JPH061968B2 - 整流子溝加工方法 - Google Patents

整流子溝加工方法

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JPH061968B2
JPH061968B2 JP7289987A JP7289987A JPH061968B2 JP H061968 B2 JPH061968 B2 JP H061968B2 JP 7289987 A JP7289987 A JP 7289987A JP 7289987 A JP7289987 A JP 7289987A JP H061968 B2 JPH061968 B2 JP H061968B2
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JP
Japan
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commutator
mica
array pitch
boundary
commutator segment
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JP7289987A
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JPS63240348A (ja
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和也 高井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は回転電機の整流子に溝加工を施す方法に関す
る。
(ロ) 従来の技術 直流回転電機の整流子を製造する際、整流子セグメント
やセグメント間マイカに溝加工を施す必要がしばしば生
じる。このような加工を自動的に行なう装置の例を実公
昭54−31285号公報や実公昭60−26528号
公報に見ることができる。これらの装置では、光電装置
によりマイカ位置ないしセグメント位置を検出し、その
データから溝を刻むべき位置を求めている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 整流セグメントやマイカを狂いやひずみのない正確な形
状寸法に仕上げることは極めて困難である。またこれら
を組み立ててモールドし、溝加工工程へ運んで来るまで
の間、清浄な作業環境を保つことも困難である。これら
のことから、次のような問題が発生する。まず整流子セ
グメントの縁にバリやダレが生じるのは良くあることで
あるが、このようなバリやダレがマイカの上にかぶさる
と、その方向にセグメントの見かけ上の幅は拡がること
になり、逆にマイカの見かけ上の幅は、その方向から狭
められることになる。上記従来装置における溝加工位置
の決定は、光電装置で銅部分とマイカ部分の境界を検出
することにより行なっているため、その境界の見かけ上
の位置がずれれば、当然溝の位置もずれてくることにな
る。溝加工前の整流子表面に、例えば銅の切粉のような
ごみが付着したとしても、同様の問題を招く。本発明は
このような問題を解決するためになされたものであっ
て、整流子セグメントとマイカの見かけ上の境界が諸種
の要因により真の境界からずれている個所があったとし
ても、それに惑わされることなく、常に正しい位置に溝
加工を施すことのできる方法を提供しようとするもので
ある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明では、少なくとも2個の連続した整流子セグメン
ト、または少なくとも2個の連続したマイカにつき、整
流子セグメントとマイカの境界の位置からその配列ピッ
チを計測する工程と、計測した配列ピッチの値を個別に
基準値と比較する工程と、基準値と比較した配列ピッチ
の値が2個以上連続して許容公差内におさまっていた場
合、その配列ピッチに含まれる整流子セグメントまたは
マイカの1点からカッティング基準点を定める工程と、
カッティング基準点を位置基準として等角度に割出回転
を行ないつつ溝加工を進める工程とをこの順序で遂行す
る。
(ホ) 作用 整流子セグメントとマイカの見かけ上の境界が真の境界
からずれていれば、それは前後の配列ピッチに影響を及
ぼす。2個の連続した整流子セグメント、または2個の
連続したマイカにつき、その配列ピッチを調べるという
ことは、ピッチの区切りである3個所の区域につき、各
区域で整流子セグメントとマイカの見かけ上の境界が真
の境界からずれていないかどうかを調べることと同義と
なる。3区域の各々にずれが生じていながら、そこに含
まれる2個の配列ピッチの値がいずれも許容公差におさ
まるという現象が起きることは、確率的にまれであるか
ら、許容公差内の配列ピッチが2個連続して得られれ
ば、計測範囲中には見かけ上の境界と真の境界との間の
ずれは存在しないものとしてカッティング基準点を定め
ても、実用上まず問題は生じない。
(ヘ) 実施例 第1図に、本発明の方法を遂行する装置の例を模型的に
示す。(1)は整流子セグメント(2)とマイカ(3)を交互に
配置してなる整流子、(4)はレーザセンサ、(5)は溝加工
を行なうカッタ、(6)は整流子(1)を所望角度回転させる
電動機、(7)は電動機(6)に連結したロータリーエンコー
ダ、(8)は制御装置である。制御装置(8)はマイクロコン
ピュータを含む。レーザセンサ(4)は、物体表面にレー
ザービーム(9)を投射し、レーザービーム(9)の反射の強
弱を電気信号に変換する。またレーザーセンサ(4)とカ
ッタ(5)は一定の位相角に配置されている。
本実施例では、整流子セグメント(2)のライザー部中心
に巻線接続用のスリットを入れることにしており、これ
を第3図に示すような動作フローに従って行なう。すな
わちまず、整流子(1)を、整流子セグメント5個分に相
当する角度回転させる。同時に、レーザーセンサ(4)か
らの信号に関連づけて、ロータリーエンコーダ(7)の出
力パルス信号を読み込む。整流子セグメント(2)とマイ
カ(3)とでは光の反射率が異なるから、レーザーセンサ
(4)からの信号は、第2図に線(10)で示すように、高低
の波を描く。高レベルから低レベル、あるいは低レベル
から高レベルへの変化点が整流子セグメント(2)とマイ
カ(3)の見かけ上の境界を示すことになる。変化点に関
連づけてレーザーセンサ(4)の出力パルス信号を読め
ば、整流子セグメント(2)とマイカ(3)の見かけ上の境界
の位置データをとり込んだことになる。整流子セグメン
ト5個分に相当する角度(第2図の破線Sから破線Eま
での範囲)につきこの作業を行なうと、マイカ(3)の始
まりと終わりを示す位置データを、少なくともマイカ4
個分について得ることができる。続いて、マイカ(3)の
始まりと終わりの位置データから、各マイカの中心位置
を算出する。更に、各マイカ(3)の中心位置から、隣接
マイカ同士の中心間距離を求める。すなわちマイカ(3)
のピッチを求める。こうして得た配列ピッチの値(第2
図のX1,X2,X3,X4)を個別に基準値と比較する。
基準値と比較した配列ピッチの値が3個連続して許容公
差内におさまっていれば、この間においては整流子セグ
メント(2)とマイカ(3)の見かけ上の境界は真の境界から
ずれていないものと判断し、中央の配列ピッチの中点を
そこに含まれる整流子セグメント(2)の中心とみなし、
この点をカッティング基準点に定める。カッティング基
準点から所定角度離れた点に、カッタ(5)に最も近い整
流子セグメント(2)の中心が存在する筈であるから、こ
の点をカッタ(5)に向かい合わせるよう電動機(6)で整流
子(1)の角度を調整し、カッティングを開始する。1個
の整流子セグメント(2)の加工が済めば割出回転を行な
い、次の整流子セグメント(2)の加工に移る。このよう
にして整流子(1)を1回転させれば作業は完了する。カ
ッタ(5)を2個、180°隔てた個所に配置しておけ
ば、整流子(1)は半回転させるだけで済む。なお上記の
動作が行なわれるのは許容公差内におさまる配列ピッチ
の値を首尾良く3個連続で見出した場合であって、見出
せなければ、整流子(1)をもう一度整流子セグメント5
個分回転させ、同じ検査を繰り返すことになる。整流子
(1)が1回転しても思うような結果が得られない場合に
は、この整流子についてはカッティング基準点を求める
ことが不可能であると判定し、作業を打ち切る。計測対
象を整流子セグメント(2)の配列ピッチに置き換えても
同じ目的を達成できることは勿論である。
上記実施例ではマイカ(3)あるいは整流子セグメント(2)
の配列ピッチを3個分調べることにしたが、これは極め
て高い信頼性を追求した結果であって、本発明の技術的
思想は、配列ピッチの値が2個以上連続して許容公差内
にあるかどうかを調べる点にある。これを第4図に基き
説明する。同図はマイカ(3)の配列ピッチをY1からY6
で計6個計測したという想定で描かれている。Y5,Y6
値は基準値にほぼ等しい。バリ(11)とごみ(12)(13)が存
在し、バリ(11)のためY1は基準値より狭められ、Y4はご
み(13)のため基準値より大きくなっているものとする。
バリ(11)とごみ(12)(13)は各々、全部がマイカ(3)の右
半分にかぶさる形になっており、そのため、Y2とY3は見
かけ上基準値と変わらない値になっているものとする。
このような想定で話を進める。まず、配列ピッチ1個分
だけとり出し、これを基準値と比較してはどうかと考え
られるが、これは、Y2やY3の例のように、見かけ上の境
界が全体として一方へずれつつ、配列ピッチの値そのも
のは基準値と大きく違わないという事態が生じ得るた
め、採用することができない。では、配列ピッチ2個分
を調べることにしてはどうか。見かけ上の境界がずれて
いながら、配列ピッチの値は2個とも基準値と大差ない
という結果になることは、可能性がゼロではない。しか
しそれは、第3図に示すように、同方向に、同程度の境
界のずれが連続して3個、同一円周上(センサの走査領
域は1本のラインになる)に並んだ場合に起こることで
あって、確率的には極めて小さい。従って、これを判断
基準として実用上差支えない。勿論、より厳格な信頼性
を求めるのであれば、配列ピッチの検査個数を更に多く
することは自由である。
(ト) 発明の効果 本発明の方法によれば、整流子セグメントとマイカの境
界を認識して溝加工位置を決定する際、バリやごみによ
り見かけ上の境界が真の境界からずれている個所があっ
たとしても、それに影響を受けず正しい位置設定を行な
うことができ、整流子製造の歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実行する装置の一例を模型的に
示す斜視図、第2図は動作説明図、第3図は動作フロー
チャート、第4図は本発明の概念を説明するための図で
ある。 (1)…整流子、(2)…整流子セグメント、(3)…マイカ、
(4)…レーザーセンサ、(5)…カッタ、(6)…電動機、(7)
…ロータリーエンコーダ、(8)…制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記工程を順次遂行することを特徴とする
    整流子溝加工方法。 (a) 少なくとも2個の連続した整流子セグメント、ま
    たは少なくとも2個の連続したマイカにつき、整流子セ
    グメントとマイカの境界の位置からその配列ピッチを計
    測する工程。 (b) 計測した配列ピッチの値を個別に基準値と比較す
    る工程。 (c) 基準値と比較した配列ピッチの値が2個以上連続
    して許容公差内におさまっていた場合、その配列ピッチ
    に含まれる整流子セグメントまたはマイカの1点からカ
    ッティング基準点を定める工程。 (d) カッティング基準点を位置基準として等角度に割
    出回転を行ないつつ溝加工を進める工程。
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