JPH0620644Y2 - ト−シヨンバ−アンカ調整装置 - Google Patents
ト−シヨンバ−アンカ調整装置Info
- Publication number
- JPH0620644Y2 JPH0620644Y2 JP1986176653U JP17665386U JPH0620644Y2 JP H0620644 Y2 JPH0620644 Y2 JP H0620644Y2 JP 1986176653 U JP1986176653 U JP 1986176653U JP 17665386 U JP17665386 U JP 17665386U JP H0620644 Y2 JPH0620644 Y2 JP H0620644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- boss portion
- torsion bar
- anchor arm
- boss
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サスペンション装置にトーションバーとアン
カアームを用いた自動車車高調整装置において、トーシ
ョンバーの捩り角調整としてアンカアームのトーション
バーとの連結側端を上下方向に移動して捩り角を調整す
るようにした、トーションバーアンカ調整装置に関する
ものである。
カアームを用いた自動車車高調整装置において、トーシ
ョンバーの捩り角調整としてアンカアームのトーション
バーとの連結側端を上下方向に移動して捩り角を調整す
るようにした、トーションバーアンカ調整装置に関する
ものである。
トーションバー、アンカアームを用いた車高調整装置
は、たとえば自動車工学全書11巻ステアリングサスペン
ション(株式会社山海堂、昭和55年8月発行)、実開昭
61-25205号公報に開示されている。これらを参考にした
従来技術を第3図および第4図に示す。
は、たとえば自動車工学全書11巻ステアリングサスペン
ション(株式会社山海堂、昭和55年8月発行)、実開昭
61-25205号公報に開示されている。これらを参考にした
従来技術を第3図および第4図に示す。
第3図および第4図において、Rが、右側のフロントサ
スペンション装置、Lは、左側のフロントサスペンショ
ン装置であり、両サスペンション装置R,Lは、ナック
ル1R,1Lと、このナックル1R,1Lに摺動可能に
支持されたアッパリンク2R,2L及びロアリンク3
R,3Lと、ショックアブソーバ4R,4Lとをそれぞ
れ有し、両ロアリンク3R,3Lがスタビライザ5によ
って連結されている。6R,6Lは、ナックル1R,1
Lにそれぞれ個別に回転自在に支持されたドライブシャ
フトであり、Fは、車両の前方を示す。
スペンション装置、Lは、左側のフロントサスペンショ
ン装置であり、両サスペンション装置R,Lは、ナック
ル1R,1Lと、このナックル1R,1Lに摺動可能に
支持されたアッパリンク2R,2L及びロアリンク3
R,3Lと、ショックアブソーバ4R,4Lとをそれぞ
れ有し、両ロアリンク3R,3Lがスタビライザ5によ
って連結されている。6R,6Lは、ナックル1R,1
Lにそれぞれ個別に回転自在に支持されたドライブシャ
フトであり、Fは、車両の前方を示す。
また、7R,7Lが、その軸心線を車両の前後方向に向
けて互いに平行に設けられたトーションバーであり、同
様に前後方向に延びる一対のサイドメンバ8の内側にこ
れと略平行に配置されている。各トーションバー7R,
7Lは、車両前側の端部を前記ロアリンク3R,3Lに
スプライン結合によりそれぞれ回動不能に支持すると共
に、車両後側の端部をアンカブラケット14R,14Lに回動
可能に支持している。
けて互いに平行に設けられたトーションバーであり、同
様に前後方向に延びる一対のサイドメンバ8の内側にこ
れと略平行に配置されている。各トーションバー7R,
7Lは、車両前側の端部を前記ロアリンク3R,3Lに
スプライン結合によりそれぞれ回動不能に支持すると共
に、車両後側の端部をアンカブラケット14R,14Lに回動
可能に支持している。
クロスメンバ10には、アンカアーム11R,11Lが略垂直に
連結されている。各トーションバーの車両後側の端部に
はスプラインが形成されており、このスプラインにアン
カアームの一端部がスプライン結合されている。アンカ
アーム11R,11Lの自由端部には、これに直交するようア
ンカボルト9が貫通しており、このアンカボルト9が、
その上端に形成された目玉部12によってクロスメンバ10
に軸支されている。
連結されている。各トーションバーの車両後側の端部に
はスプラインが形成されており、このスプラインにアン
カアームの一端部がスプライン結合されている。アンカ
アーム11R,11Lの自由端部には、これに直交するようア
ンカボルト9が貫通しており、このアンカボルト9が、
その上端に形成された目玉部12によってクロスメンバ10
に軸支されている。
かくして、アンカボルト9の先端に螺合されたナット13
を進退させて、アンカアーム11R,11Lをトーションバー
7R,7L軸心を回動中心として揺動させることによ
り、トーションバー7R,7Lの捩れ角が変化してその
捩りモーメントが変化する。これにより、トーションバ
ー7R,7Lを介して連結された車体側部材と車輪側部
材との間の相対位置が上下方向で変化し、このようにし
て車高調整を行う構造となっていた。
を進退させて、アンカアーム11R,11Lをトーションバー
7R,7L軸心を回動中心として揺動させることによ
り、トーションバー7R,7Lの捩れ角が変化してその
捩りモーメントが変化する。これにより、トーションバ
ー7R,7Lを介して連結された車体側部材と車輪側部
材との間の相対位置が上下方向で変化し、このようにし
て車高調整を行う構造となっていた。
第4図は、手作業で車高調整を行うものであるが、車両
の走行中に車高調整を行うことを可能にした車高調整装
置も知られている(実開昭60-151709号公報)。この装
置では、トーションバーに捩れモーメントを付与する手
段として、液圧シリンダを用いており、液圧シリンダに
よってアンカアームの回動量を変化させることにより、
車高の調整が可能となっている。
の走行中に車高調整を行うことを可能にした車高調整装
置も知られている(実開昭60-151709号公報)。この装
置では、トーションバーに捩れモーメントを付与する手
段として、液圧シリンダを用いており、液圧シリンダに
よってアンカアームの回動量を変化させることにより、
車高の調整が可能となっている。
このように、液圧シリンダ等からなるアクチュエータの
作動によってトーションバーの捩れモーメントを調整す
る構造を採用することにより、運転席からのスイッチ操
作により車高調整を自動的に行うことができ、車高調整
作業が著しく容易になる。
作動によってトーションバーの捩れモーメントを調整す
る構造を採用することにより、運転席からのスイッチ操
作により車高調整を自動的に行うことができ、車高調整
作業が著しく容易になる。
しかしながら、上記の実開昭60-151709号公報の車高調
整装置には、つぎのような問題が存在する。
整装置には、つぎのような問題が存在する。
(1)アンカアームがトーションバーを中心として回動す
る構造なので、アクチュエータの軸心と、このアクチュ
エータによって押圧されるアンカアームの先端位置とが
芯ずれし、アクチュエータに偏心荷重が作用する。すな
わち、このような構造では、アンカアームの回動角によ
って押圧位置が変化する。したがって、アクチュエータ
が液圧シリンダから構成される場合は、偏心荷重が液圧
シリンダのシール機能に悪影響を与えることになり、耐
久性の面で問題がある。
る構造なので、アクチュエータの軸心と、このアクチュ
エータによって押圧されるアンカアームの先端位置とが
芯ずれし、アクチュエータに偏心荷重が作用する。すな
わち、このような構造では、アンカアームの回動角によ
って押圧位置が変化する。したがって、アクチュエータ
が液圧シリンダから構成される場合は、偏心荷重が液圧
シリンダのシール機能に悪影響を与えることになり、耐
久性の面で問題がある。
(2)各トーションバーの車両後側の端部は、アンカアー
ムがスプライン結合されているが、製造誤差等によって
組付角度にずれが生じている場合は、スプライン溝を合
わせるために、トーションバーに初期捩り力を与えるこ
とが必要となる。したがって、この初期捩り力を補うだ
けの作動ストロークがアクチュエータに要求されること
になり、アクチュエータが長くなる分だけ、装置が大型
化するという問題がある。
ムがスプライン結合されているが、製造誤差等によって
組付角度にずれが生じている場合は、スプライン溝を合
わせるために、トーションバーに初期捩り力を与えるこ
とが必要となる。したがって、この初期捩り力を補うだ
けの作動ストロークがアクチュエータに要求されること
になり、アクチュエータが長くなる分だけ、装置が大型
化するという問題がある。
本考案は、上記の問題に着目し、アンカアームを押圧す
るアクチュエータの耐久性を高めることができ、しかも
装置の小型化が可能なトーションバーアンカ調整装置を
提供することを目的とする。
るアクチュエータの耐久性を高めることができ、しかも
装置の小型化が可能なトーションバーアンカ調整装置を
提供することを目的とする。
この目的を達成するための本考案に係るトーションバー
アンカ調整装置は、車体側部材に、上下方向に延びる長
穴を設け、トーションバーがセレーション嵌合するアン
カアームのボス部を、前記長穴に上下方向にスライド可
能に嵌合し、アンカアームを車体側部材に対して揺動可
能に支持し、前記ボス部を上下方向に押してボス部の位
置を調整するボス部位置調整手段を設けたものから成
る。
アンカ調整装置は、車体側部材に、上下方向に延びる長
穴を設け、トーションバーがセレーション嵌合するアン
カアームのボス部を、前記長穴に上下方向にスライド可
能に嵌合し、アンカアームを車体側部材に対して揺動可
能に支持し、前記ボス部を上下方向に押してボス部の位
置を調整するボス部位置調整手段を設けたものから成
る。
このように構成されたトーションバーアンカ調整装置に
おいては、アンカアームはボス部と反対側の揺動支点を
中心にして揺動し、ボス部側はボス部位置調整手段によ
って長穴をスライドして上下位置を調整され、トーショ
ンバーの捩り角が調整される。
おいては、アンカアームはボス部と反対側の揺動支点を
中心にして揺動し、ボス部側はボス部位置調整手段によ
って長穴をスライドして上下位置を調整され、トーショ
ンバーの捩り角が調整される。
このように、アンカアームのボス部側は長穴に沿って上
下方向に直線運動するだけなので、アクチュエータであ
るボス部位置調整手段の中心とボス部の中心とが位置ず
れすることはなくなり、ボス部位置調整手段に偏心荷重
が作用することはない。
下方向に直線運動するだけなので、アクチュエータであ
るボス部位置調整手段の中心とボス部の中心とが位置ず
れすることはなくなり、ボス部位置調整手段に偏心荷重
が作用することはない。
また、トーションバーとアンカアームは、セレーション
嵌合されるので、結合角度の細かな調整が可能となり、
位置合わせのためにトーションバーに初期捩り力を与え
る必要もほとんどなくなる。したがって、アクチュエー
タであるボス部位置調整手段の動作ストロークを極力短
かくすることができ、装置が大型化することもない。
嵌合されるので、結合角度の細かな調整が可能となり、
位置合わせのためにトーションバーに初期捩り力を与え
る必要もほとんどなくなる。したがって、アクチュエー
タであるボス部位置調整手段の動作ストロークを極力短
かくすることができ、装置が大型化することもない。
以下に、本考案に係るトーションバーアンカ調整装置の
望ましい実施例を、第1図および第2図を参照して説明
する。第1図および第2図以外の部分の構造は、第3図
に示した従来構造とほぼ同じである。
望ましい実施例を、第1図および第2図を参照して説明
する。第1図および第2図以外の部分の構造は、第3図
に示した従来構造とほぼ同じである。
第1実施例 第1図は、本考案の第1実施例におけるアンカアーム近
傍の構造を示している。第1図においてクロスメンバ20
には、アンカアーム固定ピン21が固定されており、アン
カアーム固定ピン21にはアンカアーム22のトーションバ
ー23と反対側の端部が回動可能に係止されている。
傍の構造を示している。第1図においてクロスメンバ20
には、アンカアーム固定ピン21が固定されており、アン
カアーム固定ピン21にはアンカアーム22のトーションバ
ー23と反対側の端部が回動可能に係止されている。
アンカアーム22のアンカアーム固定ピン21と反対側の端
部にはボス部24が形成され、該ボス部24には、アンカア
ーム22に対して直角に車両前後方向に延びるトーション
バー23が嵌まり、互いにセレーション嵌合Sしている。
このセレーション嵌合Sによって、トーションバー23の
捩りとアンカアーム22の揺動は互いに連動される。セレ
ーションは、周知の通り軸の外周面に三角形の歯を形成
し、この歯に嵌まり合う形状をもつボスとを組合せて使
用するものであり、結合角度の細かな調整が可能とな
る。
部にはボス部24が形成され、該ボス部24には、アンカア
ーム22に対して直角に車両前後方向に延びるトーション
バー23が嵌まり、互いにセレーション嵌合Sしている。
このセレーション嵌合Sによって、トーションバー23の
捩りとアンカアーム22の揺動は互いに連動される。セレ
ーションは、周知の通り軸の外周面に三角形の歯を形成
し、この歯に嵌まり合う形状をもつボスとを組合せて使
用するものであり、結合角度の細かな調整が可能とな
る。
アンカアーム22のボス部24に対応する位置にはクロスメ
ンバ20に上下方向に延び下端が開放したU字状の長穴25
が形成されており、ボス部24はこの長穴25にスライド可
能に嵌合している。ボス部24の上方には、ボス部24を押
圧しアンカアーム22を揺動させるボス部位置調整手段26
が設けられている。
ンバ20に上下方向に延び下端が開放したU字状の長穴25
が形成されており、ボス部24はこの長穴25にスライド可
能に嵌合している。ボス部24の上方には、ボス部24を押
圧しアンカアーム22を揺動させるボス部位置調整手段26
が設けられている。
ボス部位置調整手段26は、シート28と油圧シリンダ27と
から構成されている。油圧シリンダ27の一方はクロスメ
ンバ20に固定されており、油圧シリンダ27のロッド27a
の先端側にシート28が配置されている。シート28は、ア
ンカアーム22の揺動を円滑にするためにボス部24との摺
接面が湾曲面に形成されている。
から構成されている。油圧シリンダ27の一方はクロスメ
ンバ20に固定されており、油圧シリンダ27のロッド27a
の先端側にシート28が配置されている。シート28は、ア
ンカアーム22の揺動を円滑にするためにボス部24との摺
接面が湾曲面に形成されている。
油圧シリンダ27は、ロッド27aの先端に位置するシート2
8を介してボス部24を上下方向に押して、アンカアーム2
2をボス部24と反対側の回動支点(アンカアーム固定ピ
ン21側の回動支点)を中心にして揺動させ、ボス部24の
上下方向位置を調整するようになっている。
8を介してボス部24を上下方向に押して、アンカアーム2
2をボス部24と反対側の回動支点(アンカアーム固定ピ
ン21側の回動支点)を中心にして揺動させ、ボス部24の
上下方向位置を調整するようになっている。
つぎに、第1実施例における作用について説明する。
油圧シリンダ27のロッド27aのストロークによりアンカ
アーム22のボス部24が押され、アンカアーム22を揺動さ
せてアンカアーム22の必要角度が選択される。これによ
り、トーションバー23の捩り量が必要量に調整され、車
高が調整される。
アーム22のボス部24が押され、アンカアーム22を揺動さ
せてアンカアーム22の必要角度が選択される。これによ
り、トーションバー23の捩り量が必要量に調整され、車
高が調整される。
アンカアーム22のボス部24が油圧シリンダ27のロッド27
aによって押圧される際には、ボス部24は上下方向に延
びる長穴25に沿って直線状に移動するので、ボス部24の
中心と油圧シリンダ27の中心とを一致した状態に保つこ
とができる。したがって、アンカアーム22が揺動した場
合でも、油圧シリンダ27に偏心荷重が作用することはな
く、油圧シリンダ27のシール機能に悪影響を及ぼすこと
はない。
aによって押圧される際には、ボス部24は上下方向に延
びる長穴25に沿って直線状に移動するので、ボス部24の
中心と油圧シリンダ27の中心とを一致した状態に保つこ
とができる。したがって、アンカアーム22が揺動した場
合でも、油圧シリンダ27に偏心荷重が作用することはな
く、油圧シリンダ27のシール機能に悪影響を及ぼすこと
はない。
なお、ボス部24が直線運動することから、アンカアーム
22の揺動時には、アンカアーム22の他端はアンカアーム
固定ピン21に対して若干ではあるが摺接することにな
る。
22の揺動時には、アンカアーム22の他端はアンカアーム
固定ピン21に対して若干ではあるが摺接することにな
る。
トーションバー23とアンカアーム22との結合時には、製
造誤差などに起因する位置合わせのためにトーションバ
ー23に初期捩り力を与えることが必要となるが、トーシ
ョンバー23とアンカアーム22はセレーション嵌合Sとな
っているので、結合角度の細かな調整ができ、トーショ
ンバー23への初期捩り力の付与はほとんど不要となる。
したがって、初期捩り力を補正するための作動ストロー
クの確保も不要となり、油圧シリンダ27の作動ストロー
クの縮小による装置の小型化がはかれる。
造誤差などに起因する位置合わせのためにトーションバ
ー23に初期捩り力を与えることが必要となるが、トーシ
ョンバー23とアンカアーム22はセレーション嵌合Sとな
っているので、結合角度の細かな調整ができ、トーショ
ンバー23への初期捩り力の付与はほとんど不要となる。
したがって、初期捩り力を補正するための作動ストロー
クの確保も不要となり、油圧シリンダ27の作動ストロー
クの縮小による装置の小型化がはかれる。
第2実施例 第2図は本考案の第2実施例を示している。第2実施例
では、アンカアームのボス部と反対側の支持にアンカボ
ルトを使用するとともに、アンカアームのボス部側のボ
ス部位置調整手段にカムを利用しており、その点におい
て第1実施例と異なる他は第1実施例と同様である。
では、アンカアームのボス部と反対側の支持にアンカボ
ルトを使用するとともに、アンカアームのボス部側のボ
ス部位置調整手段にカムを利用しており、その点におい
て第1実施例と異なる他は第1実施例と同様である。
第1実施例と異なる点のみについて説明すると、アンカ
アーム22のボス部24と反対側には、上下方向に延びるア
ンカボルト29が配設され、アンカボルト29は上端をクロ
スメンバ20に支持され、垂下した下端部に目玉状ナット
31がアンカボルト29のねじ部に螺合している。目玉状ナ
ット31はアンカアーム22の一端を回動可能に下側から支
持する。アンカアーム22のボス部24はシート28を介して
カム33によって押され、カム33はカム軸に連結した電動
機(図示せず)によって回動される。シート28、カム33
および電動機はボス部位置調整手段32を構成する。
アーム22のボス部24と反対側には、上下方向に延びるア
ンカボルト29が配設され、アンカボルト29は上端をクロ
スメンバ20に支持され、垂下した下端部に目玉状ナット
31がアンカボルト29のねじ部に螺合している。目玉状ナ
ット31はアンカアーム22の一端を回動可能に下側から支
持する。アンカアーム22のボス部24はシート28を介して
カム33によって押され、カム33はカム軸に連結した電動
機(図示せず)によって回動される。シート28、カム33
および電動機はボス部位置調整手段32を構成する。
このように構成された第2実施例においては、主にカム
33の回動によってアンカアーム22のボス部24が押され、
アンカボルト29側の揺動支点を中心にしてアンカアーム
22が揺動される。これにより、トーションバー23に捩り
が与えられ、車高が調整される。この車高調整もカム33
を電動機で回転させて得られるので、車高調整は容易で
あり、かつ補修後の初期車高の再現も容易である。
33の回動によってアンカアーム22のボス部24が押され、
アンカボルト29側の揺動支点を中心にしてアンカアーム
22が揺動される。これにより、トーションバー23に捩り
が与えられ、車高が調整される。この車高調整もカム33
を電動機で回転させて得られるので、車高調整は容易で
あり、かつ補修後の初期車高の再現も容易である。
また、アンカボルト29とカム33とを協働させて車高調整
すれば、双方のストロークによりトーションバーの捩り
角を更に大きく変化させることができ、車高を大きく変
化させることができる。
すれば、双方のストロークによりトーションバーの捩り
角を更に大きく変化させることができ、車高を大きく変
化させることができる。
本考案のトーションバーアンカ調整装置によれば、車体
側部材に、上下方向に延びる長穴を設け、トーションバ
ーが嵌合するアンカアームのボス部を長穴に上下方向に
スライド可能に嵌合し、アンカアームを車体側部材に対
して回動可能に支持し、ボス部を上下方向に押してボス
部の位置を調整するボス部位置調整手段を設けたので、
アンカアームのボス部の中心とボス部位置調整手段の中
心とを常に一致させることができる。
側部材に、上下方向に延びる長穴を設け、トーションバ
ーが嵌合するアンカアームのボス部を長穴に上下方向に
スライド可能に嵌合し、アンカアームを車体側部材に対
して回動可能に支持し、ボス部を上下方向に押してボス
部の位置を調整するボス部位置調整手段を設けたので、
アンカアームのボス部の中心とボス部位置調整手段の中
心とを常に一致させることができる。
したがって、ボス部位置調整手段が油圧シリンダから構
成される場合は、油圧シリンダに偏心荷重が作用するの
を防止することができ、ボス部位置調整手段の耐久性を
向上させることができる。
成される場合は、油圧シリンダに偏心荷重が作用するの
を防止することができ、ボス部位置調整手段の耐久性を
向上させることができる。
また、アンカアームとトーションバーはセレーション嵌
合されるので、結合角度の細かな調整ができ、トーショ
ンバーに初期捩り力をほとんど与えることなく、トーシ
ョンバーとアンカアームとの結合が可能となる。これに
より、ボス部位置調整手段に初期捩り力を補正するため
の余分な作動ストロークを確保する必要がなくなり、装
置の小型化がはかれる。
合されるので、結合角度の細かな調整ができ、トーショ
ンバーに初期捩り力をほとんど与えることなく、トーシ
ョンバーとアンカアームとの結合が可能となる。これに
より、ボス部位置調整手段に初期捩り力を補正するため
の余分な作動ストロークを確保する必要がなくなり、装
置の小型化がはかれる。
第1図は本考案の第1実施例に係るトーションバーアン
カ調整装置の正面図、 第2図は本考案の第2実施例に係るトーションバーアン
カ調整装置の正面図、 第3図は従来のトーションバーを用いた車両用サスペン
ションの斜視図、 第4図は従来のトーションバーアンカ調製装置の正面
図、 である。 20……車体側部材としてのクロスメンバ 21……アンカアーム固定ピン 22……アンカアーム 23……トーションバー 24……ボス部 25……長穴 26……ボス部位置調整手段 27……油圧シリンダ 28……シート 29……アンカボルト 32……ボス部位置調整手段 33……カム S……セレーション嵌合
カ調整装置の正面図、 第2図は本考案の第2実施例に係るトーションバーアン
カ調整装置の正面図、 第3図は従来のトーションバーを用いた車両用サスペン
ションの斜視図、 第4図は従来のトーションバーアンカ調製装置の正面
図、 である。 20……車体側部材としてのクロスメンバ 21……アンカアーム固定ピン 22……アンカアーム 23……トーションバー 24……ボス部 25……長穴 26……ボス部位置調整手段 27……油圧シリンダ 28……シート 29……アンカボルト 32……ボス部位置調整手段 33……カム S……セレーション嵌合
Claims (1)
- 【請求項1】車体側部材に、上下方向に延びる長穴を設
け、トーションバーがセレーション嵌合するアンカアー
ムのボス部を、前記長穴に上下方向にスライド可能に嵌
合し、アンカアームを車体側部材に対して揺動可能に支
持し、前記ボス部を上下方向に押してボス部の位置を調
整するボス部位置調整手段を設けたことを特徴とするト
ーションバーアンカ調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986176653U JPH0620644Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | ト−シヨンバ−アンカ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986176653U JPH0620644Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | ト−シヨンバ−アンカ調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6381703U JPS6381703U (ja) | 1988-05-30 |
JPH0620644Y2 true JPH0620644Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31117105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986176653U Expired - Lifetime JPH0620644Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | ト−シヨンバ−アンカ調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620644Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60151709U (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-08 | 日産自動車株式会社 | 自動車用車高調整装置 |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP1986176653U patent/JPH0620644Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6381703U (ja) | 1988-05-30 |
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