JP3414847B2 - 整流子の溝加工方法 - Google Patents

整流子の溝加工方法

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JP3414847B2 JP14260294A JP14260294A JP3414847B2 JP 3414847 B2 JP3414847 B2 JP 3414847B2 JP 14260294 A JP14260294 A JP 14260294A JP 14260294 A JP14260294 A JP 14260294A JP 3414847 B2 JP3414847 B2 JP 3414847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機の電機子に装
着される整流子の溝加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速回転型の整流子を製作するには次の
ような方法が行われている。即ち、整流子セグメントと
マイカ板を交互に挟んでセグメント環を作り、これを樹
脂モールドして作成する方法と、特公昭58−5515
号公報に示されるように帯状導線板を曲げて円環を作
り、冷間鍛造加工を施して一度にセグメント環を作成す
る方法である。前者の整流子セグメントとマイカ板を交
互に組合せて作成する方法では、整流子セグメント幅の
加工誤差及びマイカ厚の誤差が出る。特にマイカ板は圧
縮による寸法変化が大きく、整流子を作った時セグメン
ト溝間隔が大幅に変化する。また、後者の冷間鍛造加工
してセグメント環を一度に作成する方法では冷間鍛造型
の出来具合(型の加工誤差)がセグメント溝間隔の誤差
となる。但し、この誤差は比較的小さい。更に、前記ど
ちらの方法でセグメント環を作成しても、セグメント環
をモールド樹脂でモールドしたとき、セグメント環の中
心と整流子の外径加工中心位置の不一致のために、整流
子セグメント間隔が不等角になる。以上のような理由に
より整流子セグメント間隔にはバラツキが生じるので、
整流子セグメントあるいはセグメント溝に溝加工を施す
必要があった。
【0003】特開昭63−240348号公報により従
来の整流子の溝加工方法を説明する。図10において、
1は整流子であり、導電体からなる整流子セグメント2
とその整流子セグメント2を相互に絶縁する絶縁物(マ
イカ板)からなるセグメント溝3から構成される。4は
セグメント溝3の位置を検出するため光9を整流子1の
側面に投射すると共にその反射光を検知してセグメント
溝3を検知する光センサである。5はセグメント溝3を
加工するカッターを示す。6は整流子1を所定角度回転
させるモータであり制御器8により回転駆動される。7
はモータ6に連結されたロータリーエンコーダである。
なお、光センサ4とカッター5とは一定の位相角に配置
されている。
【0004】次に、上記動作について説明する。モータ
6により整流子1を所定角度回転させると同時に、光セ
ンサ4からの信号に関連づけてロータリーエンコーダ7
の出力パルス信号を読み込む。即ち、整流子セグメント
2とセグメント溝3とでは光の反射率が異なるから、光
センサ4からの信号は図11の線10で示すように高低
の波を描く。高レベルから低レベルあるいは低レベルか
ら高レベルへの変化点が整流子セグメント2とセグメン
ト溝3の見かけ上の境界を示すことになり、この変化点
に関連づけてロータリーエンコーダ7の出力パルス信号
を読めば、上記境界の位置データを取込んだことにな
る。ここで、例えば整流子セグメント5個分に相当する
角度(図11の破線Sから破線Eまでの範囲)につき上
記作業を行うと、セグメント溝3の始まりと終りを示す
位置データを少なくともセグメント溝4個分について得
ることができる。続いて、セグメント溝3の始まりと終
りの位置データから、各セグメント溝の中心位置を算出
する。更に、各セグメント溝3の中心位置から隣接セグ
メント溝同士の中心間距離(配列ピッチ)を求める。こ
うして得られた配列ピッチの値(図11のX1,X2,X
3,X4)を個別に基準値と比較し、3個連続して許容公
差内に収まっていれば、この間においては整流子セグメ
ント2とセグメント溝3の見かけ上の境界は真の境界か
らずれていないものと判断し、中央の配列ピッチの中点
をそこに含まれる整流子セグメント2の中心とみなし、
この点をカッティング基準点に定める。カッティング基
準点から所定角度離れた点にカッター5に最も近い整流
子セグメント2の中心が存在するから、この点をカッタ
ー5に向かい合せるようモータ6で整流子1の角度を調
整し、カッティングを開始する。1個の整流子セグメン
ト2の加工が済めば割出回転を行い、次の整流子セグメ
ント2の加工に移る。このようにして整流子1を1回転
させれば作業は完了する。なお、計測対象を整流子セグ
メントの配列ピッチに置き換えて実施しても同様であ
る。また上記では、セグメント溝3あるいは整流子セグ
メント2の配列ピッチを3個分調べることにしたが、配
列ピッチを少なくとも2個以上連続して許容公差内にあ
るか否かを調べるようにしても良い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の整流子の溝加工
方法は以上のように、セグメント溝(又は整流子セグメ
ント)の中心間距離(配列ピッチ)を求め、基準値(3
60゜/n)と比較し、少なくとも2個連続して許容公
差内にあるかどうかを調べ、これが許容公差内にあれ
ば、当該整流子セグメントの中点又はセグメント溝の中
点をカッティング基準点として等角度に割出回転を行い
つつ、溝加工を行うようにしている。
【0006】ここで、図2に示すようにセグメント溝3
の間隔(X1,X2,X3,X4…)が360゜/n(nは
整流子セグメント2の数)で表わす基準値に対し、例え
ばその誤差がΔP1,ΔP2,…となり、整流子1を1回
転させると図3に示すようなカーブを描くとする。この
場合、上記従来方法のように少なくとも2個以上の整流
子セグメントを計測して許容公差内に収まっていればカ
ッティング基準点として溝切りを行うと、例えば図3の
A点がカッティング基準点となる可能性もあり、ここ
から溝切り加工を基準値(360゜/n)の幅で行う
と、その最大誤差は距離|ΔPA|+|ΔPB|(ここ
で、PA点での誤差ΔPA,PB点での誤差ΔPB)だけ生
じ、極端なときはセグメント溝以外の場所にある整流子
セグメント又は整流子セグメント以外の場所にあるセグ
メント溝を切込んでしまうおそれがある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、整流子の溝加工の誤差を従来方
法の半分に抑えることにより、整流子の製造品質を向上
させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る整
流子の溝加工方法は、(1)任意のセグメント溝の中心位
置P0を割出し、この位置P0を仮のカッティング基準位
置とする工程と、(2)上記位置P0と、順次隣接するセグ
メント溝の中心位置P1,P2,…,Pnとの間隔を算出
し、理論値との差ΔP1,ΔP2,…,ΔPnを求める工
程と、(3)上記理論値との差の総和(ΔP1+ΔP2+…
+ΔPn)を求め、整流子セグメント数nで割り、平均
値Px=1/n(ΔP1+ΔP2+…+ΔPn)を求める
工程と、(4)仮のカッティング基準点P0に上記平均値P
xを加え、カッティング基準位置Py=P0+Pxを設
定する工程、(5)位置Pyを加工基準位置としてセグメ
ント溝の加工を行う工程からなる。
【0009】請求項2の整流子の溝加工方法は、(1)任
意の整流子セグメントの中心位置Q0を割出し、この位
置Q0を仮のカッティング基準位置とする工程と、(2)上
記位置Q0と、隣接する整流子セグメントの中心位置
1,Q2,…,Qnとの間隔を算出し、理論値との差Δ
1,ΔQ2,…,ΔQnを求める工程と、(3)上記理論値
との差の総和(ΔQ1+ΔQ2+…+ΔQn)を求め、整
流子セグメント数nで割り、平均値Qx=1/n(ΔQ
1+ΔQ2+…+ΔQn)を求める工程と、(4)仮のカッテ
ィング基準点Q0に上記平均値Qxを加え、カッティン
グ基準位置Qy=Q0+Qxを設定する工程と、(5)位置
Qyを加工基準位置として整流子セグメントの溝(例え
ば結線溝)加工を行う工程とからなる。
【0010】請求項3の発明は、整流子のフック溝の加
工を請求項1記載の方法で求めた点Pyを加工基準位置
として順次加工したものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明において、任意のセグメント溝
の中心位置P0を求め、整流子を1回転させて、隣接す
るセグメント溝間隔と理論値(360゜/n)との差を
全セグメント溝について求め、この平均値を最初の割出
し位置P0に加算して加工基準位置としたので、溝切り
誤差を従来の約半分に低減することができる。
【0012】請求項2の発明において、任意の整流子セ
グメントの中心位置Q0を求め、整流子を1回転させ
て、隣接するセグメント間隔と理論値(360゜/n)
との差を全セグメントについて求め、この平均値を最初
の割出し位置Q0に加算して加工基準位置としたので、
溝切り誤差を従来の約半分に低減することができる。
【0013】請求項3の発明において、整流子のフック
溝の加工の誤差も従来の約半分に低減できる。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1は本実施例の溝加工方法を実行するフロ
ーチャートを示し、図2はセグメント溝間隔と理論値と
の差を示す線図、図3は整流子を1回転させた時のセグ
メント溝間隔の誤差線図である。なお、本発明の方法を
実行する装置の例としては、従来技術で述べた図8と同
様のものを使用すれば良く、その説明は省略する。
【0015】本実施例を図1のフローチャートに沿って
説明すると、まずS100において、モータ6により整流
子1を回転駆動させ、任意のセグメント溝3の中心位置
0を割出し、当該中心位置P0を仮のカッティング基準
点に設定する。次にS200において、さらに整流子1を
回転させて隣のセグメント溝3の中心位置P1を割り出
し、上記基準点P0との間隔(角度)を算出し、この間
隔(角度)と理論値(360゜/n;nはセグメント
数)との差ΔP1を求める。このようにして整流子を1
回転させ、順次各セグメント溝の中心位置P1,P2
…,Pnを割出し、基準点P0との間隔を算出して、それ
ぞれ理論値との差ΔP1,ΔP2,…,ΔPnを求める。
次にS300において、上記理論値との差の総和(ΔP1
ΔP2+…+ΔPn)を算出し、整流子セグメント数nで
割り、平均値Px=1/n(ΔP1+ΔP2+…+Δ
n)を求める。そしてS400において、最初のセグメン
ト溝3に戻り、仮のカッティング基準点P0に上記平均
値Pxを加え、新たなカッティング基準点Py=P0
Pxを設定する。最後にS500において、点Pyを加工
基準位置として理論値(360゜/n)ずつ整流子を回
転させ、セグメント溝3の加工を行う。
【0016】上記の溝加工方法をさらに図3の誤差曲線
について説明すると、理論値(360゜/n)との差の
総和の平均値Pxを最初のカッティング基準点P0に加
えた新カッティング基準点Pyは、図3の横軸Py(点
線)を意味し、整流子1回転における理論値との差の総
和を零にする位置を求めたものである。これは加工基準
点Pyが溝間隔の誤差の中間位置に来ることを意味する
もので、当該基準点Pyより理論値(360゜/n)の
間隔でセグメント溝を切ったとき、誤差はほぼ従来の最
大誤差の半分になる。従って、従来のようにセグメント
溝3を切った時、整流子セグメント2を切る確率は半分
に減ったことになり、整流子1の溝加工の品質を大幅に
向上させることができる。
【0017】なお、上記実施例では整流子を1回転させ
た時のセグメント溝間隔の誤差曲線を図3のような正弦
カーブにより説明したが、任意の誤差曲線、例えば図4
の誤差曲線であっても同様に適用できる。
【0018】実施例2.上記実施例1による溝加工方法
は、整流子と電機子コイルとを結ぶ結線溝を加工する時
も適用できる。図7(a)は結線溝を有する整流子の正面
図を示し、図7(b)はその側面図を示す。図において、
11はライザ部を示す。このライザ部11には結線溝1
2があり、電機子コイルの端部を結線溝12に挿入して
整流子セグメント2に接続する。13はモールド樹脂を
示す。実施例2の動作を図5及び図6について説明す
る。図5は実施例2による溝加工方法を実行するフロー
チャートを示し、図6はセグメント間隔と理論値との差
を示す線図である。まず、任意の整流子セグメント2の
中心位置Q0を割出し、当該位置Q0を仮のカッティング
基準位置に設定する。次に、隣接する整流子セグメント
2の中心位置Q1を割出し、上記基準点Q0との間隔を算
出し、この間隔と理論値(360゜/n;nはセグメン
ト数)との差ΔQ1を求める。このようにして、整流子
を1回転させ順次各整流子セグメントの中心位置Q1
2,…,Qnを割出し、基準点Q0との間隔を算出し
て、それぞれ理論値との差ΔQ1,ΔQ2,…,ΔQn
求める。更に、上記理論値との差の総和(ΔQ1+ΔQ2
+…+ΔQn)を算出し、整流子セグメント数nで割
り、平均値Qx=1/n(ΔQ1+ΔQ2+…+ΔQn
を求める。そして、最初の整流子セグメント2にもど
り、仮のカッティング基準点Q0に上記平均値Qxを加
え、新たなカッティング基準点Qy=Q0+Qxを設定
する。最後に、点Qyを加工基準位置として理論値(3
60゜/n)ずつ整流子を回転させ、結線溝の加工を行
う。
【0019】実施例3.図7で示した整流子は主として
大電流用に使用される。図8に示す整流子は小電流用で
あって図7で示したライザ部11を簡単化したものでフ
ックタイプと呼ばれている。本実施例は当該フックタイ
プの整流子のフック溝を加工する方法を提供するもので
ある。図8において、14は整流子セグメントでありそ
の後端部にはフック15が形成され、このフック15に
は電機子コイル17が引っ掛けられ巻線されている。1
6はフック15間に形成されたフック溝であり、19は
モールド樹脂である。次に、本実施例のフック溝加工を
図9について説明する。まず、図9(a)(b)に示すよう
に、その後端部に整流子セグメント14及びセグメント
溝3と一体的となったフランジ部110を有する整流子
200を用意し、実施例1で説明したと同様の方法によ
りセグメント溝3内の加工基準点Pyを求める。そし
て、図9(c)に示すように上記点Pyを加工基準位置と
してこれより理論値(360゜/n;nは整流子セグメ
ント数)ずつ回転させて、幅広カッター50により幅w
のフック溝16を順次加工して行く。最後に、全フック
溝16の加工が終了すると図9(d)のように残ったフラ
ンジ片110aを前方に折り曲ることによりフック15
を形成し、図8に示すフックタイプの整流子を完成させ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、任意のセグメント溝の中心位置P0を求め、セグメ
ント溝間隔と理論値(360゜/n)との差を整流子の
全セグメント溝について求め、この平均値を最初の割出
し位置P0に加算して加工基準位置とし、理論値ずつ回
転させてセグメント溝加工を行ったので、整流子の溝切
り誤差を従来の約半分に低減することができ、品質を大
幅に向上させることができる。
【0021】請求項2の発明によれば、任意の整流子セ
グメントの中心位置Q0を求め、セグメント間隔と理論
値(360゜/n)との差を整流子の全セグメントにつ
いて求め、この平均値を最初の割出し位置Q0に加算し
て加工基準位置とし、理論値ずつ回転させて結線溝等の
加工を行ったので、溝切り誤差を従来の約半分に低減す
ることができ、品質を向上させることができる。
【0022】請求項3の発明によれば、整流子のフック
溝の加工の誤差も従来の約半分に低減でき、品質を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る整流子の溝加工方
法のフローチャート図である。
【図2】 実施例1のセグメント溝間隔の理論値とその
差を示す説明図である。
【図3】 実施例1の整流子を1回転させた時のセグメ
ント溝間隔の誤差線図である。
【図4】 同じく実施例1の整流子を1回転させた時の
セグメント溝間隔の誤差線図である。
【図5】 実施例2に係る整流子の溝加工方法のフロー
チャート図である。
【図6】 実施例2の整流子セグメント間隔の理論値と
その差を示す説明図である。
【図7】 実施例2の結線溝を有する整流子を示す正面
図および側面図を示す。
【図8】 実施例3のフックタイプの整流子を示す斜視
図である。
【図9】 実施例3のフックタイプの整流子の溝加工工
程を示す部分正面図及び側面図である。
【図10】 本発明の方法を実行する装置の一例を、模
型的に示す構成図である。
【図11】 従来の動作説明図である。
【符号の説明】
1 整流子 2 整流子セグメント 3 セグメント溝 4 光センサ 5 カッター 6 モータ 8 制御器 9 レーザ光 11 ライザ部 12 結線溝 14 整流子セグメント 15 フック 16 フック溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 13/00 - 13/14 H01R 39/00 - 39/64 H01R 43/027 - 43/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電体からなる整流子セグメントと、こ
    の整流子セグメントを相互に絶縁する絶縁物からなる整
    流子のセグメント溝を加工する方法において、(1)任意
    のセグメント溝の中心位置P0を割出し、この位置P0
    仮のカッティング基準位置とする工程と、(2)上記位置
    0と、順次隣接するセグメント溝の中心位置P1
    2,…,Pnとの間隔を算出し、理論値との差ΔP1
    ΔP2,…,ΔPnを求める工程と、(3)上記理論値との
    差の総和(ΔP1+ΔP2+…+ΔPn)を求め、整流子
    セグメント数nで割り、平均値Px=1/n(ΔP1
    ΔP2+…+ΔPn)を求める工程と、(4)仮のカッティ
    ング基準点P0に上記平均値Pxを加え、カッティング
    基準位置Py=P0+Pxを設定する工程と、(5)上記位
    置Pyを加工基準位置としてセグメント溝の加工を行う
    工程と、からなる整流子の溝加工方法。
  2. 【請求項2】 導電体からなる整流子セグメントと、こ
    の整流子セグメントを相互に絶縁する絶縁物からなる整
    流子の溝を加工する方法において、(1)任意の整流子セ
    グメントの中心位置Q0を割出し、この位置Q0を仮のカ
    ッティング基準位置とする工程と、(2)上記位置Q0と、
    隣接する整流子セグメントの中心位置Q1,Q2,…,Q
    nとの間隔を算出し、理論値との差ΔQ1,ΔQ2,…,
    ΔQnを求める工程と、(3)上記理論値との差の総和(Δ
    1+ΔQ2+…+ΔQn)を求め、整流子セグメント数
    nで割り、平均値Qx=1/n(ΔQ1+ΔQ2+…+Δ
    n)を求める工程と、(4)仮のカッティング基準点Q0
    に上記平均値Qxを加え、カッティング基準位置Qy=
    0+Qxを設定する工程と、(5)上記位置Qyを加工基
    準位置として整流子セグメントの溝加工を行う工程、か
    らなる整流子の溝加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法で求めた点Pyを加
    工基準位置として整流子のフック溝の加工を行うことを
    特徴とする整流子の溝加工方法。
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