JPH06198866A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録物の製法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録物の製法

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JPH06198866A
JPH06198866A JP4348499A JP34849992A JPH06198866A JP H06198866 A JPH06198866 A JP H06198866A JP 4348499 A JP4348499 A JP 4348499A JP 34849992 A JP34849992 A JP 34849992A JP H06198866 A JPH06198866 A JP H06198866A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクの不吐出やムラを自動検知して、自動
補正を行うことができる記録装置を提供すること。 【構成】 記録ヘッド9C、9M、9Y、9Bkによっ
てキャリブレーションパターン32を、所定のインター
バルでモニター専用の記録材41上に記録し、これをセ
ンサ31で読み取る。読み取ったパターンに基づいて、
上記記録ヘッド毎に不吐出、またはムラが発生している
か否かを判定する。この判定結果を記録専用の記録材に
応じて補正し、その補正結果に基づいて記録ヘッドの駆
動を制御することにより、的確なムラ補正を行い、最良
のインク吐出状態で記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドからインク
を吐出して布帛等の記録媒体上にインクを付着させて得
られた多数のドットにより画像を形成するインクジェッ
ト記録装置及びインクジェット記録物の製法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の捺染装置としては代表的なものと
して、シルクスクリーン版を用いて布帛等に直接印刷す
るスクリーン捺染法がある。スクリーン捺染法は、印刷
すべき原画像に対しその原画像に使われている色毎にス
クリーン版を作成しシルクの目を通してインクを直接布
帛に転写して染色を行う方法である。
【0003】しかしながら、このようなスクリーン捺染
法においては、スクリーン版を作成するに当たり多大な
工数と日数を要するほか、上記スクリーン版の保存スペ
ースも必要である。
【0004】一方、プリンタ、複写機、ファクシミリ等
の機能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワー
ドプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーシ
ョンの主力機器として用いられる記録装置として、イン
クジェット式の記録装置が実用化されており、このよう
なインクジェット式の記録装置を捺染に利用し、直接布
帛上にインクを吐出して記録を行うことを本発明者は検
討した。
【0005】インクジェット式の記録装置は、記録手段
(記録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を
行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であ
り、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニ
ングコストが安くノンインパクト方式であるため騒音が
少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を
記録するのが容易である等の利点を有している。
【0006】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基盤上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板等を形成することにより、高密度の液路配
置(吐出口配置)を有するものを容易に製造することが
でき、一層のコンパクト化を図ることができる。
【0007】インクジェット記録装置のうち、被記録材
の搬送方向(副走査方向)と交差する方向に主走査する
シリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの記録装置
においては、被記録材に沿って主走査方向に移動するキ
ャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を記録し、
1行分の記録を終了した後に副走査方向に所定量の紙送
り(ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録
材に対して、つぎの行の画像を記録するという動作を繰
り返すことにより、被記録材全体の記録が行われてい
る。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録する
ラインタイプの記録装置においては、被記録材を所定の
記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った
後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに、つ
ぎの行の記録を一括して行うという動作を繰り返すこと
により、被記録材全体の記録が行われる。このように紙
幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの記録手
段を使用したインクジェット記録装置は、記録の一層の
高速化が可能である。
【0008】このようなインクジェット記録装置を捺染
に使用すれば、スクリーン捺染に用いられるスクリーン
版を必要とせず、布帛に印刷するまでの工程、日数が大
幅に短縮できるほか、装置の小型化も達成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット記録ヘッドのノズル一個一個から吐
出されるインクの量および吐出方向にはバラツキがある
ため、そのバラツキが見かけ上スジとなることがある。
このため記録された画像上に記録ヘッドの幅で周期的な
スジムラが発生し、画像品位を低下させるという問題が
あった。また、このムラが長時間の記録に際し、経時的
に変化するという問題も生じていた。
【0010】本発明は上述の問題を解決するためになさ
れたものであり、記録ヘッドの記録ムラを解消し、常に
最良のインク吐出状態で記録を行うことができるインク
ジェット記録装置及び該装置により記録された記録物を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために本発明は、インクを吐出口より第1の記録媒
体に吐出して記録を行う記録ヘッドを用いて記録を行う
インクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドを用
いて第2の記録媒体に所定のテスト画像の形成を行うテ
スト画像形成手段と、前記テスト画像形成手段によって
形成されたテスト画像を読み取る読み取り手段と、前記
読み取り手段によって読み取ったテスト画像に基づい
て、前記記録ヘッドの記録状態を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果を前記第1の記録媒体に対応し
て補正する補正手段と、前記補正手段により得られた補
正結果に基づいて、前記記録ヘッドの駆動を制御する制
御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】この手段により、記録媒体自体の性質にか
かわらず正確な記録ヘッドの吐出状況が把握でき、第2
の記録媒体における濃度ムラ補正値を利用し、第1の記
録媒体に適当な補正値を決定することによって的確なム
ラ補正、吐出回復処理などを行うことができ、濃度ムラ
の少ない高品位な記録画像を得ることができる。
【0013】また、本発明に係るインクヘッド記録装置
を使用して記録媒体に記録を行うことにより、濃度ムラ
の少ない高品位な記録画像が形成されたインクジェット
記録物を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る記録装置の断面図
で、1は記録装置本体、2は記録材としての長尺状ロー
ル、4は記録材を所定長さにてカットするカッタ、3、
5は夫々記録材を搬送方向に搬送する一対の搬送ロー
ラ、6は記録材を後述の記録ヘッドの記録印字幅に対応
する量だけ正確に搬送位置決めする副走査ローラであ
る。以上の構成により、ロール2から供給される記録材
の搬送経路は形成される。
【0016】9は後述の記録ヘッドを支持するキャリッ
ジで、一対の主走査レール9aにより、図面に対して垂
直方向(実際の記録装置においては水平方向)に移動可
能に支持される。10はキャリッジ9と記録材をはさん
で対向する位置にあるプラテンであり、さらに記録印字
中の記録材の浮きを防止して平面に保つとともに、記録
材が記録ヘッドと接触するのを防止するための、たとえ
ばエアーによる吸引、あるいは静電吸着板等の吸引吸着
手段を有する。
【0017】次に、記録ヘッドの周辺を図2を用いて説
明する。キャリッジ9はシアン、マゼンタ、イエロー、
ブラックに対応する記録ヘッド9C、9M、9Y、9B
kを備える。11は該記録ヘッド9C、9M、9Y、9
Bkにインクを供給するインク供給系で、シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックに対応するインクカートリッ
ジ11C、11M、11Y、11Bkを備える。不図示
のポンプにより、チューブ12C、12M、12Y、1
2Bkを介して、記録ヘッド9C、9M、9Y、9Bk
にインクを供給する。13はキャリッジ9を主走査方向
(図示左右方向)に走査駆動するモーターで、該モータ
ー13に固定されるプーリー14、プーリー15、ベル
ト16を介して、キャリッジ9を駆動する。17はイン
ク供給系11をキャリッジ9と同期して主走査方向(図
示左右方向)に走査駆動するモーターで、該モーター1
7に固定される駆動プーリー18、プーリー19、ベル
ト20を介してインク供給系11を駆動する。
【0018】22は前述のロール状の第1の記録材で、
搬送ローラ5、副走査ローラ6により図中上方向に搬送
される。23は画像品位を低下させる要因を除去するた
めの処理(以下、「吐出回復処理」という。)を行うた
めの位置にあるキャップ部材である。記録ヘッド9C、
9M、9Y、9Bkのノズル面を該キャップ部材23で
覆い、この状態で記録ヘッドノズルから、記録ヘッドの
駆動によるインク吐出、ないしは加圧によるインク排出
を行うものである。さらに、キャップ部材23内におい
て、高速気流を記録ヘッドノズル面に導入し、この気流
によって前述のインク吐出にともなう残留インク、ゴ
ミ、ケバ等をノズル面から吹飛ばすことにより、ノズル
面の清掃を行う不吐、ムラを除去する。
【0019】なお、不吐、ムラの検出および、吐出回復
処理等のキャリブレーションシーケンスについては、記
録装置全体を制御する制御部(不図示)の制御の下に実
行される。この制御部は、マイクロプロセッサ等のCP
U、制御プログラムや各種データを記憶しているRO
M、CPUのワークエリアとして使用されるRAM等を
備えており、本発明における記録ヘッドの記録状態を判
定する判定手段、前記判定手段の判定結果を第1の記録
媒体に対応して補正する補正手段、前記補正手段により
得られた補正結果に基づいて前記記録ヘッドの駆動を制
御する制御手段等として機能するものである。
【0020】図1、図2を用いて、通常の一連の記録印
字シーケンスを説明する。図1において、ロール2より
搬送された記録材が搬送ローラ5の直前に位置する記録
材検知センサー(不図示)により検知されると、搬送経
路の搬送ローラ5および副走査ローラ6は所定量、つま
り、記録材の先端が副走査ローラ6に至るまで駆動され
る。
【0021】図2において、記録材22の先端が副走査
ローラ6に至るまで搬送されると、キャリッジ9、イン
ク供給系11は、それぞれモータ13、17により走査
方向(図示右側)に駆動される。これとともに、記録ヘ
ッド9C、9M、9Y、9Bkは、画像信号に基づい
て、図中1で示す印字幅にて記録を行う。
【0022】ライン記録印字後、キャリッジ9およびイ
ンク供給系11は、図示左側の所定位置まで復帰駆動さ
れると供に、記録材22はモーター21により、印字幅
1に対応して正確に搬送される。
【0023】以上の記録印字、記録材搬送のシーケンス
を所定サイクル行った後、記録材22は機外に排出され
る。
【0024】31は記録ヘッドの記録の状態を把握する
ためのモニターで、プラテン10の一端に設けられたモ
ニター専用の第2の記録材41に所定のインターバルで
記録印字されたテスト画像である所定テストパターン
(一様濃度パターン)32をモニターする。
【0025】前述したモニター専用の記録材41は、所
定パターン32の印字に同期して供給ロール42によっ
てプラテン10上に供給され、記録印字後は、モニター
31を経て、巻き取りロール43に巻き取られる。
【0026】上記所定パターン32のインターバル(記
録間隔)は、例えば捺染の記録を行う場合には、単位図
柄の繰り返しによって記録を行う場合が多いので、一単
位の図柄の印字が完了した際、すなわち一単位の図柄に
相当する副走査方向(記録媒体の搬送方向)の長さの記
録が完了した際に行うことで、不吐等による捺染製品の
不良品の発生率を低く抑えることができる。また、上記
所定パターン32の記録は、所定のライン数の記録が終
了した時点毎に行うこととしてもよい。この場合、上記
所定のライン数は、記録ヘッドの不吐出の生じ易さと布
帛の表面状態等により適宜決定される。また、毎行、上
記キャリブレーションを行えば、異常検出がリアルタイ
ムで行うことができ、一方、所定行おきに行えば記録速
度を低下させずに記録を行うことができる。
【0027】なお、所定パターン32のインターバル
は、捺染用インクの種類によってはインク不吐出の発生
し易さに差がある場合があるので、必要に応じて増減し
てもよい。また、所定パターン32は、例えば記録周波
数を通常の50%に設定したベタパターンとする。
【0028】次に、図3を用いてモニター31を詳細に
説明する。同図において、32はモニター専用の記録材
41に所定のインターバルにて記録されるキャリブレー
ションパターンで、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックそれぞれ単色で一様濃度に、一走査分記録印字され
る。33はキャリブレーションパターン32を照明する
一対の照明ランプ、34は該照明ランプ33に照明され
たキャリブレーションパターン32を投影する投影レン
ズ、35は投影レンズ34により投影されたキャリブレ
ーションパターン32を、光電変換するCCD等のセン
サーである。この素子数は、記録ヘッドの記録素子数以
上が望ましい。
【0029】第2の記録媒体に記録されたテスト画像
は、記録ヘッドの状態を把握するための読み取り部とし
てのスキャナーで読み取られ、スキャナー中のCCDセ
ンサーにより光電変換される。光電変換は輝度信号なの
で、読み取ったスキャナーのセンサーの特性に応じた変
換式によって濃度信号に変換され出力される。この出力
された信号値は、記録ヘッドの各ノズルに対応してお
り、各ノズルからの吐出によって生成される濃度を測定
することが可能である。
【0030】図4は、スキャナーのセンサー出力図の代
表的な例であり、図5、図4におけるセンサー出力値を
変換式によって濃度信号に変換した出力図である。図5
において、各画素出力の平均値aに対して、所定量小さ
いbより小さい出力が一か所でもある場合は不吐と判断
する。また、平均値aに対して所定量大きい値cを越え
る、もしくは所定量小さい値dを下まわる出力がある場
合、濃度ムラが多いと判定する。濃度ムラの判定につい
てはこれに限定されることなく、例えば、各画素の濃度
信号の出力値の標準偏差を求め、その大小により判定す
るなど他の方法を用いてもよい。濃度ムラの補正に用い
る記録ヘッドの各ノズルに対応する値としては、上記の
ような各画素の濃度信号の出力値をそのまま用いてもよ
いが、ノイズや読み取り誤差等の影響を低減させるため
に各画素出力の隣接画素、例えば前後3画素の平均値を
その画素出力として用いてもよい。
【0031】本実施例では、第1の記録媒体に布帛を用
い、テスト画像用の第2の記録媒体にインクジェット専
用の記録用紙を用いる。図6は布帛とインクジェット専
用の記録用紙の濃度信号値の出力図の代表的な例であ
る。布帛はそれ自体が細い糸の束でできている縦横の糸
で編んだ構造を持つため、記録媒体としてよく用いられ
る紙に比べ印字されたインクは糸の中に沈みやすい。ま
た印字後、インクを布帛に定着させる様々な工程で大き
なインクのにじみを生じることもある。また、画像全体
の濃度が出にくい。一方、インクジェット専用の記録用
紙として例えば、シリカ粉やアルミナ粒子をアルミナ粒
子をポリビニルアルコール水溶液に混ぜ、紙の表面に塗
布乾燥したもの等がある。このような処理を施した記録
用紙は、このような処理を施さない通常の記録用紙に比
べてインクのにじみが少ない。
【0032】このような理由等から、インクジェット専
用の記録用紙を第2の記録媒体として用い、テスト画像
として解析することで、記録ヘッドの吐出状況を正確に
把握することができる。
【0033】インクジェット専用の記録用紙を用いた濃
度ムラの修正は、図6における各画素出力の平均値eと
各ノズルの出力値の差を求め、各出力値を平均値eに一
致させるように決定した補正値(以後、紙の補正値と呼
ぶ)によって、各ノズルの駆動信号を補正して行う。図
7は、この濃度ムラ補正のキャリブレーションのシーケ
ンスを示す図である。しかし、前述したように布帛とイ
ンクジェット専用の記録用紙(以後、紙と呼ぶ)では図
6でもわかる通り、濃度が異なることなどから濃度ムラ
の記録状態に違いが生じる。そこで本実施例では、第1
の記録媒体に布帛を、第2の記録媒体に紙を用い、紙の
補正値を利用し、各ノズルの駆動信号を補正すること
で、布帛の濃度ムラ補正を行う。
【0034】ここでは関数f(x)を決め、この関数f
(x)で紙のムラ補正値に演算を行い、布帛のムラ補正
値とし各ノズルの駆動信号を補正する。図8は、本実施
例の濃度ムラの補正のキャリブレーションのシーケンス
を示す図である。布帛は濃度が出にくく、ムラが目立ち
にくい。したがって、この関数f(x)は、布帛のムラ
補正値の絶対値が小さくなるようにf(x)=0.5x
等とする。また、紙の補正値の絶対値より5ずつ小さく
なるようにしてもよい。
【0035】図9は紙の補正値をそのまま用いて布帛に
前述のインクジェット記録装置で、印字した画像の濃度
信号値の出力図である。また、このようにして定めた関
数f(x)により、補正値を算出して印字した画像の濃
度信号値の出力図は図10である。これらの図からもわ
かるように、そのまま紙のムラ補正値を使用したものに
比べ、本実施例による補正値を用いた画像はムラの少な
い高品位のものになる。
【0036】次に、第2の実施例を説明する。ここで
は、第1の記録媒体種判定手段で第1の記録媒体の材質
iを判定し、第1の記録媒体の材質iに応じて特有な関
数fi(x)決め、この関数fi(x)で紙のムラ補正
値とし各ノズルの駆動信号を補正する。図11は、本実
施例の濃度ムラの補正のキャリブレーションのシーケン
スを示す図である。第1の記録媒体として布帛を用いる
場合、
【0037】
【外1】 等を用いてもよい。このように媒体の材質に応じて、決
めた関数fi(x)により算出した補正値を用いて、印
字を行った画像はどんな記録媒体においてもムラの少な
い滑らかなものになる。
【0038】次に、第3の実施例を説明する。ここで
は、第1の記録媒体種判定手段で第1の記録媒体の材質
を判定し、第1の記録媒体の材質によって特有の関数g
(x)決め、この関数g(x)で紙の補正値に演算を行
い、また、この媒体の材質の構造や種類に応じて第2の
関数h(x)を決め、関数g(x)で算出した補正値
に、さらにこの関数h(x)で演算を行い、第1の記録
媒体のムラ補正値とし各ノズルの駆動信号を補正する。
図12は、本実施例の濃度ムラの補正のキャリブレーシ
ョンを示すフローチャートである。この関数g(x)に
は、布帛等の場合は、第1の実施例で用いたg(x)=
0.5xを用いてもよい。また、h(x)には、印字さ
れたインクのドットがにじみやすい絹等については、h
(x)=0.9x等を用いる。図13は関数g(x)を
用いて、図14は関数g(x)h(x)の2つの関数を
用いて、算出した補正値により前述のインクジェット記
録装置で、布帛に印字した画像の濃度信号値の出力図で
ある。2つの関数g(x)h(x)によって求めた補正
値により印字した画像はスジムラが減少する。
【0039】次に、第4の実施例を説明する。ここで
は、第1の記録媒体に対して、その材質、種類、構造だ
けでなく、種々の条件に応じて、さらに関数を決めその
関数によって第2、第3の実施例において算出した補正
値に演算を行ってムラ補正値を求め、前述のインクジェ
ット記録装置を用いて第1の記録媒体に印字する。図1
5は、本実施例の濃度ムラの補正のキャリブレーション
のシーケンスを示す図である。布帛等の場合、前述のイ
ンクジェット記録装置を用いて印字後、布帛に印字され
たインクを定着させるための工程、条件などに応じて関
数k(x)などを決め、第2、第3の実施例において算
出した補正値にさらに、この関数k(x)で演算を行っ
て第1の記録媒体のムラ補正値としても良い。このよう
にして得られた画像においても、画像の高品位化が見ら
れる。この実施例において、種々の条件によって決める
関数は一つだけでなくもっと多くの関数であってもよ
い。
【0040】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0041】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンデ型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長
収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0042】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0043】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0044】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0045】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0046】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0047】また、本発明の記録装置の構成として設け
られ、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手
段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれ
とは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0048】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0049】また、インクとしては、液体の他に室温や
それ以下で固化するインクであって、室温で軟化するも
の、もしくは液体であるもの、あるいは上述のインクジ
ェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範
囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものを使用するこ
ともできる。
【0050】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合、インクは特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0051】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
ものであっても良い。
【0052】次に、インクジェット捺染用布帛として
は、(1)インクを十分な濃度に発色させ得ること、
(2)インクの染着率が高いこと、(3)インクが布帛
上で速やかに乾燥すること、(4)布帛上での不規則な
インクの滲みの発生が少ないこと、(5)装置内での搬
送性に優れていること、等の性能が要求される。これら
の要求性能を満足させるために、本発明において必要に
応じて布帛に対し、あらかじめ前処理を施しておくこと
ができる。例えば、特開昭62−53492号公報にお
いてはインク受容層を有する布帛類が開示され、また、
特公平3−46589号公報においては還元防止剤やア
ルカリ性物質を含有させた布帛の提案がなされている。
このような前処理の例としては、布帛に、アルカリ性物
質、水溶性高分子、、合成高分子、水溶性金属塩、尿素
およびチオ尿素から選ばれる物質を含有させる処理を挙
げることができる。
【0053】アルカリ性物質としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ、ジ、トリエタノールアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム等の炭酸も
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニア及びアンモニア化合物等がある。また、スチーミン
グ及び乾熱下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸ナト
リウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質とし
ては、反応性染料の染色に用いられる炭酸ナトリウム及
び重炭酸ナトリウムがある。
【0054】水溶性高分子としては、トウモロコシ、小
麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、
ローカスイトビーンガム、トラガントガム、グアガム、
タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン、カゼイン等の蛋
白質物質、タンニン系物、リグニン系物質等の天然水溶
性高分子が挙げられる。
【0055】また、合成高分子としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール系化合物、ポリエチレンオキサイド系
化合物、アクリル酸系水溶性高分子、無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロース系高分子が好ましい。
【0056】水溶性金属塩としては、例えば、アルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、pH4〜10であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、NaCl,Na2
4,KCl及びCH3COONa等が挙げられ、また、
アルカリ土類金属としては、CaCl2及びMgCl2
が挙げられる。中でもNa、K及びCaの塩類が好まし
い。
【0057】前処理において上記物質等を布帛に含有さ
せる方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬
法、バッド法、コーティング法、スプレー法などを挙げ
ることができる。
【0058】さらに、インクジェット捺染用布帛に付与
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き繊維への染料の反
応定着工程(染着工程)を施すのが好ましい。このよう
な反応定着工程は、従来公知の方法でよく、例えば、ス
チーミング法、HTスチーミング法、サーモフィックス
法、あらかじめアルカリ処理した布帛を用いない場合
は、アルカリパッドスチーム法、アルカリブロッチスチ
ーム法、アルカリショック法、アルカリコールドフィッ
ク法等が挙げられる。
【0059】さらに未反応の染料の除去及び前処理に用
いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知の
方法に準じ、洗浄により行うことができる。なお、この
洗浄の際に従来のフィックス処理を併用することが好ま
しい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば布帛のように布帛自体の繊維のスジ目等によって記
録ヘッドのムラが強調されたり、あるいはインクがにじ
みやすいという性質を有するために、記録ヘッドからの
インクの不吐出が目立ちにくくなるような記録媒体に記
録する場合であっても、モニター専用の記録材にテスト
画像を記録し、これをモニターで読み取り、記録ヘッド
の吐出状況を判定するようにしたので、記録媒体の種類
や性質にかかわらず正確な吐出状況の把握が可能になる
とともに第2の記録媒体に形成されたテスト画像に基づ
き判定した記録ヘッドの記録状態の判定結果を第1の記
録媒体に対応して補正し、その補正結果に基づいて記録
ヘッドの駆動を制御するようにしたので、的確なムラ補
正、吐出回復処理等を行うことができ、常に最良の吐出
状態で記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置にかかわる一実施例を示す図
である。
【図2】図1に示した記録ヘッドの周辺を示す図であ
る。
【図3】図2のモニターを示す図である。
【図4】センサーの出力を示す図である。
【図5】図4におけるセンサー出力値を変換式によって
濃度信号に変換した出力図である。
【図6】布帛とインクジェット専用の記録用紙にインク
ジェット記録装置を用いて印字した画像の濃度信号値の
出力図である。
【図7】図6におけるインクジェット専用の記録用紙に
おける濃度信号値より算出した補正値による濃度ムラ補
正のキャリブレーションシーケンスを示すフローチャー
トである。
【図8】関数f(x)により算出した補正値による濃度
ムラ補正のキャリブレーションシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図9】インクジェット専用の記録用紙における濃度信
号値より算出した補正値を用いて、布帛に印字した画像
の濃度信号値の出力図である。
【図10】関数f(x)により算出した補正値を用い
て、布帛に印字した画像の濃度信号値の出力図である。
【図11】関数fi(x)により算出した補正値による
濃度ムラ補正のキャリブレーションシーケンスを示すフ
ローチヤートである。
【図12】関数g(x)h(x)により算出した補正値
による濃度ムラ補正のキャリブレーションシーケンスを
示すフローチヤートである。
【図13】関数g(x)により算出した補正値を用い
て、布帛に印字した画像の濃度信号値の出力図である。
【図14】関数h(x)により算出した補正値を用い
て、布帛に印字した画像の濃度信号値の出力図である。
【図15】第1の記録媒体における種々の条件によって
決められる関数により算出した補正値による濃度ムラの
キャリブレーションシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 記録装置全体 2 ロール 9 キャリッジ 10 プラテン 22 記録材 31 モニター 32 キャリブレーションパターン 41 キャリブレーションパターン用記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/46 A 9113−2C B41M 5/00 A 8808−2H D06P 5/00 111 A 9356−4H 9012−2C B41J 3/04 104 F

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出口より第1の記録媒体に吐
    出して記録を行う記録ヘッドを用いて記録を行うインク
    ジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドを用いて第2の記録媒体に所定のテスト
    画像の形成を行うテスト画像形成手段と、 前記テスト画像形成手段によって形成されたテスト画像
    を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段によって読み取ったテスト画像に基づ
    いて、前記記録ヘッドの記録状態を判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果を第1の記録媒体に対応して補
    正する補正手段と、 前記補正手段により得られた補正結果に基づいて、前記
    記録ヘッドの駆動を制御する制御手段と、を備えること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記録媒体が布帛であることを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の記録媒体が記録用紙であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記記ヘッドに供給す
    る駆動信号を制御することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクに熱による状
    態変化を生起させ、該状態変化に基づいてインクを前記
    吐出口から吐出させる熱エネルギー発生手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置を使用して記録媒体に記録を行うこ
    とを特徴とするインクジェット記録物の製法。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体は布帛である請求項6記載
    のインクジェット記録物の製法。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体は織布である請求項7記載
    のインクジェット記録物の製法。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体へインクを付与して記録を
    行った後にインクを前記記録媒体に定着させる工程をさ
    らに備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか
    に記載のインクジェット記録物の製法。
  10. 【請求項10】 前記インクを定着させる工程の後に、
    記録を行った記録媒体を洗浄処理する工程をさらに備え
    ることをことを特徴とする請求項9記載のインクジェッ
    ト記録物の製法。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドからのインクの吐出に
    よる記録前に前記記録媒体に前処理剤を含有させる前処
    理工程をさらに備えることを特徴とする請求項6乃至1
    0のいずれかに記載のインクジェット記録物の製法。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えているインクジェット記録ヘッドである請求項
    6乃至11のいずれかに記載のインクジェット記録物の
    製法。
  13. 【請求項13】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー
    変換体によって印加される熱エネルギーによりインクに
    状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口より
    インクを吐出させることを特徴とする請求項12記載の
    インクジェット記録物の製法。
  14. 【請求項14】 請求項6乃至13のいずれかに記載の
    製法により記録された記録物。
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