JPH06204189A - ドライエッチング装置反応管内壁のクリーニング方法 - Google Patents
ドライエッチング装置反応管内壁のクリーニング方法Info
- Publication number
- JPH06204189A JPH06204189A JP5000921A JP92193A JPH06204189A JP H06204189 A JPH06204189 A JP H06204189A JP 5000921 A JP5000921 A JP 5000921A JP 92193 A JP92193 A JP 92193A JP H06204189 A JPH06204189 A JP H06204189A
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- JP
- Japan
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- reaction tube
- dry etching
- ecr
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】反応管3を大気開放することなく除去し、装置
稼働率の向上を図る。 【構成】ECRプラズマ発生によるドライエッチング装
置において、反応管内壁には付着した汚れを除去する際
に、上下電磁石7,8へ供給する電流値を変動させ電子
の円運動におけるマイクロ波の共鳴吸収するECRポイ
ントを移動させ、反応管3内全域に一様にイオンを衝突
させて反応管内に付着する汚れを除去する。
稼働率の向上を図る。 【構成】ECRプラズマ発生によるドライエッチング装
置において、反応管内壁には付着した汚れを除去する際
に、上下電磁石7,8へ供給する電流値を変動させ電子
の円運動におけるマイクロ波の共鳴吸収するECRポイ
ントを移動させ、反応管3内全域に一様にイオンを衝突
させて反応管内に付着する汚れを除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライエッチング装置の
反応管内壁のクリーニング方法に関し、特に磁場を印加
するECRプラズマによるドライエッチング装置のクリ
ーニング方法に関するものである。
反応管内壁のクリーニング方法に関し、特に磁場を印加
するECRプラズマによるドライエッチング装置のクリ
ーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はドライエッチング装置の一例にお
ける概略を示す図である。従来、この種のドライエッチ
ング装置は、図2に示すように、マイクロ波を発生する
マイクロ波発振器6と、このマイクロ波発振器6のマイ
クロ波を導びく導波管2と接続するチャンバと、チャン
バにマイクロ波を導入しECRプラズマを発生する領域
を包む反応管3と、マイクロ波に磁場を印加する上電磁
石7及び下電磁石8と、チャンバに収納されるとともに
被加工物を載置する電極4と、電極4に高周波電力を印
加する高周波発振器5とを備えている。
ける概略を示す図である。従来、この種のドライエッチ
ング装置は、図2に示すように、マイクロ波を発生する
マイクロ波発振器6と、このマイクロ波発振器6のマイ
クロ波を導びく導波管2と接続するチャンバと、チャン
バにマイクロ波を導入しECRプラズマを発生する領域
を包む反応管3と、マイクロ波に磁場を印加する上電磁
石7及び下電磁石8と、チャンバに収納されるとともに
被加工物を載置する電極4と、電極4に高周波電力を印
加する高周波発振器5とを備えている。
【0003】このような磁場を印加しECRプラズマを
発生させエッチングするドライエッチング装置は、比較
的に低圧でイオン密度の高く、しかも垂直成分が得られ
ることから異方性エッチングに用いられてきた。また、
このドライエッチング装置では、反応管3にはエッチン
グ物質が被着し、定期的にクリーニングする必要があっ
た。
発生させエッチングするドライエッチング装置は、比較
的に低圧でイオン密度の高く、しかも垂直成分が得られ
ることから異方性エッチングに用いられてきた。また、
このドライエッチング装置では、反応管3にはエッチン
グ物質が被着し、定期的にクリーニングする必要があっ
た。
【0004】このようなドライエッチング装置のクリー
ニングは、通常のエッチング手順と同じように、マグネ
トロンなどのマイクロ波発振管6により反応管3にマイ
クロ波を導入し、このマイクロ波に磁場を印加させるこ
とによりECRプラズマを発生し、このプラズマイオン
を反応管3の内壁に衝突させ、付着した反応生成物10
を取り去っていた。
ニングは、通常のエッチング手順と同じように、マグネ
トロンなどのマイクロ波発振管6により反応管3にマイ
クロ波を導入し、このマイクロ波に磁場を印加させるこ
とによりECRプラズマを発生し、このプラズマイオン
を反応管3の内壁に衝突させ、付着した反応生成物10
を取り去っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクリー
ニング方法では、反応管内壁に付着した反応生成物をプ
ラズマイオンで除去するものの、プラズマイオン密度が
低い領域では、クリーニング効果が低下し、反応生成物
を完全に取り去ることが困難であった。従って、反応管
を大気開放し、薬液によるクリーニングを行う頻度が高
く、装置の不稼働時間が多かった。
ニング方法では、反応管内壁に付着した反応生成物をプ
ラズマイオンで除去するものの、プラズマイオン密度が
低い領域では、クリーニング効果が低下し、反応生成物
を完全に取り去ることが困難であった。従って、反応管
を大気開放し、薬液によるクリーニングを行う頻度が高
く、装置の不稼働時間が多かった。
【0006】従って、本発明の目的は、薬液の使用や、
装置の稼働率を低下させること無く反応管内を清掃出来
るドライエッチング装置反応間内壁のクリーニング方法
を提供することである。
装置の稼働率を低下させること無く反応管内を清掃出来
るドライエッチング装置反応間内壁のクリーニング方法
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応管内にマ
イクロ波を導入し磁場を印加しECR(Electro
n Cyctotron Resonance)現象を
利用するドライエッチング装置において、前記磁場を変
える電磁コイルに流す電流を変えることによって前記E
CRを発生するポイントを前記反応管内で移動させ該反
応管内壁の汚れを除去することを特徴とするドライエッ
チング装置反応管内壁のクリーニング方法である。
イクロ波を導入し磁場を印加しECR(Electro
n Cyctotron Resonance)現象を
利用するドライエッチング装置において、前記磁場を変
える電磁コイルに流す電流を変えることによって前記E
CRを発生するポイントを前記反応管内で移動させ該反
応管内壁の汚れを除去することを特徴とするドライエッ
チング装置反応管内壁のクリーニング方法である。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1(a)及び(b)は本発明のクリーニ
ング方法の一実施例を説明するための上下電磁石に流す
電流値とECRポイントを示すグラフ及び反応間近傍を
示す図である。本発明のクリーニング方法は、磁場を変
えることによってECRポイントが変ることを着目し、
磁場を変えてECRポイントを反応管3内を上下に移動
させることによって、発生するプラズマイオンの方向を
種々えて反応管3内壁に衝突させるイオンを一様にし、
内壁に付着する反応生成物を取去ることである。
ング方法の一実施例を説明するための上下電磁石に流す
電流値とECRポイントを示すグラフ及び反応間近傍を
示す図である。本発明のクリーニング方法は、磁場を変
えることによってECRポイントが変ることを着目し、
磁場を変えてECRポイントを反応管3内を上下に移動
させることによって、発生するプラズマイオンの方向を
種々えて反応管3内壁に衝突させるイオンを一様にし、
内壁に付着する反応生成物を取去ることである。
【0010】ここで、試みに磁場を変えるための円筒状
の電磁コイルである上下電磁石7,8に電流値を変えて
種々の電流を流し、ECRポイントを求めてみたとこ
ろ、コイルに流す電流を増加させると、ECRポイント
は被加工物側に寄り、逆に減ずると被加工物側より離れ
反応管3の上部に近づくという知見を得た。このことは
被加工物に投射される斜めイオンを減少させるために電
磁コイルで磁場を印加し、ECRポイントを被加工物に
近づける理由からでも理解出来る。
の電磁コイルである上下電磁石7,8に電流値を変えて
種々の電流を流し、ECRポイントを求めてみたとこ
ろ、コイルに流す電流を増加させると、ECRポイント
は被加工物側に寄り、逆に減ずると被加工物側より離れ
反応管3の上部に近づくという知見を得た。このことは
被加工物に投射される斜めイオンを減少させるために電
磁コイルで磁場を印加し、ECRポイントを被加工物に
近づける理由からでも理解出来る。
【0011】次に、具体的に本発明のクリーニングの一
実施例について説明する。例えば、図1(a)に示すグ
ラフでA点及びB点で示す電流を流したとき、ECRポ
イントが、正常のエッチングが出来る位置とすると、こ
の位置より被加工物より離れてECRポイントをもって
くれば、被加工物側に抽出されるイオンが少なくなり、
反応管3の内壁に衝突するイオンが増加することにな
る。従って、まず、点A,Bでの電流を上電磁石7及び
下電磁石8に流し、徐々に電流を減らし、反応間3の上
側にECRポイントを移動させる。このことにより、イ
オンは反応間3の内壁に一様に衝突し、反応生成物を完
全に取去ることが出来る。
実施例について説明する。例えば、図1(a)に示すグ
ラフでA点及びB点で示す電流を流したとき、ECRポ
イントが、正常のエッチングが出来る位置とすると、こ
の位置より被加工物より離れてECRポイントをもって
くれば、被加工物側に抽出されるイオンが少なくなり、
反応管3の内壁に衝突するイオンが増加することにな
る。従って、まず、点A,Bでの電流を上電磁石7及び
下電磁石8に流し、徐々に電流を減らし、反応間3の上
側にECRポイントを移動させる。このことにより、イ
オンは反応間3の内壁に一様に衝突し、反応生成物を完
全に取去ることが出来る。
【0012】このように、磁場を変えることによってE
CRポイントを変えることが出来るので、一定時間内で
周期的に電流を変えれば、ECRポイントを連続的に変
り、反応管の内壁を一様にイオンを衝突させ、反応生成
物を除去することが出来る。
CRポイントを変えることが出来るので、一定時間内で
周期的に電流を変えれば、ECRポイントを連続的に変
り、反応管の内壁を一様にイオンを衝突させ、反応生成
物を除去することが出来る。
【0013】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、電磁石への
電流値を変動させECRポイントを移動させ、高密度プ
ラズマイオンを反応管内壁全域に一様に衝突させること
によって、反応管内に付着する反応生成物を完全に除去
することが出来るという効果がある。また、このことに
より反応管を大気開放し、薬液によるクリーニングを行
う必要が無く、ドライエッチングの合間に出来、稼働率
の向上を計れるという効果がある。
電流値を変動させECRポイントを移動させ、高密度プ
ラズマイオンを反応管内壁全域に一様に衝突させること
によって、反応管内に付着する反応生成物を完全に除去
することが出来るという効果がある。また、このことに
より反応管を大気開放し、薬液によるクリーニングを行
う必要が無く、ドライエッチングの合間に出来、稼働率
の向上を計れるという効果がある。
【図1】本発明のクリーニング方法を説明するための上
下電磁石に流す電流値とECRポイントを示すグラフ及
び反応管近傍を示す図である。
下電磁石に流す電流値とECRポイントを示すグラフ及
び反応管近傍を示す図である。
【図2】ドライエッチング装置の一例における概略を示
す図である。
す図である。
1 ガス導入管 2 導波管 3 反応管 4 電極 5 高周波発振器 6 マイクロ波発振器 7 上電磁器 8 下電磁器 10 反応生成物
Claims (1)
- 【請求項1】 反応管内にマイクロ波を導入し磁場を印
加しECR(Electron Cyctotron
Resonance)現象を利用するドライエッチング
装置において、前記磁場を変える電磁コイルに流す電流
を変えることによって前記ECRを発生するポイントを
前記反応管内で移動させ該反応管内壁の汚れを除去する
ことを特徴とするドライエッチング装置反応管内壁のク
リーニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5000921A JPH06204189A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | ドライエッチング装置反応管内壁のクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5000921A JPH06204189A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | ドライエッチング装置反応管内壁のクリーニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06204189A true JPH06204189A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11487155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5000921A Pending JPH06204189A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | ドライエッチング装置反応管内壁のクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06204189A (ja) |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP5000921A patent/JPH06204189A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991102 |