JPH06202718A - デバッグ方式 - Google Patents

デバッグ方式

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JPH06202718A
JPH06202718A JP5000570A JP57093A JPH06202718A JP H06202718 A JPH06202718 A JP H06202718A JP 5000570 A JP5000570 A JP 5000570A JP 57093 A JP57093 A JP 57093A JP H06202718 A JPH06202718 A JP H06202718A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はシーケンシャル・ファンクション・
チャート(SFC)により記述されたプログラム(SF
Cプログラム)のデバッグ方式に関し、SFCプログラ
ムを簡単な構成で効率良くデバッグできるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 プロセス指定実行が有る場合には(S11,
Yes)、指定プロセスの先頭へジャンプし(S1
2)、次にステップ実行指示が有るか否か判別する(S
13)。そして、ステップ実行指示が有った場合には
(S13,Yes)、トランジション部のプログラムの
実行は行わず、ユーザが設定したPCのデータメモリ内
のトランジションリレーの内容に従ってステップを移行
させながら上記指定プロセスのステップを実行する。
(S15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーケンシャル・ファ
ンクション・チャート(SFC:SequencialFunction C
hart )でプログラミングされたプログラムのデバッグ
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラム・コントローラ(以後、PC
と表現する)は、マイクロコンピュータを内蔵すること
により、制御手順のプログラムを容易に変えられるよう
にしたシーケンサであり、現在では、産業用ロボットな
ど、各種自動化機器の作業手順を決める心臓部品として
盛んに使用されるようになっている。
【0003】従来のこのPCのプログラミング言語は、
図8(b)に示すような複数のキーを備えたキーボード
を用いて入力を行う同図(a)に示すようなラダー図が
主流であったが、このラダー図入力では、制御の順序が
表現できないことや、PCにより実際に実行されるプロ
グラムを解読することが困難であった。このため、それ
らの弱点を補う新たなプログラミング言語としてSFC
(シーケンシャル・ファンクション・チャート)が提案
され、このSFCが、今後のPCのプログラミング言語
の主流になるものと予想されている。
【0004】図9に、SFCの一構成例を示す。SFC
では、一制御単位をステップと定義する。このプロセス
は、同図(a),(b)に示すように、各工程の動作処
理の段階を示す任意の個数のステップ(S00,S0
1,S02,S03,S04),(S10,S11,S
12,S13,S14)と、上記各ステップ実行後に続
いて実行されるステップを決定するための移行条件を示
すトランジション(TR00,TR01,TR02,T
R03),(TR10,TR11,TR12,TR1
3)とから構成される。
【0005】SFCにおいては、各プロセスの最初のス
テップ(S00,S10)は、イニシャルステップと呼
ばれ、このイニシャルステップ以降の各ステップ(S0
1,S02,S03)の後には、最後のステップ(S0
4)を除いて、必ずトランジション(TR00,TR0
1,TR02,TR03)が配置される。
【0006】同図(a),(b)に示すSFCは単一移
行型のものであるが、SFCはその他に図10(a),
(b)にそれぞれ示す選択分岐移行型や、並列分岐移行
型もある。
【0007】尚、上記図9及び図10において、各ステ
ップを単に矩形で表しているが、実際のプログラミング
時においては、各ステップを表す矩形内には対応するシ
ーケンス回路を示すラダー図を入力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、主流
であったラダー図入力によるプログラミングにおいて
は、プログラミング装置にラダー図を入力すると、その
ラダー図が装置内で自動的にシーケンス制御命令語で記
述されたニーモニック形式のアプリケーションプログラ
ムに変換され、このアプリケーションプログラムのリス
トはプリンタを介して出力できるようになっている。
【0009】従来、このアプリケーションプログラムの
デバッグは、デバッグ機能を備えたプログラミング装置
を用いて行っていた。すなわち、上記プログラミング装
置からターゲットPCへ上記アプリケーションプログラ
ムをロードさせ、このターゲットPCをシミュレーショ
ンボックスまたは実際の開発システムの入出力機器に接
続する。そしてプログラミング装置からの操作により、
上記アプリケーションプログラムをある範囲内で部分的
に実行させたり、あるいは一命令づつ実行させるトレー
ス操作などを行ってプログラムミスを発見するようにし
ていた。
【0010】しかしながら、SFCで作成したアプリケ
ーションプログラムの場合、上述したようなラダー図入
力により作成したアプリケーションプログラムのような
方法で、デバッグを行うことはできなかった。このた
め、デバッグに要する時間が長くなり、アプリケーショ
ンプログラムの開発効率が悪かった。
【0011】本発明はSFCで作成したプログラムのデ
バッグを、簡単な構成で効率良く行えるようにすること
を目的とする。
【0012】
【発明を解決するための手段】図1は、第1の発明の原
理ブロック図である。この第1の発明は、シーケンシャ
ル・ファンクション・チャートにより記述された複数の
プロセスから成るプログラムをデバッグするデバッグ方
式であって、前記複数のプロセスの中からデバッグ対象
となるプロセスを指定する実行プロセス指定手段1と、
該実行プロセス指定手段1によって指定されたプロセス
のみを選択実行するプロセス実行手段2と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】次に、図2は、第2の発明の原理ブロック
図である。この第2の発明は、シーケンシャル・ファン
クション・チャートにより記述された複数のプロセスか
ら成るプログラムをデバッグするデバッグ方式であっ
て、デバッグすべきプロセスのステップの移行条件を設
定するステップ移行条件設定手段6と、デバッグ対象と
なっているプロセスを、前記ステップ移行条件設定手段
6によって設定されたステップの移行条件に従って実行
させるプロセス実行手段7と、を備えたことを特徴とす
る。
【0014】図3は、第3の発明の原理ブロック図であ
る。この第3の発明は、シーケンシャル・ファンクショ
ン・チャートにより記述された複数のプロセスから成る
プログラムをデバッグするデバッグ方式であって、前記
複数のプロセスの中からデバッグ対象となるプロセスを
指定する実行プロセス指定手段11と、該実行プロセス
指定手段11に指定されたプロセスのステップの移行条
件を設定するステップ移行条件設定手段12と、前記実
行プロセス指定手段11によって指定されたプログラム
を前記ステップ移行条件設定手段12によって設定され
たステップの移行条件に従って実行させるプロセス実行
手段13と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】SFCにより記述されたプログラム(SFCプ
ログラム)は、1つのプロセスに対応しており、このプ
ロセスは、各工程毎の制御の動作状態を表すステップ
と、あるステップから次のステップへの移行条件(遷移
条件)を示すトランジョンとから構成されている(前記
図9及び図10参照)。
【0016】このSFCプログラムは、プログラミング
装置を介して入力され、プログラミング装置は、各プロ
セスを、トランジションのプログラムとステップのプロ
グラムとに個々に分離させて、その内容をPCのプログ
ラムメモリに転送・格納する(図5参照)。
【0017】PCにおいては、1つのプログラムは、通
常、複数のプロセスから構成される。上記第1の発明に
おいては、実行プロセス手段1によりPCのプログラム
メモリに格納されているあるプログラムを構成する複数
のプロセスの中からデバッグ対象とするプロセスを指定
すると、プロセス実行手段2はその指定されたプロセス
のみを実行する。
【0018】したがって、SFCにより記述されたプロ
グラム(SFCプログラム)をデバッグする際、プロセ
ス単位でのデバッグが可能となる。また、前記第2の発
明においては、ステップ移行条件設定手段6により、デ
バッグ対象となっているプロセスに対するステップの移
行条件を設定すると、プロセス実行手段7は、そのデバ
ッグ対象プロセスを上記ステップの移行条件に従って実
行する。
【0019】したがって、SFCプログラムの開発者
は、デバッグ対象プロセスを自己が意図するステップ・
シーケンスで実行できると共に、自己がデバッグしたい
ステップのみを選択的に実行させながらデバッグでき
る。
【0020】さらに、前記第3の発明においては、実行
プロセス指定手段11によりデバッグ対象となるプロセ
スを指定し、ステップ移行条件手段12により上記デバ
ッグ対象プロセスのステップの移行条件を設定すると、
プロセス実行手段13は上記デバッグ対象プロセスのみ
を選択的に実行させると共に、そのデバッグ対象プロセ
スを上記設定されたステップ移行の条件にしたがったス
テップ・シーケンスで実行させる。
【0021】したがって、SFCプログラムの開発者
は、デバッグしたいプロセスのみを選択的に実行でき、
かつそのプロセスを構成するステップの中から、デバッ
グしたいステップのみを自分の意図するステップ・シー
ケンスで実行させながら、SFCプログラムをデバッグ
することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図4は、本発明の一実施例のデバッグ方式に
よりSFCプログラムのデバッグを行うシステムの構成
図である。
【0023】同図において、プログラミング装置21
は、SFC記述によりアプリケーションプログラムの作
成を行う装置であり、SFC入力用のキーボード21−
1と、このキーボード21−1から入力されるSFCを
表示する表示部21−2を備えている。そして、さら
に、この装置21は、SFC記述を後述する所定形式の
SFCプログラムに翻訳する機能とそのSFCプログラ
ムをプログラマブル・コントローラ(以下、PCと記述
する)22のプログラムメモリに転送する機能を備えて
いる。
【0024】また、シミュレーション・ボックス23
は、実際の稼働システムにおいてPC22に接続される
入出力機器の動作を模擬的に実現させるための装置であ
り、実際の入力器からの入力信号をPC22に入力させ
るための複数のスナップスイッチ23−1,及びPC2
2に対する入出力信号の状態を表示する複数の表示部
(ランプボックス)23−2を備えている。
【0025】上記プログラミング装置21において、キ
ーボード21−1からのキー入力により作成したSFC
(前記図9及び図10参照)は、図5に示すような形式
のプロセスに変換されて、PC22のプログラムメモリ
にロードされる。
【0026】複数のSFCで表現される1つのアプリケ
ーションプログラムは、プロセス単位(1つのSFCに
対応)に分割されて格納される。各プロセス(プロセス
A,プロセスB,・・・)は、プロセスの開始を宣言す
るプロセス開始命令101から始まって、プロセスの終
了を宣言するプロセス終了命令104で終了するように
なっている。そして、このプロセス開始命令101とプ
ロセス終了命令104の間には、SFCの各ステップに
おける次のステップへの移行条件を示すトランジション
部(TR00,TR01,・・・)のプログラム102
と、各ステップ(S00,S01,・・・)のプログラ
ムの集合体であるステップ部のプログラム103が配置
される。
【0027】また、本実施例においては、図6に示すよ
うに、PC22内のデータメモリ220内に、アプリケ
ーションプログラムをデバッグするための情報であるプ
ロセス指定実行指示情報及びステップ実行指示情報を、
それぞれ格納するプロセス指定実行指示情報格納領域2
21及びステップ実行指示情報格納領域222が割り付
けられる。
【0028】上記プロセス指定実行指示情報は、アプリ
ケーションプログラムを構成している複数のプロセスの
中からデバッグ時に実行すべきデバッグ対象の1つのプ
ロセスを直接指定するものであり、本実施例においては
この情報において実行プロセスの指定が無い場合には、
アプリケーションプログラムを構成する全プロセスを所
定の順番で実行させる。
【0029】また、ステップ実行指示情報は、デバッグ
時においてアプリケーションプログラムを実行する際
に、トランジション部のプログラムを実行すべきか否か
(ステップ実行を行うか否か)を指示する情報であり、
本実施例においてはステップ実行の指示が有った場合に
は、トランジション部のプログラムは実行せずに、直ち
に当該ステップ部のプログラムの実行に移行する。そし
て、この場合には、上記当該ステップ部のプログラム
は、オペレータがプログラミング装置21を介して設定
した該当するトランジションリレーのオン/オフ状態に
従ってステップの移行を行う。
【0030】トランジションリレーは、プロセスの各ト
ランジションに1対1に対応して設けられたフラグであ
り、対応するトランジションのプログラムの実行結果を
記憶する。このトランジションリレーは、オンまたはオ
フの2値の状態をとり、このトランジションリレーがオ
ンのときには、当該SFCにおいて次に続くステップが
実行され、オフのときにはその次に続くステップはスキ
ップされる。
【0031】これらのトランジションリレーを格納する
領域(トランジションリレー格納領域)232も、PC
22のデータメモリ220内に確保される。尚、このデ
ータメモリ220は、PC22のプログラムメモリにロ
ードされて実行されるアプリケーションプログラム並び
にプログラミング装置20からアクセス可能となってい
る。
【0032】次に、上記構成の実施例の動作を説明す
る。複数のSFC記述により得られた前記図5に示す構
成のアプリケーションプログラムの実行では、まず、プ
ロセスAのトランジション部のプログラム102が実行
され、その実行結果がデータメモリ220内のトランジ
ションリレー格納領域223に設定される。
【0033】続いて、プロセスAのステップ部のプログ
ラム103が実行されるが、この実行においては、上記
トランジションリレー格納領域223内の対応するトラ
ンジションリレーがオン(ON)となっているステップ
のプログラムのみが実行される。
【0034】本実施例では、プログラム開発者は、アプ
リケーションプログラムを構成する複数のプロセスの
内、ある特定のプロセスのみを単独でデバッグすること
ができる。
【0035】この場合には、プログラミング装置21か
ら、キーボード21−1のキー入力を行ってデバッグし
ようとする1つのプロセスを指定し、この指定プロセス
を示す情報をPC22のデータメモリ220内のプロセ
ス指定実行指示情報格納領域221にロードする。
【0036】また、上記指定プロセスにおいて、特定の
ステップのプログラムのみを実行させることも可能であ
る。この場合にも、プログラミング装置21からキーボ
ード21−1のキー入力を行って、上記指定プロセスを
構成する複数のステップの中からデバッグ対象とするス
テップを選択する。この選択は、データメモリ220内
のデバッグ対象となるステップに移行するためのトラン
ジションリレーをオン(ON)に設定することにより行
う。
【0037】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、PC22内のマイクロプロセッサにより行われるS
FCプログラムの実行処理を説明する。プログラミング
装置21のキーボード21−1から、PC22のプログ
ラムメモリ100に格納されているSFCプログラムの
実行指示の入力を行うと、まず、データメモリ220の
プロセス指定実行指示情報格納領域221からプロセス
指定実行指示情報を読み出し、プロセス指定の実行指示
が有るか否か判別する(S11)。そして、その指示が
有れば(S11,Yes)、プログラムメモリ100内
の上記指示情報により指定されているプロセスの格納領
域の先頭アドレスへジャンプする(S12)。
【0038】続いて、データメモリ220のステップ実
行指示情報格納領域222からステップ実行指示情報を
読み出し、ステップ実行の指示がなされているか否か判
別する(S13)。
【0039】そして、ステップ実行の指示がなされてい
れば(S13,Yes)、データメモリ220内のトラ
ンジションリレー格納領域223から各ステップの実行
を決定するトランジションリレーをステップの実行順序
に順次読み出し、対応するトランジションリレーがオン
(ON)となっているステップのプログラムのみをプロ
グラムメモリ100のステップ部のプログラム格納領域
103から読み出して実行する(S15)。
【0040】そして、上記指定プロセスの実行が終了す
ると、上記ステップS11の処理と同様にして、プロセ
ス指定実行の指示が有るか否か判別し(S16)、プロ
セス指定実行の指示が有れば(S16,Yes)、直ち
に処理を終了する。
【0041】このように、プログラム開発者は、プログ
ラミング装置21のキーボード21−1でのキー操作に
より、PC22のデータメモリ220内の領域221,
222へそれぞれ、デバッグを所望するプロセスの実行
指示とステップ実行指示の各情報を設定し、さらにデー
タメモリ220内のトランジションリレー格納領域22
3へ所望するステップのプログラムのみが実行されるよ
うに各トランジションリレーのオン/オフ(ON/OF
F)を設定することにより、SFC記述により得られる
アプリケーションプログラムについて、ある特定のプロ
セスのみをステップ単位でデバッグできる。
【0042】この場合、各ステップのプログラムの動作
の確認は、シミュレーションボックス23上の表示装置
23−2で確認できる。一方、上記ステップS13で、
ステップ実行の指示が無ければ(S13,No)、プロ
グラムメモリ100の領域102からトランジション部
のプログラムを読み出して実行する(S14)。
【0043】そして、次に、上記トランジション部のプ
ログラム実行により得られた、トランジションリレーの
ステイタス(オン/オフ状態)をデータメモリ220の
領域223から読み出し、対応するトランジションリレ
ーがオンとなっているステップのプロセスのみを実行す
る(S15)。
【0044】このように、ステップ実行の指示を行わな
い場合には、シミュレーションボックス23のスナップ
スイッチ23−1の操作によりPC22に対して入力信
号を与える。そして、実行プロセスの指定のみを行い、
ステップ実行の指示は行わないことにより、あるプロセ
スのみを個別にデバッグすることができる。
【0045】また、上記ステップS11でプロセス指定
実行の指示が無ければ(S11,No)、次に上記ステ
ップS13に移りステップ実行指示の有無を判別し、そ
の判別結果に基づいて、上記ステップS13→S15→
S16または上記ステップS13→S14→S15→S
16の処理を、SFCプログラムの最初のプロセスAに
対して行う。
【0046】そして、上記ステップS16でプロセス指
定実行指示が無いと判別した後(S16,No)、SF
Cプログラムの全プロセスについて、上記ステップS1
3〜S15の処理(当該処理)が終了したか否かを判別
する(S17)。そして、まだ、全プロセスについて上
記当該処理が終了していなければ、再び上記ステップS
13に戻り、次のプロセスBについて、上記ステップS
13〜S15の処理を行う。
【0047】このような処理は、上記ステップS17
で、SFCプログラムの全プロセスについて上記ステッ
プS13〜S15の処理が終了したと判別されるまで繰
り返す。そして、SFCプログラムの全プロセスについ
て、上記当該処理が終了したと判別すると(S17,Y
es)、処理を終了する。
【0048】このように、プロセス指定実行が指示され
ない場合には、SFCプログラムの全プロセスについて
上記ステップS13〜S16の処理が、実行順に行われ
る。この場合、ステップ実行指示を行うことにより、シ
ミュレーションボックス23のスナップスイッチ23−
1のキー操作によりトランジションリレーの値を設定し
て、各プロセスについて、所望するステップのプログラ
ムのみを実行させることも可能であり、また、ステップ
実行指示を行わないで、実際にトランジション部のプロ
グラムを実行させ、その実行結果により対応するトラン
ジションリレーがオンに設定されたステップのプログラ
ムのみを実行させることもできる。
【0049】したがって、プロセス指定実行の指示を行
わない場合には、ステップ実行の指示を使い分けること
により、例えば、デバッグの初期段階では前者のように
ステップ実行指示を行わないで、一方デバッグの後期段
階では後者のようにステップ実行指示を行って、SFC
プログラムを実行させることにより、デバッグを効率良
く行うこともできる。
【0050】このように、本実施例では、プログラミン
グ装置21により、PC22のデータメモリ220のト
ランジションリレー格納領域223、プロセス指定実行
指示情報格納領域221、及びステップ実行指示情報格
納領域222に、それぞれの当該情報を設定するだけ
で、アプリケーションプログラムを、プロセス単位でデ
バッグすることができると共に、各プロセスを所望する
ステップ・シーケンスで実行させながらデバッグするこ
ともできる。
【0051】また、プロセス指定実行とステップ実行指
示を共に行わない場合には、SFCプログラムを実際の
稼働時と同様に実行させることができる。尚、上記実施
例では、デバッグ対象となるプロセス1個のみ指定する
ようにしているが、複数のプロセスを指定できるように
してもよい。
【0052】さらに、上記実施例では、シミュレーショ
ンボックス23によりPCへの信号入力及びPCの出力
信号の表示を行うようにしているが、シミュレーション
ボックス23の代わりにシステムを実際に稼働させる際
に使用する入出力機器をPC21に接続するようにして
もよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プログラ
ムを構成する複数のプロセスの中からデバッグを所望す
るプロセスのみを選択的に実行させることができる。し
たがってプロセス単位でのデバッグが容易になるので、
SFC記述のプログラムを効率良くデバッグすることが
可能になる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、デバッグ対
象のプロセスを所望するステップ・シーケンスで実行で
きる。したがって、ステップ単位でのデバッグを効率良
く行えるようになる。
【0055】また、請求項3記載の発明によれば、所望
するプロセスのみを所望するステップ・シーケンスで実
行できる。したがって、プロセス単位及びステップ単位
でのデバッグを行うことが可能となり、この結果とし
て、デバッグを非常に効率良く行うことが可能になる。
【0056】また、上記第1,2,及び3の発明は、い
ずれも、PC(プログラマブルコントローラ)のデータ
メモリに所定の情報を設定し、PCがその所定の情報を
参照してプログラムを実行するだけで実現できるので、
特別の装置は必要としない。このため、上記デバッグ
を、簡単な構成により安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図(その1)である。
【図2】本発明の原理ブロック図(その2)である。
【図3】本発明の原理ブロック図(その3)である。
【図4】本発明の一実施例のデバッグ方式によりSFC
プログラムのデバッグを行うシステムの構成図である。
【図5】SFCにより記述したプログラムのPCのプロ
グラムメモリ内での配置構成を示す図である。
【図6】PCのデータメモリ内でのデバッグ用の情報の
配置構成を示す図である。
【図7】PCにより行われるSFCプログラムの実行処
理を説明するフローチャートである。
【図8】従来のPC用のプログラムの作成方法を説明す
る図である。
【図9】SFCによるプログラミング方法を説明する図
である。
【図10】SFCの他の形式を示す図である。
【符号の説明】
1,11 実行プロセス指定手段 2,7,13 プロセス実行手段 6,12 ステップ移行条件設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンシャル・ファンクション・チャ
    ートにより記述された複数のプロセスから成るプログラ
    ムをデバッグするデバッグ方式であって、 前記複数のプロセスの中から、デバッグ対象となるプロ
    セスを指定する実行プロセス指定手段(1)と、 該実行プロセス指定手段(1)によって指定されたプロ
    セスのみを選択実行するプロセス実行手段(2)と、 を備えたことを特徴とするデバッグ方式。
  2. 【請求項2】 シーケンシャル・ファンクション・チャ
    ートにより記述された複数のプロセスから成るプログラ
    ムをデバッグするデバッグ方式であって、 デバッグすべきプロセスのステップの移行条件を設定す
    るステップ移行条件設定手段(6)と、 デバッグ対象となっているプロセスを、前記ステップ移
    行条件設定手段(6)によって設定されたステップの移
    行条件に従って実行させるプロセス実行手段(7)と、 を備えたことを特徴とするデバッグ方式。
  3. 【請求項3】 シーケンシャル・ファンクション・チャ
    ートにより記述された複数のプロセスから成るプログラ
    ムをデバッグするデバッグ方式であって、 前記複数のプロセスの中からデバッグ対象となるプロセ
    スを指定する実行プロセス指定手段(11)と、 該実行プロセス指定手段(11)に指定されたプロセス
    のステップの移行条件を設定するステップ移行条件設定
    手段(12)と、 前記実行プロセス指定手段(11)によって指定された
    プログラムを、前記ステップ移行条件設定手段(12)
    によって設定されたステップの移行条件に従って実行さ
    せるプロセス実行手段(13)と、 を備えたことを特徴とするデバッグ方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997017638A1 (fr) * 1995-11-09 1997-05-15 Fanuc Ltd Systeme de commande de l'execution d'un programme sequentiel

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WO1997017638A1 (fr) * 1995-11-09 1997-05-15 Fanuc Ltd Systeme de commande de l'execution d'un programme sequentiel
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