JPH0516115U - 工具の外径測定器つきnc加工機 - Google Patents

工具の外径測定器つきnc加工機

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JPH0516115U
JPH0516115U JP6885891U JP6885891U JPH0516115U JP H0516115 U JPH0516115 U JP H0516115U JP 6885891 U JP6885891 U JP 6885891U JP 6885891 U JP6885891 U JP 6885891U JP H0516115 U JPH0516115 U JP H0516115U
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JP
Japan
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tool
machining
diameter measuring
diameter
outer diameter
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Application number
JP6885891U
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English (en)
Inventor
康寛 田中
Original Assignee
安藤電気株式会社
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Publication of JPH0516115U publication Critical patent/JPH0516115U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形加工前に工具径を測定し、加工に適した
径をもつ工具かどうかを識別するとともに、数値制御装
置で加工データを補正する。 【構成】 工具1を出し入れするポスト2が設けられる
工具台3と、ポスト2に装着された工具1を着脱する主
軸4をもつNC加工機において、工具1に光源5Aの光
を当て、工具1の影の寸法をラインイメージセンサ5B
で読み取り、ラインイメージセンサ5Bで読み取ったデ
ータを工具径測定回路5Cでサンプリングして最大値を
求め、工具1の外径を測定する外径測定器5と、工具径
測定回路5Cの出力を入力とし、加工データを補正する
数値制御装置6と備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、NC加工機で加工する際に、加工に適した径をもつ工具かどうか を識別するとともに、数値制御装置で加工データを補正するNC加工機について のものである。
【0002】
【従来の技術】
次に、従来技術による外形加工の状態を図3により説明する。図3の1は工具 、9は被加工物である。工具1は例えばエンドミルであり、被加工物9は例えば プリント板である。被加工物9の斜線部分を残して外形加工するためには、加工 面から工具径の1/2の値Dに工具1の中心が通るようにして加工する。値Dは 作業者が使用する工具径の公称値として加工データ内にプログラムされ、数値制 御装置で値Dを算出して工具径補正値とする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図3では、工具径補正値が公称値なので、工具1が摩耗した場合に加工仕上り 寸法に誤差が出る。また工具1を誤ってセットした場合にチェック手段がないの で、加工誤りの恐れがある。
【0004】 関連技術には特開昭63−306810号公報と特開昭63-2501109号公報がある。前者 はプリント基板穴明機であり、工具径検出装置でドリル径を検出し、記憶された データと不一致のときは加工を停止するか、または検出されたドリル径に対応す る加工データを読み出して加工する。前者にはドリル径の検出方法の具体的手段 が開示されていない。後者はドリル刃長、ドリル径を自動測定し、正規のドリル を選択することはできるが、測定データをもとに加工機で加工補正をすることは できない。
【0005】 この考案は加工前に工具径を測定し、加工に適した径をもつ工具かどうかを識 別するとともに、測定した工具径のデータを数値制御装置に与え、数値制御装置 で自動的に加工データを補正するNC加工機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、この考案では工具1を出し入れする1つ以上のポス ト2が設けられる工具台3と、ポスト2に装着された工具1を着脱する主軸4を もつNC加工機において、主軸4に取り付けられた工具1に光源5Aの光を当て 、主軸4を回転させ、工具1の影の寸法をラインイメージセンサ5Bで読み取り 、ラインイメージセンサ5Bで読み取ったデータを工具径測定回路5Cでサンプ リングして最大値を求めることにより工具1の外径を測定する外径測定器5と、 工具径測定回路5Cの出力を入力とし、加工データを補正する数値制御装置6と を備える。
【0007】
【作用】
次に、この考案によるNC加工機の構成を図1により説明する。図1の2はポ スト、3は工具台、4は主軸、5は外径測定器、6は数値制御装置、7AはXテ ーブル、7BはYテーブル、7CはZテーブル、8はNC加工機である。Xテー ブル7A、Yテーブル7B及びZテーブル7Cは数値制御装置6で制御され、X テーブル7AはX軸方向に移動し、Yテーブル7BはY軸方向に移動し、Zテー ブル7CはZ軸方向に移動する。主軸4はZテーブル7Cに固定され、Zテーブ ル7Cとともに移動する。工具台3はXテーブル7Aに連結され、Xテーブル7 Aとともに移動する。外径測定器5は工具台3に連結され、Xテーブル7Aとと もに移動する。
【0008】 次に、この考案による外径測定器5の構成を図2により説明する。図2の5A は光源、5Bはラインイメージセンサ、5Cは工具径測定回路、5Dは穴、5E は本体である。外径測定器5は本体5Eと工具径測定回路5Cで構成される。本 体5Eの中心部には工具1を挿入する穴5Dがあけられ、穴5Dの内面には光源 5Aとラインイメージセンサ5Bが配置される。光源5Aは図示を省略した電源 に接続され、ラインイメージセンサ5Bは工具径測定回路5Cに接続される。
【0009】 ラインイメージセンサ5Bには光源5Aからの光が投影される。主軸4は、ポ スト2から選択され取り付けられた工具1を穴5Dに降下させ、工具1を回転さ せる。図2では、工具1の影がラインイメージセンサ5Bに投影される。ライン イメージセンサ5Bの出力は工具径測定回路5Cに入力され、工具径測定回路5 Cでは、ラインイメージセンサ5Bの出力を高速でサンプリングして影の最大値 を求めることにより工具径を測定する。
【0010】 工具径測定回路5Cの出力は数値制御装置6に入力され、プログラムの手順に 従った所定の工具径の許容範囲内の工具が装着されたことを確認するととともに 数値制御装置6で測定値の1/2の値を算出し、加工データの工具径補正値とす る。数値制御装置6はデータ処理機能をもち、Xテーブル7A、Yテーブル7B 及びZテーブル7Cを制御するととともに加工データ、主軸4の回転数、Z軸送 り速度とストローク、加工送り速度、工具径許容値などの加工条件データを予め 記憶している。
【0011】 次に、図2の動作を図4のフローチャートにより説明する。図4は次の状態か らスタートする。すなわち、主軸4には工具1が装着されておらず、工具1はポ スト2に装着されており、数値制御装置6には加工データと加工条件データが予 め入力されている。
【0012】 加工作業が開始されると、ステップ11では記憶されている加工データに従い 、主軸4をポスト2の工具1の真上に移動し位置決めする。ステップ12ではZ テーブル7Cを下降させ、ステップ13では主軸4に工具1を装着する。ステッ プ14ではZテーブル7Cを上昇させ、ステップ15では主軸4を外径測定器5 の穴5Dの真上に移動させる。ステップ16ではZテーブル7Cを所定の距離だ け下降させ、図2に示すように光源5Aとラインイメージセンサ5Bの中間位置 に工具1の刃先部を置く。ステップ17では工具1の外径を測定し、ステップ1 8ではステップ17で得られたデータが数値制御装置6に入力され、予め記憶さ れた加工データと工具径許容値を照合する。
【0013】 ステップ18で照合した結果、測定された工具径が許容範囲外であれば、ステ ップ19へ進み、注意信号を出し、NC加工機は動作を停止する。ステップ18 で照合した結果、測定された工具径が許容範囲内ならステップ20へ進み、測定 工具径の1/2の値を数値制御装置6で算出し、工具径補正値とする。ステップ 21ではZテーブル7Cは主軸4が工具1を装着したまま上昇する。ステップ2 2では主軸4の回転数、Z軸送り速度とストローク、加工送り速度などを数値制 御装置6の加工条件データから呼び出した後、その加工データで外形を加工する 。
【0014】 この加工機では、被加工物9が主軸4に対し指定された位置になるように、X テーブル7AとYテーブル7Bで位置決めをする。次に、主軸4を回転状態でZ テーブル7Cにより下降させる。Xテーブル7AとYテーブル7Bを加工送り速 度で次の指定された位置に直線または円弧補間動作で移動し、外形加工される。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、加工前に工具径を測定し、加工に適した径をもつ工具かど うかを識別するので、誤った工具による加工を防ぐことができる。また、測定し た工具径のデータを数値制御装置に与え、数値制御装置で自動的に加工データを 補正するので、工具径補正を自動化することができ、工具が摩耗した場合にも加 工仕上り寸法に狂いが生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるNC加工機の構成図である。
【図2】外形測定器5の構成図である。
【図3】従来技術による外形加工の説明図である。
【図4】図2のフローチャートである。
【符号の説明】
1 工具 2 ポスト 3 工具台 4 主軸 5 外形測定器 5A 光源 5B ラインイメージセンサ 5C 工具径測定回路 6 数値制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具(1) を出し入れする1つ以上のポス
    ト(2) が設けられる工具台(3) と、ポスト(2) に装着さ
    れた工具(1) を着脱する主軸(4) をもつNC加工機にお
    いて、 主軸(4) に取り付けられた工具(1) に光源(5A)の光を当
    て、主軸(4) を回転させ、工具(1) の影の寸法をライン
    イメージセンサ(5B)で読み取り、ラインイメージセンサ
    (5B)で読み取ったデータを工具径測定回路(5C)でサンプ
    リングして最大値を求めることにより工具(1) の外径を
    測定する外径測定器(5) と、 工具径測定回路(5C)の出力を入力とし、加工データを補
    正する数値制御装置(6) とを備えることを特徴とする工
    具の外径測定器つきNC加工機。
JP6885891U 1991-08-05 1991-08-05 工具の外径測定器つきnc加工機 Pending JPH0516115U (ja)

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JP6885891U JPH0516115U (ja) 1991-08-05 1991-08-05 工具の外径測定器つきnc加工機

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JP6885891U JPH0516115U (ja) 1991-08-05 1991-08-05 工具の外径測定器つきnc加工機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0516115U true JPH0516115U (ja) 1993-03-02

Family

ID=13385792

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JP6885891U Pending JPH0516115U (ja) 1991-08-05 1991-08-05 工具の外径測定器つきnc加工機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07149401A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Suzuki Kako Kk ゴミ袋及びその製造方法
JP2009105194A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01306156A (ja) * 1988-06-03 1989-12-11 Hitachi Seiko Ltd 工具検出装置
JPH0343135A (ja) * 1989-07-11 1991-02-25 Mitsubishi Materials Corp 工作機械の工具寸法測定方法

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