JPH061974Y2 - タイル - Google Patents
タイルInfo
- Publication number
- JPH061974Y2 JPH061974Y2 JP1986088590U JP8859086U JPH061974Y2 JP H061974 Y2 JPH061974 Y2 JP H061974Y2 JP 1986088590 U JP1986088590 U JP 1986088590U JP 8859086 U JP8859086 U JP 8859086U JP H061974 Y2 JPH061974 Y2 JP H061974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- nut member
- hole
- main body
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建造物の内装用のタイルに関するものであ
る。
る。
一般に家庭の風呂や台所で用いられている内装用のタイ
ルの質は磁器、せっ器、陶器で、しかも表面に釉薬を施
した極めて固いものであるため、その施工面に後からネ
ジ等の止め具を使用して棚等の被取付体を取付けること
はできない。勿論、タイルに穴を開ける専用工具もある
ことから、これにより開けた穴にナットを埋め込むか、
基礎ボルトを埋め込むことによりネジ等の止め具の使用
が可能となり、かかる場合には棚等を接地することも可
能となる。
ルの質は磁器、せっ器、陶器で、しかも表面に釉薬を施
した極めて固いものであるため、その施工面に後からネ
ジ等の止め具を使用して棚等の被取付体を取付けること
はできない。勿論、タイルに穴を開ける専用工具もある
ことから、これにより開けた穴にナットを埋め込むか、
基礎ボルトを埋め込むことによりネジ等の止め具の使用
が可能となり、かかる場合には棚等を接地することも可
能となる。
しかしながら、このようなタイル面への後加工は素人が
日曜大工的に行うことは極めて困難であり、タイル施工
面を破壊してしまう危険もあった。
日曜大工的に行うことは極めて困難であり、タイル施工
面を破壊してしまう危険もあった。
従って、タイル施工後に棚等の設置が必要になった場合
には通常では吸盤や接着剤を利用する以外になく、頑丈
なものは出来難いものであった。
には通常では吸盤や接着剤を利用する以外になく、頑丈
なものは出来難いものであった。
この考案は上記の点に鑑み、タイル施工面に後から棚等
の被取付体の取付けを容易にし、しかも、体裁を損なわ
せず、浴室の壁に使用したときにも浴室内の湿気を壁内
に進入させないタイルを提供することを目的としてい
る。
の被取付体の取付けを容易にし、しかも、体裁を損なわ
せず、浴室の壁に使用したときにも浴室内の湿気を壁内
に進入させないタイルを提供することを目的としてい
る。
上記目的を達成するため、この考案はタイル本体の表面
の少なくとも一個所に貫通孔又は凹孔を設け、該貫通孔
には袋状のナット部材を、凹孔には貫通状のナット部材
をタイル本体の表面から所定深さ沈むように挿入、固着
するとともに、該ナット部材に、前記沈み量に対応する
厚さの頭部を有する化粧ボルトを仮螺入したものであ
る。
の少なくとも一個所に貫通孔又は凹孔を設け、該貫通孔
には袋状のナット部材を、凹孔には貫通状のナット部材
をタイル本体の表面から所定深さ沈むように挿入、固着
するとともに、該ナット部材に、前記沈み量に対応する
厚さの頭部を有する化粧ボルトを仮螺入したものであ
る。
次に、この考案を添付図面に示す実施例に基づいて説明
する。
する。
第1図乃至第3図は、この考案の第一の例を示すもので
ある。図において、1はタイル本体で、該タイル本体1
の表面の少なくとも一個所にはボルトからなる止め具2
に対応するナット部材31からなる受け部3が設けられ
ている。
ある。図において、1はタイル本体で、該タイル本体1
の表面の少なくとも一個所にはボルトからなる止め具2
に対応するナット部材31からなる受け部3が設けられ
ている。
前記ナット部材31は第2図示の如くタイル本体1にそ
の成形段階(或いは後から)で形成した凹孔11に頭部
がタイル本体の表面から所定深さ沈むように挿入し、凹
孔11とナット部材31との間に適当な接着剤4を充填
することにより固定してなる。尤も、タイル本体1の厚
さが薄く、このような方法ではナット部材31のネジ部
の深さが充分に確保できない場合にはタイル本体1に貫
通孔(図示せず)を設け、これにタイル本体の厚さより
長い袋ナットを裏面側にのみ突出するように固設すると
よい。このナット部材31のタイル本体1の裏面側に突
出した部分はタイルの裏足としてタイル施工の際の接着
力を増すために利用できる。
の成形段階(或いは後から)で形成した凹孔11に頭部
がタイル本体の表面から所定深さ沈むように挿入し、凹
孔11とナット部材31との間に適当な接着剤4を充填
することにより固定してなる。尤も、タイル本体1の厚
さが薄く、このような方法ではナット部材31のネジ部
の深さが充分に確保できない場合にはタイル本体1に貫
通孔(図示せず)を設け、これにタイル本体の厚さより
長い袋ナットを裏面側にのみ突出するように固設すると
よい。このナット部材31のタイル本体1の裏面側に突
出した部分はタイルの裏足としてタイル施工の際の接着
力を増すために利用できる。
なお、前記ナット部材31の材質はプラスチックでも金
属でもよいが、金属の場合は錆ない材質のものか、錆な
いための加工を施したものを用いることが肝要である。
属でもよいが、金属の場合は錆ない材質のものか、錆な
いための加工を施したものを用いることが肝要である。
前記の如くタイル本体1に埋設したナット部材31には
前記ナット部材の頭部のタイル本体の表面からの沈み量
に対応する厚さの頭部を有する化粧ボルト33が仮螺入
される。この化粧ボルト33の頭部として第2図示の如
く、タイル質或いは他の適当な材料により化粧物32が
施されることが好ましい。
前記ナット部材の頭部のタイル本体の表面からの沈み量
に対応する厚さの頭部を有する化粧ボルト33が仮螺入
される。この化粧ボルト33の頭部として第2図示の如
く、タイル質或いは他の適当な材料により化粧物32が
施されることが好ましい。
上記実施例によれば、タイル本体1は第3図示の如く建
物の壁面40にセメント等の接着剤41を介して通常の
ように張ることができ、張った後、ナット部材31のネ
ジ部に仮螺入していた化粧ボルト33を取り外し、これ
に頭付きボルト21の先端を螺入すれば被取付体6を取
付けることが可能となる。
物の壁面40にセメント等の接着剤41を介して通常の
ように張ることができ、張った後、ナット部材31のネ
ジ部に仮螺入していた化粧ボルト33を取り外し、これ
に頭付きボルト21の先端を螺入すれば被取付体6を取
付けることが可能となる。
また、特に図示していないが、頭部のない全ネジにネジ
廻しの先端をあてがうすり割りや棒スパナーをあてがう
六角穴をもったボルトの一部をナット部材31に予め螺
入し、このボルトを利用して被取付体6を取付けるよう
にしてもよい。
廻しの先端をあてがうすり割りや棒スパナーをあてがう
六角穴をもったボルトの一部をナット部材31に予め螺
入し、このボルトを利用して被取付体6を取付けるよう
にしてもよい。
なお、この考案は上記一つの実施例を挙げて説明した
が、使用場所や使用目的によりこれらの例のみに限定さ
れるものではないことは言うまでもない。
が、使用場所や使用目的によりこれらの例のみに限定さ
れるものではないことは言うまでもない。
以上説明したように、この考案はタイル本体の表面の少
なくとも一個所に貫通孔又は凹孔を設け、該貫通孔には
袋状のナット部材を、凹孔には貫通状のナット部材をタ
イル本体の表面から所定深さ沈むように挿入、固着する
とともに、該ナット部材に、前記沈み量に対応する厚さ
の頭部を有する化粧ボルトを仮螺入したことを特徴とし
ているから、タイル施工面に後から穴をあけ、ボルトや
ナットを埋め込むような加工を施すことなく棚等の被取
付体を取付けることが可能となる。しかも、吸盤や接着
剤を利用して取付けた棚等と比して極めて頑丈になると
いう優れた効果を奏するものである。
なくとも一個所に貫通孔又は凹孔を設け、該貫通孔には
袋状のナット部材を、凹孔には貫通状のナット部材をタ
イル本体の表面から所定深さ沈むように挿入、固着する
とともに、該ナット部材に、前記沈み量に対応する厚さ
の頭部を有する化粧ボルトを仮螺入したことを特徴とし
ているから、タイル施工面に後から穴をあけ、ボルトや
ナットを埋め込むような加工を施すことなく棚等の被取
付体を取付けることが可能となる。しかも、吸盤や接着
剤を利用して取付けた棚等と比して極めて頑丈になると
いう優れた効果を奏するものである。
さらに、本願考案は、ナット部材がその目的のために
使用されないときに、該ナット部材が化粧ボルトで隠さ
れ、タイル本体の表面に露出しないので体裁を損なわせ
ず、商品価値を高める。
使用されないときに、該ナット部材が化粧ボルトで隠さ
れ、タイル本体の表面に露出しないので体裁を損なわせ
ず、商品価値を高める。
前記化粧ボルトの頭部はタイル本体の表面から沈み込
むので、出っ張ることがなく、危険になることがない。
浴室の壁に使用したときにも浴室内の湿気がナット部
材から壁内に進入しないことがないなどの優れた効果を
奏する。
むので、出っ張ることがなく、危険になることがない。
浴室の壁に使用したときにも浴室内の湿気がナット部
材から壁内に進入しないことがないなどの優れた効果を
奏する。
第1図乃至第3図はこの考案の第一の例を示し、第1図
はナット部材を埋設したタイル本体の斜視図、第2図は
同断面図、第3図は被取付体の取付状態を示す断面図 1……タイル本体、2……止め具 3……受け部、31……ナット部材
はナット部材を埋設したタイル本体の斜視図、第2図は
同断面図、第3図は被取付体の取付状態を示す断面図 1……タイル本体、2……止め具 3……受け部、31……ナット部材
Claims (1)
- 【請求項1】タイル本体の表面の少なくとも一個所に貫
通孔又は凹孔を設け、該貫通孔には袋状のナット部材
を、凹孔には貫通状のナット部材をタイル本体の表面か
ら所定深さ沈むように挿入、固着するとともに、該ナッ
ト部材に、前記沈み量に対応する厚さの頭部を有する化
粧ボルトを仮螺入したことを特徴とするタイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986088590U JPH061974Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 | タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986088590U JPH061974Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 | タイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62201234U JPS62201234U (ja) | 1987-12-22 |
JPH061974Y2 true JPH061974Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30946823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986088590U Expired - Lifetime JPH061974Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 | タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061974Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070424A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Panahome Corp | 外壁 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59168443U (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | ナショナル住宅産業株式会社 | ねじ受けを有するタイル |
JPS6062363A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-10 | 重藤 和已 | 多機能タイル |
-
1986
- 1986-06-12 JP JP1986088590U patent/JPH061974Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62201234U (ja) | 1987-12-22 |
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