JPH0620414A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0620414A
JPH0620414A JP30564191A JP30564191A JPH0620414A JP H0620414 A JPH0620414 A JP H0620414A JP 30564191 A JP30564191 A JP 30564191A JP 30564191 A JP30564191 A JP 30564191A JP H0620414 A JPH0620414 A JP H0620414A
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head
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JP30564191A
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Inventor
Takahiro Yasujima
孝浩 安島
Nobuhiro Umebayashi
信弘 梅林
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 磁気ヘツドの位置ずれがなく、両面同時に記
録、再生が可能で、高速で信頼性の高い磁気記録再生装
置を提供する。 【構成】 トラツキングサーボ面を有する第1の磁性層
10aと対向する第1の磁気ヘツド22aとトラツキン
グサーボ面を有さない第2の磁性層10bと対向する第
2の磁気ヘツド22bを有し、両ヘッド間を連結する連
結部材31を備え、その第2の磁気ヘツド22b側に磁
性層10bに対する位置調整ができる微調整手段32が
設けられ、第1の磁性層10aのトラツキングサーボ面
からの信号に基づいてトラツキングを行うトラツキング
サーボ機構を有し、第1のリフアレンス部で第1の磁気
ヘツド22aの基準位置が決められ、第2のリフアレン
ス部と微調整手段32で第2の磁気ヘツド22bの基準
位置が決められ、第2の磁性層10b上における磁気ヘ
ツド22bのトラツキングを第1の磁性層10aのトラ
ツキングサーボ面に基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフレキシブル磁
気デイスクなどの磁気記録媒体の記録再生装置に係り、
特に両面記録タイプにおける磁気ヘツドのトラツキング
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル磁気デイスクにおいて、そ
れの片面のドーナツ状記録帯域の最内周にリフアレンス
トラツクを形成し、そのリフアレンストラツクから半径
方向外側に向けて所定の間隔離れ、かつ前記リフアレン
ストラツクと同心円状の磁気ヘツドトラツキング用光学
凹部をリング状に多数形成し、各リング状磁気ヘツドト
ラツキング用光学凹部の間をデータトラツクとしたもの
が知られている(例えば特開平2−187969号公報
参照)。
【0003】この磁気デイスクの前記リフアレンストラ
ツクには、所定の信号が予め記録されている。そしてこ
の磁気デイスクに情報の書込みあるいは読出しを行うと
きには、まず、リフアレンストラツクの信号を磁気ヘツ
ドで読み取って、磁気デイスク上における磁気ヘツドの
基準位置を求める。そして磁気ヘツドを所定量径方向に
移送し、今度は発光素子と受光素子とを対にした光デイ
テクタで前記磁気ヘツドトラツキング用光学凹部を光学
的に走査して、データトラツクのトラツキングを行いな
がら、情報の書込みあるいは読出しを行うシステムにな
っている。
【0004】ところで従来のこの種の記録再生装置にお
ける磁気ヘツドの位置合わせは、記録再生装置の組み立
て時に行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで組み立て時に
磁気ヘツドの位置合わせをしもて、例えば磁気ヘツドキ
ヤリツシの高速移動に基づく発熱による各部材の熱膨張
などで磁気デイスクに対する磁気ヘツドの位置がずれ
て、適正なトラツキングがおこなわれないことが多々あ
る。この磁気ヘツドの位置ずれは例えば1250TPI
あるいはそれ以上の高密度トラツクの場合に特に問題と
なり、磁気ヘツドの位置ずれは動作信頼性の低下を招来
することになる。
【0006】さらにこの位置ずれは、2つの磁気ヘツド
の相対的な位置ずれをも生じせしめ、両面同時の記録、
再生による高速デユプリケーシヨン、高速フオーマツト
などを困難にする。
【0007】また磁気デイスクは通常、ベースフイルム
の両面に磁性層が形成され、2つの磁気ヘツドで磁気デ
イスクを挟み、それぞれの磁性層で情報の書込みあるい
は読出しを行つている。この場合、両方の磁性層にそれ
ぞれリフアレンストラツクと磁気ヘツドトラツキング用
光学凹部を形成して、2つの磁気ヘツドを個別にトラツ
キングサーボを行うことも考えられるが、そうなるとサ
ーボ機構が複雑になり、装置の大型化を招くばかりでな
く、組立工数が増大し、コストが高くなる。また薄い磁
気デイスクの両面に磁気ヘツドトラツキング用光学凹部
をそれぞれ形成すると、磁気デイスクの平坦性を確保す
るのが難しくなり、ヘツドタツチが悪くなつて、情報の
書込みあるいは読出しが適正に行われない心配がある。
【0008】そのため、片方の磁性層にのみリフアレン
ストラツクと磁気ヘツドトラツキング用光学凹部を形成
した磁気デイスクを用い、2つの磁気ヘツドをアームな
どで機械的に一体に連結し、前記光学凹部を形成してい
ない側の磁気ヘツドトラツキングは、光学凹部を形成し
ている側の磁気ヘツドトラツキングをしながらアームを
介して他方の磁気ヘツドを動かす方式が採用されてい
る。
【0009】しかしこの構造のものにおいても、前述の
ように磁気ヘツドの位置決めは装置の組み立て時のみに
行うのであるから、熱膨張あるいは機械的なずれなどに
よつて磁気ヘツドの相対的な位置関係が狂ってしまい、
適正なトラツキングサーボができなくなるなどの欠点を
有している。
【0010】本発明の目的は、前述した問題点を解消
し、磁気ヘツドの位置ずれがなく、両面同時の記録、再
生が可能な、信頼性の高い磁気記録再生装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、非磁性体からなる基体の片面に第1の記
録層を他面に第2の記録層を形成し、その第1の磁性層
が、第1のリフアレンス部と、その第1のリフアレンス
部によつて規制された磁気ヘツドトラツキングサーボ面
とを有し、前記第2の磁性層が、第2のリフアレンス部
を有して、他の領域が磁気ヘツドトラツキングサーボ面
となつていない磁気記録媒体を装着して、第1の磁性層
と第2の磁性層とで情報の処理を行う磁気記録再生装置
を対象とする。
【0012】そして前記第1の磁性層と対向する第1の
磁気ヘツドと、前記第2の磁性層と対向する第2の磁気
ヘツドとを有し、その第1の磁気ヘツドと第2の磁気ヘ
ツドの間を連結する連結部材を備え、その第2の磁気ヘ
ツド側に磁気記録媒体に対する磁気ヘツドの位置調整が
でき、かつその位置調整のさい前記第1の磁気ヘツドが
位置ずれしない例えば圧電素子などを使用した微調整手
段が設けられ、前記磁気ヘツドトラツキングサーボ面か
らの信号に基づいて第1の磁気ヘツドと第2の磁気ヘツ
ドとのトラツキングを行うトラツキングサーボ機構を有
し、第1のリフアレンス部によつて第1の磁気ヘツドの
基準位置が決められ、第2のリフアレンス部と微調整手
段により第2の磁気ヘツドの基準位置が決めら、第2の
磁性層上における磁気ヘツドのトラツキングを、第1の
磁性層の磁気ヘツドトラツキングサーボ面に基づいて行
うように構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明は前述のように、第2の磁気ヘツド側に
微調整手段が設けられ、第2のリフアレンス部と微調整
手段により常に第2の磁気ヘツドの基準位置が決められ
るから、第2の磁気ヘツド側に特別に磁気ヘツドトラツ
キングサーボ面を設けなくても、常時、適正な磁気ヘツ
ドのトラツキングサーボができ、動作信頼性の向上が図
れる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図とともに説明する。
図1は実施例に係る磁気記録再生装置の概略構成図、図
2はその磁気記録再生装置に磁気デイスクカートリツジ
を装着した状態の下面図、図3は磁気デイスクカートリ
ツジの一部を分解した斜視図、図4は磁気シートの拡大
断面図、図5は磁気デイスクの下面図、図6は磁気デイ
スクの上面図である。
【0015】まず、磁気デイスクカートリツジの構成に
ついて説明する。磁気デイスクカートリツジは図3に示
すように、カートリツジケース1と、その中に回転自在
に収納されたフレキシブルな磁気デイスク2と、カート
リツジケース1にスライド可能に取り付けられたシヤツ
タ3と、カートリツジケース1の内面に溶着されたクリ
ーニングシート(図示せず)とから主に構成されてい
る。
【0016】前記カートリツジケース1は、上ケース1
aと下ケース1bとから構成され、これらは例えばAB
S樹脂などの硬質合成樹脂から射出成形されている。
【0017】下ケース1bの略中央部には回転駆動軸挿
入用の開口4が形成され、その近くに長方形のヘツド挿
入口5が形成されている。図示していないが、上ケース
1aにも同様にヘツド挿入口5が形成されている。
【0018】上ケース1aと下ケース1bの前面付近に
は、前記シヤツタ3のスライド範囲を規制するために少
し低くなつた凹部6が形成され、この凹部6の中間位置
に前記ヘツド挿入口5が開口している。
【0019】前記磁気デイスク2は図5に示すように、
ドーナツ状のフレキシブルな磁気シート7と、その磁気
シート7の中央孔に挿入されて接着された金属製のセン
ターハブ8とから構成されている。
【0020】前記磁気シート7は図4に示すように、ベ
ースフイルム9と、そのベースフイルム9の両面に塗
着、形成された第1の磁性層10aと第2の10bとか
ら構成されている。
【0021】この第1の磁性層10aの表面には図5に
示すように第1のリフアレンストラツク11aと、多数
の磁気ヘツドトラツキング用光学トラツク12が形成さ
れる。これらリフアレンストラツク11aならびに磁気
ヘツドトラツキング用光学トラツク12は、磁気デイス
ク2の回転中心13を中心にして同心円状に設けられて
いる。
【0022】1つの磁気ヘツドトラツキング用光学トラ
ツク12と隣の磁気ヘツドトラツキング用光学トラツク
12との間に、所望の情報が記録できるデータトラツク
14が形成される。
【0023】図5に示すように磁気デイスク2上に設け
られる記録帯域15の最内周部に前記第1の1リフアレ
ンストラツク11aが形成され、それより径方向外側、
すなわち磁気ヘツドの走行方向と直交する方向外側に磁
気ヘツドトラツキング用光学トラツク12とデータトラ
ツク14が交互に多数形成される。この実施例ではデー
タトラツク14の本数は第1の磁性層10a側で765
本形成され、1250TPIに相当する。
【0024】一方、第2の磁性層10bの表面には、図
6に示すように最内周部に第2のリフアレンストラツク
11bが形成されているのみで、そのリフアレンストラ
ツク11bの径方向外側には第1の磁性層10aのよう
に磁気ヘツドトラツキング用光学トラツク12は形成さ
れていない。このように片面にのみ磁気ヘツドトラツキ
ング用光学トラツク12を形成することにより、磁気デ
イスク2の平坦性が確保できる。
【0025】前記リフアレンストラツク11は図7に示
すように、磁気ヘツドの走行方向Xに沿って延びてお
り、リフアレンストラツク11の中心線16上の任意の
点17を中心として点対称にリフアレンス凹部18Aと
リフアレンス凹部18Bが一対になつて形成されてい
る。このリフアレンス凹部18Aの隣(リフアレンス凹
部18Bの前方)ならびにリフアレンス凹部18Bの隣
(リフアレンス凹部18Aの後方)には凹部のない平面
部19Aと平面部19Bとがある。
【0026】リフアレンス凹部18Aならびに平面部1
9Aと、リフアレンス凹部18Bならびに平面部19B
を一組にして、それが磁気ヘツドの走行方向Xに沿つて
間欠的に多数(本実施例では16組)形成されることに
より、リフアレンストラツク11を構成している。
【0027】このリフアレンストラツク11上に所定の
信号が予め記録されており、磁気ヘツドでこのリフアレ
ンストラツク11上を走査し、そのときの出力波形に基
づいて磁気ヘツド(磁気ギヤツプ)の中心位置をリフア
レンストラツク11の中心線16上に導くことができ
る。
【0028】図7は、リフアレンストラツク11のC,
D,Eの位置で磁気ヘツドを矢印方向に走査させたとき
の出力波形(矩形波形)を、リフアレンストラツク11
を併記して示した図である。同図の波形(D)のような
出力波形が得られるように、磁気ヘツドの位置調整がな
される。
【0029】このようにして磁気ヘツド(磁気ギヤツ
プ)をリフアレンストラツク11の中心線16上、すな
わち基準位置に合わせると同時に、その磁気ヘツドに連
結されている発光素子と受光素子群からなる光デイテク
タ(後述する)で磁気ヘツドトラツキング用光学トラツ
ク12間の光デイテクタの現在位置を検知する。そして
この光学トラツク12に対する光デイテクタの位置的な
ずれ量を演算し、そのずれ量に基づいて後述のような磁
気ヘツドのトラツキングサーボを行なう。
【0030】すなわち、磁気ヘツドキヤリツジを移送す
るステツピングモータを回転して、磁気ヘツドの中心位
置を最内周にあるデータトラツクの中心線24近くまで
移動させる(図8参照)。
【0031】そして磁気ヘツドのトラツキングサーボ
は、磁気ヘツドトラツキング用光学トラツク12を利用
して各トラツク毎に行なわれる。
【0032】図8ないし図11は、磁気デイスク2のト
ラツキングサーボを説明するための図である。図8に示
すように、磁気ヘツドトラツキング用光学トラツク12
にはラツキング用凹部23が、磁気ヘツドの走行方向X
に沿つて間欠的(実施例)または連続的に形成されてい
る。
【0033】情報の記録再生時には、図9に示すように
磁気デイスク2は磁気ヘツド22a、22bの間で挟持
され、第1の磁気ヘツド22aは第1の磁性層10aと
対向し、第2の磁気ヘツド22bは第2の磁性層10b
と対向した状態で回転する。
【0034】前記第1の磁気ヘツド22aの方には、ト
ラツキングサーボ用の光線を出力する例えばLEDなど
からなる発光素子25と、第1の磁性層10aからの反
射光を受光する受光素子群26とが一体に取り付けられ
ている。この発光素子25と受光素子群26とから、光
デイテクタが構成されている。そしてこの磁気ヘツド2
2aの発光素子25ならびに受光素子群26が取り付け
られている部分は、磁気デイスク2側に向けて開口して
いる。
【0035】受光素子群26は図10に示すように4つ
の受光素子26a、26b、26c、26dから構成さ
れており、磁性層10a上で反射する光をこの受光素子
26a、26b、26c、26dで受光して、それらの
出力は図11に示すようにサーボ信号演算部27に入力
される。そしてこのサーボ信号演算部27で求められた
位置修正信号がヘツド駆動制御部28に入力され、それ
からの制御信号に基づいて磁気ヘツド22のトラツキン
グ制御が成される。
【0036】図1ならびに図2は、本発明の実施例に係
る記録再生装置を説明するための図で、前述のように磁
気ヘツド22aと22bは磁気デイスク2を上下両面か
ら挟持して、第1の磁気ヘツド22aが第1の磁性層1
0aと、第2の磁気ヘツド22bが第1の磁性層10b
と対向している。この磁気ヘツド22a、22bには図
1に示すように前記データトラツク14を使用しての情
報の書込みあるいは読出しができる専用コア29の他
に、通常のHD/DDデイスク用コア30が所定の間隔
離れてそれぞれ設けられ、通常のHD/DDの磁気デイ
スクも使用できる構成になつている。
【0037】発光素子25ならびに受光素子群26を設
けた側の第1の磁気ヘツド22aと第2の磁気ヘツド2
2bはアーム31によつて連結されているが、第2の磁
気ヘツド22b側には圧電素子を使用して構成されたア
クチエータ32を介して取り付けられている。従つて、
第2の磁気ヘツド22bはアクチエータ32の駆動によ
り、磁気デイスク7の径方向に微調整できるようになつ
ている。
【0038】前記圧電材料としては、例えばチタン酸バ
リウム〔BaTiO3 〕系、ジルコンチタン酸鉛〔Pb
TiO3 ・PbZrO3 〕系、メタニオブ酸〔PbNb
2 6 〕系、ニオブ酸ソーダカリ〔(K,Na)NbO
3 〕系などの圧電セラミツクが使用される。この圧電材
料に所定の電界を印加することにより、それに比例した
歪みを材料中に生じて変形となって現れる。この変形に
は材質などによつて屈曲変形、伸長変形、輪郭すべり変
形ならびに厚みすべり変形などがある。本実施例ではこ
の圧電材料の変形を利用して第2の磁気ヘツド22bの
位置の微調整を行う。
【0039】なお、図2において37はルーテイングミ
ラー、38はステツピングモータ、39はボイスコイル
モータ、40は磁気ヘツドキャリツジ、41はガイドバ
ーである。
【0040】図12は、磁気ヘツド22a、22bの基
準位置調整のフローチヤートである。同図に示すように
先ず、ステツプ(以下、Sと略称する。)1において第
1の磁気ヘツド22aで第1のリフアレンストラツク1
1a上を走査させる。そしてS2において第1の磁気ヘ
ツド22aからの出力波形に基づいて、その磁気ヘツド
22aが第1のリフアレンストラツク11aの中心位置
(第1の基準位置)上にあるか否か判断される。
【0041】もし第1の磁気ヘツド22aが第1の基準
位置よりもずれておれば、ボイスコイルモータ34によ
つて第1の磁気ヘツド22aの位置調整を行ない(S
3)、第1の磁気ヘツド22aを第1のリフアレンスト
ラツク11a上に位置せしめる。この第1の磁気ヘツド
22aの位置調整により、アーム31を介して第2の磁
気ヘツド22bも一緒に移動して、第2のリフアレンス
トラツク11bの中心位置(第2の基準位置)上あるい
はその近傍まで移動する。
【0042】次いでS4において、第2の磁気ヘツド2
2bで第2のリフアレンストラツク11b上を走査させ
る。そしてS5において第2の磁気ヘツド22bからの
出力波形に基づいて、その磁気ヘツド22bが第2のリ
フアレンストラツク11bの中心位置(第2の基準位
置)上にあるか否か判断される。
【0043】もし第2の磁気ヘツド22bが第2の基準
位置よりもずれておれば、前記アクチエータ32によつ
て第2の磁気ヘツド22bのの微調整を行い、磁性層1
0b上の第2のリフアレンストラツク(第2の基準位
置)に合わせる。この第2の磁気ヘツド22bの微調整
はアクチエータ32によつて行うのであるから、それに
よつて前記第1の磁気ヘツド22aの位置がずれること
はない。
【0044】このようにして第1の磁気ヘツド22aが
第1のリフアレンストラツク11a上に、第2の磁気ヘ
ツド22bが第2のリフアレンストラツク11b上に、
それぞれ位置決めされる。これらの操作は頻繁に行うも
のではなく、ある決められた時間間隔で行われる。
【0045】このようにすれば、第1の磁気ヘツド22
aのトラツキングを行うときも、第2の磁気ヘツド22
bのトラツキングを行うときも、第1の磁性層10a上
に形成されたトラツキング用凹部23ならびにデータト
ラツク14を利用して行うことができる。
【0046】このような構成にすることにより、磁気ヘ
ツド22aと磁気ヘツド22bの両方で、同時に操作が
でき、磁気デイスク2に対するフオーマツテイングある
いは高速デユプリケーシヨンなどの初期化の時間短縮、
ならびに多量の情報の処理が可能となる。
【0047】前記実施例では、磁気的な検出方法によつ
てリフアレンス部(基準位置)を決める場合について説
明したが、凹部あるいは穴部を設けて光学的な検出方法
によつてリフアレンス部(基準位置)を決めることも可
能である。
【0048】前記実施例では、光学的な検出方法によつ
てトラツキングを行う場合について説明したが、所定の
信号を記録し磁気的にその信号を検出してトラツキング
を行うことも可能である。
【0049】前記実施例では、第2の磁気ヘツドの微調
整手段として圧電素子を使用したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他の微調整手段を用いることも
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明は前述のように、第2の磁気ヘツ
ド側に微調整手段が設けられ、第2のリフアレンス部と
微調整手段により常に第2の磁気ヘツドの基準位置が決
められるから、第2の磁気ヘツド側に特別に磁気ヘツド
トラツキングサーボ面を設けなくても、常時、適正な磁
気ヘツドのトラツキングサーボができ、動作信頼性の向
上が図れる。
【0051】また、2つの磁気ヘツドとも適正な位置に
あるので、両面同時に記録、再生ができ、高速な記録、
再生が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る磁気記録再生装置の概略
構成図である。
【図2】磁気デイスクカートリツジを装着した状態での
磁気記録再生装置の下面図である。
【図3】その磁気デイスクカートリツジの一部を分解し
た斜視図である。
【図4】その磁気デイスクカートリツジに用いる磁気シ
ートの拡大断面図である。
【図5】その磁気デイスクカートリツジに用いる磁気デ
イスクの下面図である。
【図6】その磁気デイスクカートリツジに用いる磁気デ
イスクの上面図である。
【図7】磁気ヘツドでリフアレンストラツク上を走査し
たときの出力波形図である。
【図8】リフアレンストラツクならびに磁気ヘツドトラ
ツキング用光学トラツクを説明するための図である。
【図9】磁気ヘツドのトラツキングサーボを説明するた
めの断面図である。
【図10】受光素子の配置状態を示す説明図である。
【図11】磁気ヘツドのトラツキングサーボを説明する
ためのブロツク図である。
【図12】磁気ヘツドの位置決め制御を説明するための
フローチヤートである。
【符号の説明】
2 磁気デイスク 10a 第1の磁性層 10b 第2の磁性層 11a 第1のリフアレンストラツク 11b 第2のリフアレンストラツク 12 磁気ヘツドトラツキング用光学トラツク 14 データトラツク 15 記録帯域 16 中心線 17 点 18A、18B リフアレンス凹部 19A、19B 平面部 22a 第1の磁気ヘツド 22b 第2の磁気ヘツド 23 トラツキング用凹部 25 発光素子 26 受光素子群 27 サーボ信号演算部 28 ヘツド駆動制御部 31 アーム 32 アクチエータ 38 ステツピングモータ 39 ボイスコイルモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体からなる基体の片面に第1の記
    録層を他面に第2の記録層を形成し、 その第1の磁性層が、第1のリフアレンス部と、その第
    1のリフアレンス部によつて規制された磁気ヘツドトラ
    ツキングサーボ面とを有し、 前記第2の磁性層が、第2のリフアレンス部を有して、
    他の領域が磁気ヘツドトラツキングサーボ面となつてい
    ない磁気記録媒体を装着して、第1の磁性層と第2の磁
    性層とで情報の処理を行う磁気記録再生装置において、 前記第1の磁性層と対向する第1の磁気ヘツドと、前記
    第2の磁性層と対向する第2の磁気ヘツドとを有し、 その第1の磁気ヘツドと第2の磁気ヘツドの間を連結す
    る連結部材を備え、 その第2の磁気ヘツド側に磁気記録媒体に対する磁気ヘ
    ツドの位置調整ができ、かつその位置調整のさい前記第
    1の磁気ヘツドが位置ずれしない微調整手段が設けら
    れ、 前記磁気ヘツドトラツキングサーボ面からの信号に基づ
    いて第1の磁気ヘツドと第2の磁気ヘツドとのトラツキ
    ングを行うトラツキングサーボ機構を有し、 第1のリフアレンス部によつて第1の磁気ヘツドの基準
    位置が決められ、第2のリフアレンス部と微調整手段に
    より第2の磁気ヘツドの基準位置が決めら、 第2の磁性層上における磁気ヘツドのトラツキングを、
    第1の磁性層の磁気ヘツドトラツキングサーボ面に基づ
    いて行うように構成されていることを特徴とする特徴と
    する磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記微調整手段
    が圧電素子を使用した調整手段であることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
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