JPH06202502A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH06202502A
JPH06202502A JP5018104A JP1810493A JPH06202502A JP H06202502 A JPH06202502 A JP H06202502A JP 5018104 A JP5018104 A JP 5018104A JP 1810493 A JP1810493 A JP 1810493A JP H06202502 A JPH06202502 A JP H06202502A
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JP
Japan
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transfer
sleeve
transfer material
variable
voltage applying
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5018104A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Takatani
敏彦 高谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 転写電界と転写電流を最適なものに安定化で
きる転写装置を提供する。 【構成】 高抵抗体の微細な磁性粒子5が磁石の磁界に
束縛されて形成する磁気ブラシを転写部材として用い、
感光体10表面に形成されたトナー像を転写紙に転写す
る。この磁気ブラシを担持するスリーブ3に直列に、可
変抵抗器31と容量成分であるコンデンサ32とを有す
るRC並列回路30を接続し、電圧印加手段7でRC並
列回路30を通してスリーブ3にバイアス電圧を印加す
る。可変抵抗器31の抵抗値は、湿度検出センサー33
の信号が入力される可変制御部34からの制御信号で、
検出湿度が高いほど可変抵抗器31の抵抗を大きくして
スリーブに流れる電流を小さくするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置の転写装置に係り、詳
しくは、電圧印加手段でバイアス電圧が印加された転写
部材によって、表面に現像剤像が形成された潜像担持体
に転写材を密着させ、該現像剤像を該転写材に転写する
転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表面に現像剤像が形成された潜像
担持体に、バイアス電圧が印加された回転可能な転写部
材としての弾性転写ローラを圧接させ、潜像担持体と転
写ローラの間に転写材を通過させて、潜像担持体上の現
像剤像を転写材に転写するように構成した転写装置が知
られている。また、この種の転写装置に採用される転写
ローラとして様々なものが提案されている。例えば、特
開平1−185572号公報には、画像の中抜け現象の
発生を防止し、かつ、良好にクリーニングを行うため
に、微細な連続気孔体から成り、表面の気孔径、空孔径
を内部におけるそれらよりも小さく形成した転写ローラ
が開示されている。また特公昭64−7383号公報に
は、抵抗率を相対湿度に依存させないために、疎水性ウ
レタンゴムで構成した転写ローラが開示されている。ま
た特開平1−106085号公報には、転写効率をよく
するために、予めある中間的な電気抵抗(例えば、10
6〜1012Ωcm程度)にした弾性体層と、導電体層とを
有し、機能分離した転写ローラが開示されている。また
実開昭63−187157号公報には、表面にブラシ状
部材を設けてなる導電性ローラを転写部材として備えた
転写装置が開示されている。
【0003】そして、特開昭56−35159号公報に
は、電子写真感光体などの電荷保持部材上に形成した静
電潜像を現像し、形成されたトナー像をバイアス電圧を
印加した転写ローラの作用により受像紙上に転写するバ
イアスローラ転写装置において、前記転写ローラと直列
に高抵抗を接続し、この高抵抗を通して前記転写ローラ
に所望のバイアス電圧を印加するとともに、前記転写ロ
ーラの抵抗値及び前記工程工の値を、該転写ローラと前
記電荷保持部材との間に受像紙が存在しないとき前記転
写ローラから前記電荷保持部材への不所望な電荷の注入
を防止するように定めたことを特徴とするバイアスロー
ラ転写装置が開示されている。このバイアスローラ転写
装置によれば、転写ローラを通して流れる電流が増大し
たときに自動的に転写ローラに印加される転写バイアス
電圧を降下させて電流の増大を防止し、これにより電荷
保持部材への電荷の注入を防止して、転写ローラと前記
電荷保持部材との間に受像紙が存在しないときに電荷が
注入された電荷保持部材部分に、現像でトナーが付着す
ることによる無駄なトナー消費などの不具合の発生を防
止できるとされている。
【0004】また、特開昭57−67968号公報に
は、静電潜像を現像して得られるトナー像を転写紙に転
写するために所定の極性の転写バイアス電圧を印加した
転写電界印加装置、およびこの転写電界印加装置の近傍
であって転写紙の通路に配設されていて、前記バイアス
電圧と同一極性のバイアス電圧が印加された電界安定部
材を有する電子写真複写装置の転写装置において、前記
電界安定部材にバイアス電圧を印加する電源のインピー
ダンスを、転写紙が、高湿時に前記電界安定部材から設
置された部分に至る間に有する抵抗値より、低い値に設
定することを特徴とする電子写真複写装置の転写装置が
開示されている。この転写装置によれば、高湿時に吸湿
によって転写紙の抵抗が低下した場合にも、転写電界印
加装置からの電荷が転写紙通路であって上記電界安定部
材よりも離れた箇所に配設されている接地部材へ逃散し
所定の転写電界が発生せずに転写状態が悪化するのを、
上記電界安定部材によって防止でき、更に、上記電源の
インピーダンスを所定の値に設定することにより、所定
のバイアス電圧が印加された電荷安定部材から静電潜像
保持体側に転写紙を介して電流が流れ過ぎることによる
静電潜像の破壊やかぶり潜像の発生を防止できるとされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
56−35159号公報の転写装置においては、受像紙
の湿度による抵抗変化が電流通過及び流入に与える影響
について未考慮であるので、転写ローラと電荷保持部材
の間でリークを起こして転写むらを発生させる恐れが残
されていた。また、上記特開昭57−67968号公報
の転写装置においては、転写紙へ流れる電流を直接的に
制御していないため、転写ローラと電荷保持部材の間で
リークを起こして転写むらを発生させる恐れが残されて
いた。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、転写電界と転写電流を最適
なものに安定化できる転写装置を提供することであり、
その第2の目的は、転写紙の厚みや抵抗などの特性によ
らず、過不足ない転写電流を得ることができる転写装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、電圧印加手段でバイアス電圧
が印加された転写部材によって、表面に現像剤像が形成
された潜像担持体に転写材を密着させ、該現像剤像を該
転写材に転写する転写装置において、該電圧印加手段と
該転写部材との間にRC並列回路を設けたことを特徴と
するものである。請求項2の発明は、電圧印加手段でバ
イアス電圧が印加された転写部材によって、表面に現像
剤像が形成された潜像担持体に転写材を密着させ、該現
像剤像を該転写材に転写する転写装置において、該電圧
印加手段と該転写部材との間に可変インピーダンス回路
を設け、かつ、湿度検出手段と、該湿度検出手段の出力
に基づいて該可変インピーダンス回路のインピーダンス
を変化させる可変制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。請求項3の発明は、電圧印加手段でバイア
ス電圧が印加された転写部材によって、表面に現像剤像
が形成された潜像担持体に転写材を密着させ、該現像剤
像を該転写材に転写する転写装置において、該電圧印加
手段と該転写部材との間に可変インピーダンス回路を設
け、かつ、操作者用の操作スイッチと、該操作スイッチ
からの信号に基づいて該可変インピーダンス回路のイン
ピーダンスを変化させる可変制御手段とを設けたことを
特徴とするものである。請求項4の発明は、電圧印加手
段でバイアス電圧が印加された転写部材によって、表面
に現像剤像が形成された潜像担持体に転写材を密着さ
せ、該現像剤像を該転写材に転写する転写装置におい
て、該電圧印加手段と該転写部材との間に可変インピー
ダンス回路を設け、かつ、転写材の厚みや抵抗を検出す
る転写材特性検出手段と、該転写材特性検出手段からの
信号に基づいて該可変インピーダンス回路のインピーダ
ンスを変化させる可変制御手段とを設けたことを特徴と
するものである。請求項5の発明は、電圧印加手段でバ
イアス電圧が印加された転写部材によって、表面に現像
剤像が形成された潜像担持体に転写材を密着させ、該現
像剤像を該転写材に転写する転写装置において、該電圧
印加手段と該転写部材との間に可変インピーダンス回路
を設け、かつ、該潜像担持体と該転写部材の対向部に該
転写材が存在している期間と存在していない期間とで、
該可変インピーダンス回路のインピーダンスを切換える
切換え制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、電圧印加手段で、
RC並列回路を通して転写部材にバイアス電圧を印加
し、所定の転写電界を形成する。そして、潜像担持体、
現像剤、転写材などの抵抗や容量の変化という外部要因
で、転写部材へ流れる電流にリップルが生じた場合に
も、該RC並列回路の容量成分によって、転写部材の電
位を安定させて、転写電界を安定に維持する。また、該
容量成分を潜像担持体側の容量と同程度の大きさに設定
しておけば、潜像担持体上の電荷がリークするのも防止
できる。
【0009】請求項2の発明においては、電圧印加手段
で、可変インピーダンス回路通して転写部材にバイアス
電圧を印加し、所定の転写電界を形成する。そして、可
変制御手段により、湿度検出手段の出力に基づいて該可
変インピーダンス回路のインピーダンスを変化させ、湿
度による転写材の抵抗変化で転写電流が変化するのを防
止する。
【0010】請求項3の発明においては、電圧印加手段
で、可変インピーダンス回路通して転写部材にバイアス
電圧を印加し、所定の転写電界を形成する。そして、可
変制御手段により、操作者用の操作スイッチからの信号
に基づいて該可変インピーダンス回路のインピーダンス
を変化させ、転写紙の厚みや抵抗の違いによって転写電
流の過不足が生じるのを防止する。
【0011】請求項4の発明においては、電圧印加手段
で、可変インピーダンス回路通して転写部材にバイアス
電圧を印加し、所定の転写電界を形成する。そして、可
変制御手段により、転写材特性検出手段からの信号に基
づいて該可変インピーダンス回路のインピーダンスを変
化させ、転写紙の厚みや抵抗の違いによって転写電流の
過不足が生じるのを防止する。
【0012】請求項5の発明においては、電圧印加手段
で、可変インピーダンス回路通して転写部材にバイアス
電圧を印加し、所定の転写電界を形成する。そして、切
換え制御手段により、潜像担持体と転写部材の対向部に
転写材が存在していない期間には、該対向部に転写材が
存在している期間よりも大きくなるように、該可変イン
ピーダンス回路のインピーダンスを切換え、該対向部に
転写材が存在していない期間に、転写部材と潜像担持体
の間でリークが生じるのを防止する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)の転写ユニットに適用し
た実施例について説明する。図1は一例に係る複写機の
潜像担持体としての感光体ドラム周辺の概略構成図であ
る。潜像担持体であるドラム状の感光体10は時計周り
に回転駆動される。この感光体10表面は、まず一様帯
電チャージャー11により帯電された後、ここでは図示
しない例えばデジタル光学系からのレーザー光Lが照射
されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ユ
ニット12によって現像剤としてのトナーが供給されて
現像剤像としてのトナー像化される。このトナー像は、
図示しない給紙装置から給紙され、ペーパーパス15を
通って感光体10表面に送りこまれた転写材としての図
示しない転写紙に転写ユニット13によって転写され
る。トナー像が転写された転写紙は感光体10表面から
分離され、ペーパーパス15を通って図示しない定着装
置に搬送され、ここで、トナー像が定着されてコピー紙
として機外に排出される。一方、トナー像が転写された
後の感光体10表面はクリーニングユニット14で残留
トナーが除去された後、図示しない除電器で残留トナー
が除去されて、次の作像に備えられる。
【0014】つぎに転写ユニット13について説明す
る。本実施例の転写ユニット13は、電圧印加手段でバ
イアス電圧が印加された転写部材を、磁性粒子と、粒子
担持面上に磁界を形成する磁界発生手段を備えた磁性粒
子担持手段とで構成したものであり、本出願人の先の出
願(特願平4−280783号)で提案した機構を前提
として採用している。まず、この転写ユニット13の機
構及び動作について説明する。図2は、転写ユニット1
3の概略構成図である。転写ユニット13は、開口部1
が形成されたケーシング2を有し、開口部1を感光体1
0表面に向けて、複写機内に取り付けられている。ケー
シング2の内部には、反時計方向に回転駆動される粒子
担持体としての非磁性の導電体から成るスリーブ3が配
置されている。そして、スリーブ3の内部には、磁界発
生手段としての複数の磁石4a〜4dが、例えば図2の
例では磁石4aがN極を、4bがN極を、4cがS極
を、4dがN極をスリーブ3表面に向かうように配置さ
れており、それぞれの磁石4a〜4dはスリーブ3の表
面におよぶ磁界を形成している。ここで、磁石4a〜4
dの磁力は、例えば、4d>4b>4a・4cの順に弱
くなるように構成されている。また、ケーシング2の内
部には、例えば、磁性体を樹脂等でコートした絶縁性の
高い高抵抗体の微細な磁性粒子5が予め貯えられてい
る。スリーブ3と感光体10表面とは所定の間隙をおい
て対向配置されており、スリーブ3と感光体10とが最
も接近した領域で転写領域を形成する。転写ユニット1
3内の、スリーブ3表面には、所定間隙をおいて磁性粒
子の量を規制するドクタ6が設けられている。また、ス
リーブ3には、電圧印加手段7によってバイアス電圧が
印加されている。
【0015】以上の構成において、転写ユニット13に
おいては、4つの磁石のうち最も強い磁力を有する磁石
4dの磁力によって、ケーシング2の底部にある磁性粒
子5がスリーブ3の表面に吸着される。スリーブ3の表
面に吸着された磁性粒子5は、磁石4dと4cとで形成
される磁界に束縛されながら、スリーブ3の回転に伴
い、ドクタ6の位置まで搬送される。ここで、磁性粒子
5は、ドクタ6によって所定の層厚に規制される。そし
て、磁性粒子5は、磁石4cと4bとで形成される磁界
に束縛されながら、スリーブ3の回転に伴い上記転写領
域に搬送される。ここで、磁性粒子5は図3に示すよう
に、スリーブ3と感光体10との間にパッキングされ、
磁石4dに次いで強い磁力を有する磁石4bが形成する
磁界によって感光体10表面に接する磁気ブラシを形成
する。その後、磁性粒子5は、スリーブ3の回転に伴い
磁石4aの位置まで搬送され、磁石4aの位置を過ぎた
ところで、磁石4aと4dとでは磁性粒子5をスリーブ
3表面に付着させるのに十分な磁界が形成されていない
ため、スリーブ3表面からケーシング2の底部に落下す
る。ケーシング2の底部に落下した磁性粒子5は、スリ
ーブ3の回転により磁石4d方向へ搬送され、再び磁石
4dによりスリーブ3の表面に供給されて以上の動作が
繰り返される。
【0016】そして、感光体10表面に形成された静電
潜像が現像ユニット12によって現像されたトナー像2
0が、感光体10の回転によって、上記磁気ブラシが形
成された転写領域に移動してくるのに合わせて、給紙装
置から転写紙21が給紙される。そして、スリーブ3と
感光体10とで形成される間隙に入ってきた転写紙21
は、上記磁石4bの磁界により磁性粒子5が形成する磁
気ブラシによって感光体10方向に押しつけられる。
【0017】スリーブ3に印加されているバイアス電圧
は、転写紙21が上記転写領域に入るまでに十分転写電
界が形成されるように立ち上がっている。本実施例のよ
うに磁性粒子5が高抵抗体の場合は、印加されたバイア
ス電圧が放電開始電圧を超えたところから転写紙21に
のり始めたチャージによって転写電界が形成される。こ
の原理は、例えば複写機で従来から用いられているワイ
ヤー・チャージャーの原理と変わることはない。
【0018】以上のように、この転写ユニット13によ
れば、磁性粒子5は微細な粒子体であるので、磁性粒子
5が転写紙21との間に形成するエア・ギャップが非常
に狭くなるため、放電効率を高くすることができる。ま
た微細な磁性粒子5によって転写紙21を感光体10表
面に押しつけているので、転写紙21に対する磁性粒子
5の接触ムラがなく、転写紙21に対して均一な放電を
与えることができる
【0019】次に、図4を用いて、本実施例の転写ユニ
ット13の要部について説明する。図4において、本実
施例の転写ユニット13では、スリーブ3に直列にRC
並列回路30が接続され、電圧印加手段7でこのRC並
列回路30を通してスリーブ3にバイアス電圧を印加す
るようになっている。このRC並列回路30はポテンシ
ョメータなどの可変抵抗器31と容量成分であるコンデ
ンサ32とを有しており、該可変抵抗器31の抵抗値
が、湿度検出センサー31の信号が入力される制可変御
部34からの制御信号で変化させられるように構成され
ている。この可変制御部34は検出湿度が高いほど可変
抵抗器31の抵抗を大きくしてスリーブに流れる電流を
小さくし、逆に湿度が低いほど可変抵抗器31の抵抗を
高くしてスリーブに流れる電流を大きくするように、可
変抵抗器31を制御する。例えば、電圧印加手段7によ
るバイアス電圧が1〜2KVの範囲内のものある場合、
可変抵抗器31の抵抗を、感光体10上の電流が2〜4
0μA(転写紙の感光体10方向の幅はA4の230m
m)になるように制御すれば、良好な転写が行えた。な
お、感光体10上の電流は転写紙の感光体10方向の幅
に比例するので、例えば転写紙の同幅が大きい場合、同
幅の比率(A3/A4比)で設定すれば良い。
【0020】図5は他の実施例の転写ユニット13の要
部を示すものであり、前提機構は上記実施例と同一であ
る。この実施例の転写ユニット13が図4の転写ユニッ
ト13と異なる点は、可変抵抗器31の抵抗値を制御す
る可変制御部34を、図4のように湿度検出センサー3
3の信号に基づいて、可変抵抗器31を制御するように
構成するのに代え、所定のスイッチを備えた操作者用の
操作部35(例えばペーパーセレクトスイッチを備えた
操作パネル)からの信号に基づいて、可変抵抗器31を
制御するように構成した点のみである。したがって、図
5では図4に示す部材と同一部材は同一符号を付して示
すしている。上記スイッチは転写紙の特性例えば、転写
紙の容量や抵抗の情報を、操作者が入力できるように構
成する。この入力は、テンキーによる直接入力方式で
も、それぞれ容量や抵抗のある範囲に対応する複数の選
択キーによる選択方式でも良い。例えば転写紙の厚みに
よって複数の選択キーのいずれかを選択させるようにす
る。一般には45kg紙〜135kg紙で、上記範囲の電流
(A4幅230mmで2〜40μA)を得るように、可変
抵抗31の抵抗値を制御できた。無論、紙が厚いほど電
流が大きくなるように抵抗値を小さくする。
【0021】このように、転写紙の容量や抵抗の情報
を、操作者に入力させるのに代え、転写紙の容量や抵抗
を検出する検出手段を設け、自動的に転写紙の容量や抵
抗を検出し、この信号に基づいて図4のように湿度検出
センサー33の信号に基づいて、可変抵抗器31を制御
するように可変制御部34を構成しても良い。このよう
な検出手段としては公知の容量センサー、抵抗センサ
ー、紙厚みセンサーなどを用いることができる。
【0022】以上各実施例において、可変抵抗器31の
抵抗値を変化させたが、これに代え、又はこれに加え、
コンデンサ32の容量を変化させるようにしても良い。
この場合、コンデンサ32としてバリコン等の可変容量
器を用いる。また、この場合には、湿度が高いほど容量
値が小さく、逆に湿度が低いほど容量が大きくなるよう
に、容量値を制御する。また、転写領域を転写紙が通過
していないときにも、スリーブ3上の磁気ブラシが感光
体10表面に接触したままの状態にする場合には、転写
領域を転写紙が通過していない期間の可変抵抗器31の
抵抗値や可変容量器32の容量値を、転写領域を転写紙
が通過している期間よりも電流が流れにくい値に切り換
えることが望ましい。
【0023】なお、上記各実施例における転写ユニット
13の前提機構については、上記特願平4−28078
3号にも記載されているように、種々の変形が可能であ
る。すなわち、上記装置例においては、樹脂等でコート
していない磁性体をそのまま導電性の磁性粒子5として
用いてもよい。この場合、放電開始電圧は上記高抵抗体
の磁性粒子5を用いたときと変わらないが放電効率が上
がる。そして、この場合には、転写紙21はチャージを
受けても十分耐電圧を維持し得る絶縁度が必要になる。
また磁界発生手段としての磁石4a〜4dを周囲に配置
したローラを、スリーブ3内に回動可能に配置し、転写
領域を転写紙が通過していないときには、磁石4a〜4
dそれぞれが図2に示す位置と異なり、図2の磁石4b
により形成される磁気ブラシが感光体10表面に接触し
ない位置に回転させるようにしても良い。これによれ
ば、転写紙の通過時以外は放電しなくなり感光体10の
疲労を減らすことができる。また感光体10表面に残留
付着したトナーが磁性粒子5に付着せず磁性粒子5を汚
すことがないと共に、転写紙の裏汚れが発生しない。こ
こで、この構成に代えて、例えば、磁石4a〜4dを図
2に示す状態に固定にしておいて、磁石4a〜4dとス
リーブ3との間隙に可動に構成した磁気シールド板を設
け、非転写時にはこの磁気シールド板を磁石4c,4d
とスリーブ3との間隙に移動させて、磁性粒子5をスリ
ーブ3上に汲み上げる磁界がスリーブ3上に形成されな
いようにした状態で、スリーブ3を少なくとも一定時間
回転させて、転写領域のスリーブ3上の磁気ブラシを無
くすようにしてもよい。更に、図2において、ドクタ6
をスリーブ3に接離可能に設け、非転写時にはドクタ6
をスリーブ3に接触させて、ドクタ6で磁性粒子5を掻
き落しながらスリーブ3を少なくとも一定時間回転させ
て、転写領域のスリーブ3上の磁気ブラシを無くすよう
にしてもよい。更に、その他の現像装置における穂切り
方法を用いることもできる。またスリーブ3内に磁石4
a〜4dを設けずに、着磁によって磁極が表面に形成さ
れたローラを用いることもできる。また転写のための電
界形成方法は、上記放電によるもの、放電や電荷注入に
よるものの他、例えば、スリーブ3上の磁性粒子5を対
向電極として用いる方法や、電荷注入のみによって転写
紙を帯電させる方法でもよい。
【0024】そして、高抵抗体の磁性粒子5aとして
は、1012Ωcm以上の抵抗値を有するもの、例えば酸化
鉄を核にしてそのまわりにシリコンを焼結させ、1012
Ωcm程度の抵抗値の、粒径20〜100μmの粒子を用
いことができる。また導電性の磁性粒子5bとしては、
107Ωcm以下、好ましくは106Ωcm以下の抵抗値を有
するもの、例えば107Ωcm程度の抵抗値の、粒径20
〜100μmの酸化鉄のそのままの粒子を用いることが
できる。またスリーブ3内の磁石4a〜4dによる磁力
をスリーブ3上1mmで700〜900Gauss程度、
スリーブ3の線速は感光体10に対して1.0〜3.0
倍、スリーブ3と感光体10との間隙を約0.5〜1.
5mmに設定し、良好な転写が行えることが確認された。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、潜像担持体、
現像剤、転写材などの抵抗や容量の変化という外部要因
で、転写部材へ流れる電流にリップルが生じた場合に
も、該RC並列回路の容量成分によって、転写部材の電
位を安定させて、転写電界を安定に維持できるので、転
写部材へ流れる電流のリップルによる転写むらを防止で
きる。また、該容量成分を潜像担持体側の容量と同程度
の大きさに設定しておけば、潜像担持体上の電荷がリー
クするのも防止できるので、転写部材の電位を所定電位
に保持して、転写ちりや転写むらの発生を防止できる。
【0026】請求項2の発明によれば、可変制御手段に
より、湿度検出手段の出力に基づいて該可変インピーダ
ンス回路のインピーダンスを変化させ、湿度による転写
材の抵抗変化で転写電流が変化するのを防止できるの
で、潜像担持体への過電流による転写抜けが防止でき
る。
【0027】請求項3の発明によれば、可変制御手段に
より、操作者用の操作スイッチからの信号に基づいて該
可変インピーダンス回路のインピーダンスを変化させ、
転写紙の厚みや抵抗の違いによって転写電流の過不足が
生じるのを防止できるので、潜像担持体への過電流又は
電流不足による転写不良が防止できる。
【0028】請求項4の発明によれば、可変制御手段に
より、転写材特性検出手段からの信号に基づいて該可変
インピーダンス回路のインピーダンスを変化させ、転写
紙の厚みや抵抗の違いによって転写電流の過不足が生じ
るのを防止できるので、潜像担持体への過電流又は電流
不足による転写不良が防止できる。
【0029】請求項5の発明によれば、切換え制御手段
により、潜像担持体と転写部材の対向部に転写材が存在
していない期間には、該対向部に転写材が存在している
期間よりも大きくなるように、該可変インピーダンス回
路のインピーダンスを切換え、該対向部に転写材が存在
していない期間に、転写部材と潜像担持体の間でリーク
が生じるのを防止できるので、該対向部に転写材が存在
している期間に電荷が注入された潜像担持体部分に現像
でトナーが付着することによる無駄なトナー消費などの
不具合の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の潜像担持体としての感光体ドラム周辺
の概略構成図。
【図2】図1中の転写ユニット13の概略構成図。
【図3】転写領域の拡大図。
【図4】実施例に係る転写ユニット13の要部の説明
図。
【図5】他の実施例に係る転写ユニット13の要部の説
明図。
【符号の説明】
3 スリーブ 4a〜4d 磁石 5 磁性粒子 6 ドクタ 7 電圧印加手段 10 感光体 13 転写ユニット 20 トナー像 21 転写紙 30 RC回路 31 可変抵抗器 32 コンデンサ 33 湿度センサー 34 可変制御部 35 操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧印加手段でバイアス電圧が印加された
    転写部材によって、表面に現像剤像が形成された潜像担
    持体に転写材を密着させ、該現像剤像を該転写材に転写
    する転写装置において、 該電圧印加手段と該転写部材との間にRC並列回路を設
    けたことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】電圧印加手段でバイアス電圧が印加された
    転写部材によって、表面に現像剤像が形成された潜像担
    持体に転写材を密着させ、該現像剤像を該転写材に転写
    する転写装置において、 該電圧印加手段と該転写部材との間に可変インピーダン
    ス回路を設け、かつ、湿度検出手段と、該湿度検出手段
    の出力に基づいて該可変インピーダンス回路のインピー
    ダンスを変化させる可変制御手段とを設けたことを特徴
    とする転写装置。
  3. 【請求項3】電圧印加手段でバイアス電圧が印加された
    転写部材によって、表面に現像剤像が形成された潜像担
    持体に転写材を密着させ、該現像剤像を該転写材に転写
    する転写装置において、 該電圧印加手段と該転写部材との間に可変インピーダン
    ス回路を設け、かつ、操作者用の操作スイッチと、該操
    作スイッチからの信号に基づいて該可変インピーダンス
    回路のインピーダンスを変化させる可変制御手段とを設
    けたことを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】電圧印加手段でバイアス電圧が印加された
    転写部材によって、表面に現像剤像が形成された潜像担
    持体に転写材を密着させ、該現像剤像を該転写材に転写
    する転写装置において、 該電圧印加手段と該転写部材との間に可変インピーダン
    ス回路を設け、かつ、転写材の厚みや抵抗を検出する転
    写材特性検出手段と、該転写材特性検出手段からの信号
    に基づいて該可変インピーダンス回路のインピーダンス
    を変化させる可変制御手段とを設けたことを特徴とする
    転写装置。
  5. 【請求項5】電圧印加手段でバイアス電圧が印加された
    転写部材によって、表面に現像剤像が形成された潜像担
    持体に転写材を密着させ、該現像剤像を該転写材に転写
    する転写装置において、 該電圧印加手段と該転写部材との間に可変インピーダン
    ス回路を設け、かつ、該潜像担持体と該転写部材の対向
    部に該転写材が存在している期間と存在していない期間
    とで、該可変インピーダンス回路のインピーダンスを切
    換える切換え制御手段を設けたことを特徴とする転写装
    置。
JP5018104A 1993-01-07 1993-01-07 転写装置 Withdrawn JPH06202502A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6314263B1 (en) 1999-06-29 2001-11-06 Fujitsu Limited Toner carrier and image forming apparatus
JP2006085060A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
JP2019060952A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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