JPH06203733A - 負荷を対応する電源に接続するための電気的装置 - Google Patents

負荷を対応する電源に接続するための電気的装置

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JPH06203733A
JPH06203733A JP26978893A JP26978893A JPH06203733A JP H06203733 A JPH06203733 A JP H06203733A JP 26978893 A JP26978893 A JP 26978893A JP 26978893 A JP26978893 A JP 26978893A JP H06203733 A JPH06203733 A JP H06203733A
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JP26978893A
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William J Murphy
ジョン マーフィ ウィリアム
Joseph Charles Engel
チャールス エンゲル ジョセフ
Alan Burke Shimp
バーケ シンプ アラン
Gary F Saletta
フランシス サレッタ ゲーリイ
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Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
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    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル引きはずしと自動周波数選択機能を
有するマイクロプロセッサー制御型回路遮断器を提供す
る。 【構成】 閉成時負荷を電源に接続し、開放時電源から
負荷を切り離す開離可能な接点と、開離可能な接点の閉
成時負荷に供給される電流を感知する感知手段と、感知
手段により感知された電流を選択可能な所定インターバ
ルでデジタル的にサンプリングしてデジタル電流信号を
発生させるデジタル化手段を含むデジタル制御手段と、
所定の値のデジタル電流信号に応答して引きはずし信号
を発生させる手段と、デジタル電流信号に応答して、選
択可能な時間インターバルを、デジタル化手段の電流サ
ンプリングにより50Hz電源及び60Hz電源の両方
につきサイクル毎に同数のサンプルが得られるように設
定する手段と、引きはずし信号に応答して接点を開離さ
せる手段とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負荷を50Hz電源また
は60Hz電源のいずれかに接続するための電気的装
置、特にデジタル引きはずしユニットを有する回路遮断
器や接触器のような電気的スイッチング装置、さらに詳
しくは50Hz電源及び60Hz電源の両方に使用でき
るかかる電気的装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器は、導体や装置を過電流によ
る損傷から保護する目的で工業や商業の分野だけでなく
住宅用としても広く利用されている。初期の段階ではヒ
ューズに代わるものとして用いられたが、その後、電流
が所定レベルを越えたら回路を遮断するというだけでな
くさらに高度なタイプの保護を与える回路遮断器が要求
されるようになっている。その結果、極めて苛酷な過負
荷状態では迅速に開くことができるが、軽度の過負荷電
流が検出された場合には遮断を遅らせるような精巧な時
間・電流引きはずし特性が開発されており、時間遅延は
過負荷の程度にほぼ反比例する。地絡電流が検出される
と電流を遮断する回路遮断器もすでに公知である。配電
回路の複雑さが増すのに伴ない、回路遮断器の制御部を
相互接続することによって選択的な協調を行う方式も開
発されている。
【0003】1960年代の後半になって、高電力低電
圧回路遮断器用のソリッドステート電子制御回路が開発
された。この電子制御回路は従来磁気/熱動手段が行っ
ていた瞬時引きはずし及び遅延引きはずしのような機能
を果すものであった。ソリッドステート電子制御回路は
その精度と適応性が改善された結果大いに普及するよう
になった。
【0004】初期の電子制御回路の構成にはトランジス
ター、抵抗器、コンデンサーのような個別部品が利用さ
れた。米国特許第4,428,022号明細書に開示さ
れているような最近の回路では性能及び適応性を高める
マイクロプロセッサーが組み込まれている。低電圧回路
遮断器では占有スペースが極度に制限されることを考慮
して本出願人はマイクロコントローラーのコアプロセッ
サー、非持久型及び持久型メモリー、及び単一のモノリ
シック・デバイスで主要なアナログ及びデジタル機能の
すべてを行う6入力マルチプレクサーを具えた8ビット
A/Dコンバーターを組み込まれたSuRE Chip
という名称の専用集積回路を開発した。
【0005】これらのデジタル・システムは周期的に電
流波形をサンプリングすることによって電流波形をデジ
タル表示する。公知のナイキスト条件では、正弦波形は
検出すべき周波数の2倍以上のサンプリング速度でサン
プリングする必要がある。サンプリング速度が高ければ
例えば短絡のような過渡現象を早期に検出することがで
きる。米国特許第5,060,166号明細書は電気角
90°ごとに、即ち、1サイクルに4回アナログ電流を
サンプリングすることによって1/2サイクル以下の時
間内に振幅変化を検知する方法を提案している。この方
法は電流が乱れのない正弦波形であることを前提として
いる。
【0006】最近、電力調整設備などのような非線形負
荷の使用が増えた結果、回路遮断器が受ける電流波形中
の調波分が増大している。テキサス州ダラスで9月12
〜14日に亘って行われた第35回Petroleum
and ChemicalIndustry Con
ferenceにおいて発表されたPurkajast
ha等の論文“RMS DIGITAL TRIPS
OFFER INCREASED ACCURACY
AND RELIABILITY ADVANCES
IN LOW VOLTAGE CIRCUIT BR
EAKER TRIP TECHNOLOGY”の15
7〜163ページにはこの問題が取り上げられており、
定常状態の正弦波電流を想定してrmsで較正された公
知のピーク検出引きはずしユニットは調波に起因する不
要な引きはずしを惹き起こすおそれがあると指摘してい
る。この論文は13番目までの調波を検出すると共に2
7サンプル/サイクルの速度でアナログ電流をデジタル
化することが望ましいと示唆している。このサンプリン
グ速度ならば、検出すべき周波数の2倍以上の速度でサ
ンプリングするというナイキスト条件を満たす。しか
し、回路遮断器のケーシング内のスペースは限られてい
るため処理能力に限界があるマイクロプロセッサーにと
ってこの高いサンプリング速度は大きい負担となる。
【0007】市場の国際化が著しい今日にあって回路遮
断器は世界各地の電力系統に適応できななければならな
い。即ち、50Hz及び60Hzの基本周波数で動作す
るように適応できることが必要である。
【0008】60Hz電力に関するナイキスト条件を満
たすサンプリング速度は50Hzにもそのまま通用する
が、一方の周波数と同期する単一のサンプリング速度は
他方の周波数と同期しない。後述するように、以下に述
べる回路遮断器または接触器のサンプリング速度は電源
周波数が50Hzであっても60Hzであっても交流電
力と同期しなければならない。
【0009】回路遮断器の長遅延引きはずし機能及び接
触器における過負荷保護、負荷の加熱モデルの形成、一
定の限界に達した場合の電流の遮断。その場合、負荷電
流の遮断に続く負荷の冷却を、安全が確認されるまでは
負荷に再給電できないようにモデリングする。回路遮断
器や接触器は遮断の対象としている電流によって給電さ
れるのが普通である。負荷の熱状態をモデリングするの
にバイメタルを利用する電気機械的アナログ装置の場
合、冷却モデルは電力に左右されない。しかし、負荷電
流が遮断されるとマイクロプロセッサー制御の回路遮断
器の正常な動作が、従って給電を断たれた負荷の冷却を
追跡する能力もまた中断される。米国特許第5,13
6,458号明細書は、外部コンデンサーの電圧に、マ
イクロプロセッサーによってモデリングされたI2t負荷
加熱特性を強制的に追跡させる方式を教示している。即
ち、負荷及びマイクロプロセッサーへの電流が遮断され
ると、負荷の冷却をシュミレートするような速度で放電
するように選択された抵抗を介してコンデンサーが放電
する。引きはずしと同時に記憶コンデンサーを充電する
というアプローチも提案されている。即ち、このコンデ
ンサーの電圧が放電し、この電圧をパワーアップ時に読
み取ることによってマイクロプロセッサーは引きはずし
が起こったことを知り、前回の引きはずし以来の時間に
基づいて次の引きはずし時間を短縮する。
【0010】このような記憶コンデンサーの放電速度は
必然的に極めて遅い。経験に照らして、このことは回路
遮断器や接触器を較正したり現地で試験する際に障害と
なる。そこで、較正や試験のためにこの記憶コンデンサ
ーを迅速に放電させる手段であって、保護装置の正常な
動作を害するように、負荷の再給電を安全に行えるよう
になる前に開始しようとするユーザーが容易にアクセス
できない手段の実現が望まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、デジ
タル引きはずしユニットを有する回路遮断器や接触器の
ような電気的装置であって、50Hz電源及び60Hz
電源の両方に使用できるかかる電気的装置を提供するこ
とにある。
【0012】本発明は負荷を50Hz電源または60H
z電源に接続するための電気的装置に係わり、この装置
は、選択的に、閉成時負荷を電源に接続し、開放時電源
から負荷を切り離す開離可能な接点と、開離可能な接点
の閉成時負荷に供給される電流を感知する感知手段と、
感知手段により感知された電流を選択可能な所定インタ
ーバルでデジタル的にサンプリングしてデジタル電流信
号を発生させるデジタル化手段を含むデジタル制御手段
と、所定の値のデジタル電流信号に応答して引きはずし
信号を発生させる手段と、デジタル電流信号に応答し
て、選択可能な時間インターバルを、デジタル化手段の
電流サンプリングにより50Hz電源及び60Hz電源
の両方につきサイクル毎に同数のサンプルが得られるよ
うに設定する手段と、引きはずし信号に応答して接点を
開離させる手段とから成ることを特徴とする。
【0013】好ましくは、交流のサイクルごとに選択し
た奇数(整数)個のサンプルを得るサンプリング速度で
その交流に同期してアナログ負荷電流をデジタル化する
デジタル手段を具備しており、この手段はデジタル化電
流サンプルを用いて種々の保護機能を実施するためのそ
の電流の実効値を発生させる。
【0014】さらに詳細には、サイクルごとのサンプリ
ングにより得られるサンプルの数、即ち選択した奇数
(整数)は電流において検出すべき調波の最大次数であ
る奇数に2を加算した値に等しい。従って、13番目の
調波を含ましめるために1サイクルにつき15個のサン
プルが交流電流と同期して採取される。これにより、サ
ンプリング速度がこれらの用途に以前用いられていたナ
イキスト条件で要求される値のほとんど半分に減少す
る。
【0015】サイクルごとの奇数個のサンプルを交流と
同期して採取する必要があるため、本発明はさらに、5
0Hz及び60Hz電源の両方についてサイクルごとに
奇数(整数)個のサンプルを得る速度で同期サンプリン
グを行うための時間またはサンプリング・インターバル
を自動的に設定する手段を有する。これにより、回路遮
断器をいずれの周波数の系統にも用いることが可能とな
るが、この場合回路遮断器を手動調整する必要はない。
このカウントが選択したしきい値を越える場合、回路遮
断器は60Hzの電源により給電されており、それに従
ってサンプリング・インターバルがセットされる。もし
カウントが選択したカウントより小さければ、時間また
はサンプリング・インターバルは回路遮断器が接続され
た50Hz電源の同期サンプリングを行うようにセット
される。この事前のサンプリングは一定のサンプリング
・インターバルにより行うことができるが、本発明の好
ましい実施例では、この装置が最も最近に用いていたサ
ンプリング・インターバルを用いる。既知時間は、一定
数の記憶させたインターバルとして選択される。60H
zのインターバルを計算に用いる場合、第1の選択カウ
ントを使用し、50Hzのインターバルが記憶したイン
ターバルであれば選択した低い値のカウントを用いる。
【0016】本発明は現在の非線形負荷について正確な
引きはずしを行うに必要な高次の調波に応答する一方、
マイクロプロセッサにかかる処理負担を従来のデジタル
スイッチングユニットが必要とするものよりも遙かに低
く抑える。本発明はさらに、50Hz及び60Hz電源
の両方に適応させるためのサンプリング・インターバル
の自動調整を行う。これにより2つの仕様の異なる装置
を用意することが不要になると共に、特定の電源にあう
ように手動調整する必要もなくなる。
【0017】
【実施例】添付図面に沿って本発明の詳細を以下に説明
する。
【0018】ここでは低電圧、4極、成形ケース型回路
遮断器に用いた場合について本発明を説明するが、本発
明は他の型の回路遮断器にも利用可能であり、モーター
スターターを含む接触器のような電気的スイッチング装
置にも利用できる。
【0019】図1乃至4から明らかなように、成形ケー
ス型回路遮断器1は成形底5及び成形蓋7から成り、分
離線9に沿って合体する絶縁ハウジング3を含む。回路
遮断器1は線路側端子11A,11B,11C及び11
Nを介して配線系13と接続する一方、負荷側端子15
A,15B,15C及び15Nを介して負荷17と接続
する。内部導体21A,21B,21C及び21Nに挿
入された開離可能な接点19A,19B,19C及び1
9Nは閉成時線路側端子11と負荷側端子15の間の回
路を完成し、開放時負荷17への電流を遮断する。接点
19は回路遮断器機構23によって制御される。この制
御機構23は回路遮断器ハウジングの正面に設けたハン
ドル25によって手動制御することができる(図1)。
制御機構23は並列引きはずしユニット27の作用下に
自動的に作動する。
【0020】並列引きはずしユニット27は、電子引き
はずしユニット31と接続する端子29に印加される信
号によって制御される。電子引きはずしユニット31の
心臓部はSuRE Chipの製品名で知られる特注製
造された集積回路33である。SuRE Chipは例
えば2Kバイトのプログラムメモリー及び128バイト
のユーザーRAM36を具えたMotorola MC
68HCO5−35のようなマイクロコントローラー・
コアプロセッサーを含む。さらにEEPROM37であ
る256バイトの持久型RAM(NVRAM)をも含
む。6入力マルチプレクサー及び4ビット・プレスケー
ラーを有する8ビットA/Dコンバーター・サブシステ
ム39は変換時間が48μsの12ビットダイナミック
レンジを与え、SuRE Chip33は単一のモノシ
リックデバイスで必要なアナログ及びデジタル機能のす
べてを行うことができる。
【0021】電子引きはずしユニット31は保護機能の
選択を可能にする。保護機能としては、ハードウエア・
オーバーライド引きはずし、瞬時保護、短遅延保護、
(図示しないが)第4極または地絡保護、長遅延保護、
高温保護などがある。オーバーライド引きはずし及び高
温保護以外はすべて電流の真の実効値に基づいて行われ
る。
【0022】電子引きはずしユニット31は内部導体2
1A,21B,21C,21Nを流れる相電流iA,i
B,iC,iN及び中性電流iNを表わす2次電流を発
生させる変流器39A,39B,39C,39Nを含
む。変流器39で発生する2次電流はオンボード整流器
41A,41B,41C,41Nによって整流される全
波である。これらの整流器41はそれぞれ電流感知抵抗
器43A,43B,43C,43Nに負向き電圧を発生
させる。また、各電流はコンデンサー45を流れて70
VのDC供給電力を発生させる。余剰の2次電流は、ツ
ェナーダイオード49及び抵抗器51,53から成る感
知回路及びBSEN入力を介して70Vの供給電力をモ
ニターするSuRE Chip33の制御下にFET4
7によって迂回される。SuRE Chip33はBD
R出力を介してFET47を導通させる。トランジスタ
ー57及びコンデンサー59を含む回路55はこれもS
uRE Chip33の制御下に5ボルトの供給電力を
発生させる。これらの供給電力及び基準回路の詳細は本
出願人のSuRE Chip ICに関する前の出願に
開示されている。
【0023】抵抗器43A,43B,43C,43Nに
おける負向き電圧はそれぞれ関連の抵抗器61A,61
B,61C,61Nによって、SuRE Chipの入
力MUX0、MUX1,MUX2またはMUX3から供
給され、かつデジタル化される電流アナログ値に変換さ
れる。
【0024】また、相電流を表わす4つの負向き電圧は
ダイオード63A,63B,63C,63Nによってい
わゆるオークションにかけられる。いずれかの相に極め
て大きい電流が存在すれば共通ジャンクションに極めて
大きい負向き電圧が発生する。これがSuRE Chi
p33へのCPO入力を閾値以下に低下させてハードウ
ェア・オーバーライド引きはずしを惹起する。抵抗器6
7,69及びツェナーダイオード71によって形成され
る分圧器がこの引きはずしを惹起させる2次電流レベル
を決定する。このハードウェア・オーバーライド引きは
ずしは、即時遮断しなければならず、SuRE Chi
p33の処理を待つことのできない極めて大きい電流に
対する保護を与える。
【0025】長遅延保護機能の実施に際して、回路遮断
器1は配線を含む回路遮断器に接続された負荷の加熱を
シミュレートする。この保護機能は電流遮断後の負荷の
冷却に係わる。この機能は負荷が安全な状態にまで冷却
したことをデジタル的にモデリングした熱状態信号が指
示するまで負荷への再給電を阻止する。デジタル的にモ
デリングされたこの熱状態信号は負荷のI2t加熱を表わ
す。記憶コンデンサー73は長遅延引きはずしによって
発生するI2t加熱のデジタル表示を追跡する。この記憶
コンデンサー73はデジタル熱状態信号のアナログ等価
量を記憶する。回路遮断器が引きはずされ、SuRE
Chipの給電が断たれると、記憶コンデンサー73は
抵抗器75を介して放電する。抵抗器75の値は負荷の
冷却速度と同じ速度で放電するように選択する。パワー
アップと同時にI2t加熱の内部デジタル表示がコンデン
サー73に残る電圧に比例するようにプリセットされ
る。従って、電子引きはずしユニット31は引きはずし
後の負荷の冷却をモデリングする。再給電してもよい程
度にまで負荷が冷却するには数分間を要する場合があ
る。これによって有効な保護効果が得られるが、回路遮
断器を試験または較正している時にはこの時間は長すぎ
ると感じられる場合がある。
【0026】回路遮断器の引きはずしと同時に記憶コン
デンサー73をプリセット値まで充電してもよい。抵抗
器75は、低下するコンデンサー電圧が引きはずし後の
時間を表わすようにコンデンサー73の電荷を放電させ
る。パワーアップと同時にマイクロプロセッサー35が
コンデンサーの電圧を読み取り、これを利用して先行の
引きはずし後の時間に基づき次の引きはずし時間を短縮
する。記憶コンデンサーは重要な保護機能を行うが、こ
の場合にも回路遮断器の試験または較正時長すぎると感
じる可能性がある。
【0027】本発明では、コンデンサー73の両端に抵
抗器75と並列に第2抵抗器77を接続する。抵抗器7
7はテストポイント端子79と接続する。テストポイン
ト端子79を接地端子81と接続することにより、抵抗
器77を介してコンデンサー73を迅速に放電させるこ
とができるが、抵抗器77の値は抵抗器75によって達
成されるよりもはるかに迅速に記憶コンデンサー73を
リセットするように選択する。
【0028】それぞれ抵抗器89,91,93を介し
て、他のテストポイント端子83,85,87をアクセ
スすることにより、長遅延機能を非作動状態にし、長遅
延引きはずし閾値を確認し、短遅延引きはずし閾値を確
認することができる。
【0029】詳しくは後述するように、テストポイント
端子79−87はすべて定格プラグ95の背後に配置さ
れている。定格プラグ95はアースとA/Dコンバータ
ー39の入力MX0との間のピンコネクション99を介
して接続された抵抗器97を含む。プラグが挿入される
と抵抗器97は抵抗器101と直列に接続する。図1か
ら明らかなように、プラグ95は回路遮断器1の正面パ
ネルに設けた凹部105に着脱自在に挿着される。設計
上回路遮断器が搬送できる最大連続電流である回路遮断
器のフレームサイズは抵抗器101によって決まる。場
合によってはフレームサイズに対応する最大連続電流以
下となるように最大連続電流を設定することが好まし
い。着脱自在な定格プラグ95を利用すれば、所要の値
の抵抗器97を備えた定格プラグ95を挿着することに
よってこの最大連続電流を変更することができる。
【0030】ユーザーは1対の回転スイッチ107,1
09によってそれぞれ短遅延または瞬時ピックアップ
(電流レベル)及び短遅延時間に関する8通りのセッテ
ィングの1つを選択することができる。スイッチ10
7,109はプルアップ抵抗器111を共有し、どちら
のスイッチを作用させるかはSuRE Chip33の
PC4及びPC5出力によって選択される。
【0031】SDOピン113、SDIピン115、S
CKピン117、接地ピン119において同期直列入出
力ポート(SSIOP)通信が行われる。このリンクは
非持久型及び持久型RAMの全内容を送信すると共にE
EPROMに記憶するためのデータを受信することもで
きる。この直列通信機能は回路遮断器の工場における較
正に利用される。通常動作中、SSIOPは任意選択及
びコードバージョンを識別する2個のビットを周期的に
送信する。
【0032】SuRE Chip33は相電流と種々の
パラメーター・セッティングをモニターし、モニター結
果に応じた瞬時、短遅延、または長遅延引きはずし信号
を出力する。また、上述したハードウェア・オーバーラ
イド引きはずしに応答して引きはずし信号を出力する。
SuRE Chip33はSCR121を導通させるこ
とによって並列引きはずし機構27を作動させる。コン
デンサー127と接続する抵抗器123,125はSC
R121のノイズを抑制する。
【0033】定格プラグ95を抜き取った状態で示す図
1から明らかなように、図2乃至4の電子部品が取り付
けられているプリント回路板129を回路遮断器ハウジ
ング3の蓋7の下に配置する。定格プラグ95は軸部1
31を有し、プリント回路板の孔135を貫通する端部
には係止片133が取り付けられている。着脱自在な定
格プラグ95は軸部131のスロット137にねじ回し
を挿入し、軸部を回転させて係止片133を回路遮断器
と係合させることによって回路遮断器にロックする。プ
ラグ95を挿着するとピンコネクション99がプリン回
路板129に形成された(図示しない)ソケットと係合
することにより、定格抵抗器97を図2乃至4を参照し
て説明した回路に挿入する。同じく図1から明らかなよ
うに、回路遮断器の正面カバーの凹部105と整列させ
てテストポイント端子79−87をプリント回路板12
9に取り付ける。従って、これらのテストポイントにア
クセスできるのは定格プラグ95が抜き取られた場合に
限られる。即ち、メモリー機能の工場較正や現地試験に
際しては定格プラグ95を抜き取り、テストポイント端
子79,81間にジャンパーを配置することにより記憶
コンデンサー73を迅速に放電させる。
【0034】すでに述べたように、負荷及び中性相電流
を表わす2次アナログ電流をSuRE Chip33へ
入力するためA/Dコンバーター39によってデジタル
化する。これもすでに述べたが、このデジタル化の方法
としては検出すべき最大次数の調波の周波数の2倍以上
のナイキスト速度でアナログ信号をサンプリングする。
即ち、上記論文は第13番目の調波を検出するには27
サンプル/サイクルのサンプリング速度を採用するよう
に示唆している。
【0035】発明者等は非線形負荷から発生する高次の
調波は配電系に存在する条件下でならはるかに低いサン
プリング速度で検出できることを発見した。これらの非
線形負荷は奇数調波だけを配電系の波形に導入する。奇
数調波だけが存在することから、波形中には「奇数対称
性」が形成される。即ち、図5に示すように、基本周波
数141と第3調波143により形成される波形139
は正負サイクルにおいて対称である。アナログ電流を奇
数(n+2)/サイクルの速度でサンプリングすること
によってn番目の調波を検出することができる。即ち、
15サンプル/サイクルの速度でサンプリングすること
によって13番目の調波を検出できる。これにより回路
遮断器のマイクロプロセッサにかかる負担はナイキスト
条件のほぼ半分に軽減される。同期サンプリングすると
いうことはサンプリング・インターバルが基本周波サイ
クルごとに正確に整数等分されることを意味し、本発明
ではサイクルごとに奇数回サンプリングするから、この
整数は奇数でなければならない。ただし、デジタル化す
べき交流信号の基本周波数に対するサンプリング周波数
の位相はランダムであってもよい。
【0036】負荷電流を奇数回/サイクルで同期サンプ
リングし、サンプルから電流実効値を計算することによ
り、サンプリング速度−2を上限として奇数及び偶数の
調波を残らず検出できることが立証された。例えば、1
5回/サイクルのサンプリング速度で2乃至13番目の
調波が検出される。
【0037】SuRE Chip33は、デジタル化さ
れた電流サンプルを利用してデジタル電流実効値を形成
する。瞬時及び短遅延引きはずしには実効値計算に(サ
イクルごとに)15個のサンプルが利用される。長遅延
引きはずしのための実効値計算には、電流の分析に当て
られる時間が長いから(16サイクルに亘って)240
個のサンプルが利用される。240個のサンプルの実効
値がSSIOP通信リンクを介して較正装置へ伝送され
る。実効値計算に伴なうサンプリング、二乗算及び加算
の仕事は割り込みルーチンによって行われる。60Hz
の場合、16.67/15=1.111msごとにi
A,iB,iC及びiNに対する1組のA/D変換が行
われる。各サンプルの二乗算及び加算は次のサンプルの
48μsのA/D変換時間中に行われる。計時は割り込
みカウントによって行われる。その他の仕事は主ルーチ
ンで行われ、その間に割り込みルーチンが行われる。主
ルーチンによる演算中のデータが割り込みルーチンによ
って変更される(データ裂断)のを防止するため、主ル
ーチンは先行サイクル時に採集され、割り込みルーチン
によってバッファされたデータだけに基づいて演算す
る。
【0038】図6乃至8は、マイクロプロセッサー35
によって実行される主ルーチンを示すフローチャートで
ある。先ずステップ145において回路遮断器が給電さ
れ、ステップ147において初期設定が行われたのち、
ステップ149において主ルーチンがスタートする。ル
ーチンは15個の電流サンプルが累算されるまでステッ
プ151で待機する。ステップ153において回路遮断
器が引きはずされていないと判定されると、ステップ1
55において別の電流をスケーリングし、最大の電流を
選択する。ステップ157において瞬時保護ルーチン
を、ステップ159において短遅延保護ルーチンを、も
し設定されているならステップ161において地絡保護
ルーチンを順次呼出し、もし瞬時、短遅延、または地絡
引きはずしの基準を超えているなら対応のフラッグをセ
ットする。もしこれらのフラッグのいずれかがセットさ
れるとステップ163において引きはずし信号が形成さ
れ、これがSCR121を導通させることによって並列
引きはずし機構27を作動させ、この機構が回路遮断器
接点19を開放する。ステップ163において引きはず
し信号が発生するかまたは回路遮断器がすでに引きはず
し状態にあれば、ステップ165,167においてRO
Mチェック及びデッドマン・チェックがそれぞれ行われ
る。
【0039】主プログラムは240個のサンプルが累算
されたことがステップ169において確認されるまでル
ープを循環する。ステップ171において回路遮断器が
引きはずされていないと判定されると、最大相電流に関
して240個のサンプルから計算された実効値電流のう
ち適切にスケーリングされたものがステップ173にお
いて選択され、ステップ175における長遅延保護ルー
チンがこれを用いて回路遮断器を引きはずすべきかどう
かを判断する。長遅延保護ルーチン175が引きはずし
フラッグをセットし、このフラッグが実行されると、1
5個の新しいサンプルが累算されたのちステップ163
において引きはずし信号が発生する。これは1サイクル
を表わすだけであるから長遅延引きはずし時間に関して
は無意味である。ステップ177に示すように960個
のサンプルが累算されるまでこの大きいループが繰り返
される。960個のサンプルが累算されると、回路遮断
器の正面に設けた状態LED178(図1)の状態がス
テップ179において変化する。このルーチンが繰り返
し実行されるごとに状態LED178が導通したり遮断
されたりする。このルーチンは約1秒ごとに実行される
から、この状態LEDが約1秒ごとに点滅して回路遮断
器が動作中であることを指示する。
【0040】次にステップ181に示すようにRAM3
6のレジスターに記憶されているパラメーターが持久型
ROM37から更新される。次いでステップ183にお
いてオートゼロ・ルーチンが実行されてA/Dコンバー
タ39のオートゼロ機能が再開される。これに続いて持
久型メモリ中の2バイト、即ち、OPTIONS及びF
RAMEがRAMへ再び読み出される。OPTIONS
バイトのビットは回路遮断器の種々の機能、例えば、長
遅延、短遅延、瞬時引きはずし、地絡保護などの選択を
示し、FRAMEバイトは回路遮断器のフレームサイズ
を示す。
【0041】SuRE Chip33はチップ温度の測
定に利用される(図示しない)ダイオードを含む。ステ
ップ187において高温保護ルーチンが実行されてSu
REChipの温度がチェックされ、もし限界温度以上
であれば回路遮断器が引きはずされる。主ルーチンによ
って実行される最後の機能はステップ189において実
行されるサンプルタイム・ルーチンである。回路遮断器
が接続されている配電系が50Hzか60Hzかを自動
的に判断するこのルーチンについては図11及び12に
関連して後述する。
【0042】図9及び10は主プログラムの割り込みル
ーチンを示す。このルーチンは線路サイクルごとに15
回に亘って実行され、ステップ191からスタートす
る。割り込みルーチンに入ると同時に次の割り込みのた
めステップ193においてタイマーがロードされる。6
0Hzの場合このインターバルは1.111ms、50
Hzの場合1.333msである。次にステップ195
において相A電流のA/D変換が開始される。このA/
D変換が行われている間にステップ197において直列
通信が行われる。この通信が終るまでに相A電流のA/
D変換が完了し、ステップ199において相B電流のデ
ジタル化が開始される。これと並行してステップ201
において相Aのデジタル化電流が二乗され、相Aの二乗
電流の和に加算される。次にステップ203において相
CのA/D変換が開始され、ステップ205において相
B電流が二乗され、その結果が加算される。これが完了
すると、場合によってはステップ207において中性相
電流または地絡電流がデジタル化される。ステップ20
9及び211において相C及び中性または地絡電流が加
算され、加算結果が二乗される。次いでステップ213
においてコンデンサー75に記憶されているI2t熱状態
信号が更新される。15個のサンプル及び240個のサ
ンプルが累算されたことを確認するためのカウントがス
テップ215において増分される。15個のサンプルの
二乗の総和が求められたことをステップ217において
確認されるまで、ルーチンはステップ231において割
り込まれたプログラムに戻る。
【0043】15個のサンプルの二乗の総和が求められ
たことがステップ217において確認されると、ステッ
プ219において各相A−C及びNごとの各サンプルの
二乗の総和が240個のサンプルについて得られた二乗
の総和に加算される。ステップ221において各相の1
5個のサンプルの二乗の総和が主ルーチンによる使用に
備えてバッファへ書き込まれ、ここで作業カウントがゼ
ロになる。もし240個のサンプルの二乗の総和が未だ
得られていないことがステップ223において判明すれ
ば、ルーチンは231において割り込まれるプログラム
に戻る。
【0044】240個のサンプルの二乗の総和が得られ
たことがステップ223において確認されると、各相ご
とに240個のサンプルの二乗の総和がステップ225
においてバッファへ書き込まれ、次のサンプリングに備
えて作業カウントがゼロにリセットされる。次いでステ
ップ227においてカウントが増分される。ステップ2
27においてカウントが4になるごとに設定される96
0回のタイミング・インターバルごとに(4×240=
960)、ステップ229において準備作業が行われ、
これに続いてルーチンはステップ231において割り込
まれるプログラムに戻る。
【0045】図11はモニターされる相電流、実施例の
場合は相C電流のゼロ交差によって開始される短いルー
チンを示す。相C電流の正ゼロ交差と同時にステップ2
33において割り込みが行なわれ、この割り込みがステ
ップ235においてZカウントを増分する。次いでプロ
グラムはステップ237において実行されたルーチンに
戻る。
【0046】図12は主プログラムにおけるサンプルタ
イム・ルーチン189を示す。このルーチンは960個
のサンプルごとに呼び出される(1.066秒)。この
ルーチンは回路遮断器が使用されている配電系の周波数
に応じた正しいサンプリング・インターバルを自動的に
選択する。すでに述べたように、モニターすべきアナロ
グ電流は奇数個サンプル/サイクルで同期サンプリング
しなければならない。50Hz系統と60Hz系統とで
はサンプリング速度が異なることもあり得るが、いずれ
にしてもサンプリング速度は同期的で、奇数個サンプル
/サイクルを形成しなければならない。ソフトウエアに
関する限り、系統が50Hzであっても60Hzであっ
ても同じ奇数個のサンプルがサイクルごとに形成される
ようにすると都合が良い。サイクルごとに15個のサン
プルを形成する実施例の回路遮断器では、サンプリング
・インターバルが60Hzでは1.111ms、50H
zでは1.333msである。
【0047】回路遮断器を接続する配電系の周波数を知
るため、既知時間中のゼロ交差数をカウントする。この
既知時間はミスカウントなどのエラーが起こる可能性を
考慮して50Hz及び60Hz線路周波数を容易に弁別
するのに充分な長さに設定する。1つの可能性として、
時間インターバルの既定値として50Hzか60Hzの
インターバルを設定し、所与の数のサンプリング・イン
ターバルに現われるゼロ交差数をカウントする場合が考
えられる。本発明の実施例では、新しい回路遮断器の較
正時に設定された値である、遮断器が最も最近に用いた
インターバルを用いて線路周波数を検知する。一定数の
サンプリング・インターバル中に現われるゼロ交差数を
カウントし、これを閾値と比較する。実施例の場合、9
60回のサンプリング・インターバルに亘って現われる
正ゼロ交差数をカウントする。各サンプリング・インタ
ーバルが1.111msなら、1066.8msで96
0個のサンプルが採取される。この1066.8msの
時間中に現われる正ゼロ交差の数は60Hzの場合には
64回、50Hzの場合には53回である。この2つの
カウントの中間カウントを設定し、この中間カウントを
境にしてミスカウントなどのエラーがあったかどうかを
判断する。実施例の場合、設定カウントは59である。
もし正ゼロ交差数が59回よりも多ければ、モニターさ
れる信号は60Hzであり、サンプリング・インターバ
ルは1.111msに設定される。もし正ゼロ交差数が
59回またはそれ以下ならば、モニターされる信号は5
0Hz信号であり、サンプリング・インターバルは1.
333msに設定される。
【0048】1.333msのサンプリング・インター
バルを利用して周波数テストを行う場合、1280ms
で960個のサンプルが形成されることになる。この時
間に亘って正ゼロ交差が50Hzの場合なら64回、6
0Hzの場合なら76回現われることになる。ここでも
この2つのカウントの中間カウント70を基準カウント
として設定する。もし正ゼロ交差が70回以上ならモニ
ターされる信号は60Hzであり、サンプリング・イン
ターバルは1.111msに設定される。正ゼロ交差が
70回またはそれ以下なら、モニターされる信号は50
Hzであり、サンプリング・インターバルは1.333
msに設定される。
【0049】図12はサンプルタイム・ルーチンのフロ
ーチャートである。このルーチンは960個のサンプル
が累算されるごとにステップ189において主プログラ
ムによって呼び出され、ステップ239からスタートす
る。図12のステップ239においてプログラムが呼び
出され、ステップ241においてゼロ交差カウントが5
0以下であると判定されれば、データは信頼できず、プ
ログラムはステップ253で退出する。もしデータに合
理性があり、60Hzに対応する1.111msサンプ
リング・インターバルを使用してサンプルを形成したこ
とがステップ243において確認され、しかもゼロ交差
カウントが59以上であることがステップ245におい
て確認されれば、モニターされている信号は60Hzで
あり、正しいタイミング・インターバルが使用されてい
るということになる。そこでプログラムはステップ25
3で退出する。しかし、もしカウントが59またはそれ
以下なら、モニターされている信号は50Hzであり、
ステップ247において1.333msの50Hzイン
ターバルが設定される。
【0050】サンプル採取に50Hzタイミング・イン
ターバルが使用されたことがステップ243において確
認され、カウントが70以上でないことがステップ24
9において確認されれば、モニターされる信号は50H
zであり、正しいタイミング・インターバルが使用され
ていることになる。ゼロ交差カウントが70以上である
ことがステップ249で確認されれば、1.111ms
の60Hzタイミング・インターバルがステップ251
において設定される。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】定格プラグがケーシングから抜き取られた状態
で示す回路遮断器の斜視図。
【図2】図1に示した回路遮断器の一部簡略回路図。
【図3】図1に示した回路遮断器の一部簡略回路図。
【図4】図1に示した回路遮断器の一部簡略回路図。
【図5】本発明の作用原理を示す波形図。
【図6】図1に示した回路遮断器の一部を形成するプロ
セッサの主プログラムを一部を示すフローチャート。
【図7】図1に示した回路遮断器の一部を形成するプロ
セッサの主プログラムを一部を示すフローチャート。
【図8】図1に示した回路遮断器の一部を形成するプロ
セッサの主プログラムの一部を示すフローチャート。
【図9】回路遮断器によってモニターされる電流をデジ
タル化するための割り込みルーチンの一部を示すフロー
チャート。
【図10】回路遮断器によってモニターされる電流をデ
ジタル化するための割り込みルーチンの一部を示すフロ
ーチャート。
【図11】ゼロ交差をカウントするためのルーチンを示
すフローチャート。
【図12】サンプリング・インターバルを選択するため
のルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
13 配電系 23 回路遮断器機構 27 並列引きはずしユニット 31 電子引きはずしユニット 33 SuRE Chip IC 73 記憶コンデンサー 75、77 ブリーダー抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ チャールス エンゲル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 モン ロービル オーバールック サークル 107 (72)発明者 アラン バーケ シンプ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 モン ロービル ハーバード ロード 1022 (72)発明者 ゲーリイ フランシス サレッタ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 アー ウィン ペン ヒルズ ドライブ 7

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を50Hz電源または60Hz電源
    に接続する電気的装置において、選択的に、閉成時負荷
    を電源に接続し、開放時電源から負荷を切り離す開離可
    能な接点と、開離可能な接点の閉成時負荷に供給される
    電流を感知する感知手段と、感知手段により感知された
    電流を選択可能な所定インターバルでデジタル的にサン
    プリングしてデジタル電流信号を発生させるデジタル化
    手段を含むデジタル制御手段と、所定の値のデジタル電
    流信号に応答して引きはずし信号を発生させる手段と、
    デジタル電流信号に応答して、選択可能な時間インター
    バルを、デジタル化手段の電流サンプリングにより50
    Hz電源及び60Hz電源の両方につきサイクル毎に同
    数のサンプルが得られるように設定する手段と、引きは
    ずし信号に応答して接点を開離させる手段とから成るこ
    とを特徴とする電気的装置。
  2. 【請求項2】 選択可能な時間インターバルを設定する
    前記手段は、既知時間内に電流のゼロ交差数の累積カウ
    ントを累算する手段と、累積カウントが所定の値より大
    きい場合はデジタル化手段のサンプリングにより60H
    z電源のサイクルごとに同数のサンプルが得られるよう
    に選択可能な時間インターバルを第1の値にセットし、
    累積カウントが前記所定の値より小さい場合はデジタル
    化手段のサンプリングにより50Hz電源のサイクルご
    とに前記同数のサンプルが得られるように選択可能な時
    間インターバルを第2の値にセットする手段とよりなる
    ことを特徴とする請求項1の電気的装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のカウント値は既知時間におけ
    る50Hz電源のゼロ交差累積カウントと既知時間にお
    ける60Hz電源のゼロ交差累積カウントとの中間のカ
    ウント値であることを特徴とする請求項2の電気的装
    置。
  4. 【請求項4】 前記デジタル制御手段は最も最近に選択
    された時間インターバルを記憶しパワーアップと同時に
    記憶した時間インターバルを選択してデジタル化手段を
    作動させる手段を含み、前記既知時間は所定数の記憶し
    た時間インターバルに等しく、前記所定のカウント値は
    記憶した時間インターバルが前記第1の値であるときは
    第1の所定カウントであり、記憶した時間インターバル
    が前記第2の値であるときは第2の所定カウントであ
    り、さらに、累積カウントが第1の所定カウントより小
    さいときは選択可能な時間インターバルを第1の値から
    第2の値へ変化させ、累積カウントが前記第2の所定カ
    ウントよりも大きいときは選択可能な時間インターバル
    を前記第2の値から第1の値へ変化させる手段を含み、
    サイクルごとの前記同数のサンプルは奇数の整数であ
    り、前記デジタル化手段は感知される電流と同期させて
    サンプルを採集することを特徴とする請求項2の電気的
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の所定カウントはそれ
    ぞれ、選択可能な時間インターバルの前記第1及び第2
    の値に対する、既知時間における50Hz電源のゼロ交
    差累積カウントと既知時間における60Hz電源のゼロ
    交差累積カウントとの中間のカウント値であることを特
    徴とする請求項4の電気的装置。
  6. 【請求項6】 前記奇数の整数は15であることを特徴
    とする請求項4の電気的装置。
  7. 【請求項7】 前記の既知時間インターバルは約1秒で
    あることを特徴とする請求項6の電気的装置。
  8. 【請求項8】 サイクルごとのサンプルの数、即ち前記
    同数は選択された検出すべき調波の奇数の最大次数に等
    しいことを特徴とする請求項4の電気的装置。
  9. 【請求項9】 電流感知手段により感知された電流を交
    流電源に同期したサンプリング速度でデジタル化するこ
    とにより交流のサイクルごとに選択した奇数の整数個の
    サンプルを発生させてデジタル電流サンプルを得る手段
    と、デジタル電流サンプルからその電流の実効値を測定
    して電流の所定実効値に応答して引きはずし信号を発生
    させる手段と、引きはずし信号に応答して開離可能な接
    点を開放する手段とよりなることを特徴とする請求項1
    の電気的手段。
  10. 【請求項10】 前記奇数の整数は3と21の間の数で
    あることを特徴とする請求項9の電気的装置。
  11. 【請求項11】 前記奇数の整数は15であることを特
    徴とする請求項9の電気的装置。
  12. 【請求項12】 サイクルごとのサンプルの数、即ち前
    記選択した奇数である整数は電流において検出すべき調
    波の選択された最大次数である奇数に2を加算したもの
    に等しく、好ましくは前記選択された奇数である整数は
    15であることを特徴とする請求項9の電気的装置。
  13. 【請求項13】 交流電源からの電流を負荷に接続する
    電気的装置の作動方法であって、交流電流をその電流に
    同期させて交流電流のサイクルごとに奇数のサンプルを
    採集するような速度で交流電流のサンプリングを行い、
    サンプルをデジタル化してデジタル化サンプルを発生さ
    せ、デジタル化サンプルから電流の実効値を測定し、交
    流電流の実効値が所定の値を越えると負荷への交流電流
    の給電を中断させるステップより成り、サイクルごとに
    奇数のサンプルを採集する速度で交流電流をサンプリン
    グする前記ステップは交流電流に同期して交流電流のサ
    イクルごとにn個のサンプルの割合で交流電流のサンプ
    リングを行い、nは調波の選択した最大次数に2を加算
    した値に等しいことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 nは15に等しいことを特徴とする請
    求項13の方法。
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