JPH0620370A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH0620370A
JPH0620370A JP3230923A JP23092391A JPH0620370A JP H0620370 A JPH0620370 A JP H0620370A JP 3230923 A JP3230923 A JP 3230923A JP 23092391 A JP23092391 A JP 23092391A JP H0620370 A JPH0620370 A JP H0620370A
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disc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置の長さおよび厚さを減少させ、装置の小型
軽量化を図る。 【構成】ディスクカセットを案内するためのカセットガ
イドの後部の左側または右側の略4分の1の範囲に切欠
きを設け、該切欠きの領域にヘッドシーク機構を配設
し、さらに、カセットガイドがアンロード位置にある
時、ヘッドアーム上面とカセットガイド上面との高さを
略同じにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクに対して情報
の記録または再生を行なうディスク装置に関し、詳しく
は、当該ディスク装置におけるディスクカセットを案内
するためのカセットガイドおよびヘッドを移動させるた
めのヘッドシーク機構の構造および配置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ディスク装置は、磁気ディスクやレ
ーザーディスク等のディスク状の記録媒体に対して情報
の記録または再生を行なう装置であり、該記録媒体とし
てのディスクを挿入、排出可能に装着し、モーターの駆
動により該ディスクを回転させ、該ディスクに対してヘ
ッドを接触または接近状態で移動させながら記録または
再生を行なうように構成されている。この場合、前記ヘ
ッドは、キャリッジ上に装着され、モーターによりディ
スクの半径方向に沿って移動(シーク)させられる。
【0003】前記ディスク装置では、各構成部材を支持
するベース上に、ディスクカセットの装着および排出を
行なう挿入排出手段、モーターによりディスクを回転さ
せるディスク回転駆動手段、ヘッドをディスクの半径方
向に沿って任意のトラック位置へ移動させるヘッドシー
ク手段、ディスクに対してヘッドをロードおよびアンロ
ードするためのヘッドロード手段、などが設けられてい
る。さらに、ディスク装置全体を制御するための制御回
路や電源接続用コネクター等が設けられ、該制御回路は
インターフェイスを介してホスト機器等に接続されてい
る。
【0004】このようなディスク装置は、パーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサなどの電子機器の外部記
憶装置として用いられ、独立した装置として構成される
こともあるが、一般には、電子機器の本体に組み込まれ
る場合が多い。また、電子機器の小型化および携帯型化
に伴い、上記ディスク装置でも、小型軽量化および薄型
化が強く要請されている。
【0005】前記ディスク(ディスクカセット)の装着
および排出を行なう挿入排出手段は、ディスクカセット
の挿入、排出およびロード、アンロードの案内機能を有
するカセットガイドと、該カセットガイドをロード位置
およびアンロード位置へ移動させるための駆動手段(ロ
ーディング機構)と、前記カセットガイドの位置に応じ
てディスクカセット押し出し機能を発揮するイジェクト
機構などで構成されている。また、上記ディスク装置
は、ディスクカセットの挿入に伴い、該ディスクカセッ
トのシャッターに係合して該シャッターを開くように動
作するカセット開放手段を備えている。
【0006】また、装填されたディスクに対してヘッド
を当接させるためのヘッドロード手段は、一般に、前記
カセットガイド(ディスクカセット)の装填動作に連動
して動作するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスク装置に
おいては、前記カセットガイドは前記ディスクカセット
の略全面を収納する形状をしており、前記ヘッドを移動
させるための機構(ヘッドシーク機構)は前記カセット
ガイドの奥側(装置の後側)に配設していたので、装置
の長さが大きくなるとともに装置の厚さも大きくなり、
装置の小型軽量化が困難であるという課題があった。
【0008】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、装置の長さおよび
厚さを減少させることができ、装置の小型軽量化を図り
得るディスク装置を提供することである。
【0009】
【課題解決のための手段】本発明は、記録媒体としての
ディスクを回転させるとともに、ヘッドを所定方向に移
動させることにより、前記ディスクに対して情報の記録
または再生を行なうディスク装置において、ディスクカ
セットを案内するためのカセットガイドに切欠きを設
け、該切欠きの領域にヘッドシーク機構を配設する構成
とすることにより、上記目的を達成するものである。
【0010】別の本発明は、上記構成に加えて、カセッ
トガイドがアンロード位置にある時、ヘッドアーム上面
とカセットガイド上面との高さを略同じにする構成、あ
るいは、前記切欠きを、カセットガイドの後部の左側ま
たは右側の略4分の1の範囲に設ける構成とすることに
より、一層効率よく上記目的を達成するものである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、以下の各図面においては、同一符号は全て
同一部分または対応部分を示すものとする。図1〜図4
は本発明を適用したディスク装置の一実施例を示す図で
あり、図1はカバーを省略してアンロード時の内部構成
を示す平面図、図2は図1のロード時の内部構成を示す
平面図、図3は図2中の線3−3から見た前面図、図4
は図2中の線4−4から見た後面図である。
【0012】上面開放の箱型をしたベース10内には、
図1および図2に示すように、各構成部品が収納されて
いる。このベース10は例えばアルミ等の金属の薄構造
体で形成されており、その上面は、磁気シールドおよび
防塵のため、例えばアルミ等の非磁性材質の薄板材で形
成されたカバー(不図示)で覆われている。前記ベース
10の前面には、図3に示すように、ディスクカセット
11を挿入排出するカセット挿入口12が形成されたフ
ロントパネル13が取り付けられている。また、このフ
ロントパネル13の左側端部には、装填されたディスク
カセット11を排出する時に操作する押しボタン(イジ
ェクトボタン)14が設けられている。
【0013】図1および図2において、ベース10内に
は、ディスクカセット11の挿入、排出およびロード、
アンロードを案内するためのカセットガイド15が上下
および前後に移動可能に保持されている。このカセット
ガイド15は、前方から挿入されるディスクカセット1
1を案内保持するような断面形状を有し、また、図示の
例では、後部(奥部)の略左半分を削除して切欠き16
を設けた平面形状を有している。また、前記カセットガ
イド15はベース10に対して右側へ寄せた位置(右側
へズラシタ位置)に装着されており、該ベース10の左
側には他の構成部品を配設するためのスペースが形成さ
れている。
【0014】図1および図2において、前記カセットガ
イド15の切欠き16の領域には、ディスクカセット1
1内のディスク(情報媒体)に対して情報の記録または
再生を行なうためのヘッド17を有するヘッドシーク機
構18が配設されている。このヘッドシーク機構18
は、ヘッド17をディスクの半径方向に沿って任意のト
ラック位置へ移動(シーク)させるための機構である。
【0015】前記ディスクカセット11の内部に収納さ
れている情報媒体(メディア)としてのディスク(磁気
ディスク等)は、ディスクカセットに設けられたスライ
ド可能なシャッター19を開くことにより、ヘッド受け
入れ開口から前記ヘッド17をロードさせるなど、外部
からアクセスすることができる。
【0016】図1および図2において、前記カセットガ
イド15の右側後部に設けられた垂直軸20には、カセ
ットガイド15の上側で該軸を中心に揺動可能なシャッ
ターレバー21およびラッチレバー22が軸支されてい
る。前記シャッターレバー21は、ディスクカセット1
1の挿入に連動して、該ディスクカセット11のヘッド
受け入れ開口のシャッター19を開閉するためのもので
あり、その先端部の下面には、ディスクカセット11の
先端部と当接するとともにシャッター19の端縁に当接
可能なピン23が設けられている。また、前記シャッタ
ーレバー21は、カセットガイド15との間に張設され
たスプリング25によって図中の反時計(左回転)方向
に付勢されている。さらに、カセットガイド15の上面
には、前記ピン23の移動軌跡に沿って、ピン23を移
動可能にする所定長さの溝26が形成されている。
【0017】図1および図2において、前記ラッチレバ
ー22はラッチスプリング27によって図中の反時計
(左回転)方向に付勢されており、アンロード状態で
は、図1に示すように、該ラッチレバー22の一端部に
設けられたコロ29がベース10に形成されたストッパ
ー28に係止することにより、ラッチ状態にある。前記
ラッチレバー22の他端部には、挿入されるディスクカ
セット11の先端部が当接可能なピン30が設けられて
いる。こうして、カセットガイド15の切欠き部16の
反対側、すなわち、前記ヘッドシーク機構18および後
述するカセットローディング機構33が配設される側
(カセットガイド15およびディスクカセット11を寄
せることによりスペースが形成される側)の反対側に、
ラッチ機構22が配設されている。
【0018】図5は、前記カセットローディング機構お
よびヘッドシーク機構等を除去して、前記ベース10の
底面上の装着部品を示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)中の線B−Bから見た前面図、(C)は
(A)中の線C−Cから見た側面図である。図5におい
て、ベース10の底面のほぼ中央部には、円盤状のディ
スク駆動用の平型モーター31が装着されており、該モ
ーター31には、前記ディスクカセット11の中心穴
(不図示)と嵌合するセンター軸81と前記ディスクカ
セット11の中心穴の近傍に設けられた駆動穴(不図
示)と係合する駆動ピン82、並びにディスクのハブを
吸着保持するためのマグネット83が設けられている。
また、前記モーター31の後方には、ローディング状態
におけるディスクカセット11の位置決めのための位置
決めピン84が設けられ、前記挿入口12の近傍には前
記ベース10の一部を切り起こした位置決め面85が設
けられている。該モーター31の周辺にはディスク装置
を制御するための回路基板32が接合されている。
【0019】図1および図2において、ベース10内の
前記カセットガイド15の左側に形成されたスペースに
は、カセットガイド15をロード位置およびアンロード
位置へ移動させるためのカセットローディング機構33
が配設されている。また、ベース10には、カセットガ
イド15の上側を横切って延びるとともに両端部でベー
ス10に揺動可能に軸支された作動レバー34が装着さ
れている。前記ローディング機構33のボタンレバー3
6は、戻しバネ35によって常時挿入口12方向に付勢
され、かつ前記イジェクトボタン14を押すことにより
該戻しバネ35に抗して後方へ移動可能である。前記作
動レバー34は、前記ボタンレバー36によって揺動位
置を規制され、その揺動位置によってカセットガイド1
5をロード位置およびアンロード位置へ駆動するための
ものである。
【0020】図6〜図9は、前記カセットローディング
機構33のアンロード時およびロード時の状態を示す部
分側面図であり、図6はアンロード時のボタンレバー3
6の状態、図7はアンロード時の作動レバー34および
カセットガイド15の状態、図8はロード時のボタンレ
バー36の状態、図9はロード時の作動レバーおよびカ
セットガイド15の状態を示す。前記ボタンレバー36
は、ピンおよび長孔から成る摺動案内部により、ベース
10に対して前後方向スライド可能に支持されており、
戻しバネ35によって常時図中の左方向(前方)へ付勢
されている。前記作動レバー34は、その両端部で、ベ
ース10に設けた支点37を中心に揺動可能に軸支され
ている。そこで、前記ボタンレバー36に形成された切
欠き38と作動レバー34の片側に設けられたピン39
が係合している。
【0021】また、作動レバー34の両側にはカム溝4
0が形成されており、ベース10の両側には階段状の保
持部41が設けられている。一方、カセットガイド15
の両側には、作動レバー34のカム溝40と摺動可能に
係合するセンターピン42と、ベース10の保持部41
に当接するコロ部43が設けられている。なお、前記保
持部41およびコロ部43は、カセットガイド15が図
1および図2に示すような左半部切欠き形状をしている
ことから、左側の1箇所と右側の前後2箇所の合計3箇
所に設けられている。
【0022】次に、図1〜図9を参照して、ディスクカ
セット11をローディングおよびアンローディングする
時の各部の動作について説明する。カセット挿入口12
(図3)からディスクカセット11を挿入すると、まず
ディスクカセット11の先端がシャッターレバー21
(図1、図2)のピン23と当接し、該シャッターレバ
ー21が図1中の時計(右回転)方向に回動する。この
時、シャッターレバー21のピン23(図1、図2)が
ディスクカセット11のシャッター19の端縁に当接
し、該シャッターレバー21の回動(ディスクカセット
11の挿入)に従ってシャッター19を戻しバネ(不図
示)に抗して移動させることにより、ヘッド受け入れ口
を開放し、ディスク(メディア)に対するヘッド17の
アクセスが可能な状態とする。
【0023】次いで、ディスクカセット11の先端がラ
ッチレバー22(図1、図2)のピン30に当接し、さ
らにディスクカセット11を押す(挿入方向)ことによ
り、ラッチレバー22が図中の時計(右回転)方向に回
動し、ラッチレバー22のコロ29がベース10のスト
ッパー28から外れる。このラッチ解放によって、前記
コロ29により拘束されていたカセットガイド15は装
置の後方へ(図7中の右方向へ)移動可能となる。な
お、ディスクカセット11は、その先端が当接している
前記ピン23が溝26の後端に当接する(図2)ことに
より、カセットガイド15内における前進方向の位置が
規制される。
【0024】ディスクカセット11をさらに押すと、カ
セットガイド15も一緒に装置後方へ移動する。そのた
め、該カセットガイド15のセンターピン42(図7、
図9)が作動レバー34のカム溝40を図中の右方向
(装置後方)へ水平移動し、かつ前記戻しバネ35の付
勢力が前記ボタンレバー36を介して作動レバー34の
ピン39に作用することにより作動レバー34が回動す
ることになり、該作動レバー34は支点37を中心に図
7の位置から時計(右回転)方向に回動する。これと同
時に、カセットガイド15のコロ部43(3箇所)も保
持部41の水平部分41bに沿って装置後方へ移動す
る。作動レバー34の回動によりピン39が図中の左側
へ移動するため、ボタンレバー36も連動して移動す
る。さらにディスクカセット11を押すと、カセットガ
イド15の前記コロ部43が前記階段状の保持部41の
下側垂直部41cに沿って移動するように降下し、カセ
ットガイド15は図9に示すカセットローディング状態
(ディスクカセット11がロード位置にある状態)とな
る。
【0025】上記カセットガイド15を下方へ降下させ
たローディング状態では、該カセットガイド15のコロ
部43とベース10の保持部41の下段保持面(垂直
面)41cとの当接により、カセットガイド15の前後
位置が規制されている。また、このローディング状態で
は、前記ディスクカセット11は、前記位置決めピン8
4および前記位置決め面85によって載置状態で位置決
めされ、前記カセットガイド15は、前記作動レバー3
4の下向きの付勢力によって下向きに付勢される。この
ため、前記カセットガイド15上に設けられた複数のデ
ィスクカセット押圧用突起86(図1、図2)によりデ
ィスクカセット11の上面を押圧して位置決めすること
により、カセットガイド15のロード位置が規制され
る。そして、カセットガイド15がロード位置にある時
には、ディスクカセット11内のディスク(詳しくは、
そのハブ部)が前記ディスク駆動用モーター31(図
5)のローター上に磁気吸着され、かつ該ローター上の
センター軸81および駆動ピン82と係合することによ
り、ディスク(メディア)の位置決め(高さ方向、回転
方向)が行なわれる。すなわち、該ディスクに対する情
報の記録および再生が可能なローディング状態にセット
される。
【0026】このローディング状態では、カセットガイ
ド15のセンターピン42が作動レバー34のカム溝4
0の上面先端側40aによって図9中の左斜め下方へ付
勢されており、これによって、カセットガイド15のコ
ロ部43はベース10の保持部41の下側垂直部41c
で前後位置を規制されるとともに、カセットガイド15
はディスクカセット11をベース10に対して安定状態
で保持する。
【0027】ディスク装置にセットされたディスクカセ
ット11を排出する際は、前記イジェクトボタン14
(図3、図8)を押して、戻しバネ35に抗してボタン
レバー36を後方へ移動させる。ボタンレバー36が後
方へ移動すると、まず、該ボタンレバーの切欠き38と
作動レバー34のピン39との係合により、該作動レバ
ー34は支点37を中心に図9の位置から反時計(左回
転)方向に回動する。次いで、カム溝40によってセン
ターピン42が持ち上げられ、カセットガイド15は上
方へ移動する。さらにイジェクトボタン14を押すと、
カセットガイド15の上昇によりコロ部43が下段保持
部(垂直部)41cから外れ、該カセットガイド15は
装置前方(図9中の左方向)へ移動可能な状態となる。
【0028】さらにイジェクトボタン14を押すと、シ
ャッターレバー21およびラッチレバー22がそれぞれ
の戻しバネ25および27(図1、図2)の付勢力で反
時計(左回転)方向に勢いよく回動し、ディスクカセッ
ト11を前方へ排出(イジェクト)するとともに、カセ
ットガイド15を前方へ移動させる。その際、カセット
ガイド15のスムーズな移動を助けるため、カセットガ
イド15を前方に付勢するための弾性部材を設けてもよ
い。本実施例では、作動レバー34とカセットガイド1
5との間にバネ部材87(図1、図2)が取り付けられ
ている。また、前記シャッターバネ25(図1、図2)
を利用してもよい。その場合は、シャッターバネ25の
一端をベース10等の固定側あるいは作動レバー34に
取り付ける。シャッターレバー21が前記溝26中を移
動して戻った時に、シャッターレバー21のピン23が
溝26の前端に当接してカセットガイド15に戻し力が
付与される。こうして、まず、カセットガイド15が図
7の初期位置に戻される。そこで、イジェクトボタン1
4の押圧を止めると、戻しバネ35(図6、図8)の付
勢力によって、ボタンレバー36および作動レバー34
は図6および図7に示す初期位置(アンロード位置)へ
戻される。
【0029】図1および図2に示すように、カセットガ
イド15の切欠き部16の領域には、ヘッドシーク機構
18が配設されている。図10は図1中の線10−10
に沿ったヘッドシーク機構18部分の縦断面図である。
次にこれらの図面を参照してヘッドシーク機構について
説明する。なお、図示の例では、カセットガイド15の
後半部の左側に、略4分の1の領域にわたる切欠き16
を設けたが、場合によっては、これに相当する切欠きは
後半部の右側に設けてもよく、その場合には、ヘッドシ
ーク機構18に相当する機構もこの右側の切欠きの領域
に設けられることになる。
【0030】図1、図2および図10において、前記ボ
タンレバー36等から成るカセットローディング機構3
3が配設された側、すなわち、カセットガイド15を片
側(図示の例では右側)へ寄せて形成されたスペース内
(図示の例では、左側)の側縁近傍には、ディスクカセ
ット11の側縁に沿って該ディスクカセット11の挿入
方向に並べた状態で前記カセットローディング機構33
および前記ヘッドシーク機構18が配設されている。
【0031】ヘッドシーク機構18は、ベース10の後
壁に固定されたヘッド駆動用のモーター51と、該モー
ター51によりギア列52を介して回転されるリードス
クリューから成る駆動軸53と、該駆動軸(リードスク
リュー)53のリード溝に係合し該駆動軸53の正逆転
により往復移動可能なヘッドキャリッジ54と、該ヘッ
ドキャリッジ54と嵌合し該ヘッドキャリッジ54を案
内するためのガイドバー55と、前記ヘッドキャリッジ
54の先端部に装着された下側のヘッド17Bと、前記
ヘッドキャリッジ54に板バネ56を介して上下動可能
に取り付けられたヘッドアーム57と、該ヘッドアーム
57の先端部に装着された上側のヘッド17Aと、前記
ヘッドアーム57を下方へ(ヘッドロード位置へ向け
て)付勢するヘッドロード用のスプリング58と、を備
えている。
【0032】また、ベース10に軸支された支持アーム
59の先端には、前記ヘッドアーム57の下側を通して
延び、かつ他端部分がカセットガイド15の上面と係合
するヘッドリフト(ヘッドのアンロード)用のバー61
が取り付けられている。前記支持アーム59は、ベース
10との間に張設されたスプリング62によって、常に
前記ヘッドリフト用のバー61がカセットガイド15の
上面に当接する方向、すなわち、下方へ付勢されてい
る。したがって、カセットガイド15が上方へ移動する
アンロード時には、前記ヘッドアーム57を図10に示
すような上昇位置へ持ち上げ、上側のヘッド17Aをア
ンロード位置に保持するように構成されている。
【0033】前述のごとく、本実施例のディスク装置
は、ディスクカセット11内のメディア(ディスク)の
上面および下面に対して、上側のヘッド17Aと下側の
ヘッド17Bを同時にローディングし得るように構成さ
れている。なお、図10は、カセットガイド15および
ヘッド17A、17Bがアンロード位置にある状態を示
し、この状態では、カセットガイド15の上面(最も高
い部分)とヘッドアーム57の上面(最も高い部分)
が、略同じ高さとなるように、すなわち、略同一平面と
なるように構成されている。また、本実施例では、図1
0に示すように、このアンロード状態におけるカセット
ガイド15の上面またはヘッドアーム57の上面とベー
ス10の開放上面を覆うカバー63(図10)との間隔
をできるだけ小さく設定することにより、ディスク装置
の高さ(厚さ)ができるだけ小さくなるように構成され
ている。
【0034】図1、図2および図10において、前記リ
ードスクリューから成るヘッドシーク用の駆動軸53
は、ベース10の左側端縁部において、ディスクカセッ
ト15の左側端縁に沿ってディスクカセット挿入方向に
配設されている。また、前記駆動軸53は、図示のよう
に、ヘッドアーム57の後端部の近傍で該ヘッドアーム
57と直交するように配設されている。
【0035】図11は前記駆動軸(リードスクリュー)
53の端部軸受構造を示す部分縦断面図である。なお、
駆動軸の軸受構造は、両端部とも実質上同じ構造をして
いるので、図示の一端部分(後端部分)についてのみ説
明し、他端部分については説明を省略する。図11にお
いて、駆動軸53の支軸部分65には、モーター51か
らの回転力が伝達されるギア66が固定されている。ベ
ース10の後壁部には、軸受ホルダー67がネジ嵌合に
よって軸方向位置調節可能に固定されている。すなわ
ち、軸受ホルダー67の回転により前記駆動軸53が前
後移動可能となり、ヘッド17のトラック位置調整が可
能となる。駆動軸53の支軸部分65は前記ギア66よ
り後方へ突出しており、この突出部分は前記軸受ホルダ
ー67内へ延びている。また、前記軸受ホルダー67の
後側(外側)には後端開放の軸受室68が形成され、該
軸受室68はキャップ69で密閉し得るようになってい
る。
【0036】図11において、前記駆動軸53の支軸部
分の先端面に形成された軸受座面には太陽ボール70が
当接され、一方、前記軸受室内には前記太陽ボール70
と図示のように当接する複数(例えば、3個〜6個)の
遊星ボール71が配設されている。これらの遊星ボール
71はそれらの外側を囲むケーシング72によって保持
されている。そして、これらのボール(1個の太陽ボー
ル70と複数の遊星ボール71)を装着した状態で前記
キャップ69を軸受ホルダー67に嵌着固定(例えば、
圧入または嵌合接着)することにより、駆動軸53のラ
ジアル荷重およびスラスト荷重の両方を支持する回転軸
受が構成されている。なお、上記実施例では、ヘッドシ
ーク機構18を駆動するための伝動手段としてリードス
クリュー(駆動軸)53を用いたが、このリードスクリ
ュー53に代えて、ラックアンドピニオンやリニアモー
ター等から成る伝動手段を用いてもよい。また、前記モ
ーター51の出力をベルト等で前記駆動軸53に伝達し
てもよい。
【0037】以上説明した実施例によれば、記録媒体と
してのディスクを回転させるとともに、ヘッド17A、
17Bをディスク上の所定方向に移動させることによ
り、前記ディスクに対して情報の記録または再生を行な
うディスク装置において、ベース10に軸支された作動
レバー34を揺動するように構成し、さらに、該作動レ
バー34の揺動によって、ディスクカセット11を案内
保持するためのカセットガイド15をロード位置および
アンロード位置へ移動させるように構成したので、コン
パクトで部品点数が少ない構成でカセットガイド15を
ロード位置およびアンロード位置へ移動させことがで
き、コストダウンおよび装置の小型軽量化を図り得るデ
ィスク装置が得られた。
【0038】また、上記構成に加えて、前記作動レバー
34を、装置のベース10に対して、ディスクカセット
11挿入方向と直角を成す軸心37を中心に揺動可能に
装着し、しかも、前記カセットガイド15のロード位置
およびアンロード位置を、該カセットガイド15のセン
ターピン42およびコロ部43を介して、前記作動レバ
ー34との係合並びに装置ベース10との係合によって
規制する構成としたので、一層効率よく、コンパクトで
部品点数が少ない構成でカセットガイド15をロード位
置およびアンロード位置へ移動させことができ、コスト
ダウンおよび装置の小型軽量化を図り得るディスク装置
が得られた。
【0039】以上説明した実施例によれば、記録再生用
のヘッド17Bが装着されたヘッドキャリッジ54をシ
ーク駆動するための駆動軸53を、ディスクカセット1
1の側縁に近接して該ディスクカセット11の挿入方向
に配設するので、装置の長さおよび厚さを容易に減少さ
せることができ、ディスク装置の小型軽量化を図ること
が可能となった。
【0040】また、上記構成に加えて、前記駆動軸53
を、ヘッド17Aを搭載したヘッドアーム57の後端近
傍で該ヘッドアーム57と直交する方向に配設し、しか
も、前記ディスクカセット11を案内するためのカセッ
トガイド15に、前記ヘッドアーム57を含むヘッドシ
ーク機構18が配設される領域を避けるような切欠き1
6を形成し、しかも、前記駆動軸53をリードスクリュ
ーで形成するので、一層効率よく、装置の長さおよび厚
さを容易に減少させることができ、ディスク装置の小型
軽量化を図ることが可能となった。
【0041】以上説明した実施例によれば、ディスクカ
セット11を案内するためのカセットガイド15の後半
部の片側に略4分1の範囲に及ぶ切欠き16を設け、該
切欠き16の領域にヘッドシーク機構18を配設する構
成としたので、装置の長さおよび厚さを減少させること
ができ、装置の小型軽量化を図り得るディスク装置が得
られた。
【0042】また、上記構成に加えて、カセットガイド
15がアンロード位置(上昇位置)にある時、ヘッドア
ーム57の上面の高さとカセットガイド15の上面の高
さとを略同じにするとともに、カセットガイド15の後
部の左側または右側の略4分の1の範囲に、ヘッドアー
ム57を配設する切欠き16を設ける構成としたので、
一層効率よく、装置の長さおよび厚さを減少させること
ができ、装置の小型軽量化を図り得るディスク装置が得
られた。
【0043】以上説明した実施例によれば、ディスクカ
セット11を案内するためのカセットガイド15の左右
方向位置を、装置の中心から片側へ寄せることにより、
装置の他側にその分のスペースを形成し、該スペース内
に、カセットガイドをロード位置およびアンロード位置
へ移動させるためのカセットローディング機構33と、
ヘッド17A、17Bをシーク移動させるためのヘッド
シーク機構18を配設する構成としたので、装置の長
さ、幅および厚さを減少させることができ、装置の小型
軽量化を図り得るディスク装置が得られた。
【0044】また、上記構成に加えて、前記カセットロ
ーディング機構33と前記ヘッドシーク機構18をディ
スクカセット11の挿入方向に並べて配設し、しかも、
前記カセットローディング機構33および前記ヘッドシ
ーク機構18の反対側に、カセットガイド15を釈放お
よび拘束するためのラッチ機構22を配設したので、一
層効率よく、装置の長さ、幅および厚さを減少させるこ
とができ、装置の小型軽量化を図り得るディスク装置が
得られた。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、記録媒体としてのディスクを回転させるとと
もに、ヘッドを所定方向に移動させることにより、前記
ディスクに対して情報の記録または再生を行なうディス
ク装置において、ディスクカセットを案内するためのカ
セットガイドに切欠きを設け、該切欠きの領域にヘッド
シーク機構を配設する構成としたので、装置の長さおよ
び厚さを減少させることができ、装置の小型軽量化を図
り得るディスク装置が提供される。
【0046】別の本発明によれば、上記構成に加えて、
カセットガイドがアンロード位置にある時、ヘッドアー
ム上面とカセットガイド上面との高さを略同じにする構
成、あるいは、前記切欠きを、カセットガイドの後部の
左側または右側の略4分の1の範囲に設ける構成とした
ので、一層効率よく上記効果を達成し得るディスク装置
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスク装置の一実施例のア
ンロード時の状態をカバーを外して示す平面図である。
【図2】図1のディスク装置のロード時の状態をカバー
を外して示す平面図である。
【図3】図2中の線3−3に沿って見た前面図である。
【図4】図2中の線4−4に沿って見た後面図である。
【図5】図1のディスク装置のベースの底面上の構成を
示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)中の線
B−Bから見た前面図、(C)は(A)中の線C−Cか
ら見た側面図である。
【図6】図1中のボタンレバーのアンロード時の状態を
示す部分側面図である。
【図7】図1中の作動レバーおよびカセットガイドのア
ンロード時の状態を示す部分側面図である。
【図8】図2中のボタンレバーのロード時の状態を示す
部分側面図である。
【図9】図2中の作動レバーおよびカセットガイドのロ
ード時の状態を示す部分側面図である。
【図10】図1中の線10−10に沿ったヘッドシーク
機構の部分の縦断面図である。
【図11】図1中のヘッドシーク機構の駆動軸の軸受構
造を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
10 ベース 11 ディスクカセット 12 カセット挿入口 13 フロントパネル 14 イジェクトボタン 15 カセットガイド 16 切欠き部(カセットガイド) 17A 上側のヘッド 17B 下側のヘッド 18 ヘッドシーク機構 19 シャッター 20 垂直軸 21 シャッターレバー 22 ラッチレバー 23 ピン(シャッターレバー) 25 スプリング(シャッターレバー) 27 ラッチスプリング 28 ストッパー 30 ピン(ラッチレバー) 31 ディスク駆動用のモーター 32 回路基板 33 カセットローディング機構 34 作動レバー 35 戻しバネ(ボタンレバー) 36 ボタンレバー 37 支点(作動レバーの回転中心) 38 切欠き(ボタンレバー) 39 ピン(作動レバー) 40 カム溝(作動レバー) 41 階段状の保持部(ベース) 42 センターピン(カセットガイド) 43 コロ部(カセットガイド) 51 ヘッド駆動用のモーター 53 駆動軸(リードスクリュー) 54 ヘッドキャリッジ 55 ガイドバー 57 ヘッドアーム 58 スプリング(ヘッドアーム付勢用) 61 バー(ヘッドアーム持ち上げ用) 63 カバー(ディスク装置) 65 支軸部分(駆動軸) 67 軸受ホルダー 68 軸受室(軸受ホルダー) 69 キャップ 70 太陽ボール 71 遊星ボール 81 センター軸 82 駆動ピン 83 ハブ吸着用マグネット 84 位置決めピン 85 位置決め面 86 ディスク押圧用突起 87 バネ部材(カセットガイド戻し用)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体としてのディスクを回転させ
    るとともに、ヘッドを所定方向に移動させることによ
    り、前記ディスクに対して情報の記録または再生を行な
    うディスク装置において、ディスクカセットを案内する
    ためのカセットガイドに切欠きを設け、該切欠きの領域
    にヘッドシーク機構を配設することを特徴とするディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 カセットガイドがアンロード位置にあ
    る時、ヘッドアーム上面とカセットガイド上面との高さ
    を略同じにすることを特徴とする請求項1のディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切欠きを、カセットガイドの後部
    の左側または右側の略4分の1の範囲に設けることを特
    徴とする請求項1のディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139984A (ja) * 1984-08-01 1986-02-26 Omron Tateisi Electronics Co フロツピ−デイスク駆動装置
JPH0322250A (ja) * 1990-06-01 1991-01-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd カートリッジ着脱装置

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