JPH06204195A - ウエハ洗浄装置用ウエハボート - Google Patents

ウエハ洗浄装置用ウエハボート

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JPH06204195A
JPH06204195A JP1585093A JP1585093A JPH06204195A JP H06204195 A JPH06204195 A JP H06204195A JP 1585093 A JP1585093 A JP 1585093A JP 1585093 A JP1585093 A JP 1585093A JP H06204195 A JPH06204195 A JP H06204195A
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JP
Japan
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wafer
groove
support member
boat
wafer boat
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Pending
Application number
JP1585093A
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English (en)
Inventor
Kiyoharu Nakagawa
清晴 中川
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TOKUYAMA CERAMICS KK
Original Assignee
TOKUYAMA CERAMICS KK
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Publication date
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄を効率よく行いウエハの洗浄不良を防止
し、高品質のウエハを製造するのに役立つウエハ洗浄装
置用ウエハボートを提供する。 【構成】 支持部材に多数の溝を設け、この溝を利用し
てウエハを積載する構成のウエハ洗浄装置用ウエハボー
トにおいて、支持部材11,21がパイプ材を軸方向に
切断した形状を有し、その凸面がウエハ1に対面するよ
うに配置されていて、支持部材11,21に設けた溝1
2,22の底部が部分的に開放されていることを特徴と
するウエハ洗浄装置用ウエハボート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、支持部材に多数の溝
を設け、この溝を利用してウエハを積載する構成のウエ
ハ洗浄装置用ウエハボートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウエハ洗浄装置用ウエハボートに
おいては、支持部材として、一般に無垢棒すなわち中実
の角棒材又は丸棒材が用いられている。各支持部材には
多数の溝が形成されており、この溝を利用してウエハボ
ートを積載する構成になっている。
【0003】洗浄に際しては、ウエハボートに多数のウ
エハを積載し、これをウエハ洗浄装置の洗浄槽内に設置
し、薬液と水を用いてウエハの洗浄を行う。洗浄装置の
洗浄槽は通常薬液槽と水洗槽に別れているが、いずれの
槽においても給液及び給水は槽の下部から行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】支持部材が無垢棒材の
場合には支持部材の溝部周辺で液の流れが滞り易く、特
に溝と接触しているウエハの領域は充分に洗浄すること
ができない。
【0005】又、溝部周辺では前述したように滞流が生
じ易く、しかも、無垢棒材の溝は連続した底面と側面で
画成されているため溝の下部付近にダストが溜まり易
い。堆積したダストがウエハに付着すると、拡散処理の
際に異常拡散が生じる恐れが大である。
【0006】さらに、無垢棒材を用いた従来のウエハボ
ートにおいては、ウエハと溝の接触領域が大きくなるた
め、ウエハに生じるボートキズが大きくなり易いという
欠点もある。
【0007】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明は洗浄を効率よく行えウエハの洗浄不良を防止し高品
質のウエハを製造するのに役立つウエハ洗浄装置用ウエ
ハボートを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、支持部材に
多数の溝を設け、この溝を利用してウエハを積載する構
成のウエハ洗浄装置用ウエハボートにおいて、支持部材
11,21が中空棒状部材を軸方向に切断した形状を有
し、その凸面がウエハ1に対面するように配置されてい
て、支持部材11,21に設けた溝12,22の底部が
部分的に開放されていることを特徴とするウエハ洗浄装
置用ウエハボートを要旨としている。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図5は本発明のウエハ洗浄装置用ウエハ
ボートを示す横断面図及び斜視図、図2は図1の一部分
を示す拡大断面図である。
【0010】ウエハ洗浄装置用ウエハボート10(以
下、ウエハボートと略す)は、図1、5に示すように3
本の支持部材11と支持部材を連結しているフレーム部
材13から構成されている。支持部材11とフレーム部
材13は石英製である。このウエハボート10は8in
chウエハ用であり、多数の8inchウエハ1(想像
線で示した)を積載可能である。
【0011】支持部材11は、断面円環状又はだ円環状
の中空棒状部材を軸方向に切断した形状を有している。
中央の支持部材11は中空棒状部材を軸方向に2分割し
た形状になっている。両側の支持部材11は中央の支持
部材11と同じ中空棒状部材をカットしたものである
が、その断面の円周角は中央の支持部材のそれに較べて
幾分小さめである。
【0012】支持部材11の長手方向には多数の溝12
が等間隔で形成されている。溝12の溝幅は、ウエハ1
の肉厚よりもわずかに大きく設定されている。また、溝
の深さは支持部材の肉厚よりも大きくなっている。従っ
て、溝の底部は部分的に開放されていて、底面12aは
不連続になっている。溝の側壁も溝の中央底部付近で欠
けている。従って、溝の中央底部付近には開口14が形
成されることになる。2つの底面12aを合せた長さ
は、開口及び溝全体の長さに較べてかなり短かい。
【0013】このように、溝の底部付近に開口14が形
成されているので、ウエハ1と溝12の接触領域は従来
のウエハボートに較べてかなり小さくなる。従来のウエ
ハボートにおいては中実材の支持部材に設けた溝の深さ
は例えば5mmであった。本実施例では中空棒状部材の
厚みを例えば1mm〜3mmに設定できるが、この場合
には接触面積を著しく小さくできることがわかる。
【0014】このため、支持部材11の溝12の底部付
近における洗浄液の流れが増加し、その周辺に位置する
ウエハ領域を効率よく洗浄することが可能になる。さら
に、同じ理由で溝部に堆積するダストを減らすこともで
きる。
【0015】次に、中空棒状部材すなわち支持部材の径
に関して述べる。支持部材の径が大きくなると、ウエハ
と支持部材の接触領域も大きくなりウエハに生じるキズ
が大きくなり易い。反対にパイプの径が小さすぎると、
ウエハの安定性が悪くなる。従って、パイプの径はウエ
ハ径の15/200〜25/200すなわち7.5%〜
12.5%とするのが最適である。例えば8inchウ
エハ用のウエハボートの場合にはパイプ径は15〜25
mmとするのが望ましい。
【0016】図3には支持部材の他の例が示されてい
る。このように支持部材21は、角状の中空棒状部材を
軸方向に切断した形状を有していてもよい。この場合に
は、対角線または辺の長さをウエハ径の15/200〜
25/200すなわち7.5%〜12.5%にすればよ
い。
【0017】また、中空棒状部材の切断位置について、
図4に示すように中空棒状部材の2分割中心位置からの
これに直行する線方向へのズレにより定義すると、この
切断位置は+50〜−50%の位置が好しい。さらに好
しくは+50〜−35%、さらには+35〜0%の位置
が好しい。+50%を超えると、支持部材の強度が得ら
れず、また−50%を逆に超えると本願特有の効果が充
分に得られない。
【0018】なお、本発明のウエハ洗浄装置用ウエハボ
ートを構成する部材としては、加工の容易性から石英ガ
ラスが好しいが、他にSiCあるいはCVD−SiCコ
ートのSiC、CVD−SI3 4 コートのSiC、金
属Si、Al2 3 もしくはこれらの複合材を用いるこ
とができる。
【0019】実施例1 図1に示したウエハボート(実施例1)、切断しない中
空棒状部材を用いたウエハボート(比較例1)、及び中
実材を用いた従来のウエハボート(従来例1)を用いて
比較実験を行った。すなわち、これらのウエハボートを
用いてウエハを洗浄し、その後でN拡散処理を行って
ウエハの品質を比較した。
【0020】実施例1及び比較例1における中空棒状部
材の厚さは2mmとし、支持部材の外径は全て同一に設
定した。又、ウエハボートの溝の深さは、中空棒状部材
の厚さの約2倍とした。測定項目はウエハに生じたキ
ズ、異常拡散及びダスト数である。ダスト数は0.2μ
m以上のダストを測定器を用いて測定した。結果を表1
に示す。
【0021】
【表1】 実施例1で処理したウエハは、キズが小さくて異常拡散
及びダスト数が無く、品質が良好であった。なお、キズ
に関しては最大値を示したが実施例ではキズの範囲は
0.5〜1mmであった。
【0022】又、比較例1では洗浄後にウエハと石英ボ
ートの接触部に液残りが生じた。これは中空棒状部材を
そのまま用いたために支持部材内の液の流れが極端に悪
くなって、水洗時に薬液を完全に除去できなかったため
である。
【0023】さらに、支持部材が無垢棒の場合は、ウエ
ハ上のキズ及びダスト数において比較例1よりも劣るデ
ータが得られた。
【0024】実施例2 支持部材の材料となる中空棒状部材9の最適な切断位置
を調べる実験を行った。すなわち、図4に示すように、
2分割位置から半径に対して+50%〜−50%の割合
で平行にずらした位置で中空棒状部材9を切断して支持
部材(実施例2−1〜2−6)を形成し、実施例1と同
様にしてキズ、異常拡散、ダスト数を調べた。切断位置
をずらす方向は、溝の方向を+とし、反対の方向を−と
した。その結果を表2に示す。
【0025】
【表2】 この結果を見ると、切断位置を35%以上−側にずらし
た場合には1〜2ケの異常拡散が生じることがわかる。
これは、支持部材の足(溝より下の部分)の長さが過度
に長いと不利になることを示している。
【0026】支持部材の足が必要以上に長い場合には、
給液・給水時に下部からの流体の流れが直接溝部に当た
らず、洗浄効果が低下するのである。現在の石英ガラス
技術も考慮すれば、中空棒状部材は2分割中心位置より
も溝側に+35%〜0%ずれた位置でカットするのが望
ましい。これ以上溝に近い位置でカットすると強度が不
十分になる恐れがある。なお、実施例1におけるパイプ
の切断位置は+35%の位置であった。
【0027】
【発明の効果】本発明のウエハ洗浄装置用ウエハボート
においては、支持部材が中空棒状部材を軸方向に切断し
た形状を有しその凸面がウエハに対面するように配置さ
れていて、支持部材に設けた溝の底部が部分的に開放さ
れているので次の効果を得ることができる。
【0028】1)ウエハボートとの接触に起因するウエ
ハ表面のキズを小さくすることができる。
【0029】2)ウエハボートと接触しているウエハ領
域付近の洗浄効果を高めることができる。
【0030】3)ウエハボートの溝からのダストの付着
を減らすことができる。
【0031】4)ウエハボートを軽量にできるので取扱
性が向上する。
【0032】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば支持部材は3本に限らず、4本以上設けても
よい。特に、拡散にも用いるウエハボートの場合には下
部に2本以上の支持部材を配置するとよい。
【0033】また、支持部材を連結するフレーム部材
は、図1に示すようなウエハ外径に沿ったほぼ同等のR
形状のものの他に、直線状の板材でも構わない。また、
これらは支持部材の全長に渡り形成してもよいが、ウエ
ハボートとして充分な強度が得られる程度に分割体とし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウエハ洗浄装置用ウエハボートを
示す断面図。
【図2】図1の支持部材を示す拡大断面図。
【図3】支持部材の他の例を示す図2に相当する図。
【図4】本発明に用いる中空棒状部材の切断の仕方を示
すための断面図。
【図5】図1のウエハ洗浄装置用ウエハボートの斜視
図。
【符号の説明】
1 ウエハ 10 ウエハ洗浄装置用ウエハボート 11,21 支持部材 12,22 溝 12a,22a 溝の底部 13,23 フレーム部材 ◆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に多数の溝を設け、この溝を利
    用してウエハを積載する構成のウエハ洗浄装置用ウエハ
    ボートにおいて、支持部材(11,21)が中空棒状部
    材を軸方向に切断した形状を有し、その凸面がウエハ
    (1)に対面するように配置されていて、支持部材(1
    1,21)に設けた溝(12,22)の底部が部分的に
    開放されていることを特徴とするウエハ洗浄装置用ウエ
    ハボート。
JP1585093A 1993-01-06 1993-01-06 ウエハ洗浄装置用ウエハボート Pending JPH06204195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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