネ
20の力に打ち勝ってダイヤフラム・ホルダ5に吸着さ
れる。そのためゴム12が縮んで、強磁性体11と連結
しているロッド3は強磁性体11と共にダイヤフラム・
ホルダ5に吸着され、以後、圧電素子8と一体的に変位
する。すなわち、ダイヤフラムとベローズの組み合わせ
による変位拡大機構とは切り離される。そして、時点t
1以降t2までは圧電素子8は加速時におけるエンジン振
動と逆位相の600〜800Hzの振動変位を発生し、
ロッド3は圧電素子変位と同じ最大10μm程度の振動
変位を発生することによってエンジン振動を低減する。
次に、時点t2において、演算部33が車両の加速が終
了したと判断すると、電磁石コイル10の励磁電流を遮
断する。そのため、ロッド3とダイヤフラム・ホルダ5
は再び切り離され、変位拡大機能が復活する。以後、圧
電素子8は80〜200Hz程度で駆動され、ロッド3
は最大100μmの振動変位を発生してこもり音の原因
となる振動を低減する。なお、本実施例では、加速時の
判断を車速によって検知しているが、エンジンの振動セ
ンサまたはエンジン・マウントの荷重を検出する荷重セ
ンサ出力の600〜800Hz付近の周波数成分が所定
値を越えた時に、電磁石コイル10を励磁するように構
成してもよい。
【0016】次に、図5は、本発明の第2の実施例図で
あり、流体封入エンジン・マウントに本発明を適用した
例を示す。なお、図5は機構部分の断面図のみを示す
が、制御系は前記図1と同様である。図5において、2
1は可動壁、22は封入油、23はゴムであり、その
他、図1と同符号は同一物を示す。図5の装置は、板部
材14と可動壁21とゴム23とで囲まれた部分に封入
された封入油22と、ゴム23とによって振動を減衰さ
せるパッシブ型の流体封入エンジン・マウント装置に、
前記図1に示した圧電素子によるアクティブ型のエンジ
ン・マウント装置を組み合わせたものである。図5の装
置において、圧電素子によるアクティブ型のエンジン・
マウント装置の動作は、前記図1で説明したものと同様
であり、それにパッシブ型の流体封入エンジン・マウン
ト装置を組み合わせることにより、伝達される振動をさ
らに減衰させることが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定の動作状態の場合には、圧電素子に生じる変位
を変位拡大機構の流動媒体を介さずに直接伝達するよう
に切り換える手段を設けたことにより、変位拡大機構の
周波数特性上の問題を解決して広い周波数範囲で有効に
振動を減衰することが出来る。例えば、エンジンの加速
時に圧電素子の変位を直接伝達することにより、こもり
音の原因となる80〜200Hzの振動と加速時騒音の
原因となる600〜800Hzの振動との両方を有効に
低減することが出来る。また、変位拡大機構を用いてい
るので、圧電素子の寸法が長大になることがなく、実用
に適している、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例図。
【図2】エンジンの振動周波数と変位との関係を示す特
性図。
【図3】加速時における動作のタイミングチャート。
【図4】振動吸収機構の圧電素子に正弦波電圧を加えた
場合における駆動周波数とロッド3の変位との関係を示
す特性図。
【図5】本発明の第2の実施例の断面図。
【図6】従来装置の一例の断面図。
【符号の説明】
1…ベローズ 11…強磁性体 2…ダイヤフラム 12…ゴム 3…ロッド 13…取り付けボルト 4…フランジ 14、15…板部材 5…ダイヤフラム・ホルダ 16…取り付けボルト 6…ケース 17…エンジン 8…圧電素子 18…車体 9…封入油 19…ベローズ・ホルダ 10…電磁石コイル 20…バネ 21…可動壁 22…封入油 23…ゴム 31…クランク角センサ 34…圧電素子制御信
号 32…車速センサ 35…高速電力増幅器 33…演算部 36…電磁石駆動回路 51…圧電素子 53、54…フランジ 52…防振ゴム 56…取付けボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動体と基台との間に介装され、上記振動
    体の振動を相殺する振動を発生する圧電素子により、伝
    達される振動を緩和する振動吸収装置において、 圧電素子と、 印加電圧に対応して上記圧電素子に生じる変位を流動媒
    体を介して拡大して伝達する変位拡大機構と、 振動体の動作状態を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、所定の動作状態の場
    合には、上記圧電素子に生じる変位を上記変位拡大機構
    の流動媒体を介さずに直接伝達するように切り換える切
    り換え手段と、 を備えたことを特徴とする振動吸収装置。
  2. 【請求項2】上記振動体は、車両に搭載されたエンジン
    であり、 上記検出手段は、上記エンジンの加速状態を検出するも
    のであり、 上記切り換え手段は、エンジンの加速時に上記圧電素子
    に生じる変位を上記変位拡大機構の流動媒体を介さずに
    直接伝達するように切り換えるものである、ことを特徴
    とする請求項1に記載の振動吸収装置。
  3. 【請求項3】上記変位拡大機構は、 圧電素子の変位を伝達するダイヤフラム・ホルダと、 上記ダイヤフラム・ホルダに支持されたダイヤフラム
    と、 上記ダイヤフラム・ホルダ面に対向して配設されたベロ
    ーズ・ホルダと、 上記ベローズ・ホルダに接続されたベローズと、 上記ダイヤフラム・ホルダ、ダイヤフラム、ベローズ・
    ホルダおよびベローズによって仕切られた媒体室と、 上記媒体室内に密封された流動媒体と、を備え、 上記ダイヤフラムの外径と上記ベローズの平均径との相
    違によって上記圧電素子の変位を拡大して伝達するもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の振動吸収装
    置。
  4. 【請求項4】上記切り換え手段は、 上記ダイヤフラム・ホルダ内に設けられたコイルと、 上記ダイヤフラムと対向する面に配設され、かつダイヤ
    フラムと対向する面が強磁性体で形成され、上記振動体
    または上記基台に連結された部材と、を備え、上記コイ
    ルを励磁して上記強磁性体を吸着することにより、上記
    ダイヤフラム・ホルダと上記部材とを直結するものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の振動吸収装置。
JP411593A 1993-01-13 1993-01-13 振動吸収装置 Pending JPH06206450A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015505014A (ja) * 2012-08-15 2015-02-16 ベイジンウェスト・インダストリーズ・カンパニー・リミテッドBeijingwest Industries Co., Ltd. マウント装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015505014A (ja) * 2012-08-15 2015-02-16 ベイジンウェスト・インダストリーズ・カンパニー・リミテッドBeijingwest Industries Co., Ltd. マウント装置
US9440524B2 (en) 2012-08-15 2016-09-13 Beijingwest Industries, Co., Ltd. Mount apparatus

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