JPH06201754A - 電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置 - Google Patents

電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置

Info

Publication number
JPH06201754A
JPH06201754A JP40693A JP40693A JPH06201754A JP H06201754 A JPH06201754 A JP H06201754A JP 40693 A JP40693 A JP 40693A JP 40693 A JP40693 A JP 40693A JP H06201754 A JPH06201754 A JP H06201754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spectrum
partial discharge
electromagnetic wave
wave
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP40693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2541739B2 (ja
Inventor
Masaya Yoshikawa
正也 吉川
Kazuto Shibahara
和人 芝原
Hiromi Ishii
博美 石井
Toshiisa Motobayashi
敏功 本林
Shigeru Nishikawa
茂 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Power Co
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Power Co
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Power Co, Nissin Electric Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Power Co
Priority to JP5000406A priority Critical patent/JP2541739B2/ja
Publication of JPH06201754A publication Critical patent/JPH06201754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541739B2 publication Critical patent/JP2541739B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】検出すべき電磁波の周波数スペクトラムを求
め、その周波数スペクトラムから放送波や通信波の帯域
成分を除去し、これを一定周波数範囲について累積積分
する。そして部分放電の生じていない状態での累積積分
スペクトラムと部分放電が生じた際の累積積分スペクト
ラムとの比較によって部分放電の有無を検出する。 【効果】放送波や通信波の影響を受けず、部分放電の有
無による電磁波の周波数スペクトラムの差を明瞭化する
ことができ、極めて微弱な部分放電であっても確実に検
出できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気機器内で発生す
る部分放電を検出する部分放電検出方法に関し、主たる
対象は配電線路柱上機器であり、その異常の早期発見に
よる事故の未然防止を図るものである。
【0002】
【従来の技術】電力機器においては、機器内で発生する
部分放電を検出することにより機器の異常を知ることが
行われている。
【0003】電気機器内で生じる部分放電を検出する方
法として、部分放電により生じる電磁波を検出する方法
が知られている。この方法では、部分放電により生じた
信号とノイズとを区別しなければならない。一般に部分
放電により生じる電磁波は極めて微弱であるため、T
V、ラジオ、無線通信等に用いられている人為的な電波
が飛来して、検出回路に侵入すると、外来電波と部分放
電による電磁波等を区別して受信することができず、部
分放電の検出に失敗することになる。
【0004】そこで、本願の一方の出願人(日新電機株
式会社)は特開昭63−145974号にて人為的な電
波が存在しないテレビジョン放送用電波の空きチャンネ
ルを利用して、部分放電により生じる電磁波を検出する
方法について出願している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のテレビジョン放
送用電波の空きチャンネルを受信することより部分放電
による電磁波を検出する方法は、外来電波の影響を受け
ずに、部分放電による電磁波を確実に検出することので
きる利点を有する。
【0006】電気機器内の部分放電による極めて微弱な
電磁波を検出する場合において、上述のテレビジョン放
送用電波の空きチャンネルを受信する方法で、強いて問
題点を挙げれば、部分放電により生じる電磁波の周波数
帯域が非常に広帯域にわたるのに対し、検出しようとす
る帯域がテレビジョン放送用電波の空きチャンネルとい
う狭帯域となることである。すなわち部分放電の状態に
よっては発生する電磁波の周波数スペクトラムのパター
ンが異なるため、同調ずれにより運悪く部分放電による
電磁波を見逃す虞も考えられる。また、部分放電による
電磁波のエネルギの一部しか検出しないため、S/N比
を十分高めることができない。
【0007】特に柱上変圧器、柱上開閉器あるいは碍子
などの電線の絶縁支持物など、配電線路柱上機器では、
単に部分放電が生じているだけでは故障と見なされず、
当然保護装置は作動しないが、その部分放電(コロナ放
電)は絶縁劣化等の前駆現象であり、配電線路を保守点
検する上で、前記部分放電の検出は重要である。ところ
が、架空配電線路の設置場所が極めて多彩であって、地
域、場所または時間帯によって外来電磁波のパターン
(スペクトラムなど)は変化する。そのため、基準を如
何に設定して異常な部分放電を検出するかが問題とな
る。
【0008】この発明の目的は、部分放電による広帯域
にわたる電磁波のエネルギをとらえて、より微弱な部分
放電であっても、また周波数スペクトラムの異なった電
磁波を生じる部分放電であっても、確実に検出すること
のできる電気機器の部分放電検出方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電気機器内
で発生する部分放電により生じる電磁波の周波数スペク
トラムが広帯域にわたることに鑑み、基本的に周波数ス
ペクトラム上で部分放電の有無を検出する方法を発明し
た。
【0010】ここで、条件の異なる場所で検出した電磁
波の周波数スペクトラムを図8に示す。これらのスペク
トラムは、検出対象である部分放電による電磁波にとっ
てのバックグラウンドノイズ(BGN)である。部分放
電による電磁波を検出するためには、このバックグラウ
ンドノイズからどれだけ各周波数におけるレベルが上昇
したかを検出すればよい。ところが、試験的に部分放電
を発生させた場合のスペクトラムとバックグラウンドノ
イズのスペクトラムとは図9に示すように、容易に判別
し得るとは言いがたい。ここで示した部分放電は、柱上
変圧器の内部に10000 pCの部分放電源を設け、電圧印
加により発生させている。また、BGNは同一地点にお
ける部分放電を生じさせない健全時のスペクトラムであ
る。
【0011】そこで、測定した周波数スペクトラムから
バックグラウンドノイズのスペクトラムを差し引いて観
測することが考えられる。その例を図10に示すが、こ
れでも、視覚的に明瞭に判読できるのは、部分放電量が
かなり大きな場合であり、小さな部分放電では確実に読
み取ることができない。
【0012】そこで、この発明の請求項1に係る電気機
器の部分放電検出方法は、電気機器内で発生する部分放
電により生じる電磁波を検出することにより該部分放電
を検出する電気機器の部分放電検出方法であって、被検
出電磁波と基準電磁波について、それぞれ周波数スペク
トラムを求め、その周波数スペクトラムから放送波およ
び/または通信波の帯域の成分を除去して補正スペクト
ラムを求め、この補正スペクトラムを一定周波数範囲に
ついて積分して累積積分スペクトラムを求め、被検出電
磁波と基準電磁波についての累積積分スペクトラムを比
較することによって部分放電の発生状況を検出する。
【0013】また、請求項2に係る電気機器の部分放電
検出装置は、電気機器内で発生する部分放電により生じ
る電磁波を検出することにより該部分放電を検出する電
気機器の部分放電検出装置において、被検出電磁波と基
準電磁波について、それぞれ周波数スペクトラムを求め
る周波数スペクトラム分析手段と、求められた周波数ス
ペクトラムから放送波および/または通信波の帯域の成
分を除去して補正スペクトラムを求める補正スペクトラ
ム生成手段と、前記補正スペクトラムを一定周波数範囲
について積分して累積積分スペクトラムを求めるスペク
トラム累積積分手段と、とからなる。
【0014】請求項3に係る電気機器の部分放電検出装
置は、電気機器内で発生する部分放電により生じる電磁
波を検出することにより該部分放電を検出する電気機器
の部分放電検出装置において、被検出電磁波と基準電磁
波について、それぞれ周波数スペクトラムを求める周波
数スペクトラム分析手段と、求められた周波数スペクト
ラムから放送波および/または通信波の帯域の成分を除
去して補正スペクトラムを求める補正スペクトラム生成
手段と、前記基準電磁波についての補正スペクトラムに
対する前記被検出電磁波についての補正スペクトラムの
差成分を求める差分スペクトラム生成手段と、前記差分
スペクトラムを一定周波数範囲についてそれぞれ積分し
て累積積分スペクトラムを求めるスペクトラム累積積分
手段と、とからなる。
【0015】請求項4に係る電気機器の部分放電検出装
置は、電気機器内で発生する部分放電により生じる電磁
波を検出することにより該部分放電を検出する電気機器
の部分放電検出装置において、被検出電磁波と基準電磁
波について、それぞれ周波数スペクトラムを求める周波
数スペクトラム分析手段と、求められた周波数スペクト
ラムから放送波および/または通信波の帯域の成分を除
去して補正スペクトラムを求める補正スペクトラム生成
手段と、前記基準電磁波についての補正スペクトラムに
対する前記被検出電磁波についての補正スペクトラムの
差成分を求める差分スペクトラム生成手段と、前記差分
スペクトラムの一定周波数範囲についての積分値を求め
る積分手段と、予め定めた基準値に対する前記積分値の
大小比較により部分放電の有無を判定する判定手段、と
からなる。
【0016】請求項5に係る電気機器の部分放電検出装
置は、電気機器内で発生する部分放電により生じる電磁
波を検出することにより該部分放電を検出する電気機器
の部分放電検出装置において、被検出電磁波と基準電磁
波について、それぞれ周波数スペクトラムを求める周波
数スペクトラム分析手段と、求められた周波数スペクト
ラムから放送波および/または通信波の帯域の成分を除
去して補正スペクトラムを求める補正スペクトラム生成
手段と、前記基準電磁波についての補正スペクトラムに
対する前記被検出電磁波についての補正スペクトラムの
差成分を求める差分スペクトラム生成手段と、前記差分
スペクトラムを一定周波数範囲について積分して累積積
分スペクトラムを求めるスペクトラム累積積分手段と、
予め定めた基準値に対する前記累積積分スペクトラムの
傾きの大小比較により部分放電の有無を判定する判定手
段、とからなる。
【0017】請求項6に係る電気機器の部分放電検出方
法は、請求項1において、前記部分放電検出対象機器を
配電線路柱上機器とし、前記被検出電磁波を検出すべき
柱上機器が装架された配電線路柱の下における外来電磁
波とし、前記基準電磁波を、その配電線路柱に隣接する
他の配電線路柱の下における外来電磁波としている。
【0018】請求項7に係る電気機器の部分放電検出装
置は、請求項2〜請求項5において、前記部分放電検出
対象機器を配電線路柱上機器とし、前記被検出電磁波
を、検出すべき柱上機器が装架された配電線路柱の下に
おける外来電磁波とし、前記基準電磁波をその配電線路
柱に隣接する他の配電線路柱の下における外来電磁波と
している。
【0019】
【作用】この発明の請求項1に係る電気機器の部分放電
検出方法では、被検出電磁波と基準電磁波について、そ
れぞれ電磁波の周波数スペクトラムが求められ、求めら
れたスペクトラムから、放送波および通信波の帯域の成
分を除去した補正スペクトラムが求められる。そして、
その補正スペクトラムが一定周波数範囲について積分さ
れ、累積積分スペクトラムが求められる。このようにし
て求められた被検出電磁波と基準電磁波についての累積
積分スペクトラムを比較することによって部分放電の発
生状況が検出される。前記基準電磁波の周波数スペクト
ラムは、部分放電が生じていないことがあらかじめ分か
っている状態で求めるか、検出すべき位置に近い、たと
えば配電線路柱上機器を対象とする場合には隣接する配
電線路柱の下で測定したものを用いればよい。このよう
に、検出すべき電磁波の周波数スペクトラムから、放送
波および通信波の帯域の成分を除去することによって、
放送波および通信波による影響を除去することができ、
しかも、累積積分スペクトラムの比較であるため、周波
数スペクトラムを直接パターン比較する場合に比べて部
分放電の有無を容易に把握することができる。
【0020】この発明の請求項2に係る電気機器の部分
放電検出装置では、周波数スペクトラム分析手段は、被
検出電磁波と基準電磁波について、それぞれ電磁波の周
波数スペクトラムを求め、補正スペクトラム生成手段
は、求められたスペクトラムから、放送波および通信波
の帯域の成分を除去して補正スペクトラムを求める。そ
して、スペクトラム累積積分手段は、その補正スペクト
ラムを一定周波数範囲について積分し、累積積分スペク
トラムを求める。このようにして求められた被検出電磁
波と基準電磁波についての累積積分スペクトラムを比較
することによって部分放電の発生状況を検出することが
できる。
【0021】請求項3に係る電気機器の部分放電検出装
置では、周波数スペクトラム分析手段は、被検出電磁波
と基準電磁波について、それぞれ電磁波の周波数スペク
トラムを求め、補正スペクトラム生成手段は、求められ
たスペクトラムから、放送波および通信波の帯域の成分
を除去して補正スペクトラムを求める。差分スペクトラ
ム生成手段は、基準電磁波についての補正スペクトラム
に対する被検出電磁波についての補正スペクトラムの差
成分を求める。そして、スペクトラム累積積分手段は、
その差分スペクトラムを一定周波数範囲について積分
し、累積積分スペクトラムを求める。このようにして求
められた被検出電磁波と基準電磁波についての累積積分
スペクトラムを比較することによって部分放電の発生状
況を検出することができる。前記基準スペクトラムとし
て、部分放電による電磁波の生じていない状態における
検出した電磁波(すなわちバックグラウンドノイズ)の
周波数スペクトラムとすることによって、バックグラウ
ンドノイズを除去した、検出すべき部分放電による電磁
波のみによる周波数スペクトラムを抽出することができ
る。さらにそのようにして求めた差分スペクトラムを一
定周波数範囲について積分することによって、広帯域に
わたる部分放電による電磁波のエネルギを求めることが
でき、極めて微弱な部分放電による電磁波であっても確
実に検出できるようになる。
【0022】請求項4に係る電気機器の部分放電検出装
置では、周波数スペクトラム分析手段は、被検出電磁波
と基準電磁波について、それぞれ電磁波の周波数スペク
トラムを求め、補正スペクトラム生成手段は、求められ
たスペクトラムから、放送波および通信波の帯域の成分
を除去して補正スペクトラムを求める。差分スペクトラ
ム生成手段は、基準電磁波についての補正スペクトラム
に対する被検出電磁波についての補正スペクトラムの差
成分を求める。積分手段は、その差分スペクトラムを一
定周波数範囲について積分し、積分値を求める。さらに
判定手段は、求められた積分値を基準値に比較すること
によって部分放電の有無を判定する。もし部分放電が生
じていれば、前記積分値は基準値より大きくなり、その
結果部分放電が生じていることを判定することができ
る。
【0023】このように、検出すべき電磁波の周波数ス
ペクトラムから、放送波および通信波の帯域の成分を除
去することによって、放送波および通信波による影響を
除去することができ、しかも、前記基準スペクトラムと
して、部分放電による電磁波の生じていない状態におけ
る検出した電磁波(すなわちバックグラウンドノイズ)
の周波数スペクトラムとすることによって、バックグラ
ウンドノイズを除去した、検出すべき部分放電による電
磁波のみによる周波数スペクトラムを抽出することがで
きる。さらにそのようにして求めた差分スペクトラムを
一定周波数範囲について積分することによって、広帯域
にわたる部分放電による電磁波のエネルギを一つの値と
して求めることができ、極めて微弱な部分放電による電
磁波であっても、基準値から大きく異なる積分値を得る
ことができ、部分放電を確実に検出できるようになる。
【0024】請求項5に係る電気機器の部分放電検出装
置では、周波数スペクトラム分析手段は、被検出電磁波
と基準電磁波について、それぞれ電磁波の周波数スペク
トラムを求め、補正スペクトラム生成手段は、求められ
たスペクトラムから、放送波および通信波の帯域の成分
を除去して補正スペクトラムを求める。差分スペクトラ
ム生成手段は、基準電磁波についての補正スペクトラム
に対する被検出電磁波についての補正スペクトラムの差
成分を求める。スペクトラム累積積分手段は、その差分
スペクトラムを一定周波数範囲について積分し、累積積
分スペクトラムを求める。さらに判定手段は、求められ
た積分値を基準値に比較することによって部分放電の有
無を判定する。もし部分放電が生じていれば、累積積分
スペクトラムの傾きは部分放電の生じていない場合に比
較して大きくなるため、基準値を予め適宜設定しておく
ことによって部分放電の有無を判定することかできる。
【0025】このように、検出すべき電磁波の周波数ス
ペクトラムから、放送波および通信波の帯域の成分を除
去することによって、放送波および通信波による影響を
除去することができ、しかも、前記基準スペクトラムと
して、バックグラウンドノイズの周波数スペクトラムと
することによって、バックグラウンドノイズを除去し
た、検出すべき部分放電による電磁波のみによる周波数
スペクトラムを抽出することができる。さらにそのよう
にして求めた差分スペクトラムを一定周波数範囲につい
て累積積分することによって、広帯域にわたる部分放電
による電磁波の存在を累積積分スペクトラムの傾きの値
として求めることができ、極めて微弱な部分放電による
電磁波であっても、確実に検出できるようになる。
【0026】請求項6に係る電気機器の部分放電検出方
法では、請求項1において、配電線路柱上機器が部分放
電検出対象機器とされ、部分放電を検出すべき柱上機器
が装架された配電線路柱の下における外来電磁波が被検
出電磁波とされ、その配電線路柱に隣接する他の配電線
路柱の下における外来電磁波が基準電磁波とされる。
【0027】また、請求項7に係る電気機器の部分放電
検出装置では、請求項2〜請求項5において、配電線路
柱上機器が部分放電検出対象機器とされ、部分放電を検
出すべき柱上機器が装架された配電線路柱の下における
外来電磁波が被検出電磁波とされ、その配電線路柱に隣
接する他の配電線路柱の下における外来電磁波が基準電
磁波とされる。
【0028】たとえば道路に沿って設置されている架空
配電線路柱においては、その道路に沿って測定車を走ら
せ、各配電線路柱の下で停車する毎に被検出電磁波また
は基準電磁波として外来電磁波を測定し、隣接する他の
配電線路柱の下における外来電磁波を基準電磁波として
比較する。その際、同一地域で同一時間帯であればその
地域一帯では遠方から飛来する電磁波を共通に受ける。
もし、測定車頭上の配電線路柱上機器が部分放電してい
れば、そこから放射される電磁波の重畳された電磁波を
受けることになる。しかし配電線路柱の1スパン(径間
長)は一般に数十mであるため、前記部分放電は隣接す
る配電線路柱の下での測定には殆ど影響を与えない。そ
の結果、地域、場所あるいは時間帯的特徴を含む外来電
磁波が基準となって、前記各種変動要素による影響を受
けずに配電線路柱上機器の部分放電を容易且つ確実に検
出できるようになる。
【0029】
【実施例】この発明の電気機器の部分放電検出方法を適
用した部分放電検出装置の構成を図1〜図3に示す。
【0030】図1はその制御部の構成を示すブロック図
であり、図1においてスペクトラムアナライザ2はアン
テナ1に誘起される信号の周波数スペクトラムを、各周
波数におけるレベル(dBm)のディジタルデータを求
める。CPU4はメモリ5に予め書き込まれているプロ
グラムを実行して、後述する処理手順により部分放電の
検出のための制御を行う。メモリ5はCPU4の実行す
べきプログラムを予め書き込んだROMとそのプログラ
ムの実行に際してワーキングエリアとして用いるRAM
からなる。CPU4はインタフェース3を介してスペク
トラムアナライザ2により求められた周波数スペクトラ
ムのデータを読み取って、後述する各種演算処理を行
う。表示部7は最終的な処理結果である累積積分スペク
トラムの表示または部分放電の有無の判定結果の表示を
行う。インタフェース6には表示用メモリを備え、CP
U4がインタフェース6の表示用メモリに表示データを
書き込むことによって所定内容の表示を行う。プリンタ
9は処理結果を印刷出力する。CPU4はインタフェー
ス8を介して印刷制御を行う。キースイッチ11は計測
の開始指示等を行う。CPU1はインタフェース10を
介してキー操作内容を読み取り、キー操作に応じた処理
を行う。
【0031】図2は図1に示したCPU4の処理手順を
示すフローチャートである。まずスペクトラムアナライ
ザ2からスペクトラムデータを読み取り、各周波数にお
けるレベルをリニアスケールに変換する。これにより検
出した電磁波をエネルギとして取り扱う。続いて放送波
および/または通信波の帯域のデータを除去する(レベ
ル0に置き換える)。たとえばTV放送の第1チャンネ
ルと第3チャンネルが使用されている地域では、90〜
96MHzおよび102〜108MHz帯のデータを除
去する。その後、基準スペクトラムを減じて差分スペク
トラムを求める。基準スペクトラムは、後述するように
部分放電のない状態で検出したバックグラウンドノイズ
のスペクトラムを用いる。その後、さらに所定の周波数
帯域について累積積分スペクトラムを求める。この累積
積分スペクトラムのレベルおよび傾きから部分放電の有
無を判定することができる。さらに部分放電の有無を自
動的に判定するために、差分スペクトラムの所定帯域に
わたる積分値を基準値と比較して、基準値を超える場合
に部分放電により生じた電磁波のエネルギが存在してい
るものとみなして、異常検出出力を行う。また、その積
分値が基準値を超えない場合でも、累積積分スペクトラ
ムの傾きを抽出して、その傾きと基準値との大小比較を
行い、基準値を超える傾きであればやはり異常検出出力
を行い、そうでない場合に正常検出出力を行う。
【0032】図3は前記基準スペクトラムを作成する際
の処理手順を示すフローチャートである。まず部分放電
が生じていない状態で電磁波の周波数スペクトラムデー
タを読み取り、そのレベルをリニアスケールに変換し、
同様に特定周波数帯のデータを除去し、これを基準スペ
クトラムとして記憶する。
【0033】ここで、前記部分放電検出装置を用いて、
具体的に配電線路柱上機器の異常を検査する方法の概念
図を図11に示す。図11において、101a,101
bはそれぞれ配電線路柱(以下、実施例では単に電柱と
言う。)、102a,102bはそれぞれの電柱に装架
された柱上変圧器である。また、100は前記部分放電
検出装置を装備した測定車であり、その車上にはアンテ
ナ1を突出させている。これらの電柱は通常、道路に沿
って立てられているため、測定車100は道路に沿って
走行し、各電柱の下で停車しつつ順次測定を行う。
【0034】次に、具体的な計測結果の例を挙げる。
【0035】図4は、複数の地点で検出した周波数スペ
クトラムをリニアスケールに変換し、特定周波数帯域を
除去し、さらに基準スペクトラムの成分を差し引いた結
果を示す。同図において「滑川2400」は滑川にある
滑川2400という番号の電柱の下で計測した結果、
「郊外8913」,「郊外0100」はそれぞれ郊外の
異なった地点(比較のために予め定めた地点の番号)で
の測定結果、「堤防」は或る堤防の或る地点での計測結
果である。なお、この場合の基準スペクトラムとして
は、「滑川2300」を基準とする電柱の下で部分放電
のない状態で計測したものを用いている。
【0036】図5は各場所のバックグラウンドノイズと
部分放電による電磁波の周波数スペクトラムをリニアス
ケールに変換した後、それぞれにつてい40MHz以上
の帯域について累積積分を行った結果を示す。このよう
に、部分放電による電磁波を受けない地点では累積積分
スペクトラムが低く推移するのに対し、部分放電を生じ
させた地点(工場内)では、40MHz〜120MHz
の帯域で傾斜が大きく、上限周波数である200MHz
での積分値は大きな値を示す。なお、郊外8913にお
ける累積積分スペクトラムは144MHzで急激に上昇
しているが、これは業務用無線の電波による影響であ
り、この帯域についても前段階で除去しておけば、部分
放電の有無による累積積分スペクトラムの差はより明確
となる。
【0037】なお、被検出信号のリニアスケールの周波
数スペクトラムから基準とする周波数スペクトラムを差
し引いた差分スペクトラムを累積積分した場合も、部分
放電による電磁波を受信した場合には同様に右上がりの
傾きが大きくなり、一定範囲の積分値も、部分放電のな
い場合に比較して大きくなることになる。
【0038】図11に示した例で、仮に柱上変圧器10
2aが正常であれば、電柱101aの下で測定したスペ
クトラムは図8に示した例で太線(工場)のようなBG
Nスペクトラムとなり、柱上変圧器102bが部分放電
していれば、電柱101bの下で測定したスペクトラム
は図9に示したようなスペクトラムとなり、電柱101
aの下で測定したスペクトラムを基準として、電柱10
1bの下で測定したスペクトラムを比較した際、図5に
示したように累積積分スペクトラムが大きく立ち上が
り、このことから、柱上変圧器102bの部分放電を検
出することができるようになる。
【0039】ここで、比較例として放送周波数帯のデー
タを除去しない場合の各地点における差分スペクトラム
を図6に示す。同図において90〜108MHzにおい
て表れている幾つかのピークはFM放送およびTV放送
の第1チャンネルおよび第3チャンネルの放送波による
ものである。このような放送波の成分を除去しないまま
各地点の累積積分スペクトラムおよび部分放電を生じさ
せた際の累積積分スペクトラムを図7に示す。図5に示
した場合と異なる点は、放送波の帯域を除去していない
こと以外に、滑川2300を基準として、滑川2300
のリニアスケールのスペクトラムを差し引いた差分スペ
クトラムの累積積分スペクトラムであること、および積
分範囲を0MHz以上としていることである。そのため
各地点の累積積分スペクトラムが、滑川2300を基準
とした差分スペクトラムを元にしているにも拘らず、2
0〜40MHzで使用される通信波の影響を受けて、部
分放電のない地点でも累積積分値がかなり上昇してい
て、さらに100MHz前後のTV放送波による影響も
受けて、部分放電を生じさせた場合の累積積分スペクト
ラムのパターンとの差が明確とはならない。
【0040】この発明によれば、上述の問題がなく、放
送波や通信波の影響を受けずに、微弱な部分放電の発生
有無を確実に検出できるようになる。
【0041】この発明の実施例によれば、周波数スペク
トラムをリニアスケールで扱うようにしたため、log
スケールと比較して、数値上の差が大きくなり、基準と
なるスペクトラムとの比較を行う上で明瞭化するという
利点がある。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、広い周波数帯域につ
いてスペクトラムデータを取り込むため、従来の周波数
同調方式と比べて、同調ずれによる部分放電の見逃しが
ない。
【0043】また、放送波および/または通信波等比較
的大きなレベルの既知周波を除外するので、S/N比が
向上する。さらに、周波数スペクトラム上でパターン比
較を行うのではなく、累積積分スペクトラムで比較を行
うため、そのパターン差が明瞭となって部分放電の発生
有無の把握が容易となる。
【0044】また、特に配電線路柱上機器を対象とする
場合、隣接する配電線路柱の下における外来電磁波を基
準電磁波とすることによって、地域的、場所的または時
間帯的に異なる電磁波のパターンの特徴を包含したきめ
細かな判定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である部分放電検出装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したCPUの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1に示したCPUの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】各地点における差分スペクトラムの例を示す図
である。
【図5】各地点における累積積分スペクトラム、および
部分放電を生じさせた場所における累積積分スペクトラ
ムの例を示す図である。
【図6】TV放送波およびFM放送波を除去しない場合
の差分スペクトラムの例を示す図である。
【図7】各地点における累積積分スペクトラム、および
部分放電を生じさせた場所における差分スペクトラムの
累積積分スペクトラムの例を示す図である。
【図8】各地点におけるlogスケールの周波数スペク
トラムを示す図である。
【図9】部分放電を生じさせた際の周波数スペクトラム
とバックグラウンドノイズのスペクトラムを示す図であ
る。
【図10】図9における部分放電時のスペクトラムから
バックグラウンドノイズのスペクトラムを差し引いたS
/N成分を示す図である。
【図11】実施例における部分放電検出装置を装備した
測定車により、配電線路柱上機器を検査する際の概念図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 博美 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 (72)発明者 本林 敏功 富山県富山市牛島町15番1号 北陸電力株 式会社内 (72)発明者 西川 茂 富山県富山市牛島町15番1号 北陸電力株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器内で発生する部分放電により生じ
    る電磁波を検出することにより該部分放電を検出する電
    気機器の部分放電検出方法であって、 被検出電磁波と基準電磁波について、それぞれ周波数ス
    ペクトラムを求め、その周波数スペクトラムから放送波
    および/または通信波の帯域の成分を除去して補正スペ
    クトラムを求め、この補正スペクトラムを一定周波数範
    囲について積分して累積積分スペクトラムを求め、被検
    出電磁波と基準電磁波についての累積積分スペクトラム
    を比較することによって部分放電の発生状況を検出する
    電気機器の部分放電検出方法。
  2. 【請求項2】電気機器内で発生する部分放電により生じ
    る電磁波を検出することにより該部分放電を検出する電
    気機器の部分放電検出装置において、 被検出電磁波と基準電磁波について、それぞれ周波数ス
    ペクトラムを求める周波数スペクトラム分析手段と、 求められた周波数スペクトラムから放送波および/また
    は通信波の帯域の成分を除去して補正スペクトラムを求
    める補正スペクトラム生成手段と、 前記補正スペクトラムを一定周波数範囲について積分し
    て累積積分スペクトラムを求めるスペクトラム累積積分
    手段と、 とからなる電気機器の部分放電検出装置。
  3. 【請求項3】電気機器内で発生する部分放電により生じ
    る電磁波を検出することにより該部分放電を検出する電
    気機器の部分放電検出装置において、 被検出電磁波と基準電磁波について、それぞれ周波数ス
    ペクトラムを求める周波数スペクトラム分析手段と、 求められた周波数スペクトラムから放送波および/また
    は通信波の帯域の成分を除去して補正スペクトラムを求
    める補正スペクトラム生成手段と、 前記基準電磁波についての補正スペクトラムに対する前
    記被検出電磁波についての補正スペクトラムの差成分を
    求める差分スペクトラム生成手段と、 前記差分スペクトラムを一定周波数範囲についてそれぞ
    れ積分して累積積分スペクトラムを求めるスペクトラム
    累積積分手段と、 とからなる電気機器の部分放電検出装置。
  4. 【請求項4】電気機器内で発生する部分放電により生じ
    る電磁波を検出することにより該部分放電を検出する電
    気機器の部分放電検出装置において、 被検出電磁波と基準電磁波について、それぞれ周波数ス
    ペクトラムを求める周波数スペクトラム分析手段と、 求められた周波数スペクトラムから放送波および/また
    は通信波の帯域の成分を除去して補正スペクトラムを求
    める補正スペクトラム生成手段と、 前記基準電磁波についての補正スペクトラムに対する前
    記被検出電磁波についての補正スペクトラムの差成分を
    求める差分スペクトラム生成手段と、 前記差分スペクトラムの一定周波数範囲についての積分
    値を求める積分手段と、 予め定めた基準値に対する前記積分値の大小比較により
    部分放電の有無を判定する判定手段、 とからなる電気機器の部分放電検出装置。
  5. 【請求項5】電気機器内で発生する部分放電により生じ
    る電磁波を検出することにより該部分放電を検出する電
    気機器の部分放電検出装置において、 被検出電磁波と基準電磁波について、それぞれ周波数ス
    ペクトラムを求める周波数スペクトラム分析手段と、 求められた周波数スペクトラムから放送波および/また
    は通信波の帯域の成分を除去して補正スペクトラムを求
    める補正スペクトラム生成手段と、 前記基準電磁波についての補正スペクトラムに対する前
    記被検出電磁波についての補正スペクトラムの差成分を
    求める差分スペクトラム生成手段と、 前記差分スペクトラムを一定周波数範囲について積分し
    て累積積分スペクトラムを求めるスペクトラム累積積分
    手段と、 予め定めた基準値に対する前記累積積分スペクトラムの
    傾きの大小比較により部分放電の有無を判定する判定手
    段、 とからなる電気機器の部分放電検出装置。
  6. 【請求項6】前記部分放電検出対象機器は配電線路柱上
    機器であり、前記被検出電磁波は検出すべき柱上機器が
    装架された配電線路柱の下における外来電磁波であり、
    前記基準電磁波はその配電線路柱に隣接する他の配電線
    路柱の下における外来電磁波である、請求項1記載の電
    気機器の部分放電検出方法。
  7. 【請求項7】前記部分放電検出対象機器は配電線路柱上
    機器であり、前記被検出電磁波は検出すべき柱上機器が
    装架された配電線路柱の下における外来電磁波であり、
    前記基準電磁波はその配電線路柱に隣接する他の配電線
    路柱の下における外来電磁波である、請求項2〜請求項
    5記載の電気機器の部分放電検出装置。
JP5000406A 1993-01-06 1993-01-06 電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置 Expired - Fee Related JP2541739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5000406A JP2541739B2 (ja) 1993-01-06 1993-01-06 電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5000406A JP2541739B2 (ja) 1993-01-06 1993-01-06 電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06201754A true JPH06201754A (ja) 1994-07-22
JP2541739B2 JP2541739B2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=11472925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5000406A Expired - Fee Related JP2541739B2 (ja) 1993-01-06 1993-01-06 電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541739B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281567A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 General Electric Co <Ge> アーク検出器
CN113740673A (zh) * 2021-07-15 2021-12-03 贵州电网有限责任公司 一种基于磁阵列的故障绝缘子在线检测装置及检测方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281567A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 General Electric Co <Ge> アーク検出器
CN113740673A (zh) * 2021-07-15 2021-12-03 贵州电网有限责任公司 一种基于磁阵列的故障绝缘子在线检测装置及检测方法
CN113740673B (zh) * 2021-07-15 2024-05-03 贵州电网有限责任公司 一种基于磁阵列的故障绝缘子在线检测装置及检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2541739B2 (ja) 1996-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100691655B1 (ko) 가스절연기기의 부분방전진단장치 및 진단방법
KR960004555B1 (ko) 가스절연개폐장치의 부분방전검출장치 및 방법
KR100695967B1 (ko) 전기 디바이스의 부분방전검출방법 및 장치
US6424162B1 (en) Insulated device diagnosing system that prepares detection data from partial discharge signal such that periodic elements are given to different specific frequencies of the partial discharge signal
KR101385318B1 (ko) 부분 방전 진단 장치 및 그 방법
US7112968B1 (en) Method and apparatus for detecting a partial discharge in a high-voltage transmission and distribution system
KR102148618B1 (ko) 전력케이블 진단 장치, 전력케이블 진단 시스템 및, 이를 이용한 전력케이블 진단 방법
JP2001133506A (ja) ガス絶縁機器の診断方法および装置
EP1705491A1 (en) Partial discharge detection method and apparatus
JP5120133B2 (ja) 磁界測定による部分放電検出方法
JP2541739B2 (ja) 電気機器の部分放電検出方法および電気機器の部分放電検出装置
KR101843792B1 (ko) 전력설비의 부분방전 판정방법
JP3091833B2 (ja) 部分放電検知方法及び部分放電検知装置
KR20110075674A (ko) 가스 절연 개폐 장치를 위한 부분 방전 진단 시스템
JP2008032595A (ja) 三相一括ガス絶縁機器の部分放電部位標定方法
JP2578320B2 (ja) 部分放電検知方法および部分放電検知装置
JP4353840B2 (ja) 電路の部分放電検出方法
JP2500432B2 (ja) 部分放電発生配電線路柱装架機器の検出方法および部分放電発生配電線路柱装架機器の検出装置
JP2723902B2 (ja) スペクトラム減算方式部分放電監視システム
JPH04212076A (ja) 電気機器の異常診断方法およびその装置
JPH11287838A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
JP2969727B2 (ja) 架空送電線及びその設備の異常箇所探査装置
JP3077739B2 (ja) 部分放電測定方法
JPH11223654A (ja) 部分放電識別装置
JPH06230067A (ja) 絶縁診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees