JPH06200931A - 樹脂ライナ付き球面滑り軸受の隙間出し方法 - Google Patents

樹脂ライナ付き球面滑り軸受の隙間出し方法

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JPH06200931A
JPH06200931A JP36109692A JP36109692A JPH06200931A JP H06200931 A JPH06200931 A JP H06200931A JP 36109692 A JP36109692 A JP 36109692A JP 36109692 A JP36109692 A JP 36109692A JP H06200931 A JPH06200931 A JP H06200931A
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JP
Japan
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resin liner
resin
gap
outer ring
inner ring
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Application number
JP36109692A
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English (en)
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Yasuko Nishiwaki
泰子 西脇
Yoshiaki Furukawa
善紀 古川
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/02Sliding-contact bearings
    • F16C23/04Sliding-contact bearings self-adjusting
    • F16C23/043Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings
    • F16C23/045Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings for radial load mainly, e.g. radial spherical plain bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/20Sliding surface consisting mainly of plastics
    • F16C33/208Methods of manufacture, e.g. shaping, applying coatings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2220/00Shaping
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外輪の樹脂ライナと内輪との間の隙間出しを
極く微小な寸法に精度良く行う。 【構成】 内輪1と外輪2との間に樹脂ライナ3を射出
成形する球面滑り軸受に適用される。この軸受におい
て、樹脂ライナ3の成形後、その樹脂のガラス転移点以
上でかつ融点以下の温度で、軸受の全体を加熱炉5内で
加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外輪内径に樹脂ライ
ナを有する球面滑り軸受の隙間出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、球面滑り軸受において、図3に示
すように、外輪51の内径面にナイロン等からなる樹脂
ライナ52を設けたものがある。樹脂ライナ52と内輪
50の外径面との間には、円滑な作動を行わせるため
に、僅かな隙間dを形成する必要がある。この隙間dを
均一に形成する優れた隙間出し方法として、次の高周波
加熱による方法がある(例えば、特公昭56−2193
4号公報)。
【0003】すなわち、内輪50と外輪51の間に樹脂
ライナ52を隙間なく射出成形した後、外輪51をその
外周から加熱コイル53により誘導加熱する。この加熱
は、例えば200℃で2秒程度行う。これにより、外輪
51の内径面の樹脂ライナ52が溶融して膨張し、外輪
51の幅面から一部が同図のように流出する。この後、
常温に戻った状態において、流出した樹脂ライナ52の
体積分が樹脂ライナ52と内輪50との隙間dになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小径の軸受の
場合、一般に樹脂ライナ52の体積に比べて外輪51の
体積が大きいため、高周波加熱のような急速加熱では樹
脂ライナ52の微妙な温度制御が難しい。そのため、極
く微小な寸法の隙間出しを必要とする小径の球面滑り軸
受の場合には、前記の高周波加熱による隙間出し方法は
適さない。
【0005】この発明の目的は、微小な寸法の隙間出し
を行える樹脂ライナ付き球面滑り軸受の隙間出し方法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の隙間出し方法
は、内輪と外輪との間に樹脂ライナを射出成形する球面
滑り軸受に適用される。この軸受において、樹脂ライナ
の成形後、その樹脂のガラス転移点以上でかつ融点以下
の温度で、軸受の全体を炉内加熱する。
【0007】
【作用】樹脂ライナの射出成形時において、その成形時
間は非常に短く、かつ金型温度は樹脂のガラス転移点よ
りも低いため、成形加工時における樹脂の結晶化は殆ど
起こらない。しかし、成形後に、前記のようにガラス転
移点以上の温度に加熱すると、樹脂の結晶化が進行し、
樹脂の体積が収縮する。また、射出成形時において、樹
脂内にはある程度の水分が含まれているが、成形後の加
熱によって水分が蒸発し、樹脂の体積が減少する。これ
らの体積減少により樹脂ライナと内輪との間に隙間が形
成される。この場合に、加熱は炉内で行うため、加熱温
度や加熱時間の調整が容易であり、そのため加熱温度や
加熱時間を調整するすることにより、極く微小な寸法の
隙間出しを、希望の寸法に精度良く行うことができる。
なお、通常、樹脂ライナは内径側へ収縮するが、球面滑
り軸受の場合、外輪の内径面が旋削仕上げであるのに対
して、内輪の外径面は研削等による鏡面仕上げとされる
ため、樹脂は内輪よりも面粗さの粗い外輪との密着力の
方が強くなり、その結果外輪側に収縮して内輪との間に
隙間を生じる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。この実施例の隙間出し方法は、図2に示
す球面滑り軸受に適用される。この軸受は、外径面を球
面とした内輪1と、その外周の外輪2と、外輪2の内径
面に設けられた樹脂ライナ3とからなる。内輪1の外径
面は研削等によって鏡面仕上げとされる。外輪2の内径
面は球面状に旋削され、かつ樹脂ライナ3の付着力を確
実にする環状の拘束溝4が多数条形成される。外輪2の
内径面の軸方向両端は、円筒面部2aとしてある。樹脂
ライナ3の樹脂には例えばナイロンが使用される。樹脂
ライナ3と内輪2の外径面との間には微小な寸法の隙間
を設ける。この隙間出しを次の方法で行う。
【0009】まず、図1(A)に示すように、内輪1と
外輪2との間に樹脂ライナ3を隙間なく射出成形する。
この射出成形の後、同図(B)のように軸受の全体を加
熱炉5内に収容し、加熱する。加熱温度は、樹脂ライナ
3の樹脂のガラス転移点よりも高く、かつ融点以下の温
度とする。例えば、樹脂が12ナイロンの場合、ガラス
転移点は40〜60℃、融点は178℃程度であり、加
熱はこの間の温度である170℃で10分程度行う。こ
の加熱の後、軸受を加熱炉5から取り出して、空冷で冷
却する。
【0010】このように加熱処理を行うことにより、発
明の作用欄で説明したように、樹脂ライナ3に加熱に伴
う結晶化や水分の蒸発による体積減少が生じ、加熱炉5
の温度制御によりその結晶化の進行の程度等が制御さ
れ、樹脂ライナ3と内輪1との間に、微小な寸法の隙間
dが希望の寸法に精度良く形成される。なお、樹脂ライ
ナ3は、前記のように旋削仕上げによる外輪2の内径面
と鏡面仕上げの内輪1の外径面との面粗さの差により、
外輪2側に密着して内輪1との間に隙間が形成される
が、拘束溝4が形成されていることによっても、樹脂ラ
イナ3と外輪2との密着力が向上する。さらに密着力を
強めることが必要な場合は、拘束溝4を蟻溝状とし、ま
た外輪2の内径面における円筒面部2aにも拘束溝を設
けることで対処する。
【0011】実験例 同じ形番の球面滑り軸受につき、従来の高周波加熱によ
る隙間出しと、この実施例の加熱炉5による隙間出しと
を次の条件で行った。 a)高周波加熱による隙間出し。 条件:樹脂ライナ52を、図3と共に説明したように、
外輪51側から高周波加熱し、その後に水をかけて急冷
した。加熱は、200℃で2秒行った。 結果:樹脂ライナ52と内輪50との間の隙間dは10
〜40μmであった。 この場合の内輪50の外輪51に対する折曲げトルク
は、約60gf・cmであった。折曲げトルクは、隙間d
に対して所定の比例関係にあると考えられ、したがって
折曲げトルクを測定することによって隙間dの大きさを
間接的に測定することができる。折曲げトルクの測定
は、内輪50の内径面に軸(図示せず)を嵌合させ、外
輪51を固定した状態で前記の軸をばね秤等で引っ張っ
て揺動させ、そのときの引っ張り荷重測定値と、支点・
作用点間距離との積を計算することで求められる。
【0012】b)加熱炉(実施例)による隙間出し。 条件:樹脂ライナ3の成形された軸受を加熱炉5により
170℃で10分間加熱し、加熱炉5からの取り出し後
に空冷で冷却した。 結果:この場合は、隙間dが小さいため、隙間dの直接
の測定は行わず、トルク測定だけとした。その結果、内
輪1の外輪2に対する折曲げトルクは約1600gf・
cmであり、高周波加熱による隙間出し方法に比べて20
〜30倍と大きな値であった。また、この場合は、次の
ように耐水効果も測定した。すなわち、隙間出し後に、
水中で100時間放置し、折曲げトルクを再度測定した
が、隙間dの減少はなかった。 上記の実験例から、この実施例の加熱炉5による隙間出
し方法によると、従来の高周波加熱による方法に比べ
て、非常に小さな寸法の隙間dが得られることがわか
る。
【0013】この隙間出し方法によると、このように軸
受隙間dを非常に小さな寸法に精度良く管理できるた
め、工業用ミシン等のように機械の振動を押えることが
必要な場合や、二輪車のサスペンション等のように樹脂
ライナのヘタリを小さくしたい場合等に好適に使用でき
る球面滑り軸受を製作することができる。
【0014】
【発明の効果】この発明の隙間出し方法は、内外輪間に
樹脂ライナを射出成形するタイプの球面滑り軸受におい
て、樹脂ライナの成形後、その樹脂のガラス転移点以上
でかつ融点以下の温度で、軸受の全体を炉内加熱するよ
うにしたため、樹脂ライナと内輪との間に極く微小な寸
法の隙間出しを精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる隙間出し方法を示
す工程説明図である。
【図2】同隙間出し方法で製造される球面滑り軸受の破
断正面図である。
【図3】従来の高周波加熱による隙間出し方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…内輪、2…外輪、3…樹脂ライナ、4…拘束溝、5
…加熱炉、d…隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と外輪との間に樹脂ライナを射出成
    形する球面滑り軸受において、樹脂ライナの成形後、そ
    の樹脂のガラス転移点以上でかつ融点以下の温度で、前
    記軸受の全体を炉内加熱することを特徴とする樹脂ライ
    ナ付き球面滑り軸受の隙間出し方法。
JP36109692A 1992-12-29 1992-12-29 樹脂ライナ付き球面滑り軸受の隙間出し方法 Pending JPH06200931A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941656B2 (en) * 2000-05-18 2005-09-13 Thk Co., Ltd. Spherical bearing and method for manufacturing the same
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