JPH0620380Y2 - 搾乳装置のパイプライン洗浄機構 - Google Patents

搾乳装置のパイプライン洗浄機構

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JPH0620380Y2
JPH0620380Y2 JP1987063230U JP6323087U JPH0620380Y2 JP H0620380 Y2 JPH0620380 Y2 JP H0620380Y2 JP 1987063230 U JP1987063230 U JP 1987063230U JP 6323087 U JP6323087 U JP 6323087U JP H0620380 Y2 JPH0620380 Y2 JP H0620380Y2
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water
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B9/00Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto 
    • B08B9/02Cleaning pipes or tubes or systems of pipes or tubes
    • B08B9/027Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages
    • B08B9/032Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages by the mechanical action of a moving fluid, e.g. by flushing
    • B08B9/0321Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages by the mechanical action of a moving fluid, e.g. by flushing using pressurised, pulsating or purging fluid
    • B08B9/0328Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages by the mechanical action of a moving fluid, e.g. by flushing using pressurised, pulsating or purging fluid by purging the pipe with a gas or a mixture of gas and liquid

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、搾乳装置の牛舎内部と処理室との間をループ
状に繋ぐパイプライン内部を洗浄する、パイプライン洗
浄機構に関する。
[従来の技術] 従来より、牛舎内部で搾乳した乳を隣接する処理室に自
動搬送する第8図に示す搾乳装置がある。以下、この搾
乳装置を説明する。図中において、1は、処理室に備え
た乳を集める気密構造をしたレリーザーである。このレ
リーザー1に、レリーザー1内部を介してレリーザーの
内外をループ状に繋ぐ、牛舎内部から処理室に乳を搬送
するパイプライン2を連結する。また、レリーザー1上
部に、レリーザー1内部の気体をその外部へと吸引排除
する真空ポンプ3等からなる排気手段4をパイプ5を介
して連結する。さらに、レリーザー1下部に、レリーザ
ー1内部に溜まった乳または洗浄水をその外部へと排出
するミルクポンプ6をパイプ7を介して連結する。ま
た、牛舎内部のパイプライン2a周壁に、所定間隔毎に
ティートカップユニット8を連結して乳をパイプライン
2内部に吸入する開閉自在なミルクタップ9を備える。
さらに、処理室内のレリーザー1に連結した一方のパイ
プライン2b周壁に、レリーザー1側から順に、パイプ
ライン2b内部を開閉自在に塞ぐ切換え弁機構10と、
洗浄水11をパイプライン2内部に吸入する開閉自在な
洗浄タップ12とを備える。第8図に示した搾乳装置は
以上の構成からなる。
次に、その使用例を説明する。搾乳する場合は、牛舎内
のパイプライン2a周壁に備えたミルクタップ9にティ
ートカップユニット8を連結して、該ティートカップユ
ニット8先端を牛舎内の搾乳牛の乳房13に装着した
後、排気手段4を作動させる。この際、切り換え弁機構
10は開口状態とし、洗浄タップ12は閉状態とする。
すると、排気手段4から吸引力が、レリーザー1内部に
連通するパイプライン2内部とティートカップユニット
8内部を通して、ティートカップユニット8先端を装着
した搾乳牛の乳房13に働き、乳房13から搾出された
乳がティートカップユニット8とパイプライン2内部を
通して処理室のレリーザー1中へと自動搬送される。
また、搾乳装置の牛舎内と処理室との間をループ状に繋
ぐパイプライン2内部を洗浄する場合は、洗浄タップ1
2を備えた部分とレリーザー1との間を繋ぐパイプライ
ン2b内部を切換え弁機構10で塞いだ後、排気手段4
を作動させてレリーザ1内部の気体をその外部へと吸引
排除する。この際、ミルクタップ9は閉状態とする。す
ると、排気手段4から吸引力がレリーザー内部を通して
パイプライン2内部に働き、洗浄タップ12を通して洗
浄槽14内部等からパイプライン2内部へと吸入した洗
浄水11が、ループ状のパイプライン2内部を切換え弁
機構10で塞がなかったパイプライン2a側へと循環し
てレリーザー1中へと流入し、該循環する洗浄水11が
ループ状のパイプライン2内部を洗浄する。
ところで、搾乳装置のパイプライン2内部を洗浄する場
合に、上述のように洗浄水11を単にパイプライン2内
部を連続的に循環させてパイプライン2内部を洗浄した
とすると、洗浄水11が均一な流れになってパイプライ
ン2内部の下側のみを通過してしまい、パイプライン2
内部の上側の周壁を洗浄水11で的確に洗浄できない。
そのため、近時は、洗浄水11を循環中の洗浄タップ1
2近傍のパイプライン2b内部に、第8図に示したよう
なエアインジェクタ15等により、空気の塊を断続的に
送り込んでパイプライン2内部に沿って循環させ、その
パイプライン2内部を循環させる空気の塊で同じパイプ
ライン2内部を循環中の洗浄水11後部を押すことによ
り、バイブライン2内部に洗浄水11の塊を断続的に作
って、該洗浄水11の塊をパイプライン2内部に沿って
順次通過させたり、あるいは、洗浄用スポンジ(図示せ
ず。)をパイプライン2内部に挿入して、該スポンジを
洗浄水11と共にパイプライン2内部を通過させて、パ
イプライン2内部の周壁全体を完全洗浄しようとしてい
た。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、洗浄水11を循環中のパイプライン2内
部に単に空気の塊を断続的に送り込んで、パイプライン
2内部を洗浄した場合には、パイプライン2内部を循環
中の洗浄水11が少ないと、その送り込んだ空気の塊が
洗浄水11後部を的確に押さずに該洗浄水上方のパイプ
ライン2内空間を通過してしまい。パイプライン2内部
に洗浄水11の塊を的確に形成できない。また、洗浄水
11を多量にパイプライン2内部を循環させないと、パ
イプライン2内部にパイプライン2内周壁全体を完全洗
浄可能な十分丈高の洗浄水11の塊を的確に形成できな
い。そのため、上述従来のパイプライン2内部に単に空
気の塊を断続的に送り込んでパイプライン2内部を洗浄
した場合には、大量の洗浄水11が必要となり、洗浄水
11を無駄に消費した。
また、上述従来の洗浄用スポンジをパイプライン2内部
に挿入して、該スポンジを洗浄水11と共にパイプライ
ン2内部を循環させてパイプライン2内部を洗浄した場
合には、パイプライン2内部を洗浄した洗浄用スポンジ
をパイプライン2外部に取り出した際に、乳の染み込ん
だスポンジ内部に雑菌が繁殖しやすい。そのため、洗浄
に使用した洗浄用スポンジを再びパイプライン2内部に
挿入して該スポンジを洗浄水11と共にパイプライン2
内部を循環させた場合には、パイプライン2内部に雑菌
が混入する虞れがあった。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は、パイプライン2内部を循環させる洗浄
水11が少量であっても、パイプライン2内部に十分丈
高の洗浄水11の塊を的確に作って、パイプライン2内
部の周壁全体を完全洗浄可能な、洗浄水11を循環中の
パイプライン2内部に空気の塊を断続的に送り込んでパ
イプライン2内部を洗浄する、搾乳装置のパイプライン
洗浄機構を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の搾乳装置のパイプ
ライン洗浄機構は、第1図ないし第3図にその構成例を
示したように、気密構造をしたレリーザー1と、レリー
ザー1内部の気体をパイプ5等を通してその外部に吸引
排除する排気手段4と、レリーザー1内部を介してレリ
ーザー1の内外をループ状に繋ぐパイプライン2とを備
え、パイプライン2周壁に、パイプライン2内部に乳を
吸入する開閉自在なミルクタップ9と、パイプライン2
内部に洗浄水11を吸入する開閉自在な洗浄タップ12
とを備えた搾乳装置において、洗浄タップ12を備えた
部分とレリーザー1との間を繋ぐパイプライン2bに所
定落差を持つ立ち上がり部20を形成すると共に、上記
立ち上がり部20とレリーザー1との間のパイプライン
2b部分に、レリーザー1側から順に、パイプライン2
b内部をその一部を残して開閉自在に塞ぐ切換え弁機構
21と、パイプライン2内部に空気の塊を断続的に送り
込む空気送入手段22とを備えてなることを特徴とす
る。
[作用] 本考案の搾乳装置のパイプライン洗浄機構において、洗
浄タップ12を備えた部分とレリーザー1との間を繋ぐ
パイプライン2b内部を切換え弁機構21でその一部を
残して塞いだ後、排気手段4を作動させてレリーザー1
内部の気体をパイプ5等を通してその外部へと吸引排除
し、洗浄タップ12から洗浄槽14内部等の洗浄水11
をパイプライン2内部へと吸入して、該洗浄水11をパ
イプライン2内部を切換え弁機構21で塞がなかったパ
イプライン2a側へと循環させてレリーザー1内部へと
流入させる。この際、ミルクタップ9は閉状態とする。
すると、切換え弁機構21で塞いだパイプライン2b内
部の一部が開口状態にあるため、洗浄タップ12を備え
た部分とレリーザー1との間を繋ぐパイプライン2b内
部にレリーザー1内部を通して排気手段4から吸引力が
働き、洗浄タップ12から吸入した洗浄水11の一部
が、洗浄タップ12を備えた部分とレリーザー1との間
を繋ぐパイプライン2b内部へと流入して、該パイプラ
インの立ち上がり部20内部に丈高の洗浄水11の塊を
形成しつつ、そのパイプライン2b内部に流入した洗浄
水11の一部が切換え弁機構21で塞いだパイプライン
2b内部の一部開口している箇所を通ってレリーザー1
内部へと流入する。次に、空気送入手段22を用いて立
ち上がり部20と切換え弁機構21との間のパイプライ
ン2b内部に空気の塊を瞬間的に送り込む。すると、パ
イプライン2b内部に送り込んだ空気の塊が、排気手段
4からの吸引力を受けて、パイプライン2内部を切換え
弁機構21で塞がなかったパイプライン2a側へと循環
してパイプラインの立ち上がり部20内部に溜まった丈
高の洗浄水11の塊後部を強くその先方へと押す。そし
て、立ち上がり部20内部に溜まった洗浄水11の塊
が、上記空気の塊に押されて、ループ状のパイプライン
2内部を切換え弁機構21で塞がなかったパイプライン
2a側へと循環して、レリーザー1内部に流入する。以
下、順次パイプライン2bの立ち上がり部20内部に丈
高の洗浄水11の塊が形成されるタイミングで上記の操
作を繰り返し行えば、パイプライン2内部の周壁全体を
完全洗浄可能な十分丈高の洗浄水11の塊をループ状の
パイプライン2内部に沿って順次循環通過させることが
できる。
[実施例] 次に、本考案の実施例につき、図面に従い説明する。第
1図ないし第3図は本考案の搾乳装置のパイプライン洗
浄機構の好適な実施例を示し、第1図は該パイプライン
洗浄機構を備えた搾乳装置の概略構成図、第2図および
第3図は該パイプライン洗浄機構の拡大構造説明図であ
る。図中において、既述の従来の第8図に示した搾乳装
置と同一部材には、同一符号を付して、その説明を省略
する。搾乳装置の処理室内の洗浄タップ12を備えたパ
イプライン2部分をパイプライン2のレリーザーとの接
続部23より所定距離上方に配設して、洗浄タップ12
を備えた部分とレリーザー1との間を繋ぐパイプライン
2bに所定落差を持つ垂直方向を向く立ち上がり部20
を形成する。また、上記立ち上がり部20とレリーザー
1との間のパイプライン2b部分に、レリーザー1側か
ら順に、パイプライン2b内部をその一部を残して開閉
自在に塞ぐ切換え弁機構21と、パイプライン2内部に
空気の塊を断続的に送り込む空気送入手段22とを備え
る。切柄換弁機構21は、例えば第4図ないし第7図に
示したように、パイプライン2bの周壁に突設したパイ
プライン2b内部に連通するパイプラインの軸方向に偏
平な筒状の弁座24と、該弁座24内部に抜き差し自在
に挿入して弁座24を塞ぐと共に該弁座直下のパイプラ
イン2b内部をパイプライン2b内周壁との間に一部の
隙間25を残して塞ぐ高丈の偏平な仕切り弁26と上記
弁座24内部に抜き差し自在に挿入して便座直下のパイ
プライン2b内部を広く開口させたままの状態で弁座を
塞ぐ短丈の偏平な封止弁27とをそれぞれ上下に外方に
向けて共に備えた弁体28と、該弁体28周囲に備えた
弁体中の仕切り弁26または封止弁27を弁座24内部
に挿入した際に弁体28の中途部周囲を弁座の開口部周
縁29に係止させるフランジ30と、該フランジ30の
上下面を覆うシール材シール材31とからなり、弁座2
4内部に上記弁体中の高丈の仕切り弁26を挿入する
と、第6図に示したように、仕切り弁26と弁体周囲の
フランジ30とがシール材31を介して弁座の開口部3
2を隙間なく塞ぐと共に仕切り弁26先端が弁座24直
下のパイプライン2b内部をパイプライン2b内周壁と
の間に一部の隙間25を残して塞ぎ、また、弁座24内
部に上記弁体中の短丈の封止弁27を挿入すると、第7
図に示したように、封止弁27が弁座24直下のパイプ
ライン2b内部を広く開口させたままの状態で弁座の開
口部32を弁体周囲のフランジ30と共にシール材31
を介して隙間なく塞ぐ構造のものとする。空気送入手段
22は、例えば第2図等に示したように、パイプライン
2b周壁からその上方に向けて突設した洗浄タップ12
を備えたパイプライン2部分より丈の高いパイプライン
2b内部に連通する立ち上がりパイプ33と、該立ち上
がりパイプ上端に備えた空気の塊を立ち上がりパイプ3
3内部に断続的に送り込む電磁弁34とする。ここで、
立ち上がりパイプ33の丈を洗浄タップ12を備えたパ
イプライン2部分より高くしたのは、排気手段4を停止
させて洗浄水11等のパイプライン2内部からレリーザ
ー1内部への吸入を停止した場合に、パイプライン2内
部に残留する洗浄水11等がパイプライン2b内部に連
通する立ち上がりパイプ33内部を通してその上端から
該パイプ外部へと溢れ出るのを防止するためである。ま
た、空気送入手段22は、停止状態において、その立ち
上がりパイプ33内部等を通してパイプライン2内部に
空気が流入しない常閉の弁構造とする。第1図ないし第
3図に示したパイプライン洗浄機構は以上の構成からな
る。
次に、その使用例を説明する。パイプライン2内部を洗
浄する際は、まず、搾乳装置の洗浄タップ12を備えた
部分とレリーザー1との間を繋ぐパイプライン2b内部
を切換え弁機構21で第6図に示したように一部の隙間
25を残して塞ぐ。次に、排気手段4を作動させて、パ
イプライン2に備えた洗浄タップ12からティートカッ
プユニット8等を通してパイプライン2内部に洗浄槽1
4内部等の洗浄水11を吸入し、その吸入した洗浄水1
1をパイプライン2内部を切換え弁機構21で塞がなか
ったパイプライン2a側へと循環させて、レリーザー1
内部へと流入させる。この際、ミルクタップ9は閉状態
とする。すると、切換え弁機構21で塞いだパイプライ
ン2b内部の一部が開口状態にあるため、洗浄タップ1
2を備えた部分とレリーザー1との間を繋ぐパイプライ
ン2b内部にレリーザー1内部を通して排気手段4から
吸引力が働き、洗浄タップ12からパイプライン2内部
に吸入した洗浄水11の一部が、第2図に示したよう
に、洗浄タップ12を備えた部分とレリーザー1との間
を繋ぐパイプライン2b内部へと流入して、該パイプラ
インの立ち上がり部20内部に丈高の洗浄水11の塊を
形成しつつ、該洗浄水11の一部が、切換え弁機構21
で塞いだパイプライン2b内部の一部開口した隙間25
を通ってレリーザー1内部に流入してパイプライン2b
内周壁を洗浄する。次に、上記立ち上がり部20と切換
え弁機構21との間のパイプライン2b内部に、空気送
入手段22を用いて、空気の塊を瞬間的に送り込む。す
ると、第3図に示したように、そのパイプライン2b内
部に送り込んだ空気の塊が排気手段4からの吸引力を受
けてパイプライン2内部を切換え弁機構21で塞がなか
ったパイプライン2a側へと循環し、それに伴って、パ
イプラインの立ち上がり部20内部に溜まった丈高の洗
浄水11の塊が上記空気の塊にその後部を押されてパイ
プライン2内部を切換え弁機構21で塞がなかったパイ
プライン2a側へと循環して、レリーザー1内部へと流
入し、該循環する丈高の洗浄水11の塊がパイプライン
2内部の周壁全体を余す所なく洗浄する。以下、順次パ
イプラインの立ち上がり部20内部に丈高の洗浄水11
の塊が形成されるタイミングで上記の操作を繰り返し行
えば、ループ状のパイプライン2内部に沿って十分丈高
の洗浄水11の塊を繰り返し循環させて、パイプライン
2内部の周壁全体を完全洗浄できる。
また、搾乳する際は、洗浄タップ12を閉状態とし、切
換え弁機構21を第7図に示したように開口状態とする
と共に、空気送入手段22を停止状態とし、電磁弁34
や立ち上がりパイプ33内部を通して空気がパイプライ
ン2b内部に入り込むのを阻止する。次に、排気手段4
を作動させて、搾乳牛の乳房13に装着したティートカ
ップユニット8を通して、乳房13から搾出した乳をミ
ルクタップ9からパイプライン2内部へと吸入し、この
吸入した乳をパイプライン2内部を通してレリーザー1
中へと流入させる。
なお、上述実施例の洗浄機構において、洗浄水11の塊
をパイプライン2内部に沿って円滑に循環させるため
に、立ち上がり部20は、パイプライン2bに斜め方向
等に向けて備えても良い。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の搾乳装置のパイプライン
洗浄機構においては、パイプラインに所定落差を持つ立
ち上がり部を設けて、該立ち上がり部内部に丈高の洗浄
水の塊を予め形成した後、パイプライン内部に空気の塊
を瞬間的に送り込んで該空気の塊をパイプライン内部に
沿って循環させ、該循環させる空気の塊で上記立ち上が
り部内部の丈高の洗浄水の塊後部をその先方へと押し
て、該洗浄水の塊をパイプライン内部に沿って循環させ
るようにした。従って、洗浄水を循環中のパイプライン
内部に単に空気の塊を断続的に送り込んでパイプライン
内部を洗浄する従来の場合と比べて、パイプライン内部
を循環させる洗浄水が少量であっても、パイプライン内
部に十分丈高の洗浄水の塊を的確に作って、該洗浄水の
塊でパイプライン内周壁全体を完全洗浄できる。そのた
め、本考案の洗浄機構を用いてパイプライン内部を洗浄
すれば、少量の洗浄水でパイプライン内部の周壁全体を
常に的確に完全洗浄することが可能となる。
また、本考案の搾乳装置のパイプライン洗浄機構におい
ては、パイプライン内部に雑菌が繁殖しやすい洗浄用ス
ポンジを挿入する必要がない。そのため、洗浄時にパイ
プライン内部に雑菌が混入する虞れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパイプライン洗浄機構を備えた搾乳装
置の概略構成図、第2図と第3図は本考案のパイプライ
ン洗浄機構の作動状態説明図、第4図と第5図はそれぞ
れ切換え弁機構中の弁体の拡大正面図と拡大側面図、第
6図と第7図はそれぞれ切換え弁機構の使用状態説明
図、第8図は搾乳装置の概略構成図である。 1……レリーザー、 2,2a,2b……パイプライン、 4……排気手段、11……洗浄水、 12……洗浄タップ、20……立ち上がり部、 21……切換え弁機構、22……空気送入手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密構造をしたレリーザーと、レリーザー
    内部の気体をその外部に吸引排除する排気手段と、レリ
    ーザー内部を介してレリーザーの内外をループ状に繋ぐ
    パイプラインとを備え、パイプライン周壁に、パイプラ
    イン内部に乳を吸入する開閉自在なミルクタップと、パ
    イプライン内部に洗浄水を吸入する開閉自在な洗浄タッ
    プとを備えた搾乳装置において、洗浄タップを備えた部
    分とレリーザーとの間を繋ぐパイプラインに所定落差を
    持つ立ち上がり部を形成すると共に、上記立ち上がり部
    とレリーザーとの間のパイプライン部分に、レリーザー
    側から順に、パイプライン内部をその一部を残して開閉
    自在に塞ぐ切換え弁機構と、パイプライン内部に空気の
    塊を断続的に送り込む空気送入手段とを備えてなる、搾
    乳装置のパイプライン洗浄機構。
JP1987063230U 1987-01-29 1987-04-24 搾乳装置のパイプライン洗浄機構 Expired - Lifetime JPH0620380Y2 (ja)

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