JPH0620261Y2 - 電気機器 - Google Patents
電気機器Info
- Publication number
- JPH0620261Y2 JPH0620261Y2 JP1987020252U JP2025287U JPH0620261Y2 JP H0620261 Y2 JPH0620261 Y2 JP H0620261Y2 JP 1987020252 U JP1987020252 U JP 1987020252U JP 2025287 U JP2025287 U JP 2025287U JP H0620261 Y2 JPH0620261 Y2 JP H0620261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- case
- clamp
- curved
- cord clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 本考案は近接スイッチ等の円筒型スイッチに取付けられ
るコードの取付け構造に特徴を有する電気機器に関する
ものである。
るコードの取付け構造に特徴を有する電気機器に関する
ものである。
(従来技術) 従来円筒型近接スイッチ等の背面には、樹脂で形成され
貫通孔が設けられた蓋を接続しており、その貫通孔によ
ってコードをケース端部の中心に位置決めするようにし
ている。しかしながらこのような構造の近接スイッチで
は、コードを所定位置に位置決めすることができるが円
筒軸方向には固定されないため、ケース内に樹脂を充填
することによって固定する必要があり、引っ張り強度が
弱く組立作業性が悪いという問題があった。そこで第6
図に示すように、コードをケースの端部に固定する保持
具を設けたスイッチも提案されている(実開昭61−1454
48号)。このようなコード保持具1は中心にコード2の
径に対応した円弧状の締付け部3を有し、それによって
コード2を挟み込むと共にその外周にもケース4の内径
に対応した円弧状の一対の圧接部5を有し、コード保持
具1を収縮させてケース4内に収納するようにしてい
る。
貫通孔が設けられた蓋を接続しており、その貫通孔によ
ってコードをケース端部の中心に位置決めするようにし
ている。しかしながらこのような構造の近接スイッチで
は、コードを所定位置に位置決めすることができるが円
筒軸方向には固定されないため、ケース内に樹脂を充填
することによって固定する必要があり、引っ張り強度が
弱く組立作業性が悪いという問題があった。そこで第6
図に示すように、コードをケースの端部に固定する保持
具を設けたスイッチも提案されている(実開昭61−1454
48号)。このようなコード保持具1は中心にコード2の
径に対応した円弧状の締付け部3を有し、それによって
コード2を挟み込むと共にその外周にもケース4の内径
に対応した円弧状の一対の圧接部5を有し、コード保持
具1を収縮させてケース4内に収納するようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのような従来例によれば、コード保持具
の締付け部3及び圧接部5は使用されるコードやケース
の内径に対応させておく必要がある。従って使用される
ケース内径とコード径とが限定され少しでも異なるコー
ドやケースに対してはこの保持具を適用することができ
ず、異なった形状の保持具を用いる必要があるという問
題点があった。又コード保持具の製造時には中心の円弧
状締付け部3に対応した芯金を設けて板状部材を押圧す
ることによって締付け部3を形成すると共に、圧接部5
の形成時にはその両側に新たな芯金を設けて圧接部5を
形成する必要があり、製造工程が複雑になるという問題
点もあった。
の締付け部3及び圧接部5は使用されるコードやケース
の内径に対応させておく必要がある。従って使用される
ケース内径とコード径とが限定され少しでも異なるコー
ドやケースに対してはこの保持具を適用することができ
ず、異なった形状の保持具を用いる必要があるという問
題点があった。又コード保持具の製造時には中心の円弧
状締付け部3に対応した芯金を設けて板状部材を押圧す
ることによって締付け部3を形成すると共に、圧接部5
の形成時にはその両側に新たな芯金を設けて圧接部5を
形成する必要があり、製造工程が複雑になるという問題
点もあった。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
であって、弾性部材から成るコードクランプによってコ
ードを位置決めしてケース端部に固定できるようにする
と共に、コード径とケースの内径が異なる場合にもその
ままコードを固定できるようにすることを技術的課題と
する。
であって、弾性部材から成るコードクランプによってコ
ードを位置決めしてケース端部に固定できるようにする
と共に、コード径とケースの内径が異なる場合にもその
ままコードを固定できるようにすることを技術的課題と
する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は円筒型ケースに電子回路部を収納し、該ケース
の電子回路部と接続されるコードを取付けて構成される
電気機器であって、第1図及び第2図に示すように、弾
性を有する板状部材に交互に外向き及び内向きに、夫々
少なくとも3箇所の湾曲部を設け、一部に切欠きを有す
るように全体を環状に湾曲させて構成し、外向きの湾曲
部をケースの内周に当接させると共に、内向きの湾曲部
をコードに当接させたコードクランプを円筒型ケースに
取付けて構成し、コードをコードクランプによって固定
するようにしたことを特徴とするものである。
の電子回路部と接続されるコードを取付けて構成される
電気機器であって、第1図及び第2図に示すように、弾
性を有する板状部材に交互に外向き及び内向きに、夫々
少なくとも3箇所の湾曲部を設け、一部に切欠きを有す
るように全体を環状に湾曲させて構成し、外向きの湾曲
部をケースの内周に当接させると共に、内向きの湾曲部
をコードに当接させたコードクランプを円筒型ケースに
取付けて構成し、コードをコードクランプによって固定
するようにしたことを特徴とするものである。
(作用) このような特徴を有する本考案によれば、コードクラン
プは弾性を有するため、コードクランプを収縮させてケ
ース内に収納すればコードはコードクランプの内向きの
少なくとも3箇所の湾曲部で固定されケース内に収納さ
れる。又コードクランプも外向きの少なくとも3箇所の
湾曲部がケースの内壁に接することとなってクランプが
ケースの背面に固定される。
プは弾性を有するため、コードクランプを収縮させてケ
ース内に収納すればコードはコードクランプの内向きの
少なくとも3箇所の湾曲部で固定されケース内に収納さ
れる。又コードクランプも外向きの少なくとも3箇所の
湾曲部がケースの内壁に接することとなってクランプが
ケースの背面に固定される。
(考案の効果) そのため本考案によれば、コードはケースの端面の所定
位置に位置決めされることとなり軸方向に対してもコー
ドが固定される。従ってコードが脱落したりコード位置
が不安定になるという恐れがなくなるという効果が得ら
れる。又コードクランプはコード及びケース内壁に点接
触しているため、弾性を有するコードクランプを用いる
ことによりケースの内径が異なる場合やコード径が異な
る場合にも一定の範囲では同一のコードクランプを用い
てケース内にコードを固定することが可能となる。
位置に位置決めされることとなり軸方向に対してもコー
ドが固定される。従ってコードが脱落したりコード位置
が不安定になるという恐れがなくなるという効果が得ら
れる。又コードクランプはコード及びケース内壁に点接
触しているため、弾性を有するコードクランプを用いる
ことによりケースの内径が異なる場合やコード径が異な
る場合にも一定の範囲では同一のコードクランプを用い
てケース内にコードを固定することが可能となる。
第2図は本考案の一実施例によるコードクランプを示す
斜視図、第3図はコードクランプの製造過程を示す図で
ある。コードクランプ10は弾性を有する部材、例えば
ステンレスを十字形の芯金11に沿ってパンチ12a〜
12eにより押し付けて成形することによって構成す
る。こうして第2図に示すようにコードクランプ10は
交互に向きが異なる複数の湾曲部、即ち外向きの湾曲部
10b,10d,10fと内向きの湾曲部10a,10
c,10e,10gとを交互に有し、一部に切欠きを有
して全体が環状に湾曲する形状を有するものとなる。
斜視図、第3図はコードクランプの製造過程を示す図で
ある。コードクランプ10は弾性を有する部材、例えば
ステンレスを十字形の芯金11に沿ってパンチ12a〜
12eにより押し付けて成形することによって構成す
る。こうして第2図に示すようにコードクランプ10は
交互に向きが異なる複数の湾曲部、即ち外向きの湾曲部
10b,10d,10fと内向きの湾曲部10a,10
c,10e,10gとを交互に有し、一部に切欠きを有
して全体が環状に湾曲する形状を有するものとなる。
第4図はこうして形成されたコードクランプ10の側面
図である。コードクランプ10は内向きの湾曲部10
a,10c,10e及び10gはその内周でコードの周
囲を保持するものとし、外側の湾曲部10b,10d,
10fは円筒型ケースの内周に当接するように構成する
ものとする。
図である。コードクランプ10は内向きの湾曲部10
a,10c,10e及び10gはその内周でコードの周
囲を保持するものとし、外側の湾曲部10b,10d,
10fは円筒型ケースの内周に当接するように構成する
ものとする。
次にコードクランプ10にコード13を貫通させてスイ
ッチ例えば近接スイッチ等に収納する。第1図はこうし
て形成された近接スイッチの断面図である。近接スイッ
チ14内のケース15内には検出コイル16及びその検
出コイル16を含む発振回路と発振出力の変化に基づい
て物体の近接を検出する検出回路部を有するプリント基
板17が設けられ、プリント基板17にコード13が接
続される。ここで前述したコードクランプ10を収縮さ
せてケース15に取付けたときには、第5図にその側面
図を示すようにコードクランプの3つの外向きの湾曲部
10b,10d,10fがケース15の内壁に当接し、
4つの湾曲部10a,10c,10e及び10gによっ
てコード13が保持されるためコード13の位置も固定
される。そしてコードクランプ10の開口部分より例え
ば透明の樹脂18をケース15内に充填してケース15
を密閉する。こうすればコード13をケース15の背面
の中心に位置決めすることができ、又同時にコード13
を固定することができる。
ッチ例えば近接スイッチ等に収納する。第1図はこうし
て形成された近接スイッチの断面図である。近接スイッ
チ14内のケース15内には検出コイル16及びその検
出コイル16を含む発振回路と発振出力の変化に基づい
て物体の近接を検出する検出回路部を有するプリント基
板17が設けられ、プリント基板17にコード13が接
続される。ここで前述したコードクランプ10を収縮さ
せてケース15に取付けたときには、第5図にその側面
図を示すようにコードクランプの3つの外向きの湾曲部
10b,10d,10fがケース15の内壁に当接し、
4つの湾曲部10a,10c,10e及び10gによっ
てコード13が保持されるためコード13の位置も固定
される。そしてコードクランプ10の開口部分より例え
ば透明の樹脂18をケース15内に充填してケース15
を密閉する。こうすればコード13をケース15の背面
の中心に位置決めすることができ、又同時にコード13
を固定することができる。
そしてコードクランプは弾性を有する部材であり各湾曲
部はコードの外周と点接触しているため、コード径が多
少変化する場合にもそのままケース端部にコードを固定
することができ、同様の理由でケース内径が異なる場合
にも一定の範囲ではそのまま同一のコードクランプを用
いることができる。
部はコードの外周と点接触しているため、コード径が多
少変化する場合にもそのままケース端部にコードを固定
することができ、同様の理由でケース内径が異なる場合
にも一定の範囲ではそのまま同一のコードクランプを用
いることができる。
尚本実施例では3つの外向き湾曲部を有するコードクラ
ンプを設けてその3個所でケース内壁に当接させコード
を4箇所で当接させて固定するようにしているが、夫々
少なくとも3箇所の湾曲部があれば足り、異なった数の
湾曲部を有するコードクランプを用いてもコードを固定
できることはいうまでもない。
ンプを設けてその3個所でケース内壁に当接させコード
を4箇所で当接させて固定するようにしているが、夫々
少なくとも3箇所の湾曲部があれば足り、異なった数の
湾曲部を有するコードクランプを用いてもコードを固定
できることはいうまでもない。
又本実施例ではステンレス製のコードクランプを用いて
いるが、弾性を有する部材であればステンレスに限らず
他の金属部材や合成樹脂を用いて構成することができ
る。
いるが、弾性を有する部材であればステンレスに限らず
他の金属部材や合成樹脂を用いて構成することができ
る。
第1図は本考案の一実施例によるスイッチの断面図、第
2図はコードクランプの斜視図、第3図はコードクラン
プの製造過程を示す図、第4図はコードクランプの側面
図、第5図はこのコードクランプを用いてコードをケー
ス端部に固定した状態を示す側面図、第6図は従来のス
イッチの一例を示す断面図である。 10……コードクランプ、10a〜10g……湾曲部、
13……コード、14……近接スイッチ、15……ケー
ス
2図はコードクランプの斜視図、第3図はコードクラン
プの製造過程を示す図、第4図はコードクランプの側面
図、第5図はこのコードクランプを用いてコードをケー
ス端部に固定した状態を示す側面図、第6図は従来のス
イッチの一例を示す断面図である。 10……コードクランプ、10a〜10g……湾曲部、
13……コード、14……近接スイッチ、15……ケー
ス
Claims (1)
- 【請求項1】円筒型ケースに電子回路部を収納し、該ケ
ースの電子回路部と接続されるコードを取付けて構成さ
れる電気機器において、 弾性を有する板状部材に交互に外向き及び内向きに、夫
々少なくとも3箇所の湾曲部を設け、一部に切欠きを有
するように全体を環状に湾曲させて構成し、前記外向き
の湾曲部を前記ケースの内周に当接させると共に、前記
内向きの湾曲部を前記コードに当接させたコードクラン
プを円筒型ケースに取付けて構成し、前記コードを前記
コードクランプによって固定するようにしたことを特徴
とする電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987020252U JPH0620261Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987020252U JPH0620261Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 電気機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63128637U JPS63128637U (ja) | 1988-08-23 |
JPH0620261Y2 true JPH0620261Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30815594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987020252U Expired - Lifetime JPH0620261Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620261Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5785114B2 (ja) * | 2012-02-24 | 2015-09-24 | 未来工業株式会社 | 器具取付部材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4415442Y1 (ja) * | 1965-07-22 | 1969-07-04 | ||
JPS4710813U (ja) * | 1971-03-02 | 1972-10-09 |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP1987020252U patent/JPH0620261Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4415442Y1 (ja) * | 1965-07-22 | 1969-07-04 | ||
JPS4710813U (ja) * | 1971-03-02 | 1972-10-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63128637U (ja) | 1988-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR900010288A (ko) | 호스 고정장치 및 그 성형방법 | |
JPH0620261Y2 (ja) | 電気機器 | |
JPH11204982A (ja) | ノイズ吸収装置 | |
JPH0623978Y2 (ja) | 検知コイルの固定装置 | |
JPS5918408Y2 (ja) | 光リセプタクル | |
JPH09281150A (ja) | 電流センサ装置及び電流センサ装置の組み立て方法 | |
JPH0334068Y2 (ja) | ||
SU1635293A1 (ru) | Держатель дл радиоэлементов | |
JPH0728702Y2 (ja) | コード端子の表示具 | |
JPS6019627Y2 (ja) | ゴム脚取付装置 | |
JPH0617325Y2 (ja) | Ledソケットの固定装置 | |
JPH0423409Y2 (ja) | ||
JPS59195215U (ja) | 接栓緩み止め装置 | |
JPH021814Y2 (ja) | ||
JPS6017857Y2 (ja) | 高周波コイル | |
JPH0215290Y2 (ja) | ||
JPH0638345Y2 (ja) | 近接スイツチ | |
JPS5833496B2 (ja) | 圧力センサ− | |
JPH039390Y2 (ja) | ||
JPS6121080U (ja) | テ−プリ−ル | |
KR930000050Y1 (ko) | 테이프 카셋트 | |
JPH0650967Y2 (ja) | トロイダルコイル用固定基台 | |
JP3058242B2 (ja) | 指示計器 | |
JPH0235193Y2 (ja) | ||
JPH10335031A (ja) | 装飾用電灯 |