JPH06202382A - 静電潜像現像剤用キャリア - Google Patents
静電潜像現像剤用キャリアInfo
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- JPH06202382A JPH06202382A JP5259408A JP25940893A JPH06202382A JP H06202382 A JPH06202382 A JP H06202382A JP 5259408 A JP5259408 A JP 5259408A JP 25940893 A JP25940893 A JP 25940893A JP H06202382 A JPH06202382 A JP H06202382A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂被覆型又は樹脂結着型キャリアの外添カ
ーボンブラックのキャリアからの脱離を抑えることによ
り、感光体等の汚染を少なくして画質の環境安定性を向
上させるとともに、併せてキャリアの体積固有抵抗を低
くして、現像時の帯電の立ち上がりを早くする。 【構成】 樹脂被覆型キャリアの外添カーボンブラック
のPHを7以下にするとともに、平均粒子系を16nm
以下にする。また、樹脂結着型キャリアの外添カーボン
ブラックのPHは、これと混合するトナーが負荷電型の
場合は7.5以上とし、正帯電型の場合は7以下とし、
併せて体積固有抵抗を101 〜104 Ω・cmの範囲内
に調整する。
ーボンブラックのキャリアからの脱離を抑えることによ
り、感光体等の汚染を少なくして画質の環境安定性を向
上させるとともに、併せてキャリアの体積固有抵抗を低
くして、現像時の帯電の立ち上がりを早くする。 【構成】 樹脂被覆型キャリアの外添カーボンブラック
のPHを7以下にするとともに、平均粒子系を16nm
以下にする。また、樹脂結着型キャリアの外添カーボン
ブラックのPHは、これと混合するトナーが負荷電型の
場合は7.5以上とし、正帯電型の場合は7以下とし、
併せて体積固有抵抗を101 〜104 Ω・cmの範囲内
に調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーとキャリアから
なる乾式二成分現像剤用キャリアに関する。
なる乾式二成分現像剤用キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】感光体表面上に形成された静電潜像を現
像する場合、現像剤として、トナーとキャリアを混合し
てなる二成分現像剤は古くから使用されており、特にキ
ャリアとして磁性粉を使用する磁気ブラシ現像用のキャ
リアには種々の形態のものがある。例えば、二成分現像
剤に使用されるキャリアには、樹脂でキャリアの表面を
被覆する、所謂樹脂コーティグキャリアと、マグネタイ
ト等の磁性体粒子を樹脂中に分散させた樹脂結着型キャ
リアが知られている。また、近年磁性キャリアとして鉄
粉キャリアの他に、フェライトキャリアも使用されるよ
うになってきた(特公昭56−52305号参照)。フ
ェライトはバリウム、ニッケル、亜鉛、銅、その他の1
価又は2価の金属の酸化物と3価の鉄酸化物の焼結体で
あり、その組成、焼成条件によって特性を大きく変えら
れるため、特徴のあるキャリアとして利用できる。
像する場合、現像剤として、トナーとキャリアを混合し
てなる二成分現像剤は古くから使用されており、特にキ
ャリアとして磁性粉を使用する磁気ブラシ現像用のキャ
リアには種々の形態のものがある。例えば、二成分現像
剤に使用されるキャリアには、樹脂でキャリアの表面を
被覆する、所謂樹脂コーティグキャリアと、マグネタイ
ト等の磁性体粒子を樹脂中に分散させた樹脂結着型キャ
リアが知られている。また、近年磁性キャリアとして鉄
粉キャリアの他に、フェライトキャリアも使用されるよ
うになってきた(特公昭56−52305号参照)。フ
ェライトはバリウム、ニッケル、亜鉛、銅、その他の1
価又は2価の金属の酸化物と3価の鉄酸化物の焼結体で
あり、その組成、焼成条件によって特性を大きく変えら
れるため、特徴のあるキャリアとして利用できる。
【0003】しかしてフェライトは基本的に、上述した
ように酸化物の焼結体であり、その抵抗が高く、静電潜
像の現像に用いられるフェライトキャリアの抵抗は通常
105 〜1014Ω・cmであり、キャリアと共に現像剤
を構成した場合のトナーの帯電量は通常、絶対値で20
〜30μc/gである。ところが環境条件などの変化に
よりフェライトキャリアの抵抗が低下すると、感光体表
面にキャリアが付着する所謂キャリア付着が発生し、抵
抗が高くなると画像濃度が低下するという現象が生ず
る。また、トナーの帯電量は、高くなるとキャリア付着
が発生し、低下すると画像濃度が高くなる。以上の現象
は環境条件に依存しており、環境条件の変化により画像
濃度の変化が大きくなることになる。
ように酸化物の焼結体であり、その抵抗が高く、静電潜
像の現像に用いられるフェライトキャリアの抵抗は通常
105 〜1014Ω・cmであり、キャリアと共に現像剤
を構成した場合のトナーの帯電量は通常、絶対値で20
〜30μc/gである。ところが環境条件などの変化に
よりフェライトキャリアの抵抗が低下すると、感光体表
面にキャリアが付着する所謂キャリア付着が発生し、抵
抗が高くなると画像濃度が低下するという現象が生ず
る。また、トナーの帯電量は、高くなるとキャリア付着
が発生し、低下すると画像濃度が高くなる。以上の現象
は環境条件に依存しており、環境条件の変化により画像
濃度の変化が大きくなることになる。
【0004】一方、近年、構成の煩雑なコロナ放電を使
用した従来の方式とは異なり、ガラス製の透明支持体、
透明電極及び感光部等からなる静電潜像担持体と光像投
射用のヘッド等を有する電子写真装置を使用した背面露
光法が開発されている。また、電子写真方式を利用した
レーザープリンターやコピーマシン等では、転写後の残
余トナーをメモリー除去部で完全除去して、次の画像形
成に悪影響を及ぼさないようにしたクリーナーレス画像
形成方法等も開発されている。二成分現像剤は、このよ
うな新規開発の画像形成方法等にも、従来の普通紙を用
いる電子写真法と同様に使用が検討されている。上記背
面露光法では、感光体表面の残余トナーのクリーニン
グ、感光体の均一帯電、画像露光及び現像等を同時に行
なうものであり、現像剤を介して現像に必要な帯電量を
感光体に注入する必要があるため、また、電子写真方式
を採用した高速機等では、感光体の帯電の早い立ち上が
り等が要求されるため、低抵抗の高い導電性を有したキ
ャリアやトナーが研究されている。
用した従来の方式とは異なり、ガラス製の透明支持体、
透明電極及び感光部等からなる静電潜像担持体と光像投
射用のヘッド等を有する電子写真装置を使用した背面露
光法が開発されている。また、電子写真方式を利用した
レーザープリンターやコピーマシン等では、転写後の残
余トナーをメモリー除去部で完全除去して、次の画像形
成に悪影響を及ぼさないようにしたクリーナーレス画像
形成方法等も開発されている。二成分現像剤は、このよ
うな新規開発の画像形成方法等にも、従来の普通紙を用
いる電子写真法と同様に使用が検討されている。上記背
面露光法では、感光体表面の残余トナーのクリーニン
グ、感光体の均一帯電、画像露光及び現像等を同時に行
なうものであり、現像剤を介して現像に必要な帯電量を
感光体に注入する必要があるため、また、電子写真方式
を採用した高速機等では、感光体の帯電の早い立ち上が
り等が要求されるため、低抵抗の高い導電性を有したキ
ャリアやトナーが研究されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題を解決する
ため、本発明者が検討したところキャリアの抵抗を従来
より低く102 〜105 Ω・cm程度に設定し、現像剤
とした場合のトナーの帯電量を絶対値で5〜20μc/
gとすれば良いことがわかった。しかし、焼成条件等の
製造条件を検討しても、フェライトキャリアの抵抗を1
05 Ω・cm以下に収めるのは困難であった。また、鉄
粉キャリアの場合もこのような抵抗とすることは困難で
あった。
ため、本発明者が検討したところキャリアの抵抗を従来
より低く102 〜105 Ω・cm程度に設定し、現像剤
とした場合のトナーの帯電量を絶対値で5〜20μc/
gとすれば良いことがわかった。しかし、焼成条件等の
製造条件を検討しても、フェライトキャリアの抵抗を1
05 Ω・cm以下に収めるのは困難であった。また、鉄
粉キャリアの場合もこのような抵抗とすることは困難で
あった。
【0006】そこで、樹脂中に導電性微粉末を分散した
材料でキャリア表面を被覆する方法が提案された。この
方法によれば、導電性微粉末の含有量を変化させること
により、キャリアの電気抵抗をコントロールすることが
可能であるが、例えば、導電性微粉末としてカーボンブ
ラックを用いた場合、相当量を使用しなければならず、
少量の添加で抵抗を下げるのは困難であった。
材料でキャリア表面を被覆する方法が提案された。この
方法によれば、導電性微粉末の含有量を変化させること
により、キャリアの電気抵抗をコントロールすることが
可能であるが、例えば、導電性微粉末としてカーボンブ
ラックを用いた場合、相当量を使用しなければならず、
少量の添加で抵抗を下げるのは困難であった。
【0007】そこで、以上のような経過の後、キャリア
の表面を樹脂で被覆した後、さらにその表面にカーボン
ブラックを固着させるという方法が考えられた(特開平
2−210365号参照)。しかし、この方法では少量
のカーボンブラックで抵抗を下げることは可能になった
が、カーボンブラックの固着力が弱く、キャリアから脱
離して感光体等を汚染するという問題が生ずることとな
った。
の表面を樹脂で被覆した後、さらにその表面にカーボン
ブラックを固着させるという方法が考えられた(特開平
2−210365号参照)。しかし、この方法では少量
のカーボンブラックで抵抗を下げることは可能になった
が、カーボンブラックの固着力が弱く、キャリアから脱
離して感光体等を汚染するという問題が生ずることとな
った。
【0008】一方、従来の樹脂結着型キャリアは、使用
する樹脂本来の導電性の低さから、高い電気抵抗を示し
ていた。特に高速機(感光体ドラムの周速Vp が150
〜200mm/s以上)で使用する場合は、キャリアの
体積固有抵抗が高いため現像電極効果が少なく、必要と
される帯電の立ち上がりも悪く、その結果として、ベタ
黒画像部分では濃度ムラが発生して均一な画像が得られ
なかった。さらに、使用環境にも大きく影響され、例え
ば、低温低湿(室温10℃、相対湿度20%)では地カ
ブリが大きくなり、高温高湿(室温30℃、相対湿度8
0%)では画質濃度が低下する等の問題があった。
する樹脂本来の導電性の低さから、高い電気抵抗を示し
ていた。特に高速機(感光体ドラムの周速Vp が150
〜200mm/s以上)で使用する場合は、キャリアの
体積固有抵抗が高いため現像電極効果が少なく、必要と
される帯電の立ち上がりも悪く、その結果として、ベタ
黒画像部分では濃度ムラが発生して均一な画像が得られ
なかった。さらに、使用環境にも大きく影響され、例え
ば、低温低湿(室温10℃、相対湿度20%)では地カ
ブリが大きくなり、高温高湿(室温30℃、相対湿度8
0%)では画質濃度が低下する等の問題があった。
【0009】また、背面露光法等に使用する現像剤に適
したものとして、平均粒径をある程度の範囲内に抑える
ことにより、樹脂結着型キャリア表面に導電性微粒子
(カーボンブラック等)を固定して、導電層を形成した
導電性キャリアが最近提案された(特開平5−1505
38号公報及び特開平5−150558号公報)。キャ
リアの平均粒径に対する導電性微粒子の平均粒径を規制
することは、基本的にキャリアからの導電性微粒子、例
えば、カーボンブラックの脱離を防止することにより、
キャリア表面の均一な導電路を確保することである。し
かし、キャリアに導電性を付与するという点において
は、同じ平均粒径の同一のカーボンブラックを使用して
も、キャリアとトナーの組み合わせの如何によっては、
期待される程の導電性が付与されないという問題があっ
た。
したものとして、平均粒径をある程度の範囲内に抑える
ことにより、樹脂結着型キャリア表面に導電性微粒子
(カーボンブラック等)を固定して、導電層を形成した
導電性キャリアが最近提案された(特開平5−1505
38号公報及び特開平5−150558号公報)。キャ
リアの平均粒径に対する導電性微粒子の平均粒径を規制
することは、基本的にキャリアからの導電性微粒子、例
えば、カーボンブラックの脱離を防止することにより、
キャリア表面の均一な導電路を確保することである。し
かし、キャリアに導電性を付与するという点において
は、同じ平均粒径の同一のカーボンブラックを使用して
も、キャリアとトナーの組み合わせの如何によっては、
期待される程の導電性が付与されないという問題があっ
た。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記の課題を解
決し、樹脂コーティングキャリアのキャリア表面のカー
ボンブラックの脱離による感光体等の汚染が少なく、か
つ、環境条件の変化による画像濃度の変化の少ない画像
を得ることのできる静電潜像現像剤用キャリアを提供す
ることである。
決し、樹脂コーティングキャリアのキャリア表面のカー
ボンブラックの脱離による感光体等の汚染が少なく、か
つ、環境条件の変化による画像濃度の変化の少ない画像
を得ることのできる静電潜像現像剤用キャリアを提供す
ることである。
【0011】また、本発明の他の目的は、樹脂結着型キ
ャリアの磁性粒子表面に導電性のカーボンブラックを添
加することにより、キャリアの抵抗を下げ、もって帯電
量の立ち上がりを改善して、樹脂結着型キャリアを使用
する画質の向上を図ることである。
ャリアの磁性粒子表面に導電性のカーボンブラックを添
加することにより、キャリアの抵抗を下げ、もって帯電
量の立ち上がりを改善して、樹脂結着型キャリアを使用
する画質の向上を図ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明は、樹脂で磁性コアの表面を被覆した後、そ
の表面にPH値が7以下でかつ平均粒子径が16nm以
下のカーボンブラックを固着するという技術的手段を採
用した。上記被覆として、フッ素系樹脂、シリコン系樹
脂、スチレン−アクリル系樹脂、マレイン酸樹脂、アク
リル酸樹脂等の公知のものが使用でき、トナーとの相
性、帯電量等に応じて選定すればよい。カーボンブラッ
クとしては、鋭意検討の結果PH値が7以下でかつ平均
粒子径が16nm以下のものを使用すると、キャリアか
らの脱離が少なく感光体等の汚染が少なくなることがわ
かった。キャリア芯材として平均粒子径が10〜150
μm、好ましくは30〜100μmの磁性体粒子(鉄
粉、フェライト粉末、マグネタイト粉末)が使用でき、
特に、キャリア芯材として飽和磁化の大きい(60〜2
10emu/g程度)磁性粒子を用いることがより好ま
しい。
第1の発明は、樹脂で磁性コアの表面を被覆した後、そ
の表面にPH値が7以下でかつ平均粒子径が16nm以
下のカーボンブラックを固着するという技術的手段を採
用した。上記被覆として、フッ素系樹脂、シリコン系樹
脂、スチレン−アクリル系樹脂、マレイン酸樹脂、アク
リル酸樹脂等の公知のものが使用でき、トナーとの相
性、帯電量等に応じて選定すればよい。カーボンブラッ
クとしては、鋭意検討の結果PH値が7以下でかつ平均
粒子径が16nm以下のものを使用すると、キャリアか
らの脱離が少なく感光体等の汚染が少なくなることがわ
かった。キャリア芯材として平均粒子径が10〜150
μm、好ましくは30〜100μmの磁性体粒子(鉄
粉、フェライト粉末、マグネタイト粉末)が使用でき、
特に、キャリア芯材として飽和磁化の大きい(60〜2
10emu/g程度)磁性粒子を用いることがより好ま
しい。
【0013】上記樹脂のキャリア芯材への被覆方法とし
ては、流動床式コーティング法等公知の手法で塗布すれ
ばよい。樹脂被覆の膜厚は環境条件などに応じて任意の
適当な厚さに調整される。カーボンブラックは例えばミ
キサーを使用して樹脂で被覆されたキャリアと混合する
などの公知の方法で樹脂被覆の表面に固着させればよ
い。カーボンブラックの添加量は、キャリアの抵抗値に
応じて設定すればよいが、102 〜105 Ω・cmの抵
抗値を得るためにはキャリア芯材100重量部当たり
0.1〜4重量部がよい。
ては、流動床式コーティング法等公知の手法で塗布すれ
ばよい。樹脂被覆の膜厚は環境条件などに応じて任意の
適当な厚さに調整される。カーボンブラックは例えばミ
キサーを使用して樹脂で被覆されたキャリアと混合する
などの公知の方法で樹脂被覆の表面に固着させればよ
い。カーボンブラックの添加量は、キャリアの抵抗値に
応じて設定すればよいが、102 〜105 Ω・cmの抵
抗値を得るためにはキャリア芯材100重量部当たり
0.1〜4重量部がよい。
【0014】上記目的を達成するために、第2の発明は
キャリアとトナーからなる二成分現像剤に使用する静電
潜像現像剤用キャリアにおいて、熱可塑性樹脂と磁性体
粒子を含む磁性粒子の表面に特定のPH値を有するカー
ボンブラックを添加し、体積固有抵抗が101 〜104
Ω・cmになるようにした。
キャリアとトナーからなる二成分現像剤に使用する静電
潜像現像剤用キャリアにおいて、熱可塑性樹脂と磁性体
粒子を含む磁性粒子の表面に特定のPH値を有するカー
ボンブラックを添加し、体積固有抵抗が101 〜104
Ω・cmになるようにした。
【0015】ここで、体積固有抵抗を101 〜104 Ω
・cmにしたのは、樹脂結着型キャリアの導電性を飛躍
的に向上させ、その結果、帯電の立ち上がり時間を短く
し、併せて大きな現像電極効果が得られるようにするた
めである。本発明者らは、導電性微粒子としてカーボン
ブラックをキャリアに外添することにより、キャリアの
体積固有抵抗を下げることについて研究を行なってきた
が、特に、外添するカーボンブラックのPH値と、これ
と組み合わせるトナーの荷電型との間に相関関係がある
ことがわかった。つまり、キャリアと負荷電型トナーと
の組み合わせの場合は、外添するカーボンブラックのP
H値を7.5以上とし、キャリアと正荷電型トナーとの
組み合わせの場合は外添するカーボンブラックのPH値
を7以下とすることにより、キャリアの抵抗を効果的に
下げられることがわかった。
・cmにしたのは、樹脂結着型キャリアの導電性を飛躍
的に向上させ、その結果、帯電の立ち上がり時間を短く
し、併せて大きな現像電極効果が得られるようにするた
めである。本発明者らは、導電性微粒子としてカーボン
ブラックをキャリアに外添することにより、キャリアの
体積固有抵抗を下げることについて研究を行なってきた
が、特に、外添するカーボンブラックのPH値と、これ
と組み合わせるトナーの荷電型との間に相関関係がある
ことがわかった。つまり、キャリアと負荷電型トナーと
の組み合わせの場合は、外添するカーボンブラックのP
H値を7.5以上とし、キャリアと正荷電型トナーとの
組み合わせの場合は外添するカーボンブラックのPH値
を7以下とすることにより、キャリアの抵抗を効果的に
下げられることがわかった。
【0016】また、磁性体粒子としては、例えばマグネ
タイトが使用でき、その添加量はキャリア付着やトナー
のスペントを防止するため、樹脂に対して50〜90重
量%とすることが好ましい。磁性体粒子としては、例え
ばマグネタイトやフェライト等の鉄酸化物を用いればよ
く、その粒径はキャリア中に均一に分散させるために
0.1〜3μmの範囲が望ましい。また、磁性粒子の平
均粒径は10〜60μmの範囲が好ましい。これは10
μmより小さいと、キャリア付着が生じ易く、60μm
より大きいと、きめ細かい画像が得られにくくなるから
である。より好ましい範囲は、20〜50μmである。
さらに、カーボンブラックの添加量は、磁性粒子100
重量部に対して0.5〜3.0重量部とすることが好ま
しい。カーボンブラックの添加量は、樹脂キャリアの導
電性を増加させるとともに、画質の耐環境性が向上させ
るため磁性粒子100重量部に対して0.5〜3.0重
量部にした。
タイトが使用でき、その添加量はキャリア付着やトナー
のスペントを防止するため、樹脂に対して50〜90重
量%とすることが好ましい。磁性体粒子としては、例え
ばマグネタイトやフェライト等の鉄酸化物を用いればよ
く、その粒径はキャリア中に均一に分散させるために
0.1〜3μmの範囲が望ましい。また、磁性粒子の平
均粒径は10〜60μmの範囲が好ましい。これは10
μmより小さいと、キャリア付着が生じ易く、60μm
より大きいと、きめ細かい画像が得られにくくなるから
である。より好ましい範囲は、20〜50μmである。
さらに、カーボンブラックの添加量は、磁性粒子100
重量部に対して0.5〜3.0重量部とすることが好ま
しい。カーボンブラックの添加量は、樹脂キャリアの導
電性を増加させるとともに、画質の耐環境性が向上させ
るため磁性粒子100重量部に対して0.5〜3.0重
量部にした。
【0017】
【作用】第1の発明では、PH値が7以下のカーボンブ
ラックを用いるので、キャリア表面から脱離するのを有
効に防止できる。また、磁性粒子として飽和磁化の高い
粒子を用いることにより、穂立ちが強くなり、小粒径化
が容易(キャリア付着が少ない)で、もってトナー濃度
を制御し易くなるといった利点があり、また、キャリア
付着を大幅に低減できるといった効果もある。
ラックを用いるので、キャリア表面から脱離するのを有
効に防止できる。また、磁性粒子として飽和磁化の高い
粒子を用いることにより、穂立ちが強くなり、小粒径化
が容易(キャリア付着が少ない)で、もってトナー濃度
を制御し易くなるといった利点があり、また、キャリア
付着を大幅に低減できるといった効果もある。
【0018】第2の発明では、樹脂に囲まれている粒子
が微小な磁性体粒子であるため、感光体ドラムを傷つけ
にくい。さらに、樹脂結着型キャリアの磁性粒子表面
を、トナーの荷電型に合わせて選択したPH値の導電性
のカーボンブラックで被覆することにより、キャリアの
体積固有抵抗を101 〜104 Ω・cmと低くすること
ができる。また、樹脂結着型キャリアの抵抗が下がった
分、導電性が向上して帯電の立ち上がりに要する時間を
短くすることができる。その結果、高速機においても必
要な帯電量が短時間に得られ、十分な現像電極効果によ
ってベタ黒画像部でも濃度ムラのない均一な画質が得ら
れる。
が微小な磁性体粒子であるため、感光体ドラムを傷つけ
にくい。さらに、樹脂結着型キャリアの磁性粒子表面
を、トナーの荷電型に合わせて選択したPH値の導電性
のカーボンブラックで被覆することにより、キャリアの
体積固有抵抗を101 〜104 Ω・cmと低くすること
ができる。また、樹脂結着型キャリアの抵抗が下がった
分、導電性が向上して帯電の立ち上がりに要する時間を
短くすることができる。その結果、高速機においても必
要な帯電量が短時間に得られ、十分な現像電極効果によ
ってベタ黒画像部でも濃度ムラのない均一な画質が得ら
れる。
【0019】
(実施例1)シリコン系樹脂(東レシリコーン社製SR
2410)7.5重量部を平均粒子径70μmのフェラ
イト粒子(日立金属社製KBN100、粒径37〜10
5μm)100重量部の表面上に流動床型コーティング
装置を用いて被覆し、スーパーミキサーを使用してその
表面にさらにカーボンブラック(三菱化成社製#265
0、PH値6.5、平均粒子径13nm)1重量部を固
着させて、本発明のキャリアを得た。
2410)7.5重量部を平均粒子径70μmのフェラ
イト粒子(日立金属社製KBN100、粒径37〜10
5μm)100重量部の表面上に流動床型コーティング
装置を用いて被覆し、スーパーミキサーを使用してその
表面にさらにカーボンブラック(三菱化成社製#265
0、PH値6.5、平均粒子径13nm)1重量部を固
着させて、本発明のキャリアを得た。
【0020】上記キャリアに対してトナー20重量%の
割合でトナー(日立金属社製HMT433)と上記キャ
リアを10分間混合し、現像剤を調整した後、20℃、
60%R.H.(常温常湿)、10℃、20%R.H.
(低温低湿)、35℃、80%R.H.(高温高湿)の
3つの環境条件の下で次の条件にて10万枚の連続プリ
ントを行なった。
割合でトナー(日立金属社製HMT433)と上記キャ
リアを10分間混合し、現像剤を調整した後、20℃、
60%R.H.(常温常湿)、10℃、20%R.H.
(低温低湿)、35℃、80%R.H.(高温高湿)の
3つの環境条件の下で次の条件にて10万枚の連続プリ
ントを行なった。
【0021】作像条件は、OPCドラムの周速を60m
m/sec、表面電位を−550Vとし、外径20mm
のSUS304製スリーブの内部に8極の円筒状マグネ
ット(スリーブ上700G)を有するマグネットロール
により、スリーブを150r.p.m.で回転させ、現像ギャ
ップ及びドクターギャップを各々0.4mm、0.3m
mとし、スリーブに−500Vのバイアス電圧を印加し
て反転現象を行ない、トナー像を普通紙にコロナ転写
し、そして加熱ロールの表面温度160℃、線圧1kg
/cmの圧力で熱ロール定着を行なった。
m/sec、表面電位を−550Vとし、外径20mm
のSUS304製スリーブの内部に8極の円筒状マグネ
ット(スリーブ上700G)を有するマグネットロール
により、スリーブを150r.p.m.で回転させ、現像ギャ
ップ及びドクターギャップを各々0.4mm、0.3m
mとし、スリーブに−500Vのバイアス電圧を印加し
て反転現象を行ない、トナー像を普通紙にコロナ転写
し、そして加熱ロールの表面温度160℃、線圧1kg
/cmの圧力で熱ロール定着を行なった。
【0022】さらに本発明のキャリアを適当量(10数
mg)秤取し、ダイヤルゲージを改良した内径3.05
mmのテフロン(商品名)製シリンダ中に充填し、0.
1Kgの荷重下、D.C.100V/cmの電場を印加
して横河ヒューレットパッカード社製4329型絶縁抵
抗計を使用して抵抗値を測定した。
mg)秤取し、ダイヤルゲージを改良した内径3.05
mmのテフロン(商品名)製シリンダ中に充填し、0.
1Kgの荷重下、D.C.100V/cmの電場を印加
して横河ヒューレットパッカード社製4329型絶縁抵
抗計を使用して抵抗値を測定した。
【0023】(比較例1)実施例1の処方からカーボン
ブラックを除いた以外は実施例1と同様にして現像剤を
調整し、実施例1と同様の条件で10万枚の連続プリン
トを行なった。さらにこのキャリアの電気抵抗を実施例
1と同様の条件で測定した。
ブラックを除いた以外は実施例1と同様にして現像剤を
調整し、実施例1と同様の条件で10万枚の連続プリン
トを行なった。さらにこのキャリアの電気抵抗を実施例
1と同様の条件で測定した。
【0024】(比較例2)実施例1のカーボンブラック
の代わりにPH値7以上かつ平均粒子径16nm以上の
他のカーボンブラック(三菱化成社製MA600、PH
値7.5、平均粒子径18nm)に変更して、他は同様
にして現像剤を調整し、実施例1と同様の条件で10万
枚の連続プリントを行なった結果、感光体にカーボンブ
ラックが付着し、画像に悪影響を与えていることが確認
された。
の代わりにPH値7以上かつ平均粒子径16nm以上の
他のカーボンブラック(三菱化成社製MA600、PH
値7.5、平均粒子径18nm)に変更して、他は同様
にして現像剤を調整し、実施例1と同様の条件で10万
枚の連続プリントを行なった結果、感光体にカーボンブ
ラックが付着し、画像に悪影響を与えていることが確認
された。
【0025】(実施例2)スチレン−アクリル系樹脂
(三洋化成社製TB1804)1.5重量部をトルエン
3.5重量部に十分溶解させ、平均粒径70μmのフェ
ライト粒子(実施例1と同様)100重量部の表面上に
流動床型コーティング装置を用いて被覆し、さらにカー
ボンブラック(実施例1と同様)1重量部を固着させ
て、本発明のキャリアを得た。上記キャリアに対してト
ナー20重量部%の割合でトナー(日立金属社製HMT
433)とキャリアを10分間混合し現像剤を調整した
後、実施例1と同様の環境条件の下で同様の条件にて1
0万枚の連続プリントを行なった。さらにこのキャリア
の電気抵抗を実施例1と同様の条件で測定した。
(三洋化成社製TB1804)1.5重量部をトルエン
3.5重量部に十分溶解させ、平均粒径70μmのフェ
ライト粒子(実施例1と同様)100重量部の表面上に
流動床型コーティング装置を用いて被覆し、さらにカー
ボンブラック(実施例1と同様)1重量部を固着させ
て、本発明のキャリアを得た。上記キャリアに対してト
ナー20重量部%の割合でトナー(日立金属社製HMT
433)とキャリアを10分間混合し現像剤を調整した
後、実施例1と同様の環境条件の下で同様の条件にて1
0万枚の連続プリントを行なった。さらにこのキャリア
の電気抵抗を実施例1と同様の条件で測定した。
【0026】(実施例3)フッ素系樹脂(ダイキン社製
FM300EM)7.5重量部を平均粒径70μmのフ
ェライト粒子(実施例1と同様)100重量部の表面に
流動床型コーティング装置を用いて被覆し、さらにカー
ボンブラック(実施例1と同様)1重量部を固着させ
て、本発明のキャリアを得た。上記キャリアに対してト
ナー20重量%の割合でトナー(日立金属社製HMT4
39)とキャリアを10分間混合し、現像剤を調整した
後、実施例1と同様の条件で10万枚程度の連続プリン
トを行なった。さらにこのキャリアの電気抵抗を実施例
1と同様の条件で測定した。
FM300EM)7.5重量部を平均粒径70μmのフ
ェライト粒子(実施例1と同様)100重量部の表面に
流動床型コーティング装置を用いて被覆し、さらにカー
ボンブラック(実施例1と同様)1重量部を固着させ
て、本発明のキャリアを得た。上記キャリアに対してト
ナー20重量%の割合でトナー(日立金属社製HMT4
39)とキャリアを10分間混合し、現像剤を調整した
後、実施例1と同様の条件で10万枚程度の連続プリン
トを行なった。さらにこのキャリアの電気抵抗を実施例
1と同様の条件で測定した。
【0027】以上実施例1、2、3及び比較例1、2の
結果を、以下の表1にまとめて示した。表1から、実施
例1、2、3のようにコーティング樹脂を変化させて
も、PH6.5のカーボンブラックを使用することによ
り、常温常湿、低温低湿、高温高湿の環境変化において
も、ベタ黒部では少なくとも1.30以上の画像濃度が
維持できることが確認された。一方、カーボンブラック
を添加しない比較例1では、常温常湿では1.35以上
の画像濃度を維持したものの、低温低湿及び高温高湿の
環境下では、それぞれ画像濃度が1.12、0.95ま
で低下し、環境条件の変化により画像濃度が変化するこ
とが確認された。
結果を、以下の表1にまとめて示した。表1から、実施
例1、2、3のようにコーティング樹脂を変化させて
も、PH6.5のカーボンブラックを使用することによ
り、常温常湿、低温低湿、高温高湿の環境変化において
も、ベタ黒部では少なくとも1.30以上の画像濃度が
維持できることが確認された。一方、カーボンブラック
を添加しない比較例1では、常温常湿では1.35以上
の画像濃度を維持したものの、低温低湿及び高温高湿の
環境下では、それぞれ画像濃度が1.12、0.95ま
で低下し、環境条件の変化により画像濃度が変化するこ
とが確認された。
【0028】また、上記画像濃度に対応して、キャリア
の電気抵抗も、実施例1〜3では102 のオーダーであ
るが、比較例1では1011又は1012のオーダーであっ
た。さらに、キャリアからのカーボンブラックの脱離に
よる感光体等の汚染の状況も、実施例1、2、3ではほ
とんど認められなかったが、比較例2では、感光体に付
着し、画像にまで悪影響を与えていることが確認され
た。尚、表1の画像濃度及び電気抵抗の項目欄で、上段
の数値は画像濃度を示し、下段の数値はキャリアの電気
抵抗を示している。
の電気抵抗も、実施例1〜3では102 のオーダーであ
るが、比較例1では1011又は1012のオーダーであっ
た。さらに、キャリアからのカーボンブラックの脱離に
よる感光体等の汚染の状況も、実施例1、2、3ではほ
とんど認められなかったが、比較例2では、感光体に付
着し、画像にまで悪影響を与えていることが確認され
た。尚、表1の画像濃度及び電気抵抗の項目欄で、上段
の数値は画像濃度を示し、下段の数値はキャリアの電気
抵抗を示している。
【0029】
【表1】
【0030】(実施例4)実施例1においてフェライト
粒子を鉄粉(平均粒径30μm、σs =190emu/
g)に代えた以外は実施例1と同様の条件でキャリア
(4−1)を作成した。実施例2においてフェライト粒
子をマグネタイト粒子(平均粒径20μm、σs =80
emu/g)に代えた以外は実施例2と同様の条件でキ
ャリア(4−2)を作成した。上記キャリアと磁性トナ
ー(日立金属社製HMT450)とを混合して、トナー
濃度20wt%の現像剤を調整し、図1に示す装置により
作像して画像評価を行なった。
粒子を鉄粉(平均粒径30μm、σs =190emu/
g)に代えた以外は実施例1と同様の条件でキャリア
(4−1)を作成した。実施例2においてフェライト粒
子をマグネタイト粒子(平均粒径20μm、σs =80
emu/g)に代えた以外は実施例2と同様の条件でキ
ャリア(4−2)を作成した。上記キャリアと磁性トナ
ー(日立金属社製HMT450)とを混合して、トナー
濃度20wt%の現像剤を調整し、図1に示す装置により
作像して画像評価を行なった。
【0031】図1に示す画像形成装置1は、概略、装置
の各部を制御するコントローラー2と、感光体ドラム
3、コロナ帯電器4、露光用のレーザースキャナー1
6、現像装置5及びコロナ転写器6等から構成されてい
る。一定の周速で回転する感光体3表面は、コロナ帯電
器4で一様に帯電される。さらに、画像情報に対応した
電気信号を入力するレーザースキャナー16を走査する
ことにより、ミラー18を介してレーザービームが感光
体3表面に照射・露光され、上記画像情報等に対応する
静電潜像が形成される。
の各部を制御するコントローラー2と、感光体ドラム
3、コロナ帯電器4、露光用のレーザースキャナー1
6、現像装置5及びコロナ転写器6等から構成されてい
る。一定の周速で回転する感光体3表面は、コロナ帯電
器4で一様に帯電される。さらに、画像情報に対応した
電気信号を入力するレーザースキャナー16を走査する
ことにより、ミラー18を介してレーザービームが感光
体3表面に照射・露光され、上記画像情報等に対応する
静電潜像が形成される。
【0032】一方、現像装置5では、マグネットロール
8のマグネット部材17の周囲を相対回転するスリーブ
22上に、外部電源からバイアス電圧が印加されるとと
もに、現像剤が一定厚のほぼ薄層状になった磁気ブラシ
が形成される。この磁気ブラシが感光体3の表面を摺擦
して、静電潜像が顕像化される。現像して得られたトナ
ー像は、コロナ転写器等により記録紙経路10を移動す
る記録紙上に転写され、さらにそのまま定着装置へ送ら
れる。定着装置9では、トナー像を担持したまま記録紙
が加熱ロール19と加圧ロール20との間に通され、所
定の温度と圧力で加熱定着される。また、転写後に感光
体ドラムに残留するトナーは、次の現像の時に磁気ブラ
シ中に回収されて感光体表面の残留トナーが清掃・除去
される。
8のマグネット部材17の周囲を相対回転するスリーブ
22上に、外部電源からバイアス電圧が印加されるとと
もに、現像剤が一定厚のほぼ薄層状になった磁気ブラシ
が形成される。この磁気ブラシが感光体3の表面を摺擦
して、静電潜像が顕像化される。現像して得られたトナ
ー像は、コロナ転写器等により記録紙経路10を移動す
る記録紙上に転写され、さらにそのまま定着装置へ送ら
れる。定着装置9では、トナー像を担持したまま記録紙
が加熱ロール19と加圧ロール20との間に通され、所
定の温度と圧力で加熱定着される。また、転写後に感光
体ドラムに残留するトナーは、次の現像の時に磁気ブラ
シ中に回収されて感光体表面の残留トナーが清掃・除去
される。
【0033】上記構成の装置により、次の条件で常温常
湿にて作像した。感光体(OPC)ドラム3(Vp1=6
0mm/sec)を、コロナ帯電器4により−550V
に一様帯電し、露光して静電潜像を形成し、SUS30
4製スリーブ22を150r.p.m.で回転させ(永久磁石
部材は8極着磁、スリーブ上磁束密度700G)、スリ
ーブに−400Vのバイアス電圧を印加し、ドクターギ
ャップ及び現像ギャップを各々0.4mm及び0.3m
mとして反転現像を行ない、トナー像をコロナ転写器5
により普通紙上に転写し、次いで温度160℃、線圧1
Kg/cmの条件で熱ロール定着を行なった。なお転写
後感光体ドラムに残留するトナーは、現像装置によりス
リーブ22上に形成された磁気ブラシにより回収され
る。画像の評価結果を表2に示す。
湿にて作像した。感光体(OPC)ドラム3(Vp1=6
0mm/sec)を、コロナ帯電器4により−550V
に一様帯電し、露光して静電潜像を形成し、SUS30
4製スリーブ22を150r.p.m.で回転させ(永久磁石
部材は8極着磁、スリーブ上磁束密度700G)、スリ
ーブに−400Vのバイアス電圧を印加し、ドクターギ
ャップ及び現像ギャップを各々0.4mm及び0.3m
mとして反転現像を行ない、トナー像をコロナ転写器5
により普通紙上に転写し、次いで温度160℃、線圧1
Kg/cmの条件で熱ロール定着を行なった。なお転写
後感光体ドラムに残留するトナーは、現像装置によりス
リーブ22上に形成された磁気ブラシにより回収され
る。画像の評価結果を表2に示す。
【0034】
【表2】 表2から、σs の高いキャリア(4−1、4−2)によ
れば、キャリア付着がなくかつ高品質の画像が得られ
る。
れば、キャリア付着がなくかつ高品質の画像が得られ
る。
【0035】(実施例5)本発明の実施例5では、磁性
体粒子としてマグネタイト(戸田工業社製、EPT50
0)を使用した。熱可塑性樹脂は、スチレン−n−ブチ
ルメタクリレート共重合体(重量平均分子量:2300
00、数平均分子量:10000)を用いた。このマグ
ネタイト60部(重量部を示し、以下も同様)とスチレ
ン−n−ブチルメタクリレート40部とをミキサーで乾
式混合し、その後加熱混煉して冷却固化させた。その
後、ボールミルを粉砕媒体として湿式粉砕機等を利用し
て微粉砕した。微粉砕後スプレードライ法により120
℃で熱処理して粒状化し、その後分級して平均粒径30
μmの磁性粒子を得た。また、ニグロシン系染料、含金
属アゾ染料等の荷電制御剤、流動化剤(シリカ、アルミ
ナ等)等の添加物は、必要に応じて上記組成に混ぜても
よい。
体粒子としてマグネタイト(戸田工業社製、EPT50
0)を使用した。熱可塑性樹脂は、スチレン−n−ブチ
ルメタクリレート共重合体(重量平均分子量:2300
00、数平均分子量:10000)を用いた。このマグ
ネタイト60部(重量部を示し、以下も同様)とスチレ
ン−n−ブチルメタクリレート40部とをミキサーで乾
式混合し、その後加熱混煉して冷却固化させた。その
後、ボールミルを粉砕媒体として湿式粉砕機等を利用し
て微粉砕した。微粉砕後スプレードライ法により120
℃で熱処理して粒状化し、その後分級して平均粒径30
μmの磁性粒子を得た。また、ニグロシン系染料、含金
属アゾ染料等の荷電制御剤、流動化剤(シリカ、アルミ
ナ等)等の添加物は、必要に応じて上記組成に混ぜても
よい。
【0036】さらに、本実施例5では、導電性微粉末と
してカーボンブラック(三菱化成社製、pH6.5、#
2650)を使用した。このカーボンブラックと上記磁
性粒子とを、カーボンブラックの量を0〜4.0部の範
囲内で変化させてスーパーミキサーにより乾式混合し、
カーボンブラックで樹脂キャリアの磁性粒子表面を被覆
した。磁性粒子のカーボンブラック添加前の体積固有抵
抗は、2×1015Ω・cmであった。測定は、内径3.
05mmのテフロン(商品名)製シリンダ中に試料を1
0数mg充填し、0.1kg荷重下、200V/cmの
直流電場を印加して行なわれた。
してカーボンブラック(三菱化成社製、pH6.5、#
2650)を使用した。このカーボンブラックと上記磁
性粒子とを、カーボンブラックの量を0〜4.0部の範
囲内で変化させてスーパーミキサーにより乾式混合し、
カーボンブラックで樹脂キャリアの磁性粒子表面を被覆
した。磁性粒子のカーボンブラック添加前の体積固有抵
抗は、2×1015Ω・cmであった。測定は、内径3.
05mmのテフロン(商品名)製シリンダ中に試料を1
0数mg充填し、0.1kg荷重下、200V/cmの
直流電場を印加して行なわれた。
【0037】尚、上記カーボンブラックは本実施例5で
はpH6.5のものを使用したが、正帯電型トナーに対
してはpH≦7、負帯電型トナーに対してはpH>7.
5のものを選択して使用するのがよい。一方、本実施例
5で用いるトナーは、スチレン−n−ブチルメタクリレ
ート共重合体(重量平均分子量:210000、数平均
分子量:16000)86部、ポリプロピレン(三洋化
成社製)3部、Cr錯塩型染料(オリエント化学社製)
1部、カーボンブラック(三菱化成社製、#44)10
部を配合し、乾式混合した。その後、加熱混煉し、冷却
固化させた後粉砕、分級して平均粒径が10μmのトナ
ーを調整した。このトナーを上記キャリアと混合して、
トナー濃度3重量%の二成分系現像剤を調整した。
はpH6.5のものを使用したが、正帯電型トナーに対
してはpH≦7、負帯電型トナーに対してはpH>7.
5のものを選択して使用するのがよい。一方、本実施例
5で用いるトナーは、スチレン−n−ブチルメタクリレ
ート共重合体(重量平均分子量:210000、数平均
分子量:16000)86部、ポリプロピレン(三洋化
成社製)3部、Cr錯塩型染料(オリエント化学社製)
1部、カーボンブラック(三菱化成社製、#44)10
部を配合し、乾式混合した。その後、加熱混煉し、冷却
固化させた後粉砕、分級して平均粒径が10μmのトナ
ーを調整した。このトナーを上記キャリアと混合して、
トナー濃度3重量%の二成分系現像剤を調整した。
【0038】上記二成分系現像剤において、キャリアの
カーボンブラック添加量と、キャリアの抵抗及び画質と
の相関関係を調べた。その結果を表3に示した。尚、作
像条件は、OPCドラム(負帯電性)の周速を200m
m/sec、コロナ帯電器による帯電量を−550v、
現像スリーブは直径20mmのSUS304製スリーブ
で内蔵マグネットを4極、スリーブ回転数を150r.p.
m.、スリーブ上での磁力を700G、スリーブに印加す
るバイアス電圧を−500v、現像ギャップを0.8m
m、ドクターギャップを0.6mmとして、コロナ転写
後、加熱ロールの表面温度180℃、ロール間線圧1K
g/cmで熱ロール定着を行なった。
カーボンブラック添加量と、キャリアの抵抗及び画質と
の相関関係を調べた。その結果を表3に示した。尚、作
像条件は、OPCドラム(負帯電性)の周速を200m
m/sec、コロナ帯電器による帯電量を−550v、
現像スリーブは直径20mmのSUS304製スリーブ
で内蔵マグネットを4極、スリーブ回転数を150r.p.
m.、スリーブ上での磁力を700G、スリーブに印加す
るバイアス電圧を−500v、現像ギャップを0.8m
m、ドクターギャップを0.6mmとして、コロナ転写
後、加熱ロールの表面温度180℃、ロール間線圧1K
g/cmで熱ロール定着を行なった。
【0039】
【表3】 尚、表3で常温常湿とは、室温20℃、相対湿度60
%、低温低湿とは、室温10℃、相対湿度20%、高温
高湿とは、室温35℃、相対湿度80%を意味してい
る。表3から、カーボンブラックの量が0.5〜3.0
重量部の範囲で、樹脂結着型キャリアの導電性が向上す
ることがわかる。また、画質においてもベタ黒画像部で
は濃度ムラのない均一な画質が得られ、併せて耐環境性
が向上していることがわかる。
%、低温低湿とは、室温10℃、相対湿度20%、高温
高湿とは、室温35℃、相対湿度80%を意味してい
る。表3から、カーボンブラックの量が0.5〜3.0
重量部の範囲で、樹脂結着型キャリアの導電性が向上す
ることがわかる。また、画質においてもベタ黒画像部で
は濃度ムラのない均一な画質が得られ、併せて耐環境性
が向上していることがわかる。
【0040】(実施例6)本発明の実施例6でも実施例
5と同様に、磁性体粒子としてマグネタイト(戸田工業
社製、EPT500)を使用した。熱可塑性樹脂は、ポ
リエステル樹脂(重量平均分子量:150000、数平
均分子量:6000)を用いた。また、マグネタイトと
ポリエステル樹脂との混合比は、それぞれ30〜95
部、70〜5部と以下変化させて行なった。マグネタイ
トとポリエステル樹脂とは、上記の混合比の範囲でミキ
サーを使用して乾式混合し、その後加熱混煉して冷却固
化させた。その後、ボールミルを粉砕媒体として湿式粉
砕機等を利用して微粉砕した。微粉砕後スプレードライ
法により120℃で熱処理して粒状化し、その後分級し
て平均粒径50μmの樹脂結着型キャリアを得た。さら
に、実施例5では、導電性微粉末としてカーボンブラッ
ク(三菱化成社製、MA600、pH7.5)のものを
使用した。このカーボンブラックを上記樹脂キャリアに
対して1.5部加え、スーパーミキサーにより乾式混合
して、カーボンブラックを磁性粒子表面に添加した。得
られた樹脂結着型キャリアの体積固有抵抗は、5×10
3 Ω・cm(実施例1と同様の測定条件)であった。
5と同様に、磁性体粒子としてマグネタイト(戸田工業
社製、EPT500)を使用した。熱可塑性樹脂は、ポ
リエステル樹脂(重量平均分子量:150000、数平
均分子量:6000)を用いた。また、マグネタイトと
ポリエステル樹脂との混合比は、それぞれ30〜95
部、70〜5部と以下変化させて行なった。マグネタイ
トとポリエステル樹脂とは、上記の混合比の範囲でミキ
サーを使用して乾式混合し、その後加熱混煉して冷却固
化させた。その後、ボールミルを粉砕媒体として湿式粉
砕機等を利用して微粉砕した。微粉砕後スプレードライ
法により120℃で熱処理して粒状化し、その後分級し
て平均粒径50μmの樹脂結着型キャリアを得た。さら
に、実施例5では、導電性微粉末としてカーボンブラッ
ク(三菱化成社製、MA600、pH7.5)のものを
使用した。このカーボンブラックを上記樹脂キャリアに
対して1.5部加え、スーパーミキサーにより乾式混合
して、カーボンブラックを磁性粒子表面に添加した。得
られた樹脂結着型キャリアの体積固有抵抗は、5×10
3 Ω・cm(実施例1と同様の測定条件)であった。
【0041】一方、実施例6では、マグネタイトを用い
た磁性トナーを使用した。磁性トナーは、スチレン−n
−ブチルメタクリレート共重合体(重量平均分子量:2
10000、数平均分子量:16000)50部、マグ
ネタイト(戸田工業社製、EPT500)45部、ポリ
プロピレン(三洋化成社製、ビスコール550P)3
部、含Crアゾ染料(オリエント化学社製、ボントロン
#3120)2部を配合し、乾式混合した。その後、加
熱混煉し、冷却固化させた後粉砕、分級して平均粒径が
11μmの磁性トナーを調整した。この磁性トナーを上
記樹脂結着型キャリアと混合してトナー濃度40重量%
の二成分系現像剤を調整した。
た磁性トナーを使用した。磁性トナーは、スチレン−n
−ブチルメタクリレート共重合体(重量平均分子量:2
10000、数平均分子量:16000)50部、マグ
ネタイト(戸田工業社製、EPT500)45部、ポリ
プロピレン(三洋化成社製、ビスコール550P)3
部、含Crアゾ染料(オリエント化学社製、ボントロン
#3120)2部を配合し、乾式混合した。その後、加
熱混煉し、冷却固化させた後粉砕、分級して平均粒径が
11μmの磁性トナーを調整した。この磁性トナーを上
記樹脂結着型キャリアと混合してトナー濃度40重量%
の二成分系現像剤を調整した。
【0042】上記二成分系現像剤において、キャリアの
マグネタイト含有量と、キャリア付着、スペント及び画
質との相関関係を調べた。その結果を表4に示した。
尚、作像条件は、OPCドラム(正帯電性)の周速を2
00mm/sec、コロナ帯電器による帯電量を+55
0v、現像スリーブは直径20mmのSUS304製ス
リーブで内蔵マグネットを4極、スリーブ回転数を15
0r.p.m.、スリーブ上での磁力を700G、スリーブに
印加するバイアス電圧を+500v、現像ギャップを
0.4mm、ドクターギャップを0.3mmとして、コ
ロナ転写後、ロールの表面温度180℃、ロール間線圧
1Kg/cmで熱ロール定着を行なった。
マグネタイト含有量と、キャリア付着、スペント及び画
質との相関関係を調べた。その結果を表4に示した。
尚、作像条件は、OPCドラム(正帯電性)の周速を2
00mm/sec、コロナ帯電器による帯電量を+55
0v、現像スリーブは直径20mmのSUS304製ス
リーブで内蔵マグネットを4極、スリーブ回転数を15
0r.p.m.、スリーブ上での磁力を700G、スリーブに
印加するバイアス電圧を+500v、現像ギャップを
0.4mm、ドクターギャップを0.3mmとして、コ
ロナ転写後、ロールの表面温度180℃、ロール間線圧
1Kg/cmで熱ロール定着を行なった。
【0043】
【表4】 表4から、キャリア中のマグネタイトの量は、樹脂に対
して50〜90重量%が好ましいことがわかる。さら
に、マグネタイトの混合比が50重量%未満ではキャリ
ア付着が多くなるが、これは樹脂キャリア中のマグネタ
イトの量が少ないので樹脂キャリアの磁力が全体として
小さくなるためと説明される。また、マグネタイトが9
0重量%を越えると、スペントが生じる。これは、キャ
リア中のマグネタイトの量に比して相対的に樹脂量が減
少するために、キャリア表面の凹凸が大きくなり、その
凹部にトナーが入り込みやすくなるためと説明できる。
して50〜90重量%が好ましいことがわかる。さら
に、マグネタイトの混合比が50重量%未満ではキャリ
ア付着が多くなるが、これは樹脂キャリア中のマグネタ
イトの量が少ないので樹脂キャリアの磁力が全体として
小さくなるためと説明される。また、マグネタイトが9
0重量%を越えると、スペントが生じる。これは、キャ
リア中のマグネタイトの量に比して相対的に樹脂量が減
少するために、キャリア表面の凹凸が大きくなり、その
凹部にトナーが入り込みやすくなるためと説明できる。
【0044】以上実施例によって、本発明を具体的に説
明したが、本発明のキャリアはそのキャリア芯材、被覆
樹脂を上記例示のもの以外に変更することによって種々
の特性のものが得られ、また上記例示のトナー以外のト
ナーと組み合わせて用いても同様の優れた効果を発揮す
ることができる。
明したが、本発明のキャリアはそのキャリア芯材、被覆
樹脂を上記例示のもの以外に変更することによって種々
の特性のものが得られ、また上記例示のトナー以外のト
ナーと組み合わせて用いても同様の優れた効果を発揮す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像濃度が安定して環境の影響を受けず、かつキャリア
付着が起こらず、またカーボンブラックの脱離による感
光体等の汚染を極めて少なくすることができる。また、
本発明のキャリアでは、磁性粒子の表面に導電性の微粒
子として特定のPH値を有するカーボンブラックが添加
されているため、樹脂キャリアの導電性が改善され、体
積固有抵抗を101 〜104 Ω・cm以下にすることが
できる。その結果、従来のキャリアとは異なり帯電の立
ち上がりが早いため、本発明の樹脂キャリアを用いるこ
とにより高速機でも、ベタ黒画像部に濃度ムラのない均
一な画質が得られる。また、低温低湿又は高温高湿等に
おける画質の耐環境性も向上する。
画像濃度が安定して環境の影響を受けず、かつキャリア
付着が起こらず、またカーボンブラックの脱離による感
光体等の汚染を極めて少なくすることができる。また、
本発明のキャリアでは、磁性粒子の表面に導電性の微粒
子として特定のPH値を有するカーボンブラックが添加
されているため、樹脂キャリアの導電性が改善され、体
積固有抵抗を101 〜104 Ω・cm以下にすることが
できる。その結果、従来のキャリアとは異なり帯電の立
ち上がりが早いため、本発明の樹脂キャリアを用いるこ
とにより高速機でも、ベタ黒画像部に濃度ムラのない均
一な画質が得られる。また、低温低湿又は高温高湿等に
おける画質の耐環境性も向上する。
【図1】本発明の実施例で使用した画像形成装置の模式
図。
図。
1 画像形成装置 3 感光体ドラム 4 コロナ帯電器 5 現像装置 6 コロナ転写器
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性体からなるコアの表面を樹脂で被覆
した後、さらに樹脂の表面にカーボンブラックが固着さ
れた静電潜像現像剤用キャリアにおいて、前記カーボン
ブラックはそのPH値が7以下でかつ平均粒子径が16
nm以下であることを特徴とする静電潜像現像剤用キャ
リア。 - 【請求項2】 キャリアと負荷電型トナーからなる二成
分現像剤に使用する静電潜像現像剤用キャリアにおい
て、熱可塑性樹脂と磁性体粒子を含む磁性粒子の表面に
PH値が7.5以上のカーボンブラックを添加し、体積
固有抵抗が101 〜104 Ω・cmであることを特徴と
する静電潜像現像剤用キャリア。 - 【請求項3】 キャリアと正荷電型トナーからなる二成
分現像剤に使用する静電潜像現像剤用キャリアにおい
て、熱可塑性樹脂、磁性体粒子を含有する磁性粒子の表
面にPH値が7以下のカーボンブラックを添加し、体積
固有抵抗が101 〜104 Ω・cmであることを特徴と
する静電潜像現像剤用キャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259408A JPH06202382A (ja) | 1992-10-26 | 1993-09-22 | 静電潜像現像剤用キャリア |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28740792 | 1992-10-26 | ||
JP32758092 | 1992-11-13 | ||
JP4-287407 | 1992-11-13 | ||
JP4-327580 | 1992-11-13 | ||
JP5259408A JPH06202382A (ja) | 1992-10-26 | 1993-09-22 | 静電潜像現像剤用キャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06202382A true JPH06202382A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=27334811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5259408A Pending JPH06202382A (ja) | 1992-10-26 | 1993-09-22 | 静電潜像現像剤用キャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06202382A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100795420B1 (ko) * | 1999-08-27 | 2008-01-17 | 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 | 고저항성 카본 블랙 |
JP2008089925A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Dowa Holdings Co Ltd | 電子写真現像用キャリアおよびその製造方法、並びに二成分系電子写真現像剤 |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP5259408A patent/JPH06202382A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100795420B1 (ko) * | 1999-08-27 | 2008-01-17 | 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 | 고저항성 카본 블랙 |
JP2008089925A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Dowa Holdings Co Ltd | 電子写真現像用キャリアおよびその製造方法、並びに二成分系電子写真現像剤 |
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