JPH06200098A - ブチルエラストマー状組成物 - Google Patents

ブチルエラストマー状組成物

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JPH06200098A
JPH06200098A JP5300781A JP30078193A JPH06200098A JP H06200098 A JPH06200098 A JP H06200098A JP 5300781 A JP5300781 A JP 5300781A JP 30078193 A JP30078193 A JP 30078193A JP H06200098 A JPH06200098 A JP H06200098A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 改善された加工性及び生強度を示すエラスト
マー状ポリマー組成物は、全部で100重量部のゴム状
ポリマー及びブロックコポリマーに関して約95〜約7
0重量部の、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム及び臭素化
ブチルゴムから成る群から選ばれた1つのゴム状ポリマ
ー、並びに約5〜約30重量部の、エラストマー状ポリ
イソブチレン中間ブロック及び重合されたモノビニリデ
ン芳香族モノマーの2つのプラストマー状末端ブロック
を有するブロックコポリマー、並びに内側のエラストマ
ー状ブロックがポリイソブチレンでありそして外側のプ
ラストマー状ブロックが重合されたモノビニリデン芳香
族モノマーである3〜6のアームを有する星形ブロック
コポリマーを含有して成る。 【効果】 減少したガス透過性及び改善された引裂強さ
を示す組成物の加硫ゴム製品が、それらの製造のための
方法と一緒に提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、合成ゴム組成物及びそれらの
加硫ゴム製品を製造するための方法に関する。更に特別
には、改善された加工性及び生強度を示す、ブチルタイ
プのエラストマー状ポリマーと、ポリイソブチレン及び
重合された芳香族モノマーのブロックコポリマーとの混
合物を含有して成るエラストマー状組成物、並びに低い
または減少したガス透過性及び改善された引裂強さを必
要とする物品における使用のための、それらの加硫ゴム
製品を製造するための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】長年にわたって、ブチルエラストマー状
ポリマーは知られそして商業的に入手できてきた。それ
らは、エラストマーとして種々の固有に満足な特性を有
し、そしてそれが、それらが多くの商業的用途における
利用性を見い出すことを可能にした。それらの満足な固
有の特性の中には、それらの空気不透過性、低い周波数
の振動の高い減衰、並びに加硫の後の老化、熱、酸、塩
基、オゾン及びその他の化学品に対する良好な耐性があ
り、これは、それらを低いまたは減少した空気透過性を
必要とする物品を含む種々の応用における使用に十分に
適切にする。このような物品の例は、タイヤのインナー
チューブ、タイヤの硬化袋(bladders)及び種
々の空気袋を含むがこれらに限定されない。
【0003】ハロゲン化ブチルエラストマー状ポリマー
もまた、長年にわたって知られそして商業的に入手でき
てきた。上で述べたブチルエラストマー状ポリマーの満
足な固有の特性を有することに加えて、ハロゲン化ブチ
ルエラストマー状ポリマーはまた、もっと高度に不飽和
なゴムとの硬化適合性及び加硫の後のこのようなその他
のゴムへの良好な接着を有し、これは、それらを空気タ
イヤのインナーライナーにおける使用に十分に適切にす
る。タイヤ産業の改善されたインナーライナーに対する
継続する追求においては、従来のインナーライナーを凌
ぐ、加工性及び生強度における改善及び、加硫の後で、
空気不透過性及び引裂強さにおける改善の両方を示すエ
ラストマー状コンパウンドが、もしこれらの改善がまた
高いレベルの強さ及び接着特性の維持を結果としてもた
らすならば、望まれるであろう。先行技術の説明 米国特許第4,897,137号(Millerら)
は、100部のスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロックコポリマーゴム、10〜1000部の臭素化
イソブチレン−イソプレンブチルゴムポリマー、10〜
1000部の、水素化脂環式炭化水素、α−メチルスチ
レンの線状ホモポリマー及びスチレンまたはα−メチル
スチレンとビニルトルエンモノマーまたはブタジエンモ
ノマーとのコポリマー及びそれらの混合物から成る群か
ら選ばれた芳香族炭化水素強化樹脂並びに付与粘度を達
成するのに十分な溶媒の混合物から成るポリクロロプレ
ンベースの屋根材接着剤と組み合わせたEPDM屋根材
材料における使用のためのプライマー組成物を開示して
いる。
【0004】米国特許第4,881,996号(Nus
sbaumら)は、 (I)(a)ハロゲン化された予備橋かけされたイソブ
チレン−イソプレンコポリマーゴム、(b)スチレン−
ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレ
ン、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン及びスチ
レン−エチレン−プロピレン−スチレンポリマーから成
る群から選ばれた熱可塑性コポリマー、(c)熱可塑性
炭化水素樹脂、テルペンフェノールポリマー樹脂及び重
合されたペンタエリトリトールロジンエステルから成る
群から選ばれた炭化水素樹脂、(d)金属触媒錯体酸化
剤及びキノイド橋かけ剤を含むキノイド硬化混合物、並
びに(e)溶媒から成る接着剤コーティング組成物(こ
こで該接着剤組成物は閉じた容器中で少なくとも6カ月
間貯蔵安定性である)をエラストマー状基体に付与する
ステップ、 (II)該コートされた基体を乾燥するステップ、並び
に (III)該乾燥されコートされた基体を合わせるステッ
プを含む、下塗りされていない硬化されたエラストマー
状基体を一緒に添え継ぎする方法を開示している。
【0005】米国特許第4,810,752号(Bay
an)は、多官能性アミン硬化剤例えば二酸化炭素で立
体的に障害を受けたジアミンによる動的加硫によって硬
化されたハロブチルゴムから成る熱可塑性エラストマー
であって、この硬化が10〜60部のポリオレフィンと
1〜90部の、ポリエステル並びに末端ポリスチレン単
位及びオレフィンエラストマー状中間ブロック単位を有
するブロックコポリマー例えばスチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレンブロックコポリマーから成る群から選
ばれた熱可塑性エラストマーから形成された少なくとも
20部の混合物(ここでこれらの部は該ゴムの100部
を基にしている)の存在下で行われる熱可塑性エラスト
マーを開示している。
【0006】
【発明の要約】本発明の1つの目的は、改善された加工
性特性及び生強度を有する新しいゴム組成物であって、
加硫後に、高いレベルの強さ及び接着特性並びに減少し
た切傷成長に対する感受性もまた維持しながら、非常に
低いガス透過性及び改善された引裂強さを有する組成物
を提供することである。
【0007】本発明の別の目的は、減少したガス透過性
及び改善された引裂強さを有するゴム加硫製品を製造す
るための方法を提供することである。
【0008】従って、1つの面においては、本発明は、
全部で100重量部のゴム状ポリマー及びブロックコポ
リマーに関して、約95〜約70重量部の、ブチルゴ
ム、塩素化ブチルゴム及び臭素化ブチルゴムから成る群
から選ばれた1つのゴム状ポリマー、並びに約5〜約3
0重量部の、約10,000〜約200,000の数平
均分子量及び約1.05〜約1.6の分子量分布を有す
るポリイソブチレンのエラストマー状中間ブロック、並
びに線状トリブロックコポリマーの約5〜約50重量%
を構成する、芳香環が少なくとも一種のC1〜C4アルキ
ル基または塩素若しくは臭素原子によって置換されてい
て良い少なくとも一種のC8〜C12モノビニリデン芳香
族モノマーのポリマーである2つのプラストマー状末端
ブロックを有する線状トリブロックコポリマーから成る
群から選ばれたブロックコポリマー、並びに3〜6のア
ーム(ここでアームは約10,000〜約200,00
0の数平均分子量を有するポリイソブチレンの内側のエ
ラストマー状ブロック、及び星形ブロックコポリマーの
約10〜約55重量%を構成する、芳香環が少なくとも
一種のC1〜C4アルキル基または塩素若しくは臭素原子
によって置換されていて良い少なくとも一種のC8〜C
12モノビニリデン芳香族モノマーのポリマーである外側
のプラストマー状ブロックを有する)を有する星形ブロ
ックコポリマーを含有して成る、改善された加工性及び
生強度を有するエラストマー状ポリマー組成物を提供す
る。
【0009】もう1つの面においては、本発明は、 (A)全部で100重量部のゴム状ポリマー及びブロッ
クコポリマーに関して約95〜約70重量部の、ブチル
ゴム、塩素化ブチルゴム及び臭素化ブチルゴムから成る
群から選ばれた1つのゴム状ポリマーを、約5〜約30
重量部の、約10,000〜約200,000の数平均
分子量及び約1.05〜約1.6の分子量分布を有する
ポリイソブチレンのエラストマー状中間ブロック、並び
に線状トリブロックコポリマーの約5〜約50重量%を
構成する、芳香環が少なくとも一種のC1〜C4アルキル
基または塩素若しくは臭素原子によって置換されていて
良い少なくとも一種のC8〜C12モノビニリデン芳香族
モノマーのポリマーである2つのプラストマー状末端ブ
ロックを有する線状トリブロックコポリマーから成る群
から選ばれたブロックコポリマー、並びに3〜6のアー
ム(ここでアームは約10,000〜約200,000
の数平均分子量を有するポリイソブチレンの内側のエラ
ストマー状ブロック、及び星形ブロックコポリマーの約
10〜約55重量%を構成する、芳香環が少なくとも一
種のC1〜C4アルキル基または塩素若しくは臭素原子に
よって置換されていて良い少なくとも一種のC8〜C12
モノビニリデン芳香族モノマーのポリマーである外側の
プラストマー状ブロックを有する)を有する星形ブロッ
クコポリマー、約30〜約90重量部の少なくとも一種
のカーボンブラック、並びに硬化活性剤と混合すること (B)(A)で製造された混合物をシートに成形するこ
と、並びに (C)(B)で成形されたシートを約150℃〜約20
0℃の温度で約5〜約60分間加硫することを有して成
る、減少したガス透過性及び改善された引裂強さを有す
る加硫ゴム製品を製造するための方法を提供する。
【0010】ブチルゴムは、当該技術において良く知ら
れていてそしてC4〜C6イソオレフィン、好ましくはイ
ソブチレンとC4〜C8共役ジオレフィン、好ましくはイ
ソプレンとのポリマーである。好ましいブチルポリマー
は、約97〜99.5重量%のイソブチレン及び約0.
5〜約3重量%のイソプレンを含む。ブチルゴムは、典
型的には約25〜約65、好ましくは約40〜約60の
ムーニー(125℃でML1+8)として表される分子
量を有する。
【0011】ハロゲン化ブチルゴムは、当該技術におい
て良く知られていてそしてブロモブチルまたはクロロブ
チルゴムのどちらかで良い。それは、ブチルゴムの臭素
化または塩素化によって製造される。ブロモブチルゴム
は、典型的には、ゴムの炭化水素含量を基にして約1〜
3、好ましくは約1〜約2重量%のイソプレン及び約9
7〜約99、好ましくは約98〜約99重量%のイソブ
チレン、並びにブロモブチルゴムを基にして約1〜約
4、好ましくは約1.5〜約3重量%の臭素を含む。典
型的なブロモブチルゴムは、約25〜約55のムーニー
粘度(125℃でML1+8)として表される分子量を
有する。クロロブチルゴムは、典型的には、ゴムの炭化
水素含量を基にして約1〜約3、好ましくは約1〜約2
重量%のイソプレン及び約97〜約99、好ましくは約
98〜約99重量%のイソブチレン並びにクロロブチル
ゴムを基にして約0.5〜約2.5、好ましくは約0.
75〜約1.75重量%の塩素を含む。典型的なクロロ
ブチルゴムは、約35〜約55のムーニー粘度(125
℃でML1+8)として表される分子量を有する。
【0012】1つのエラストマー状ポリイソブチレン中
間ブロック及び重合されたモノビニリデン芳香族モノマ
ーの2つのプラストマー状末端ブロックを有する線状ト
リブロックコポリマー、並びに内側のエラストマー状ブ
ロックがポリイソブチレンでありそして外側のプラスト
マー状ブロックが重合されたモノビニリデン芳香族モノ
マーである3〜6のアームを有する星形ブロックコポリ
マーは、第一相において所望の分子量、官能性及び1.
6以下の程度の分子量分布のリビングポリイソブチレン
ブロックが約−90℃〜約−10℃、好ましくは約−8
0℃〜約−40℃の温度で生成され、そして第二相にお
いてモノビニリデン芳香族モノマーが前記リビングポリ
イソブチレンブロックの上に重合されて重合されたモノ
ビニリデン芳香族モノマーブロックを形成する2ステッ
プ重合方法によって製造される。前記ポリイソブチレン
ブロックは、錯体の活性中心の分解並びに望ましくない
生成物の形成を導く副反応を最小にすることが見い出さ
れた手順を使用して溶媒システム中で製造された重合開
始剤錯体の存在下でイソブチレンの重合を実施すること
によって製造される。用いられる開始剤錯体は、一般式
MXn[式中、Mは、チタン、アルミニウム、ホウ素、
スズ、バナジウムまたはアンチモンであり、Xは、ハロ
ゲンであり、そしてnは、金属Mの価数に対応する正の
整数である]の種々のルイス酸と組み合わせた、式
【0013】
【化1】
【0014】[式中、R1、R2及びR3は、通常は1〜
約20そして好ましくは1〜8の炭素原子のアルキル、
アリールまたはアラルキル基でありそして同一または異
なっていて良く、そしてXは、カルボキシル、アルコキ
シル、ペルオキシド、ヒドロペルオキシド、ペルオキシ
エステル、ハロゲンまたはヒドロキシル基であり、そし
てiは、2〜6の正の整数である]を有する開始剤成分
を含有して成る。
【0015】リビングポリイソブチレンブロックの製造
のために使用される開始剤成分の官能性は最終生成物の
所望のの構造に依存し、例えば、線状トリブロックコポ
リマーの製造のためには2官能性開始剤を使用しなけれ
ばならず、一方星形ブロックコポリマーの製造のために
は3〜6の官能性を有する開始剤成分を使用しなければ
ならない。本明細書中で使用される時には、“官能性”
は、開始剤、ルイス酸の添加に際してリビングイソブチ
レン重合を開始することができる開始剤成分の活性サイ
トの数を指すことを意味される。
【0016】適切な開始剤成分の例示の非限定的な例
は、1,4−ジ(2−メトキシ−2−プロピル)ベンゼ
ン、1,4−ジ(2−クロロ−2−プロピル)ベンゼ
ン、2,6−ジクロロ−2,4,4,6−テトラメチル
ヘプタン、1,4−ジ(2,4,4,6−ヒドロキシル
−2−プロピル)ベンゼン、2,6−ジヒドロキシル−
2,4,4,6−テトラメチルヘプタン、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジ(ヒドロペルオキシ)−
2,5−ジメチルヘキサン、2,7−ジ(ヒドロペルオ
キシ)−2,7−ジメチルオクタン、1,4−ジ(2−
ヒドロペルオキシド−2−プロピル)ベンゼン及び2,
5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルペルオキシヘ
キサン)を含む。
【0017】開始剤成分との使用のために適切なルイス
酸は、三塩化ホウ素、三塩化アルミニウム、四塩化チタ
ン及び四塩化第二スズを含み、四塩化チタンが好まし
い。
【0018】システム中に存在するプロトン性不純物
(痕跡の水分)によって誘発される開始は、ホモポリマ
ーの生成を導く可能性がある。しかしながら、この単独
重合は、重合の第一段階に先立っての良く知られている
プロトンスカベンジャー例えば2,6−ジ−tert.
−ブチルピリジン、4−メチル−2,6−ジ−ter
t.−ブチルピリジン、1,8−ビス(ジメチルアミ
ノ)ナフタレン及びジイソプロピルエチルアミンの添加
によって防ぐことができる。
【0019】リビングポリイソブチレン中間ブロックの
分子量制御は、反応混合物中に存在するイソブチレン及
び開始剤の相対的量を単に調節することによって達成す
ることができる。反応のために利用可能なイソブチレン
が存在する限り、ポリイソブチレンは成長し続けるであ
ろう。本発明において使用される線状ブロックコポリマ
ーは、約10,000〜約200,000の、好ましく
は約35,000〜約100,000の数平均分子量及
び約1.05〜約1.6の分子量分布を有するポリイソ
ブチレン中間ブロックを有する。本発明において使用さ
れる星形ブロックコポリマーは、約10,000〜約2
00,000の、好ましくは約35,000〜約10
0,000の数平均分子量を有する内側のポリイソブチ
レンブロックを有する。
【0020】本発明の重合方法において使用される溶媒
または溶媒混合物は、(1)ポリイソブチレン及び最後
のブロックコポリマーが溶液中に留まり、そして(2)
重合が妥当な速度で進むために溶媒媒体がある程度の極
性を有するようでなければならない。かくして、この複
雑な要求を満たすために、無極性及び極性溶媒の混合物
が好ましい。適切な無極性溶媒は、芳香族炭化水素例え
ばトルエン、環状炭化水素例えばシクロペンタン、メチ
ルシクロヘキサン及びこれらの混合物を含む。適切な極
性溶媒は、ハロゲン化炭化水素例えば塩化エチル、塩化
メチレン、塩化メチル、塩化n−ブチル及びクロロベン
ゼンを含む。シクロペンタンまたはメチルシクロヘキサ
ンと塩化メチルまたは塩化メチレンとの混合物が殊に好
ましい。適切な極性及び溶解性を達成するためには、容
量を基にした無極性溶媒対極性溶媒の比が約80:20
〜約40:60、好ましくは約60:40でなければな
らないことが見い出された。
【0021】ブロッキング効率を改善しそして副反応
(例えば分子内または分子間アルキル化)を防止するた
めに、第二段階に先立って、少なくとも15ないし約5
0未満の電子供与体数を有する電子対供与体を反応混合
物に添加しなければならない。電子供与体数は、電子供
与体とジクロロエタンの10-3M溶液中の参照受容体と
してのSbCl5との反応に関するモルエンタルピー値
として規定され、そして電子供与体が受容体とその電子
を分け合う傾向の尺度である。幾つかの典型的な電子供
与体及びそれらの供与体受容体数は、Viktor G
utmanによって“分子相互作用への供与体−受容体
手法”、Plenum出版社(1978)中で表にされ
ている。本発明の重合方法における使用のための適切な
電子対供与体は、酢酸エチル、ジメチルアセトアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルリン酸トリアミド、N−メチル−2−ピロリジノ
ン、ピリジン、アセトン及びメチルエチルケトンを含
む。開始剤成分の量に対するそしてルイス酸の量に対す
る、使用される電子対供与体の量は重要である。何故な
らば、余りに過剰な量の電子対供与体が使用される場合
には、重合方法は顕著に遅くされるかまたは定量的転化
よりずっと下で終結されるであろうし、そして余りに少
ない量の電子対供与体が使用される場合には、ブロッキ
ング効率における改善が殆どまたは全くないであろう。
電子対供与体対開始剤成分の比は約1:10〜約1:
1、好ましくは約1:2〜約1:1であり、一方開始剤
成分+電子対供与体対ルイス酸の比は約1:1未満、好
ましくは約1:8未満でなければならない。
【0022】外部電子対供与体の添加の後には、芳香環
が少なくとも一種のC1〜C4アルキル基または塩素若し
くは臭素原子によって置換されていて良いC8〜C12
ノビニリデン芳香族モノマーまたはこれらの混合物から
成る群から選ばれた第二モノマーの添加が続く。線状ト
リブロックコポリマー及び3〜6のアームを有する星形
ブロックコポリマーの末端ブロックの合成のために適切
なモノマーの例示の非限定的な例は、スチレン、p−メ
チルスチレン、p−tert.−ブチルスチレン、p−
クロロスチレン、インデン、6−メチルインデン、5,
7−ジメチルインデン、4,6,7−トリメチルインデ
ン及びこれらの混合物であり、そしてスチレンが好まし
い。
【0023】ポリイソブチレン末端での末端ブロックの
形成は、二または多官能ポリイソブチレンカチオンを含
む反応混合物にモノビニリデン芳香族モノマーまたはモ
ノビニリデン芳香族モノマーの混合物を添加するとすぐ
に始まる。所望の生成物が形成された時に、この反応を
求核末端停止剤例えばメタノール、エタノール、ピリジ
ン、アンモニア、アルキルアミンまたは水の添加によっ
て停止する。
【0024】通常はそうであるように、生成物の分子量
は、反応時間、温度、濃度、反応物の性質及びその他の
要因によって決定される。結果として、異なる反応条件
は異なる生成物を製造するであろう。かくして、所望の
反応生成物の合成は、検査のために反応の過程の間に周
期的にサンプルを取ることによって達成される。
【0025】前記ブロックコポリマーは、ゴム状ポリマ
ーを回収するために使用される慣用の技術によって回収
することができる。このような技術は、ポリマー希釈剤
溶液またはスラリーを豊富な量の熱水と接触させ、それ
によって希釈剤及びあり得る未反応モノマーを急速に蒸
発除去することを含む。ポリマー−熱水スラリーを、次
に、篩またはフィルターの上を通してポリマーを回収
し、それをトンネル乾燥機または押出機を通して通過さ
せて良い。その代わりに、ブロックコポリマーをアルコ
ールまたはアルコール/アセトン溶液によって凝固させ
そして引き続いて回収しそして乾燥しても良い。
【0026】本発明における使用のための線状トリブロ
ックコポリマーは、約10,000〜約200,000
の数平均分子量及び約1.05〜約1.6の分子量分布
を有するポリイソブチレンのエラストマー状中間ブロッ
ク、並びに全部で100重量%の線状トリブロックコポ
リマーの約5〜約50重量%を構成する、芳香環の上に
少なくとも一種のC1〜C4アルキル置換基または臭素若
しくは塩素原子を有して良い少なくとも一種の重合され
たC8〜C12モノビニリデン芳香族モノマーの2つのプ
ラストマー状末端ブロックを含有して成る。好ましく
は、線状トリブロックコポリマーは、約35,000〜
約100,000の数平均分子量及び約1.05〜約
1.6の分子量分布を有するポリイソブチレンのエラス
トマー状中間ブロック、並びに全部で100重量%の線
状トリブロックコポリマーの約5〜約50重量%を構成
する、ポリスチレンの2つのプラストマー状末端ブロッ
クを含有して成る。
【0027】本発明における使用のための3〜6のアー
ムを有する星形ブロックコポリマーは、約10,000
〜約200,000の数平均分子量を有するポリイソブ
チレンの内側のエラストマー状ブロック、及び全部で1
00重量%の星形ブロックコポリマーの約10〜約55
重量%を構成する、芳香環の上に少なくとも一種のC 1
〜C4アルキル置換基または臭素若しくは塩素原子を有
して良い少なくとも一種の重合されたC8〜C12モノビ
ニリデン芳香族モノマーの外側のプラストマー状ブロッ
クを含有して成る。好ましくは、星形ブロックコポリマ
ーは、約35,000〜約100,000の数平均分子
量を有するポリイソブチレンの内側のエラストマー状ブ
ロック、及び全部で100重量%の星形ブロックコポリ
マーの約10〜約55重量%を構成する、ポリスチレン
の外側のプラストマー状ブロックを含有して成る3つの
アームを有する。
【0028】本発明の好ましい実施態様においては、ゴ
ム組成物は、約95〜約70重量部の、ブチルゴム、塩
素化ブチルゴム及び臭素化ブチルゴムから成る群から選
ばれた1つのゴム状ポリマー、並びに約5〜約30重量
部の、線状トリブロックコポリマー(ここでエラストマ
ー状中間ブロックは約10,000〜約200,000
の数平均分子量及び約1.05〜約1.6の分子量分布
を有するポリイソブチレンであり、そして2つのプラス
トマー状末端ブロックは全部で100重量%の線状トリ
ブロックコポリマーの約5〜約50重量%を構成するポ
リスチレンである)から成る群から選ばれたブロックコ
ポリマー、並びに3〜6のアーム(ここで内側のエラス
トマー状ブロックは約10,000〜約200,000
の数平均分子量を有するポリイソブチレンであり、そし
て外側のプラストマー状ブロックは全部で100重量%
の星形ブロックコポリマーの約10〜約55重量%を構
成するポリスチレンである)を有する星形ブロックコポ
リマーを含有して成る。このような組成物は、押出適
性、減少したダイスエル及び増加した生強度を含む加工
性特性における改善を示す。
【0029】カーボンブラックの使用は、加硫ゴム製品
の強化のために当該技術において良く知られていてそし
て最後の加硫ゴム製品の改善された強度特性を結果とし
てもたらす。本発明を実施するために適切なカーボンブ
ラックは、良く知られているファーネス及びチャンネル
ブラック、好ましくはファーネスブラックであり、そし
て約30〜約90、好ましくは約50〜約70重量部の
量で使用される。
【0030】本発明における使用のために適切な硬化シ
ステムは特に限定されない。典型的な硬化システムは、
(1)金属酸化物、(2)元素状硫黄及び(3)少なく
とも一種の硫黄ベースの促進剤を含む。適切な金属酸化
物は、約1〜約10、好ましくは約2〜約5重量部の量
で使用される酸化亜鉛である。前記硬化システムの成分
(2)を構成する元素状硫黄は、約0.2〜約2重量部
の量で使用される。適切な硫黄ベースの促進剤[前記硬
化システムの成分(3)]は、約0.5〜約3重量部の
量で使用されそしてチウラムスルフィド例えばテトラメ
チルチウラムジスルフィド(TMTD)、チオカルバメ
ート例えば亜鉛ジメチルジチオカルバメート(ZDC)
並びにチアジル及びベンゾチアジル化合物例えばメルカ
プトベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)から選ば
れて良い。好ましくは、硫黄ベースの促進剤は、テトラ
メチルチウラムジスルフィドである。本発明において使
用されるゴム状ポリマーが臭素化ブチルゴムまたは塩素
化ブチルゴムである時には、硬化システムとして金属酸
化物単独を使用することが可能である。
【0031】安定剤、酸化防止剤、粘着付与剤及びエキ
ステンダー油、好ましくはパラフィン系油もまた、ブチ
ルタイプゴム状ポリマーをコンパウンディングするため
の通常のやり方でそして普通の量で添加して良い。
【0032】本発明の種々の成分を混合する手順は特別
に限定されない。1つの実施態様においては、ゴム組成
物のすべての成分を内部ミキサー中で約80℃未満の初
期温度で機械的に混合しそして次に慣用のやり方で加硫
して良い。もう1つの実施態様においては、ゴム状ポリ
マー及びブロックコポリマーを溶液ブレンドし、残りの
成分との機械的混合に先立ってこのブレンドを溶液から
回収し、そして次に慣用のやり方で加硫して良い。かく
して、ゴム状ポリマーと線状トリブロックコポリマーま
たは3〜6のアームを有する星形ブロックコポリマーと
のブレンドは、相互に相溶性の炭化水素液体溶媒中のポ
リマーの溶液を使用して適切に達成される。このような
ブレンドは、溶媒除去及び乾燥の標準的回収技術によっ
て溶液から回収し、引き続いて上で述べたコンパウンデ
ィング及び加硫手順にかけて良い。なおもう1つの実施
態様においては、線状ブロックコポリマーまたは3〜6
のアームを有する星形ブロックコポリマーを、コンパウ
ンディング操作に先立ってゴム状ポリマーに、例えば製
造方法の最後の段階の間にゴム状ポリマーに大量に添加
して良い。
【0033】一般的には、コンパウンディング手順を2
つの段階で実施することが好ましい。第一段階において
は、ポリマーを通常のコンパウンディング成分と混合し
て良い。これらは、カーボンブラック、粘着付与剤、安
定剤、加工助剤及び酸化防止剤を含んで良い。コンパウ
ンディング手順の第二段階においては、硬化活性剤を、
通常は約60℃を越えない温度で操作されるゴム用ロー
ル機でまたは内部ミキサー中で上で述べたコンパウンド
に好ましくは添加する。硬化活性剤は、元素状硫黄、促
進剤及び酸化亜鉛または酸化亜鉛単独を含んで良い。
【0034】加硫後は、本発明のゴム組成物は、空気不
透過性における顕著な改善及び改善された引裂強さ及び
切傷成長に対する減少した感受性を示し、一方その他の
物理的特性の望ましいバランスを維持する。空気不透過
性における改善とは、単位時間あたりに規定された厚さ
の加硫ゴム製品の単位面積を通過する空気の容積におけ
る減少を意味する。物理的特性とは、硬さ、伸び、接着
並びに、100%伸びでの弾性率、300%伸びでの弾
性率及び破断点引張強さを含む強さ特性を意味する。従
って、前記加硫ゴム製品は、その他の物理的特性の望ま
しいバランスを維持しながら低いまたは減少したガス透
過性及び改善された引裂強さを必要とする物品における
使用のために適切である。
【0035】本発明の好ましい実施態様においては、ゴ
ム組成物は、約95〜約70重量部の、ブチルゴム、塩
素化ブチルゴム及び臭素化ブチルゴムから成る群から選
ばれた1つのゴム状ポリマー、さらに好ましくは約95
〜約70重量部の臭素化ブチルゴム、約5〜約30重量
部の、線状トリブロックコポリマー(ここでエラストマ
ー状ポリイソブチレン中間ブロックは約10,000〜
約200,000の数平均分子量及び約1.05〜約
1.6の分子量分布を有し、そして2つのポリスチレン
のプラストマー状末端ブロックは全部で100重量%の
線状トリブロックコポリマーの約5〜約50重量%を構
成する)から成る群から選ばれたブロックコポリマー、
並びに約10,000〜約200,000の数平均分子
量を有するポリイソブチレンの内側のエラストマー状ブ
ロック及び全部で100重量%の星形ブロックコポリマ
ーの約10〜約55重量%を構成するポリスチレンの外
側のプラストマー状ブロックを含む3〜6のアームを有
する星形ブロックコポリマー、さらに好ましくは約5〜
約30重量部の、線状トリブロックコポリマー(ここで
エラストマー状ポリイソブチレン中間ブロックは約3
5,000〜約100,00の数平均分子量を有し、そ
して2つのポリスチレンのプラストマー状末端ブロック
は全部で100重量%の線状トリブロックコポリマーの
約5〜約50重量%を構成する)から成る群から選ばれ
たブロックコポリマー、並びに約35,000〜約10
0,000の数平均分子量を有するポリイソブチレンの
内側のエラストマー状ブロック及び全部で100重量%
の星形ブロックコポリマーの約10〜約55重量%を構
成するポリスチレンの外側のプラストマー状ブロックを
含む3つのアームを有する星形ブロックコポリマー、約
30〜約90重量部のカーボンブラック、並びに硬化活
性剤を含有して成る。このような組成物から誘導される
加硫ゴム製品は、ゴム膜物質の製造における使用のため
に適切である。このような膜物質の用途は、空気タイヤ
ライナー、エアロゾルスプレーカンライニング、並びに
サッカーボール、フットボール、バスケットボール、バ
レーボール、空気マットレス及びテニスボールにおいて
使用される空気袋(bladders)を含んで良い
が、これらに限定されない。
【0036】本発明のなおその他の好ましい実施態様に
よれば、減少したガス透過性及び改善された引裂強さを
有する加硫ゴム製品を製造するための方法は、 (A)約95〜約70重量部の、ブチルゴム、塩素化ブ
チルゴム及び臭素化ブチルゴムから成る群から選ばれた
1つのゴム状ポリマー、さらに好ましくは約95〜約7
0重量部の臭素化ブチルゴム、約5〜約30重量部の、
約10,000〜約200,000の数平均分子量及び
約1.05〜約1.6の分子量分布を有するポリイソブ
チレンのエラストマー状中間ブロック並びに全部で10
0重量%の線状トリブロックコポリマーの約5〜約50
重量%を構成するポリスチレンの2つのプラストマー状
末端ブロックを含む線状トリブロックコポリマーから成
る群から選ばれたブロックコポリマー、並びにポリイソ
ブチレンの内側のエラストマー状ブロック及び全部で1
00重量%の星形ブロックコポリマーの約10〜約55
重量%を構成するポリスチレンの外側のプラストマー状
ブロックを含む3〜6のアームを有する星形ブロックコ
ポリマー、さらに好ましくは約5〜約30重量部の、線
状トリブロックコポリマー(ここでエラストマー状ポリ
イソブチレン中間ブロックは約35,000〜約10
0,00の数平均分子量を有し、そして2つのポリスチ
レンのプラストマー状末端ブロックは全部で100重量
%の線状トリブロックコポリマーの約5〜約50重量%
を構成する)から成る群から選ばれたブロックコポリマ
ー、並びに約35,000〜約100,000の数平均
分子量を有するポリイソブチレンの内側のエラストマー
状ブロック及び全部で100重量%の星形ブロックコポ
リマーの約10〜約55重量%を構成するポリスチレン
の外側のプラストマー状ブロックを含む3つのアームを
有する星形ブロックコポリマー、約30〜約90重量部
のカーボンブラック、並びに硬化活性剤を混合すること (B)(A)で製造された混合物をシートに成形するこ
と、並びに (C)(B)で成形されたシートを約150℃〜約20
0℃の温度で約5〜約60分間加硫することを有して成
る。
【0037】
【実施例】以下の実施例は、本発明を例示し、そしてそ
の範囲を限定することを意図しない。特記しない限り、
すべての部は重量部である。使用された市販の物質は:
ブチルゴム - POLYSAR(R)Butyl 301と
して売られている製品、臭素化ブチルゴム - POLY
SAR(R)Bromobutyl 2030として売ら
れている製品、ポリブタジエンブロックが水素化されて
いる線状ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン
トリブロックコポリマー - シェルによってKRATO
(R)G1650として売られている市販の製品、カー
ボンブラック - N−660タイプ、テトラメチルチウ
ラムジスルフィド(TMTD)、スパイダー(spid
er)硫黄、ステアリン酸及び酸化亜鉛であった。
【0038】本発明の組成物中で使用された3つの実験
的ポリイソブチレン−ポリスチレンブロックコポリマー
の特性は表1中に要約されている。
【0039】実施例1 13のブチルゴムコンパウンドを表2中の一般的な処方
に従って製造した。コンパウンディングは100℃の温
度でブラベンダー内部ミキサー中で実施し、そして混合
サイクルは4分で完了した。コンパウンドされた原料を
40℃でゴム用2本ロール機でシートにした。次にこれ
らの原料ポリマーコンパウンドの各々の100%、20
0%及び300%伸びでの弾性率をASTM D 41
2−80に従って測定したが、結果を表3中に示す。
【0040】13のブロモブチルゴムコンパウンドを、
POLYSAR(R)Butyl 301の代わりにPO
LYSAR(R)Bromobutyl 2030を使用
した以外は上で述べた手順によって製造した。これらの
コンパウンドはまたブチルコンパウンドと類似のやり方
でテストしたが、結果を表4中に与える。
【0041】4つの上で述べたブチルゴム成分及び4つ
の上で述べたブロモブチルゴムコンパウンドの運転(r
unning)ダイスエルもまたモンサントProce
ssabilityテスターを使用して測定したが、結
果を表5中に与える。このテスト手順においては、ゴム
コンパウンドのサンプル(12〜14g)が機器の加熱
されたバレル中に置かれ、そして加熱されたピストンの
下向きの動きがサンプルがバレルの底でキャピラリーチ
ューブを通って押出されるようにせしめる。キャピラリ
ーチューブを出ると、押出物はレーザー走査装置を通過
し、この装置は走査しそしてキャピラリーサイズの計算
されたパーセントとして押出物の径を報告する。適切な
キャピラリーダイ形状及びピストン速度の選択によっ
て、工場のプロセスをまねる種々のせん断速度を得るこ
とができる。
【0042】表3及び4中に示された結果から、ゴムコ
ンパウンドの弾性率値は、ブロックコポリマー含量の増
加につれて増加することを見ることができる。弾性率値
の増加は、ブロックコポリマーがポリイソブチレン中間
ブロックの数平均分子量が42,300である線状ポリ
スチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレントリブロッ
クコポリマーである時に最も顕著ではなく、そしてブロ
ックコポリマーが3つのポリイソブチレン−ポリスチレ
ンアームを有する星形ブロックコポリマーである時に最
も顕著である。
【0043】表5中に示された結果から、ゴムコンパウ
ンド中のブロックコポリマー、即ちブチルゴムコンパウ
ンドの場合にはポリイソブチレン−ポリスチレンアーム
を有する星形ブロックコポリマーかまたはポリイソブチ
レン中間ブロックの数平均分子量が42,300である
線状ポリスチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレント
リブロックコポリマーのどちらかの量が増加するにつれ
て運転ダイスエルにおける漸次の改善が存在することを
見ることができる。ブロックコポリマーの量が26重量
%の程度のものである時に、この改善は最も顕著であ
る。
【0044】実施例2 13のブチルゴムコンパウンドを、表4中に示された一
般的処方に従って製造した。コンパウンディング手順の
第一段階においては、ブチルゴム、ブロックコポリマ
ー、カーボンブラック及びステアリン酸を100℃の温
度でブラベンダー内部ミキサー中でコンパウンドした
が、混合サイクルは4分で完了した。第二段階において
は、スパイダー硫黄、テトラメチルチウラムジスルフィ
ド及び酸化亜鉛を40℃でゴム用2本ロール機で添加し
た。コンパウンドされた原料を、シートに成形しそして
160℃で40分間加硫した。
【0045】引張強さ、100%及び300%伸びでの
弾性率並びに破断する極限伸びをASTM D412−
80に従って測定した。硬さをタイプAショアジュロメ
ーターを使用してASTM D2240−81に従って
測定した。引裂強さをASTM D624−81に従っ
て測定した。300%及び600%のデマチア切傷成長
をASTM−D813に従って測定した。
【0046】加硫ゴム製品の空気不透過性を以下の手順
に従って測定した。加硫されたゴムシートを透過性テス
トセル中に置き、その点で50psiの正のガス圧力を
シートの片側にかけた。次にテストセルを室温で24時
間予備調整して、実際のテストに先立ってシステムに平
衡を確立せしめ、その後でテストセルを65℃の一定温
度浴中に装着した。標本を透過するガスは目盛りの付い
たキャピラリーチューブから液体を転置し、これは容積
の直接測定を可能にした。従って、空気不透過性に関す
る報告された値は、標本を横切る圧力の差が1気圧であ
る時に1cm2の面積及び1cmの厚さの標本を通って
1秒あたりに通過する空気の容積を表す。
【0047】使用された実際のコンパウンド及び加硫ゴ
ム製品に関するテスト結果を表7中に与える。サンプル
36、37及び38は、ブロックコポリマーKRATO
(R)G1650のそれぞれ7.0、13.8及び2
6.5重量%を含む対照調合物であり、そしてサンプル
39は何らブロックコポリマーを含まない対照調合物で
ある。テスト結果は、ブチルゴム組成物中への種々の濃
度レベルでの3つのポリイソブチレン−ポリスチレンブ
ロックコポリマーの各々の導入は何らブロックコポリマ
ーを含まないゴム組成物の引裂強さに対して加硫ゴム製
品の引裂強さにおけるかなりの改善を結果としてもたら
したこと、及びその中にKRATON(R)G1650が
種々の濃度レベルで導入されたブチルゴム組成物の加硫
ゴム製品は何らKRATON(R)G1650を含まない
ゴム組成物の引裂強さよりもほんのぎりぎりに良い引裂
強さを示したことを示す。同様に、ブチルゴム組成物中
への種々の濃度レベルでの3つのポリイソブチレン−ポ
リスチレンブロックコポリマーの各々の導入は、何らブ
ロックコポリマーを含まないブチルゴム組成物の空気不
透過性に対して加硫ゴム製品の空気不透過性における改
善を結果としてもたらした。対照的に、ブチルゴム組成
物中への種々の濃度レベルでのKRATON(R)G16
50の導入は、何らKRATON(R)G1650を含ま
ないブチルゴム組成物の空気不透過性に対して加硫ゴム
製品の空気不透過性のかなりの劣化を結果としてもたら
した。
【0048】実施例3 実施例2中で述べたコンパウンディング手順を使用し
て、表6中に示された一般的処方に従って13のブロモ
ブチルゴム組成物を製造した。
【0049】生成した加硫ゴム製品を、前に述べたよう
に引張強さ、硬さ、空気透過性及びデマチア切傷成長特
性に関してテストした。
【0050】加硫ゴム製品の静的剥離接着をPirel
li剥離テストの改変版を使用してテストした。この手
順においては、テストされるゴムコンパウンドの小さな
スラブを、小さなテフロン界面をおいて対照ゴムコンパ
ウンドの類似のスラブと面と面を接触させて置く。織物
層を両方の離れた表面の上に置き、そしてこの組立体を
166℃で30分間加熱することによって硬化させる。
次に、それらの相互界面で成分を引き離すために必要と
される単位幅あたりの力を100℃で測定しそして1m
あたりのキロニュートンで報告する。接着が高い時に
は、テスト下のゴムスラブの本体内で引き裂くことによ
って、分離が時々起きる。これは、“ストック(sto
ck)引裂”と呼ばれ、そして接着に関する最大値を代
表する。この場合には、それに対してテストコンパウン
ドが硬化された対照ゴムコンパウンドは、トラックタイ
ヤカーカスコンパウンドを代表する、天然ゴムコンパウ
ンドであった。
【0051】これらのテストの結果は表8中に与えられ
る。サンプル49、50及び51は、ブロックコポリマ
ーKRATON(R)G1650のそれぞれ7.0、1
3.8及び26.5重量%を含む対照調合物であり、そ
してサンプル52は、何らブロックコポリマーを含まな
い対照調合物である。これらのテスト結果は、空気不透
過性におけるそして引裂強さにおける改善と一緒に、そ
の他の物理的特性の望ましいバランスもまた示すことを
示す。何ら理論に拘束されることは望まないけれども、
デマチアテストに従って測定された切傷成長特性におけ
る改善は、ブロックコポリマーのポリイソブチレンブロ
ックがゴムコンパウンド中の無移行性可塑剤として機能
するという事実に起因すると信じられる。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】表6 100部のPOLYSAR(R)Butyl 301+ブ
ロックコポリマー1 50部のカーボンブラック 3部の酸化亜鉛 1部のステアリン酸 1部のテトラメチルチウラムジスルフィド 1.75部のスパイダー硫黄 ******** 100部のPOLYSAR(R)Bromobutyl
2030+ブロックコポリマー1 50部のカーボンブラック 5部の酸化亜鉛 1部のステアリン酸 ********1 コンパウンディング処方において使用される硬化剤
の量を決定する際には、ブチルゴム、ハロゲン化ブチル
ゴム及びブロックコポリマーの総量の総量ではなくて、
ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴム及びブロックコ
ポリマーのポリイソブチレン含量の総量を考慮する。
【0058】
【表7】
【0059】
【表8】
【0060】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0061】1.全部で100重量部のゴム状ポリマー
及びブロックコポリマーに関して約95〜約70重量部
の、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム及び臭素化ブチルゴ
ムから成る群から選ばれた1つのゴム状ポリマー、並び
に約5〜約30重量部の、約10,000〜約200,
000の数平均分子量及び約1.05〜約1.6の分子
量分布を有するポリイソブチレンのエラストマー状中間
ブロック、並びに線状トリブロックコポリマーの約5〜
約50重量%を構成する、芳香環が少なくとも一種のC
1〜C4アルキル基または塩素若しくは臭素原子によって
置換されていて良い少なくとも一種のC8〜C12モノビ
ニリデン芳香族モノマーのポリマーである2つのプラス
トマー状末端ブロックを有する線状トリブロックコポリ
マーから成る群から選ばれたブロックコポリマー、並び
に3〜6のアーム(ここでアームは約10,000〜約
200,000の数平均分子量を有するポリイソブチレ
ンの内側のエラストマー状ブロック、及び星形ブロック
コポリマーの約10〜約55重量%を構成する、芳香環
が少なくとも一種のC1〜C4アルキル基または塩素若し
くは臭素原子によって置換されていて良い少なくとも一
種のC8〜C12モノビニリデン芳香族モノマーのポリマ
ーである外側のプラストマー状ブロックを有する)を有
する星形ブロックコポリマーを含有して成る、改善され
た加工性及び生強度を有するエラストマー状ポリマー組
成物。
【0062】2.ブロックコポリマーが、2つのプラス
トマー状末端ブロックがポリスチレンでありそしてエラ
ストマー状ポリイソブチレン中間ブロックが約35,0
00〜約100,000の数平均分子量を有する線状ト
リブロックコポリマー並びに外側のプラストマー状ブロ
ックがポリスチレンでありそして内側のポリイソブチレ
ンブロックが約35,000〜約100,000の数平
均分子量を有する3〜6のアームを有する星形ブロック
コポリマーから成る群から選ばれる、上記1記載の組成
物。
【0063】3.少なくとも1つのタイプの硬化活性剤
及び約30〜約90重量部の少なくとも1つのタイプの
カーボンブラックを更に含む、上記2記載の組成物。
【0064】4.ゴム状ポリマーが臭素化ブチルゴムで
ある、上記3記載の組成物。
【0065】5.上記4記載の組成物の加硫ゴム製品。
【0066】6.(A)全部で100重量部のゴム状ポ
リマー及びブロックコポリマーに関して約95〜約70
重量部の、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム及び臭素化ブ
チルゴムから成る群から選ばれた1つのゴム状ポリマー
を、約5〜約30重量部の、約10,000〜約20
0,000の数平均分子量及び約1.05〜約1.6の
分子量分布を有するポリイソブチレンのエラストマー状
中間ブロック、並びに線状トリブロックコポリマーの約
5〜約50重量%を構成する、芳香環が少なくとも一種
のC1〜C4アルキル基または塩素若しくは臭素原子によ
って置換されていて良い少なくとも一種のC8〜C12
ノビニリデン芳香族モノマーのポリマーである2つのプ
ラストマー状末端ブロックを有する線状トリブロックコ
ポリマーから成る群から選ばれたブロックコポリマー、
並びに3〜6のアーム(ここでアームは約10,000
〜約200,000の数平均分子量を有するポリイソブ
チレンの内側のエラストマー状ブロック、及び星形ブロ
ックコポリマーの約10〜約55重量%を構成する、芳
香環が少なくとも一種のC1〜C4アルキル基または塩素
若しくは臭素原子によって置換されていて良い少なくと
も一種のC8〜C12モノビニリデン芳香族モノマーのポ
リマーである外側のプラストマー状ブロックを有する)
を有する星形ブロックコポリマー、約30〜約90重量
部の少なくとも一種のカーボンブラック、並びに硬化活
性剤と混合すること (B)(A)で製造された混合物をシートに成形するこ
と、並びに (C)(B)で成形されたシートを約150℃〜約20
0℃の温度で約5〜約60分間加硫することを有して成
る、減少したガス透過性及び改善された引裂強さを有す
る加硫ゴム製品を製造するための方法。
【0067】7.ブロックコポリマーが、2つのプラス
トマー状末端ブロックがポリスチレンでありそしてエラ
ストマー状ポリイソブチレン中間ブロックが約35,0
00〜約100,000の数平均分子量を有する線状ト
リブロックコポリマー並びに外側のプラストマー状ブロ
ックがポリスチレンである3〜6のアームを有する星形
ブロックコポリマーから成る群から選ばれる、上記6記
載の方法。
【0068】8.星形ブロックコポリマーが3つのアー
ムを有しそして内側のポリイソブチレンブロックが約3
5,000〜約100,000の数平均分子量を有す
る、上記7記載の方法。
【0069】9.ゴム状ポリマーが臭素化ブチルゴムで
ある、上記7記載の方法。
【0070】10.ゴム状ポリマーが臭素化ブチルゴム
である、上記8記載の方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全部で100重量部のゴム状ポリマー及
    びブロックコポリマーに関して約95〜約70重量部
    の、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム及び臭素化ブチルゴ
    ムから成る群から選ばれた1つのゴム状ポリマー、並び
    に約5〜約30重量部の、約10,000〜約200,
    000の数平均分子量及び約1.05〜約1.6の分子
    量分布を有するポリイソブチレンのエラストマー状中間
    ブロック、並びに線状トリブロックコポリマーの約5〜
    約50重量%を構成する、芳香環が少なくとも一種のC
    1〜C4アルキル基または塩素若しくは臭素原子によって
    置換されていて良い少なくとも一種のC8〜C12モノビ
    ニリデン芳香族モノマーのポリマーである2つのプラス
    トマー状末端ブロックを有する線状トリブロックコポリ
    マーから成る群から選ばれたブロックコポリマー、並び
    に3〜6のアーム(ここでアームは約10,000〜約
    200,000の数平均分子量を有するポリイソブチレ
    ンの内側のエラストマー状ブロック、及び星形ブロック
    コポリマーの約10〜約55重量%を構成する、芳香環
    が少なくとも一種のC1〜C4アルキル基または塩素若し
    くは臭素原子によって置換されていて良い少なくとも一
    種のC8〜C12モノビニリデン芳香族モノマーのポリマ
    ーである外側のプラストマー状ブロックを有する)を有
    する星形ブロックコポリマーを含有して成る、改善され
    た加工性及び生強度を有するエラストマー状ポリマー組
    成物。
  2. 【請求項2】 (A)全部で100重量部のゴム状ポリ
    マー及びブロックコポリマーに関して約95〜約70重
    量部の、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム及び臭素化ブチ
    ルゴムから成る群から選ばれた1つのゴム状ポリマー
    を、約5〜約30重量部の、約10,000〜約20
    0,000の数平均分子量及び約1.05〜約1.6の
    分子量分布を有するポリイソブチレンのエラストマー状
    中間ブロック、並びに線状トリブロックコポリマーの約
    5〜約50重量%を構成する、芳香環が少なくとも一種
    のC1〜C4アルキル基または塩素若しくは臭素原子によ
    って置換されていて良い少なくとも一種のC8〜C12
    ノビニリデン芳香族モノマーのポリマーである2つのプ
    ラストマー状末端ブロックを有する線状トリブロックコ
    ポリマーから成る群から選ばれたブロックコポリマー、
    並びに3〜6のアーム(ここでアームは約10,000
    〜約200,000の数平均分子量を有するポリイソブ
    チレンの内側のエラストマー状ブロック、及び星形ブロ
    ックコポリマーの約10〜約55重量%を構成する、芳
    香環が少なくとも一種のC1〜C4アルキル基または塩素
    若しくは臭素原子によって置換されていて良い少なくと
    も一種のC8〜C12モノビニリデン芳香族モノマーのポ
    リマーである外側のプラストマー状ブロックを有する)
    を有する星形ブロックコポリマー、約30〜約90重量
    部の少なくとも一種のカーボンブラック、並びに硬化活
    性剤と混合すること (B)(A)で製造された混合物をシートに成形するこ
    と、並びに (C)(B)で成形されたシートを約150℃〜約20
    0℃の温度で約5〜約60分間加硫することを有して成
    る、減少したガス透過性及び改善された引裂強さを有す
    る加硫ゴム製品を製造するための方法。
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