JPH06195886A - 情報信号記録再生装置 - Google Patents

情報信号記録再生装置

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Publication number
JPH06195886A
JPH06195886A JP4346905A JP34690592A JPH06195886A JP H06195886 A JPH06195886 A JP H06195886A JP 4346905 A JP4346905 A JP 4346905A JP 34690592 A JP34690592 A JP 34690592A JP H06195886 A JPH06195886 A JP H06195886A
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JP
Japan
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recording
data
signal
track
recorded
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JP4346905A
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Inventor
Kenji Shimoda
乾二 下田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エラーの伝播を大きくすることなくシャフリン
グと同様の効果を得る。 【構成】書込み信号発生回路34はメモリ32にフレーム単
位で記録信号を書込む。読出し信号発生回路35はフレー
ム単位でメモリ32からの読出しを制御することにより、
記録領域の所定の位置に記録信号を集中して記録させる
と共に、空き領域が例えばフレーム単位でシフトするよ
うに、読出し開始位置を変化させる。これにより、プラ
スアジマス又はマイナスアジマスの一方の記録トラック
に画面の全領域の符号化データが記録されることにな
り、シャフリングと同様の効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、可変長データを補間に
よってエラー修正するようにした情報信号記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DAT(ディジタルオーディオテ
ープ)及びディジタルVTR(ビデオテープレコーダ)
等が商品化されている。これらの情報記録再生装置にお
いてはデータに誤り訂正符号を付加してビット誤りを訂
正するようになっている。この誤り訂正符号は、誤りが
無相関に不連続に発生するランダムエラーに対して高い
訂正能力を有する。しかし、テープの欠陥、傷又は同期
はずれ等によって連続的に誤り(バーストエラー)が発
生すると、部分的に集中してデータが失われることか
ら、誤り訂正符号による誤り訂正は極めて困難となる。
【0003】そこで、インターリーブが採用されてい
る。インターリーブは1組みのデータをテープ上に連続
して記録せずに、分離して記録する方法である。そうす
ると、テープ上に連続して発生しているバーストエラー
は、デインターリーブ処理によって、複数個の小さなラ
ンダムエラーに変換される。これにより、誤り訂正符号
による誤り訂正が容易となる。
【0004】更に、DAT等においては、誤り訂正符号
による誤り訂正能力を越えるエラーを補間等によって修
整するために、データを分離して記録するシャフリング
を採用している。図7はこのシャフリングを説明するた
めの説明図である。図中、+,−は夫々プラスアジマス
及びマイナスアジマスを示している。
【0005】DATでは2ヘッドによるアジマス記録を
採用しており、ドラムの1回転で2トラックを形成す
る。DATにおいては右チャンネル(RCH),左チャン
ネル(LCH)のデータを夫々偶数データと奇数データと
に分離し、一方のトラックにLCHの偶数データとRCHの
奇数データとを記録し、他方のトラックにRCHの偶数デ
ータとLCHの奇数データとを記録する。すなわち、誤り
訂正符号は1トラックで完結しているのに対し、データ
の配列を2トラック単位で入れ替えてシャフリングを2
トラックで完結させている。
【0006】これにより、一方のヘッドが再生不能とな
った場合であっても、他方のヘッドからの隣接トラック
の再生データを用いた平均値補間によって、データの修
整が可能である。また、誤り訂正符号は1トラック毎に
独立しているので、各トラックのデータは個々に訂正可
能である。このようなシャフリングは可変速再生等の特
殊再生時も有効であり、2つのヘッドのうちいずれか一
方のヘッドによってデータが再生されれば、平均値補間
によって再生音を出力することができる。
【0007】図8は放送用ディジタルVTRのD−2フ
ォーマットにおけるビデオデータのシャフリング記録を
説明するための説明図である。
【0008】図8(c)に示すように、回転ドラム1に
は180度対向して同一アジマスのヘッドA,A′を配
設し、ヘッドA,A′に夫々隣接して対向する同一アジ
マスのヘッドB,B′を配設する。1フィールド分のビ
デオデータは例えば6トラックに記録する。すなわち、
回転ドラムの1.5回転で1フィールドのデータが記録
される。1フィールドのサンプル数は水平768×垂直
255である。1フィールドのデータを画面の垂直方向
に3分割してセグメント0,1,2とする。各セグメン
ト0,1,2を夫々2トラックに記録することになる。
【0009】この場合には、図8(a),(b)に示す
ように、各セグメント0,1,2の各画素位置のデータ
単位(サンプル単位)でシャフリングを行う。セグメン
ト0において符号“0”を割当てたデータは図8(b)
のトラックT1 に記録し、符号“1”を割当てたデータ
はトラックT2 に記録する。セグメント1の“0”を割
当てたデータはトラックT3 に記録し、“1”を割当て
たデータはトラックT4 に記録する。同様に、セグメン
ト2の“0”を割当てたデータはトラックT5に記録
し、“1”を割当てたデータはトラックT6 に記録す
る。
【0010】このように、画面上隣接するサンプルはペ
アヘッドA,B又はペアヘッドA′,B′によって異な
るトラックに分散して記録する。このシャフリングアル
ゴリズムによって、テープ上に発生するバースト状の訂
正不能誤りは、画面上では分散したランダムエラーに変
換される。このシャフリング記録において、ヘッドA,
Bのいずれか一方のヘッドによる再生が不能となるもの
とする。この場合、隣接するトラックのデータは画面上
の隣接する画素のデータであり、隣接トラックの再生デ
ータを用いて補間を行うことにより、画像を復元するこ
とができる。また、1組のペアヘッドA,Bが再生不能
となった場合でも、他方のペアヘッドA′,B′で再生
可能である。
【0011】図9はこのようなシャフリング記録が可能
な従来の情報信号記録再生装置を示すブロック図であ
る。また、図10は記録データを説明するための説明図
である。
【0012】入力映像信号はシャフリング回路6に与え
る。シャフリング回路6は入力データの配列を変換し
て、図8(a),(b)に示すデータ配列に変換する。
シャフリング回路6の出力は外符号付加回路7及び内符
号付加回路8に与えて、外符号(Q符号)及び内符号
(P符号)を付加して多重回路9に出力する。同期・I
D発生回路10は、同期信号及びID信号を作成して多重
回路9に出力する。多重回路9はQ,P符号から成る積
符号が付加された映像信号に同期信号及びID信号を付
加して1P系列(1シンク系列)の信号を変調回路11に
与える。変調回路11は多重回路9の出力をテープ、ヘッ
ド及びトランス系等に基づく特有の記録再生特性に合わ
せるための変調を行い、記録アンプ12を介してヘッド13
に与える。ヘッド13は磁気テープ14をトレースして記録
を行う。
【0013】磁気テープ14の1トラックに記録する信号
の符号構成(映像信号のみ)は図10(c)に示すもの
である。外符号付加回路7及び内符号付加回路8は例え
ばリードソロモン(R−S)符号を用いており、これら
の回路によって二重に誤り訂正符号を付加した積符号を
構成する。なお、内符号よる訂正系列をP系列といい、
外符号による訂正系列をQ系列という。
【0014】図10(a)に示すように、1P系列は1
シンク(同期)系列と一致する。すなわち、1シンク系
列は、再生信号の同期化処理を行うために付加する同期
信号(シンク)、フレームNo(番号)及びトラックN
o(番号)等の情報を含むID信号、記録すべき情報信
号(データ)並びにこのデータに対して計算して付加す
るエラー訂正用のパリティ符号である内符号によって構
成する。
【0015】この内符号(P)系列を複数系列(l個の
シンク)集めて、図10(b)に示すように、Q符号を
付加する系列群(R−S積符号)を構成する。Q符号は
この系列群の縦方向のデータ群に対して計算を行って求
めたパリティ符号である。
【0016】このR−S積符号を複数個集めて1トラッ
クの符号列を構成する(図10(c))。磁気テープ14
への記録は、No.1シンク系列の同期信号、ID信
号、データ、パリティ符号の順で行い、次いで、NO.
2シンク系列の同期信号,ID信号,…の順に行う。以
後同様にして、NO.mシンク系列まで記録を行って1
トラック分の記録を終了する。
【0017】一方、再生時には、記録時と逆のプロセス
を行う。すなわち、磁気テープ14からビデオヘッド15が
再生した再生信号は、再生アンプ16において増幅した後
復調回路17で元の信号列に戻して同期・TBC回路18に
与える。同期・TBC回路18は再生信号から同期信号を
検出して同期化すると共に、再生クロックを抽出して信
号処理の時間軸を安定化させる。なお、通常、記録及び
再生用として共用のヘッドを用いることが多い。
【0018】同期・TBC回路18の出力は内符号訂正回
路19に与え、内符号訂正回路19は記録再生で生じたエラ
ーを内符号を用いてエラー訂正する。内符号訂正回路19
は主としてランダムエラーを訂正し、バーストエラー及
び内符号訂正回路19が訂正しきれなかったエラーについ
ては外符号訂正回路20が外符号を用いてエラー訂正す
る。エラー訂正された再生信号はデシャフリング回路21
に供給し、デシャフリング回路21は、再生信号の時系列
を元に戻して映像信号を復元して出力する。
【0019】ところで、D−2VTR及びDAT等にお
いては、図9のように、信号を圧縮することなく記録を
行っている。ところが、近年、画像の圧縮処理が標準化
されてきており、例えば、動画用のMPEG方式ではD
CT(離散コサイン変換)処理を用いた高能率符号化を
採用している。この高能率符号化では、画像の所定ブロ
ック単位でDCT処理を行っている。従って、磁気テー
プ14への記録もブロック単位であり、図10にてNd−
2,Nd−1,Nd,Nd+1,… は映像信号が圧縮
(符号化)データ群の場合を示している。このとき図8
のように画素単位のシャフリングを行うことはできな
い。また、方式によっては、輝度と色差のサンプリング
周波数の相違から輝度信号のブロックと色差信号のブロ
ックとの大きさが異なり、圧縮処理の単位を複数のブロ
ックによって構成したマクロブロック単位で行ってい
る。従って、符号化されたブロック単位でシャフリング
を行うと、マクロブロックが途切れ途切れに記録される
ことになり、しかも符号化されたブロックのデータは可
変長であることから、ブロック単位で不連続となること
によりエラー発生時のエラー伝播が大きくなってしま
う。このため、ブロック単位でシャフリングする場合で
あっても、シャフリングを符号化前に行わなければなら
ず、既に圧縮された信号が伝送されてくる場合にはシャ
フリング不能である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の情報信号記録再生装置においては、高能率符号化
された信号を画素単位でシャフリングすることはでき
ず、また、エラー伝播が大きくなることから、ブロック
単位のシャフリングは符号化前に行わなければならない
という問題点があった。
【0021】本発明は、高能率符号化された信号であっ
てもエラー伝播を抑制してシャフリングと同等の効果を
得ることができる情報信号記録再生装置を提供すること
を目的とする。
【0022】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報信号記
録再生装置は、所定の記録レートに基づく領域を有する
記録媒体に該領域単位で記録信号を記録する記録手段
と、前記記録レートよりも小さい伝送レートで伝送され
た前記記録信号が与えられ、この記録信号の時系列を変
化させることなく前記記録媒体の領域の一部に前記記録
信号を集中させると共に前記領域の記録信号が記録され
ない空き領域を所定の記録単位毎にシフトさせるように
前記記録信号の転送を制御して前記記録手段に与える転
送制御手段とを具備したものである。
【0023】
【作用】本発明において、記録信号は記録レートよりも
小さい伝送レートで伝送されてくる。すなわち、記録媒
体の単位時間当たりの記録容量に対して記録信号のデー
タ量が小さく、記録媒体の記録レートに基づく領域に記
録を行わない空き領域を発生させることができる。転送
制御手段は記録信号の時系列を変化させることなく、記
録単位毎に空き領域がシフトするように記録信号を集中
させて記録手段に与える。これにより、例えば、磁気テ
ープの記録トラックに異なるアジマス角の2つのヘッド
によって記録行う場合において、隣接するトラックに記
録する記録信号の組みが記録単位毎に変化し、いずれか
一方のアジマス角のヘッドのみの再生信号から他方のア
ジマス角のヘッドの再生信号の修整を可能にする。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る情報信号記録再生装置
のデータ転送制御回路の一実施例を示すブロック図であ
る。
【0025】図1のデータ転送制御回路は図9のシャフ
リング回路に相当する。入力端子31には高能率符号化さ
れた記録信号を入力する。なお、図示しない前段の高能
率符号化回路によって符号化された高能率符号化信号を
入力する場合の外に、伝送された受信信号が既に高能率
符号化された信号であることもある。この記録信号はメ
モリ32に与える。一方、入力端子32にはメモリ32に対す
る書込み及び読出しの基準となるフレームパルスを入力
する。フレームパルスは1/2分周器33、書込み信号発
生回路34及び読出し信号発生回路35に与える。
【0026】書込み信号発生回路34はフレームパルスの
タイミングで記録信号をメモリ32に書込むための書込み
信号を発生してメモリ32に与える。1/2分周器33はフ
レームパルスを1/2分周して1/2フレームパルスを
発生して読出し信号発生回路35のスタートパルス作成回
路36に与える。スタートパルス作成回路36はフレームパ
ルスのタイミング又は1/2フレームパルスの立下がり
から時間T(例えば1トラックの記録時間に相当する時
間)後のタイミングで発生するスタートパルスを作成し
てメモリ制御信号発生回路37に出力する。メモリ制御信
号発生回路37はスタートパルス作成回路36からのスター
トパルスのタイミングでメモリ32の読出しを制御するた
めの読出し信号、メモリ32のアクティブ化のための(C
D)信号及びメモリ32のアドレス信号を発生してメモリ
32に与える。
【0027】図2はメモリ32の具体的な構成を示すブロ
ック図である。
【0028】メモリ32は2つのメモリ32a,32bによっ
て構成している。記録信号はスイッチ38を介してメモリ
32a,32bに与え、メモリ32a,32bから読出した信号
はスイッチ39を介して出力するようになっている。スイ
ッチ38,39は相互に連動して動作し、スイッチ38が端子
aを選択している場合にはスイッチ39は端子bを選択
し、スイッチ38が端子bを選択している場合にはスイッ
チ39は端子aを選択する。これにより、メモリ32に対す
る書込み及び読出しを同時に行うようになっている。メ
モリ32a,32bは書込み信号発生回路34からの書込み信
号によって、記録信号を入力順に書込むと共に、読出し
信号発生回路35からの読出し信号によって、スタートパ
ルスのタイミングで入力順に信号を読出して出力するよ
うになっている。
【0029】次に、このように構成された実施例の動作
について図3のタイミングチャート及び図4の説明図を
参照して説明する。図3(イ)は入力フレームパルスを
示し、図3(ロ)は入力データを示し、図3(ハ)は入
力データ群を示し、図3(ニ)は1/2フレームパルス
を示し、図3(ホ)はスタートパルスを示し、図3
(ヘ)は読み出されたメモリ出力を示している。また、
図4は磁気テープのトラック上の記録パターンを説明す
るものであり、図4(a)はデータ転送制御をしない場
合の記録パターンを示し、図4(b)はデータ転送制御
後の記録パターンを示し、図4(c)は記録データと画
面の位置との対応を示している。なお、図4において
+,−は夫々プラスアジマス及びマイナスアジマスを示
している。
【0030】入力端子31を介して入力する記録信号は高
能率符号化されている。この高能率符号化信号を複数マ
クロブロックから成る所定単位(例えば、パケット単位
又はフレーム単位等)(以下、記録単位という)毎に4
トラックに記録するものとする。また、各記録単位は4
トラックの記録容量に対して75%以下のデータ量であ
るものとする。いま、記録単位毎にデータを3分割して
添え字A,B,Cによって示し、第1番目の記録単位を
データ群1A ,1B ,1C で表わし、同様に、第n番目
の記録単位をデータ群nA ,nB ,nC で表すと、記録
信号の入力時系列はデータ群1A ,1B ,1C ,2A ,
2B ,2C ,…の順で示すことができる。記録単位をフ
レーム単位であるものとすると、図4(c)に示すよう
に、データ群1A ,2A ,…は例えば画面の上部に対応
し、データ群1B ,2B ,…は例えば画面の中央部に対
応し、データ群1C ,2C ,…は例えば画面の下部に対
応する。
【0031】このような記録信号を、図1に示すデータ
転送制御回路を介することなく、例えば図10のフォー
マットに応じて信号処理して磁気テープ上に記録する
と、磁気テープ上には図4(a)に示す記録トラックが
形成される。すなわち、各4トラックのうち最初の3ト
ラックにデータ群1A ,1B ,1C ,データ群2A ,2
B ,2C ,データ群3A ,…が記録され、残りの1トラ
ックは空きトラックとなる。ここで、例えばマイナスヘ
ッドによる再生が不可能になると、データ群1A,1C
,2A ,2C ,…のみが再生され、データ群1B ,2B
,…の再生データは得られない。また、プラスヘッド
による再生が不可能になると、データ群1A,1C ,2A
,2C ,…の再生データは得られない。
【0032】そこで、本実施例のデータ転送制御回路に
おいては、データの読出しタイミングを変化させて、図
4(b)に示す記録トラックを形成する。すなわち、メ
モリ32の書込み及び読出しを夫々書込み信号発生回路34
及び読出し信号発生回路35によって制御する。書込み信
号発生回路34は端子32を介して入力されるフレームパル
ス(図3(イ))のタイミングで、入力データ(図3
(ロ),(ハ))を順次メモリ32に格納させる。例え
ば、フレームパルスP1 ,P2 (図3(イ))間にデー
タ群1A ,1B ,1C を書込み、フレームパルスP2 ,
P3 間にデータ群2A ,2B ,2C を書込む。なお、図
3(ハ)は記録レートよりも小さい転送レートで連続的
に伝送される入力データ群を示し、図3(ロ)は記録レ
ートと同一のクロックによって伝送する例であり、伝送
レートが早いことから斜線部に示すようにバースト的に
なる。
【0033】1/2分周器33はフレームパルスを1/2
分周して、図3(ニ)に示す1/2フレームパルスを発
生してスタートパルス作成回路36に与える。スタートパ
ルス作成回路36はフレームパルスも入力され、図3
(ホ)に示すように、1/2フレームパルスの立上がり
エッジタイミング及び立下がりエッジから記録レートの
1トラック分に対応する時間Tだけ遅延したタイミング
でスタートパルスを発生してメモリ制御信号発生回路37
に出力する。メモリ制御信号発生回路37はスタートパル
スのタイミングで読出しを開始する。例えば、メモリ制
御信号発生回路37は、図3(ホ),(ヘ)に示すよう
に、スタートパルスS1 によって、メモリ32からデータ
群1A ,1B ,1C を読出し、これらのデータ群の読出
しが終了して時間2T後に発生するスタートパルスS2
によってデータ群2A ,2B ,2C を読出す。更に、メ
モリ制御信号発生回路37はこれらのデータ群の読出し終
了直後に発生するスタートパルスS3 によって次のデー
タ群3A ,3B ,3C を読出し、次いで、読出し終了か
ら時間2T後のスタートパルスS4 によってデータ群4
A,4B ,4C を読出す。以後同様にして、メモリ32か
らは2フレーム分の6つのデータ群を連続して読出し、
2つのデータ群の記録時間に相当する時間後に次のデー
タを読出す。
【0034】メモリ32からの記録データはエラー訂正符
号、同期信号及びID信号を付加した後記録変調し、図
示しないプラスアジマス及びマイナスアジマスのヘッド
によって磁気テープに記録する。各データ群1A ,1B
,…を夫々1トラックに記録することにより、図4
(b)に示すように、各フレーム毎に記録トラックがシ
フトした記録が行われる。すなわち、斜線部に示すよう
に、第1フレームについては第4番目のトラックを空き
にし、第2フレームは第1番目のトラックを空きにし、
第3フレームは第4番目のトラックを空きにする。以後
同様にして空きトラック位置をシフトさせる。
【0035】これにより、第1フレームのデータ群1A
,1B ,1C は夫々プラスアジマス(+)、マイナス
アジマス(−)及びプラスアジマス(+)のヘッドで記
録される。また、第2フレームにおいては、データ群2
A ,2B ,2C は夫々マイナスアジマス(−)、プラス
アジマス(+)及びマイナスアジマス(−)のヘッドで
記録される(図4(b)参照)。
【0036】一方、再生時には、磁気テープの記録デー
タをプラスアジマス及びマイナスアジマスのヘッドによ
って再生する。再生データは復調処理、同期・TBC処
理及びエラー訂正処理等を行って出力する。
【0037】ここで、マイナスアジマスヘッドによる再
生が不可能となるものとすると、データ群1A ,1C ,
2B ,3A ,3C ,4B ,…のデータが再生される。ま
た、プラスアジマスヘッドによる再生が不可能となった
場合には、データ群1B ,2A ,2C ,…のデータが再
生される。連続したフレームの画像は相関を有してお
り、画面の同一領域の符号化データの符号量は連続した
フレーム相互間で略等しく、データの区切れ位置のずれ
は隣接フレーム相互間では小さいことから、異なるフレ
ームのデータ群を用いても画像を再現することができ
る。すなわち、片方のヘッドからの再生データによっ
て、時間的には異なるが1画面の全領域の符号化データ
が得られることになり、画面を再現することができる。
なお、2倍速再生時等のように、特定のアジマストラッ
クだけをトレースする場合でも、異なるフレームではあ
るが画面の全ての部分を再生可能である。
【0038】このように、本実施例においては、空きト
ラック位置をシフトさせることにより、一方のヘッドに
よって画面の全領域のデータを再生することができ、シ
ャフリングと同様の効果を得ている。この場合には、デ
ータ群の時系列を変化させていないので、シャフリング
する場合と異なり、エラーの伝播が大きくなることはな
い。
【0039】図5は本発明の他の実施例の記録パターン
を説明するための説明図である。
【0040】本実施例はメモリ32の読出しタイミングが
図1の実施例と異なるのみであり、図1の回路と同一の
回路によって構成することができる。本実施例は所定の
記録単位(例えば1フレーム)のデータを4トラックに
記録すると共に、記録単位の符号量が4トラックの記憶
容量の7/8以下であるものとする。記録単位を7分割
して、図1の実施例と同様に、データ群1A ,1B ,1
C ,1D ,1E ,1F,1G ,2A ,…で示す。入力デ
ータの時系列はデータ群1A ,1B ,1C ,1D ,1E
,1F ,1G ,2A ,…の順であり、この時系列のま
ま単純にテープ上に記録すると、図5(a)に示すよう
に、4トラックのうちの最後のトラックの上半分は空き
となる。
【0041】このデータ群をデータ転送制御回路によっ
て、図5(b)に示すように再配置して記録する。すな
わち、第1フレームのデータ群1A 乃至1G を連続して
記録し、第4トラックの上半分を空きとする。次に、第
2フレームでは最初の第5トラックの下半分を空きと
し、以後、データ群2A 乃至2G を連続して記録する。
同様に、奇数フレームは最後のトラックの上半分を空き
にし、偶数フレームは最初のトラックの下半分を空きに
する。
【0042】この場合には、プラスアジマスヘッドのみ
による再生データは、1A ,1B ,1E ,1F ,2A ,
2D ,2E ,3A ,3B ,…となり、マイナスアジマス
ヘッドのみによる再生データは、1C ,1D ,1G ,2
B ,2C ,2F ,2G ,3C,…となり、一方のヘッド
のみでも画面の略全域が再生される。なお、プラスアジ
マスヘッドのみの再生では、1C ,2C ,…,1G ,2
G ,…の部分は再生されず、また、マイナスヘッドのみ
の再生では、1A ,2A ,…,1E ,2E ,…の部分は
再生されないが、高速再生時にはこれらの部分を特殊再
生用のヘッドを用いて再生することにより再生率を向上
させることができる。
【0043】このように、図5(b)では1フレーム毎
に交互に記録開始位置をシフトさせることにより、シャ
フリングと同様の効果を得ている。
【0044】更に、図5(c)に示すようにデータの記
録位置を変化させることによって、画面の全領域を再現
可能である。すなわち、図5(c)においては、2フレ
ーム単位でデータ群を連続させ、次の2フレームのデー
タ群との間に2トラックの空きトラックを設けている。
【0045】この場合には、プラスアジマスヘッドのみ
の再生データは、データ群1A ,1B ,1E ,1F ,2
B ,2C ,2F ,2G ,3C ,3D ,…で、マイナスア
ジマスヘッドのみの再生データは、データ群1C ,1D
,1G ,2A ,2D ,2E ,3A ,3B ,3E ,3F
,…であり、一方のヘッドのみによって、画面の全領
域の符号化データを再生可能である。
【0046】このように、本実施例においても、記録デ
ータの時系列を変化させることなく、シャフリングと同
様の効果を得ることができる。
【0047】なお、本実施例では、説明の便宜上、デー
タ群を7つに分割してトラックの中央で分離して説明し
たが、実際には、この部分でデータが途切れたり、確実
に分割されているわけではない。
【0048】図6は本発明の他の実施例の記録パターン
を説明するための説明図である。
【0049】本実施例も図1の回路と同一の回路によっ
て構成可能であり、メモリ32の読出しタイミングが図1
の実施例と異なるのみである。本実施例はトラックの直
線性の影響を考慮して、図6(a)の記録データ(図4
(a)と同一データ)をトラックの上下端を空きとして
記録する例(図6(b))に適用したものである。すな
わち、図6(c)に示すように、フレーム毎に記録開始
位置を変化させて空きトラックをシフトさせると共に、
トラックの上下端を空きとする。なお、空きの幅は、当
然記録するデータ量に依存して決定する。
【0050】本実施例においては、図1の実施例と同様
の効果を得ることができると共に、直線性の影響も低減
することができるという利点を有する。
【0051】ところで、従来一般的には、記録トラック
に記録の空きができないように、記録テープ速度(トラ
ックピッチ)及び記録波長(記録信号レート)等を変更
していた。すなわち、ハードウェアの仕様を変更する
か、各仕様に応じた複数のモードを有する構成となって
おり、ハードウェアが複雑であった。これに対し、上記
各実施例では、テープ速度及び記録波長等を同一仕様に
して、記録の空きを有効に利用してシャフリングと同様
の効果を得ており、同一のハードウェアで各種信号に対
応することから、極めて有効である。
【0052】なお、上記各実施例においては、記録を行
わない部分は空きとしたが、記録を行ったデータ群を繰
返し記録してもよく、また、予め所定パターンのデータ
を記録しておいてもよい。
【0053】更に、上記各実施例においては、メモリの
読出しを制御することによりデータの記録位置を変更し
たが、メモリに対する書込みを制御するようにした場合
でも同一の効果が得られることは明らかである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
能率符号化された信号であってもエラー伝播を抑制して
シャフリングと同等の効果を得ることができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報信号記録再生装置のデータ転
送制御回路の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1中のメモリの具体的な構成を示すブロック
図。
【図3】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート。
【図4】実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】本発明の他の実施例の記録パターンを説明する
ための説明図。
【図6】本発明の他の実施例の記録パターンを説明する
ための説明図。
【図7】シャフリングを説明するための説明図。
【図8】ディジタルVTRにおけるビデオデータのシャ
フリング記録を説明するための説明図。
【図9】シャフリング記録が可能な従来の情報信号記録
再生装置を示すブロック図。
【図10】図9の装置の記録データを説明するための説
明図。
【符号の説明】
32…メモリ、34…書込み信号発生回路、35…読出し信号
発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の記録レートに基づく領域を有する
    記録媒体に該領域単位で記録信号を記録する記録手段
    と、 前記記録レートよりも小さい伝送レートで伝送された前
    記記録信号が与えられ、この記録信号の時系列を変化さ
    せることなく前記記録媒体の領域の一部に前記記録信号
    を集中させると共に前記領域の記録信号が記録されない
    空き領域を所定の記録単位毎にシフトさせるように前記
    記録信号の転送を制御して前記記録手段に与える転送制
    御手段とを具備したことを特徴とする情報信号記録再生
    装置。
JP4346905A 1992-12-25 1992-12-25 情報信号記録再生装置 Pending JPH06195886A (ja)

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