JPH0619927B2 - 被覆電線 - Google Patents

被覆電線

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JPH0619927B2
JPH0619927B2 JP62060755A JP6075587A JPH0619927B2 JP H0619927 B2 JPH0619927 B2 JP H0619927B2 JP 62060755 A JP62060755 A JP 62060755A JP 6075587 A JP6075587 A JP 6075587A JP H0619927 B2 JPH0619927 B2 JP H0619927B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G63/6826Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電線用の被覆材に関し、更に詳しくは、ハロゲ
ン化合物を含むコポリブチレンテレフタレートに、不飽
和カルボン酸及び/又はその誘導体がグラフト重合した
オレフィンコポリマーを配合した柔軟性が長期の熱覆歴
によっても消失せず、難燃性に優れた電線被覆用ポリエ
ステル樹脂組成物を用いて被覆した電線に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来より電線被覆材としてゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が使用され、特
に難燃性や機械的強度の点からポリ塩化ビニルが重用さ
れている。近年、これらの被覆材の使用環境が厳しくな
るにつれて、耐熱性、電気特性に優れ、しかも難燃性で
省スペースを実現する為の薄肉加工性が良好なこと等の
被覆材に要求される特性も高度化してきている。特に情
報の高集積化に伴い薄肉被覆を可能にすることが益々重
要となってきている。
フッ素樹脂や架橋ポリエチレン等はある程度これらの要
求に応えるものであるが、何れも薄肉加工性に劣り、ま
た、フッ素樹脂は高価格である等の理由により満足すべ
きものとは言えない。
薄肉加工性が良好で、尚且つ薄肉被覆にても充分な機械
的強度(柔軟性、耐磨耗性等)、耐熱性、電気特性に優
れている点でポリエチレンテレフタレートやポリブチレ
ンテレフタレートが関心を集めている。
これらのポリアルキレンテレフタレートは樹脂自体が難
燃性でなく、難燃性と薄肉被覆での機械的な強度とを同
時に実現するのは、難燃剤の添加が柔軟性を犠牲にする
傾向がある等の理由により極めて困難であったが、先に
本発明者等はある種のエステル形成能を持つハロゲン化
合物を共重合したコポリエステルが難燃性と薄肉被覆時
の機械的強度(耐摩耗性、柔軟性等)を同時に満足する
ことを見出した。然し乍ら、これらのハロゲン化コポリ
エステルは、従来の結晶性ポリエステルよりは熱処理に
よる柔軟性の減少を低減出来るものの、極めて長期の熱
履歴(例えば120℃以上で500時間以上等)により柔軟性
が低下する欠点を有する。その為に、熱源廻りや蓄熱の
恐れのある環境での長期の使用には少なからず利用に制
限を受けている。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の問題点に鑑み、本発明者等は柔軟性が長期の熱履
歴によっても消失せず、難燃性で且つ薄肉被覆にても優
れた機械的特性(耐摩耗性と柔軟性)と電気的特性を発
揮し得る電線用の被覆材を得るべく鋭意研究した結果、
ハロゲン含有難燃性ポリブチレンテレフタレート系樹脂
に特定の化合物を添加することにより、上記の如き被覆
材が得られることを見出し、本発明を完成させるに到っ
たものである。
即ち本発明は、 (A)少なくとも80モル%以上がテレフタル酸又はそのエ
ステル形成性誘導体よりなる芳香族ジカルボン酸又はそ
のエステル形成性誘導体 (B)少なくとも80モル%以上が1,4−ブタンジオール又は
そのエステル形成性誘導体よりなるジオール (C)ハロゲンを含有するエステル形成性化合物 を重縮合反応させることによって得られるハロゲン含有
量0.5〜30重量%の難燃性ポリブチレンテレフタレート
(以後PBTと略称)系共重合体に、不飽和カルボン酸
及び/又はその誘導体がグラフト重合したオレフィンコ
ポリマーを組成物全量に対して1〜40重量%配合し、
又、望ましくは更にヒンダードフェノール系、アミン
系、三価の有機リン系安定剤の少なくとも1種を0.01〜
5重量%配合したことを特徴とする電線被覆用ハロゲン
含有PBT系樹脂組成物によって被覆された電線に関す
るものである。
結晶性のポリアルキレンテレフタレートにエラストマー
を配合して耐屈曲性や耐衝撃性を改善することは当業者
は周知である。然し乍ら、難燃性と薄肉被覆時の耐磨耗
性と柔軟性を同時に実現するハロゲン化コポリエステル
はそれ自体で柔軟性を具備している為に、単に柔軟性の
改良のためにエラストマーを添加する必要はないが、ハ
ロゲン化コポリエステルと、不飽和カルボン酸又はその
誘導体がグラフト重合されたオレフィンコポリマーとの
組み合わせの場合は予想に反して長期の熱履歴に伴う柔
軟性の低下現象を改善できる効果を有し、このことは一
般のエラストマーの配合には見られない驚くべきことで
ある。
本発明の電線の被覆に用いられるポリエステル共重合体
組成物について以下具体的に記述する。
まず本発明の電線被覆用組成物の主成分であるハロゲン
化PBT系共重合体を構成する成分について説明する
と、(A)成分は、少なくとも80モル%以上がテレフタル
酸又はそのエステル形成性誘導体よりなる芳香族ジカル
ボン酸又はそのエステル形成性誘導体である。テレフタ
ル酸又はそのエステル形成性誘導体以外に必要に応じ補
助的に使用される化合物としては、イソフタル酸、ナフ
タレンジカルボン酸の如きジカルボン酸又はその誘導
体、ジアピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハク
酸等のカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体、ヒド
ロキシ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸等の芳香族ヒド
ロキシカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体が挙げ
られる。
次に本発明のポリエステル共重合体を構成するための
(B)成分は、少なくとも80モル%以上が1,4−ブタンジオ
ール又はそのエステル形成性誘導体からなるジオールで
ある。1,4−ブタンジオールの他に必要に応じ補助的に
用いられるジオールの代表的物質としては、C2〜C8の低
分子量グリコールであり、例えばエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブテンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール等のジオー
ル等が挙げられる。また、ポリアルキレンオキシドグリ
コールの如き高分子量グリコール、例えばポリエチレン
オキシドグリコール、ポリブチレンオキシドグリコール
等を併用することもできる。かかる高分子量グリコール
の併用は本発明の電線被覆材たる芳香族ポリエステルの
伸度を向上させ、耐屈曲性を付与するのに極めて有効で
ある。また(B)成分としては、更に補助的にビスフェノ
ールA、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、芳香族ジオ
ール基を有するホスフィン酸等の芳香族アルコール、ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビ
スフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加体等
のアルキレンオキサイド付加体アルコール、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール等のポリヒドロキシ化合物又
はそのエステル形成性誘導体等を使用することもでき
る。
次に本発明に用いるポリエステル共重合体は、 (C)成分として、ハロゲンを含有するエステル形成可能
な化合物をモノマーとして使用することにより、ハロゲ
ンをその分子中に結合した芳香族ポリエステル共重合体
である。この目的に使用されるハロゲン含有エステル形
成性化合物としては以下のものが例示される。また、ハ
ロゲンとしては臭素が特に好ましい。
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) ここで R1,R2;-CH2-, -O-,-S-,-SO2-R3,R4;-C2H4-,-C3H6-,-(C2H4O)n-,-(C3H6
O)n- X;ハロゲン l,m;1乃至4 n;1以上の整数 を表す。
共重合化合物として誘導するのに好ましいハロゲン化合
物は、少なくとも一つの芳香環を分子内に有するもので
あり、一般式(1)〜(7)で表されるものである。ハロゲン
として臭素を用いる場合、一般式(1)の例としては、テ
トラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノ
ールスルホン、(2)の例としてはテロラブロモビスフェ
ノールF、(3)の例としてはテトラブロモビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド2モル付加体、テロラブロモ
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加
体、テトラブロモビスフェノールスルホンのエチレンオ
キサイド2モル付加体、テトラブロモビスフェノールス
ルホンのプロピレンオキサイド2モル付加体、(4)の例
としてテロラブロモハイドロキノン、(5)の例としてテ
ロラブロモハイドロキノンのエチレンオキサイド2モル
付加体、(6)の例としてテロラブロモテレフタル酸、(7)
の例としてテトラブロモビスフェノールAのポリカーボ
ネートが挙げられる。
共重合成分として組み込まれるハロゲン化合物モノマー
の分子量は390以上であることが好ましい。分子量が小
さすぎると難燃性の指標である酸素指数の向上には寄与
せず、少なくとも一つ以上の芳香環を分子内に含んでい
るのが好ましい。
これらのハロゲン化合物は生成するポリエステル中のハ
ロゲンの含量が0.5〜30重量%、好ましくは2〜20重量
%になるように添加する。0.5重量%未満の場合は十分
な難燃性が得られず、30重量%を越えると機械的物性の
低下が起こり、好ましくない。
本発明に使用するポリエステル共重合体調製用モノマー
の割合は、(C)成分のハロゲン化合物のエステル形成性
官能基がアルコール系であるときは、(A)成分100モルに
対し(B)+(C)成分を90〜200モル、好ましくは95〜150モ
ルとするのが良い。また、(C)成分のハロゲン化合物の
エステル形成性官能基がカルボ酸系であるときは、(A)+
(C)成分100モルに対し(B)成分を90〜200モル、好ましく
は95〜150モルとするのが良い。
使用条件によって高い酸素指数を持つ被覆材が必要とな
る場合は(C)成分の含量を適宜決めるこによって共重合
体中のハロゲン含有量を調節し、目的とする酸素指数を
満足するものを得ることができる。
次に本発明で使用される、不飽和カルボン酸及び/又は
その誘導体がグラフト重合したオレフィンコポリマーに
ついて説明する。
ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等の単独重合
体、及び重合体が挙げられる。
共重合体成分としては、α−オレフィン成分単位とし
て、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチ
ル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−
デセン、1−ドデセン等が挙げられる。ジエン成分単位
としては、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエ
ン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、2,5−ノルボ
ナジエンなどの非共役ジエン成分、ブタジエン、イソプ
レン、ピペリレンなどの共役ジエン成分などがあげられ
る。
また、共重合体には極性ビニルモノマーを含ませること
も可能であり、極性ビニルモノマー成分単位としては、
酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸の種々の金
属塩、メタクリル酸の種々の金属塩等があげられる。
これらの内でエチレンとα−オレフィンとの共重合体が
好ましく、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・
1−ブテン共重合体、エチレン・4−メチル−1−ペン
テン共重合体、エチレン・1−ヘキセン共重合体、エチ
レン・1−オクテン共重合体、エチレン・1−デセン共
重合体等の2成分系、エチレン・プロピレン・1,4−ヘ
キサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロ
ペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エ
チリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・1−
ブテン・ジシクロペタジエン共重合体、エチレン・1−
ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体等
の3成分系があげられる。
グラフト化させるモノマーとしては、不飽和カルボ酸及
び/又はその誘導体であり、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などのα,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸
及び/又はその酸無水物、エステル、アミド、イミド化
合物があげられ、不飽和モノカルボン酸としては、アク
リル酸、メタクリル酸及び/又はそのエステル化合物が
あげられる。
これらのグラフトモノマーの内、マレイン酸及び/又は
無水マレイン酸が特に好ましい。
グラフトモノマーはポリオレフィン100重量部に対し0.0
01〜10重量部の範囲でグラフト重合されたものが好まし
い。0.001重量部以下では効果がなく、10重量部を越え
ると溶融押出工程でゲル化物を発生し易い。
グラフト化ポリオレフィンの結晶化度は、柔軟性を付与
する点から低い方が好ましく、40%以下、好ましくは30
%以下、特に好ましくは10%未満である。
かかるグラフト化ポリオレフィンは公知のグラフト重合
法(例えば特開昭48-28092、特開昭48-46689、特開昭48
-52840号公報)によって製造されたものを使用できる
し、また高濃度にグラフト重合されたポリオレフィン樹
脂をグラフトしていないポリオレフィンで希釈調製した
ものでもよい。これらグラフト化ポリオレフィンとして
は、アドマー、N−タフマー(三井石油化学(株)製)、
モディック(三菱油化(株)製)等の市販品を用いること
ができる。
グラフトオレフィンコポリマーの配合量は組成物全量に
対して1〜40重量%、特に5〜30重量%であることが好
ましい。配合比率1重量%未満の場合は効果が不充分で
あり、40重量%を越えると溶融押出しした表面の荒れが
大きく、またハロゲン化コポリエステルの伸びを著しく
低下させる。
本発明に用いられる被覆材は特に添加剤を用いなくても
優れた性能を示すが、更にその性能を向上させるべく、
必要に応じて熱安定剤、酸化防止剤や紫外線吸収剤等の
安定剤、帯電防止剤、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料等
の着色剤及び流動性や離型性の改善のための滑剤、潤滑
剤、結晶化促進剤(核剤)、無機物等が使用できる。
安定剤としては、ヒンダードフェノール系、アミン系、
リン系等の化合物が使用できる。
ヒンダードフェノール系化合物の一例を示せば、2,2′
−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、ヘキサメチレングリコールビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシヒドロキンナメート)、テトラ
キス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シヒドロシンナメート)〕メタン、トリエチレングリコ
ールビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(4′
−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェノール)
プロピオネート、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−
ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−t
−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2′−チオジエ
チルビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、ジステアリル−3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、
2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−メチル−
2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリ
レートの少なくとも一種又は二種以上を使用することが
できる。これらの中でも、ヘキサメチレングリコールビ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシン
ナメート)、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン、
トリエチレングリコールビス−3−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート
は特に好ましい物質である。
アミン系化合物の一例を示せば、N−フェニル−N′−
イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジフ
ェニル−p−フェニレンジアミン、4,4′−ビス(4−
α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、ジフェ
ニルアミンとアセトンとの縮合反応物、N−フェニルナ
フチルアミン、N,N′−ジ−β−ナフチルフェニレンジ
アミンなどである。
リン系の化合物の例を示せば下記一般式(9)で示される
ホスホナイト化合物 等があり、式中、R5,R6,R7及びR8は炭素数1〜25のアル
キル基、置換アルキル基、アリール基又は置換アリール
基であり、それぞれ同一であっても異なっていても良
い。これらの例を示せば、メチル基、エチル基、ブチル
基、オクチル基、デシル基、ラウリル基、トリデシル
基、ステアリル基、フェニル基、アルキル及び/又はア
ルコキシ置換フェニル基などである。また、R9は炭素数
4〜33のアルキレン基、置換アルキレン基、アリーレン
基又は置換アリーレン基を示しており、その例を示せ
ば、ブチレン基、オクチレン基、フェニレン、ナフチレ
基、ジフェニレン基、次式 で示される基(式中、Xはオキシ基、スルホニル基、カ
ルボニル基、メチレン基、エチリデン基、ブチリデン
基、イソプロピレ基、ジアゾ基など)等である。特に好
ましいホスホナイト化合物としては、テトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4′−ジフェニレンホ
スホナイトが挙げられる。
添加量は組成物全量に対し0.01〜5重量%であり、好ま
しくは0.1〜3重量%である。
また、難燃助剤としては、三酸化アンチモン、ハロゲン
化アンチモン等のアンチモン化合物の他、亜鉛、ビスマ
スを含む金属化合物、水酸化マグネシウム或いはアスベ
ストの如き粘土質珪酸塩等が使用できる。
また、無機物は、一般に柔軟性を阻害する傾向にあるた
めあまり好ましくないが、要すれば少量配合してもよ
い。これは目的に応じ、ガラス繊維、セラミック繊維、
ボロン繊維、チタン酸カリウム繊維、アスベスト等の一
般機繊維、炭酸カルシウム、高分散性珪酸塩、アルミ
ナ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー、マイカ、ガ
ラスフレーク、ガラス粉、ガラスビーズ、石英粉、珪
砂、ウォラストナイト、カーボンブラック、硝酸バリウ
ム、焼石膏、炭化珪素、アルミナ、ボロンナイトライト
や窒化珪素等の粉粒状物質、板状の無機化合物、ウィス
カー等が含まれる。
これらの無機重点剤は一種又は二種以上併用混合使用で
きる。
また、溶融押出被覆性、滑性、柔軟性改良などの目的
で、有機高分子物質を一種又は二種以上補助的に混合す
ることができる。一例を示せば、他のポリエステル、ポ
リアミド、ポリオレフィン及びそれ等の共重合体、低分
子量ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリウレタン、
ブチルゴム、ABS等のゴム状高分子物質、ポリアクリ
レート樹脂からなる多相共重合体、熱可塑性セグメント
型コポリエステル(これらの共重合体にはグラフト共重
合体を含む)等がある。これら有機高分子物質の配合量
は前述のオレフィンコポリマーよりも少ないことが好ま
しく、通常、組成物全量に対し20重量%を越えない範囲
で配合するのが望ましい。
本発明の電線用被覆材は公知のブレンド方法によって製
造することができる。例えばハロゲン化コポリエステル
とグラフト化ポリオレフィン及び要すればその他の成分
を所定量ミキサーでブレンドし、溶融押出ししてペレッ
ト化する方法等である。
本発明の被覆材は公知の方法で電線に被覆される。通常
は被覆材を溶融押出しにより、走行導体に被覆させる。
導体の走行方向と被覆材の押出方向が同一線上にある場
合と一定の角度を持つクロスヘッドを用いる場合との両
者があるが、何れの場合でも本発明の電線は製造可能で
ある。
押出機は被覆材流量の制御がし易いスクリュー型押出機
を使用するのが好ましい。
被覆材の偏肉を検出する方法は、X線、超音波等の公知
の方法で行う。
被覆材の偏肉による偏心の度合は同心率ecで表され、ec
は大なる程よいが、65%以上が好ましく、更に好ましく
は70%以上である。
emin:被覆断面最小厚み emax:被覆断面最大厚み 偏肉の制御は偏肉検出機により検出して、スクリュー型
押出機のダイセンター部でダイと導体とのアクアランス
を自動的にもしくは手動で調整する方法、被覆材の流量
を圧力、温度と共に制御して調整する方法等で実施す
る。
ダイに無偏心ヘッドを用いることも偏肉を小さくする上
で効果的である。
製造に際しては、所望により被覆材の機械的強度を更に
増加させる目的で、被覆材をコーティングし賦形した後
に加熱ゾーンを通過させて製造させることができる。加
熱ゾーンの温度は被覆材の融点以下でガラス転移点以上
である。
〔発明の効果〕
本発明の被覆電線はハロゲン化PBT系共重合体にグラ
フト化ポリオレフィンを等配合した特定の被覆材を使用
することによって以下の様な優れた特徴を有する。
(1)熱履歴、特に長期の熱処理でも物性の低下、柔軟性
の低下を生じない。
(2)難燃剤を配合することなく充分な難燃性が付与さ
れ、難燃剤等の浸み出しがないので表面形状が良好であ
り、製造時の電線同志のブロッキングが防止できる。
(3)薄肉被覆時の耐摩耗性が良好であるので、薄肉化に
よる省スペースが実現される。
以上の様な特徴を持つために、本発明で得られる被覆電
線は輸送機器、電気・電子・情報機器、諸機械等の分野
の電線用に好適に使用される。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。実施例で用いる
コポリマーP及びQは次の様にして作成した。
製造例1(コポリマーPの調整) ジメチルテレフタレート970重量部、1,4−ブタンジオー
ル513重量部、テトラブロモビスフェノールAのエチレ
ンオキサイド2モル付加体158重量部、テトラブトキシ
チタニウム0.7重量部を撹拌機、窒素導入管及び留出管
を備えた反応器中に仕込み、窒素気流下で160℃、30分
撹拌した。徐々に温度を上昇させ200℃から270℃に2時
間加熱撹拌した。次いで窒素の導入を停止した後、徐々
に反応器中を減圧させ、30分後に圧力を0.3mmHgに下
げ、この圧力で3時間撹拌した。得られた重合体は固有
粘度1.0を示し、臭素含有量は6.5重量%であった。
製造例2(コポリマーQの調製) ジメチルテレフタレート970重量部、1,4−ブタンジオー
ル513重量部、テロラブロモビスフェノールスルホンの
プロピレンオキサイド2モル付加体171重量部、テロラ
ブトキシチタニウム0.7重量部を撹拌機、窒素導入管及
び留出管を備えた反応器中に仕込み、窒素気流下で160
℃、30分撹拌した。徐々に温度を上昇させ200℃から270
℃に2時間加熱撹拌した。次いで窒素の導入を停止した
後、徐々に反応器中を減圧させ、30分後に圧力を0.3mmH
gに下げ、この圧力で270℃、3時間撹拌した。得られた
重合体は固有粘度1.1を示し、臭素含有量は6.3重量%で
あった。
実施例1 コポリマーP75重量部に、マレイン酸をグラフトした結
晶化度10%未満の変性エチレン重合体を25重量部配合し
て、通常の押出機を用いて一様に溶融混合して電線被覆
材用ペレットを得た。得られたエレットから便宜上射出
成形機を用いて通常の方法で試験片を作成し、物性を評
価した。
各物性は以下の方法により測定した。
引張り強度、伸び率(%)はASTM D 638により測定し
た。絶縁破壊はASTM D 149短時間法で、誘電率はDISO 1
kHzにより各々測定した。また、難燃性はUL-94Vに準拠
した試験法で30秒以内に消えたものを○、消えなかなっ
たものを×と判定した。酸素指数はJIS K 7201により測
定した。表面形状は120℃、24時間後の表面状態を観測
し、表面剥離、ブリード等異常のあるものを×、異常が
表面の一部に認められるものを△、異常がないものを○
とした。
また、引張り試験片を120℃の恒温槽に保存し、500時間
後の伸び率、伸び保持率を同様に測定した。
伸びの保持率はヒートエージングにかける前の伸びを10
0としたときの500時間後の伸びの%を示した。
次に外径約1.9mmの銅製円形圧縮撚り線に0.3mmの肉厚と
なるよう樹脂組成物を被覆して電線を作成し、120℃の
恒温槽に保存し、500時間後に90゜角で10回折り曲げた
後の表面状態を調べ、屈曲性を評価した。割れや微細ク
ラックの発生したものを×、異常なものを○とした。
各々の結果を表1に示す。
実施例2 コポリマーQを用いたほかは実施例と同様にして試験片
を作成し評価した。結果を表1に示す。
実施例3 コポリマーPを使用し、マレイン酸グラフトオレフィン
の添加量を代えた組成物につき、実施例1と同様にして
試験片を作成し、評価した。結果を表1に示す。
比較例1、2 コポリマーP及びQを各々単独で実施例1と同様にして
試験した。結果を表1に示す。
比較例3 コポリマーP75重量部にマレイン酸変性等していないエ
チレンプロピレンゴム(EPラバー)を25重量部添加
し、実施例1と同様にして試験片を作成し、評価した。
結果を表1に示す。
比較例4 コポリマーPを使用し、マレイン酸グラフトオレフィン
を過剰に使用した組成物につき同様に試験した。結果を
表1に示す。
実施例4〜6、比較例5〜6 実施例1〜3及び比較例1〜2の組成に、更に安定剤と
してテトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン(チバガイ
ギ−社製イルガノックス-1010)(安定剤−a)を0.2重
量部配合した組成物につき同様に試験を行った。結果を
表2に示す。
実施例7〜9、比較例7、8 実施例1〜3及び比較例1〜2の組成に更に安定剤とし
てテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4′
−ジフェニレンホスホナイト(安定剤−b)を0.1重量
部配合した組成物につき同様にして試験を行った。結果
を表3に示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)少なくとも80モル%以上がテレフタル
    酸又はそのエステル形成性誘導体よりなる芳香族ジカル
    ボン酸又はそのエステル形成性誘導体 (B)少なくとも80モル%以上が1,4−ブタンジオール又は
    そのエステル形成性誘導体よりなるジオール (C)ハロゲンを含有するエステル形成性化合物 を重縮合反応させることによって得られるハロゲン含有
    量0.5〜30重量%の難燃性ポリブチレンテレフタレート
    系共重合体に、不飽和カルボン酸及び/又はその誘導体
    がグラフト重合したオレフィンコポリマーを組成物全量
    に対して1〜40重量%配合したハロゲン含有ポリブチレ
    ンテレフタレート系樹脂組成物より成る被覆材を被覆し
    て成ることを特徴とする電線。
  2. 【請求項2】ハロゲンを含有するエステル形成性化合物 (C)が少なくとも一つの芳香環を分子内に有する化合物
    である特許請求の範囲第1項記載の電線。
  3. 【請求項3】ハロゲンが臭素である特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の電線。
  4. 【請求項4】オレフィンコポリマーが、不飽和カルボン
    酸をポリオレフィン100重量部に対して0.001〜10重量部
    の量グラフト重合したものである特許請求の範囲第1〜
    3項記載の何れか1項に記載の電線。
  5. 【請求項5】更にヒンダードフェノール系化合物、アミ
    ン系化合物、三価の有機リン系化合物より選ばれた少な
    くとも一種の安定剤を組成物全量に対し、0.01〜5重量
    %配合した樹脂組成物を用いてなる特許請求の範囲1〜
    4の何れか1項に記載の電線。
  6. 【請求項6】電線が低圧用電線である特許請求の範囲第
    1〜5項の何れか1項に記載の電線。
  7. 【請求項7】電線が自動車用低圧電線である特許請求の
    範囲第6項記載の電線。
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