JPH0620642U - コンクリートスラブ用滑り止め付き捨型枠 - Google Patents

コンクリートスラブ用滑り止め付き捨型枠

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JPH0620642U
JPH0620642U JP032363U JP3236392U JPH0620642U JP H0620642 U JPH0620642 U JP H0620642U JP 032363 U JP032363 U JP 032363U JP 3236392 U JP3236392 U JP 3236392U JP H0620642 U JPH0620642 U JP H0620642U
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JP
Japan
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steel plate
concrete slabs
slip
mountain
small projections
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Pending
Application number
JP032363U
Other languages
English (en)
Inventor
潤 加藤
鈴木  勲
Original Assignee
北海鋼機株式会社
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Publication date
Application filed by 北海鋼機株式会社 filed Critical 北海鋼機株式会社
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Publication of JPH0620642U publication Critical patent/JPH0620642U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】雨で濡れたり、雪で覆われたりしている場合に
も、作業員等が滑る危険がなく、構造が簡単で製造し易
い捨型枠の提供。 【構成】鋼板1が、下面に複数本の補強リブ2を所要の
間隔で下向きにして一体に突出するとともに上面を実質
的に一連の平坦面にし、かつ、その上面全域に多数の山
形状の小突起6を上向きに配設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリートスラブ、すなわち鉄筋コンクリートの床や陸屋根をつ くるのに使用する捨型枠の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の捨型枠としては、冷延鋼板や亜鉛鉄板等の鋼板の下面に、強度 上合理的な所要断面形状(例えば、三角形,L字形,逆T字形等)の複数本の下 向き補強リブを所要の間隔で一体に折曲成型し、その下向き補強リブの折曲成型 にかかわらず上面を実質的に一連の平坦面にし、かつ、上記各補強リブの長手方 向両端部を圧潰することによって、該鋼板の長手方向両辺縁所要幅員を扁平な梁 載せ端にした捨型枠が知られ、また、該構成に加え、平坦面をなす上記上面に膨 出度が比較的低いエンボスを加工形成した捨型枠が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
捨型枠を用いたコンクリートスラブは、梁と梁の間に跨架敷設された捨型枠の 上に所要の配筋をするとともにコンクリートを打設することによってつくられる ものであるが、梁間に跨架敷設されただけで未だ配筋されていない状態の捨型枠 は、その上面が、雨で濡れたり、雪で覆われたりしている場合に、作業員等がそ の上に乗ったとき非常に滑り易く危険であった。上面に施したエンボス加工も滑 り止めの作用をほとんどなさないものである。
【0004】 このようなことに対処するために、本出願人はさきに、上面全域に小環状係止 突起すなわち上面を開口した突起を多数配設した捨型枠を提案した(実開平4− 28519号)が、突起の上面に開口を形成することに伴う製造上ならびに実際 使用上の課題があった。本考案はかかる課題を解決することを目的に提案された ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るコンクリートスラブ用滑り止め付き捨型枠の構成は、次のとおり である。 鋼板1が、下面に複数本の補強リブ2を所要の間隔で下向きにして一体に突出 するとともに上面を実質的に一連の平坦面にし、かつ、その上面全域に多数の山 形状の小突起6を上向きに配設している。
【0006】 それは、所定の寸法に裁断された鋼板を適宜折曲することにより上記補強リブ 2を突出形成するとともに上面を一連の平坦面になるようにロール成形加工法に よって形成される。 小突起6は、上記のように上向き山形状で滑り止め作用をなすものであり、鋼 板1の上面にエンボス加工を施している場合、そのエンボス部分にも小突起6を 設けるとよい。
【0007】 上記において、小突起6は、図3,5に示した形状から推測できるように、尖 頭状の押型を使用して下方から押し出し形成することが好ましい。 小突起6の大きさは、鉄筋の配筋作業に支障を来さず、また打設するコンクリ ートの強度に影響を与えない程度のものであることが好ましい。 さらに、小突起6は、通常作業員が履く作業靴の底の大きさに相当する単位面 積内に少なくても2個以上が位置する数と配置になっていることが望ましい。
【0008】
【作用】
鋼板の上面が雨で濡れていたり、雪で覆われていたりしても、靴底が直接小突 起に係合することによって、作業員が不用意に足を滑らすようなことがない。 また、その滑り止めの作用をする小突起が上向きの山形であるので、その構成 が簡単で形成が容易である。
【0009】
【実施例】
以下図示の実施例について説明する。 1は平面方形の鋼板、2は鋼板1の下面に下向きにして一体に突出成型した断 面三角形状で中空の補強リブであり、この補強リブ2は、鋼板1を所要の間隔を おいて適宜折曲し頂上稜線3を密に接合させかつ該頂上稜線3を所要の間隔毎に 溶接接続して形成したもので、これによって、鋼板1の上面は実質的に一連の平 坦面をなしている。
【0010】 4は、各補強リブの長手方向両端部を圧潰することによって、鋼板1の長手方 向両辺縁所要幅員を扁平にしてなる梁載せ端である。 5は、鋼板1の上面さらに具体的には上記各頂上稜線3が区画する領域内に所 要の間隔で膨出形成したエンボスで、それは、隣り合う領域のものをたがい違い にして、すなわち全体としては千鳥状に配置している。
【0011】 6は、鋼板1のエンボス5の上面及び各エンボス5の間の部分に、尖頭状の押 型を使用して下方から押し出すか、プレス等により突設形成した山形状の多数の 小突起で、上記補強リブ2とは反対方向に、すなわち、鋼板1の平坦面をなす上 面に上向きに(図3及び5)形成したものである。
【0012】 もちろん、この小突起6を、鋼板1のエンボス5を除く上面にだけ、あるいは 反対にエンボス5の上面にだけ、それぞれ所要のてたかさにして突設形成しても よい。 ただし、この山形状の小突起6は、作業員が通常履く作業靴の底の大きさに対 応する単位面積内に少なくても2個以上が位置するように、その数と配置に注意 して設け、鋼板1上の作業員が片足でその少なくても2個以上の小突起6を踏む ことになるようにしておくことが大事である。
【0013】 また、この山形状の小突起6の大きさは、鋼板1上に打設されるコンクリート の強度や、鉄筋の配筋作業に支障を来さない程度、例えば直径2〜10mm, 高さ 1〜5mm程度としておくことが望ましい。
【0014】 上記実施例では、鋼板1の上面にエンボス5を千鳥状に配置し、そのエンボス 5の上面の他に、各エンボス5の間の部分にも小突起6を形成したが、これに限 るものではなく、例えば図6に示すように、そのエンボス5を鋼板1の上面全域 に縦横に整列させて配設し、その全エンボス5の上面にだけ山形状の小突起6を 各3個ずつ設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本考案コンクリートスラブ用滑り止め 付き捨型枠は、構成が簡単で製造が容易であり、かつ、鋼板の上面が雨で濡れた り、雪で覆われたりしても作業員等が滑ることがなく、したがって、当該作業を 安全かつ効率的に実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の左側半部を省略して示す平面
図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】図1のI−I線に沿う一部拡大断面図である。
【図4】同じく図1のII−II線断面図である。
【図5】小突起の部分の拡大断面図である。
【図6】本考案の他の実施例の要部の平面図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2 補強リブ 3 頂上稜線 4 梁載せ端 5 エンボス 6 小突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板の下面に複数本の補強リブを所要の間
    隔で下向きにして一体に突出し、上面を実質的に一連の
    平坦面にし、かつ、その上面全域に多数の山形状の小突
    起を上向きに配設してなることを特徴とするコンクリー
    トスラブ用滑り止め付き捨型枠。
  2. 【請求項2】山形状の小突起が、作業靴の底の大きさに
    相当する単位面積内に少なくても2個以上が位置するよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ンクリートスラブ用滑り止め付き捨型枠。
JP032363U 1992-04-18 1992-04-18 コンクリートスラブ用滑り止め付き捨型枠 Pending JPH0620642U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813716A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Chiyanpion:Kk 屋根下地材

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