JPH06197323A - 画像信号再生装置 - Google Patents

画像信号再生装置

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JPH06197323A
JPH06197323A JP35763392A JP35763392A JPH06197323A JP H06197323 A JPH06197323 A JP H06197323A JP 35763392 A JP35763392 A JP 35763392A JP 35763392 A JP35763392 A JP 35763392A JP H06197323 A JPH06197323 A JP H06197323A
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JP
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signal
lines
line
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JP35763392A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Ishii
芳季 石井
Akio Fujii
昭雄 藤井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動きのあるブロック符号化画像信号の復号不
能ブロックを補間修整する。 【構成】 復号不能ブロックXの上部ラインx1〜x4
を上側のブロックAのラインa7、a8のラインで置換
し、下部のx5〜x8のラインを下側のブロックBのラ
インb1、b2で置換する。 【効果】 視覚的に自然な動きを有する再生画像が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号再生装置に関
し、特に高能率符号化されたテレビジョン動画像信号
の、復号不能データの再生に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より画像信号を高能率に圧縮符号化
する技術として、直交変換符号化方式が知られている。
これは、画像信号を所定の画素数毎にまとめてブロック
化した後、離散コサイン変換(DCT)等の直交変換を
行い、変換後の係数に対して量子化、エントロピー符号
化等を行うものである。図17はブロック符号化の例と
して上記DCTを用いた符号化及び復号装置を示すもの
である。
【0003】図17において、入力端子171よりディ
ジタル化された画像データが入力され、N×Nブロック
化回路172により、図18に示すように、縦横N×N
画素単位でA、B・・・Jで示すブロックにブロック化
される。N×N画素単位にブロック化された画像データ
はDCT回路173で直交変換され、空間領域から周波
数領域に変換される。
【0004】周波数領域に変換されたデータは量子化回
路174で量子化され、さらに可変長符号化回路175
で符号化され、所望のデータ伝送レートを得る。符号化
されたデータは出力端子176より出力され、後段の回
路で伝送路あるいは記録媒体に適したフォーマット化が
成された後、伝送あるいは記録媒体に記録される。
【0005】復号時は、伝送されたあるいは記録媒体か
ら再生された復号化データが入力端子177から入力さ
れ可変長符号復号化回路178で復号される。復号され
たデータは逆量子化回路179で逆量子化された後、逆
DCT回路180で逆DCTされ、周波数領域から空間
領域のデータへ変換され、フレームメモリ181に書き
込まれる。フレームメモリ181に書き込まれた画像デ
ータは、モニタ等のラスタースキャンに合わせて読み出
され、出力端子182から出力され、モニタ等に表示さ
れる。
【0006】上述の方式ではブロック単位で符号化がな
されるため、符号化データに復号時の誤り訂正で取りき
れないような誤りが発生した場合は、ブロック単位で復
号誤りが発生する。また可変長符号が用いられることが
多いため、復号誤りが復数ブロックわたって伝播し大き
な画質劣化となる。
【0007】このような誤りブロックを補間修整する手
段として、従来より、図19に示すような前フレームの
画像によって誤りブロックを置き換えるフレーム補間方
式が知られている。図19において、フレーム#nのブ
ロックXが再生不能であった場合、前フレーム#n−1
における画面上の同一位置のブロックAの再生データに
よってブロックXのデータを置き換えて再生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフレーム補間方式では、画像の動きが激しい場合、同
一フィールド内の周囲のブロックとは全く異なる画像で
誤りブロックを置き換えることになり、視覚的に不自然
な画像になるという問題があった。
【0009】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、動きの大きな画像についても誤りブ
ロックに対して自然な再生画像が得られるような補間修
整を行うことのできる画像信号再生装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、復号
不能ブロック内の再生信号を、この復号不能ブロックと
隣接するブロックの再生信号を用いて修整する修整手段
を設けている。
【0011】
【作用】ブロック符号化画像の修整において、時間的に
差の無い同一フィールド内の補間をブロック単位に適用
することにより、動画像についても自然な修整が行われ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳しく説明す
る。図1は本発明の第1の実施例によるブロック符号化
画像の復号不能ブロックの補間修整方式の動作を示す図
である。
【0013】図において、大文字A、X、Bは符号化ブ
ロックを表し、添字1、2・・・付の小文字a、x、b
は各々の符号化ブロックA、X、Bに含まれる再生画像
信号のラインを示す。添字が奇数のラインは画像信号の
奇数フィールド、添字が偶数のラインは偶数フィールド
のラインである。説明のため符号化ブロックはフレーム
内8×8画素(N=8)で構成されているものとする。
【0014】今、ブロックXが復号不能であり、画面上
でXの上下に位置するブロックA、Bが復号可能であっ
たとする。本実施例においては、復号不能ブロックXの
ラインx1〜x8のうち上部N/2=4ラインに相当す
るx1〜x4のデータは、再生可能ブロックA、Bのラ
インのうち各フィールドの最上ラインx1、x2に最も
近い同一フィールドのラインであるブロックAのライン
a7、a8のデータによって置き換えられる。すなわち
x1=a7、x2=a8、x3=a7、x4=a8とな
る。
【0015】また、下部N/2=4ラインに相当するx
5〜x8は、同様に最下ラインx7、x8に最も近い同
一フィールドのラインであるブロックBのラインb1、
b2によって置き換えられる。即ち、x5=b1、x6
=b2、x7=b1、x8=b2となる。
【0016】この例からわかるように8×8のブロック
サイズの場合においても、フィールド内において垂直方
向に同一データとなるのは3ライン×横8画素である。
【0017】図2は第1の実施例を適用したブロック補
間修整装置の回路構成例を示す図である。
【0018】入力端子201にはブロック符号化信号を
復号化したのち順次走査化した画像信号が入力される。
この画像信号は例えば図17のフレームメモリ181か
ら得られる。この入力画像信号は選択回路206の端子
#1に供給されるとともに、ライン遅延回路202、2
03、204、205によって順次1ラインずつの遅延
を受け、各遅延毎に分岐して選択回路206の端子#
2、#3、#4、#5に各々供給される。選択回路20
6は修整が行われない通常の状態では端子#3に接続さ
れ、2ラインの遅延を受けた信号が出力端子211から
出力されている。
【0019】一方、入力端子208には入力画像信号の
フィールド単位でのブロック内位相を表す図3に示すよ
うなライン位相信号が入力される。図1の例について説
明すると、x1、x3、x5、x7が各々奇数フィール
ドにおけるライン位相1、2、3、4に相当し、x2、
x4、x6、x8が各々偶数フィールドにおけるライン
位相1、2、3、4に相当する。
【0020】また、入力端子207には入力画像信号が
修整ブロック内かどうかを示す図3に示すような修整フ
ラグ信号が入力される。ライン選択回路209では、修
整フラグ信号とライン位相信号とから図3に示される関
係で各遅延量の画像信号を選択するためのライン選択信
号を発生する。このライン選択信号は遅延回路210に
おいて、画像信号が入力端子201から選択回路206
の端子#3に供給されるまで、即ち修整が行われない経
路において受ける遅延量の補正を受け、選択回路206
の端子#1〜#5の接続を制御することによって、ブロ
ック補間修整を行った画像信号を出力端子211に供給
する。
【0021】次に、ブロック符号化を用いた装置では、
復号処理やブロック化信号から走査信号への変換等にラ
ンダムアクセスフレームメモリ等のメモリ回路を用いる
場合が多い。このような装置を本発明の画像信号再生装
置に適用する場合、メモリ回路の書き込み又は読み出し
のアドレスを制御することによって、専用の遅延回路を
付加することなくブロック補間修整装置を表現すること
も可能である。
【0022】図4はメモリ回路のアドレス制御を用いた
ブロック補間修整装置の構成例を示す図である。ランダ
ムアクセスのメモリ回路402は入力端子401より入
力されるデータを記憶したのち、再生画像信号に変換し
て出力端子407より出力する。アドレス発生回路40
3はメモリ回路402の書き込み、読み出しアドレスを
所定のシーケンスで発生する。
【0023】また本発明によるブロック修整のためのオ
フセット発生回路405は入力端子404より供給され
る修整フラグにより修整を指示されたブロックについ
て、アドレス発生回路403より供給されるブロック内
ライン位相に従い、アドレス発生回路403の発生した
アドレスに対するオフセット量を発生する。そしてアド
レス加算回路406ではアドレス発生回路403で発生
したアドレスにオフセット発生回路405のオフセット
量を加算したのち、メモリ回路402のアドレス入力に
供給する。
【0024】表1はメモリ回路402がフレームメモリ
として用いられている場合の、順次走査読み出しアドレ
スに対するオフセット量をフレーム内垂直方向の相対ア
ドレスで表したものである。
【0025】
【表1】
【0026】フレーム処理であるため、ライン位相はx
1〜x8の8種である。また、j、kはそれぞれ修整対
象ブロックの上部ブロックと下部ブロックで、つぎの無
修整ブロックまでの距離をブロック数で表したもので、
図1のように隣接している場合は0である。
【0027】ここでは、読み出しアドレス制御によって
実現する例を示したが、メモリ回路402の書き込みア
ドレス制御によっても実現できることは言うまでもな
い。
【0028】また、メモリ回路402にフィールドメモ
リが用いられている場合は、表1のライン位相における
偶数または奇数の片側系列のみを用い、修整時のオフセ
ット量を1/2にすればよいことは明らかである。
【0029】図5は本発明の第2の実施例によるブロッ
ク符号化画像の復号不能ブロックの補間修整方式の動作
を示す図であり、図1と対応する部分には同一符号が付
されている。
【0030】ブロックXが復号不能であり、画面上でX
の上下に位置するブロックA、Bが復号可能であるとす
る。ここでブロックX内の上部ライン数をG、下部ライ
ン数をHとして定め、それぞれG=2、H=2とする。
そしてブロックXのラインのうち、各フィールドの最上
部の2ラインx1、x2及び最下部のラインx7、x8
がブロックA、Bにおける近傍ラインによる置換が行わ
れ、中央部x3〜x6が線形補間されるものとする。
【0031】即ち、復号不能ブロックXのラインx1〜
x8のうち上部G=2ラインに相当するx1、x2は復
号可能ブロックA、Bのラインのうち、各フィールドの
最上ラインx1、x2に最も近い同一フィールドのライ
ンであるブロックAのラインa7、a8によって置き換
えられる。すなわちx1=a7、x2=a8となる。
【0032】また下部H=2ラインに相当するx7、x
8は同様に最下ラインx7、x8に最も近い同一フィー
ルドのラインであるブロックBのラインb1、b2によ
って置き換えられる。すなわちx7=b1、x8=b2
となる。
【0033】そして、中央部N−(G+H)=4ライン
のx3〜x6は、上記のように置換された最上ラインx
1、x2(ブロックAのラインa7、a8に等しい)
と、最下ラインx7、x8(ブロックBのラインb1、
b2に等しい)とによって、各々フィールド内線形補間
した値によって置き換えられる。
【0034】即ち、奇数フィールドにおいて、x3=
(2a7+b1)/3、x5=(a7+2b1)/3と
なり、偶数フィールドにおいては、x4=(2a8+b
2)/3、x6=(a8+2b2)/3となる。
【0035】図6は第2の実施例を適用したブロック補
間修整装置の回路構成例を示す図であり、図2と対応す
る部分には同一符号が付されている。
【0036】入力端子201にはブロック符号化信号を
復号化したのち順次走査化した画像信号が入力される。
この入力画像信号は1/3の補間係数乗算回路214に
供給されるとともに、ライン遅延回路202〜205、
212、213によって順次1ラインずつの遅延を受
け、各遅延毎に分岐してそれぞれ2/3、2/3、1/
3の補間係数乗算回路215〜217及び選択回路20
6の端子#3、#4、#5に各々供給される。選択回路
206は修整が行われない通常の状態では端子#4に接
続され、3ラインの遅延を受けた信号が出力されてい
る。そして加算回路218、219において、補間係数
乗算後の2ラインのデータが各々加算され、線形補間信
号として選択回路206の端子#1、#2に供給され
る。
【0037】一方、入力端子208には入力画像信号の
フィールド単位でのブロック内位相を表す図7に示すよ
うなライン位相信号が入力される。図5の例について説
明すると、x1、x3、x5、x7が各々奇数フィール
ドにおけるライン位相1、2、3、4に相当し、x2、
x4、x6、x8が各々偶数フィールドにおけるライン
位相1、2、3、4に相当する。
【0038】また、入力端子207には入力画像信号が
修整ブロック内かどうかを示す図7に示すような修整フ
ラグ信号が入力される。ライン選択回路209では、修
整フラグ信号とライン位相信号とから図7に示される関
係で各遅延量の画像信号を選択するためのライン選択信
号を発生する。このライン選択信号は遅延回路220に
おいて、画像信号が入力端子201から選択回路206
の端子#4に供給されるまで、即ち修整が行われない経
路において受ける遅延量の補正を受け、選択回路206
の端子#1〜#5の接続を制御することによって、ブロ
ック補間修整を行った画像信号を出力端子211に供給
する。
【0039】図8はメモリ回路のアドレス制御を用いた
場合の構成例を示す図であり、図4と対応する部分には
同一符号が付されている。
【0040】ランダムアクセスのメモリ回路402は入
力端子401より入力されるデータを記憶したのち、再
生画像信号に変換して選択回路408の端子#1に供給
する。選択回路408は修整が行われない状態及び置換
動作状態では端子#1に接続され、メモリ回路402か
らの再生画像信号を出力端子407より出力する。
【0041】アドレス加算回路406ではアドレス発生
回路403で発生したアドレスにオフセット発生回路4
05のオフセット量を加算したのち、メモリ回路402
のアドレス入力に供給する。置換/線形補間切換回路4
14は修整フラグとライン位相とから、無修整状態及び
置換動作状態と線形補間動作状態とを切り換える補間切
り換え信号を発生する。図9に修整フラグ信号、ライン
位相信号と補間切り換え信号との関係を示す。この信号
に従って選択回路408、409の端子#1、#2の接
続を切り換えることにより、無修整状態及び置換動作状
態と線形補間動作状態の動作とを切り換える。
【0042】ライン遅延回路410は、修整ブロック内
の線形補間動作時以外は選択回路409が端子#1に接
続されることにより1ライン遅延した信号を出力してい
る。修整ブロック内の線形補間動作時は選択回路409
が端子#2に接続されることにより、図5のx1(x
2)に相当する修整ブロックの置換された最上ラインを
保持し続ける。これと同時にメモリ回路402からオフ
セット発生回路405のオフセットに従って、図5のx
7(x8)に相当する修整ブロックの最下ラインに対す
る置換ライン(図5ではb1(b2)に等しい)が出力
される。
【0043】線形補間回路411では、ライン位相に従
って表2で示される演算によって線形補間値を計算す
る。
【0044】
【表2】
【0045】フレーム処理であるため、ライン位相はx
1〜x8の8種であるが、この例ではx3〜x6のみが
線形補間の対象となる。線形補間値は選択回路408の
端子#2に供給され、線形補間ラインx3〜x6の再生
信号として出力端子407より出力される。
【0046】表3はメモリ回路402がフレームメモリ
として用いられる場合の、順次走査読み出しアドレスに
対するオフセット量をフレーム内垂直方向の相対アドレ
スで表したものである。
【0047】
【表3】
【0048】メモリ回路402にフィールドメモリが用
いられている場合は、表2、表3のライン位相における
偶数または奇数の片側系列のみを用い、修整時のオフセ
ット量を1/2にすればよいことは明らかである。
【0049】図10は本発明の第3の実施例によるブロ
ック符号化画像の復号不能ブロックの補間修整方式の動
作を示す図であり、図1と対応する部分には同一符号が
付されている。
【0050】ブロックXが復号不能であり、画面上でX
の上下に位置するブロックA、Bが復号可能であるとす
る。本実施例においては、復号不能ブロックXのライン
x1〜x8は、再生可能ブロックのラインのうち各フィ
ールドの最上ラインx1、x2に最も近い同一フィール
ドのラインであるブロックAのラインa7、a8と、最
下ラインx7、x8に最も近い同一フィールドのライン
であるブロックBのラインb1、b2によって、各々フ
ィールド内線形補間した値によって置き換えられる。
【0051】即ち、奇数フィールドにおいては、x1=
(4a7+b1)/5、x3=(3a7+2b1)/
5、x5=(2a7+3b1)/5、x7=(a7+4
b1)/5となり、偶数フィールドにおいては、x2=
(4a8+b2)/5、x4=(3a8+2b2)/
5、x6=(2a8+3b2)/5、x8=(a8+4
b2)/5となる。
【0052】図11は本実施例を適用したブロック補間
修整装置の回路構成例を示す図であり、図2、図6と対
応する部分には同一符号が付されている。
【0053】入力端子201にはブロック符号化信号を
復号化したのち順次走査化した画像信号が入力される。
入力画像信号は1/5の補間係数乗算回路223に供給
されるとともに、ライン遅延回路202〜205、21
2、213、221、222によって順次1ラインずつ
の遅延を受け、各遅延毎に分岐して1/5、2/5、3
/5、4/5の何れかの係数を有する補間係数乗算回路
224〜230及び選択回路206の端子#5に各々供
給される。選択回路206は修整が行われない通常の状
態では端子#5に接続され、4ラインの遅延を受けた信
号が出力端子211から出力されている。そして加算回
路231〜234において、補間係数乗算後の2ライン
のデータが各々加算され、線形補間信号として選択回路
206の端子#1〜#4に供給される。
【0054】ライン選択回路209は、修整フラグ信号
とライン位相信号とから図12に示される関係で、各遅
延量の画像信号を選択するためのライン選択信号を発生
する。このライン選択信号は遅延回路235において、
画像信号が入力端子201から選択回路206の端子#
5に供給されるまで、即ち、修整が行われない経路にお
いて受ける遅延量の補正を受け、選択回路206の端子
#1〜#5の接続を制御することによって、ブロック補
間修整を行った画像信号を出力端子211に供給する。
【0055】図13はメモリ回路のアドレス制御を用い
た場合の構成例を示す図であり、図8と対応する部分に
は同一符号が付されている。
【0056】ランダムアクセスのメモリ回路402は入
力されるデータを再生画像信号に変換して選択回路40
8の端子#1に供給する。選択回路408は修整が行わ
れない状態では端子#1に接続され、再生画像信号を出
力端子407より出力する。
【0057】ライン遅延回路410は修整ブロック以外
では選択回路409が端子#1に接続されることにより
1ライン遅延した信号を出力している。修整ブロック内
では選択回路409が端子#2に接続されることにより
図10のa7(a8)に相当する修整ブロックの最上ラ
インに最も近い再生ライン信号を保持し続ける。これと
同様にメモリ回路402からはオフセット発生回路40
5のオフセットに従って図10のb1(b2)に相当す
る修整ブロックの最下ラインに最も近い再生ライン信号
が出力される。
【0058】線形補間回路411では、入力端子41
2、413より供給される修整対象ブロックの上部ブロ
ックと下部ブロックとで、次の無修整ブロックまでの距
離をブロック数で表した補間ブロック距離信号J、K
(図10のように隣接している場合は0)、及びライン
位相に従って、表4で示される演算によって線形補間値
を計算する。フレーム処理であるため、ライン位相はx
1〜x8の8種である。
【0059】
【表4】
【0060】線形補間値は選択回路408の端子#2に
供給され、修整ブロックの再生信号として出力端子40
7より供給される。
【0061】表5はメモリ回路402がフレームメモリ
として用いられる場合の、順次走査読み出しアドレスに
対するオフセット量をフレーム内垂直方向の相対アドレ
スで表したものである。
【0062】
【表5】
【0063】表5におけるKはそれぞれ修整対象ブロッ
クの下部ブロックで、つぎの無修整ブロックまでの距離
をブロック数で表したもので、図10のように隣接して
いる場合は0である。
【0064】メモリ回路402にフィールドメモリが用
いられている場合は、表5のライン位相における偶数ま
たは奇数の片側系列のみを用い、修整時のオフセット量
を1/2にすればよいことは明らかである。
【0065】図14は本発明の第4の実施例を示す図で
あり、図17と対応する部分には同一符号が付されてい
る。
【0066】図14において、フレームメモリ181か
ら読み出された画像データはN+2ラインメモリ183
に加えられて、復号不能ブロックの周辺画素を取り込
む。この周辺画素に基づいて補間データ発生回路184
は復号不能ブロックの補間データを作成して、選択回路
185の端子#2に加える。
【0067】一方、遅延回路186はフレームメモリ1
81から読み出された画像データを、補間データ発生回
路184により補間データを演算して発生させるに要す
る時間分だけ遅延させて選択回路185の端子#1に加
える。選択回路185はフレームメモリ181からの復
号データ又は上記補間データを出力端子182に出力す
る。
【0068】今、例えば図18のブロックAが復号不能
ブロックであるとする。N+2ラインメモリ183は図
15に示すように周辺のブロックB、C、D、Eの
11,x21,・・・,xl1,・・・xN1,x12,x22
・・・,xl2,・・・,xN2,y11,y21,y31,・・
・,ym1,・・・,yN1,y12,y22,y32,・・・,
m2,・・・,yN2をフレームメモリ18から取り込
む。尚、図15はN=8の場合を示している。
【0069】ここでブロックA内の補間データをS
(1,1)、S(1,2)、・・・、S(nx
y )、・・・S(N,N)とする。また、Xlnx ,Y
mny
【0070】 Xlnx =xl1+nx ×(xl2−xl1)/(N+1) Ymny =ym1+ny ×(ym2−ym1)/(N+1) ・・・(1) 但し、1≦nx ,ny ,l,m≦N
【0071】とすると、S(nx ,ny )は、
【0072】 S(nx ,ny )=(Xnynx+Ynxny)/2 ・・・(2)
【0073】として求める。故に、式(1)と式(2)
とによりS(nx ,ny )は、
【0074】 S(nx ,ny )={(N+1−nx )xny1 +nx ny2 +(N+1−ny )ynx1 +ny nx2 }/2(N+1) ・・・(3)
【0075】となる。従って、補間データ発生回路18
4はxny1 ,xny2 ,ynx1 ,ynx2をN+2ラインメ
モリ183から取り込み、式(3)に従って補間データ
S(nx ,ny )を発生させる。
【0076】図16は補間データ発生回路184の構成
例を示す。補間データS(nx ,ny )を発生させる場
合、レジスタ188はN+2ラインメモリ183から入
力端子187を介して画像データxny1 をラッチする。
同様にレジスタ189、190、191はN+2ライン
メモリ183から各々xny2 ,ynx1 ,ynx2 をラッチ
する。
【0077】また係数発生回路192は係数(N+1−
x )/2(N+1)、nx /2(N+1)、(N+1
−ny )/2(N+1)、ny /2(N+1)を発生さ
せ、各々係数器193、194、195、196にそれ
ぞれ供給する。各係数器193〜196では各レジスタ
188〜191から供給される画像データxny1 ,x
ny2 ,ynx1 ,ynx2 と係数発生回路192から供給さ
れる各々の係数とを乗じて加算器197に乗算結果を供
給する。加算器197は各係数器193〜196の出力
結果を加算し、リミッタ198に加算結果を出力する。
リミッタ198は画像データがオーバフローしないよう
に制限をかけ、出力端子199に補間データS(nx
y )を出力する。
【0078】補間データ発生回路184は補間データS
(nx ,ny )を発生させると、次の補間データS(n
x ,ny +1)を上記と同様の手順で発生させ、以下次
々に補間データを発生させて選択回路185の端子#2
に供給する。
【0079】一方、遅延回路186は補間データを発生
させるに要する時間分だけフレームメモリ181からの
画像データを遅延させ、選択回路185の端子#1に供
給する。選択回路185は通常は端子#1を選択する
が、復号不能ブロックのデータを再生する時は端子#2
を選択し、再生データとして出力端子182に供給す
る。
【0080】以上説明したように、復号不能ブロックA
内のデータを周囲のブロックB、C、D、Eの画素から
演算処理で求めることにより、画質劣化の低減を図るこ
とができる。
【0081】尚、高速処理を行う場合は、図16のレジ
スタ188〜191に画素データx11,x21,・・・,
N1とx12,x22,・・・,xN2とをN+2ラインメモ
リ183から先に取り込むようにし、順次シフトしてレ
ジスタから出力するようにすればよい。
【0082】さらに復号不能ブロックが連続した場合、
例えば水平方向に復号不能ブロックが連続した場合(図
18でブロックA、Eが復号不能の場合)は、x11,x
21,・・・,xN1の他にさらにブロックGの最下段のラ
インからxN+11,xN+21,・・・,x2N1 をN+2ライ
ンメモリ183に取り込み、x11,x21, ・・・,
N1,xN+11,xN+21,・・・,x2N1 とし、x12,x
22,・・・xN2の他にさらにブロックHの最上段のライ
ンからxN+12,xN+22,・・・,x2N2 をN+2ライン
メモリ183に取り込み、x12,x22,・・・,xN2
N+12,xN+22,・・・,x2N2 とする。さらにブロッ
クFの最も左側のラインからy12,y22,・・・,yN2
をとる。このとき補間データS(nx ,ny )は
【0083】 S(nx ,ny )={(N+1−nx )xny1 +nx ny2 }/2(N+1) +{(2N+1−ny )ynx1 +ny nx2}/2(2N+1) 但し、1≦nx ≦N,1≦ny ≦2N
【0084】となる。従って、画素データxny1 ,x
ny2 ,ynx1 ,ynx2 に乗じる係数値が(N+1−
x )/2(N+1)、nx /2(N+1)、(2N+
1−ny )/2(2N+1),ny /2(2N+1)と
なるように補間データ発生回路184を制御する。
【0085】さらに、垂直方向に復号不能ブロックが連
続した場合(図18でブロックA、Cが復号不能の場
合)、上記水平方向の場合と同様にして周辺のブロック
B、J、D、I、E、Hからそれぞれx11,x21, ・・
・,xN1,x12,x22,・・・,xN2,y11,y21,・
・・,yN1,yN+11,yN+21,・・・,y2N1 ,y12
22,・・・,yN2,yN+12,yN+22,・・・,y2N2
をそれぞれN+2ラインメモリ183に取り込む。この
ときの補間データS(nx ,ny )は
【0086】 S(nx ,ny )={(2N+1−nx )xny1 +nx ny2 }/2(2N+ 1)+{(N+1−ny )ynx1 +ny nx2 }/2(N+1) 但し、1≦nx ≦2N,1≦ny ≦N
【0087】となる。従って、xny1 ,xny2
nx1 ,ynx2 に乗じる係数値がそれぞれ(2N+1−
x )/2(2N+1)、nx /2(2N+1)、(N
+1−ny )/2(N+1)、ny /2(N+1)とな
るように補間データ発生回路184を制御する。
【0088】さらに、ブロックが連続して3個以上復号
不能の場合にも上記で説明したのと同様にして拡張でき
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブロック符号化を用いて高能率符号化された画像データ
を再生する場合に、復号不能ブロック内の信号を隣接ブ
ロックの信号を用いて補間修整することにより、画質劣
化を低減できる効果が得られる。
【0090】また従来のように前フレームの信号で復号
不能ブロック内信号を補間修整するのと比べて動画像の
時にも動きによる劣化の影響がなく、データの誤りに対
して視覚的に自然な動きを有する再生画像が得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】第1の実施例に用いられるブロック補間修整装
置の構成例を示すブロック図である。
【図3】同ブロック補間修整装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図4】メモリ回路を用いたブロック補間修整装置を示
すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図6】第2の実施例に用いられるブロック補間修整装
置の構成例を示すブロック図である。
【図7】同ブロック補間修整装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図8】メモリ回路を用いたブロック補間修整装置を示
すブロック図である。
【図9】同ブロック補間修整装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例を示す構成図である。
【図11】第3の実施例に用いられるブロック補間修整
装置の構成例を示すブロック図である。
【図12】同ブロック補間修整装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図13】メモリ回路を用いたブロック補間修整装置を
示すブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施例を示す構成図である。
【図15】第4の実施例に用いられるブロック補間修整
装置の構成例を示すブロック図である。
【図16】第4の実施例に用いられる補間データ発生回
路のブロック図である。
【図17】従来の符号化及び復号装置のブロック図であ
る。
【図18】画面上におけるブロック化を説明するための
構成図である。
【図19】従来のフレーム補間方式を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
X 復号不能ブロック 202〜205 ライン遅延回路 206 選択回路 209 ライン選択回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を縦、横それぞれ所定数の画素
    毎にまとめてブロック化し符号化した符号化データを復
    号して再生画像信号を得る画像信号再生装置において、 復号不能ブロック内の再生信号を、この復号不能ブロッ
    クと隣接する複数のブロックの再生信号を用いて修整す
    る修整手段を設けたことを特徴とする画像信号再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記修整手段は、上記復号不能ブロック
    における上部の所定数のラインの再生信号を、復号可能
    ブロックの再生信号のうち再生画面上で上記復号不能ブ
    ロックの最上ラインに近い同一フィールドのラインの信
    号で置き換え、下部の所定数のラインの再生信号を、上
    記復号可能ブロックの再生信号のうち再生画面上で上記
    復号不能ブロックの最下ラインに近い同一フィールドの
    ラインの信号で置き換えて修整することを特徴とする請
    求項1記載の画像信号再生装置。
  3. 【請求項3】 上記修整手段は、上記復号不能ブロック
    における上部の所定数のラインの再生信号を、復号可能
    ブロックの再生信号のうち再生画面上で上記復号不能ブ
    ロックの最上ラインに近い同一フィールドのラインの信
    号で置き換え、下部の所定数のラインの再生信号を、上
    記復号可能ブロックの再生信号のうち再生画面上で上記
    復号不能ブロックの最下ラインに近い同一フィールドの
    ラインの信号で置き換え、さらに上記上部と下部とを除
    く中央部の所定数のラインの信号を、上記置換に用いた
    ラインの信号から垂直方向のフィールド内線形補間によ
    って求めた信号に置換して修整することを特徴とする請
    求項1記載の画像信号再生装置。
  4. 【請求項4】 上記修整手段は、上記復号不能ブロック
    の再生信号を、上記復号可能ブロックの再生信号のうち
    再生画面上で上記復号不能ブロックの最上ラインに近い
    同一フィールドのラインの信号と、最下ラインに近い同
    一フィールドのラインの信号とから垂直方向の線形補間
    によって求めた信号に置換して修整することを特徴とす
    る請求項1記載の画像信号再生装置。
JP35763392A 1992-12-24 1992-12-24 画像信号再生装置 Pending JPH06197323A (ja)

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JP35763392A JPH06197323A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 画像信号再生装置
EP93310471A EP0604230B1 (en) 1992-12-24 1993-12-23 Image signal reproducing apparatus
DE69323855T DE69323855T2 (de) 1992-12-24 1993-12-23 Vorrichtung für die Wiedergabe eines Bildsignals
US08/876,598 US6052159A (en) 1992-12-24 1997-06-16 Image signal reproducing apparatus having means for concealing image signals

Applications Claiming Priority (1)

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