JPH06203693A - 電気接触子の端子への取付方法 - Google Patents
電気接触子の端子への取付方法Info
- Publication number
- JPH06203693A JPH06203693A JP35822092A JP35822092A JPH06203693A JP H06203693 A JPH06203693 A JP H06203693A JP 35822092 A JP35822092 A JP 35822092A JP 35822092 A JP35822092 A JP 35822092A JP H06203693 A JPH06203693 A JP H06203693A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- spring material
- contact
- electric contactor
- leaf spring
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気接触子のばね材が薄板でも反りが殆んど
生ぜず、接点の高さを略一定にできる電気接触子の端子
への取付方法を提供する。 【構成】 薄板ばね材の先端部に接点を備えた電気接触
子を端子へ取り付けるに於いて、端子上面の円形突起
に、電気接触子の薄板ばね材の基部に設けた円形の穴を
嵌合し、この円形の穴より突出した円形の突起の先端を
十字状、Ｘ字状又はＹ字状に圧潰して、薄板ばね材を端
子へかしめ止めすることを特徴とする電気接触子の端子
への取付方法。
生ぜず、接点の高さを略一定にできる電気接触子の端子
への取付方法を提供する。 【構成】 薄板ばね材の先端部に接点を備えた電気接触
子を端子へ取り付けるに於いて、端子上面の円形突起
に、電気接触子の薄板ばね材の基部に設けた円形の穴を
嵌合し、この円形の穴より突出した円形の突起の先端を
十字状、Ｘ字状又はＹ字状に圧潰して、薄板ばね材を端
子へかしめ止めすることを特徴とする電気接触子の端子
への取付方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接触子をリレーに
組み込む際の端子への取付方法の改良に関する。
組み込む際の端子への取付方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図５に示すように帯板状のばね材
１の先端部に接点２を備えた電気接触子３を、リレーに
組み込む為に端子へ取り付けるには、図６に示すように
端子４の上面に円形の突起５を設け、これに対応して電
気接触子３のばね材１の基部に図７に示されるように円
形の穴６を設け、この穴６を端子４の上面の突起５に図
８に示すように嵌合し、突起５の先端を図９に示すよう
に圧潰して、ばね材１を端子４へかしめ止めしている。
１の先端部に接点２を備えた電気接触子３を、リレーに
組み込む為に端子へ取り付けるには、図６に示すように
端子４の上面に円形の突起５を設け、これに対応して電
気接触子３のばね材１の基部に図７に示されるように円
形の穴６を設け、この穴６を端子４の上面の突起５に図
８に示すように嵌合し、突起５の先端を図９に示すよう
に圧潰して、ばね材１を端子４へかしめ止めしている。
【０００３】ところで、上記の電気接触子３の端子４へ
の取付方法は、ばね材１の板厚が厚い場合は、かしめ部
分に歪があまり生じないが、ばね材１のばね特性を向上
させる為に板厚を薄くした場合は、突起５の圧潰部分の
応力により薄板ばね材１のかしめ部に歪が発生し、薄板
ばね材１が反ることとなる。その結果、接点２の高さが
ばらつき、使用時接触圧が一定せず、接触トラブルが生
じる。
の取付方法は、ばね材１の板厚が厚い場合は、かしめ部
分に歪があまり生じないが、ばね材１のばね特性を向上
させる為に板厚を薄くした場合は、突起５の圧潰部分の
応力により薄板ばね材１のかしめ部に歪が発生し、薄板
ばね材１が反ることとなる。その結果、接点２の高さが
ばらつき、使用時接触圧が一定せず、接触トラブルが生
じる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、薄板
ばね材でも反りが殆んど生ぜず、接点の高さを略一定に
できる電気接触子の端子への取付方法を提供しようとす
るものである。
ばね材でも反りが殆んど生ぜず、接点の高さを略一定に
できる電気接触子の端子への取付方法を提供しようとす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電気接触子の端子への取付方法は、薄板ばね
材の先端部に接点を備えた電気接触子を端子へ取り付け
るに於いて、端子上面の円形突起に、電気接触子の薄板
ばね材の基部に設けた円形の穴を嵌合し、この円形の穴
より突出した円形の突起の先端を十字状、Ｘ字状又はＹ
字状に圧潰して、薄板ばね材を端子へかしめ止めするこ
とを特徴とするものである。
の本発明の電気接触子の端子への取付方法は、薄板ばね
材の先端部に接点を備えた電気接触子を端子へ取り付け
るに於いて、端子上面の円形突起に、電気接触子の薄板
ばね材の基部に設けた円形の穴を嵌合し、この円形の穴
より突出した円形の突起の先端を十字状、Ｘ字状又はＹ
字状に圧潰して、薄板ばね材を端子へかしめ止めするこ
とを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】上記のように本発明の電気接触子の端子への取
付方法は、端子上面の円形突起の先端全面を圧潰せず、
十字状、Ｘ字状又はＹ字状に圧潰して、薄板ばね材を端
子へかしめ止めするので、円形突起の圧潰部分の応力が
小さく、薄板ばね材のかしめ部に殆んど歪が発生せず、
薄板ばね材が反ることがない。従って、電気接触子の接
点の高さが一定となり、使用時接触圧が一定し、接触ト
ラブルが生じない。
付方法は、端子上面の円形突起の先端全面を圧潰せず、
十字状、Ｘ字状又はＹ字状に圧潰して、薄板ばね材を端
子へかしめ止めするので、円形突起の圧潰部分の応力が
小さく、薄板ばね材のかしめ部に殆んど歪が発生せず、
薄板ばね材が反ることがない。従って、電気接触子の接
点の高さが一定となり、使用時接触圧が一定し、接触ト
ラブルが生じない。
【０００７】
【実施例】本発明の電気接触子の端子への取付方法の一
実施例を図によって説明すると、図１に示すように厚さ
0.12mm、幅 2.0mm、長さ13mmの燐青銅よりなる薄板ばね
材１の先端部に、たて 0.9mm、よこ 0.5mm、高さ0.25mm
ＡｕＡｇ10％／Ａｇ／ＣｕＮｉ30％よりなる接点２を備
えた電気接触子３を、厚さ 0.3mm、幅 3.5mmの燐青銅よ
りなる端子へ取り付けるに於いて、図２に示すように端
子４の上面の直径1.0mm、高さ 0.2mmの２個の円形突起
５に図３に示すように電気接触子３の薄板ばね材１の基
部に設けた直径 1.1mmの２個の円形の穴６を嵌合し、こ
の円形の穴６より突出した円形突起５の先端を平型で仮
かしめし、次いで図４に示すように幅0.15mmで十字状に
圧潰して、薄板ばね材１の基部を端子４の上面にかしめ
止めした。
実施例を図によって説明すると、図１に示すように厚さ
0.12mm、幅 2.0mm、長さ13mmの燐青銅よりなる薄板ばね
材１の先端部に、たて 0.9mm、よこ 0.5mm、高さ0.25mm
ＡｕＡｇ10％／Ａｇ／ＣｕＮｉ30％よりなる接点２を備
えた電気接触子３を、厚さ 0.3mm、幅 3.5mmの燐青銅よ
りなる端子へ取り付けるに於いて、図２に示すように端
子４の上面の直径1.0mm、高さ 0.2mmの２個の円形突起
５に図３に示すように電気接触子３の薄板ばね材１の基
部に設けた直径 1.1mmの２個の円形の穴６を嵌合し、こ
の円形の穴６より突出した円形突起５の先端を平型で仮
かしめし、次いで図４に示すように幅0.15mmで十字状に
圧潰して、薄板ばね材１の基部を端子４の上面にかしめ
止めした。
【０００８】一方、図５〜図９に示す従来の方法で実施
例と同一寸法、同一材質の薄板ばね材１の基部を同一寸
法、同一材質の端子４の上面にかしめ止めした。
例と同一寸法、同一材質の薄板ばね材１の基部を同一寸
法、同一材質の端子４の上面にかしめ止めした。
【０００９】こうして端子４の上面にかしめ止めした実
施例及び従来例の薄板ばね材１の先端部（接点２）の反
り及び基部のかしめ強度について各 100個測定したとこ
ろ、下記の表１に示すような結果を得た。
施例及び従来例の薄板ばね材１の先端部（接点２）の反
り及び基部のかしめ強度について各 100個測定したとこ
ろ、下記の表１に示すような結果を得た。
【００１０】
【表１】
【００１１】上記表１で明らかなように、従来例のもの
は薄板ばね材の反りのばらつきが大きく、また基部のか
しめ強度のばらつきが大きいのに対し、実施例のものは
薄板ばね材の反りのばらつきが極めて小さく安定してお
り、また基部のかしめ強度のばらつきも極めて小さく安
定していることが判る。
は薄板ばね材の反りのばらつきが大きく、また基部のか
しめ強度のばらつきが大きいのに対し、実施例のものは
薄板ばね材の反りのばらつきが極めて小さく安定してお
り、また基部のかしめ強度のばらつきも極めて小さく安
定していることが判る。
【００１２】
【発明の効果】以上の通り本発明の電気接触子の端子へ
の取付方法によれば、電気接触子のばね材が薄板でも反
りが殆んど生ぜず、接点の高さを略一定にできて、使用
時接触圧が略一定となり、接触トラブルが生じなくな
る。しかも電気接触子の薄板ばね材は、かしめによって
変形、撓み、浮き等も生じることがない。
の取付方法によれば、電気接触子のばね材が薄板でも反
りが殆んど生ぜず、接点の高さを略一定にできて、使用
時接触圧が略一定となり、接触トラブルが生じなくな
る。しかも電気接触子の薄板ばね材は、かしめによって
変形、撓み、浮き等も生じることがない。
【図１】本発明の電気接触子の端子への取付方法の一実
施例の工程を示す図である。
施例の工程を示す図である。
【図２】本発明の電気接触子の端子への取付方法の一実
施例の工程を示す図である。
施例の工程を示す図である。
【図３】本発明の電気接触子の端子への取付方法の一実
施例の工程を示す図である。
施例の工程を示す図である。
【図４】本発明の電気接触子の端子への取付方法の一実
施例の工程を示す図である。
施例の工程を示す図である。
【図５】従来の電気接触子の端子への取付方法の工程を
示す図である。
示す図である。
【図６】従来の電気接触子の端子への取付方法の工程を
示す図である。
示す図である。
【図７】従来の電気接触子の端子への取付方法の工程を
示す図である。
示す図である。
【図８】従来の電気接触子の端子への取付方法の工程を
示す図である。
示す図である。
【図９】従来の電気接触子の端子への取付方法の工程を
示す図である。
示す図である。
１ 薄板ばね材 ２ 接点 ３ 電気接触子 ４ 端子 ５ 円形突起 ６ 円形の穴
Claims (1)
- 【請求項１】 薄板ばね材の先端部に接点を備えた電気
接触子を端子へ取り付けるに於いて、端子上面の円形突
起に、電気接触子の薄板ばね材の基部に設けた円形の穴
を嵌合し、この円形の穴より突出した円形の突起の先端
を十字状、Ｘ字状又はＹ字状に圧潰して、薄板ばね材を
端子へかしめ止めすることを特徴とする電気接触子の端
子への取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35822092A JPH06203693A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 電気接触子の端子への取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35822092A JPH06203693A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 電気接触子の端子への取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06203693A true JPH06203693A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18458163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35822092A Pending JPH06203693A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 電気接触子の端子への取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06203693A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110480314A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-22 | 常州信息职业技术学院 | 一种自动铆接机 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35822092A patent/JPH06203693A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110480314A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-22 | 常州信息职业技术学院 | 一种自动铆接机 |
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