JPH06206265A - ポリカーボネート樹脂シートの製造方法 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH06206265A JPH06206265A JP5003413A JP341393A JPH06206265A JP H06206265 A JPH06206265 A JP H06206265A JP 5003413 A JP5003413 A JP 5003413A JP 341393 A JP341393 A JP 341393A JP H06206265 A JPH06206265 A JP H06206265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- polycarbonate resin
- reinforcing ribs
- roller
- tough
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 ポリカーボネート樹脂を押出し機2により平
らなシート状に押出し、次いで得られた半硬化状態のシ
ートを彫刻ロール5で加圧することにより、押出し方向
に平行な複数条の補強リブをシートの少なくとも片面に
略等間隔に備えたシートを得ることによりなるポリカー
ボネート樹脂シートの製造方法。 【効果】 ポリカーボネート樹脂をいったん平らなシー
ト状に押出して後、彫刻ロールで加圧し、平らなシート
に強制的に補強リブを形付けすることによって、補強リ
ブ付シートの形成をきわめて簡単にすると共に、強靱な
シートが得られる。
らなシート状に押出し、次いで得られた半硬化状態のシ
ートを彫刻ロール5で加圧することにより、押出し方向
に平行な複数条の補強リブをシートの少なくとも片面に
略等間隔に備えたシートを得ることによりなるポリカー
ボネート樹脂シートの製造方法。 【効果】 ポリカーボネート樹脂をいったん平らなシー
ト状に押出して後、彫刻ロールで加圧し、平らなシート
に強制的に補強リブを形付けすることによって、補強リ
ブ付シートの形成をきわめて簡単にすると共に、強靱な
シートが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリカーボネート樹脂
シートの製造方法に関し、更に詳しくはカーポート、テ
ラスなどの建材(屋根材又は壁材)として用いられるポ
リカーボネート樹脂シートの製造方法に関する。
シートの製造方法に関し、更に詳しくはカーポート、テ
ラスなどの建材(屋根材又は壁材)として用いられるポ
リカーボネート樹脂シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
カーポートの屋根材としては、通常、板厚:2. 0mm以
上のアクリル樹脂シートが用いられているが、割れやす
いという問題があった。これに代るシートとしてはポリ
カーボネート樹脂シートが考えられるが、価格が大幅に
上昇し、また厚みを薄くすると、割れは少ないけれども
曲げ剛性が低下して耐風性、耐雪性に問題が生じるおそ
れがある。
カーポートの屋根材としては、通常、板厚:2. 0mm以
上のアクリル樹脂シートが用いられているが、割れやす
いという問題があった。これに代るシートとしてはポリ
カーボネート樹脂シートが考えられるが、価格が大幅に
上昇し、また厚みを薄くすると、割れは少ないけれども
曲げ剛性が低下して耐風性、耐雪性に問題が生じるおそ
れがある。
【0003】もちろんシートの押出し時に補強リブを形
成することも考えられるが、異形押出しとなって成形が
難しくなると共に所定寸法のリブを得るための調整が難
しく、更に平らなシートに別体のリブを融着する場合で
も同様であり、いずれも高価格にならざるを得なかっ
た。
成することも考えられるが、異形押出しとなって成形が
難しくなると共に所定寸法のリブを得るための調整が難
しく、更に平らなシートに別体のリブを融着する場合で
も同様であり、いずれも高価格にならざるを得なかっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明はポリ
カーボネート樹脂を押出し機により平らなシート状に押
出し、次いで得られた半硬化状態のシートを彫刻ロール
で加圧することにより、押出し方向に平行な複数条の補
強リブをシートの少なくとも片面に略等間隔に備えたシ
ートを得ることによりなるポリカーボネート樹脂シート
の製造方法である。
カーボネート樹脂を押出し機により平らなシート状に押
出し、次いで得られた半硬化状態のシートを彫刻ロール
で加圧することにより、押出し方向に平行な複数条の補
強リブをシートの少なくとも片面に略等間隔に備えたシ
ートを得ることによりなるポリカーボネート樹脂シート
の製造方法である。
【0005】すなわちこの発明は、ポリカーボネート樹
脂をいったん平らなシート状に押出して後、彫刻ロール
で加圧し、平らなシートに強制的に補強リブを形付けす
ることによって、補強リブ付シートの形成をきわめて簡
単にすると共に、強靱なシートが得られるようにするも
のである。
脂をいったん平らなシート状に押出して後、彫刻ロール
で加圧し、平らなシートに強制的に補強リブを形付けす
ることによって、補強リブ付シートの形成をきわめて簡
単にすると共に、強靱なシートが得られるようにするも
のである。
【0006】この発明に係るポリカーボネート樹脂シー
トの製造方法においては、補強リブ付きシートの平らな
板部分の厚さを好ましくは0.8〜2.0mm、より好ま
しくは1.5〜1.8mmとし、リブの幅(最大幅)を好
ましくは3〜7mm、より好ましくは4〜5mmに、リブの
間隔(ピッチ)を好ましくは10〜40mm、より好まし
くは20〜30mmにそれぞれ形成される。
トの製造方法においては、補強リブ付きシートの平らな
板部分の厚さを好ましくは0.8〜2.0mm、より好ま
しくは1.5〜1.8mmとし、リブの幅(最大幅)を好
ましくは3〜7mm、より好ましくは4〜5mmに、リブの
間隔(ピッチ)を好ましくは10〜40mm、より好まし
くは20〜30mmにそれぞれ形成される。
【0007】
【実施例】以下、図に示す装置例を用いてこの発明方法
の実施例を詳述する。まず図1において、建材用シート
の製造装置(1)は、押出機(2)、第1ローラ
(3)、第2ローラ(4)及び彫刻ローラ(又は鍛造ロ
ール)(5)から主としてなる。押出機(2)はポリカ
ーボネート樹脂をノズルから略シート状に押出し、得ら
れた半硬化状態(温度:略280℃)のシート(6)を
第1ローラ(3)及び第2ローラ(4)とローラ面に凹
溝(5a)………を胴巻状に形成した彫刻ローラ(5)
とによって加圧し、押出し方向に複数条の補強リブ
(8)(9)(10)………を平らなシートの下面に三
角形の断面(図4参照)と半円状のそれ(図5参照)と
を交互にして強制的に形成する。
の実施例を詳述する。まず図1において、建材用シート
の製造装置(1)は、押出機(2)、第1ローラ
(3)、第2ローラ(4)及び彫刻ローラ(又は鍛造ロ
ール)(5)から主としてなる。押出機(2)はポリカ
ーボネート樹脂をノズルから略シート状に押出し、得ら
れた半硬化状態(温度:略280℃)のシート(6)を
第1ローラ(3)及び第2ローラ(4)とローラ面に凹
溝(5a)………を胴巻状に形成した彫刻ローラ(5)
とによって加圧し、押出し方向に複数条の補強リブ
(8)(9)(10)………を平らなシートの下面に三
角形の断面(図4参照)と半円状のそれ(図5参照)と
を交互にして強制的に形成する。
【0008】得られた補強リブ付シート(11)は、彫
刻ローラ(5)によって強制的に塑性変形させているの
で飛躍的に強度が上昇する。具体的寸法は板全幅:48
0mm、板厚1.7mm、リブ(8)(9)(10)………
の平均ピッチ:30mm、同高さ:2mm,同平均幅:4mm
である。
刻ローラ(5)によって強制的に塑性変形させているの
で飛躍的に強度が上昇する。具体的寸法は板全幅:48
0mm、板厚1.7mm、リブ(8)(9)(10)………
の平均ピッチ:30mm、同高さ:2mm,同平均幅:4mm
である。
【0009】以上の実施例とは異なり、リブ付シートの
リブを三角形の断面形状のみ、又は半円状の断面形状の
みにすることもできる。また全体の色彩をスモーク色に
すると濃淡が補強リブ部分とシート部分とで形成され、
すばらしい意匠効果が期待できる。
リブを三角形の断面形状のみ、又は半円状の断面形状の
みにすることもできる。また全体の色彩をスモーク色に
すると濃淡が補強リブ部分とシート部分とで形成され、
すばらしい意匠効果が期待できる。
【0010】
【発明の効果】この発明によればポリカーボネート樹脂
をいったん平らなシート状に押出して後、彫刻ロールで
加圧し、平らなシートに強制的に補強リブを形付けする
ことによって、補強リブ付シートの形成をきわめて簡単
にすると共に、強靱なシートが得られるようにするもの
である。
をいったん平らなシート状に押出して後、彫刻ロールで
加圧し、平らなシートに強制的に補強リブを形付けする
ことによって、補強リブ付シートの形成をきわめて簡単
にすると共に、強靱なシートが得られるようにするもの
である。
【図1】この発明に係るポリカーボネート樹脂シートの
製造方法を実施するための装置の一例を示す機能説明図
である。
製造方法を実施するための装置の一例を示す機能説明図
である。
【図2】その彫刻ロール側面図である。
【図3】得られたポリカーボネート樹脂シートの側面図
である。
である。
【図4】そのリブ(9)の拡大図である。
【図5】リブ(8)の図4相当図である。
1 建材用シートの製造装置 2 押出機 3 第1ローラ 4 第2ローラ 5 彫刻ローラ 6 シート 7 平らなシート 8,9,10 リブ 11 リブ付シート
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂を押出し機により
平らなシート状に押出し、次いで得られた半硬化状態の
シートを彫刻ロールで加圧することにより、押出し方向
に平行な複数条の補強リブをシートの少なくとも片面に
略等間隔に備えたシートを得ることによりなるポリカー
ボネート樹脂シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5003413A JPH06206265A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ポリカーボネート樹脂シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5003413A JPH06206265A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ポリカーボネート樹脂シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206265A true JPH06206265A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11556701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5003413A Pending JPH06206265A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ポリカーボネート樹脂シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06206265A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016022653A1 (en) * | 2014-08-06 | 2016-02-11 | Delstar Technologies, Inc. | Ribbed and apertured fluoroplastic support sheet for a filter substrate and method of making same |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP5003413A patent/JPH06206265A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016022653A1 (en) * | 2014-08-06 | 2016-02-11 | Delstar Technologies, Inc. | Ribbed and apertured fluoroplastic support sheet for a filter substrate and method of making same |
JP2017532230A (ja) * | 2014-08-06 | 2017-11-02 | エスドゥブルヴェエム・ルクセンブルク・エス・アー・エール・エルSwm Luxembourg Sarl | フィルタ基材用のリブ付き及び孔開けされたフッ素プラスチック製の支持シート及びその製造方法 |
US11179864B2 (en) | 2014-08-06 | 2021-11-23 | Delstar Technologies, Inc. | Ribbed and apertured fluoroplastic support sheet for a filter substrate and method of making same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030610 |