JPH06202064A - 液晶プロジェクタ - Google Patents

液晶プロジェクタ

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Publication number
JPH06202064A
JPH06202064A JP7642193A JP7642193A JPH06202064A JP H06202064 A JPH06202064 A JP H06202064A JP 7642193 A JP7642193 A JP 7642193A JP 7642193 A JP7642193 A JP 7642193A JP H06202064 A JPH06202064 A JP H06202064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
polarized light
liquid crystal
prism
beam splitter
Prior art date
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Pending
Application number
JP7642193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tooru Nakakusu
徹 中楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7642193A priority Critical patent/JPH06202064A/ja
Publication of JPH06202064A publication Critical patent/JPH06202064A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源ランプの光を効率的に利用した明るいプ
ロジェクタの提供。 【構成】 光源ランプ21からの光をビームスプリッタ
26で分割し、その片方を波長板27に介したのち、両
者を光学部材28、29、30で合成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、液晶プロジェクタに係
り、特に光源ランプからの光量を有効に利用し映像の明
るさを増すのに好適なものに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来の液晶プロジェクタにお
いては、光源装置から液晶表示パネルに照射される光
は、ランダムな偏光を含む光源ランプからのいわゆる自
然光であり、図5(a)に示す如くに液晶表示パネルを
照射するものであった。なお同図において1は液晶表示
パネルであり、2は上記照射光線束の液晶表示パネル面
を含む平面上での断面(以下照射断面という)である。
ところで、上記液晶表示パネル1の入射側偏光板の透過
軸は図5(b)に示すように一定方向である。このため
上記偏光板透過前後で光量は略40%に減少してしま
い、残りの60%は利用されないことになる。すなわち
光源ランプからの光の利用に無駄があった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上述の如き事情に鑑みてなさ
れたもので、光源ランプからの光の利用に無駄をなく
し、映像の明るさを大幅に増した液晶プロジェクタの提
供を目的とする。
【0004】
【発明の要点】本発明は上記目的を達成するために、光
源ランプからの発散光線束を、一旦、集束光線束にした
後に平行光線束として、これを偏光ビームスプリッタで
互いに偏光面が直交する2つの直線偏光に分け、その一
方のみを二分の一波長板を通してその偏光面を、他方の
偏光面と平行にし、その上で両者を合成して該直線偏光
を透過する液晶パネルを照射するようにしたことを要旨
とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を具
体的に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
ものである。凸シリンドリカルレンズ5は図示しない光
源ランプからの発散光線束を左右方向に対して集束光線
束とする凸レンズで、凹シリンドリカルレンズ6は凸シ
リンドリカルレンズ5からの集束光線束を平行光線束と
する凹レンズである。偏光ビームスプリッタ7は上記凹
シリンドリカルレンズ6からの平行光線束が入射され、
それを2つの直線偏光すなわちP偏光とS偏光に分けて
異なった方向に送出する。二分の一波長板8はその板面
が偏光ビームスプリッタ7から同図上方に進む直線偏光
(S偏光)の進行方向に直交すると共にその光学軸が入
射する直線偏光の振動方向とπ/4ラジアンをなすよう
に配されている。ミラー9は二分の一波長板8からの直
線偏光の進行方向を変える高反射率のミラーである。ミ
ラー10はミラー9と同様に高反射率のミラーで偏光ビ
ームスプリッタ7から同図左側に進む直線偏光(P偏
光)の進行方向を変える。蒸着プリズム11はミラー1
0で反射されてくる直線偏光をその蒸着面11aで反射
して(蒸着面11aの反射率は二分の一波長板8の透過
率に等しいものとなっている)上記ミラー9で反射され
てくる直線偏光と平行にして送出するように配設されて
いる。なお、図示されていないが、液晶表示パネル1は
ミラー9および蒸着プリズム11で反射されてくる光線
束により垂直に照射されるように配設されている。また
液晶表示パネル1の入射側の偏光板の透過軸は図1の紙
面に平行になるように配されている。
【0006】次に、以上の如くに構成された本実施例の
動作について説明する。図示しない光源ランプからの発
散光線束は、凸シリンドリカルレンズ5で左右方向に対
して集光された上で凹シリンドリカルレンズ6で平行光
線束として偏光ビームスプリッタ7に入射する。すなわ
ち高光量の平行光線束が偏光ビームスプリッタ7に入射
することになる。そして該平行光線束は、偏光ビームス
プリッタ7でP偏光とS偏光に分けられ異なった方向に
射出される。上記S偏光は該偏光の振動面と光学軸がπ
/4ラジアンをなす二分の一波長板8に入射し、その振
動面をπ/2だけ回転した直線偏光すなわちP偏光とし
て射出され、その後、ミラー9で反射され進行方向を変
えて進む。他方、偏光ビームスプリッタ7から射出され
るP偏光は、ミラー10により進行方向を変え、更に蒸
着プリズム11の蒸着面11aにより反射され進行方向
を変えて、ミラー9で反射されてくるP偏光と同一方向
に進む。而してミラー9から反射されてくる直線偏光
(以下、偏光RPという)も蒸着プリズム11から反射
されてくる直線偏光(以下、偏光LPという)もP偏光
となり、両者は合成されて液晶表示パネル1に照射され
る。この場合、偏光RPは液晶表示パネル1の右側(す
なわち図1の上方)を主に照射し、偏光LPは液晶表示
パネル1の左側(すなわち図1の下方)を主に照射する
が、二分の一波長板8の透過率と蒸着面11aの反射率
が同一となっているので液晶表示パネル1の左右で照射
光量に差は生じない。一方、液晶表示パネル1は入射側
の偏光板の透過軸がP偏光を透過するように配されてい
るので上記偏光RP、LPのいずれもが入射されることに
なり、必然的に本実施例による映像は極めて明るくかつ
明るさが左右均一となる。
【0007】なお、上記蒸着プリズム11は蒸着面11
aをミラーとして利用するだけであるので、蒸着面11
aから所定の厚さ以下の部分を除いたものすなわち図2
に示す如く上部にカット部12b、表面に高反射率のミ
ラー蒸着面12aをそれぞれ設けたミラー12で置換え
てもよいことは勿論である。
【0008】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図3は、該実施例の構成を示すものである。同図に
おいて21は光源ランプでコールドミラー22は光源ラ
ンプ21よりの光を反射して凸シリンドリカルレンズ2
3に入射せしめる。凸シリンドリカルレンズ23は入射
した光線束を左右方向に対して集束光線束とするコンデ
ンサであり、ミラー24は凸シリンドリカルレンズ23
からの集束光線束の進行方向を変え凹シリンドリカルレ
ンズ25に入射せしめるミラーである。凹シリンドリカ
ルレンズ25は入射する集束光線束を平行光線束として
射出し、偏光ビームスプリッタ26に入射せしめる。偏
光ビームスプリッタ26は入射光を互いに偏光面が直交
する2つの直線偏光とし、それぞれを異なった方向に射
出するプリズムで、二分の一波長板27はその板面が偏
光ビームスプリッタ26から同図左下方に進む直線偏光
の進行方向に直交すると共にその光学軸が入射する直線
偏光の振動方向とπ/4ラジアンをなすように配されて
いる。またミラー28、29は反射面が互いに向合った
状態で平行に配設され、それぞれ偏光ビームスプリッタ
26から直接および二分の一波長板27を介して送られ
てくる直線偏光が等しい入射角で入射する高反射率ミラ
ーである。合成プリズム30は上記ミラー28、29か
ら反射されてくる直線偏光を合成し、平行光線束として
射出するプリズムである。なお、前述の実施例同様に、
合成プリズム30からの直線偏光に照射される液晶表示
パネル1(図示せず)の入射側の偏光板の透過軸は合成
プリズム30から射出される直線偏光の振動方向と平行
となっている。
【0009】次に、以上の如く構成された本実施例の動
作について説明する。光源ランプ21からの発散光線束
はコールドミラー22で赤外線部を除去された上で、進
行方向を変えて凸シリンドリカルレンズ23、ミラー2
4、凹シリンドリカルレンズ25からなるレンズ系に入
射する。そして、該レンズ系で左右方向に集束された平
行光線束にされすなわち、高い光量の光線束とされ偏光
ビームスプリッタ26に入射する。偏光ビームスプリッ
タ26は該入射光をP偏光とS偏光に分け、それぞれ異
なった方向に射出する。偏光ビームスプリッタ26から
射出された上記P偏光はミラー29で反射され、合成プ
リズム30にプリズム面30aから入射しプリズム面3
0bで全反射して、プリズム面30cの下部側から該面
に垂直に射出される。他方、偏光ビームスプリッタ26
から射出された上記S偏光は二分の一波長板27でP偏
光とされた上でミラー28で反射され合成プリズム30
にプリズム面30bから入射し、プリズム面30aで全
反射して、プリズム面30cの上部側から該面に垂直に
射出される。すなわち偏光ビームスプリッタ26から異
なった方向に射出され2つの直線偏光は、合成プリズム
30で合成されてP偏光としてプリズム面30cからこ
の面に垂直な方向に射出されることになる。一方、前述
の如く、図示されていない液晶表示パネル1の入射側の
偏光板はP偏光を入射するように配設されているので
(図4参照)、合成プリズム30からの上記直線偏光は
該偏光板をそれほど光量を落すことなく透過する。而し
て本実施例による映像は、凸シリンドリカルレンズ2
3、ミラー24、凹シリンドリカルレンズ25からなる
レンズ系での集光および偏光ビームスプリッタ26に入
射した光をすべてP偏光として液晶表示パネル1に入射
せしめ得ることが相俟って、極めて明るいものとなる。
【0010】なお、上記実施例においては、二分の一波
長板27を偏光ビームスプリッタ26とミラー28の間
に配置し偏光ビームスプリッタ26からのS偏光をミラ
ー28で反射して進行方向を変える前にP偏光とした
が、これに限らず、上記S偏光の光路のいずれにおいて
P偏光としてもよく、例えば合成プリズム30のプリズ
ム面30cの上部側等に、光線束に垂直に該二分の一波
長板27を配設してここでP偏光としてもよいことは勿
論である。
【0011】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、この発明を逸脱しない範囲内において種々変形応用
可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、光源ラン
プからの発散光線束を、一旦、集束光線束にした後に平
行光線束として、これを偏光ビームスプリッタで互いに
偏光面が直交する2つの直線偏光に分け、その一方のみ
を二分の一波長板を通してその偏光方向を、他方の偏光
方向と平行にし、その上で両者を合成して該直線偏光を
透過する液晶パネルを照射するようにした液晶プロジェ
クタに係るものであるから、光源ランプからの光の利用
に無駄がなく、映像の明るさを大幅に増した液晶プロジ
ェクタの提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図。
【図2】図1中の蒸着プリズムに代えて使用できるミラ
ーの構造を示す図。
【図3】本発明の他の実施例の構成を示す図。
【図4】上記他の実施例による液晶表示パネルの照射状
態を示す図。
【図5】従来例による液晶表示パネルの照射状態を示す
図。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2 照射断面 5、23 凸シリンドリカルレンズ 6、25 凹シリンドリカルレンズ 7、26 偏光ビームスプリッタ 8、27 二分の一波長板 9、10、12、24、28、29 ミラー 11 蒸着プリズム 11a 蒸着面 12a ミラー蒸着面 12b カット部 21 光源ランプ 22 コールドミラー 30 合成プリズム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプからの発散光線束を集束光線束
    とした上で平行光線束として射出するレンズ系と、 このレンズ系からの平行光線束が入射され、それを互い
    に偏光面が直交する2つの直線偏光に分けて異なった方
    向に射出する偏光ビームスプリッタと、 この偏光ビームスプリッタからの2つの直線偏光のいず
    れか一方が入射され、その偏光面をπ/2ラジアンだけ
    回転した上で射出する二分の一波長板と、 この二分の一波長板からの直線偏光と、上記偏光ビーム
    スプリッタからの直線偏光のうち二分の一波長板に入射
    されなかった方の直線偏光とを合成して液晶表示パネル
    を照射せしめる合成照射部と、 入射側の偏光板の透過軸が、上記合成照射部からの直線
    偏光の振動方向に平行な液晶表示パネルとを備えること
    を特徴とする液晶プロジェクタ。
JP7642193A 1993-03-01 1993-03-11 液晶プロジェクタ Pending JPH06202064A (ja)

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JP7642193A JPH06202064A (ja) 1993-03-01 1993-03-11 液晶プロジェクタ

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JP7642193A JPH06202064A (ja) 1993-03-01 1993-03-11 液晶プロジェクタ

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ID=13604728

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JP7642193A Pending JPH06202064A (ja) 1993-03-01 1993-03-11 液晶プロジェクタ

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JP (1) JPH06202064A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970057671A (ko) * 1995-12-30 1997-07-31 구자홍 액정 프로젝터의 광효율 증대를 위한 광원장치
US7540618B2 (en) 2004-12-21 2009-06-02 Lg Electronics Inc. Thin projector

Cited By (3)

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US7540618B2 (en) 2004-12-21 2009-06-02 Lg Electronics Inc. Thin projector
US7611248B2 (en) 2004-12-21 2009-11-03 Lg Electronics Inc. Projection lens unit and thin projector using the same

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