JPH06200017A - ポリアニリン類とその製造法 - Google Patents

ポリアニリン類とその製造法

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JPH06200017A
JPH06200017A JP5040492A JP4049293A JPH06200017A JP H06200017 A JPH06200017 A JP H06200017A JP 5040492 A JP5040492 A JP 5040492A JP 4049293 A JP4049293 A JP 4049293A JP H06200017 A JPH06200017 A JP H06200017A
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JP
Japan
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polyaniline
mol
molecular weight
solubility
transition metal
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Pending
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JP5040492A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Yamamoto
隆一 山本
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸化剤として安価な過酸化水素及び触媒とし
て遷移金属及び/または遷移金属化合物を極く少量用い
て、十分に高い分子量、比較的狭い分子量分布及び有機
溶媒に対するより高い溶解性などの優れた物性を有する
ポリアニリン類およびその新しい製造法の提供。 【構成】 アニリンおよび/またはアニリン誘導体と該
化合物1モルに対して0.0001〜0.01モルの遷
移金属または遷移金属化合物と溶媒からなる溶液に、過
酸化水素を加えて酸化重合することを特徴とする可溶性
ポリアニリン類の製造法、N−メチルピロリドンに対す
る溶解性が50g/リットル以上、ジメチルホルムアミ
ドに対する溶解性が25g/リットル以上であり、且つ
数平均分子量(Mn)が1000以上、分散度(Mw/
Mn)が5.0以下であることを特徴とする可溶性ポリ
アニリン類およびこれがpKa値3.0以下のプロトン
酸でドーピングされたことにより導電性が10-3〜10
2Scm-1となっていることを特徴とするポリアニリン
類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性高分子として用
いることのできるポリアニリン類とその新しい製造法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】導電性高分子として用いる
ことのできるポリアニリンは、通常アニリンの電解酸化
法または化学酸化法により製造されている。このうち、
化学酸化法は電解酸化法にくらべて、多量のポリアニリ
ンを製造するのに適している。化学酸化法に用いられる
酸化剤としてはペルオキソ二硫酸塩、二酸化マンガンな
どが用いられ、また過酸化水素も用いることができると
されている(特開平2−220373、特開平2−21
1230)。そして、このうち特にペルオキソ二硫酸塩
を用いた場合には、十分な分子量を持ち、N−メチルピ
ロリドン等の有機溶媒にある程度溶解性を有するポリア
ニリンが得られると報告されている(特開平2−220
373、特開平2−211230)。
【0003】しかし、ペルオキソ二硫酸塩は化学的安定
性がそれほど高くなく、また価格も比較的高い欠点を有
している。また、得られたポリアニリンの分子量分布が
広く〔M.Abe等、J.Chem.Soc.,Che
m.Commun.,1736(1989)〕、分子量に
よって物性値が変化する〔Makromolecule
24,779(1991)、Mol.Cryst.
Liq.Cryst.,160,175(1988)〕ポ
リアニリンの合成法としては問題があり、得られたポリ
アニリンの有機溶媒中への溶解性も十分ではなく実用上
の課題も存在する。
【0004】また、酸化剤としてより安価な過酸化水素
を従来の手法により用いる場合には、重合体の収率がそ
れほどよくなく、また得られた重合体の構造はポリアニ
リンと異なる構造のものを含有しておりポリアニリンの
製造法として適していない〔Synthetic Me
tals,24,193(1988)〕。更に、N−フ
ェニルフェニレンジアミン(p−アミノジフェニルアミ
ン)の塩酸溶液に過酸化水素を滴下した後、硫酸鉄を加
えて重合させる方法(特公昭61−52161)が報告
されているが、本発明者が追試したところ、得られた重
合体は導電性が極端に悪く、有機溶媒に対する溶解性も
全くなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、酸化
剤として安価な過酸化水素及び触媒として遷移金属及び
/または遷移金属化合物を極く少量用いて、十分に高い
分子量、比較的狭い分子量分布及び有機溶媒に対するよ
り高い溶解性などの優れた物性を有するポリアニリン類
およびその新しい製造法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、アニリ
ンおよび/またはアニリン誘導体と該化合物1モルに対
して0.0001〜0.01モルの遷移金属または遷移
金属化合物と溶媒からなる溶液に、過酸化水素を加えて
酸化重合することを特徴とする可溶性ポリアニリン類の
製造法に関する。本発明の第二は、N−メチルピロリド
ンに対する溶解性が50g/リットル以上、好ましくは
80g/リットル以上、ジメチルホルムアミドに対する
溶解性が25g/リットル以上、好ましくは40g/リ
ットル以上であり、且つ、数平均分子量(Mn)が10
00以上、好ましくは4000以上、分散度(Mw/M
n)が5.0以下、好ましくは3.0以下であることを
特徴とする可溶性ポリアニリン類に関する。本発明の第
三は、上記ポリアニリン類がpKa値3.0以下のプロ
トン酸でドーピングされたことにより導電性が10-3
102Scm-1となっていることを特徴とするポリアニ
リン類に関する。溶解性は、溶媒10mlにポリマーを
少量ずつ加え、室温で撹拌溶解してゆき、不溶物が認め
られた時点までのポリマー添加量より表示した。数平均
分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)は、ゲルパー
メションクロマトグラフ法GPC〔ポリスチレン換算、
展開剤は0.01MのLiBrを含むDMF(N,N−
ジメチルホルムアミド)溶液〕により求めた。導電性
は、ポリマー100mgを400kg/cm2でペレッ
トに成形した後、2端子法で抵抗値を室温で測定して求
めた。
【0007】このように、本発明においては、触媒と過
酸化水素の添加順序および触媒の使用量が重要である。
このようにして、下式(1)に従い可溶性のエメラルデ
ィン型(PEM型)ポリアニリン類が得られる。また、
この重合法は前記アニリンと同様に2−メチルアニリ
ン、2−エチルアニリン、2−プロピルアニリン、2−
ヘキシルアニリン、3−メチルアニリン、3−ヘキシル
アニリン、2−メトキシアニリン、2−ヘキシルオキシ
アニリン、2−ニトロアニリン、2−シアノアニリン、
2−アセチルアニリン、N−フェニルフェニレンジアミ
ン、N,N′−ジフェニルフェニレンジアミンなどの種
々の置換基を有するアニリン誘導体およびこれらの混合
物にも適応することができ、対応するポリアニリン誘導
体が得られる。
【化1】 前記式中、Rは水素または置換基であり、xとyは整数
であって、
【数1】x:y≒1:1 であり、その分子量は1000ないし30万である。
【0008】また、PEM型ポリアニリンは、ヒドラジ
ン、Na224、NaBH4などの還元剤により還元を
行なうことにより、PLM型ポリアニリンに変換され
る。 (以下余白)
【化2】
【0009】式(1)の反応において共存させる遷移金
属(原子番号21〜30、39〜48、57〜80およ
び89以上の元素)又は遷移金属化合物(たとえば硫
酸、塩酸、酢酸などの各種酸の塩、キレート化合物等)
としては特に制限はないが、たとえばバナジン、クロ
ム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ニオブ、
モリブデン、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、
タングステン、オスミウム、イリジウム、白金など、と
くに鉄や銅及びそれらの化合物のようにカタラーゼ活性
やFenton試薬類似の酸化反応に対して触媒活性を
有するものが望ましく、そのなかでも特に鉄又は鉄化合
物〔FeSO4、FeCl3、Fe(OCOCH3)2〕、鉄
キレート化合物などが望ましい。反応溶媒については特
に制限はないが、水、アセトニトリル、ニトロメタンな
どのように酸化剤に対して耐性を示す溶媒が好ましく、
特に水を溶媒とするのが好ましい。本発明の製造法にお
いては酸を添加してもしなくてもよいが、好ましくは塩
酸や硫酸等の酸を添加して行なうのが好ましく、特にア
ニリン及びその誘導体1モルに対して0.3ないし5モ
ルの酸を加えて行なうのが好ましい。反応温度について
は制限はないが、−20℃から100℃の範囲で行なう
のが好ましく、特に水を反応溶媒に用いる場合には、−
10℃から50℃の範囲で行なうのが好ましい。本発明
の製造法は空気中、酸素中、窒素など種々の気体雰囲気
下及び真空下で行なうことができる。反応溶媒中におけ
る反応基質の濃度には制限はないが、0.01モル/リ
ットル〜3モル/リットルの濃度が好ましく、特に0.
2モル/リットル〜1モル/リットルの濃度が好まし
い。反応基質1モルに対する過酸化水素の添加量は0.
2モル〜3モルの間が好ましく、特に0.3モル〜1.
5モルの間が好ましい。反応基質に対する触媒の添加量
は反応基質1モルに対して0.0001モル〜0.01
モルであり、好ましくは0.0002モル〜0.098
モル、とくに好ましくは0.0002モル〜0.007
モルの間が好ましい。触媒添加量が0.0001モルよ
りも少ない場合、反応速度が小さく時間がかかるという
問題があり、また、0.01モルより多い場合、副反応
が進行し得られた重合体の導電性が悪いという問題が生
じる。過酸化水素を反応系に添加してゆく場合、添加に
要する時間に特に制限はないが、5分から200時間の
間が好ましく、特に1時間から50時間の間が好まし
い。また、式(1)の化合物を出発点とし、化3、化
4、化5に示す変成反応を行い、式(3)、式(4)に
示す変成化合物を得ることができる。なお、式中Aは任
意のアニオンである。 (以下余白)
【化3】
【化4】
【化5】
【0010】
【実施例】
実施例1〜7 30℃において、4.6g(50mmol)のアニリンを
100mlの希硫酸水溶液(0.5モル/リットル)に
溶かした。この系に140mg(0.49mmol)のF
eSO4・7H2Oを加え激しく撹拌した。その後、激し
く撹拌しながら過酸化水素水を2時間かけてゆっくり加
えた。この後、反応系を30℃で5時間撹拌し、生成し
た沈殿をガラスフィルター上に集め水冷した水とエタノ
ールで洗い28%アンモニア水で中和した後にさらにエ
タノールで洗い真空下乾燥してPEM型ポリアニリンを
得た。
【0011】実施例8 アニリンの代りに2−エチルアニリンを用いる他は実施
例1と同様にしてFeSO4(濃度0.49mM)共存下
に重合を行ない、Mn=8,000とMw/Mn=1.
57を示すポリ(2−エチルアニリン)を50%の収率
で得た。このポリ(2−エチルアニリン)は(NH42
28を酸化剤として用いて得られるポリ(2−エチル
アニリン)「引用文献Macromolecules2
2巻649頁(1989)」より高い分子量と狭い分子
量分布を有する。PEM型のものである。
【0012】実施例9 2−プロピルアニリンを酸化してポリ(2−プロピルア
ニリン)を60%の収率で得た。この収率は(NH42
28を用いる重合法「引用文献Macromolec
ules22巻649頁(1989)」の収率(2%)
より大きい。本発明によって得られたこのPEM型ポリ
マーも高い分子量と狭い分子量分布(Mn=8000,
Mw/Mn=2.3)をもっていた。
【0013】実施例10〜11 FeSO4に代えて、CuSO4またはFeCl3を共存
させて実施例1と同様にしてアニリンの重合反応を行な
った。これらの触媒はFeSO4にくらべて触媒活性が
低く、重合に長時間を要したが、実施例1と同様のPE
M型ポリアニリンが得られた。 実施例12 N−フェニルフェニレンジアミンを0.5モル/リット
ル塩酸溶液に加え、触媒として硫酸鉄を用い、表4〜5
に示す使用量にしたがって実施例1と同様に重合を行っ
た。可溶性の高いPEM型ポリマーが得られた。
【0014】比較例1 FeSO4・7H2Oを加えた以外は、実施例1の方法に
従って反応を行なった。 比較例2 J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,
1736(1989)記載の方法に従いポリアニリンを
合成した。 比較例3 触媒となるFeSO4をアニリン1モルに対して0.0
1モル以上(0.02モル)用いて反応させた例であ
る。同様にPEM型ポリアニリンが得られた。 比較例4 特公昭61−52161に記載の実施例1の方法に従っ
て反応を行った。0.2モル/リットル塩酸溶液1リッ
トルにp−アミノジフェニルアミン10g(54mmol)
を溶解し撹拌しながら30℃に冷却し、過酸化水素
(1.08mmol)を加え、更に硫酸鉄(0.66mmol)
を加え、24時間反応させ、生成した沈殿物を濾過、洗
浄して縮合物を得た。同様にPEM型ポリアニリンであ
った。
【0015】さらに、前記PEM型ポリアニリンを水和
ヒドラジンにより還元してPLM型ポリアニリンを得
た。
【0016】このようにして得られたPEM型ポリアニ
リン、PLM型ポリアニリンのIRスペクトル、UV−
Visibleスペクトルはいずれも文献記載のPEM
型ポリアニリン、PLM型ポリアニリンのIRスペクト
ル〔Synthetic Metals,24,231
(1988)など〕、UV−Visibleスペクトル
〔Chem.Lett.,1633(1991),J.A
m.Chem.Soc.,108,8311(198
6)〕に一致した。また、PEM型ポリアニリンの元素
分析値も計算値とほぼ一致した。これらのことから本発
明によりポリアニリンが得られることが分る。
【0017】本発明の種々条件下におけるPEM型ポリ
アニリンの製造結果及び他の方法による製造結果を表1
〜9に示す。表1〜6の実施例1から12の結果はいず
れも過酸化水素水とFeSO4または硫酸銅を用いて行
なったものである。比較例1は、触媒となるFeSO4
を加えない他は同様にしてアニリンと過酸化水素を反応
させたものである。また、比較例2はペルオキソ二硫酸
アンモニウム(NH4)228を酸化剤として用いアニ
リンの酸化によりポリアニリンを得る方法である。文献
〔J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,
1736(1989)〕。比較例3は、触媒使用量が、
本発明の規定範囲を超えて使用したケースであり、比較
例4は、触媒の使用量が本発明の規定範囲を超えている
上、触媒と過酸化水素の添加順序が本発明と異なるケー
スである。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】
【表7】
【0025】
【表8】
【0026】
【表9】 略 号 APS :ペルオキソ二硫酸アンモニウム 硫酸鉄 :FeSO4・7H2O PPDA:N−フェニルフェニレンジアミン(p−アミ
ノジフェニルアミン) 溶解性 :溶媒1 ml当たりのポリアニリンの溶解量
(mg/ml) *1 :ゲルパーメションクロマトグラフ法GPC
〔ポリスチレン換算、展開剤は0.01MのLiBrを
含むDMF(N,N−ジメチルホルムアミド)溶液〕に
より求めた数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量
(Mw) *2 :NMP(N−メチルピロリドン)中30℃に
おける固有粘度
【0027】表7〜9から明らかなように、触媒の存在
しない反応系(比較例1)ではポリアニリンが得られ
ず、また、触媒量が反応基質1molに対して0.01mol
以上の反応系では、得られたポリアニリンの導電性が1
4Scm-1以上と極端に悪く、また、可溶性を失って
いることから触媒の添加量の重要性が分かる。
【0028】また、得られたポリアニリンは約13,0
00−17,000の十分に高い数平均分子量と0.8
6の高い固有粘度を有する。また、従来の製造法(比較
例2)で得られたポリアニリンにくらべて、Mw/Mn
の値が小さくシャープな分子量分布を持つことが分かっ
た。
【0029】さらに重要なことには、前記の本発明の方
法によって得られたポリアニリンはNMP(N−メチル
ピロリドン)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミ
ド)の各々に対して200mg/ml、100mg/m
lと高い溶解性を示し、またDMSO(ジメチルスルホ
キシド)、シクロヘキサノン、γ−ブチロラクトンにも
溶解性を示した。一方、(NH4)228を用いて得られ
た(表7〜9、比較例2)従来のポリアニリンはその溶
媒として示されてるNMPに対し20mg/mlの溶解
性を示し、DMF、DMSO、シクロヘキサノン、γ−
ブチロラクトンには低い溶解性しか示さなかった。ま
た、本発明の方法によって得られたPEM型ポリアニリ
ンを塩酸でドーピング処理することにより酸型のPEM
型ポリアニリンを得た(特開昭61−195137号公
報参照)。この酸型のPEM型ポリアニリンは、塩酸処
理の条件によって1〜10Scm-1(ジーメンス毎セン
チメートル)の導電性を示した。
【0030】
【発明の効果】本発明により、安価な酸化剤を用い、触
媒を共存させることにより、十分に大きな分子量と狭い
分子量分布を持ち、有機溶媒に高い溶解性を有するポリ
アニリン類を得ることができた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニリンおよび/またはアニリン誘導体
    と該化合物1モルに対して0.0001〜0.01モル
    の遷移金属または遷移金属化合物と溶媒からなる溶液
    に、過酸化水素を加えて酸化重合することを特徴とする
    可溶性ポリアニリン類の製造法。
  2. 【請求項2】 遷移金属または遷移金属化合物が鉄又は
    鉄化合物である請求項1記載の可溶性ポリアニリン類の
    製造法。
  3. 【請求項3】 酸を添加して行う請求項1記載のポリア
    ニリン類の製造法。
  4. 【請求項4】 N−メチルピロリドンに対する溶解性が
    50g/リットル以上、ジメチルホルムアミドに対する
    溶解性が25g/リットル以上であり、且つ数平均分子
    量(Mn)が1000以上、分散度(Mw/Mn)が
    5.0以下であることを特徴とする可溶性ポリアニリン
    類。
  5. 【請求項5】 請求項4の可溶性ポリアニリン類がpK
    a値3.0以下のプロトン酸でドーピングされたことに
    より導電性が10-3〜102Scm-1となっていること
    を特徴とするポリアニリン類。
JP5040492A 1992-02-04 1993-02-04 ポリアニリン類とその製造法 Pending JPH06200017A (ja)

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Cited By (6)

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US5792830A (en) * 1996-12-09 1998-08-11 The Dow Chemical Company Process for preparing polyaniline
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