JPH0619583Y2 - 織機のヘルドフレーム - Google Patents
織機のヘルドフレームInfo
- Publication number
- JPH0619583Y2 JPH0619583Y2 JP1988056079U JP5607988U JPH0619583Y2 JP H0619583 Y2 JPH0619583 Y2 JP H0619583Y2 JP 1988056079 U JP1988056079 U JP 1988056079U JP 5607988 U JP5607988 U JP 5607988U JP H0619583 Y2 JPH0619583 Y2 JP H0619583Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heald
- stay
- connecting portion
- bar
- fitting groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03C—SHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
- D03C9/00—Healds; Heald frames
- D03C9/06—Heald frames
- D03C9/0666—Connection of frame parts
- D03C9/0675—Corner connections between horizontal rods and side stays
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は上下のキャリヤロッド間寸法を調節するための
手段を改良した織機のヘルドフレームに関するものであ
る。
手段を改良した織機のヘルドフレームに関するものであ
る。
〔従来の技術〕 ヘルドフレームは、左右のサイドステーと、左右両端部
がこのサイドステーに結合される上下のヘルドバーと、
このヘルドバーにロッド支持具を介して支持される上下
のキャリヤロッドとによって構成され、上下のキャリヤ
ロッド間に、経糸が通される多数のヘルドが張架され
る。
がこのサイドステーに結合される上下のヘルドバーと、
このヘルドバーにロッド支持具を介して支持される上下
のキャリヤロッドとによって構成され、上下のキャリヤ
ロッド間に、経糸が通される多数のヘルドが張架され
る。
ヘルドは、上下両端部にロッド挿通孔を有し、このロッ
ド挿通孔に上下のキャリヤロッドが挿通される。この場
合、開口運動時にヘルドに過大な張力が作用しないよう
に、ロッド挿通孔に対するキャリヤロッドの挿通部分
（以下、ロッド挿通部分という）に予め適度の遊びが設
けられる。
ド挿通孔に上下のキャリヤロッドが挿通される。この場
合、開口運動時にヘルドに過大な張力が作用しないよう
に、ロッド挿通孔に対するキャリヤロッドの挿通部分
（以下、ロッド挿通部分という）に予め適度の遊びが設
けられる。
ところが、とくに最近の織機の高速化に伴い、ロッド挿
通部分の摩耗が激しくなり、早期にロッド挿通孔が広が
ってヘルドの遊びが過大となる事態が起こっていた。こ
うなると、製織動作に支障を来たし、織物の品質が低下
するとともに、加速度的に遊びが拡大してヘルド寿命が
縮まり、ヘルドの交換を頻繁に行なわなければならな
い。
通部分の摩耗が激しくなり、早期にロッド挿通孔が広が
ってヘルドの遊びが過大となる事態が起こっていた。こ
うなると、製織動作に支障を来たし、織物の品質が低下
するとともに、加速度的に遊びが拡大してヘルド寿命が
縮まり、ヘルドの交換を頻繁に行なわなければならな
い。
従来、この点の対策として、適時、上部キャリヤロッド
を支持する多数のロッド支持具（ミドルフックまたはミ
ドルフックハンガー）を短尺のものに取替えることによ
り、上部キャリヤロッドを上方に移動させてキャリヤロ
ッド間寸法を大きくし、これによりヘルドの遊びを調節
するようにしている。
を支持する多数のロッド支持具（ミドルフックまたはミ
ドルフックハンガー）を短尺のものに取替えることによ
り、上部キャリヤロッドを上方に移動させてキャリヤロ
ッド間寸法を大きくし、これによりヘルドの遊びを調節
するようにしている。
しかし、このような多数の部品の取替えによる遊び調節
手段によると、取替えに手間がかかり、調節作業の能率
が悪いとともに、微調節が困難であった。そこで本考案
は、ヘルドの遊びを簡単、迅速に調節でき、また微調節
が可能な織機のヘルドフレームを提供するものである。
手段によると、取替えに手間がかかり、調節作業の能率
が悪いとともに、微調節が困難であった。そこで本考案
は、ヘルドの遊びを簡単、迅速に調節でき、また微調節
が可能な織機のヘルドフレームを提供するものである。
本考案は、左右のサイドステーと、上下少なくとも一方
のヘルドバーとの結合部分において、ヘルドバーに、サ
イドステー側に突出するステー結合部が設けられる一
方、サイドステーに上下方向の嵌合溝が設けられ、上記
ヘルドバーのステー結合部がこの嵌合溝に上下スライド
可能に嵌合され、かつ、このステー結合部を嵌合溝内に
おいて上下位置調節する位置調節手段を具備してなるも
のである。
のヘルドバーとの結合部分において、ヘルドバーに、サ
イドステー側に突出するステー結合部が設けられる一
方、サイドステーに上下方向の嵌合溝が設けられ、上記
ヘルドバーのステー結合部がこの嵌合溝に上下スライド
可能に嵌合され、かつ、このステー結合部を嵌合溝内に
おいて上下位置調節する位置調節手段を具備してなるも
のである。
この構成により、ヘルドバーのステー結合部をサイドス
テーの嵌合溝内において上下に位置調節でき、これによ
りヘルドバーを上下位置調節して上下のキャリヤロッド
間寸法、すなわちヘルドの遊びを簡単、迅速に調節する
ことができる。また、ステー結合部をスライドさせてヘ
ルドバーを無段連続的に調節しうるため、微調節が可能
となる。
テーの嵌合溝内において上下に位置調節でき、これによ
りヘルドバーを上下位置調節して上下のキャリヤロッド
間寸法、すなわちヘルドの遊びを簡単、迅速に調節する
ことができる。また、ステー結合部をスライドさせてヘ
ルドバーを無段連続的に調節しうるため、微調節が可能
となる。
本考案の実施例を図によって説明する。
第１図において、Ａ，Ａは左右のサイドステー、Ｂ１，
Ｂ２はこの両サイドステーＡ，Ａ間に取付けられた上下
のヘルドバーで、この上下のヘルドバーＢ１，Ｂ２にそ
れぞれ上下のキャリヤロッドＣ１，Ｃ２がロッド支持
具、すなわちミドルフックＤ…およびミドルフックハン
ガーＥ…を介して支持され、この上下のキャリヤロッド
Ｃ１，Ｃ２間に多数のヘルド１…が張架される。
Ｂ２はこの両サイドステーＡ，Ａ間に取付けられた上下
のヘルドバーで、この上下のヘルドバーＢ１，Ｂ２にそ
れぞれ上下のキャリヤロッドＣ１，Ｃ２がロッド支持
具、すなわちミドルフックＤ…およびミドルフックハン
ガーＥ…を介して支持され、この上下のキャリヤロッド
Ｃ１，Ｃ２間に多数のヘルド１…が張架される。
上下のヘルドバーＢ１，Ｂ２のうち、下部ヘルドバーＢ
２は、サイドステーＡ，Ａに対して左右両端部が固定さ
れ、上部ヘルドバーＢ１は左右両端部がサイドステー
Ａ，Ａに対して上下位置調節自在に取付けられている。
このサイドステーＡ，Ａに対する上部ヘルドバーＢ１の
取付構造を第２図以降によって説明する。なお、この取
付構造は左右全く同じであるため、第２図以降には左側
のみを示している。
２は、サイドステーＡ，Ａに対して左右両端部が固定さ
れ、上部ヘルドバーＢ１は左右両端部がサイドステー
Ａ，Ａに対して上下位置調節自在に取付けられている。
このサイドステーＡ，Ａに対する上部ヘルドバーＢ１の
取付構造を第２図以降によって説明する。なお、この取
付構造は左右全く同じであるため、第２図以降には左側
のみを示している。
サイドステーＡは、上端部が他より細幅に形成されたサ
イドステー本体２と、この本体２の上端部に取付けられ
たカバー部材３とによって構成されている。カバー部材
３は、断面コ字形に形成され、その側壁が本体２の側面
と隙間を置いて対向する状態で本体２に係合されてねじ
固定され、このサイドステー本体２とカバー部材３との
間に上下に長い空洞状の嵌合溝４が形成されている。な
お、５…はカバー部材３を本体２に固定するためのね
じ、２１はこの両者をカバー部材３の中間部でねじ固定
するために本体２に設けられた凸部である。
イドステー本体２と、この本体２の上端部に取付けられ
たカバー部材３とによって構成されている。カバー部材
３は、断面コ字形に形成され、その側壁が本体２の側面
と隙間を置いて対向する状態で本体２に係合されてねじ
固定され、このサイドステー本体２とカバー部材３との
間に上下に長い空洞状の嵌合溝４が形成されている。な
お、５…はカバー部材３を本体２に固定するためのね
じ、２１はこの両者をカバー部材３の中間部でねじ固定
するために本体２に設けられた凸部である。
カバー部材３には、上端部に上部壁３１が設けられ、こ
の上部壁３１に上下方向に貫通するねじ挿通孔３２が設
けられている。また、カバー部材３の側壁には、上部に
横方向に貫通するロックねじ孔３３、このロックねじ孔
３３の下方に上下に長い長孔３４がそれぞれ設けられて
いる。
の上部壁３１に上下方向に貫通するねじ挿通孔３２が設
けられている。また、カバー部材３の側壁には、上部に
横方向に貫通するロックねじ孔３３、このロックねじ孔
３３の下方に上下に長い長孔３４がそれぞれ設けられて
いる。
一方、上部ヘルドバーＢ１には、サイドステーＡに結合
される端部に連結板６が取付けられている。この連結板
６は、バー結合部６１と、このバー結合部６１より上下
に長いステー結合部６２とから成り、ステー結合部６２
がサイドステーＡの嵌合溝４に嵌合する状態で、バー結
合部６１がカバー部材３の長孔３４からステー外に導出
されてヘルドバー端部内に嵌入固定されている。６３，
６３はこの連結板固定用のピンである。
される端部に連結板６が取付けられている。この連結板
６は、バー結合部６１と、このバー結合部６１より上下
に長いステー結合部６２とから成り、ステー結合部６２
がサイドステーＡの嵌合溝４に嵌合する状態で、バー結
合部６１がカバー部材３の長孔３４からステー外に導出
されてヘルドバー端部内に嵌入固定されている。６３，
６３はこの連結板固定用のピンである。
連結板６のステー結合部６２は、その上端面とカバー部
材３の上部壁３１との間に隙間Ｓが残される状態で嵌合
溝４に嵌合され、この隙間Ｓの範囲で嵌合溝４内を上下
にスライドしうるようになっている。この連結板６の上
端面には、カバー部材３のねじ挿通孔３２の下方に連通
する上下方向のねじ孔６４が設けられ、調節ねじ７がね
じ挿通孔３２を介してこのねじ孔６４に螺合されてい
る。調節ねじ７は、頭部７１がねじ挿通孔３２上部の座
ぐり部３２ａに沈み込む状態で、この頭部７１が、カバ
ー部材３に取付けられたＬ字形の押え板３５に押え固定
されている。
材３の上部壁３１との間に隙間Ｓが残される状態で嵌合
溝４に嵌合され、この隙間Ｓの範囲で嵌合溝４内を上下
にスライドしうるようになっている。この連結板６の上
端面には、カバー部材３のねじ挿通孔３２の下方に連通
する上下方向のねじ孔６４が設けられ、調節ねじ７がね
じ挿通孔３２を介してこのねじ孔６４に螺合されてい
る。調節ねじ７は、頭部７１がねじ挿通孔３２上部の座
ぐり部３２ａに沈み込む状態で、この頭部７１が、カバ
ー部材３に取付けられたＬ字形の押え板３５に押え固定
されている。
こうして、調節ねじ７が上下に位置固定され、この調節
ねじ７の回転操作により、連結板６のステー結合部６２
が嵌合溝４内で上下移動し、これにより上部ヘルドバー
Ｂ１が上下位置調節されるようになっている。なお、調
節ねじ７の頭部７１には回転操作穴７２が設けられてい
る。
ねじ７の回転操作により、連結板６のステー結合部６２
が嵌合溝４内で上下移動し、これにより上部ヘルドバー
Ｂ１が上下位置調節されるようになっている。なお、調
節ねじ７の頭部７１には回転操作穴７２が設けられてい
る。
また、連結板６のステー結合部６２の上端部には当て板
６５が固着され、カバー部材３のロックねじ孔３３に螺
挿されたロックねじ８の先端がこの当て板６５に圧接し
てステー結合部６２、すなわち上部ヘルドバーＢ１が調
節位置にロックされる。
６５が固着され、カバー部材３のロックねじ孔３３に螺
挿されたロックねじ８の先端がこの当て板６５に圧接し
てステー結合部６２、すなわち上部ヘルドバーＢ１が調
節位置にロックされる。
なお、上部キャリヤロッドＣ１は、上部ヘルドバーＢ１
に対し、中間部がミドルフックＤ…およびミドルフック
ハンガーＥで支持されるほか、左右両端部がロッド保持
具Ｆで支持される。また、第２図において、１１はヘル
ド１の上端部に設けられたロッド挿通孔で、上部キャリ
ヤロッドＣ１がこのロッド挿通孔１１に対し、製織運転
中にヘルド１に過大な張力が作用せず、またヘルド１の
上下振動が過大とならないように上下方向に適度の遊び
（通常は１．０〜１．５mm）をもって挿通される。この
ような遊びはヘルド下端部の下部キャリヤロッドＣ２の
挿通部分にも設けられる。
に対し、中間部がミドルフックＤ…およびミドルフック
ハンガーＥで支持されるほか、左右両端部がロッド保持
具Ｆで支持される。また、第２図において、１１はヘル
ド１の上端部に設けられたロッド挿通孔で、上部キャリ
ヤロッドＣ１がこのロッド挿通孔１１に対し、製織運転
中にヘルド１に過大な張力が作用せず、またヘルド１の
上下振動が過大とならないように上下方向に適度の遊び
（通常は１．０〜１．５mm）をもって挿通される。この
ような遊びはヘルド下端部の下部キャリヤロッドＣ２の
挿通部分にも設けられる。
上記構成において、製織運転中、ヘルドのロッド挿通部
分の摩耗によってヘルド１の遊びが過大となった場合に
は、上部ヘルドバーＢ１と左右のサイドステーＡ，Ａの
結合部分において、それぞれロックねじ８をゆるめ、調
節ねじ７を締め込み操作することにより、連結板６のス
テー結合部６２を嵌合溝４内で上方移動させる。これに
より、上部ヘルドバーＢ１およびこれに支持された上部
キャリヤロッドＣ１を引上げて、上下のキャリヤロッド
Ｃ１，Ｃ２間寸法を調節（拡大）し、ヘルド１の遊びを
適度の寸法に調節することができる。この調節後、ロッ
クねじ８を締め込んで上部ヘルドバーＢ１を調節位置に
固定する。
分の摩耗によってヘルド１の遊びが過大となった場合に
は、上部ヘルドバーＢ１と左右のサイドステーＡ，Ａの
結合部分において、それぞれロックねじ８をゆるめ、調
節ねじ７を締め込み操作することにより、連結板６のス
テー結合部６２を嵌合溝４内で上方移動させる。これに
より、上部ヘルドバーＢ１およびこれに支持された上部
キャリヤロッドＣ１を引上げて、上下のキャリヤロッド
Ｃ１，Ｃ２間寸法を調節（拡大）し、ヘルド１の遊びを
適度の寸法に調節することができる。この調節後、ロッ
クねじ８を締め込んで上部ヘルドバーＢ１を調節位置に
固定する。
このように、上部ヘルドバーＢ１の上下位置を調節して
ヘルドの遊びを調節するため、全ヘルド１…の遊び調節
を一括して行なうことができる。しかも、この遊び調節
は、上部ヘルドバー両側での操作のみによって簡単に行
なうことができる。従って、従来の多数のロッド支持具
の取替えによる遊び調節の場合と比較して、遊び調節作
業を迅速に能率良く行なうことができる。また、連結板
６のステー結合部６２をサイドステーＡの嵌合溝４内で
スライドさせて無段連続的に調節できるため、従来困難
であった微調節が可能となり、適度の遊びを確実に保持
することができる。
ヘルドの遊びを調節するため、全ヘルド１…の遊び調節
を一括して行なうことができる。しかも、この遊び調節
は、上部ヘルドバー両側での操作のみによって簡単に行
なうことができる。従って、従来の多数のロッド支持具
の取替えによる遊び調節の場合と比較して、遊び調節作
業を迅速に能率良く行なうことができる。また、連結板
６のステー結合部６２をサイドステーＡの嵌合溝４内で
スライドさせて無段連続的に調節できるため、従来困難
であった微調節が可能となり、適度の遊びを確実に保持
することができる。
一方、この実施例においては、連結板６のステー結合部
６２が上下スライド可能に嵌合されるサイドステーＡの
嵌合溝４を、サイドステー本体２と、これに係合固定し
たカバー部材３とによて構成したから、たとえばサイド
ステーそのものに溝加工を施す場合と比較して、嵌合溝
の加工および組立が容易となる。また、調節ねじ７によ
って上部ヘルドバーＢ１を位置調節するため、この位置
調節のための構成が簡単で、コストが安くてすむととも
に、調節操作が簡単となる。
６２が上下スライド可能に嵌合されるサイドステーＡの
嵌合溝４を、サイドステー本体２と、これに係合固定し
たカバー部材３とによて構成したから、たとえばサイド
ステーそのものに溝加工を施す場合と比較して、嵌合溝
の加工および組立が容易となる。また、調節ねじ７によ
って上部ヘルドバーＢ１を位置調節するため、この位置
調節のための構成が簡単で、コストが安くてすむととも
に、調節操作が簡単となる。
他の実施例 （Ｉ）位置調節手段として、上記実施例におけるステー
結合部６２のねじ孔６４をそのまま下方に延長させ、調
節ねじ７をこのねじ孔６４に螺挿させて下端をサイドス
テー本体２の凸部２１の上面に当接させてもよい。こう
すれば、調節ねじ７とステー結合部６２のねじ結合長さ
が長くなるため、サイドステーＡと上部ヘルドバーＢ１
の結合強度が高くなる。
結合部６２のねじ孔６４をそのまま下方に延長させ、調
節ねじ７をこのねじ孔６４に螺挿させて下端をサイドス
テー本体２の凸部２１の上面に当接させてもよい。こう
すれば、調節ねじ７とステー結合部６２のねじ結合長さ
が長くなるため、サイドステーＡと上部ヘルドバーＢ１
の結合強度が高くなる。
（II）サイドステーＡの嵌合溝４を、サイドステーその
ものに蟻溝状に形成し、これに蟻柄状に形成したヘルド
バー側のステー結合部を嵌合させるようにしてもよい。
ものに蟻溝状に形成し、これに蟻柄状に形成したヘルド
バー側のステー結合部を嵌合させるようにしてもよい。
（III）上記実施例では上部ヘルドバーＢ１を位置調節
する場合を例にとって説明したが、下部ヘルドバー
Ｂ２、または上部および下部両ヘルドバーＢ１，Ｂ２の
双方を位置調節可能に構成してもよい。
する場合を例にとって説明したが、下部ヘルドバー
Ｂ２、または上部および下部両ヘルドバーＢ１，Ｂ２の
双方を位置調節可能に構成してもよい。
上記のように本考案によるときは、ヘルドバーのステー
結合部をサイドステーの嵌合溝に上下スライド可能に嵌
合させ、位置調節手段によりこのステー結合部を嵌合溝
内で上下スライドさせてヘルドバーを上下位置調節し、
これにより上下のキャリヤロッド間寸法を調節してヘル
ドの遊びを適度に調節する構成としたから、従来の多数
のロッド支持具を取替える方式と比較して、この遊び調
節作業を簡単、迅速に能率良く行なうことができるとと
もに、従来困難であった微調節が可能となる。
結合部をサイドステーの嵌合溝に上下スライド可能に嵌
合させ、位置調節手段によりこのステー結合部を嵌合溝
内で上下スライドさせてヘルドバーを上下位置調節し、
これにより上下のキャリヤロッド間寸法を調節してヘル
ドの遊びを適度に調節する構成としたから、従来の多数
のロッド支持具を取替える方式と比較して、この遊び調
節作業を簡単、迅速に能率良く行なうことができるとと
もに、従来困難であった微調節が可能となる。
第１図は本考案の実施例にかかるヘルドフレームの全体
正面図、第２図は同一部拡大断面図、第３図は同分解斜
視図、第４図は第２図IV-IV線断面図である。 Ａ，Ａ……左右のサイドステー、Ｂ１，Ｂ２……上下の
ヘルドバー、Ｃ１，Ｃ２……上下のキャリヤロッド、１
……ヘルド、２……サイドステー本体、３……カバー部
材、４……嵌合溝、６……ヘルドバーの連結板、６２…
…同連結板のステー結合部、６４……同ステー結合部の
ねじ孔、７……調節ねじ、３５……同調節ねじを上下に
位置固定するための押え板。
正面図、第２図は同一部拡大断面図、第３図は同分解斜
視図、第４図は第２図IV-IV線断面図である。 Ａ，Ａ……左右のサイドステー、Ｂ１，Ｂ２……上下の
ヘルドバー、Ｃ１，Ｃ２……上下のキャリヤロッド、１
……ヘルド、２……サイドステー本体、３……カバー部
材、４……嵌合溝、６……ヘルドバーの連結板、６２…
…同連結板のステー結合部、６４……同ステー結合部の
ねじ孔、７……調節ねじ、３５……同調節ねじを上下に
位置固定するための押え板。
Claims (1)
- 【請求項１】左右のサイドステーと、上下少なくとも一
方のヘルドバーとの結合部分において、ヘルドバーに、
サイドステー側に突出するステー結合部が設けられる一
方、サイドステーに上下方向の嵌合溝が設けられ、上記
ヘルドバーのステー結合部がこの嵌合溝に上下スライド
可能に嵌合され、かつ、このステー結合部を嵌合溝内に
おいて上下位置調節する位置調節手段を具備してなるこ
とを特徴とする織機のヘルドフレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988056079U JPH0619583Y2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 織機のヘルドフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988056079U JPH0619583Y2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 織機のヘルドフレーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01161278U JPH01161278U (ja) | 1989-11-09 |
| JPH0619583Y2 true JPH0619583Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31281965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988056079U Expired - Lifetime JPH0619583Y2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 織機のヘルドフレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619583Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0748701Y2 (ja) * | 1989-01-27 | 1995-11-08 | 津田駒工業株式会社 | ヘルドフレームにおけるヘルドプレイ量調節構造 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP1988056079U patent/JPH0619583Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01161278U (ja) | 1989-11-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0619583Y2 (ja) | 織機のヘルドフレーム | |
| US5005607A (en) | Heald frame for looms | |
| US2708455A (en) | Loom harness | |
| CN215906334U (zh) | 织机 | |
| JPH0342336B2 (ja) | ||
| US4452282A (en) | System for mounting harness frames in a weaving loom | |
| US4259995A (en) | Harness for looms | |
| US4658864A (en) | Detachable center brace apparatus for loom harness | |
| JPH0634379Y2 (ja) | 織機のヘルドフレーム装着装置 | |
| US4635685A (en) | Detachable bifurcated center brace loom harness | |
| US5787935A (en) | Device for removably attaching heddle support bars on a weaving loom shaft | |
| US4460022A (en) | Warp stop motion with control bar | |
| JP2781249B2 (ja) | 各種刺繍枠の取付け装置を備えた刺繍機 | |
| US3081799A (en) | Loom sword | |
| CN218880217U (zh) | 固定剑杆织机假边绞边器 | |
| JPH0616956Y2 (ja) | 織機における綜絖枠案内装置 | |
| US4385576A (en) | Presser foot and shank design (snap-on) | |
| JP2500968Y2 (ja) | 織機の織前位置調整装置 | |
| CN221254839U (zh) | 一种无极可调的剪刀座安装结构 | |
| JPH072628Y2 (ja) | 織機における綜絖枠案内装置 | |
| JPH0748701Y2 (ja) | ヘルドフレームにおけるヘルドプレイ量調節構造 | |
| JPH0556082U (ja) | ジグザグミシン | |
| US4458615A (en) | Support structure for a sewing machine convertible bed extension | |
| KR870003850Y1 (ko) | 횡편기의 캠 상하 조절장치 | |
| JPH11123294A (ja) | ミシンにおける布縫い合わせ段部の縫製用押え金具 |