JPH0619654U

JPH0619654U - ハンガー型クリップ

Info

Publication number: JPH0619654U
Application number: JP7129092U
Authority: JP
Inventors: 重夫阪本
Original assignee: 重夫阪本
Priority date: 1992-08-20
Filing date: 1992-08-20
Publication date: 1994-03-15

Abstract

(57)【要約】【目的】ハンガーと、ズボン吊りおよびスカート吊り
等の衣類吊りの両方の機能を有することにより、より多
くの衣類の収納を可能にする衣類掛けを提供する。【構成】フレーム（１）および、フレーム（２）を、
ハンガーの形にし、その央部に、底辺が棒状になるよう
に開口部（５）を設け、上方に、つまみ部（３）およ
び、つまみ部（４）を設けて、フレーム（１）および、
フレーム（２）を対向させて、バネ（７）を介して開閉
自在に結合し、上部に鉤（６）を取付けることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ハンガーの形をしたクリップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、衣類を掛けるものとしてハンガーがあった。また、吊るものとしてズボン吊りやスカート吊りがあった。そして、掛けることと、吊ることの機能を持ったものとして、ハンガーにクリップを取りつけたものがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらは次のような欠点があった。（イ）ハンガーについては、ズボンやスカート等を掛ける場合は、これらを半折りにしなくてはならなかった。このため、ズボンやスカート等のしわ、および折れ目を復元する能力が半減し、さらに半折れ部のところに、新たな折れ目ができる可能性があった。（ロ）ズボン吊り、ならびにスカート吊りについては、スーツのような上着を掛ける構造ではなかった。（ハ）ハンガーにクリップを取り付けたものについては、構成部品が多く、また製作組付工程が多くなり、コストが高くついた。またこの場合、上下一揃えのスーツ等を収納室へ入れる時に、ズボン等を吊って収納しなくてはならないが、収納室のハンガー掛けと床の間が、じゅうぶんな長さがない場合、吊ったズボン等が床につかえることになり、ズボン吊りの機能を、じゅうぶん活かすことができなく、ズボン等を半折りにして掛けなければならないが、クリップがじゃまになり、ズボン等が掛けられなくなる場合があり、別のハンガーに掛けなおす必要があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】フレーム（１）および、フレーム（２）を、ハンガーの形にし、その央部に、底辺が棒状になるように開口部（５）を設け上方に、つまみ部（３）および、つまみ部（４）を設ける。そして、フレーム（１）および、フレーム（２）を対向させて、バネ（７）を介して開閉自在に結合する。さらに、上部に鉤（６）を設ける。本考案は、以上のような構成よりなるハンガー型クリップである。

【０００５】

【作用】

ハンガーとして、スーツ等の上着を掛け、フレーム（１）とフレーム（２）により、ズボンおよびスカート等を挟み使用でき、さらに、ズボンおよびスカート等の衣類を、開口部（５）に通し、半折りにして掛けることができる。そして、鉤（６）を利用して可能な所に吊り下げる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）フレーム（１）および、フレーム（２）を、ハンガーの形にする。（ロ）フレーム（１）および、フレーム（２）の央部に、底辺が棒状になるように、開口部（５）を設ける。（ハ）フレーム（１）および、フレーム（２）の個々の上方に、つまみ部（３）および、つまみ部（４）を設ける。（ニ）フレーム（１）と、フレーム（２）を対向させて、バネ（７）を介して開閉自在に結合する。（ホ）上部に鉤（６）を設ける。本案は以上のような構造で、これを使用する時は、ハンガーとしてスーツ等の上着を掛けて使用する。また、フレーム（１）とフレーム（２）によりズボンおよびスカート等の衣類を挟み使用する。さらに、ズボンおよびスカート等の衣類を開口部（５）に通し半折りにして掛けて使用する。なお、これらの使用法は、個々に実施することもできるが、どのような組合せにおいても使用でき、さらに、全てを同時に使用することも可能である。また、フレーム（１）およびフレーム（２）の断面の形状および材質は、使用に耐えるものであれば、どのようなものでもよい。さらに、開口部（５）の形状および大きさについても底辺が棒状になるものであり、かつ、使用に耐えるものであれば、どのようなものでもよい。さらに、バネ（７）および、つまみ部（３）および、つまみ部（４）および、鉤（６）の形状および、材質および、取付け方法は、使用に耐えるものであれば、どのようなものでもよい。

【０００７】

【考案の効果】

ハンガーとしての機能と、ズボン吊りやスカート吊り等の衣類吊りの両機能が可能になる。さらに、この効果により、収納巾が小さくても多くの衣類を収納することができ、かつ、同効果を得るための従来の方法より安価に製造できて経済的である。また、衣類を半折りにして開口部に通して掛けた場合には、構造上、多少フレーム部が厚くなるので、新たな折れ目ができにくくなり、衣類を挟んだ状態ではこの効果が、より大きくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【符号の説明】

１フレーム（１）２フレーム（２）３つまみ部（３）４つまみ部（４）５開口部６鉤７バネ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）フレーム（１）および、フレーム
（２）を、ハンガーの形にする。（ロ）フレーム（１）および、フレーム（２）の央部
に、底辺が棒状になるように、開口部（５）を設ける。（ハ）フレーム（１）および、フレーム（２）の個々
の上方に、つまみ部（３）および、つまみ部（４）を設
ける。（ニ）フレーム（１）と、フレーム（２）を対向させ
て、バネ（７）を介して開閉自在に結合する。（ホ）上部に鉤（６）を設ける。以上のごとく構成されたハンガーの形をしたクリップ。