JPH06195942A - ディスクカートリッジ駆動装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ駆動装置

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JPH06195942A
JPH06195942A JP34245292A JP34245292A JPH06195942A JP H06195942 A JPH06195942 A JP H06195942A JP 34245292 A JP34245292 A JP 34245292A JP 34245292 A JP34245292 A JP 34245292A JP H06195942 A JPH06195942 A JP H06195942A
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disc
disk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立て工数がかからず軽量な昇降板を得る。 【構成】 ディスクカートリッジ駆動装置でディスク担
体を回動自在に枢着したディスクカートリッジを固定
し、スピンドルモータを上動させることでディスク担体
を回転駆動させる昇降板13及びピン等のガイド部材1
3a〜13gを合成樹脂で一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク担体がディスク
カートリッジに対し回動自在に配設され、このディスク
カートリッジを固定位置にローディングした時に、スピ
ンドルモータを保持した昇降板が上下に摺動して、ディ
スク担体を回転駆動させるディスクカートリッジ駆動装
置に係わり、特に上記昇降板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク等の記録デ
ィスクをカートリッジに収納してなるディスクカートリ
ッジを用いて、情報信号の記録及び/又は再生を行うよ
うに構成された記録及び/又は再生用のディスクカート
リッジ駆動装置は従来から種々提案されている。
【0003】この記録及び/又は再生用のディスクカー
トリッジ駆動装置は、ディスクカートリッジを所定の装
着位置に搬送するローディング機構と、この装着位置に
おいてディスクカートリッジの記録ディスクを保持する
とともに回転操作する回転駆動機構と、この回転駆動機
構に保持された記録ディスクに対し情報信号の書込み及
び/又は読出しを行うピックアップ装置とが、シャーシ
上に設けられて構成されている。
【0004】この様なローディング機構は、ディスクカ
ートリッジを保持するように構成されたカートリッジホ
ルダを、カム等を用いて移動操作するように構成されて
いる。このカートリッジホルダは、ディスクカートリッ
ジを、シャーシに平行な状態として保持し、ディスクの
主面部に沿う方向、すなわち、シャーシに平行な方向に
移動操作する。そして、記録ディスクが回転駆動機構の
直上位置となったときに、ディスクカートリッジをシャ
ーシに対して垂直な方向即ち、該シャーシに接近させる
方向に移動させる。
【0005】このように、シャーシに接近する方向に移
動操作されたディスクカートリッジの記録ディスクは、
シャーシ上に配設された回転駆動機構に保持され、この
回転駆動機構により回転操作されて、信号記録面の全面
に亘って、ピックアップ装置による情報信号の書込み及
び/又は読出しがなされる。
【0006】上述のようなカートリッジホルダを有して
構成されたディスクローディング機構を有するディスク
カートリッジ駆動装置は、このカートリッジホルダを移
動操作する機構を備える必要があるため、装置構成が複
雑であり、ディスクの位置出し及び装置の小型化が困難
である。
【0007】そこで、本願出願人は、先に、装置構成が
簡素化され、ディスク位置出し及び装置の小型化を可能
となすディスクローディング機構を有するディスクカー
トリッジ駆動装置として、カートリッジホルダを外筺体
に対して固定して配設し、このカートリッジホルダ内に
保持された記録ディスクに対して回転駆動機構を接離移
動させるように構成したものを提案した。
【0008】即ち、このディスクローディング機構を有
する記録及び/又は再生用のディスクカートリッジ駆動
装置においては、ディスクカートリッジは、主面部に沿
う方向に挿入操作されてカートリッジホルダ内に保持さ
れる。そして、このディスクローディング機構において
は、回転駆動機構となるディスクテーブル及びこのディ
スクテーブルを回転操作するスピンドルモータが、カー
トリッジホルダ内に保持されたディスクカートリッジの
ディスクに対して接近する方向に移動操作される。この
ディスクテーブルは、ディスクの中心部に当接する位置
まで移動操作されて、ディスクを保持する。そして、こ
のディスクテーブルは、スピンドルモータにより、ディ
スクとともに回転操作される。
【0009】この様な従来のディスクカートリッジ駆動
装置の全体的な分解斜視図を図4及び図5に示す。
【0010】図4及び図5でディスクカートリッジ駆動
装置1を説明する。図5に示すパネル2にはディスクカ
ートリッジ3を挿入する長方形状の挿入孔4が形成され
ている。ディスクカートリッジ3内には光磁気ディス
ク、CD、フロッピーディスク等のディスク担体5が上
下ハーフ間に回動自在に配設されている。このパネルの
後面にはゴム脚等の緩衝部材が取り付けられた左右アン
グル7L及び7Rがパネル2の主面と直交する様に左右
端に平行に固定されている。
【0011】このパネル2に形成されている挿入孔4に
ディスクカートリッジ3を矢印Dで示すように挿入する
と、この挿入孔4の背面に後述するシャーシ8に固定さ
れた図4に示すディスクカートリッジホルダ17のカー
トリッジ案内口17a内に挿入され、ディスクカートリ
ッジ3のシャッタが図示しないシャッタ開閉機構で開蓋
されてディスク担体5の一部が露呈される様に成されて
いる。
【0012】8は前板を取り去った略々箱型の形状に成
されたシャーシであり、このシャーシ8にはディスク担
体5が光磁気ディスクの場合には光ピックアップ10a
並に磁気ヘッド10bをディスク担体5の輻方向に移動
させて記録・再生を行うためのリニアモータ10、後述
するスライド板9をシャーシ8の主面に沿って前後に移
動させることで昇降板13を上下動させるスライダー駆
動部11、光ピックアップ10aの2分割された光学系
15及び16並に磁気ヘッド10b及び光ピックアップ
10aのディスク担体5の輻方向の移動を運搬時にロッ
クするロック部材12等が固定されている。勿論、前記
した様にディスクカートリッジホルダ17もシャーシ8
に固定されている。
【0013】スライダ板9は略コ字状に板材で形成さ
れ、左右脚部9L及び9Rと前端でこれら両脚を連結す
る前板9Fで構成されている。更に左右脚9L及び9R
にはスライダ孔9a及び9bが形成されて、シャーシ8
に植立した案内ピンが該スライダ孔9a及び9bに挿入
されて矢印A−A′方向にスライダ駆動部11のモータ
等で摺動される。
【0014】上記スライダ板9のA−A′方向の摺動に
応じて、後述する昇降板13が上下動して、ディスクカ
ートリッジホルダ17内に挿入されたディスクカートリ
ッジ3のディスク担体5を回転駆動或は非回転駆動状態
と成すためのカム9c乃至9fを有し、このカム9c及
び9d並に9e及び9fのカム溝に後述する昇降板13
の第1及び第2の案内ピン13a及び13b並に13c
及び13dを摺接させる様に成されている。
【0015】昇降板13は略T字状の平面を有する板材
で構成され、ディスクカートリッジ3内のディスク担体
5を回転駆動させるためのスピンドルモータ13eが中
央板部の一端に固定されている。
【0016】更にスピンドルモータ13eのスピンドル
を通り中央板部と直交する前面板と平行に第1の案内ピ
ン13a及び13bが形成され、この第1の案内ピン1
3a及び13bはシャーシ8に並設植立した案内柱8a
及び8bの並設案内柱間に上下摺動しつつ案内され、更
にスライド板9のカム9c及び9dに形成したカム溝に
挿通される。
【0017】第2の案内ピン13c及び13dは前記し
た様にスライド板9のカム9e及び9fに形成したカム
溝内に挿通される様に前面板の内方に向かって突出さ
れ、且つ第1の案内ピン13a及び13bと平行に成る
様に植設されている。
【0018】14は昇降板13の上動を制限するための
制限板であり、14aで示す透孔を通じてシャーシ8に
植立したスタッド8cに螺着されている。この制限板1
4には昇降板13を通して、下方向に案内ピン14bが
植立されている。
【0019】昇降板13の前面板上にはディスクカート
リッジ3の下ハーフに形成されディスクカートリッジ3
のX及びY軸方向の位置規制用孔3a及び3bに挿入さ
れるディスクカートリッジ案内ピン13f及び13gが
植立されていて昇降板13の上動時にディスクカートリ
ッジホルダ17中に挿入されたディスクカートリッジ3
の規制用孔3a及び3bに挿入されて位置決めが成され
る。
【0020】図4に示す、18及び19は略々長方形状
に形成された上蓋及びプリント基板でシャーシの周縁部
にスタッド20を介してビス等で固定されている。
【0021】叙上の昇降板13を拡大して、更に図6に
よって説明すると、スピンドルモータ13eは円柱状を
なすスピンドル支持部材50内に回転駆動モータ(図示
は省略する。)を内蔵して構成されている。このスピン
ドル支持部材50においては、シャーシ8と対向する側
とは反対側の円環状をなす平坦面50aが、ディスクカ
ートリッジ3内に収納されるディスク担体5を載置する
ディスク載置面となっている。そして、このスピンドル
支持部材50には、ディスク載置面50aより下がった
位置に円形の窪みとして形成される凹部51にディスク
担体5のチャッキングハブを磁気吸着力によって保持し
得るようになすためのディスク吸着用のマグネット52
が配設されている。マグネット52は、凹部51内に収
納され得るに足る大きさの円盤として形成され、そのセ
ンターにスピンドル軸53を挿通させるスピンドル軸挿
通孔を有している。なお、スピンドルモータ13eのス
ピンドル軸53は、凹部51のセンターにディスク載置
面50aよりも突出して設けられている。
【0022】そして、このスピンドルモータ13eは、
ローディング動作に伴ってディスクカートリッジ3に対
して接離方向に昇降駆動される昇降板13に取付けられ
ている。すなわち、スピンドルモータ13eは、シャー
シ8と対向するスピンドル支持部材50の下端側外周縁
部に円盤状をなすスピンドル取付部55を有し、このス
ピンドル取付部55に設けられた円形の取付け穴56に
昇降板13に設けられたスピンドル取付け穴57を一致
させてネジ等によって固定されている。
【0023】また、このスピンドルモータ13eのスピ
ンドルモータ取付部55には、スピンドル支持部材50
の中心を通る相対向する位置にそれぞれ円形状をなすス
ピンドル昇降用ガイド孔58が設けられている。かかる
スピンドル昇降用ガイド孔58には、シャーシ8に設け
られた複数(本例では3つ)のスタッド8c(図3参
照)によって所定高さ位置に支持された円環状をなすス
ピンドル高さ位置を決める制限板14のスピンドル昇降
用の案内ピン14bを挿通するようになっている。すな
わち、スピンドルモータ13eは、制限板14に設けら
れている一対のスピンドル昇降用の案内ピン14bにス
ピンドル昇降用ガイド孔58を挿通させることによっ
て、この案内ピン14bに沿って昇降自在となされてい
る。
【0024】スピンドル高さ位置決め用の制限板14
は、中央にスピンドル支持部材50を挿通させるに足る
大きさの円形状をなす、スピンドル挿通用孔62を有し
た円環状に形成されている。そして、この制限板14の
外周縁部には、シャーシ8に設けられたスタッド8cと
相対向する位置に、制限板14をスタッド8c上に固定
するための取付け用の透孔14aが設けられている。な
お、制限板14の円環状をなす下面60aは、昇降機構
によって上昇せしめられた昇降板13が当接してスピン
ドルモータ13eの高さを規制するスピンドル高さ基準
面となされている。つまり、スピンドルモータ13eが
取付けられた昇降板13が昇降機構によって上昇せしめ
られ、この昇降板13が制限板13の下面60aと接触
した位置が、スピンドルモータ13eの高さ基準位置と
なる。
【0025】昇降機構は、シャーシ8の底面に配設さ
れ、ディスクローディング機構によってカートリッジ装
着位置に保持されたディスクカートリッジ3に対して、
このディスクカートリッジ3を位置決めするカートリッ
ジ位置決め手段とディスク回転駆動機構が設けられた昇
降板13を、ディスクカートリッジ3のローディング動
作に伴って昇降駆動するスライド板9から構成されてい
る。
【0026】昇降板13は、スピンドルモータ13eが
取付けられる部分が突出した平面略T字状をなす平板と
して形成されている。この昇降板13には、スピンドル
モータ13が取付けられる部分に対応する位置に、スピ
ンドルモータ13eのスピンドル支持部材50を挿通さ
せる円形状をなすスピンドル支持部材挿通孔65が設け
られている。さらに、このスピンドル支持部材挿通孔6
5に連通するようにして、制限板14に設けられた案内
ピン14bを挿通させる長穴66が設けられている。こ
れら長穴66は、スピンドル昇降用の案内ピン14bと
相対向する位置にそれぞれ設けられている。
【0027】また、昇降板13には、スピンドルモータ
13eを昇降駆動させるための第1の昇降駆動部を構成
する第1のピン13a,13bが設けられている。これ
ら第1のピン13a,13bは、円筒状をなす胴体部6
7a,68aと、この胴体部67a,68aの先端側に
設けられ、胴体部67a,68aよりも大径とされた円
形のフランジ部67b,68bを有している。そして、
これら第1のピン13a,13bは、長穴66の両側に
シャーシ8側へ折り曲げ形成されたピン取付け部69,
70に回転可能に取付けられている。このように回転可
能に取付けられた第1のピン13a,13bは、その胴
体部67a,68aをシャーシ8の底面に所定間隔隔て
て設けられた一対の支柱8a,8b間に設けられること
により、これら支柱8a,8bにガイドされながら昇降
するようになされている。このとき、第1のピン13
a,13bには、胴体部67a,68aよりも大径とさ
れたフランジ部67b,68bが設けられているので、
昇降板13は矢印F方向のずれが規制される。
【0028】また、昇降板13には、ディスクカートリ
ッジ3に設けられるカートリッジ位置決めピン係合孔3
a,3bに係合して、このディスクカートリッジ3の水
平方向における装着位置を位置決めするカートリッジ位
置決め手段たるカートリッジ位置決めピン13f,13
gが設けられている。これらカートリッジ位置決めピン
13f,13gは、カートリッジ位置決めピン係合孔3
a,3bと相対向する位置にそれぞれ設けられ、これら
カートリッジ位置決めピン係合孔3a,3bへのスムー
ズな係合を図るためにその先端部73a,74aが円錐
状となされている。そしてさらに、このカートリッジ位
置決めピン13f,13gには、カートリッジ位置決め
ピン係合孔3a,3bの開口周縁部と接触しストッパー
として機能する円盤状のフランジ部73b,74bが設
けられている。
【0029】さらに、昇降板13には、カートリッジ位
置決めピン13f,13gを昇降駆動させるための第2
の昇降駆動部を構成する第2のピン13c,13dか設
けられている。これら第2のピン13c,13dは、カ
ートリッジ位置決めピン13f,13gに近接した位置
であって、シャーシ8側へ折り曲げ形成されたピン取付
け部77,78に回転可能に取付けられている。そして
さらに、昇降板13には、温度センサ79と、ディスク
カートリッジ3に設けられる誤消去防止部材3cの位置
を検出するライトプロテクトスイッチ80が設けられて
いる。温度センサ79は、一方のカートリッジ位置決め
ピン13gに近接する位置に設けられ、ライトプロテク
トスイッチ80は他方のカートリッジ位置決めピン13
fに近接する位置に設けられている。なお、昇降板13
には、カートリッジホルダ17に設けられる第3のイン
ジェクトプレートを回動自在に支持する支軸との干渉を
防止するための平面略矩形状をなす切欠き81が設けら
れている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成のディ
スクカートリッジ駆動装置に用いられる昇降板13は金
属プレートでスピンドルモータ13eはネジで固定され
ているためにスピンドルモータの取付作業の前にプレス
等で打ち抜かれた金属プレートの昇降板13に第1及び
第2のピン13a〜13dの装着とカートリッジ位置決
めピン13f及び13gの圧入による固着作業を行った
後にスピンドルモータ13eの取り付、制限板14の装
着並にライトプロテクトスイッチ80及び温度センサ7
9等の部品の取り付が行われていた。この部品は接着両
面テープ等で昇降板13上に貼着させて固定していた。
【0031】この為に第1及び第2のピン13a〜13
dの取付作業や、カートリッジ位置決めピン13f及び
13gの作業が増加し、煩わしい部品の取り付け作業も
行わなければならない問題があった。
【0032】本発明はこの様な第1及び第2のピン及び
カートリッジ位置決めビンの取り付け作業がいらず部品
も簡単にワンタッチで装着出来る様に構成した昇降板を
用いたディスクカートリッジ駆動装置を得ようとするも
のである。
【0033】
【発明が解決しようとする手段】本発明のディスクカー
トリッジ駆動装置はその例が図1及び図2に示されてい
る様にディスク担体5を回動自在に枢着したディスクカ
ートリッジ3を固定位置に保持する保持手段17と、デ
ィスクカートリッジ3のディスク面に対し、上下に摺動
自在に対接させると共にディスク担体5を回転駆動させ
る駆動モータ13eを載置した昇降板13とから成るデ
ィスクカートリッジ駆動装置1に於いて、昇降板13上
に設けられたスライド材13a〜13dを昇降板13と
一体に合成樹脂で形成して成るものである。
【0034】
【作用】本発明のディスクカートリッジ駆動装置に用い
る昇降板によればスピンドルモータを載置した昇降板を
合成樹脂と成し、スライド材のピンをプレートと一体に
成形したのでスピンドルモータを上下動させる負荷が少
なくなり、上下動させるための駆動力を小さくすること
が出来ると共にスライド材及びディスクカートリッジ位
置決め材をプレートに組み込む作業を省略することが出
来るものが得られる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3によ
って詳記する。尚図4乃至図6との対応部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0036】図2は図4及び図5で示したスライド板
9、リニアモータ10、スライダ駆動部11、ロック部
材12、昇降板13、制限板14並に光学系15及び1
6をシャーシ8(図では省略されている)上に組み上げ
た状態を示すものであり、ディスクカートリッジホルダ
17はシャーシ8に固定されている。
【0037】本例のディスクカートリッジ駆動装置に用
いる昇降板13はその形状は図6と同様に略々平面T字
状をなす平板を合成樹脂で成形する。この昇降板13に
は、スピンドルモータ13が取付けられる部分に対応す
る位置に、スピンドルモータ13eのスピンドル支持部
材50を挿通させる円形状をなすスピンドル支持部材挿
通孔65が設けられている。さらに、このスピンドル支
持部材65に連通するようにして、制限板14に設けら
れた案内ピン14bを挿通させる長穴66が設けられて
いる。これら長穴66は、スピンドル昇降用の案内ピン
14bと相対向する位置にそれぞれもうけられ、これら
の孔も一体形成される。
【0038】また、昇降板13には、スピンドルモータ
13eを昇降駆動させるための第1の昇降駆動部を構成
する第1のピン13a,13bが設けられている。これ
ら第1のピン13a,13bは、円筒状をなす胴体部6
7a,68aと、この胴体部67a,68aの先端側に
設けられ、胴体部67a,68aよりも大径とされた円
形のフランジ部67b,68bを有している。そして、
これら第1のピン13a,13bは、長穴66の両側側
面69a,70aに取付けられている。このように取付
けられた第1のピン13a,13bは、その胴体部67
a,68aをシャーシ8の底面に所定間隔隔てて設けら
れた一対の支柱8a,8b間に設けられることにより、
これら支柱8a,8bにガイドされながら昇降するよう
になされている。このとき、第1のピン13a,13b
には、胴体部67a,68aよりも大径とされたフラン
ジ部67b,68bが設けられているので、昇降板13
は矢印F方向のずれが規制される。勿論この第1のピン
13a及び13bもT字状の昇降板成形時に一体に形成
する。
【0039】また、昇降板13には、ディスクカートリ
ッジ3に設けられるカートリッジ位置決めピン係合孔3
a,3bに係合して、このディスクカートリッジ3の水
平方向における装着位置を位置決めするカートリッジ位
置決め手段たるカートリッジ位置決めピン13f,13
gが設けられている。これらカートリッジ位置決めピン
13f,13gは、カートリッジ位置決めピン係合孔3
a,3bと相対向する位置にそれぞれ設けられ、これら
カートリッジ位置決めピン係合孔3a,3bへのスムー
ズな係合を図るためにその先端部73a,74aが円錐
状となされている。このカートリッジ位置決めピン13
f及び13gもT字状の昇降板成形時に一体に成形され
る。
【0040】さらに、昇降板13には、カートリッジ位
置決めピン13f,13gを昇降駆動させるための第2
の昇降駆動部を構成する第2のピン13c,13dが設
けられている。これら第2のピン13c,13dは、カ
ートリッジ位置決めピン13f,13gに近接した位置
であって、T字状の昇降板13の水平端の左右内側縁7
7及び78の内方に突設されている。第1のピン13a
及び13bと同一形状と成され、この第2のピン13c
及び13dも昇降板13と一体に形成する。
【0041】更に昇降板13には温度センサ79とディ
スクカートリッジ3に設けられている誤消去防止部材3
cの位置を検出するライトプロテクトスイッチ80をワ
ンタッチで着脱自在に装着可能な例えば図1に示す様な
断面が逆L字状の保持ガイド79a,79bと80a,
80b並に平面略々矩形状の切欠き81も昇降板成形時
に同時成形される。
【0042】図1の場合はライトプロテクトスイッチ8
0並に温度センサ79を逆L字状部材で保持したが図3
に示す様に温度センサ79及びライトプロテクタ80と
略同一形状の凹部82及びクリック溝83を昇降板13
の形成時と同時に形成し、部品側に設けた突部84をク
リック溝に係合させて、部品を保持する様にしてもよ
い。
【0043】従って、本発明によって成形された昇降板
13はスピンドルモータ13eの取り付けと制限板14
並に温度センサ79とライトプロテクトスイッチ80の
装着のみで昇降板13のサブアッセンブルを完全させる
ことが出来る。
【0044】更に本例の昇降板13によればスピンドル
モータをのせたプレートがモールドになることにより軽
くなるため、スピンドルモータを上下動させるための負
荷が少なくなり、いままでより軽いバネで動かすことが
できる様になり、ディスクカートリッジの位置決め手段
及びスピンドルモータを上下に動かすときのガイドの取
り付け作業や加工が一体成形により不要となり組立の手
間を省くことが出来る。
【0045】
【発明の効果】本発明のディスクカートリッジによれば
スピンドルモータを載置した昇降板を合成樹脂と成し、
スライダ材のピンを昇降板と一体に成形したのでスピン
ドルモータを上下動させる負荷が少なくなり、上下動さ
せるための駆動力を小さくすることが出来ると共にスラ
イダ材及びディスクカートリッジ位置決め材をプレート
に組み込む作業を省略することが出来るものが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクカートリッジ駆動装置に用い
る昇降板の組立斜視図である。
【図2】本発明のディスクカートリッジ駆動装置の組立
斜視図である。
【図3】本発明のディスク駆動装置に用いる昇降板の他
の組立斜視図である。
【図4】従来のディスクカートリッジ駆動装置の分解斜
視図(その1)である。
【図5】従来のディスクカートリッジ駆動装置の分解斜
視図(その2)である。
【図6】従来のディスクカートリッジ駆動装置に用いる
昇降板の組立斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ駆動装置 8 シャーシ 9 スライド板 13 昇降板 13a,13b 第1のピン 13c,13d 第2のピン 13f,13g カートリッジ位置決めピン 13e スピンドルモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク担体を回動自在に枢着したディ
    スクカートリッジを固定位置に保持する保持手段と、上
    記ディスクカートリッジのディスク面に対し、上下に摺
    動自在に対接させると共に該ディスク担体を回転駆動さ
    せる駆動モータを載置した昇降板とから成るディスクカ
    ートリッジ駆動装置に於いて、 上記昇降板上に設けられたスライド材を該昇降板と一体
    に合成樹脂で形成して成ることを特徴とするディスクカ
    ートリッジ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降板には上記ディスクカートリッ
    ジのX又はY軸方向の位置を規制するガイドピンが設け
    られ、該ガイドピンが該昇降板と合成樹脂で一体形成し
    てなることを特徴とする請求項1記載のディスクカート
    リッジ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降板上に載置固定される温度セン
    サ等の部品取付部を該昇降板成形時に一体形成してなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のディスク
    カートリッジ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100392023B1 (ko) * 1994-08-11 2003-11-01 소니 가부시끼 가이샤 디스크구동장치

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