JPH06205515A - 電線被覆剥ぎ取り装置 - Google Patents

電線被覆剥ぎ取り装置

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JPH06205515A
JPH06205515A JP4348154A JP34815492A JPH06205515A JP H06205515 A JPH06205515 A JP H06205515A JP 4348154 A JP4348154 A JP 4348154A JP 34815492 A JP34815492 A JP 34815492A JP H06205515 A JPH06205515 A JP H06205515A
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JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
wire
clamp claw
head
cutter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4348154A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kaneda
栄之 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線端末の絶縁被覆を剥ぎ取る際に、芯線径
が同じで絶縁被覆の厚さが変わった時、経験や熟練によ
らず、短時間で簡単に調整できるようにする。 【構成】 接離自在に相対向する一対の取付ヘッド3,
3に、それぞれクランプ爪1及びカッター2を並設し、
その刃先2aをクランプ爪1の電線当接面1aよりも突
出させ、クランプ爪で電線38の両側を挟持したとき
に、電線が電線当接面に対するストッパとなって刃先の
絶縁被覆39に対する食い込み深度を規制する構造の電
線被覆剥ぎ取り装置である。クランプ爪1は取付ヘッド
3に対して摺動自在に装着し、該ヘッドにはその頭部1
bと当接係合する複数の深度調整面121 〜123 を段
階的に形成したスペーサ11を設け、その規制回動によ
り刃先2aの食い込み深度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線端末に端子を圧着
する際の予備加工として用いる絶縁被覆の剥ぎ取り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスを構成する種々の端子付
電線の作製に際し、電線端末における絶縁被覆の除去
(皮剥き)をする必要がある。図7は従来の皮剥き装置
の一例を示し(実開昭60−51714号公報)、図8
は絶縁被覆電線38の端末の皮剥き状態を示す。これら
の図において、30は電線38に対するクランプ爪、3
1はカッターを示し、それぞれ上下で接離自在に対向す
る一対の取付ヘッド32,32に並設されている。33
は軸36により中間が枢着されたリンクレバーであり、
連結リンク34を介して図示しないピストンロッドに固
定されたベースリンク35に接続されている。
【0003】そこで、上記ピストンロッドの前進により
ベースリンク35が矢線X方向に移動すると、上下の取
付ヘッド32,32が接近して電線38をクランプ爪3
0,30で挟み、同時にカッター31の刃先31aが上
下から絶縁被覆39に食い込む。この状態で取付ヘッド
32を矢線Xと逆方向に移動させて皮剥きを行う。刃先
31aの絶縁被覆39への食い込み深度hは、クランプ
爪30の電線当接面30aからの刃先31aの突出長さ
で決まり、この突出長さは通常図8のように芯線40を
保護する絶縁被覆39の厚さtと略等しくする。すなわ
ち、電線38をクランプ爪30の電線当接面30aに対
するストッパとして刃先31aの絶縁被覆39に対する
食い込み深度hを規制するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、電線
をクランプ爪に対するストッパとしてカッターの食い込
み深度を規制していた。しかし、電線の軽量化や多様化
(例えばシールド電線)により芯線の径が同じでも絶縁
被覆の厚さが異なる種々の製品が実装されるようになっ
た。そこで、電線をクランプ爪に対するストッパとする
食い込み深度の規制方式では、電線の種類ごとに食い込
み深度を変えるか取付ヘッド全体を交換しなければなら
ず、少なからぬ時間を要するほかに食い込み深度の微調
整に高度の経験と熟練が要求される。本発明はかかる問
題点に着目してなされたものであり、特別な訓練や熟練
は要求されず、絶縁被覆の厚さの変化に合わせてカッタ
ーの切込み深度を極めて簡単且つ精度よく調節できる装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の電線被覆剥ぎ取り装置は、請求項1に記載
のように、接離自在に相対向する一対の取付ヘッドに、
それぞれ絶縁被覆電線に対するクランプ爪およびカッタ
ーを並設すると共に、該カッターの刃先をクランプ爪の
電線当接面よりも突出させ、前記一対のクランプ爪で電
線の両側を挟持したときに、該電線がクランプ爪の電線
当接面に対するストッパとなって前記刃先の絶縁被覆に
対する食い込み深度を規制するようにした電線被覆剥ぎ
取り装置において、前記クランプ爪を前記取付ヘッドに
対して摺動自在に装着すると共に、該ヘッドにはクラン
プ爪の頭部と当接係合する複数の深度調整面を段差を有
して形成した規制回動可能なスペーサを設け、該スペー
サの回動によりクランプ爪の電線当接面に対するカッタ
ーの刃先の突出長さを調整する構造としたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】電線の絶縁被覆の厚さが変わったとき、または
カッターが芯線に食い込んで一部破断したり疵つくよう
な時には、スペーサを段階的に規制回動すればクランプ
爪の電線当接面に対するカッターの刃先の突出長さが自
動的に設定されるので、極めて簡単かつ短時間に調整が
できる。
【0007】
【実施例】図1に本発明に係る電線被覆剥ぎ取り装置の
全体斜視図、図2にそのスペーサの部分の拡大斜視図、
図3に図2の側面図を示す。1,1は電線を挟持するク
ランプ爪、2は電線の絶縁被覆を剥ぎ取るカッターであ
り、それぞれ上下において接離自在に相対向する取付ヘ
ッド3,3に装着されている。取付ヘッド3は前端面に
縦案内溝4を、下端面後半部に横案内溝4′を有する。
縦案内溝4にはクランプ爪1が上下摺動自在に挿着され
ると共に、取付ヘッド3およびクランプ爪1の側面に突
設したピン5,5間に引っ張りバネ6を介装してクラン
プ爪1が常時取付ヘッド3側に引き寄せられるようにな
っている。一方、横案内溝4′にはカッター2のホルダ
7が図示しないアクチュエータにより進退可能に装着さ
れている。
【0008】8は覆板であって、クランプ爪1が挿着さ
れた縦案内溝4の前面を保護し、その上端にはスペーサ
11に対するガタ防止板9が設けられている。10は取
付ヘッド1の昇降を案内するガイド板であり、一方はケ
ーシング27の底壁28と側壁29に、他方は側壁29
にそれぞれ固定されている。
【0009】スペーサ11は円盤状であり、下面には複
数の(図示の例では3個の)深度調整面121 ,122
および123 が段差を有して区画形成されている。深度
調整面121 ,122 ,123 の順にスペーサ上面から
の厚さが段階的に薄くなり、後述するようにクランプ爪
1の頭部1bと係合して、食い込み深度が漸次深くな
る。
【0010】13はロータリーアクチュエータであり、
その回転軸14はガタ防止板9を貫通して先端がスペー
サ11に固定されている。15はロータリーアクチュエ
ータ13の取付板であり、その支持壁16は取付ヘッド
3の側面に固定されている。従って、ロータリーアクチ
ュエータ13,その取付板15,スペーサ11およびガ
タ防止板9などは取付ヘッド3と一体に昇降する。
【0011】17はリンクレバーであり、中間がケーシ
ング27の側壁29に設けた軸18に枢着され、一端は
カムホロアー19により取付ヘッド3の図示しないカム
溝に係合し、他端は連結リンク20を介して共通リンク
21に回動可能に連結されている。共通リンク21は側
壁29と直交する取付基板22および側壁29と平行な
摺動板23とからなり、該摺動板23は側壁29に設け
た上下のガイドレール24,24に摺動可能に装着され
ている。25はエアシリンダなどのアクチュエータであ
り、そのピストンロッド26は上記共通リンク21に接
続されている。
【0012】次に、図4(A)〜(C)を参照して電線
の被覆剥ぎ取り(被覆が薄い場合)について説明する。
まず、図示しない電線搬送装置により、(A)の上下の
クランプ爪1,1間に電線38の先端部を位置させる。
このとき、クランプ爪1の頭部1bはスペーサ11の深
度調整面121 に接触し、クランプ爪1の電線当接面1
aからのカッター2の刃先2aの突出長さLが最小にセ
ットされている。次いで、前記アクチュエータ25の作
動によりそのピストンロッド26が矢線P方向に前進す
ると、上下のレバーリンク17,17が軸18を中心に
それぞれ対向側に回動し、前記カムホロアー19との係
合により上下の取付ヘッド3,3が接近する。これによ
り、(B)のように電線38は上下のクランプ爪1,1
により挟持され、カッター2の刃先2aが前記突出長さ
Lの分だけ絶縁被覆39に食い込む。最後に、電線38
をクランプした状態で(C)のようにカッター2のホル
ダー7を前述の機構で後退させると、皮剥きが行われ
る。
【0013】電線38の芯線40の径が同じで絶縁被覆
39の厚さが大になったときは、前記ロータリーアクチ
ュエータ13を規制回動し、図5のように、スペーサ1
1を回して例えばその深度調整面123 をクランプ爪1
の頭部1bに当接させればよい。即ち、クランプ爪1は
引っ張りバネ6により深度調整面121 と123 の段差
の分だけ取付ヘッド3内にもどるから、クランプ爪1の
電線当接面1aに対するカッター2の刃先2aの突出長
さL′が大になる。
【0014】以上はスペーサ11に3個の深度調整面1
1 〜123 を設けた例について説明したが、4個以上
に区画形成することにより食い込み深度の調整を一層細
かく行うことができる。なお、電線の芯線径が変わった
場合には、既知の機構により前記ピストンロッド26の
前進距離を変え、上下の取付ヘッド3,3即ちカッター
2,2間の間隔を変更すればよい。図6(A)および
(B)は、それぞれ太い芯線40Aと細い芯線40Bに
ついて、絶縁被覆の厚さが異なるもの39A1 〜39A
3 と39B1 〜39B3 を示し、何れも本発明の電線被
覆剥ぎ取り装置を適用できることが明らかである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置によ
れば、絶縁被覆の厚さが変わったときに、その厚さに対
応してスペーサを回動させるだけでよく、作業者の勘や
経験に頼らず、きわめて簡単かつ短時間で調整すること
ができ、これにより端子付電線の多品種少量生産に迅速
に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電線被覆の剥ぎ取り装
置の斜視図である。
【図2】図1のスペーサと電線クランプ部分の拡大斜視
図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】(A)〜(C)はそれぞれ図1の装置による絶
縁被覆の剥ぎ取り過程を示す作用説明図である。
【図5】同じく絶縁被覆の厚さが変わった場合の調整方
法を示す説明図である。
【図6】(A)および(B)はそれぞれ本発明の装置の
適用対象となる電線の説明図である。
【図7】従来の被覆剥ぎ取り装置の説明図である。
【図8】図7の剥ぎ取り装置の原理を示す電線の説明図
である。
【符号の説明】
1 クランプ爪 1a 電線当接面 1b 頭部 2 カッター 2a 刃先 3 取付ヘッド 11 スペーサ 121 〜123 深度調整面 13 ロータリーアクチュエータ 38 電線 39 絶縁被覆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接離自在に相対向する一対の取付ヘッド
    に、それぞれ絶縁被覆電線に対するクランプ爪およびカ
    ッターを並設すると共に、該カッターの刃先をクランプ
    爪の電線当接面よりも突出させ、前記一対のクランプ爪
    で電線の両側を挟持したときに、該電線がクランプ爪の
    電線当接面に対するストッパとなって前記刃先の絶縁被
    覆に対する食い込み深度を規制するようにした電線被覆
    剥ぎ取り装置において、 前記クランプ爪を前記取付ヘッドに対して摺動自在に装
    着すると共に、該ヘッドにはクランプ爪の頭部と当接係
    合する複数の深度調整面を段差を有して形成した規制回
    動可能なスペーサを設け、該スペーサの回動によりクラ
    ンプ爪の電線当接面に対するカッターの刃先の突出長さ
    を調整する構造としたことを特徴とする電線被覆の剥ぎ
    取り装置。
JP4348154A 1992-12-28 1992-12-28 電線被覆剥ぎ取り装置 Withdrawn JPH06205515A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116705408A (zh) * 2023-07-28 2023-09-05 金杯电工(成都)有限公司 一种阻燃电缆及其生产装置
CN117578283A (zh) * 2023-11-30 2024-02-20 善和电缆有限公司 一种电线电缆回收用电缆剥皮设备
CN117650405A (zh) * 2024-01-30 2024-03-05 山东凯莱电气设备有限公司 一种电线端子压接机

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000307