JPH06199849A - 4−ヘテロシクロフエニル−置換されたジヒドロピリジン類 - Google Patents

4−ヘテロシクロフエニル−置換されたジヒドロピリジン類

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JPH06199849A
JPH06199849A JP5289864A JP28986493A JPH06199849A JP H06199849 A JPH06199849 A JP H06199849A JP 5289864 A JP5289864 A JP 5289864A JP 28986493 A JP28986493 A JP 28986493A JP H06199849 A JPH06199849 A JP H06199849A
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pyridine
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dihydro
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ルドルフ・シヨーエ−ロープ
Wolfgang Hartwig
ボルフガング・ハルトビヒ
Bodo Junge
ボド・ユンゲ
Heinrich Meier
ハインリヒ・マイアー
Gao Tsuan
ツアン・ガオ
Bernard Schmidt
ベルナルト・シユミツト
Maarten De Dr Jonge
マールテン・デ・ヨンゲ
Teunis Schuurman
トイニス・シユールマン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 の4−ヘテロシクロフエニル−置換されたジヒドロピリ
ジン類[ここで、R4は環炭素原子を介して結合されて
おりそして場合によりヒドロキシル、各場合とも炭素数
が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、ハロゲ
ン、カルボキシまたは式−NR56の基により置換され
ていてもよいNおよび/またはOよりなる系からの4個
までのヘテロ原子を有する5−員の不飽和複素環式基を
表すか、或いは式 【化2】 の基を示す]。 【効果】 上記化合物は薬剤、特に中枢神経系の疾患の
処置剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、4−ヘテロシクロフェニル−置
換されたジヒドロピリジン類、それらの製造方法、およ
び、薬品中、特に中枢神経系の疾患の処置剤としてのそ
れらの使用に関する。
【0002】化合物ニモジピンおよびそれの脳活性は知
られている[DOS 28 15 578参照]。さらに
抗高血圧症活性を有する4−ヘテロシクロフェニル−置
換されたジヒドロピリジン類も知られている[JP 2
39 353;DE 38 16361−A;EP 88
276 A;DE 32 39 273−A;DE 293
5 451;WO 84/02 132−A;NE 68
038 17;US 3488 359;およびUS 3
574 843参照]。
【0003】本発明は一般式(I)
【0004】
【化4】
【0005】[式中、R1およびR2は同一または相異な
り、そして炭素数が3〜8のシクロアルキルを表すか、
或いは場合により炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルコキシ、シアノ、炭素数が3〜8のシクロア
ルキルまたはさらにハロゲン、シアノおよび炭素数が6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
コキシよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基に
よりモノ−、ジ−もしくはトリ置換されていてもよい炭
素数が6〜10のアリールオキシにより置換されていて
もよい炭素数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルを表し、R3は水素、ハロゲン、トリフルオロメチ
ルまたはシアノを表し、そしてR4は環炭素原子を介し
て結合されておりそして場合によりヒドロキシル、各場
合とも炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルもしくはアルコキシカルボニル、トリフルオロメチ
ル、ハロゲン、カルボキシまたは式−NR56の基によ
り置換されていてもよいNおよび/またはOよりなる系
からの4個までのヘテロ原子を有する5−員の不飽和複
素環式基を表すか、或いはR4は式
【0006】
【化5】
【0007】の基を示し、ここでR5およびR6は同一ま
たは相異なり、そして水素または各場合とも炭素数が4
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
コキシカルボニルを示し、但し、R1およびR2がエチル
を表しそしてR3が水素を表す場合、R4は式
【0008】
【化6】
【0009】の基を示すことはできない]の4−ヘテロ
シクロフェニル−置換されたジヒドロピリジン類および
それらの塩類に関する。
【0010】本発明に従う化合物の生理学的に許容可能
な塩類が好適である。
【0011】生理学的に許容可能な塩類は一般的には、
本発明に従う化合物と無機または有機酸類との塩類であ
る。好適な塩類は、無機酸類、例えば塩酸、臭化水素
酸、燐酸または硫酸、とのもの、或いは有機カルボン酸
類またはスルホン酸類、例えば酢酸、マレイン酸、フマ
ル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香酸ま
たはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、フェニルス
ルホン酸、トルエンスルホン酸もしくはナフタレンジス
ルホン酸との塩である。
【0012】本発明に従う化合物は、像(image)および
鏡像(mirror image)として行動する(エナンチオマー
類)または像および鏡像として行動しない(ジアステレ
オマー類)立体異性体形で存在する。本発明は対掌体お
よびラセミ形並びにジアステレオマー混合物の両者に関
する。ラセミ形は、ジアステレオマー類と同様に、既知
の方法で立体異性的に均一な成分類に分離することがで
きる(E.L.エリエル(Eliel)、炭素化合物類の立体化
学(Stereochemistry of Carbon Compounds)、マックグ
ロウ・ヒル、1962参照)。
【0013】Nおよび/またはOを含む系からの4個ま
でのヘテロ原子を有する5−員の不飽和複素環式基は一
般的には、イミダゾリル、ピロリル、ピラゾリル、イソ
キサゾリル、フリール、テトラゾリル、オキサゾリル、
1,2,4−および1,3,4−オキサジアゾリルまたは
1,2,3−トリアゾリルである。テトラゾリル、1,2,
4−オキサジアゾリルおよび1,3,4−オキサジアゾリ
ルが好適である。
【0014】好適な一般式(I)の化合物は、R1およ
びR2が同一または相異なり、そしてシクロプロピル、
シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチル
を表すか、或いは場合により炭素数が4までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルコキシ、シアノ、シクロプロピ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
またはさらに弗素、シアノおよび炭素数が4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシより
なる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ
−、ジ−もしくはトリ置換されていてもよいフェノキシ
により置換されていてもよい炭素数が6までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを表し、R3が水素、弗素、
塩素、臭素、トリフルオロメチルまたはシアノを表し、
そしてR4が環炭素原子を介して結合されておりそして
場合によりヒドロキシル、各場合とも炭素数が4までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ
カルボニル、トリフルオロメチル、弗素、塩素または式
−NR56の基により置換されていてもよいテトラゾリ
ル、1,2,4−オキサジアゾリルまたは1,3,4−オキ
サジアゾリル基を表すか、或いはR4が式
【0015】
【化7】
【0016】の基を示し、ここでR5およびR6が同一ま
たは相異なり、そして水素または各場合とも炭素数が3
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
コキシカルボニルを示し、但し、R1およびR2がエチル
を表しそしてR3が水素を表す場合、R4は式
【0017】
【化8】
【0018】の基を示すことはできないものおよびそれ
らの塩類である。
【0019】特に好適な一般式(I)の化合物は、R1
およびR2が同一または相異なり、そしてシクロプロピ
ル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを表すか、或
いは場合によりメトキシ、プロポキシ、シクロペンチ
ル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルにより置換さ
れていてもよい炭素数が4までの直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキルを表し、R3が水素、塩素、トリフルオロ
メチルまたはシアノを表し、そしてR4が環炭素原子を
介して結合されておりそして場合により各場合とも炭素
数が3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしく
はアルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、弗素、
塩素またはアミノにより置換されていてもよいテトラゾ
リル、1,2,4−オキサジアゾリルまたは1,3,4−オ
キサジアゾリル基を表すか、R4が式
【0020】
【化9】
【0021】の基を示し、但し、R1およびR2がエチル
を表しそしてR3が水素を表す場合、R4は式
【0022】
【化10】
【0023】の基を示すことはできないものおよびそれ
らの塩類である。
【0024】特別に好適な一般式(I)の化合物は、R
4が環炭素を介して結合されているテトラゾリル、1,
2,4−オキサジアゾリルまたは1,3,4−オキサジア
ゾリル基を表す下記の化合物である:1,4−ジヒドロ
−2,6−ジメチル−4−[3−(1,2,4−オキサジア
ゾリ−3−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸イソプロピル2−メトキシエチル、4−[3−(5−
エトキシカルボニル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル)−フェニル]−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メト
キシエチル、(+)−4−[3−(5−エトキシカルボニル
−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−フェニル]−
1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5
−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、(−)
−4−[3−(5−エトキシカルボニル−1,2,4−オキ
サジアゾリ−3−ル)−フェニル]−1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソ
プロピル2−メトキシエチル、1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−4−[3−(テトラゾリ−5−ル)フェニル]
−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メ
トキシエチル、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4
−[3−(1,3,4−オキサジアゾリ−2−ル)−フェニ
ル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−
メトキシエチル、(+)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメ
チル−4−[3−(2−メチル−1,3,4−オキサジアゾ
リ−5−ル)−フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸イソプロピル2−メトキシエチル、(−)−1,4−
ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(2−メチル−
1,3,4−オキサジアゾリ−5−ル)−フェニル]−ピリ
ジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシ
エチル、(−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4
−[3−(1,3,4−オキサジアゾリ−2−ル)−フェニ
ル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−
メトキシエチル、(+)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメ
チル−4−[3−(1,3,4−オキサジアゾリ−2−ル)
−フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロ
ピル2−メトキシエチル、1,4−ジヒドロ−2,6−ジ
メチル−4−[3−(1,3,4−オキサジアゾリ−2−
ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプ
ロピル2−プロポキシエチル。
【0025】特別に好適な一般式(I)の化合物類は同
様に、R4が窒素原子を介して結合されているピロール
または2,5−ジメチルピロールを表す下記の化合物類
である:1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3
−(ピロリ−1−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカ
ルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(2,5−ジメチル
−ピロリ−1−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカ
ルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、4−[2−
クロロ−3−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸イソプロピル2−メトキシエチル、(+)−4−[2−
クロロ−3−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸イソプロピル2−メトキシエチル、(−)−4−[2−
クロロ−3−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸イソプロピル2−メトキシエチル、4−[2−クロロ
−5−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソ
プロピル2−メトキシエチル、4−[2−クロロ−3−
(2,5−ジメチルピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−
ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカル
ボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、4−[2−ク
ロロ−5−(2,5−ジメチルピロリ−1−ル)フェニル]
−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,
5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、4
−[2−クロロ−5−(2,5−ジメチルピロリ−1−ル)
フェニル]−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリ
ジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピルシクロペンチ
ル、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(ピ
ロリ−1−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸シクロペンチル−2−メトキシエチル。
【0026】[A]一般式(II)
【0027】
【化11】
【0028】[式中、R3およびR4は上記の意味を有す
る]のアルデヒドを最初に一般式(III)
【0029】
【化12】 H3C−CO−CH2−CO22 (III) [式中、R2は上記の意味を有する]のアセト酢酸エス
テルと反応させ、適宜ベンジリデン化合物を単離し、そ
して生成物を次に不活性溶媒中で塩基および適宜酸の存
在下で一般式(IV)
【0030】
【化13】 [式中、R2は上記の意味を有する]の2−アミノクロ
トン酸エステルと反応させるか、或いは[B]置換基R
4が1,3,4−オキサジアゾリル基を表す場合には、一
般式(V)
【0031】
【化14】
【0032】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物を1,1,1−トリアルコキシアルカ
ンと反応させ、そしてアミノ−置換されたオキサジアゾ
リル基の場合には生成物を塩基の存在下で臭化シアンま
たは塩化シアンと反応させるか、或いは[C]R4が1,
2,4−オキサジアゾリル基を表す場合には、一般式(V
I)
【0033】
【化15】
【0034】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物を不活性溶媒中で、適宜塩基の存在
下で、1,1,1−トリアルコキシアルカン、カルボン酸
クロライドまたは無水カルボン酸と反応させるか、或い
は[D]R4がテトラゾリル基を表す場合には、一般式
(VII)
【0035】
【化16】
【0036】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物を不活性溶媒中で塩化アンモニウム
の存在下でナトリウムアジドと反応させるか、或いは
[E]R4が窒素原子を介して結合されているピロール
基を示す場合には、一般式(VIII)
【0037】
【化17】
【0038】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物を不活性溶媒中で酸の存在下で一般
式(IX)の1,4−ジカルボニル化合物または一般式
(X)のジ(C1−C4)アルコキシフラン
【0039】
【化18】
【0040】[式中、R5およびR6は上記の意味を有
し、そしてR7およびR8は同一または相異なりそしてC
1−C4-アルキルを示す]と反応させるか、或いは
[F]一般式(XI)
【0041】
【化19】
【0042】[式中、R2、R3およびR4は上記の意味
を有する]の化合物を塩基の存在下で適宜反応性酸誘導
体を介して対応するアルコールと反応させ、ここでエナ
ンチオマー的に純粋な一般式(XI)の化合物の誘導体を
使用することにより対応する一般式(I)のエナンチオ
マーを得ることを特徴とする、本発明に従う一般式
(I)の化合物の製造方法も見いだされた。
【0043】本発明に従う方法は例えば下記の反応式に
より示すことができる。
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】
【化22】
【0047】
【化23】
【0048】ここで方法[A]および[B]用に適して
いる溶媒は、反応条件下で変化しない全ての不活性有機
溶媒類である。これらには、好適には、アルコール類、
例えばメタノール、エタノール、プロパノールもしくは
イソプロパノール、またはエーテル類、例えばジエチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコー
ルジメチルエーテルもしくはジエチレングリコールジメ
チルエーテル、アセトニトリル、またはアミド類、例え
ばヘキサメチル燐酸トリアミドもしくはジメチルホルム
アミド、または酢酸、またはハロゲン化された炭化水素
類、例えば塩化メチレンもしくは四塩化炭素、または炭
化水素類、例えばベンゼンもしくはトルエン、が包含さ
れる。同様に上記の溶媒類の混合物を使用することもで
きる。イソプロパノール、エタノール、テトラヒドロフ
ラン、メタノール、ジオキサンおよびジメチルホルムア
ミドが好適である。
【0049】方法[F]用に適している溶媒類は、アル
コール類以外の上記の溶媒類である。
【0050】適当な塩基類は一般的には、アルカリ金属
水素化物類もしくはアルコレート類、例えば水素化ナト
リウムもしくはカリウムターシャリー−ブチレート、ま
たは環式アミン類、例えばピペリジンもしくはジメチル
アミノピリジン、またはC1−C4-アルキルアミン類、
例えばトリエチルアミン、である。ピペリジン、ジメチ
ルアミノピリジン、ピリジン、水素化ナトリウムおよび
カリウムターシャリー−ブチレートが、特に反応段階に
よるが、好適である。
【0051】方法[A]の場合に適している酸類は、有
機C1−C3-カルボン酸類、例えば酢酸またはプロピオ
ン酸、である。酢酸が好適である。
【0052】方法[E]の場合に適している酸類は、有
機C1−C3-カルボン酸類、例えば酢酸もしくはプロピ
オン酸、または有機C1−C7-スルホン酸類、例えばベ
ンゼンスルホン酸もしくはトルエンスルホン酸、であ
る。有機カルボン酸類は溶媒として過剰量でそしてまた
触媒的に、すなわち化合物Vを基にして0.001−1
モル当量の量で、使用することができ、有機スルホン酸
類は0.001−1当量の量で使用される。酢酸および
トルエンスルホン酸が好適である。
【0053】本発明に従う方法を実施するための反応に
関与する物質はいずれの希望する比であることができ
る。しかしながら、一般的にはモル量の反応物類が使用
される。
【0054】反応温度は実質的な範囲内で変えることが
できる。反応は一般的には+10℃〜+150℃の間
で、好適には+20℃〜+100℃の間で、特に特定溶
媒の沸点において、行われる。
【0055】反応は常圧において行うことができるが、
加圧または減圧(例えば0.5−3バール)において行
うこともできる。それらは一般的には常圧において行わ
れる。
【0056】いくつかの反応段階は有利には不活性気体
雰囲気下で反応する。
【0057】カルボン酸を活性化させるためには、一般
的試薬、例えば無機ハライド類、例えば塩化チオニル、
三塩化燐もしくは五塩化燐、またはカルボニルジイミダ
ゾール、カルボジイミド類、例えばシクロヘキシルカル
ボジイミドもしくはp−トルエンスルホン酸1−シクロ
ヘキシル−3−[2−(N−メチルモルホリノ)エチル]カ
ルボジイミド、またはN−ヒドロキシフタルイミドもし
くはN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール、が適してい
る。
【0058】エナンチオマー的に純粋な形は、例えば、
2またはR3が光学的に活性なエステル基を表す一般式
(I)の化合物類を一般的方法により分離しそして次に
直接エステル交換するかまたは最初に光学的に活性なカ
ルボン酸類を製造しそして次に方法[E]に従うエステ
ル化によりエナンチオマー的に純粋なジヒドロピリジン
類を製造することにより、得られる。
【0059】適している偏光性エステル基はエナンチオ
マー的に純粋なアルコール類の全てのエステル類、例え
ば1−フェニルエタノール、乳酸、乳酸エステル類、マ
ンデル酸、マンデル酸エステル類、2−アミノアルコー
ル類、糖誘導体類、ヒドロキシアミノ酸誘導体類および
多くの他のエナンチオマー的に純粋なアルコール類であ
る。
【0060】ジアステレオマー類は一般的には分別結晶
化により、カラムクロマトグラフィーによりまたはクレ
イグ分配により分離される。最適方法は場合毎に決める
べきであり、そして時には個別方法の組み合わせを使用
することも有利である。結晶化もしくはクレイグ分配ま
たは二方法の組み合わせによる分離が特に適している。
【0061】エナンチオマー的に純粋な化合物類は偏光
相の上でのラセミ性エステル類のクロマトグラフィーに
よっても入手可能である。
【0062】一般式(II)の化合物類はそれ自体は既知
であるかまたは既知の方法により製造することができ
る。
【0063】一般式(III)のアセト酢酸誘導体類は既
知であるかまたは既知の方法により製造することができ
る。
【0064】式(IV)のアミノクロトン酸誘導体類は既
知であるかまたは既知の方法により製造することができ
る。
【0065】一般式(V)の化合物類は物質の具体的概
念としては新規であり、そして例えば、一般式(XII)
【0066】
【化24】
【0067】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有しており、そしてR7はC1−C4-アルキルを表す]
の化合物類を上記の溶媒の1種中で、好適にはメタノー
ル中で、そしてKCNの存在下で30−100℃の温度
範囲で、好適には還流温度において、そして常圧におい
てヒドラジン水和物と反応させる方法により製造するこ
とができる。
【0068】一般式(VI)の化合物類は物質の具体的概
念としては新規であり、そして例えば、一般式(VII)
の化合物類を、適宜例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ムまたはトリエチルアミンの如き塩基類の存在下で、上
記の溶媒中で、好適にはアルコール類またはそれらの混
合物類の中で、30℃から還流温度までの温度範囲で、
好適には還流温度において100℃において、そして常
圧において、ヒドロキシルアミンまたはそれの塩類と反
応させる方法により製造することができる。
【0069】一般式(XII)の化合物類は物質の具体的
概念としては新規であり、そして例えば、最初に対応す
る3−ホルミル安息香酸エステル類を不活性溶媒中で、
好適にはアルコール中で、塩基類および酸類、好適には
ピペリジンおよび氷酢酸、の存在下で、アセト酢酸エス
テル類と反応させ、適宜生成したイリデン化合物類を単
離し、そして次に+30℃〜+100℃の温度範囲で対
応する2−アミノクロトン酸エステル類と反応させる方
法により製造することができる。
【0070】一般式(VII)の化合物類も同様にある場
合には既知であり、そして一般的方法により製造するこ
とができる。
【0071】一般式(VIII)の化合物類はある場合には
新規であり、そして最初に一般式(III)のアセト酢酸
エステル類および次に式(IVa)
【0072】
【化25】 の化合物類を方法[A]に記されている如くして一般式
(II)の化合物類に加え、そして生成したジヒドロピリ
ジンシアノエチルエステル類を塩基類、好適には水酸化
ナトリウムまたはカリウムターシャリー−ブチレート、
で処理する方法により製造することができる。
【0073】一般式(VIII)の化合物類はある場合には
新規であり、そして例えば一般式(XIII)
【0074】
【化26】
【0075】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有している]の化合物類を触媒、好適にはラネーニッ
ケル、の存在下で、アルコール中で、好適にはメタノー
ル中で、常圧および室温において水素化する方法により
製造することができる。
【0076】一般式(XIII)の化合物類はある場合には
既知であり、そして例えば最初に対応する3−ホルミル
安息香酸エステル類を不活性溶媒中で、好適にはアルコ
ール類の中で、塩基類および酸類、好適にはピペリジン
および氷酢酸、の存在下でアセト酢酸エステル類と反応
させ、適宜生成したイリデン化合物類を単離し、そして
次に+30℃〜+100℃の温度範囲で対応する2−ア
ミノ−クロトン酸エステル類と反応させることにより製
造することができる。
【0077】上記の製造方法は単に説明用に記されてい
るものである。一般式(I)の化合物類の製造はこれら
の方法に限定されるものではなく、これらの方法の変法
を本発明に従う化合物類の製造用に同じ方法で使用する
ことができる。
【0078】本発明に従う化合物類は予期できなかった
価値ある薬学的活性分野を示す。
【0079】本発明に従う化合物類は、中枢神経系のL
−型カルシウム径路用の選択性を有するカルシウム径路
配位子である。この選択性は、例えば、ネズミの脳およ
びネズミの心臓上でのDHP結合部位に関する結合親和
力の比較により示すことができる。
【0080】該化合物類は典型的な学習および記憶モデ
ル(例えば、水迷路、モリス迷路、受動回避、自動化さ
れたスキナーボックス中でのレミニッセンス試験)にお
けるネズミに対するそれらの行動−改良活性が示してい
る如く学習および記憶行動に対する正の影響を有してい
る。
【0081】結合検定:ネズミの脳またはネズミの心臓
中でのFN200−110結合部位に関する結合親和力
はランペ(Rampe)D.R.、ムトレッジ(Mutledge)A.、ジ
ャニス(Janis)R.A.、トリグル(Triggle)D.J.、Can.
Journ. Physiol. Pharmacol.、65、(1987)、
1452の方法に従い測定される。
【0082】水迷路:老いたウィスターネズミ(24
月)を、冷たい(14−15°)水が充填されておりそ
して垂直遮蔽物により分割されているプラスチックタン
ク(120×50×40cm)の中で開始位置に入れ
た。動物が水から逃げられるはしごに達するには、それ
らはこれらの遮蔽物の周りを泳がなければならない。道
を発見するために必要な時間および工程上での誤りの数
を記録する。ここで誤りとは出口から離れた方向での行
き止まり中での泳ぎまたは実在しない四角の境界線上で
の泳ぎと定義されている。
【0083】ネズミは出口が発見されるまで迷路の中に
残っているが、300秒は越えない。それらを次に取り
出し、乾燥し、そして赤色灯の下で暖める。それらを次
にそれらの元のケージに返す。
【0084】典型的な実験では、二種の同等な動物群
(各場合とも偽薬、試験物質n=15)が予備試験によ
り決められる。動物を次に、1日に2回にわたり、6試
験期間にかける。試験物質または偽薬を経口的に実験の
30分前に投与する。出口に達するまでの時間における
短縮、誤りの数における減少および出口を全て見いだす
動物の数における増加が、偽薬と比べての試験物質の学
習−および記憶−改良作用の測定値である。
【0085】ポルソルトネズミ水泳試験 予備試験中に、若いネズミを25℃の水が17cmの水
準まで充填されているガラスシリンダー(40cm高
さ、20cm直径)の中に入れる。水中での20分後
に、動物を取り出しそして灯の下で30分間暖める。こ
の予備試験では、全てのネズミはそれらが約15分後に
不動状態になるまで(「行動的に絶望」)シリンダーか
ら逃げようとする。試験期間は24時間後に開始され、
ネズミはガラスシリンダーの中に前日に入れられるが、
この時間は5分間だけである。これらの5分間中にネズ
ミが不動状態になる時間の期間が記録される。頭を水の
上に保つために水中で直立しながら最小の推進運動を行
うネズミがここでは不動であると記録される。偽薬また
は試験物質(0.25、0.5、1、5、10mg/k
g、1群当たりn=6)を経口的に3回、試験期間の2
3、5および1時間前に(予備試験から1、19、23
時間後に)投与する。試験物質の抗鬱活性は偽薬の値と
比べての不動期間の減少に現れる。
【0086】それらの薬学的性質のために、活性化合物
類は中枢退化性疾病、例えば痴呆を伴う事象(多発性梗
塞形成MID、原発性退化性痴呆PDD、早老性および
老年性アルツハイマー症、HIV痴呆および他の形の痴
呆)、パーキンソン氏病または筋萎縮性外側脊髄硬化
症、の処置用の薬品の製造用に使用することができる。
活性化合物類はさらに、老年における脳行動における障
害、構造的脳症候群(OBS)および年令−関連性記憶
障害(AAMI)の処置用にも適している。
【0087】それらは例えば脳虚血、卒中およびクモ膜
下出血の如き濃循環障害の結果の予防用および防除用、
並びに脳腫瘍の処置用に価値がある。
【0088】それらは鬱病および躁病の処置用に適して
いる。他の使用分野は、片頭痛、神経障害並びに嗜好癖
および停止癖兆候の処置である。
【0089】本発明は、不活性な無毒の薬学的に適して
いる助剤および賦形薬の他に1種以上の一般式(I)の
化合物を含んでいるかまたは1種以上の式(I)の活性
化合物からなっている薬学的調合物、並びにこれらの調
合物の製造方法も包括している。
【0090】式(I)の活性化合物はこれらの調合物中
では全混合物の0.1−99.5重量%の、好適には0.
5−95重量%の、濃度で存在すべきである。
【0091】薬学的調合物は式(I)の活性化合物の他
に別の薬学的活性化合物を含むこともできる。
【0092】上記の薬学的調合物は一般的方法で既知の
方法により、例えば助剤または賦形薬物質または物質類
を使用して、製造することができる。
【0093】一般的には、希望する結果を得るためには
式(I)の活性化合物または化合物類を24時間毎に約
0.01−約100mg/kgの体重の合計量で、好適
には約1mg/kg−50mg/kgの体重の合計量
で、適宜数回の個別投与形で、投与することが有利であ
ると証されている。
【0094】しかしながら、適宜、特に処置しようとす
る対象の性質および体重、薬品に対する個別行動、疾病
の性質および程度、調合物および投与の性質、並びに投
与を行う時間または間隔の関数として、上記量から逸脱
することが有利であるかもしれない。
【0095】言及されている特定RF値は−断らない限
り−シリカゲル上での薄層クロマトグラフィー(アルミ
ニウム箔、シリカゲル60F254、E.メルク)によ
り測定された。物質点は、紫外光線下での観察および/
または1%強度過マンガン酸カリウム溶液の噴霧によ
り、可視化された。
【0096】フラッシュクロマトグラフィーはシリカゲ
ル60、0.040−0.064mm、E.メルク、の上
で行われた。溶媒勾配を用いる溶離とは、純粋な非極性
溶媒混合物成分で出発し、希望する生成物が溶離される
まで極性可動相成分を割合を増加させながら混合する
(薄層クロマトグラフィー調節)ことを意味する。
【0097】
【実施例】出発化合物類 実施例I 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−メトキ
シカルボニル−フェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸イソプロピル2−メトキシエチル
【0098】
【化27】
【0099】10.0g(61ミリモル)の3−ホルミ
ル安息香酸メチル、10.0g(60ミリモル)のアセ
ト酢酸2−メトキシエチル、0.2mlの氷酢酸および
0.4mlのピペリジンを100mlの2−プロパノー
ル中で2.5時間にわたり40℃に加熱した。冷却後
に、混合物を濃縮しそして粗製生成物をフラッシュクロ
マトグラフィー(シリカゲル、トルエン/酢酸エチル2
0:1−1:1)により精製した。17.6g(94
%)のベンジリデン化合物が黄色の油状で得られた。1
7.6g(57.5ミリモル)のこの中間生成物および
8.2g(75.5ミリモル)の3−アミノクロトン酸イ
ソプロピルを150mlの2−プロパノール中で1時間
にわたり還流下で加熱した。濃縮後に得られた粗製生成
物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、トル
エン/酢酸エチル1:0−1:1)により精製した。1
9.8g(80%)のその後の反応用に適している純度
の生成物がこのようにして得られた。該生成物は、ジエ
チルエーテルと共に粉砕することにより、融点が86−
88℃の無色の結晶形で得られた。
【0100】表Iに挙げられている化合物類が実施例I
の指示と同様にして得られた。
【0101】
【表1】表I:
【0102】
【化28】
【0103】 実施例 R R21 融点 収率 番号 ℃ (理論値の%) II 3-CO2CH3 -CH(CH3)2 -(CH2)2-CN 119 52 III 3-CO2CH3 -(CH2)2OCH3 -(CH2)2-CN 70 IV 3-CN -CH(CH3)2 -(CH2)2-OCH3 123-125 36 V 3-CO2CH3 -CH(CH3)2 -(CH2)2-OC37 89実施例VI 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ヒドラ
ジノカルボニル−フェニル)−ピリジン−3,5−ジカル
ボン酸イソプロピル2−メトキシ−エチル
【0104】
【化29】
【0105】3.0g(7.0ミリモル)の実施例Iから
の化合物および3.0mlのヒドラジン水和物水溶液
(64%強度)を30mlのメタノール中に溶解させ、
そしてスパチュラ先端量のシアン化カリウムを加えた。
混合物を2時間にわたり還流下で加熱した後に、さらに
3.0mlのヒドラジン水和物溶液を加えそして混合物
をさらに60分間にわたり還流下で加熱した。反応混合
物を真空中で溶媒から遊離させた。残渣を酢酸エチルで
浸潤させて2.3g(77%)の無色の結晶を与えた。
融点:187−189℃。物質を+4℃で貯蔵した。
【0106】実施例VII 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−メトキ
シカルボニル−フェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸の2−メトキシ−エチルエステル
【0107】
【化30】
【0108】30.4g(0.27モル)のカリウムター
シャリー−ブチレートを一部分ずつ、1リットルのテト
ラヒドロフラン中の100g(0.23モル)の実施例I
IIからの化合物に室温においてアルゴン下で加えた。室
温における2時間後に、混合物を50℃に加熱し、そし
て溶液を穏やかな真空下で約2/3に濃縮した。2リッ
トルの酢酸エチルで希釈した後に、混合物を2リットル
の水および30mlの濃塩酸の混合物の上に注いだ。珪
藻土上での濾過後に、水相を除去し、そして有機相を洗
浄しそして乾燥した。有機相をトンシルと共に撹拌しそ
して濃縮して油とすると、それは固化しそしてそれをジ
エチルエーテルと共に粉砕することにより融点が152
℃(気体の発生を伴う)の無色の結晶に転化させた。収
量:77.4g(88%)。
【0109】表IIに挙げられている化合物類が実施例VI
Iの指示と同様にして製造された。
【0110】
【表2】表II:
【0111】
【化31】
【0112】 実施例 R R2 出発 融点℃ エナンチオマー 番号 物質 VIII -CO2CH3 -CH(CH3)2 II 約180(分解) ラセミ体 IX -CO2CH3 -(CH2)2OCH3 VIIa) 油 (+); X -CO2CH3 -(CH2)2OCH3 VIIa) 油 (-);α20 D=-21.2 (c=1、CH3OH) XI -CN -CH(CH3)2 b) 132-136 (-);α20 D=-22.2 (c=1、CH3OH) XII -CN -CH(CH3)2 b) 139-140 (-);α20 D=+22.1 (c=1、CH3OH)a) 偏光相上でのクロマトグラフィーによる分離b) 偏光相上でのクロマトグラフィー分離によるラセミ
体から実施例XIII 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−メトキ
シカルボニル−フェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸ジ−(2−メトキシエチル)
【0113】
【化32】
【0114】0.16g(1.0ミリモル)のカルボニル
ジイミダゾールを4mlの無水テトラヒドロフラン中の
0.40g(1.0ミリモル)の実施例VIIからの化合物
に加え、そして混合物を室温で一夜撹拌した。溶媒を回
転蒸発器上でストリッピングさせ、そして残渣を4ml
の2−メトキシエタノール中に加えた。スパチュラ先端
量の4−ジメチルアミノピリジンを加え、そして混合物
を80℃において24時間加熱した。濃縮後に残った粗
製生成物をクロマトグラフィー(シリカゲル、トルエン
/酢酸エチル10:1−3:1)により精製した。0.
35g(78%)の標記化合物が油状で得られた。
【0115】表III中に挙げられている化合物類が実施
例XIIIの指示と同様にして製造された。
【0116】
【表3】表III:
【0117】
【化33】
【0118】 実施例 R R1 出発 融点 番号 物質 ℃/Rf* XIV -CO2CH3 -CH(CH3)2 VIII 油a) XV -CO2CH3 b) -(CH2)2OCH3 IX 71-72 XVI -CO2CH3 c) -(CH2)2OCH3 X 71-72 XVII -CNd) -(CH2)2OCH3 XI 127-128 XVIII -CNe) -(CH2)2OCH3 XII 127-128a) Rf(トルエン/酢酸エチル1:1)=0.54b) α20 D=+33.7(c=1、メタノール)c) α20 D=-33.1(c=1、メタノール)d) α20 D=+14.4(c=1、クロロホルム)e) α20 D=-13.3(c=1、クロロホルム) 表IV中に挙げられている化合物類が実施例VIの指示と同
様にして製造された。
【0119】
【表4】表IV:
【0120】
【化34】
【0121】 実施例 R21 融点℃ エナン 出発 番号 チオマー 物質 XIX -(CH2)2OCH3 -(CH2)2OCH3 124-125 XIII XX -CH(CH3)2 -CH(CH3)2 110(分解) XIV XXI -(CH2)2OCH3 -CH(CH3)2 155-157 純粋 XV XXII -(CH2)2OCH3 -CH(CH3)2 154-156 純粋 XVI XXIII -(CH2)2OC37 -CH(CH3)2 油 V実施例XXIV 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−N−ヒ
ドロキシカルボンイミドアミド−フェニル)−ピリジン
−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチ
【0122】
【化35】
【0123】3.98g(10ミリモル)の実施例IVか
らの化合物、1.40g(20ミリモル)のヒドロキシ
ルアミン塩酸塩および1.40g(10ミリモル)の炭
酸カリウムを40mlの4:1エタノール/水混合物の
中に懸濁させ、そして懸濁液を還流下で一夜加熱した。
反応混合物を濃縮し、そして残渣を酢酸エチルを用いて
浸出させた。濃縮後に、4.2gの標記化合物(97
%)が抽出物から非晶質固体状で得られ、それを粗製形
でさらに反応させた。
【0124】表V中に挙げられている化合物類が実施例
XXIVの指示と同様にして製造された。
【0125】
【表5】表V:
【0126】
【化36】
【0127】 実施例 R21 融点℃ エナン 出発 番号 チオマー 物質 XXV -(CH2)2OCH3 -CH(CH3)2 非晶質 純粋 XVII XXVI -(CH2)2OCH3 -CH(CH3)2 非晶質 純粋 XVIII実施例XXVII 4−(3−アミノ−2−クロロ−フェニル)−1,4−ジ
ヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸イソプロピル2−メトキシエチル
【0128】
【化37】
【0129】還流温度における等モル量の2−クロロ−
3−ニトロベンズアルデヒド、β−アミノクロトン酸イ
ソプロピルおよびアセト酢酸メトキシエチルの2−プロ
パノール中での反応により得られた27.5g(61ミ
リモル、純度96.5%)の4−(2−クロロ−3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピ
リジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキ
シエチルを500mlのメタノール中に溶解させ、そし
てラネーニッケル(約1.5g、水で湿っている)の存
在下で常圧および常温において水素の吸収が終わるまで
(1時間)水素化した。触媒を濾別し、そして濃縮後に
得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(トルエ
ン/酢酸エチル1:0→5:1)により精製した。トル
エン上での結晶化で24.0g(理論値の93%)の融
点が118−122℃の標記化合物を与えた。
【0130】実施例XXVIII 4−(5−アミノ−2−クロロフェニル)−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸イソプロピル2−メトキシエチル
【0131】
【化38】
【0132】標記化合物が22.8g(50モル)の4
−(2−クロロ−5−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
ロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸
イソプロピル2−メトキシエチルから実施例XXVIIの指
示と同様にして得られた。
【0133】Rf=0.23(トルエン/酢酸エチル1:
1)実施例XXIX 4−(3−アミノフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6−
ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸2−シアノ
エチル2−メトキシエチル
【0134】
【化39】
【0135】標記化合物が49.0g(114モル)の
1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロ
フェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボン酸2−シアノ
エチル2−メトキシエチルから実施例XXVIIの指示と同
様にして得られ、そしてそれを粗製生成物としてさらに
反応させた。
【0136】実施例XXX 4−(3−アミノフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6−
ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピ
ル2−メトキシエチル
【0137】
【化40】
【0138】標記化合物が実施例XXVIIと同様にして1
2.6g(30.1ミリモル)の1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−ピリジン−
3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル
から得られた。
【0139】融点℃:138−140℃。
【0140】実施例XXXI 4−(2−クロロ−3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸のイソプロピルモノエステル
【0141】
【化41】
【0142】55.7g(300ミリモル)の2−クロ
ロ−3−ニトロベンズアルデヒド、43.2g(300
ミリモル)のアセト酢酸イソプロピルおよび46.2g
(300ミリモル)の3−アミノクロトン酸2−シアノ
エチルから45.6g(34%)の4−2−クロロ−3
−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸2−シアノエチル
イソプロピルを得て、そしてそれを500mlのジメト
キシエタン中に溶解させ、そして100mlの水中の
5.3gの水酸化ナトリウムを加えた。室温における2
時間後に、混合物を6リットルの氷水の上に注ぎ、それ
に20mlの濃塩酸を加えた。分離した沈澱を30分後
に吸引濾別し、洗浄し、そして乾燥した。39.2gの
ほとんど無色の結晶がこのようにして得られた。
【0143】融点:159℃。
【0144】実施例XXXII 4−(3−アミノ−2−クロロフェニル)−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸イソプロピル2−メトキシエチル(異性体A)
【0145】
【化42】
【0146】実施例XXXIから偏光性支持物質上でのクロ
マトグラフィーにより純粋な(+)−エナンチオマー(α
20 D=+21.0;c=1、テトラヒドロフラン)を得る
ことができ、2.4g(15ミリモル)のカルボニルジ
イミダゾリドを60mlのテトラヒドロフラン中の5.
9g(15ミリモル)のこの化合物に加え、そして混合
物を60℃において1時間撹拌した。濃縮後に、40m
lの2−メトキシエタノールを加え、そして混合物を8
0℃において18時間撹拌した。溶媒を除去し、そして
残渣をフラッシュクロマトグラフィー(トルエン/酢酸
エチル1:0−3:1)により精製した。トルエン/シ
クロヘキサンからの結晶化で4.3g(理論値の63
%)の4−(2−クロロ−3−ニトロフェニル−1,4−
ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカル
ボン酸イソプロピル3−メトキシエチル(α20 D=−1
0.1;c=0.9、CHCl3)を与えた。
【0147】4.0g(定量的)の標記化合物がそれか
ら実施例Iと同様にして粗製生成物として得られ、それ
をその後に直接反応させた。
【0148】製造実施例 実施例1 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(1,3,
4−オキサジアゾリ−2−ル)−フェニル]−ピリジン−
3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル
【0149】
【化43】
【0150】20mlのトリエトキシメタンを4.4g
(10ミリモル)の実施例VIからの化合物に加え、そし
て生成したエタノールを連続的に蒸留除去しながら混合
物を還流下で30分間加熱した。濃縮後に、粗製生成物
をクロマトグラフィー(シリカゲル、トルエン/酢酸エ
チル1:0−1:1)により単離した。ジエチルエーテ
ルと共に粉砕して融点が134−136gの結晶を与
え、それをトルエンから再結晶化させた。これにより、
2.0g(44%)の標記化合物が無色の結晶形で得ら
れた。
【0151】融点:138−140℃。
【0152】表1および2に挙げられている化合物類が
実施例1の指示と同様にして得られた。
【0153】
【表6】表1:
【0154】
【化44】
【0155】 実施例 Y R21 融点 出発 番号 ℃ 物質 2 -NH2 a) -CH(CH3)2 -(CH2)2OCH3 202-205 VI 3 H -(CH2)2OCH3 -(CH2)2OCH3 201-202 XIX 4 -CH3 b) -(CH2)2OCH3 -CH(CH3)2 136-138 VI 5 H -CH(CH3)2 -CH(CH3)2 132-133 XX 6 Hc) -CH(CH3)2 -(CH2)2OCH3 154-155 XXI 7 -CH3 b,d) -CH(CH3)2 -(CH2)2OCH3 132-133 XXI 8 He) -CH(CH3)2 -(CH2)2OCH3 154-155 XXII 9 -CH3 b,f) -CH(CH3)2 -(CH2)2OCH3 132-133 XII 10 H -CH(CH3)2 -(CH2)2OC37 142-143 XXIIIa) メタノール中での1当量の臭化シアンとの反応、1
時間、室温b) 1,1,1−トリエトキシエタンとの反応、6時間、
120°c) α20 D=+27.8(c=1、メタノール)d) α20 D=+30.2(c=1、メタノール)e) α20 D=-28.5(c=1、メタノール)f) α20 D=-30.6(c=1、メタノール)
【0156】
【表7】表2:
【0157】
【化45】
【0158】 実施例番号 Y 融点℃ 出発物質 11 H 120-122 XXIV 12 -CH3 b) 114-115 XXIV 13 -CO225 g) 152-153 XXIV 14 -CO225 g,h) 150-151 XXV 15 -CO225 g,i) 150-151 XXVI 16 -CF3 j) 91-93 XXIVb) 1,1,1−トリエトキシエタンとの反応、6時間、
120°g) 分子ふるい4Aの存在下における塩化メチレン中で
のシュウ酸エチルエステルクロライドおよびピリジンと
の反応、一夜、室温h) α20 D=+28.4(c=1、クロロホルム)i) α20 D=-27.6(c=1、クロロホルム)j) 分子ふるい4Aの存在下における塩化メチレン中で
の一夜にわたる室温での1当量の無水トリフルオロ酢酸
および1当量のピリジンとの反応。物質は光に敏感性で
あった。
【0159】実施例17 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−テトラ
ゾリ−5−ル−フェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸イソプロピル2−メトキシエチル
【0160】
【化46】
【0161】0.71g(11ミリモル)のナトリウム
アジドおよび0.59g(11ミリモル)の塩化アンモ
ニウムを、40mlの乾燥ジメチルホルムアミド中の
3.98g(10ミリモル)の実施例IVからの化合物に
加えた。100℃における16時間後に、冷却された混
合物を120mlの水の上に注いだ。溶液を濃塩酸を用
いてpH1とし、そして酢酸エチルを用いて数回抽出し
た。有機相を乾燥しそして濃縮して粗製生成物を与え、
それを2回のクロマトグラフィー操作(シリカゲル、塩
化メチレン/2−プロパノール1:0−1:1およびト
ルエン/酢酸エチル1:0−0:1)により精製した。
蒸発させた溶離液を粉砕して1.80g(41%)の無
色結晶、融点>129℃(気体の発生を伴う)、を与え
た。
【0162】実施例18 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[(3−ピロリ
−1−ル)フェニル]−3,5−ジカルボン酸イソプロピ
ル2−メトキシエチル
【0163】
【化47】
【0164】3.2g(8.2ミリモル)の実施例XXXか
らの化合物を11mlの氷酢酸中にアルゴン下で溶解さ
せ、そして1.1g(8.2ミリモル)の2,5−ジメト
キシテトラヒドロフランを加えた。混合物を最初に40
℃に30分間そして次に60℃に30分間加熱した。1
00mlのクロロホルムおよび同量の2,5−ジメトキ
シテトラヒドロフランを再び加えた。メタノール/クロ
ロホルムの共沸物を蒸留除去し、さらに8.2ミリモル
の2,5−ジメトキシテトラヒドロフランを反応混合物
に加え、それを50mlに濃縮した。還流下での2時間
後に、混合物を濃縮しそして残渣を4mlの氷酢酸中に
加えた。1.1g(8.2ミリモル)の2,5−ジメトキ
シテトラヒドロフランの添加後に、混合物を90℃に3
0分間加熱した。冷却後に、それを100mlの酢酸エ
チルで希釈しそして飽和炭酸水素ナトリウム溶液上に注
いだ。乾燥および濃縮後に、有機相は6.0gの油を与
え、それをフラッシュクロマトグラフィー(トルエン/
酢酸エチル3:1)により精製した。1.9gの油が得
られ、それをジイソプロピルエーテルとの粉砕により
1.1gの融点が117−119℃の無色の結晶(理論
値の30%)に転化させた。
【0165】同じ方法で表3に挙げられている化合物類
が得られた。
【0166】
【表8】
【0167】a) 出発物質:実施例XXVIIb) 出発物質:実施例XXVIIIc) 出発物質:実施例XXIXd) α20 D=-23.7(c=1、CH3OH)、実施例XXXIIからe) α20 D=+26.1(c=1、CH3OH)、実施例XXXIIIから実施例24 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(2,5
−ジメチル−ピロリ−1−ル)フェニル]−ピリジン−
3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル
【0168】
【化48】
【0169】スパチュラ先端量のp−トルエンスルホン
酸および1.4g(12ミリモル)の2,5−ヘキサンジ
オンを、40mlのトルエン中の3.9g(10ミリモ
ル)の実施例XXXからの化合物に加えた。120℃にお
ける30分後に、混合物を少量のシリカゲル上で濾過し
そして濾液を濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマ
トグラフィー(トルエン/酢酸エチル2:1)により精
製した。生じた油(2.3g)を冷時にジエチルエーテ
ルと共に粉砕した。シクロヘキサンの添加後に、分離し
た結晶を分離した。
【0170】収量:0.52g(理論値の11%) 融点106−107℃実施例25 4−[2−クロロ−5−(2,5−ジメチル−ピロリ−1
−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソ
プロピル2−メトキシエチル
【0171】
【化49】
【0172】標記化合物が実施例24と同様にして3.
6g(8.6ミリモル)の実施例XXVIIIからの化合物か
ら製造された。
【0173】融点℃:147−149℃実施例26 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[(3−ピロリ
−1−ル)フェニル]ピリジン−3,5−ジカルボン酸シ
クロペンチル2−メトキシエチル
【0174】
【化50】
【0175】70mlの1M水酸化ナトリウム溶液を1
50mlのジメトキシエタン中の15.5g(34.5ミ
リモル)の実施例21からの化合物に加え、そして混合
物を50℃において45分間撹拌した。室温に冷却され
たバッチをジエチルエーテルを用いて数回抽出した。水
相を濃塩酸を用いて注意深く酸性化した。沈澱した粗製
生成物を真空中で五酸化燐の上で乾燥した。2−プロパ
ノールからの再結晶化および母液の2回処理で7.1g
(理論値の54%)の1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−4−[(3−ピロリ−1−ル)フェニル]−ピリジン−
3,5−ジカルボン酸の2−メトキシエチルモノエステ
ルを与え、それを粗製生成物状でさらに反応させた。
【0176】1.1g(6.8ミリモル)のカルボニルジ
イミダゾールを30mlのテトラヒドロフラン中の3.
0g(7.6ミリモル)のこの粗製生成物に加え、そし
て混合物を80℃においてさらに45分間撹拌した。溶
媒を真空中で除去した後に、残渣を10mlのシクロペ
ンタノール中に加え、そしてスパチュラ先端量の4−ジ
メチルアミノピリジンを加えた。混合物を100℃にお
いて2時間撹拌した。シリカゲル上でのシクロヘキサン
/酢酸エチル3:1を用いるクロマトグラフィーおよび
その後の粗製生成物の撹拌で、母液の処理後に、0.7
3g(理論値の23%)の無色結晶を与えた。
【0177】融点:124℃。
【0178】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0179】1.一般式(I)
【0180】
【化51】
【0181】[式中、R1およびR2は同一または相異な
り、そして炭素数が3〜8のシクロアルキルを表すか、
或いは場合により炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルコキシ、シアノ、炭素数が3〜8のシクロア
ルキルまたはさらにハロゲン、シアノおよび炭素数が6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
コキシよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基に
よりモノ−、ジ−もしくはトリ置換されていてもよい炭
素数が6〜10のアリールオキシにより置換されていて
もよい炭素数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルを表し、R3は水素、ハロゲン、トリフルオロメチ
ルまたはシアノを表し、そしてR4は環炭素原子を介し
て結合されておりそして場合によりヒドロキシル、各場
合とも炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルもしくはアルコキシカルボニル、トリフルオロメチ
ル、ハロゲン、カルボキシまたは式−NR56の基によ
り置換されていてもよいNおよび/またはOよりなる系
からの4個までのヘテロ原子を有する5−員の不飽和複
素環式基を表すか、或いはR4は式
【0182】
【化52】
【0183】の基を示し、ここでR5およびR6は同一ま
たは相異なり、そして水素または各場合とも炭素数が4
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
コキシカルボニルを示し、但し、R1およびR2がエチル
を表しそしてR3が水素を表す場合、R4は式
【0184】
【化53】
【0185】の基を示すことはできない]の4−ヘテロ
シクロフェニル−置換されたジヒドロピリジン類および
それらの塩類。
【0186】2.R1およびR2が同一または相異なり、
そしてシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ルまたはシクロヘプチルを表すか、或いは場合により炭
素数が4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、
シアノ、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチルまたはさらに弗素、シアノおよび
炭素数が4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルも
しくはアルコキシよりなる群からの同一もしくは相異な
る置換基によりモノ−、ジ−もしくはトリ置換されてい
てもよいフェノキシにより置換されていてもよい炭素数
が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、
3が水素、弗素、塩素、臭素、トリフルオロメチルま
たはシアノを表し、そしてR4が環炭素原子を介して結
合されておりそして場合によりヒドロキシル、各場合と
も炭素数が4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
もしくはアルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、
弗素、塩素または式−NR56の基により置換されてい
てもよいテトラゾリル、1,2,4−オキサジアゾリルま
たは1,3,4−オキサジアゾリル基を表すか、或いはR
4が式
【0187】
【化54】
【0188】の基を示し、ここでR5およびR6が同一ま
たは相異なり、そして水素または各場合とも炭素数が3
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
コキシカルボニルを示し、但し、R1およびR2がエチル
を表しそしてR3が水素を表す場合、R4は式
【0189】
【化55】
【0190】の基を示すことはできない、上記1の4−
ヘテロシクロフェニル−置換されたジヒドロピリジン類
およびそれらの塩類。
【0191】3.R1およびR2が同一または相異なり、
そしてシクロプロピル、シクロヘキシルまたはシクロヘ
プチルを表すか、或いは場合によりメトキシ、プロポキ
シ、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプ
チルにより置換されていてもよい炭素数が4までの直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、R3が水素、塩
素、トリフルオロメチルまたはシアノを表し、そしてR
4が環炭素原子を介して結合されておりそして場合によ
り各場合とも炭素数が3までの直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルもしくはアルコキシカルボニル、トリフルオ
ロメチル、弗素、塩素またはアミノにより置換されてい
てもよいテトラゾリル、1,2,4−オキサジアゾリルま
たは1,3,4−オキサジアゾリル基を表すか、R4が式
【0192】
【化56】
【0193】の基を示し、但し、R1およびR2がエチル
を表しそしてR3が水素を表す場合、R4は式
【0194】
【化57】
【0195】の基を示すことはできない、上記1の4−
ヘテロシクロフェニル−置換されたジヒドロピリジン類
およびそれらの塩類。
【0196】4.1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−[3−(1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)フェニ
ル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−
メトキシエチル、4−[3−(5−エトキシカルボニル−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−フェニル]−1,
4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジ
カルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、(+)−4
−[3−(5−エトキシカルボニル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル)−フェニル]−1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロ
ピル2−メトキシエチル、(−)−4−[3−(5−エトキ
シカルボニル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−
フェニル]−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリ
ジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシ
エチル、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3
−(テトラゾリ−5−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−
ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、1,4
−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(1,3,4−
オキサジアゾリ−2−ル)−フェニル]−ピリジン−3,
5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、
(+)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−
(2−メチル−1,3,4−オキサジアゾリ−5−ル)−フ
ェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル
2−メトキシエチル、(−)−1,4−ジヒドロ−2,6−
ジメチル−4−[3−(2−メチル−1,3,4−オキサジ
アゾリ−5−ル)−フェニル]−ピリジン−3,5−ジカ
ルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、(−)−1,
4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(1,3,4
−オキサジアゾリ−2−ル)−フェニル]−ピリジン−
3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチ
ル、(+)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−
[3−(1,3,4−オキサジアゾリ−2−ル)−フェニル]
−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル2−メ
トキシエチル、および1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−4−[3−(1,3,4−オキサジアゾリ−2−ル)フ
ェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピル
2−プロポキシエチルからなる系の4−テトラゾリル−
および1,2,4−および1,3,4−オキサジアゾリル−
フェニル−置換されたジヒドロピリジン類、並びに1,
4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−[3−(ピロリ−
1−ル)フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イ
ソプロピル2−メトキシエチル、1,4−ジヒドロ−2,
6−ジメチル−4−[3−(2,5−ジメチル−ピロリ−
1−ル)−フェニル]−ピリジン−3,5−ジカルボン酸
イソプロピル2−メトキシエチル、4−[2−クロロ−
3−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソ
プロピル2−メトキシエチル、(+)−4−[2−クロロ
−3−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソ
プロピル2−メトキシエチル、(−)−4−[2−クロロ
−3−(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソ
プロピル2−メトキシエチル、4−[2−クロロ−5−
(ピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロ
ピル2−メトキシエチル、4−[2−クロロ−3−(2,
5−ジメチルピロリ−1−ル)フェニル]−1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5−ジカルボン
酸イソプロピル2−メトキシエチル、4−[2−クロロ
−5−(2,5−ジメチルピロリ−1−ル)フェニル]−
1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−ピリジン−3,5
−ジカルボン酸イソプロピル2−メトキシエチル、およ
び4−[2−クロロ−5−(2,5−ジメチルピロリ−1
−ル)フェニル]−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
ピリジン−3,5−ジカルボン酸イソプロピルシクロペ
ンチルからなる系の4−ピロリル−および2,5−ジメ
チルピロリルフェニル−置換されたジヒドロピリジン
類。
【0197】5.治療的使用のための、上記1−4の4
−ヘテロシクロフェニル−置換されたジヒドロピリジン
類。
【0198】6.[A]一般式(II)
【0199】
【化58】
【0200】[式中、R3およびR4は上記の意味を有す
る]のアルデヒド類を最初に一般式(III)
【0201】
【化59】 H3C−CO−CH2−CO22 (III) [式中、R2は上記の意味を有する]のアセト酢酸エス
テル類と反応させ、適宜ベンジリデン化合物を単離し、
そして生成物を次に不活性溶媒中で塩基および適宜酸類
の存在下で一般式(IV)
【0202】
【化60】 [式中、R2は上記の意味を有する]の2−アミノクロ
トン酸エステル類と反応させること、或いは[B]置換
基R4が1,3,4−オキサジアゾリル基を表す場合に
は、一般式(V)
【0203】
【化61】
【0204】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物類を1,1,1−トリアルコキシアル
カン類と反応させ、そしてアミノ−置換されたオキサジ
アゾリル基の場合には生成物を塩基類の存在下で臭化シ
アンまたは塩化シアンと反応させること、或いは[C]
4が1,2,4−オキサジアゾリル基を表す場合には、
一般式(VI)
【0205】
【化62】
【0206】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物類を不活性溶媒中で、適宜塩基類の
存在下で、1,1,1−トリアルコキシアルカン類、カル
ボン酸塩化物類または無水カルボン酸類と反応させるこ
と、或いは[D]R4がテトラゾリル基を表す場合に
は、一般式(VII)
【0207】
【化63】
【0208】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物類を不活性溶媒中で塩化アンモニウ
ムの存在下でナトリウムアジドと反応させること、或い
は[E]R4が窒素原子を介して結合されているピロー
ル基を示す場合には、一般式(VIII)
【0209】
【化64】
【0210】[式中、R1、R2およびR3は上記の意味
を有する]の化合物類を不活性溶媒中で酸類の存在下で
一般式(IX)の1,4−ジカルボニル化合物類または一
般式(X)のジ(C1−C4)アルコキシフラン類
【0211】
【化65】
【0212】[式中、R5およびR6は上記の意味を有し
ており、そしてR7およびR8は同一または異なっており
そしてC1−C4-アルキルを示す]と反応させること、
或いは[F]一般式(XI)
【0213】
【化66】
【0214】[式中、R2、R3およびR4は上記の意味
を有する]の化合物類を塩基の存在下で適宜反応性酸誘
導体を介して対応するアルコール類と反応させ、ここで
はエナンチオマー的に純粋な一般式(XI)の化合物類の
誘導体類を使用することにより対応する一般式(I)の
エナンチオマー類が得られることを特徴とする、上記1
−4の4−ヘテロシクロフェニル−置換されたジヒドロ
ピリジン類の製造方法。
【0215】7.上記1−4の4−ヘテロシクロフェニ
ル−置換されたジヒドロピリジンの少なくとも1種を含
有する薬剤。
【0216】8.脳疾病の処置のための上記7の薬剤。
【0217】9.4−ヘテロシクロフェニル−置換され
たジヒドロピリジン類を、適宜適当な助剤および賦形薬
を用いて、適当な投与形態に転化させることを特徴とす
る、上記7の薬剤の製造方法。
【0218】10.薬品の製造のための、上記1−4の
4−ヘテロシクロフェニル−置換されたジヒドロピリジ
ン類の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボド・ユンゲ ドイツ連邦共和国デー42399ブツペルター ル・シユピーケルン23 (72)発明者 ハインリヒ・マイアー ドイツ連邦共和国デー42105ブツペルター ル・ブリラーシユトラーセ99 (72)発明者 ツアン・ガオ 中華人民共和国ベイジン100020・チヤオヤ ングデイストリクト・フジアロウ・ジング グアングセンター30/エフ・ユニツト 3009・バイエルベイジンリアイソンオフイ ス内 (72)発明者 ベルナルト・シユミツト ドイツ連邦共和国デー51789リンドラー・ インデアフーア8 (72)発明者 マールテン・デ・ヨンゲ ドイツ連邦共和国デー51491オフエラー ト・アムクロイツベルク9 (72)発明者 トイニス・シユールマン ドイツ連邦共和国デー53797ロマール・ロ ーアベルクシユトラーセ20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2は同一または相異なり、そして炭
    素数が3〜8のシクロアルキルを表すか、或いは場合に
    より炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
    キシ、シアノ、炭素数が3〜8のシクロアルキルまたは
    さらにハロゲン、シアノおよび炭素数が6までの直鎖状
    もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシよりな
    る群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−、
    ジ−もしくはトリ置換されていてもよい炭素数が6〜1
    0のアリールオキシにより置換されていてもよい炭素数
    が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、
    3は水素、ハロゲン、トリフルオロメチルまたはシア
    ノを表し、そしてR4は環炭素原子を介して結合されて
    おりそして場合によりヒドロキシル、各場合とも炭素数
    が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
    アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、ハロゲ
    ン、カルボキシまたは式−NR56の基により置換され
    ていてもよいNおよび/またはOよりなる系からの4個
    までのヘテロ原子を有する5−員の不飽和複素環式基を
    表すか、或いはR4は式 【化2】 の基を示し、ここでR5およびR6は同一または相異な
    り、そして水素または各場合とも炭素数が4までの直鎖
    状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシカル
    ボニルを示し、但し、R1およびR2がエチルを表しそし
    てR3が水素を表す場合、R4は式 【化3】 の基を示すことはできない]の4−ヘテロシクロフェニ
    ル−置換されたジヒドロピリジン類およびそれらの塩
    類。
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