JPH06203185A - レーダ信号処理装置 - Google Patents

レーダ信号処理装置

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Publication number
JPH06203185A
JPH06203185A JP4348491A JP34849192A JPH06203185A JP H06203185 A JPH06203185 A JP H06203185A JP 4348491 A JP4348491 A JP 4348491A JP 34849192 A JP34849192 A JP 34849192A JP H06203185 A JPH06203185 A JP H06203185A
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JP
Japan
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constant
program
constant value
data
packet
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Application number
JP4348491A
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English (en)
Inventor
Takao Nakamura
隆夫 中村
Kiyotaka Nagamura
清隆 永村
Masaharu Tomita
雅晴 富田
Tatsuyuki Kuwabara
達行 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラムの切り替え操作を行うことなく、
メインプログラムで使用する定数値を変更させるレーダ
信号処理装置を提供する。 【構成】 定数変更装置30において、定数変更要求に
より定数変更データを定数変更データ生成部31で作成
し、行き先番号選択・タグ付加部32で定数変更プログ
ラムの行き先番号を指定したパケットを作成し、それを
データフロープロセッサ10に渡すことで、メインプロ
グラムで使用している定数値が格納されている定数値テ
ーブルの値を当該定数変更プログラムにより所定の定数
値で更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータフロープロセッサ
を使用したレーダ信号処理装置、特にデータフロープロ
セッサの演算処理中に演算処理の定数値を変更させるこ
とに関する。
【0002】
【従来の技術】レーダは、通常、アンテナから無線周波
信号を放射し、アンテナに受信されたエコー信号を種々
の装置により処理し表示装置に表示する。
【0003】レーダにおける処理の流れを図7に示され
たレーダの構成図を用いて説明する。
【0004】アンテナ41は回転しており、送信機43
で発生したマイクロ波パルスは送受切替器42を介して
アンテナ41から周期的に送信される。物標によるマイ
クロ波パルスの反射波はアンテナ41により受信され、
送受切替器42を介してミクサ44に送られ中間周波数
に変換される。中間周波数に変換されたレーダ信号は受
信機45によって増幅後検波され、レーダ信号処理装置
46によって雑音やクラッタを除去した後、表示機47
にレーダ映像が表示される。
【0005】このような流れでレーダは処理を行うので
あるが、上記の装置のうち、レーダ信号処理装置46は
受信機45からのデータ(レーダ信号)を処理するため
にデータフロープロセッサが搭載されている。
【0006】データフロープロセッサは、順次パケット
が入力されると、その内部に記憶されているプログラム
を実行し処理を行う。この時、パケットに演算命令(加
算、乗算等)が含まれていると、そのパケットはデータ
フロープロセッサ内に演算相手となるパケットが読み込
まれるまで一時保存され、そして両者が揃うと演算が行
われる。
【0007】このデータフロープロセッサを使用した従
来の処理の流れを以下に説明する。図2にはデータフロ
ープロセッサの装置構成が示され、図3にはデータフロ
ープロセッサにより処理されるパケット20が示されて
いる。
【0008】図2に示されるように、データフロープロ
セッサ10は、入出力の制御を行う入出力制御部11、
データフロープロセッサ10で実行されるプログラムが
記憶されているプログラム記憶部12、複数のパケット
による演算命令の場合に演算相手となるパケットが読み
込まれるまで先に読み込まれたパケットを一時保存して
おくための領域である待ち合わせ部13及び演算が実行
される演算処理部14で構成されている。また、データ
フロープロセッサ10には、データ記憶部15が待ち合
わせ部13の出力を入力とし、入出力制御部11に出力
するように接続されている。図5に示されているよう
に、データ記憶部15は、メインプログラムの演算処理
に使用される定数値及びデータそれぞれが格納されてい
る定数値テーブル15a及びデータ領域15bから構成
される。
【0009】データフロープロセッサ10はパケット2
0が入力されるとプログラム記憶部12に格納されてい
るプログラムを実行させることで処理を行う。
【0010】このパケット20は、データフロープロセ
ッサ10の入出力制御部11に入力された後にプログラ
ム記憶部12に送られる。このパケット20に含まれて
いる行き先番号23には実行されるべきプログラムのア
ドレスに対応した番号が格納されており、プログラム記
憶部12で次に実行すべき命令24及び行き先番号23
を得る。ところで、プログラム記憶部12に搭載されて
いる複数のプログラムには各プログラム固有の入力ノー
ド番号を持っている。つまり、あるプログラムを実行さ
せるためには、実行させたいそのプログラムの入力ノー
ド番号を行き先番号23に指定すればよい。
【0011】また、パケット20に含まれている命令2
4が他のパケット20との演算命令である場合には、そ
のパケット20は待ち合わせ部13で演算相手となる他
のパケット20を待つ。演算相手となる他のパケット2
0が取り込まれると1対となって演算処理部14に送ら
れ演算が実行される。この命令24が他のパケット20
との演算命令でない場合には、待ち合わせ部13を素通
りし、演算処理部14で命令24が実行される。演算処
理部14では、実行後実行された結果によりパケット2
0が更新される。この更新されたパケット20は入出力
制御部11に送られ、そのパケット20にプログラム記
憶部12で書き込まれた行き先番号23に従って出力さ
れるか、あるいは再度演算されるためにプログラム記憶
部12に送られる。
【0012】このようにして、データフロープロセッサ
10では順次一連のパケットが入力されることにより、
特定の処理のプログラムが実行され、処理が行われる。
【0013】ところで、このようなデータフロープロセ
ッサ10においてメインプログラムを実行させるのに
は、上記のようにパケット20の行き先番号23にメイ
ンプログラムの入力ノード番号を指定すればよい。メイ
ンプログラムが起動されると、メインプログラム内部の
定数値が読み出され、その定数値及び定数値テーブル1
5a内の定数値に基づいて所定の演算処理が行われる。
【0014】従来、この演算処理に使用される定数値を
変更させたいときには、いったん、メインプログラムの
実行を中断させ、定数変更のプログラムを実行させ、定
数値が格納されるテーブルの値を変更させた後、メイン
プログラムを再起動させるというプログラムの切り替え
操作を行っていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにデータフロープロセッサで行われる演算処理で使
用される定数値を変更させるためには、いったん、メイ
ンプログラムの実行を中断させなければならず、結果と
して、演算処理に多くの時間を要してしまうという問題
があった。
【0016】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、プログラムの切り
替え操作を行うことなく、メインプログラムで使用する
定数値を変更させるレーダ信号処理装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明におけるレーダ信号処理装置には、
データフロープロセッサと、レーダ信号をディジタル信
号に変換するAD変換手段と、前記データフロープロセ
ッサに対し、定数値を更新する指令を与える定数変更手
段と、が含まれている。
【0018】このうち、データフロープロセッサは、プ
ログラムにおける行き先番号を含むパケットの入出力を
行う入出力制御部と、前記プログラムが記憶されている
プログラム記憶部と、複数のパケットによる演算命令の
場合に演算相手となる他のパケットが入出力制御部によ
り読み込まれるまで先に読み込まれたパケットを一時保
存する待ち合わせ部と、演算が実行される演算処理部
と、を有し、前記プログラム記憶部に記憶されているメ
インプログラムの演算処理に使用される定数値が格納さ
れている定数値テーブルを有するデータ記憶部を接続
し、前記プログラム記憶部は、指令に応じて前記定数値
テーブルに格納されている定数値を更新する定数変更プ
ログラムを搭載することを特徴とする。
【0019】また、上記レーダ信号処理装置において、
前記定数変更手段は、定数変更要求に応じ、前記データ
フロープロセッサにおける演算処理の定数値を変更する
ための定数変更データを作成する定数変更データ生成手
段と、前記データフロープロセッサに順次供給すべき一
連の入力データあるいは前記定数変更データに対応した
行き先番号を選択する行き先番号選択手段と、前記行き
先番号を含むタグを前記入力データあるいは前記定数変
更データに付加して前記データフロープロセッサに渡す
パケットを作成するタグ付加手段と、を含み、前記デー
タフロープロセッサに前記パケットを渡すことで、この
パケットに含まれる前記行き先番号に対応した処理のプ
ログラムを前記データフロープロセッサに実行させると
ともに、前記パケットに前記定数変更データを含ませる
ことにより、前記データフロープロセッサに対し定数値
を更新する指令を与えることを特徴とする。
【0020】また、前記データフロープロセッサ及び前
記定数変更手段を有するレーダ信号処理装置において、
前記定数変更プログラムは所定の定数変更値を有し、前
記定数変更データを含むパケットの指令に応じて前記定
数値テーブルに格納されている定数値を前記定数変更値
により更新することを特徴とする。
【0021】また、前記データフロープロセッサ及び前
記定数変更手段を有するレーダ信号処理装置において、
前記定数変更データには更新する定数値が含まれてお
り、前記定数変更プログラムは、前記定数変更データを
含むパケットの指令に応じて前記定数値テーブルに格納
されている定数値を、前記定数変更データに含まれる定
数値により更新することを特徴とする。
【0022】また、前記データフロープロセッサ及び前
記定数変更手段を有するレーダ信号処理装置において、
前記メインプログラムは、前記定数変更手段からのプロ
グラム初期化パケットの指令に応じて前記メインプログ
ラム内部の定数値を、前記プログラム初期化パケットに
含まれる定数値により更新することを特徴とする。
【0023】
【作用】以上のように、本発明では、定数変更手段にお
いて、定数変更要求が入力されると定数変更データ生成
部により定数変更データが作成される。行き先番号選択
手段では、その定数変更データに対応した行き先番号を
選択する。タグ付加手段では、その行き先番号を含むタ
グを定数変更データに付加することでパケットを作成す
る。
【0024】また、データフロープロセッサにおいて、
定数変更手段からのパケットが入出力制御部により入力
される。そして、演算処理中のメインプログラムが使用
している定数値は定数値テーブルに格納されており、そ
の定数値は入力されたパケットの指令に応じて、以下に
示す定数値により更新される。
【0025】例えば、定数変更プログラムが有する定数
変更値を使用する。つまり、パケットに含まれている行
き先番号に指定された入力ノード番号を持つ定数変更プ
ログラムが実行され、その定数変更プログラムが有する
定数変更値を定数値テーブルにコピーすることにより更
新される。
【0026】また、パケットに含まれている定数変更デ
ータを使用する。つまり、パケットに含まれている行き
先番号に指定された入力ノード番号を持つ定数変更プロ
グラムがパケットに含まれている定数変更データを取り
だし、それを定数値テーブルにコピーすることにより更
新される。
【0027】また、プログラム初期化パケットに含まれ
ている定数値を使用する。つまり、プログラム初期化パ
ケットに含まれている定数変更データが取り出され、そ
れをメインプログラム内部の定数値領域にコピーするこ
とにより更新される。
【0028】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。なお、本実施例において従来例と同様な
要素には同一の符号を付ける。
【0029】図1には、本実施例におけるレーダ信号処
理装置46が示されている。
【0030】本実施例において特徴的なことは、図1に
示されているように、レーダの制御部(図示せず)から
の定数変更要求が入力できるように定数変更装置30を
設けたことにより、データフロープロセッサ10が演算
処理中であっても演算処理で使用される定数値を変更で
きるようにしたことである。つまり、データフロープロ
セッサ10に前もって搭載してある所定の定数を変更す
るプログラムを定数変更要求により実行させることによ
り、データフロープロセッサ10において演算処理を行
うメインプログラムが実行中であってもメインプログラ
ムが演算処理で使用する定数値を変更することができる
ことである。これにより、本実施例によると、定数を変
更する必要があったとしてもプログラムの切り替え操作
を行う必要がないので、演算処理に要する時間の損失を
防ぐことができる。
【0031】AD変換部35は、図7における受信機4
5からのデータをディジタルに変換する。データフロー
プロセッサ10の処理の流れにおける上流には本発明に
係る定数変更装置30が設けられており、データフロー
プロセッサ10では定数変更装置30から図3に示され
たパケット20が入力されると処理のプログラムが実行
される。
【0032】定数変更装置30は、定数変更要求に応
じ、データフロープロセッサ10における演算処理の定
数値を変更するための定数変更データを作成する定数変
更データ生成部31と、AD変換部35から送られてく
るデータフロープロセッサ10に順次供給すべき一連の
入力データあるいは定数変更データ生成部31により作
成された定数変更データに対応した行き先番号を選択
し、図3で示されるようにパケット20のデータ21の
位置に前述した入力データあるいは定数変更データを格
納し、選択された行き先番号23と命令24を含むタグ
22をこのデータ21に付加することでパケット20を
作成する行き先番号選択・タグ付加部32と、により構
成される。なお、データフロープロセッサ10及びデー
タ記憶部15は図2及び図5それぞれで示した従来の装
置構成とほぼ同様なので説明を省略する。ただし、本実
施例におけるプログラム記憶部12には、図4で示され
るように、演算処理を行うメインプログラムが格納され
ているメインプログラム領域12aと、指令に応じて定
数値テーブル15aの定数値を更新する定数変更プログ
ラムが格納されている定数変更プログラム領域12b
と、により構成される。
【0033】以上の構成において、第一の実施例におけ
るメインプログラムで使用される定数値テーブル15a
の定数値を変更するための処理の流れを説明する。
【0034】第一の実施例において特徴的なことは、定
数変更プログラム自身に定数値を持たせ、指令に応じて
定数変更プログラムは所有する定数変更値で定数値テー
ブル15aの値を更新するということである。
【0035】まず、本実施例において、データフロープ
ロセッサ10における演算処理は、メインプログラムの
入力ノード番号が行き先番号23に指定されたパケット
20が入力されるとメインプログラムが起動されること
により開始される。この時、予め後述するテーブル初期
化パケットにより、定数値テーブル15aに定数値が設
定されている。メインプログラムを実行させるパケット
20は、定数変更装置30に入力データが入力される
と、行き先番号選択・タグ付加部32において、メイン
プログラムの入力ノード番号(本実施例においては0)
を行き先番号に格納し、入力データをデータ21に格納
することで作成される。すなわち、入力データが行き先
番号選択・タグ付加部32に順次供給されることでパケ
ット20が順次作成され、作成されたパケット20がデ
ータフロープロセッサ10に渡されることで演算処理が
行われる。
【0036】ここで、メインプログラムで使用される定
数値テーブル15aの定数値を変更するために、レーダ
の制御部は定数変更要求を入力する。定数変更データ生
成部31では、この定数変更要求によりダミーの定数変
更データを作成する。そして、行き先番号選択・タグ付
加部32において、定数変更データに対応した所定の定
数値に変更する定数変更プログラムの入力ノード番号
(本実施例においては1)を行き先番号に格納すること
でパケット20が作成される。
【0037】データフロープロセッサ10は、行き先番
号23に1が含まれていることを確認すると、入力ノー
ド番号が1である定数変更プログラムが実行される。そ
の結果、所定の定数値に変更する定数変更プログラムは
所有している定数変更値を定数値テーブル15aにコピ
ーすることにより、メインプログラムで使用される定数
値を更新することになる。
【0038】ところで、この行き先番号23に1が含ま
れているパケット20がデータフロープロセッサ10に
入力され、更新した定数値が有効となるタイミングは以
下の通りである。
【0039】例えば、メインプログラムを実行させる入
力データ列・・・が用意されており、行
き先番号選択・タグ付加部32には入力データが入力
され、入力データがまだ入力されていないときに定数
変更要求が入力され、その要求により定数変更データd
が行き先番号選択・タグ付加部32に送られたとする。
この場合、データフロープロセッサ10に入力されるパ
ケット20に含まれるデータ21の順番はd
・・・となる。つまり、定数変更プログラムにより
更新された定数値は入力データ以降の入力データを含
むパケット20の処理から有効となる。
【0040】このように、本実施例によれば、メインプ
ログラムが実行中であっても、換言すると、データフロ
ープロセッサ10が演算処理中であっても演算処理で使
用される定数値を変更することが可能となる。これによ
り、本実施例によると、定数を変更する必要があったと
してもプログラムの切り替え操作を行う必要がないの
で、演算処理にかかる時間の損失を防ぐことができる。
【0041】また、本実施例では、1つの定数変更プロ
グラムを用いた例で説明したが、複数の定数変更プログ
ラムを定数変更プログラム領域12bに格納させておい
てもよい。この場合、定数変更要求入力時に、どの定数
変更プログラムを実行させるか識別できるようなデー
タ、例えば入力ノード番号を入力させればよい。行き先
番号選択・タグ付加部32では、指定されたデータを行
き先番号23に格納し、パケット20を作成すればよ
い。これにより、データフロープロセッサ10では、行
き先番号23に含まれる入力ノード番号を持つ定数変更
プログラムが実行され、所定の定数値に更新することが
可能となる。
【0042】また、本実施例において、1つの定数変更
プログラムに複数の定数変更値を持たせておけば、この
定数変更プログラムを実行させることにより、1回の定
数変更要求で定数値テーブル15aの複数の値を同時に
更新することが可能となる。次に、第二の実施例におけ
るメインプログラムで使用される定数値テーブル15a
の定数値を変更するための処理の流れを説明する。
【0043】第二の実施例において特徴的なことは、定
数変更プログラムを実行させるためのパケット20に変
更すべき定数値を指定しておき、定数変更プログラム
は、レーダの制御部からの指令に応じて指定された定数
値で定数値テーブル15aの値を更新するということで
ある。
【0044】まず、データフロープロセッサ10におけ
る演算処理の起動及び実行の動作は第一の実施例と同様
なので省略する。
【0045】ここで、メインプログラムで使用される定
数値を変更するために、レーダの制御部は定数変更要求
を入力する。入力の際、変更すべき定数値を指定する。
定数変更データ生成部31では、指定された定数値によ
り定数変更データを作成する。そして、行き先番号選択
・タグ付加部32において、定数変更データに対応した
任意の定数値に変更する定数変更プログラムの入力ノー
ド番号(本実施例においては2)を行き先番号に格納
し、定数変更データをデータ21に格納することでパケ
ット20が作成される。データフロープロセッサ10で
は行き先番号23に2が含まれていることを確認する
と、入力ノード番号が2である本実施例における定数変
更プログラムが実行される。その結果、任意の定数値に
変更する定数変更プログラムはデータ21から変更すべ
き定数値を取り出し、その定数値を定数値テーブル15
aにコピーすることにより、メインプログラムで使用さ
れる定数値を更新することになる。
【0046】このように、本実施例によれば、メインプ
ログラムが実行中であっても、換言すると、データフロ
ープロセッサ10が演算処理中であっても演算処理で使
用される定数値を任意の定数値に変更することが可能と
なる。これにより、本実施例によると、定数値を変更す
る必要があったとしてもプログラムの切り替え操作を行
う必要がないので、演算処理にかかる時間の損失を防ぐ
ことができる。
【0047】次に、第三の実施例におけるメインプログ
ラムで使用されるメインプログラム内部の定数値を変更
するための処理の流れを説明する。
【0048】第三の実施例において特徴的なことは、プ
ログラム初期化パケットの指令に応じてメインプログラ
ムで使用されるメインプログラム内の定数値をプログラ
ム初期化パケットに含まれている定数値で更新すること
である。
【0049】図6には本実施例に好適なレーダ信号処理
装置46が示されている。
【0050】AD変換部35は、図7における受信機4
5からのデータをディジタルに変換する。定数変更装置
30は、行き先番号選択・タグ付加部33とプログラム
初期化パケット生成部34とから構成される。行き先番
号選択・タグ付加部33は、AD変換部35から送られ
てくるデータフロープロセッサ10に順次供給すべき一
連の入力データに対応した行き先番号を選択し、図3で
示されるようにパケット20のデータ21の位置に前述
した入力データを格納し、選択された行き先番号23と
命令24を含むタグ22をこのデータ21に付加するこ
とでパケット20を作成する。プログラム初期化パケッ
ト生成部34は、レーダの制御部(図示せず)からの定
数変更要求に応じ、データフロープロセッサ10におけ
る演算処理に使用され、メインプログラム内部に含まれ
ている定数値を変更するための定数変更データを作成
し、図3で示されるようにパケット20のデータ21の
位置にこの定数変更データを格納し、メインプログラム
の行き先番号23と命令24を含むタグ22をこのデー
タ21に付加することでプログラム初期化パケット20
を作成する。
【0051】まず、データフロープロセッサ10におけ
る演算処理の起動及び実行の作用は第一の実施例と同様
なので省略する。
【0052】ここで、メインプログラム内部の定数値を
変更(再初期化)するために、定数変更要求を入力す
る。プログラム初期化パケット生成部34は、定数変更
要求により所定の初期値の定数変更データでプログラム
初期化パケット20を作成する。データフロープロセッ
サ10では、プログラム初期化パケット20の指令に応
じて、メインプログラムはメインプログラム12a内部
の定数値をプログラム初期化パケット20内のデータ2
1に格納されている定数値(初期値)で更新されること
になる。
【0053】このように、上記実施例では、所定の初期
値をプログラム初期化パケット生成部34に持たせてお
き、メインプログラム12a内部の定数値を更新させた
わけであるが、プログラム初期化パケット生成部34に
は、予め定数変更データの異なる複数のプログラム初期
化パケット20を持たせておき、定数変更要求時にどの
プログラム初期化パケット20をデータフロープロセッ
サ10に渡すべきか指定させることも可能である。
【0054】このように、本実施例によれば、メインプ
ログラムが実行中であっても、換言すると、データフロ
ープロセッサ10が演算処理中であっても演算処理で使
用されるプログラム内部の定数値を任意の定数値に再初
期化することが可能となる。これにより、本実施例によ
ると、定数を変更する必要があったとしてもプログラム
の切り替え操作を行う必要がないので、演算処理にかか
る時間の損失を防ぐことができる。
【0055】前述したように、3つの実施例でデータフ
ロープロセッサにおける演算処理の定数値をそれぞれの
定数変更プログラムにより変更することを説明したが、
それぞれの定数変更プログラムは、プログラム記憶部1
2の容量により、組み合わせて使用することが可能であ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように、レーダ信号処理装置に定
数変更処理手段を設けることにより、定数変更要求に応
じた定数変更データを含むパケットを定数変更手段によ
り作成し、それをデータフロープロセッサに渡すこと
で、データフロープロセッサが演算処理中であっても演
算処理で使用される定数値を変更することが可能とな
る。また、そのため、定数値の変更に伴う時間の損失を
防ぐことができ、レーダ信号処理装置における演算処理
にかかる時間の損失を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーダ信号処理装置の一実施例を
示す構成図である。
【図2】データフロープロセッサの装置構成を示す説明
図である。
【図3】パケットのフォーマットを示した図である。
【図4】プログラム記憶部の構成図である。
【図5】データ記憶部の構成図である。
【図6】本発明に係るレーダ信号処理装置の他の実施例
を示す構成図である。
【図7】レーダの構成図である。
【符号の説明】
10 データフロープロセッサ 12 プログラム記憶部 12a メインプログラム領域 12b 定数変更プログラム領域 15 データ記憶部 15a 定数値テーブル 15b データ 20 パケット 30 定数変更装置 31 定数変更データ生成部 32、33 行き先番号選択・タグ付加部 34 プログラム初期化パケット生成部 46 レーダ信号処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 達行 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データフロープロセッサと、 レーダ信号をディジタル信号に変換するAD変換手段
    と、 前記データフロープロセッサに対し、定数値を更新する
    指令を与える定数変更手段と、を含み、 前記データフロープロセッサは、 プログラムにおける行き先番号を含むパケットの入出力
    を行う入出力制御部と、 前記プログラムが記憶されているプログラム記憶部と、 複数のパケットによる演算命令の場合に演算相手となる
    他のパケットが入出力制御部により読み込まれるまで先
    に読み込まれたパケットを一時保存する待ち合わせ部
    と、 演算が実行される演算処理部と、を有し、 前記プログラム記憶部に記憶されているメインプログラ
    ムの演算処理に使用される定数値が格納されている定数
    値テーブルを有するデータ記憶部を接続し、 前記プログラム記憶部は、指令に応じて前記定数値テー
    ブルに格納されている定数値を更新する定数変更プログ
    ラムを搭載することを特徴とするレーダ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーダ信号処理装置にお
    いて、 前記定数変更手段は、 定数変更要求に応じ、前記データフロープロセッサにお
    ける演算処理の定数値を変更するための定数変更データ
    を作成する定数変更データ生成手段と、 前記データフロープロセッサに順次供給すべき一連の入
    力データあるいは前記定数変更データに対応した行き先
    番号を選択する行き先番号選択手段と、 前記行き先番号を含むタグを前記入力データあるいは前
    記定数変更データに付加して前記データフロープロセッ
    サに渡すパケットを作成するタグ付加手段と、を含み、 前記データフロープロセッサに前記パケットを渡すこと
    で、このパケットに含まれる前記行き先番号に対応した
    処理のプログラムを前記データフロープロセッサに実行
    させるとともに、前記パケットに前記定数変更データを
    含ませることにより、前記データフロープロセッサに対
    し定数値を更新する指令を与えることを特徴とするレー
    ダ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレーダ信号処理装置にお
    いて、 前記定数変更プログラムは所定の定数変更値を有し、前
    記定数変更データを含むパケットの指令に応じて前記定
    数値テーブルに格納されている定数値を前記定数変更値
    により更新することを特徴とするレーダ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のレーダ信号処理装置にお
    いて、 前記定数変更データには更新する定数値が含まれてお
    り、 前記定数変更プログラムは、前記定数変更データを含む
    パケットの指令に応じて前記定数値テーブルに格納され
    ている定数値を、前記定数変更データに含まれる定数値
    により更新することを特徴とするレーダ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のレーダ信号処理装置にお
    いて、 前記メインプログラムは、前記定数変更手段からのプロ
    グラム初期化パケットの指令に応じて前記メインプログ
    ラム内部の定数値を、前記プログラム初期化パケットに
    含まれる定数値により更新することを特徴とするレーダ
    信号処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102386777B1 (ko) * 2021-12-15 2022-04-14 한화시스템(주) 능동 위상 배열 안테나용 다기능 레이더 시스템, 송수신 모듈 및 그 제어 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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