JPH06198228A - 導電性コーティング材料の供給装置及び方法 - Google Patents

導電性コーティング材料の供給装置及び方法

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JPH06198228A
JPH06198228A JP5258316A JP25831693A JPH06198228A JP H06198228 A JPH06198228 A JP H06198228A JP 5258316 A JP5258316 A JP 5258316A JP 25831693 A JP25831693 A JP 25831693A JP H06198228 A JPH06198228 A JP H06198228A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高電圧静電電源と1つ以上の主コーティング
供給源との間で静電荷の伝導に対して防護することので
きる、水性塗料などの導電性コーティング材料を分与す
る方法と装置を提供する。 【構成】 水性塗料などの導電性コーティング材料を少
なくとも1つのコーティング源から1つ以上のコーティ
ングディスペンサまたはスプレイガン12に移送し、基
体上へ吐出するための装置である。この装置は、それぞ
れが大きなリザーバポンプを有する2つの並列流路を備
え、これらの流路はコーティング材料を共通の同期弁2
0に移送し、この同期弁20はコーティングディスペン
サへの流れを一方の流路から他方の流路に切り換えるよ
うに作用する。各々の並列流路は、1つ以上のコーティ
ング材料源とスプレイガン12から吐出された静電帯電
コーティング材料との間で電圧ブロックを与えて、コー
ティング動作中に、導電性コーティング材料源と帯電コ
ーティング材料との間で電気路を決して形成しないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電スプレイコーティ
ングに係り、特に、1つ以上のディスペンサから導電性
コーティング材料を分与する方法と装置であって、導電
性コーティング材料の供給源が高電圧静電電源から静電
的に分離され、また異なる着色コーティング材料への変
更が迅速かつ有効になされる方法と装置に関する。
【0002】本出願は、本発明の譲受人により所有され
る「導電性コーティング材料を静電的に絶縁し、供給す
る装置」と題し、1992年1月7日付で付与されたK
onieczynskiらの米国特許第5,078,1
68号に関するものである。
【0003】
【従来の技術】静電スプレイ法によるコーティング材料
の塗布は多年にわたって産業的に実施されている。これ
らの塗布においては、コーティング材料は噴霧状に吐出
され、噴霧粒子には静電荷が付与され、次に噴霧粒子は
異なるポテンンシャルに維持された基体に向けられ、帯
電噴霧粒子に対する静電引力が確立される。従来、静電
コーティングの塗布に使用される主要材料には、ワニス
やラッカー、エナメルなどの溶剤をベースにしたコーテ
ィング材料が知られている。このようなコーティング材
料には、これらの材料が爆発性、有毒性の雰囲気を生成
するという問題点があった。すなわち、爆発をもたらす
雰囲気中で溶剤を点火できるスプレイガンのノズルを誤
って接地するなどにより火花を不都合に生成すると、環
境の爆発性により安全性が破壊されることになる。溶剤
コーティング材料により生成される被塗布雰囲気の有毒
性は、使用者が溶剤蒸気を吸引するような場合は健康を
害することになる。
【0004】上記溶剤ベースコーティングの問題点のた
め、最近は爆発と毒性の問題を低減させる水性コーティ
ングに切り換える傾向にある。残念ながら、この静電噴
霧溶剤ベースコーティングから水性コーティングへの切
替えは、溶剤ベースコーティングの場合は比較的少なか
った電撃の危険性を大きく増大させるものであった。電
撃の問題は、水性コーティングを使用した場合、それら
の導電率が極端に大きいことに起因して発生し、このよ
うな水性コーティングの抵抗率はしばしば100から1
00,000Ωcmの範囲内にあった。これは、金属塗
料などの適当な導電性コーティングの場合の200,0
00から100,000,000Ωcmの抵抗率および
溶剤ベースラッカやワニス、エナメルなどの100,0
00,000Ωcm以上の抵抗率に対比されるものであ
る。
【0005】コーティング材料の比抵抗率は、静電コー
ティング動作の間に生じる潜在的な電撃に対して臨界的
である。導電的ではなく、あるいは適当に導電的なコー
ティング材料を用いると、供給タンクに導くホースを通
してコーティングディスペンサの先端の帯電電極から延
在するコーティング材料のカラムは供給タンク内の材料
またはタンク自体の有意の量の静電帯電を防止するのに
十分な電気抵抗を有している。しかしながら、水性コー
ティングの場合のように、コーティング材料の導電率が
非常に大きいときは、供給ホース内のコーティングコラ
ムの抵抗は非常に低くなる。その結果、コーティングデ
ィスペンサのノズルの近傍に配置された高電圧帯電電極
は、コーティング粒子だけでなく、ホース内のコーティ
ング材料、また供給タンク自体を静電的に帯電させる。
このような状況の下で、露出された供給タンクまたは帯
電したホース、あるいはシステムの他の帯電部分に不注
意に接触した作業員は、このような装置が電気を逃すた
めに接地されない限りは大きな電撃を受ける危険に遭遇
することになる。しかし、もし装置が任意の点で接地さ
れると、静電気は、高電圧の帯電がコーティングディス
ペンサ電極から接地点に導通されないため作用すること
はない。
【0006】電撃問題を低減させる方法と装置の1つが
例えば、Wigginsにたいする米国特許第4,31
3,475号に開示されている。この種の装置において
は、「電圧ブロック」システムが用いられ、このシステ
ムにおいては、先ず静電的に導電性のコーティング材料
が、接地された主コーティング源から1つ以上の静電コ
ーティングディスペンサから電気的に絶縁された移送容
器に移送される。移送容器は、コーティング材料が充填
された後、先ず主コーティング源から切り離され、次に
この発明のタンクに接続され、このタンクは次にコーテ
ィングディスペンサに接続される。コーティング材料
は、主コーティング源から切り離された移送容器からこ
の発明のタンクに移送されてそれに充填され、続いてコ
ーティングディスペンサに移送される。この発明のタン
クが充填された後、移送容器はこの発明のタンクから切
り離され、主コーティング源に再び接続されて他の量の
コーティング材料を受容し、これによりコーティング動
作は実質的に連続的に進行する。
【0007】導電静コーティング材料を移送する他の
「電圧ブロックシステム」が本発明の譲受人が所有する
米国特許第5,078,168号に開示されている。こ
のシステムにおいては、第1および第2のシャトル装置
が2つの大きなリザーバとピストンポンプに選択的に接
続される。第1のシャトル装置は、移送位置と導電静コ
ーティング材料源に接続された充填ステーションに対し
て隔置された中立位置の間で移動自在になされる。充填
ステーションにおいては、第1シャトルはコーティング
材料を供給源から第1ポンプのリザーバに移送するよう
に作用する。中立位置においては、第1シャトルは充填
ステーションから電気的に絶縁され、すなわち物理的に
隔置される。第2シャトル装置は、この装置が第1ピス
トンポンプを第2ピストンポンプと接続する移送位置
と、2つのポンプが互いに電気的に絶縁される中立位置
の間で移動自在であり、また第2ピストンポンプがコー
ティング材料を各ディスペンサに供給する。シャトルの
移動は、中立位置にシャトルの一方を維持し、他方を移
送位置に維持し、これにより導電性コーティング材料源
と静電気的に帯電されたディスペンサの間で電気路が形
成されないように、制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した米国特許
第4,313,475号および5,078,168号に
は、Wigginsの装置の移送容器またはKonie
czynskiの装置の上の第二のリザーバのいずれか
からコーティング材料を吐出するのに有効な圧力の問題
がある。例えば、Konieczynskiの装置にお
いては、第一および第二のリザーバポンプの各々は、ピ
ストンであって、リザーバからコーティング材料を吐出
するこのポンプに対する空気圧の印加に応じて一方に移
動自在であると共に新しいコーティング材料がリザーバ
に加えられたとき逆方向に移動自在なピストンを有して
いる。第一ポンプから供給されたコーティング材料によ
る第二ポンプのリザーバの充填を許容するためには、第
二ポンプにおいてピストンに印加された空気圧は、第一
ポンプのものに比べて低減されなければならず、さもな
ければ第二ポンプ内のピストンは移動せずまたその中の
リザーバが充填されることを許容しないことになる。こ
の第二ポンプ内での圧力レベルが低減されることにより
コーティング材料は比較的わずかなコーティングディス
ペンサにしかコーティング材料を供給することができ
ず、またこのようなディスペンサから放出される噴霧パ
ターンは必ずしも安定ではないという問題が生じる。
【0009】上記の種類の電圧ブロックシステム、また
特に米国特許第5,078,168号に開示されたKo
nieczynskiの装置には、第二ポンプからコー
ティングディスペンサに吐出されたコーティング材料に
おける圧力変動が比較的広範になるという他の問題点が
ある。すなわち、第二ポンプのリザーバが充填される、
コーティング材料が、リザーバのベースに向けて下流方
向に移動するピストンにより吐出されると、第二ポンプ
から出力される流体圧力は、ピストンがポンプリザーバ
の側壁に対して封止する封止摩擦がピストンの下方移動
に対抗するためピストンが下方に強制される空気圧より
小さくなる。このため、空気圧よりかなり低い流体吐出
圧が生成され、上記のような問題点が生じる。一方、第
二ポンプが第一ポンプからのコーティング材料を充填さ
れると、例えば空気圧より高い流体吐出圧が第二ポンプ
から出力される。これは、ピストンの底部側の第二ポン
プの基部で導入されたコーティング材料の流体圧が、ピ
ストンの逆側または頂部側に作用する空気圧およびピス
トンリザーバの側壁に対するピストン封止の封止摩擦の
両者を上まわらなければならない。システムの空気圧は
一定なので、流体圧力は、第二ポンプ内のピストンが上
方にまたは下方に移動しつつあるか否かに従って変動す
る。従って、コーティング材料が第二ポンプからコーテ
ィングディスペンサに吐出されるとき第二ポンプが充填
サイクルを受けているか吐出サイクルを受けているかに
従って第二ポンプの吐出側で潜在的に大きな圧力ゆらぎ
が発生し得ることになる。このような圧力変動は、第二
ポンプにより供給可能なディスペンサの個数を制限し、
および/またはこのようなディスペンサから得られるス
プレイパターンに悪影響を与える。
【0010】次に、米国特許第4,313,475号お
よび第5,078,168号に開示された種類の装置に
は他の問題点がある。すなわち、他の着色塗料を使用す
る準備中に水や溶剤および/または空気を用いて1つの
色の塗料を洗浄する際にかなりの量の圧力降下が生じる
という問題点がある。この圧力降下は、上記のように、
コーティング材料源がシステムに導入される点からコー
ティング材料がコーティングディスペンサに吐出される
点まで、ホースや移送容器またはポンプの全てが互いに
直列に接続されるために発生する。例えば、米国特許第
5,078,168号のシステムにおいては、コーティ
ング材料や洗浄溶液および/または空気は先ず第一シャ
トルを第一ポンプに接続するラインに入り、第一ポンプ
を第二ポンプに接続するラインを通り、さらに第二ポン
プをコーティングディスペンサに接続するラインを通過
しなければならない。洗浄流体またはコーティング材料
が上記流路の下流部分に達する時点までに、空気または
流体がシステム内に残留するコーティング材料を除去し
得る有効性を低減させる圧力降下が生じている。
【0011】Wigginsの米国特許第4,313,
475号およびKonieczynskiの米国特許第
5,078,168号に開示されたシステムの両者は異
なる色塗料源に接続された色変更装置と共に使用するよ
うに構成されているが、いずれのシステムも生産環境に
おいて色変更を迅速に行うことはできない。これらのシ
ステムは共にコーティング材料源とディスペンサの間で
実質的に「直列」の流路を提供する。すなわち、コーテ
ィング材料は、先ずコーティング材料源からWiggi
nsの装置の移送容器に、またはKonieczyns
kiの装置の第一のリザーバポンプに送出され、次にラ
インを通して本発明のタンクまたは第二リザーバポンプ
に配送され、ディスペンサに引き続き供給される。いず
れかのシステムにおいて色変更を行うためには、水など
の洗浄液体がこの流路の始めの部分で、すなわち、コー
ティング材料が導入される部分で導入され、さらに逐
次、互いにシステムの各々のラインおよび要素を通過し
て古い塗料を除去しなければならない。自動車のコーテ
ィングなどの用途および/または他のアセンブリライン
式塗布動作においては、色変更の間のこのような比較的
長い「ダウンタイム」は許容することはできない。
【0012】従って、本発明の目的は、水性塗料などの
導電性コーティング材料を分与する方法と装置を提供す
ることにあり、この方法と装置は、高電圧静電電源と1
つ以上の主コーティング源の間で静電荷の伝導に対して
防護し、また多数のコーティングディスペンサを供給す
ることができ、基体上にばらつきがなく許容できるコー
ティング材料のスプレイパターンを生成し、さらに異な
る色のコーティング材料の間の迅速かつ有効な変更を許
容することができるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記各目的は、少なくと
も1つのコーティング材料源から1つ以上のコーティン
グディスペンサまたはスプレイガンに水性塗料などの導
電性コーティング材料を移送して基体への吐出に供する
装置において実現される。導電性コーティング材料は、
各々が大きなリザーバポンプを有する2つの「並列」流
路から、コーティングディスペンサへの流れを1つの流
路から他の流路に切り換える共通弁に移送される。各々
の並列流路は、1つ以上のコーティング材料源と静電帯
電スプレイガンの間で電圧ブロック、すなわち空隙を提
供する。この電圧ブロックによれば、コーティング動作
中に導電性コーティング材料源と帯電コーティング材料
の間で電気路は決して形成されない。さらに、全システ
ムに対して、迅速かつ有効な色変更機能が与えられ、こ
の機能により異なる着色コーティング材料がコーティン
グ動作の最小ダウンタイムと共に当該装置から分与され
る。
【0014】本発明の1つの側面は、従来技術で見出さ
れた「直列」流路構成を、各々が1つ以上のコーティン
グ材料源とコーティングディスペンサの間に接続された
少なくとも2つの「並列」流路により置き換える考え方
に基づくものである。本発明の並列流路システムは、上
記の種類の従来のシステムで用いられた長く洗浄の困難
な直列流路を不要にする。本発明においては、各々の流
路は、電圧ブロック構成からなり、この電圧ブロック構
成は、コーティング材料源に接続された充填ステーショ
ンと、充填ステーションから隔置された吐出ステーショ
ンとを有する移送装置と、充填ステーションと吐出ステ
ーションの間で移動自在であると共にそれらに解放自在
に結合されたシャトルとを備えている。シャトルが移送
ユニットの充填ステーションへの移動に際して、シャト
ルは、コーティング材料源からこのような流路に係るピ
ストンポンプのリザーバが充填されると、シャトルは移
動し、吐出ステーションに結合され、そこでコーティン
グ材料がポンプから移送ユニットの吐出ステーションを
通して、またディスペンサに接続された「同期」弁に移
送されることを許容する接続がなされる。この同期弁は
両流路に共通するものであり、ディスペンサへのコーテ
ィング材料流を一方の流路から他方の流路へ切り換える
のに有効である。
【0015】システムの動作は、一方の流路のポンプが
コーティング材料をディスペンサに供給しているとき他
方の流路のポンプがコーティング源からコーティング材
料を受けているように同期化される。電圧ブロックはコ
ーティング材料源と帯電ディスペンサの間で連続的に維
持され、またディスペンサは一方のまたは他方の並列流
路からほぼ連続的にコーティング材料を供給される。並
列流路の各々はほぼ互いに分離されるため、コーティン
グ材料は比較的短い距離に沿いディスペンサに移送さ
れ、従って、従来のシステムに比べてこのような流路の
洗浄を比較的迅速かつ有効に行う。さらに、各々の流路
には個別のポンプが関係するので、コーティング材料を
デイペンサに移送する圧力は従来のシステムと比べてよ
り高くなり、従って、(1)同じ圧力でより多くのディ
スペンサにコーティング材料が供給されること、(2)
コーティング材料がより高速な流れでディスペンサに移
送されること、または(3)ポンプとディスペンサとの
間でより長い移送ラインが用いられることが可能とな
る。さらに、各々の流路に係る個別ポンプからコーティ
ングディスペンサにコーティング材料をほぼ直接供給す
ることにより、他の電圧ブロックシステムに存在する圧
力変動がほぼ排除される。その結果、本発明のシステム
に係るディスペンサから改良されたスプレイパターンが
得られる。
【0016】それぞれ個別ポンプと共に並列流路を用い
ることによる他の利点は、ポンプの摩擦および/または
シールの損傷が同じ流量に対する他の電圧ブロックシス
テムに比べてかなり低減されることにある。例えば、K
onieczynskiらのシステムにおいては、第二
のリザーバポンプは、同じ量のコーティング材料をディ
スペンサに配送するのにこのシステムの2つの流路に係
る各々の個別ポンプの2倍のストロークを要求されるこ
とが多い。さらに、Konieczynskiの装置の
第一および第二リザーバポンプの両者に係るシャトル
は、ここに示した各々の並列流路のシャトルの場合の2
倍で動作することが要求されることが多い。その結果、
米国特許第5,078,168号に開示されたような従
来の電圧ブロック装置に比べて、本システムのポンプお
よびシャトルの摩擦はかなり低減される。
【0017】本発明の装置はさらに、並列流路の各々を
有効に洗浄する構造を備えており、この構造において
は、前期並列流路のほぼ全ての部分が、色変更工程の速
度を高くするために、先ず水で、次に空気により同時に
洗浄される。以下に詳細に示すように、各ポンプを共通
の同期弁に接続するラインは、材料源と移送ユニットを
接続するラインが洗浄されるのと同時に洗浄される。ま
た、これらの洗浄動作はほぼ互いに独立に実行され、従
って、洗浄流体、例えば水および/または空気の流れは
各々の洗浄動作の間に比較的短い流路に沿って移動す
る。従って、ここに示した装置が完全に洗浄され得る速
度は、各々の要素がこれを通して流れる洗浄材料として
互いに遂次にコーティング材料で洗浄されなければなら
なかった従来のシステムに比べて大きく増加されること
になる。
【0018】
【実施例】図1を参照すると、本発明の並列流動システ
ム10の1実施例が図示してある。この流れシステム1
0は、コーティング材料源と1つ以上のスプレイガン1
2の間で「電圧ブロック」または空隙を維持しながら、
導電性コーティング材料をこのようなスプレイガンまた
は回転噴霧器に配送する構造を有している。スプレイ装
置には、好適には、本発明の譲受人であるオハイオ州ウ
エストレイクのノードソン コーポレーションによりモ
デルNo.AN−Sとして販売されている形式のスプレ
イガンであり、あるいは同じノードソン コーポレーシ
ョンによりモデルNo.RA−12として販売されてい
る回転噴霧器である。本発明の理解を容易にするために
図1に示したシステム10は図3〜図8において単純化
してあり、そこでは、システム10の特定の動作を行う
のに必要な構造が図示してあり、残る構造は省略してあ
る。従って、当該システム10は以下では各々個々の図
面を参照して個別に説明され、次に、個々の動作の多く
を組み合わせた完全な色変更動作が説明される。次に、
図9および図11に示した流れシステム11の構造と動
作が説明される。
【0019】正常システム動作 図2および図3を特に参照すると、正常動作時にコーテ
ィング材料をスプレイガン12に供給することが要求さ
れるシステム10の要部が図示してある。システム10
の「正常動作」部分は2つのほぼ同等の並列流路からな
り、各々の流路は、移送ユニット14、ピストンポンプ
16、およびこれらの移送ユニット14とピストンポン
プ16を動作させる弁システムから構成される。以下に
詳しく説明するように、弁の並列流路は共通の4方弁お
よびコラム「同期」弁20を有する。第3図からわかる
ように、並列流路の一方は共通の同期弁20に関係する
シートの左手側に配置されるが、並列流路の他方のもの
はシートの右手側に配置される。本説明のため、図3の
シートの左手側の流路が詳細に示されるが、他方の流路
の構造と動作は同じであることが理解される。図3の左
手側の構造の説明に用いられる参照番号は、「プライ
ム」を付加し、右手側の同じ構造を示すために用いられ
る。
【0020】移送ユニット14は充填ステーション2
2、吐出ステーション24、およびこれらの充填ステー
ション22と吐出ステーション24の間で移動自在のシ
ャトル26からなる。充填ステーション22は雄および
雌の結合要素28を備えており、これらはシャトル26
により支承された雄および雌の結合要素28,30に係
合する。これらの結合要素28,30は、本発明の譲渡
人が所有するKonieczynskiらに対する米国
特許第5,078,168号に開示された種類のもので
あると好適であり、この特許はここで引用により取り込
むことにする。
【0021】図3に示したように、導電性コーティング
材料が「塗料キッチン」34から塗料供給源32を通し
て充填ステーション22における雌の結合要素28に供
給される。この塗料キッチン34は、適切な塗料ポン
プ、水洗浄用ポンプおよび色変更装置(図示省略)を備
えており、その詳細な内容は本発明を形成するものでは
ないのでここでは説明は省略する。本発明の譲受人が所
有するKolibasに対する米国特許第4,657,
047号に示された種類の色変更装置が塗料キッチン3
4で利用され、これは以下に示すようにスプレイガンに
よる吐出のため異なる色を供給する。充填ステーション
22の雌結合要素30は戻りライン36により塗料キッ
チン34に接続される。
【0022】本好適な実施例においては、シャトル26
は、シャトル26の頂部における雌結合要素30が充填
ステーション22の雄結合28と係合し、シャトル28
の雌結合28が充填ステーション22の雌結合要素30
と係合するように、充填ステーション22と結合係合す
るように移動自在である。シャトル26の雌結合要素3
0は、移送ライン38により、米国特許第5,078,
168号に開示された種類のものであると好適なピスト
ンポンプ16の入口側に接続されている。このピストン
ポンプ16は大きなリザーバ(図示省略)および、ポン
プ内部から外方に延在するピストンロッド40を有す
る。ピストンポンプ16の出口側は第2移送ライン42
によりシャトル26に適切に接続されて、シャトル26
の頂部における雌結合要素28およびシャトル26の底
部における雄結合要素28にコーティング材料を送出す
る。このシャトル26のベースにおける雄結合要素28
は移送ユニット14の吐出ステーション24により支承
された雌結合要素30と係合自在である。吐出ライン4
4は、吐出ステーション24における雌結合要素30を
いかに示す同期弁20の1側と接続する。同期弁20の
出口は、図4の説明に関係して以下に詳述する循環ライ
ン45に接続される。この循環ライン45は、各々がス
プレイガン12の1つに接続された一連の個別ガンシャ
トル48に導くガンスプレイライン46により交差され
る。本好適な実施例においては、ガンシャトル48はそ
れぞれ、雄および雌結合要素28、30を有する吐出テ
ーシヨン50、および係合する雄および雌結合要素2
8,30を有する充填ステーション52とを備えてい
る。充填ステーション52は直線状アクチュエータ54
に装着され、このアクチュエータ54はシリンダ56お
よび充填ステーション52に接続された往復動ピストン
58を備えているアクチュエータ54の動作に応じて、
充填ステーション52は、その結合要素が互いに係合す
るように吐出ステーション50と係合および脱係合する
ように移動される。ガンシャトル48のアクチュエータ
54は制御システム55(図1)により制御され、この
制御システム55は、本発明の譲受人が所有するもの
で、ここに全体を引用により取り込むことにする「導電
性コーティング材料の分与装置」と題し、1991年9
月27付きの米国特許出願に詳細に説明してある。この
ような制御システムの詳細な構造と動作は本発明の何ら
の部分も形成しないので、ディスペンサ12がトリガを
押圧するなどにより作動されたとき充填ステーション5
2の移動が生じる点が注目されることを除いて、ここで
は説明は加えない。
【0023】ガンシャトル48と制御システム55は手
動式ディスペンサによってのみ用いられることが理解さ
れるべきである。自動ディスペンサを用いた用途におい
ては、塗布キッチン34(図示省略)に係る制御装置
(図示省略)がディスペンサ12をオン、オフするのに
有効であり、また供給ライン46は各々のディスペンサ
12に直接に接続される。
【0024】移送ユニット14,ピストンポンプ16、
および同期弁20の動作は、以下に示すように、ピスト
ンポンプ16内のコーティング材料の量に応答する一連
の空気式弁により制御される。図3の上部を参照する
と、加圧空気が主空気供給ライン62を通して空気源6
0から、上限弁64にタップライン65を介して、下限
弁66にライン67を介して、さらに共通4方弁68に
タップライン69を介して供給される。弁66および6
8は、それぞれ、モデル番号MJV−3、MJVO−3
および─4としてオハイオ州シンシナチのClippa
rd Laboratory,Inc.により製造され
た形式のものである。上限弁64はパイロットライン7
0により図3に示した4方向弁72の左側に接続され、
これは次に主供給ライン62に接続されたタップライン
74から加圧空気を供給される。下限弁66は、パイロ
ットライン76により4方向弁68の左側に接続され、
さらに個別パイロットライン78により4方向弁72の
逆の右手側に接続される。
【0025】4方向弁72は移送ユニット14に係るリ
ニアアクチュエータ80の動作を制御する。このリニア
アクチュエータ80は、移送ユニット14のシャトル2
6に接続されたピストン84を有するシリンダ82を備
えている。アクチュエータ80の動作に応じて、ピスト
ン84は、図3の左手側に示したように吐出ステーショ
ン24に結合された吐出位置と、シャトル26’と充填
ステーション22’が互いに結合される、図3の右手側
に示したような充填ステーション22に結合されたポン
プ充填位置との間でシャトル26を移動させる。リニア
アクチュエータ80の動作を制御するため、4方向弁7
2は、リニアアクチュエータ80の頂部とピストンポン
プ16の間に延在する動作ライン88に交差するライン
86に接続される。4方向弁72も、以下で明らかにな
る目的のために、パイロットライン90によりリニアア
クチュエータ80の底部に接続される。
【0026】図3の中央部分を参照すると、4方向弁6
8は第1パイロットライン94により同期弁20の左手
側に接続され、また第2パイロットライン96が4方向
弁68から同期弁20の逆の右手側に延在する。上記の
ように、4方向弁68はここに示した並列流路の両者に
共通し、従って、4方向弁68の逆の側または右手側は
パイロットライン76’により下限弁66’から接続さ
れる。
【0027】図3に示したように、本発明の並列流路の
動作は、先ず、一方の流路に係るピストンポンプ16か
らスプレイガン12にコーティング材料を供給し、次に
他方の流路に係るピストンポンプ16’からコーティン
グ材料を供給するという概念に基づくものである。ピス
トンポンプ16はスプレイガン12にコーティング材料
を吐出しているが、ピストンポンプ16’は塗料キッチ
ン34から新しい塗料を充填されつつある。ピストンポ
ンプ16が空の間に、他方のピストンポンプ16’は、
完全に充填されており、さらに同期弁20を介してスプ
レイガン12に塗料を供給するように動作することがで
きる。同期弁20の本体は金属またはその他の導電性材
料から形成され、これは電気ライン23により高圧静電
電源21に接続される。同期弁20を通過する間に、導
電性コーティング材料は静電荷を受け、次にこの帯電コ
ーティング材料はライン45および46を介してディス
ペンサ12に供給される。ピストンポンプ16または1
6’のいずれかがスプレイガン12にコーティング材料
を供給するかに関わらず、塗料キッチン34とスプレイ
ガン12の間には空隙または電圧ブロックが連続的に維
持されて、それらの間のコーティング材料を介して高圧
静電荷の伝導を回避するようにする。
【0028】本説明のため、ピストンポンプ16はシス
テム10の始動時にすでに「プライム」されているかコ
ーティング材料を充填されていると仮定する。このよう
な場合には、ピストンポンプ16に係るピストンロッド
40は、ピストンポンプ16のリザーバが充填されてい
るため上限および下限弁64、66に対して最も高い位
置にある。このような最上位に移動する際に、ピストン
ロッド40は上限弁64に係るスイッチ98をトリップ
し、これによりパイロット空気は上限弁64およびパイ
ロットライン70を通して4方向弁72に流動する。次
に、4方向弁72のスプールは、分岐ライン74からの
空気流が4方向弁72を通してライン86に流入するこ
とを許容される、図3に示した値にシフトする。加圧空
気は動作ライン88に流入し、ここでこの加圧空気は、
図3に示したように上方に流れてリニアアクチュエータ
80を先導すると共に下方に流れてピストンポンプ16
のピストンをそのリザーバの底部に向けて駆動する。リ
ニアアクチュエータ80のピストン84は、ライン88
からのパイロット空気の受容に応じて、シャトル26を
移送ユニット14の吐出ステーション24と嵌合するよ
うに下方に移動させる。その結果、ピストンポンプ16
とシャトル26の間に延在する第2移送ライン42は充
填ステーション22を介して、同期弁20に接続された
吐出ライン44と接続される。ピストンポンプ16内の
ピストンがライン88からの空気流の影響の下で下方に
駆動されると、その中のコーティング材料は、第2移送
ライン42,シャトル26,吐出ステーション24,お
よび吐出ライン44により規定される流路に沿いピスト
ンポンプ16から同期弁20に流動される。
【0029】図2の説明に関係して以下に示すように、
同期弁20は、ピストンポンプ16または16’のいず
れかからコーティング材料を受け、そしてこのようなコ
ーティング材料を循環ライン45およびガン供給ライン
46を介して各々のスプレイガン12に係るガンシャト
ル48に配送する。上記のように、このようなガンシャ
トル48の動作は、米国特許出願継続第07,766,
796号に完全に示された個別制御システムにより制御
される。正常動作環境の下では、各々のガンシャトル4
8の充填ステーション52は、相互に動作されるガンの
トリガ位置などにより、関連するスプレイガン12の活
性化に応じてその吐出および充填ステーション50,5
2が互いに結合されると、同期弁20,循環ライン4
5,およびガン供給ライン46からのコーティング材料
流はこのようなガンシャトル48を通して各々の活性化
スプレイガン12に達し、そこでターゲット基体上に維
持される。スプレイガン12のいずれか1つまたは全て
が消勢されると、それぞれのガンシャトル48の吐出お
よび充填ステーション50および52は互いに切離さ
れ、これによりスプレイガン12へのコーティング材料
流を停止させる。上記のように、ピストンポンプ16ま
たは16’の一方はコーティング材料を同期弁20に与
えるが、他方のピストンポンプはコーティング材料を充
填される。ポンプ充填動作は次のように進行する。一定
時間後、ピストンポンプ16のリザーバ内のコーティン
グ材料は空にされ、そしてそのピストンロッド40はポ
ンプリザーバ内を下方に徐々に移動する。ピストンロッ
ド40は、所定の最下位位置に達すると、下限弁66に
係るスイッチ100を解放する。これは、下限弁66を
閉成すると共に、パイロット空気の流れを、パイロット
ライン76を通して共通4方向弁68の一側に導き、さ
らに第2パイロットライン78を通して4方向弁72の
右手側に導く。このようなパイロット空気流はシステム
10内で、異なる速さで進行する2つの動作を開始させ
る。先ず、パイロットライン76を流れるパイロット空
気は4方向弁68内のスプールの位置をシフトさせ、従
って主供給ライン62およびタップライン69からの動
作空気は共通の4方向弁68を通して第2パイロットラ
イン96に流入することができる。以下にさらに詳述す
るように、第2パイロットライン96からのパイロット
空気は、吐出ライン44’に接続された同期弁20の側
を直ちに開放させるが、ポンプ16からコーティング材
料を移送されている吐出ライン44は閉成することが許
容される。次に、コーティング材料は、ピストンポンプ
16に関係して上で説明した場合と同様にピストンポン
プ16’から供給される。この同期弁20の動作のの遅
れはパイロットライン78を流れるパイロット空気によ
り生成されたシャトル26の移動である。上記のよう
に、パイロットライン78は上限スイッチ64に係るパ
イロットライン70に対抗する4方向弁72の側に接続
される。パイロットライン78からのパイロット空気は
4方向弁72内のスプールをシフトさせ、従って分岐ラ
イン74からの動作空気は4方向弁72を通して、移送
ユニット14に係るリニアアクチュエータ80の底部に
接続されたパイロットライン90に流入する。このパイ
ロット空気は、リニアアクチュータ80のピストン84
が延在し、充填ステーション22と嵌合するように、す
なわち図3の右手側に示したシャトル26’の位置にお
いて上方にシャトル26を移動させることをもたらす。
シャトル26がこの位置にあると、塗料キッチン34か
らのコーティング材料が塗料供給ライン32および充填
ステーション22を通してピストンポンプ16に接続さ
れた移送ライン38に供給される。従って、ピストンポ
ンプ16は塗料キチン34から新しい塗料を受け、また
そのピストンロッド40は以下に示すように上方への移
動を開始する。
【0030】同期弁 本発明の重要な側面は、同期弁20に共に接続された図
3の左手および右手側の個別並列流路の共同作用によ
り、スプレイガン12はコーティング材料をほぼ連続的
に供給できるということにある。
【0031】図2を参照すると、同期弁20の構成は、
コーティング材料のスプレイガン12への流れを遮断す
ることなしに、一方のピストンポンプ16から他方のピ
ストンポンプ16’へのコーティング材料の供給動作の
シフトを可能にする。同期弁20は、それぞれ弁体10
2,102’を有する一対のエアオープン、スプリング
リターン式玉弁101および101’から構成される。
これらの弁101、101’は循環ライン45に接続さ
れた流出口105が交差する通し孔104と共に形成さ
れた中央装着ブロック103に接続される。同期弁20
を形成する弁101、101’は、構造上また機能的に
同じに形成され、従ってここでは弁101についてのみ
詳細に説明することに、弁101’の構造を示すため
「プライム」を付ける他は同じ参照番号を用いることに
する。
【0032】図2の左手側に示したように、弁101の
弁本体102は、ピストンポンプ16に係る吐出ライン
44に接続された流入口112に交差する内孔110を
有して形成される。この内孔110は一端がピストン1
16に接続され、他端がボール120を装着したカラー
118に接続されたロッド114を受容する。ピストン
116は、弁本体102を通して中央装着ブロック10
3内に延在するねじ126により弁本体102の一端に
装着された2片端部キャップ124内に形成された室1
22内で移動自在である。弁本体102および端部キャ
ップ124には空気路128が形成され、これはピスト
ン116の1側に対する第1パイロットライン94から
パイロット空気を移送するように作用する。端部キャッ
プ124とカラー118の間には、インサート134の
座132に大してボール120を駆動するばね130が
延在し、これは中央装着ブロック103の内孔104の
一端部内で螺合受容され、装着ブロック内に形成された
フランジ135に対して静置される。
【0033】吐出ライン44からのコーティング材料は
流入口112を通して内孔110に導入され、ここでコ
ーティング材料はボール120に向けて流れる。ライン
94を介したパイロット空気の供給に応じて、ピストン
116は図2に示したように左手に移動され、そこで座
132からボール120を脱座させ、これによりコーテ
ィング材料の流れを弁本体102の通し孔104に流
し、かつその流出口105から循環ライン45に流動さ
せる。
【0034】同期弁20の動作は共通の4方向弁68に
より、ピストンポンプ16または16’の1つのみから
のコーティング材料流が、コーティング材料の流れが空
のピストンポンプ16または16’から他方のポンプに
シフトする短い時間を除いて、任意の時点で許容され
る。上記のように、空気弁64、66は移送ユニット1
4に係るリニアアクチュエータ80の動作を制御する。
ピストンポンプ16がほぼ空であり、下限弁66がトリ
ップされたときは、4方向弁72は、上記のように、リ
ニアアクチュエータ80の底部への空気流を許容するよ
うに案内される。これは、シャトル26が移送ユニット
14の吐出ステーション24から切離され、充填ステー
ション22に向けて移動することをもたらす。しかし、
下限弁66、4方向弁72、およびアクチュエータ80
の動作は4方向弁68および同期弁20のものよりゆっ
くりしている。シャトル26が吐出ステーション24を
切離し得る前に、同期弁20はすでに位置をシフトして
おり、すなわちパイロット空気がライン76を介して共
通の4方向弁68に供給されており、これは次に、第2
パイロットライン96を通して同期弁20への空気流を
許容することになる。これは直ちに、ボール120’が
その座132’から離れるように移動し、従って、ピス
トンポンプ16’から同期弁20の通し孔104へのコ
ーティング材料流を始動させることをもたらす。このよ
うなボール120’の移動は、シャトル26が吐出ステ
ーション24から切離し得る前に、またボール120が
座132に対して完全に封止する前に発生する。その結
果、ボール120’後退しかつボール120が閉じてい
るとき、ピストンポンプ16は少なくとも若干のコーテ
ィング材料を同期弁20の左手側に接続された吐出ライ
ン44を通して供給し続け、従って、常に同期弁20の
通し孔104を通してコーティング材料が流れることに
なる。シャトル26が吐出ステーション24を完全に切
離し、またばね130が座132に対してボール120
を駆動すると、ボール120’は完全に後退されてピス
トンポンプ16’のみからのコーティング材料流を許容
する。同時に、シャトル26は移送ユニット14の充填
ステーション22に移動されて、以下に示すようにピス
トンポンプ16の充填動作を開始する。
【0035】正常動作条件の下では、移送ユニット14
は、それらの関連するピストンポンプ16および16’
と共に、連続する充填吐出動作を受け、従ってスプレイ
ガン12にはコーティング材料がほぼ連続的に供給され
る。各々のピストンポンプ16、16’に係るピストン
ロッド40の位置に依存して、シャトル26、26’は
コーティング材料をそれらのそれぞれのピストンポンプ
16、16’に供給するか、あるいはそれからのコーテ
ィング材料の吐出を許容するように配置されている。シ
ャトル26および26’は対抗位置にあるように図3に
示されているが、このようなシャトル26および26’
は互いに完全に独立に動作する。従って、シャトル26
および26’は共に、例えばピストンポンプ16が完全
に充填される前にピストンポンプ16が未だコーティン
グ材料を充填されていない場合には、同時にダウン位置
または吐出位置にあることになる。上記のように、同期
弁20の動作は共通の4方向弁68により制御され、こ
れは次に下限弁66および66’の作動に応じて案内さ
れる。これらの下限弁66および66’は、それらの関
連するポンプ16、16’の「空」条件に達したときを
除くとパイロット空気を供給することはない。これが生
じたときは、一方のポンプ16または16’から他方へ
のコーティング材料の供給の移送動作が進行し得ること
になる。
【0036】コーティング材料の循環 上記のように、正常条件の下でのシステム10の動作に
は、一方の並列流路においてピストンポンプ16から、
次に他方の並列流路においてピストンポンプ16から、
次に他方の並列流路においてピストンポンプ16’から
交互にスプレイガン12へのコーティング材料を供給す
ることが含まれる。しかし、スプレイガン12の動作が
ランチブレイクなどのように比較的長い時間の間に終了
するとき、あるいはコーティング生産ラインが一時的に
停止されるときは、コーティング材料はシステム10内
で定常状態のままである。これは、顔料や沈澱物、その
他の固体物が、可能なら停滞しまた定常的であるように
定着することができるというコーティング材料のもつ問
題を提起する。この問題を回避するためには、本発明の
システム10は「循環」モードを備えており、このモー
ドにおいてはコーティング材料は、スプレイガン12が
動作されない間システムを通して絶えず循環可能になさ
れる。
【0037】図4を参照すると、システム10の正常動
作に関連して上記した各要素が用いられて、図4の左手
側の構造を付加すが、コーティング材料の循環を与え
る。本好適な実施例においては、「水」または「循環」
シャトル138は、リニアアクチュエータ144のピス
トン142に接続された充填ステーション140および
塗料戻りライン163に接続された吐出ステーション1
46を有して設けられている。これらの充填ステーショ
ン140および吐出ステーション146は上記の種類の
嵌合結合要素28、30を有している。
【0038】水シャトル138の機能は、循環弁148
および循環/接地弁150により付勢されたときコーテ
ィング材料の塗料キッチン34への、またそれからの循
環流を許容することにある。これらの弁は、モデルN
o.125Vとしてミシガン州KalamazooのH
umphrey Productsにより販売されてい
る種類の弁であると好適である。循環弁148は分岐ラ
イン152により主空気供給ライン62に接続され、ま
た循環/接地弁150は分岐ライン154により空気供
給ライン62に接続される。パイロットライン156は
循環弁148と2方向弁158のパイロットを接続す
る。この2方向弁158は循環ライン45により同期弁
20に接続され、また移送ライン162により水シャト
ル138の充填ステーション140の雌結合要素30に
接続される。以下で示すように、吐出ステーション14
6の嵌合雄結合要素28は戻りライン163により塗料
キッチン34に接続される。循環/接地弁150はパイ
ロットライン164により好適にはモデルNo.FV−
5PとしてHumphrey Productsにより
販売されている種類の4方向弁166のパイロットに接
続される。4方向弁166は分岐ライン168により主
空気供給ライン62に接続され、またパイロットライン
170および172により、水シャトル138に係るリ
ニアアクチュエータ144のそれぞれ頂部および底部に
接続される。
【0039】循環動作を開始させるため、循環弁148
および循環/接地弁150の両者は、それぞれ、それら
のスイッチ173,174を手動でクリップすることに
より「オン」になされる。循環/接地弁150は開放さ
れると、パイロットランプ164を通して4方向弁16
6に加圧空気を送出する。これは、4方向弁166内の
スプールを図4に示した位置にシフトさせ、分岐ライン
164からの空気が4方向弁166を通してパイロット
ライン172に流れることを許容する。次に、水シャト
ル138のリニアアクチュエータ144は充填ステーシ
ョン140を上方に図4に示した位置移動させ、そこで
充填ステーション140と吐出ステーション146は互
いに結合される。
【0040】循環弁148を付勢すると、加圧空気がパ
イロットライン156を通して2方向弁158のパイロ
ットに流される。これにより、2方向弁は図4に示した
位置にシフトされ、従って循環ライン45からのコーテ
ィング材料が2方向弁158を通して移送ライン162
に、次に嵌合充填および吐出ステーション149、14
6を通して戻りライン163に流動される。従って、完
全な流路が、同期弁20から水シャトル138を通し
て、次に戻りライン163まで形成され、これによりコ
ーティング材料はシステムを通して塗料キッチン234
前後を循環される。
【0041】図4に示したシステムの残部は、図3に関
連して以上に示したものに同等であるが、スプレイガン
12があたかも活性化されたように動作する。すなわ
ち、移送ユニット14および14’およびピストンポン
プ16および16’は、コーティング材料なが、スプレ
イガン12を通して吐出される代わりに、水または循環
シャトル138を通して循環されることを除くと、上記
と同様にコーティング材料を受けると共に吐出する。こ
れにより、コーティング材料は、システム10内に一定
運動をなして残留し、コーティング材料内の顔料や沈澱
物、またはその他の固形材料の沈せきをほぼ防止するこ
とが保証される。システム10の正常動作は、循環弁1
48および循環/接地弁150を単に「オフ」にするこ
とによりなされる。
【0042】色変更手順 以上においてはシステム10の正常分与動作およびコー
ティング材料が循環されるがスプレイガン12は動作し
ていない「循環モード」について説明したが、以下で
は、変更する各種ステップについて説明する。本発明の
1つの重要な側面は、一連の異なる洗浄または清浄化ス
テップト同時に行われてシステム10の全ての要素を実
質的に清浄化し、従って色変更動作に係る全体にわたる
ダウンタイムを低減させ得ることにある。説明を簡単に
するため、色変更を行う異なるステップは以下では個別
に説明され、続いて生産環境において動作が進むときの
完全な色変更動作について説明する。
【0043】塗料塗り消し動作 先ず、図5を参照すると、色変更動作の初期ステップ
は、ラインまたはシステム要素のいずれかが洗浄液体で
洗浄される前にシステム10内のコーティング材料のほ
ぼ全てを塗料キッチン34に戻すステップを有してい
る。この動作は、図5で概略図示した「塗り消し」モー
ドと呼ばれる。簡単のため、図5には、塗り消し動作を
行うのに必要なシステム要素のみを示してある。
【0044】本好適な実施例においては、スイッチ18
0を有する塗り消し弁178が分岐ライン182により
主空気供給ライン62に接続される。塗り消し弁178
はモデルNo.125VとしてHumphreyPro
ductsから販売されている種類の手動弁であると好
適である。逆止め弁184がライン190により第二逆
止め弁188に接続される。この第二逆止め弁188
は、次に図3に示したように、システム10の正常動作
の説明に関連して上記した4方向弁72のパイロットに
接続される。
【0045】空気移送ライン194はライン190を図
5の右手側の第二の並列流路に係る逆止め弁188’に
接続する。この逆止め弁188’はパイロットライン1
92’により4方向弁72’のパイロットに接続され
る。上記のように、4方向弁72および72’の各々は
それらのそれぞれの分岐ライン74、74’から動作空
気を受け、それらを通して加圧空気をライン86、8
6’および動作ライン88、88’に移送するのに有効
である。好適には、弁200および200’はライン8
8と88’とパイロットライン201と201’の間に
接続され、これらのラインはそれぞれリニアアクチュエ
ータ80、80’の頂部に延在している。
【0046】「塗り消し」動作を行うために、塗り消し
弁178がそのスイッチ180をフリップすることによ
り「オン」位置に配置される。このようにして、加圧空
気は塗り消し弁178を通して分岐ライン182からラ
イン186に流れ、ここで加圧空気は逆止め弁184を
通してライン190に至る。次に、加圧空気は第2逆止
め弁188および188’の各々を通してそれらのそれ
ぞれの4方向弁72、72’のパイロットに流れる。図
3においてシステムの正常動作と関連して上記したよう
に、4方向弁72、72’に印加されたパイロット空気
により、動作空気は、主空気供給ライン62から4方向
弁72、72’を通して、ライン86、86’および8
8、88’を介して移送ユニット16、16’に係るリ
ニアアクチュエータ80、80’の頂部に移送される。
このパイロット空気の受容に応じて、リニアアクチュエ
ータ80、80’はそれらのそれぞれのシャトル26、
26’を、シャトル26、26’がそれぞれ吐出ステー
ション24、24’に結合される図5に示した位置に移
動させるのに有効である。同時に、動作空気はライン8
8、88’を通して、ピストンを下方に駆動して内部に
残留する塗料を排出するポンプ16、16’に移送され
る。
【0047】共通4方向弁68の位置に依存して、ピス
トンポンプ16または16’の一方からのコーティング
材料は、先ずその関連する移送ユニット14または1
4’を通して、次にライン46を通してスプレイガン1
2に移送される。シャトル26および26’は各々の移
送ユニット14、14’の充填ステーション22、2
2’から切離されるので、塗料キッチン34からのいか
なる付加的なコーティング材料もいずれかのポンプ16
または16’に移送されることはない。その結果、コー
ティング動作はピストンポンプ16、16’内に存在す
るコーティング材料のその量のみと共に進行する。従っ
て、「塗り消し」モードの動作は、システム内のコーテ
ィング材料の特定の量の塗布がほぼ終了したとき開始さ
れ、またピストンポンプ16および16’内のコーティ
ング材料は色変更が望まれる前の特定の塗布を完了させ
るのに十分なことが知られている。
【0048】コーティング材料ダンプ 図6を参照すると、本発明の他の動作特徴が示してお
り、この特徴は、(1)ポンプ16、16’内に残留す
るコーティング材料をシステムから除去するのに有効で
あり、および/または(2)ポンプ16、16’並びに
ポンプ自体に、またそれらから延在するラインの洗浄を
与えるのに有効である。以下の説明において、両並列流
路に共通の構造には同じ参照番号が与えられ、ただし移
送ユニット14’およびポンプ16’に係る流路には
「プライム」が付加される。
【0049】本好適な実施例においては、ダンプ弁20
2、好適にはモデルNo.S125としてHumphr
ey Productsから販売されている種類のもの
が分岐ライン204により主空気供給ライン62に接続
される。ダンプ弁202の出口側はライン206により
逆止め弁208に接続され、次にこの逆止め弁はパイロ
ットライン210により移送ユニット14に係るリニア
アクチュエータ80の底部に接続される。リニアアクチ
ュエータ80の頂部はライン201により弁200に接
続され、この弁のパイロットはライン206に接続され
たタップライン212を介して空気を供給される。弁2
00は図6に示した、リニアアクチュエータ80を、ダ
ンプ弁202を通してライン206の空気流に応じて換
気する位置に移動される。図6に示した右手側並列流路
に係る弁200’および208’はライン206に接続
されたタップライン214を介して動作空気を供給され
る。
【0050】ダンプ弁202が、そのスイッチ203を
フリップすることにより「オン」位置にされると、加圧
空気はダンプ弁202を通してライン206に流れるこ
とが許容される。この加圧空気は逆止め弁208および
208’の各々を流れ、これらの弁は次に、移送ユニッ
ト14、14’のシャトル26および26’が図6に示
したように「アップ」位置に移動されるようにリニアア
クチュエータ80、80’を案内する。この位置におい
ては、シャトル26、26’はそれらのそれぞれの充填
ステーション22および22’に結合され、これらのス
テーションは、塗料供給ライン32を塗料キッチン34
からライン38および38’を介してピストンポンプ1
6および16’の各々に接続し、またピストンポンプ1
6および16’を移送ライン42および42’を介して
塗料戻りライン36に結合する。従って、塗料キッチン
34からピストンポンプ16、16’を通して、また逆
に塗料キッチン34にほぼ連続的な経路が与えられる。
【0051】完全な色変更動作の説明に関連して以下に
さらに詳細に説明するように、塗料キッチン34内のポ
ンピングユニットは、コーティング材料の供給ライン3
2への流れ、またその代わりに、次に各々のピストンポ
ンプ16および16’にまたそれらから上記流路を通し
て循環される水などの直接洗浄液体のライン32への流
れを停止させるように動作する。その結果、図6に示し
たラインの全ては、「ダンプ」モード動作の間の次の色
に対する準備中に1つの色のコーティング材料が洗浄さ
れる。
【0052】撹拌動作 ここで図7を参照すると、「撹拌」動作を行うように機
能するシステム10の各要素が図示してある。このシー
ケンスにおいては、ポンプピストン(図示省略)は、リ
ザーバのベースおよびそれらのそぞれのポンプ16およ
び16’の近傍において短いストロークで上下に移動さ
れ、以下にさらに完全に説明するように、色変更動作の
準備中に内部に残留するコーティング材料を洗浄する。
撹拌シーケンスにおけるシステム動作は、ピストンポン
プ16および16’が、それらのそれぞれのピストンロ
ッド40、40’が下方に移動されてこのような流体を
吐出する前に単に少量の洗浄液体を受けることが許容さ
れることを除くと、図3に示した正常モードに対して上
記したものに類似している。
【0053】撹拌シーケンスと正常動作シーケンスの間
に主要な差は、上限弁64および64’(図1)の各々
の動作が許容されず、それらの機能が次の「撹拌」構造
により行われるという点にある。本好適な実施例におい
ては、撹拌弁22が分岐ライン224により主空気供給
ライン62に接続される。撹拌弁222の流出口はライ
ン228を会して非調節自在圧力調整器226に接続さ
れる。次に、この圧力調整器226は、ライン190に
より第二逆止め弁188に接続された流出口を有する逆
止め弁184にライン230により接続される。この第
2逆止め弁188の流出口はパイロットライン192に
より4方向弁72のパイロットに接続される。以上で詳
述したように、4方向弁72はリニアアクチュエータ8
0を動作させることによりシャトル26の上下運動を制
御する。
【0054】図6の右手側のあの並列流路は同様の構造
を有している。逆止め弁188’がタップライン194
により逆止め弁184からライン190に接続される。
次に、逆止め弁188’がパイロットライン192’に
より4方向弁72’のパイロットに接続される。
【0055】撹拌シーケンスは次のように進行する。撹
拌弁222、「オン」位置への移動に際して、例えばそ
のスイッチ223をフリップすることにより、主空気供
給ライン62からの加圧空気は撹拌弁222を通して圧
力調整器226に流動することが許容される。圧力調整
器226は空気流の圧力をその正常レベルの約1/2に
低減された圧力流はライン230、逆止め弁184およ
びライン190を通して第二逆止め弁188に移送され
る。ライン194はこのような低減された圧力流を第2
逆止め弁188’に移送する。次に、これらの逆止め1
88、188’はそれらのそれぞれの4方向弁72およ
び72’を案内し、これにより動作空気は、それぞれ吐
出ステーション24および24’に結合されたそれらの
「ダウン」位置にシャトル26および26’を移動させ
るアクチュエータ80、80’の頂部に供給される。シ
ャトル26および26’がこの位置にあると、ピストン
ポンプ16、16’のピストンロッド40、40’は以
上で詳述したように、下方に移動してそれらの内容を吐
出する。このようなピストンロッド40、40’が所定
の最下位位置に移動すると、下限弁66および66’が
開放され、上記のように比較的高圧のパイロット空気を
ライン76および78から4方向弁72および72’の
各々の逆側に送出する。これにより、4方向弁72、7
2’のスプールは、動作空気がリニアアクチュエータ8
0、80’の底部に供給され、このようにしてシャトル
26、26’を移送ユニット14、14’の充填ステー
ション22および22’と結合係合するように上方に移
動する如くシフトされる。シャトル26、26’は、充
填ステーション22、22’に結合されると、供給ライ
ン32を介して塗料キッチン34から液体を受容する。
以下に説明する洗浄動作においては、この流体は水など
の洗浄液体であると好適である。
【0056】洗浄液体は充填ステーション22、22’
から移送ライン38、38’の各々を通してそれぞれの
ピストンポンプ16、16’に移送される。従って、ピ
ストンポンプ16、16’は洗浄液体を充填することを
開始し、それらのピストンロッド40、40’は上方に
移動する。ただし、ピストンポンプ16、16’は、4
方向弁72、72’が空気により逆止め弁188、18
8’から再び案内される前は、限定された量の洗浄液体
を受けるだけである。圧力調整器226から逆止め弁1
88、188’に供給された低減圧力空気流は、弁22
2が開放されかつそれぞれライン192、192’を介
して4 方向弁72、72’の一側を案内する「空気ば
ね」として使用するとき常に存在する。逆止め弁18
8、188’からの低減圧パイロット空気は、制限弁6
6、66’により弁72、72’の他側に供給されるよ
り高圧の空気が除去されると直ちに、弁72、72’の
スプールを図7に示した位置に移動させるのに有効であ
る。これは、ポンプ16、16’がそれらのピストンシ
ヤフト40、40’を再充填すると共に上昇させ始め、
これにより弁66、66’が閉成されかつライン76、
76’およびライン78、78’を通して弁72、7
2’に流れる高圧空気を遮断すると直ちに発生する。従
って、ピストンポンプ16、16’はほんのわずかの間
塗料キッチン34に接続されることが許容される。4方
向弁72、72’は、逆止め弁188、188’により
案内されると、それらのそれぞれのシャトル26、2
6’を充填ステーションから切離すると共にシャトル2
6、26’を吐出ステーション24、24’に復帰させ
る。次に、ピストンポンプ16、16’が付勢されてこ
れらから洗浄液体を吐出する。その結果、各々のピスト
ンポンプ16、16’のピストンは、これらのピストン
ポンプ16、16’のリザーバが先ず部分的に洗浄液体
を充填され、次に空にされると、短いストロークで上下
に移動される。この「撹拌」動作は異なる色のコーティ
ング材料を受ける準備中にピストンポンプ16、16’
を有効に洗浄する。
【0057】水洗浄動作 図8を参照すると、色変更動作の準備中にシステム10
を洗浄することに関連して有用なさらに他の動作シーケ
ンスが図示してある。この動作シーケンスの目的は、他
の動作が達していないシステムの各要素、すなわち
(1)移送ユニット14、14’を同期弁20に接続す
るライン44、44’、(2)同期弁20、(3)同期
弁20をガンシャトル48に接続するライン46、
(4)ガンシャトル48自体、および(5)スプレイガ
ン12を含む各要素を洗浄することにある。
【0058】塗料キッチン34の内部に収容されたポン
ピングユニット(図示省略)が用いられて、洗浄液体
を、他端部が水シャトル138の吐出ステーション14
6で雄結合要素28に接続された水供給ライン246に
送出する。水シャトル138に係る充填ステーション1
40の雌結合要素30はライン248により2方向弁2
50に接続される。この2方向弁250は、次に、戻り
ライン252により移送ユニット14に係る吐出ライン
44’に接続される。第2逆止め弁256がタップライ
ン258内に支承され、このラインは戻りライン44と
接続するものである。これらの移送ライン44、44’
は同期弁45により接続され、次にこの弁は循環ライン
45およびガン供給ライン46によりスプレイガン12
に係るガンシャトル48に接続される。上記のように、
これらのガンシャトル48はガンシャトル制御装置55
により制御され、この制御装置は、この水洗浄動作シー
ケンスにおいては各々のガンシャトル48のリニアアク
チュエータ54を、それらのそれぞれの吐出および充填
ステーション50、52が互いに結合されるように、付
勢するように動作する。手動式スプレイガンの代わりに
自動ディスペンサが用いられる用途においては、ガンシ
ャトル48は除去され、洗浄液体はライン45および4
6をスプレイガン12に直接接続される。
【0059】水洗浄動作を開始するため、水洗浄弁26
2のスイッチ260が「オン」位置に移動され、これに
より主空気供給ライン62からの動作空気はライン26
4を介して水洗浄弁262に流れることが許容される。
この動作空気は水洗浄弁262を出て、2方向弁250
のパイロットに接続されたパイロットライン266に流
入する。水洗浄弁262が作動されると同時に、循環/
接地弁150が「オン」位置に移動され、これは、図4
の説明に関連して上記したように、水シャトル138の
充填ステーション140および吐出ステーション146
が互いに結合することをもたらす。従って、完全な流路
が形成され、そこでは水などの洗浄液体は水供給ライン
246およびおよび水シャトル248を通して塗料キッ
チン34からライン248を介して2方向弁250に移
送される。2方向弁250は水洗浄弁262により開放
されているので、洗浄水は戻りライン252およびタッ
プライン258を通して移送ユニット14、14’に係
る吐出ライン44、44’の各々への流動を継続する。
洗浄水は、吐出ライン44、44’から同期弁20を通
して、次にガンシャトル48を通すか、または直接のい
ずれかによりディスペンサ12の各々への流動を継続す
る。従って、これらの要素の全ては異なる色のコーティ
ング材料の準備中に洗浄液体により洗浄される。
【0060】完全な色変更動作 ここで、図4〜図8を参照すると、生産環境における完
全な色変更動作は次のように進行する。初めに、コーテ
ィング材料をシステム10に供給する塗料キッチン34
内のポンプがオフになされる。次に、塗り消し弁178
が「オン」になされ、これは、シャトル26および2
6’の両者を図5に示したダウン位置に移動させ、弁2
00および200’は同図に示した位置にある。上記の
ように、コーティング動作はシャトル26、26’をダ
ウンにした状態で継続できるが、塗り消し弁178が付
勢されたときピストンポンプ16、16’内に存在する
コーティング材料のみがスプレイガン12に供給され
る。シャトル26、26’はダウン位置にあり、塗料供
給はオフにされているのでより多くの付加的な塗料がポ
ンプ16、16’に付加されることはない。
【0061】「塗り消し」シーケンスにおいて塗料の全
てがポンプ16、16’から除去される前にコーティン
グ動作が終了すると仮定すると、色変更動作における次
のステップは、ピストンポンプ16、16’から全ての
コーティング材料を完全に空にすることにある。これを
実現するために、システムは、シャトル26および2
6’がダウン位置に残留するように塗り消し弁178を
「オン」にしたまま循環弁148および循環/接地弁1
50を「オン」にすることによりわずかに修正された
「循環」モードに配置される。シャトル26および2
6’がダウン位置に、また循環弁148および循環/ 接
地弁150を「オン」にすると、コーティング材料は、
循環動作モードに関連して上記したように、ピストンポ
ンプ16および16、16’の各々から水シャトル138
を通し、また塗料キッチン34に移送される。すなわ
ち、各々のピストンポンプ16、16’は、その関連す
る移送ライン42、42’および吐出ライン44、4
4’を通して同期弁20にコーティング材料を移送す
る。コーティング材料は、上記のように同期弁20から
水シャトル138に流れ、そこから塗料戻りライン16
3を介して塗料キッチン34に戻される。シャトル26
および26’は塗り消し弁178により「ダウン」位置
に維持されているので、システムには新しい塗料または
洗浄液体は供給されず、従って、ピストンポンプ16お
よび16’はほぼ完全に空になされる。
【0062】色変更動作の次のステップは塗料キッチン
34の内部に発生し、ここで水などの洗浄液体は主塗料
供給ライン32に転流される。塗料キッチン34の内部
に収容された個別ポンプ(図示省略)は水などの洗浄液
体源に接続された流入口と塗料供給ライン32に接続さ
れた流出口を有する。
【0063】ここで、システム洗浄動作が、システム1
0のほぼ各々のラインと要素が同時に洗浄されるように
開始される。この洗浄動作は、塗り消し弁178をオフ
にし、次にダンプ弁202、撹拌弁222、水洗浄弁2
62、および循環/接地弁150を「オン」にすること
により開始される。ダンプ弁202はシャトル26およ
び26’を図6に示した「アップ」位置に移動させ、こ
れらは、以下に示す次の動作シーケンスまでそこに残留
する。ダンプ、撹拌、および水洗浄動作は上記のように
同時に進行する。「ダンプ」動作モードにおいては、洗
浄水は図6に示したラインおよび要素の各々を通して移
送され、従って、塗料供給ライン32、充填ステーショ
ン22、22’、シャトル26、26’、移送ライン3
8、38’、ピストンポンプ16、16’、第2移送ラ
イン42、42’、および戻りライン36を洗浄する。
ピストンポンプ16、16はさらに上記の撹拌サイクル
により洗浄される。「水洗浄」はシーケンスは、上記の
ようにまた図8に示したように、吐出ライン44、4
4’、同期弁20、循環ライン45、およびガン供給ラ
イン46を含むシステムの残る要素の殆どを洗浄する。
ガンシャトル制御装置55がこの時点で動作されてガン
シャトル48およびスプレイガン12の洗浄も許容す
る。さらに、循環弁148もこの時点で閉成されて、水
シャトル138を通しての、また塗料戻りライン36へ
の洗浄水の流れを得てそれを洗浄する。
【0064】洗浄動作における次のステップは撹拌弁2
22を簡単に閉成することにあり、一方ダンプ弁20
2、水洗浄弁262、および再循環/接地弁150は開
放のままであることが許容される。撹拌弁222を簡単
に閉成することによりピストンポンプ16、16’は少
なくとも部分的に水を充填されることが許容される。次
に、弁の全ては、上記のように、ピストンポンプ16お
よび16’を空にする塗り消し弁178を除いて閉成さ
れる。これにより、洗浄水は移送ライン42、42’を
通してシャトル26、26’に、次に洗浄動作のいずれ
かにより予め洗浄されていない吐出ステーション24お
よび24’を通して蓄積される。
【0065】最後に、塗り消し弁178が再び閉成さ
れ、またオペレータは撹拌の2〜3サイクルの間、すな
わち、ピストンポンプ16および16’内のピストンが
2〜3回上方および下方に移動する間に、ダンプ弁20
2、撹拌弁222、水洗浄弁262、および循環/接地
弁150を開放する。次に、塗料キッチン34からの洗
浄水の供給が終了され、また塗料供給ライン32に接続
されたライン(図示省略)を通しての圧縮空気流と置き
換えられる。この圧縮空気は、上記弁の全てを開放した
ままシステムを通して流れることが許容されて、システ
ムに残留する洗浄水を除去する。次に、全ての弁がオフ
にされ、また塗料キッチン34内のポンプがオンにされ
てシステム10に異なる色の新しい塗料を再供給する。
【0066】システム10は、上記循環/接地弁150
の動作に依存する塗料キッチン34に係る安全特性を有
している。一対の安全ドアロック弁275および27
7、好適にはモデルNo.FV−3PとしてHumph
rey Productsから販売されている種類のも
のが本発明のポンプおよびシャトルを収容するキャビネ
ット(図示省略)に含まれている。これについては図1
を参照されたい。タップライン279は空気供給ライン
から加圧空気を弁277に直接移送し、また分岐ライン
281は弁275をライン279に接続する。弁27
5、277の出力はそれぞれライン283、285によ
り共通逆止め弁287に接続され、この逆止め弁の出力
はライン289により循環/接地弁150を通して弁1
6のパイロットに接続される。塗料キッチン34のドア
が開放されると、安全弁275、277の一方または両
者は、加圧空気流が循環/接地弁150を通して移送さ
れるように案内される。これは充填ステーション140
を水シャトル138の吐出ステーション146と接続
し、これにより水洗浄動作に関連して(図8を参照)以
下に示すように、ライン246を通してシステムへの水
の流れが許容され、スプレイガン12に係る静電気が接
地されることをもたらす。
【0067】図9、図10、および図11の他の実施例 図9、図10、および図11を参照すると、図1〜図8
に示され、以上で詳細に示されたシステム300が図示
してある。システム300は、ライン32および36を
介して移送ユニット14、14’に接続された単一色の
専用塗料源302を取り込むと好適である。移送ユニッ
ト14、14’の構造と動作は上記のものと同等であ
る。ただし、システム300は単一で専用の塗料源30
2を用いているので、色変更動作を行いかつシステム1
0を清浄化または洗浄するための図1〜図8の実施例に
係る構造はシステム300では排除される。さらに、本
実施例においては、同期弁20はライン304により1
つ以上のディスペンサ12に直接接続される。ライン3
04を通して同期弁12から移送されたコーティング材
料は、図1〜図8に関連して上記したと同様に、ライン
23により同期弁20に接続された電源21により静電
帯電される。システム300は、主として、手動式ハン
ドヘルドガンよりも自動スプレイガンまたは回転噴霧器
と共に用いられると好適である。
【0068】図9および図10の実施例はさらに、コー
ティング材料を塗料源302に逆に循環させて、ディス
ペンサ12が動作していないとき移動しているコーティ
ング材料を維持する構造も有している。図10におい
て、図1〜図8に関連して上記した循環シャトル13
8、4方向弁166、ドア弁275、277、および逆
止め弁287に接続された入力とライン292により四
方向弁166のパイロットに接続された出力を有する第
2逆止め弁290が付加される。さらに、シャトル13
8の充填ステーション140と塗料供給ライン32の間
に第1コネクタライン293が接続され、またシャトル
138の吐出ステーション146と戻りライン36の間
に第2コネクタライン294が接続される。
【0069】安全ロックドア弁275または277のい
ずれかの開放に応じて、パイロット空気が逆止め弁28
7、ライン291、および第2逆止め弁290を通して
4方向弁166のパイロットに供給される。上記のよう
に、4方向弁16は、案内されると、シャトル138の
充填ステーション140がその吐出ステーション146
と結合することをもたらし、従って、ライン304か
ら、第1コネクタライン293を通してシャトル13
に、次に第2コネクタライン294を通し、戻りライン
36を介して塗料源302に至る流路を与える。コーテ
ィング材料は、ディスペンサ12をほぼバイパスし、か
つこのような流路に沿いソース320へ、それから移送
され、一方システム300の残部は、コーティング材料
がディスペンサ12に供給されていたかのように動作さ
れる。
【0070】図10に示した他の実施例においては、図
9の場合と同様に同じ循環構造が示してあり、ただし、
電気ライン296により制御装置299に接続され、さ
らに空気ライン297により空気供給ライン62に接続
された電磁弁295が付加される。制御装置299はパ
ーソナルコンピュータなどの標準プログラマブル制御装
置であり、これはさらに図示してない方法でディスペン
サ12に操作的に接続される。次に、電磁弁295はラ
イン298により第2逆止め弁290に接続される。電
磁弁295の目的は、ディスペンサ12が動作している
か否かに依存してコーティング材料の循環を可能にする
ことにある。例えば、自動ディスペンサ12が用いられ
たとき、制御装置299は、必要に応じてディスペンサ
12をオン、オフするのに有効である。制御装置299
がディスペンサ12をオフにすると同時に、ライン29
6を介して信号が電磁弁295に供給され、それを通っ
てライン298に入り、第2逆止め弁290に至ことを
許容するように付勢される。この空気流は4方向弁16
6を案内し、これは、上記のように、循環シャトル13
8の充填ステーション146に結合すると共にコーティ
ング材料を塗料源302にそれから循環させることをも
たらす。従って、図10の実施例は、図10においては
循環がディスペンサ12の閉成により開始されることを
除いて、図9のようにシステム300を通してコーティ
ング材料のほぼ同じ循環動作を可能にする。
【0071】ここで特に図11を参照すると、図9のシ
ステムが、異なる着色コーティング材料が1つ以上のデ
ィスペンサ12に供給されることを許容する構成をなし
て図示してある。図11に概略的に示したように、異な
る3種の個別着色塗料302A、302B、302C源
がコーティング材料を、それぞれ、3つの個別システム
300A、300B、および300Cに供給する。これ
らのシステム300A、300B、および300Cの各
々は図9または図10に示したシステム300に対して
構造および機能が同等である。各々の個別システム30
0A、300B、300Cは、個別供給ライン306
A、306B、306Cにより、本発明の譲渡人が所有
するKolibasに対する米国特許第4,657,0
47号に示された種類の色変更器308に接続される。
この特許で詳しく示してあるように、色変更器308は
ライン310を介して選択された色をディスペンサ12
に供給するのに有効である。各々の個別のシステム30
0A、300B、300Cは単一色を供給するので、色
変更器308、ライン310、およびディスペンサ12
に対する場合を除いて、色変更器の間ではいかなる洗浄
またはその他の清浄化動作は必要とされない。このよう
な洗浄動作は米国特許第4,657,047号に示した
ように容易かつ迅速に実施することができ、従って色変
化の間のダウンタイムをほぼ制限する。
【0072】図9、図10、及び図11に示した本発明
の実施例に従って図1〜図8に対して単純化したものを
提供し、また特に自動スプレガンを用いた高容量の塗布
に有用である。
【0073】本発明は好適な実施例を参照して説明され
たが、本発明の範囲から逸脱せず多くの変更が可能であ
り、またその各構成要素等価なもので置き換える事がで
きることが当業者により理解されるべきである。更に、
本発明の本質的な範囲から逸脱せずに、その教えに対し
て特定の状況又は材料を適合させる多くの変形が可能で
ある。従って、本発明は、これを実施するための最良の
態様として開示された特定の実施例に制限されるもので
はなく、本発明は添付した請求の範囲内に入る全ての実
施例を含む事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性コーティング材料を送出する並
列流動システムの全体にわたる概略図である。
【図2】本発明の共通同期弁の一部断面図である。
【図3】正常動作条件の間に動作する図1のシステムの
要部を示す概略図である。
【図4】「循環」機能を実施するために用いられる図1
のシステムの要部を示す概略図である。
【図5】「塗り消し」動作シーケンスを実施するために
用いられるシステムの要部を示す概略図である。
【図6】「ダンプ」手順を実施するために用いられる全
体にわたるシステムの要部の概略図である。
【図7】本発明の「攪拌」機能を実施する図1のシステ
ムの要部を示す概略図である。
【図8】「水洗浄」機能を実施するために用いられる図
1のシステムの要部を示す概略図である。
【図9】本発明の装置の他の実施例の概略図である。
【図10】本発明の装置のさらに別の実施例の概略図で
ある。
【図11】並列に3個の装置が異なる着色塗料源にそれ
ぞれ接続された状態を示す図9の実施例の概略ブロック
図である。
【符号の説明】
10 並列流れシステム 12 スプレガン又は噴霧器 14 移送ユニット 16 ピストンポンプ 20 同期弁 22 充填ステーション 24 吐出ステーション 26 シャトル 28,30 結合要素 32 塗料供給ライン 34 塗料キッチン 44 吐出ライン 46 ガン供給ライン 48 ガンシャトル 50 吐出ステーション 52 充填ステーション 54 アクチュエータ 55 制御システム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性コーティング材料の供給装置であ
    って、 導電性コーティング材料源にそれぞれ接続するように構
    成された第一リザーバおよび第二リザーバと、 これらの第一リザーバおよび第二リザーバを少なくとも
    1つのコーティングディスペンサに接続する流れ制御手
    段と、 前記第一リザーバおよび第二リザーバからのコーティン
    グ材料を前記流れ制御手段を通して前記コーティングデ
    ィスペンサに交互に移送して基体上に吐出する手段と、 前記コーティングディスペンサから吐出されるコーティ
    ング材料を帯電する手段と、 前記第一リザーバが前記流れ制御手段を通して前記コー
    ティングディスペンサにコーティング材料を供給してい
    るとき、前記第一リザーバを前記導電性コーティング材
    料源から電気的に絶縁する手段と、 前記第二リザーバが前記流れ制御手段を通して前記コー
    ティングディスペンサにコーティング材料を供給してい
    るとき、前記第二リザーバを前記導電性コーティング材
    料源から電気的に絶縁する手段とを具備する導電性コー
    ティング材料の供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第一および第二リザーバは、これら
    におけるコーティング材料の移動を制御する上限表示手
    段および下限表示手段を有する請求項1記載の導電性コ
    ーティング材料の供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第一リザーバの前記上限手段がトリ
    ガされたとき、コーティング材料流が遮断され、また前
    記第一リザーバの前記下限手段がトリガされたとき、前
    記流れ制御手段は、前記第一リザーバからコーティング
    ディスペンサへの塗料の供給を前記第二リザーバに移す
    請求項2記載の導電性コーティング材料の供給装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも一方のコーティングディ
    スペンサが動作していないときにコーティング材料を前
    記導電性コーティング材料源からおよびこの材料源に循
    環させる手段をさらに備える請求項1記載の導電性コー
    ティング材料の供給装置。
  5. 【請求項5】 導電性コーティング材料の少なくとも1
    つのコーティングディスペンサへの供給装置であって、 少なくとも1つのコーティングディスペンサに接続され
    た色変更装置と、 この色変更装置と個別の導電性コーティング材料源にそ
    れぞれ接続された多数の並列電圧ブロックシステムであ
    って、 (i)それぞれが導電性コーティング材料源に接続する
    ように構成された第一リザーバおよび第二リザーバと、 (ii)これらの第一リザーバおよび第二リザーバを少
    なくとも1つのコーティングディスペンサに接続する流
    れ制御手段と、 (iii)コーティング材料を前記第一リザーバおよび
    前記第二リザーバから前記流れ制御手段を通してコーテ
    ィングディスペンサに交互に伝達して基体上に吐出する
    手段と、 (iv)前記コーティングディスペンサから吐出される
    コーティング材料を帯電する手段と、 (v)前記第一リザーバがコーティング材料を前記流れ
    制御手段を通して前記コーティングディスペンサに供給
    しているとき、前記第一リザーバを前記導電性コーティ
    ング材料源から電気的に絶縁する手段、 前記第二リザーバが前記流れ制御手段を通して前記コー
    ティングディスペンサにコーティング材料を供給してい
    るとき、前記第二リザーバを前記導電性コーティング材
    料源から電気的に絶縁する手段とを備えた並列電圧ブロ
    ックシステムとを具備する導電性コーティング材料の少
    なくとも1つのコーティングディスペンサへの供給装
    置。
  6. 【請求項6】 導電性コーティング材料の少なくとも1
    つの静電コーティングディスペンサへの供給方法であっ
    て、 コーティング材料を供給源から2つのリザーバに移送す
    るステップと、 コーティング材料を前記2つのリザーバから流れ制御手
    段に移送するステップと、 コーティング材料を前記第一リザーバおよび前記第二リ
    ザーバから前記流れ制御手段を通してコーティングディ
    スペンサに交互に移送するステップと、 コーティング材料が前記流れ制御手段を通して前記第一
    リザーバからコーティングディスペンサに移送されると
    き前記第一リザーバを前記供給源から電気的に絶縁する
    ステップと、 コーティングディスペンサから噴霧されたコーティング
    材料を帯電するステップとを含む導電性コーティング材
    料の少なくとも1つの静電コーティングディスペンサへ
    の供給方法。
  7. 【請求項7】 前記第一および第二リザーバに供給され
    たコーティング材料が上限値に達した時点を検出し、次
    にこれに応じて前記リザーバへの供給源からのコーティ
    ング材料流れを終了させるステップと、 前記第一および第二リザーバのいずれか一方が前記流れ
    制御手段を通してコーティングディスペンサにコーティ
    ング材料を供給している場合にコーティング材料が下限
    値に達する時点を検出し、次にこれに応じて前記流れ制
    御弁をシフトさせて前記第一および第二リザーバの他方
    からの、前記流れ制御弁を通してのコーティング材料の
    コーティングディスペンサへの供給を開始するステップ
    とを更に含む請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記下限値が、前記流れ制御手段を通し
    て前記コーティングディスペンサにコーティング材料を
    供給している前記一方のリザーバにおいて検出されたと
    き、前記流れ制御手段をシフトさせるステップに加え
    て、前記リザーバを前記静電コーティングディスペンサ
    から絶縁し、前記下限値の検出に応じて前記供給源から
    前記リザーバを再充填するステップをさらに含む請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】 2種類またはそれ以上の色の導電性コー
    ティング材料のコーティングディスペンサへの供給方法
    であって、 第一の色のコーティング材料を第一供給源から第一およ
    び第二リザーバに移送するステップと、 前記第一の色のコーティング材料を前記第一および第二
    リザーバから第一の流れ制御弁に移送するステップと、 第二の色のコーティング材料を第二供給源から第三およ
    び第四リザーバに移送するステップと、 前記第二の色のコーティング材料を前記第三および第四
    のリザーバから第二の流れ制御弁に移送するステップ
    と、 前記第一の色のコーティング材料を前記第一の流れ制御
    弁を通して前記第一または第二のリザーバから色変更マ
    ニホールドに移送するステップと、 前記第二の色のコーティング材料を前記第二の流れ制御
    弁を通して前記第三または第四のリザーバから前記色変
    更マニホールドに移送するステップと、 前記色変更マニホールドを動作させ、これを通して前記
    第一または第二の色のコーティング材料を前記コーティ
    ングディスペンサに移送するステップと、 前記色変更マニホールドにコーティング材料を供給して
    いる前記第一、第二、第三、または第四のリザーバのい
    ずれかのそれらのそれぞれの第一または第二の供給源か
    らそれらを電気的に絶縁するステップと前記コーティン
    グディスペンサから噴霧されたコーティング材料を静電
    的に帯電するステップとで構成される2種またはそれ以
    上の色の導電性コーティング材料のコーティングディス
    ペンサへの供給方法。
  10. 【請求項10】 前記第一の色のコーティング材料を移
    送するステップは、前記一方のリザーバがコーティング
    材料を欠如したとき、前記第一および第二のリザーバの
    一方から色変更マニホールドに移送された前記第一の色
    のコーティング材料の流れを他方のリザーバに切替える
    ステップをさらに含む請求項9記載の方法。
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